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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト久しぶりの東山動植物園 パート2アジアゾウ@東山植物園アミメキリン@東山植物園ダチョウ@東山植物園シマウマ@東山植物園ロバ@東山植物園症例報告ケアマネからの紹介である。物忘れ、易興奮、物とられ妄想、被害妄想を呈していた。頭部CT:1.l頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:1、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:14/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。独居のため1日1回処方とした。前医の意見書で要支援2、デイサービス2回、ヘルパー週1回を利用していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、プロルベインDR2Capを勧めた。1か月後、本人は来院せず、内服拒否のため全く内服できていなかった。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。被害妄想にセレネース0.375mgを開始した。フェルガードおよびプロルベインDRは希望されなかった。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:15.5/30(+1.5)、近時記憶1/6(+-)と軽度改善、内服率が上がると物とられ妄想および被害妄想が改善するが、内服率が下がると酷くなっていた。区分変更を指示して要介護1として、デイサービス3回、ヘルパー週1回、家族週1回の際に直接内服させるように指示した。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+1.5)、近時記憶2/6(+1)と軽度改善、内服率が上がるにつれて物とられおよび被害妄想も改善してきた。知り合いからの紹介である。既往歴:鬱状態/パニック障害、精神科 1.ベルソムラ15mg 2.デパス1mg 3.加味帰脾湯 4.メイラックス2mg。物忘れ、易興奮、妄想、昼間傾眠、夜間不眠、鬱状態、食欲低下、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮先端部軽度、4.海馬萎縮なし、5.脳梗塞なし。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:3、自閉症スペクトラム(ADHD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:25/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下/前頭葉症状にフェルガード100M4錠を勧めた。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+4)、近時記憶6/6(+3)と中等度改善、上記周辺症状はすべて改善した。名古屋フォレストクリニックからの紹介である。既往歴:神経内科 1.アリセプト2.5mg 2.リボトリール0.25mg。名古屋フォレストクリニック 1.抑肝散5g 2.フェルガード100M粒4錠 3.グルタチオン600mg/シチコリン2000mg。物忘れ、幻視、夜間大声、夜間せん妄、薬物過敏を呈していた。頭部CT: 1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.脳梗塞なし。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:0、レビー小体型認知症(DLB)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:22/30(+8)、近時記憶5/6(+3)と著名改善していた。グルタチオン600mg/シチコリン2000mg点滴後、複視が出現した。アリセプトで幻視が酷くなり自己中止されており、認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を継承した。両下肢浮腫のため一時中止されていた抑肝散5gを再開した。REM睡眠行動障害にリボトリール0.125mgを継承、夜間不眠にベンザリン2.5mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+2)、近時記憶6/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。鬱状態にジェイゾロフト25mgを開始した。前回、複視が出現/歩行安定したため、シチコリン1000mgのみとした。ケアマネからの紹介である。既往歴:心筋梗塞、循環器内科 1.コンプラビン(バイアスピリン100/プラビックス75mg) 2.ネキシウム 3.アーチスト 4.リバロ 5.コバシル 6.ロトリガ。物忘れ、易興奮、暴言、物とられ妄想、介護拒否、デイサービスへの周徊、帰宅願望、昼間傾眠、食欲低下、電話頻回、後追い、甘い物好き、腕組みを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.右>左前頭葉萎縮中等度、3.右>左側頭葉萎縮中等度、4.右>左海馬萎縮中等度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:0、ピックスコア:5、前頭側頭型認知症(ピック病)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:12/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。前頭葉症状にコントミン12.5mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR2Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:改訂長谷川式:14/30(+2)、近時記憶3/6(+3)と軽度改善、易興奮および周徊以外上記周辺症状はすべて改善した。プロルベインDRは希望されなかった。インターネット検索で来院された。既往歴:神経内科 1.レミニール8mg 2.リスパダール1mgなど。物忘れ、幻聴、夜間せん妄、嚥下困難、帰宅願望、易転倒、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮中等度、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、左頭頂葉脳梗塞、6.その他 左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:2、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:11/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。認知機能低下にレミニール8mg/リスパダール1mg中止、8日目からリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:12.5/30(+1.5)、近時記憶4/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。65歳以上の運転免許保持者に1年1回の認知症検査を義務づけるべき平成28年10月28日、神奈川県で高齢者が運転する車に轢かれて通学中の小学生が死亡するという痛ましい事故が起きました。ニュースによれば、死亡事故を起こした87歳の男性は認知症を患っており、24時間以上車の運転を続けていたということも分かってきています。総務省が10月18日発表した人口推計によると、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が10月15日時点で前年から0・6ポイント増の27・3%、65歳以上人口は73万人増の3461万人、一方で総人口は18万人減の1億2693万人でした。一般的に65歳以上になると無料で特定健診を受けることが出来ます。厚生労働省が平成25年度の特定健康診査・特定保健指導の実施率は47.6%、その内、60歳以上が40%であると報告していますから約20%の高齢者が特定健康診査(特定健診)を受けていることになります。特定健診の中に、改定長谷川式簡易知能検査や時計描画テストなどの認知症検査を入れることで認知症の早期発見および治療を実現すべきです。運転免許証保持者が認知症と診断された場合は、認知症専門医による精密検査を受けることを義務づけます。一定期間内に専門医に受診なければ市町村が運転免許証を失効させる手続きをとるシステムを作るのです。ただし、高齢者の特定健診に認知症検査を義務づけると、特定健診の実施率が下がる危険性もあります。65歳以上の運転免許保持者に、運転免許証更新時に認知症検査を義務づければ安心でしょうか。更新時の認知症検査が義務づけられたとしても、70歳以下のゴールド免許証は有効期限5年、71歳のゴールド免許証は有効期限4年、72歳以上のゴールド免許証は有効期限3年となっているため、有効期限内に認知症を発症した場合は、すり抜けてしまいます。65歳以上の運転免許保持者は、1年に1回、誕生日前1か月以内にに認知症検査を受ける義務を設けます。警察署、市町村役場、オンライン、スマートホンなどでコンピューター画面を通して認知症検査を受け、コンピューター診断により認知症と仮診断された場合は、1か月以内の認知症専門医受診を義務づけます。認知症専門医による確定診断を経て、運転免許失効すべきかどうかを最終決定します。65歳になったらこんな面倒なことが待っているのかと腹が立つかも知れません。しかし、認知症高齢者の無謀運転でこれ以上命を落とす人が出てほしくないという気持ちは万人が共通の思いでしょう。筆者は認知症高齢者による事故死を防ぐには、65歳以上の運転免許保持者に1年1回の認知症検査を義務づけるべき時代に突入したのではないかと感じています。
Oct 30, 2016

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト久しぶりの東山動植物園カワセミ@東山植物園ホトトギス@東山植物園フジバカマ@東山植物園マーガレット@東山植物園オジギソウ@東山植物園キンモクセイ@東山動物園症例報告知り合いからの紹介である。既往歴:内科 1.リバスタッチパッチ9mg 2.ディオバン80mg 3.アテレック10mgなど。物忘れ、易転倒、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:11.5/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ9mgを継承、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR2Capを勧め、ディオバン80mg維持/アテレック10mgから5mgへ減量した。易転倒にドパコール50mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+4.5)、近時記憶4/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて改善した。プロルベインDRを希望されず、フェルガード100M継続も希望されなかった。施設からの紹介である。既往歴:内科 1.マイスリー5mg 2.デパス0.5mg 3.アリセプト3mgで暴言/妄想のため中止 4.メマリー5mgで夜間せん妄のため中止 5.レニベース2.5mgなど。物忘れ、幻視、悪夢、妄想、暴言、昼間傾眠、夜間不眠、夜間せん妄(叫び)、鬱状態、不安、生真面目、薬物過敏、高度難聴を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.左>右海馬萎縮中等度、5.境界領域梗塞、6.その他 左ピック切痕、左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:7、ピックスコア:6、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7/9、改訂長谷川式:16/30、近時記憶4/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン夕4mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR2Capを勧めた。幻視に抑肝散2.5g/アスパラK1.2gを開始した。夜間不眠にマイスリー5mgからベンザリン2.5mgへ変更、デパス0.5mg継承した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:12/30(-4)、近時記憶2/6(-2)と中等度悪化、上記周辺症状はすべて消失した。「認知症になったら真っ先に読む本」を読んで来院された。既往歴:老年内科 1.リバスタッチパッチ18mgで興奮したため自己判断で9mgに減量 2.抑肝散(自己判断中止)。物忘れ、暴言、易興奮、昼間傾眠、易転倒、小刻み歩行、左>右歯車様固縮、病識欠如、アパシーを呈していた。頭部CT: 1.頭頂葉萎縮なし、2.右>左前頭葉萎縮軽度、3.右>左側頭葉萎縮軽度、4.右>左海馬萎縮軽度、5.脳梗塞なし、6.その他 右>左大脳半球萎縮。以上から、レビースコア:4.5、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:19.5/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ9mgから4.5mgへ減量、フェルガード100M粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:18/30(-1.5)、近時記憶5/6(+-)と軽度低下、いらいら偶に以外上記周辺症状はすべて消失した。ケアマネからの紹介である。物忘れ、悪夢、夜間大声、暴言、暴力、被害妄想、振戦、歯車様固縮、語義失語、甘い物好き、生真面目、振戦、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.左>右側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球/小脳歯状核石灰化、左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:6、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:19/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝2mg夕3mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR4Capを勧めた。被害妄想にセレネース0.2mgを開始した。内服拒否のため、ウインタミン/セレネース/フェルガード100Mを食事または水分に混ぜて摂取させるよう主介護者に指示した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+2)、近時記憶3/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。知り合いからの紹介である。物忘れ、暴言、易興奮、昼間傾眠、夜間不眠、徘徊、嚥下困難、生真面目、甘い物好きを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.右>左前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉縮軽度、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:2、ピックスコア:5、前頭側頭型認知症(ピック病)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:18/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:17.5/30(-0.5)、近時記憶3/6(-2)と軽度悪化、上記周辺症状はすべて消失した。特発性基底核石灰化症(IBGC)、最新の治療法は?筆者は、2年前に“CT上、大脳基底核に石灰化がある”50名についての論文を認知症治療研究会の学会雑誌に発表しました。「ドクターイワタの認知症ブログ」の中では、“特発性基底核石灰化症(IBGC)”のことを“石灰化を伴うびまん性神経線維変化病(DTNC)類似疾患”と表現しています。過去の論文を読むと臨床学的にはIBGCとDTNCは同一疾患と考えられます。しかし、DTNCと確定診断するには病理学検査が必須です。言い換えれば、病理学者しかDTNCと表現できないのです。ですから、臨床家である筆者は、臨床的診断として“DTNC類似疾患”と表現しているのです。特発性基底核石灰化症(IBGC)は、75%が前頭側頭葉変性症(FTLD)、50%がレビー小体型認知症(DLB)、10%がアルツハイマー型認知症(ATD)(混合型認知症(MIX)を含む)を呈すること、そして、25%がレビー小体型認知症(DLB)と前頭側頭葉変性症(FTLD)の複合型であるレビー・ピック複合(LPC)の症状を呈していることが分かりました。以上から、“特発性基底核石灰化症(IBGC)はアルツハイマー型認知症でない確率が90%である”と言えるのです。特発性基底核石灰化症(IBGC)は、前頭側頭葉変性症(FTLD)が主症状の場合でも、レビー小体型認知症(DLB)の症状も少し含まれます。 逆に、レビー小体型認知症(DLB)が主症状の場合でも、前頭側頭葉変性症(FTLD)の症状も少し含まれます。筆者は“特発性基底核石灰化症(IBGC)は前頭側頭葉変性症(FTLD)とレビー小体型認知症(DLB)の各症状のつまみ食い”と説明しています。特発性基底核石灰化症(IBGC)は高齢化するとレビー・ピック複合(LPC)となることがわかっています。特発性基底核石灰化症(IBGC)の診断は、頭部CTが必須です。臨床的に認知機能低下を伴い、大脳基底核の最内側にある淡蒼球に石灰化を認めれば、確定診断となります。症例によっては、小脳歯状核にも石灰化を認めます。石灰化の大きさは、点状石灰化(直径数mm)から斑状石灰化(直径1-2cm)まで様々です。点状石灰化はDLBに多く、斑状石灰化はFTLDに多いことがわかっています。両側性石灰化のことが多いのですが、片側性石灰化の場合もあります。片側性石灰化はFTLDに多いことがわかっています。特発性基底核石灰化症(IBGC)の治療は、臨床症状に合わせて行うことが基本です。臨床症状がDLBに類似している場合は、リバスタッチパッチ2.25mgから開始します。DLBに類似していても臨床症状にFTLDの要素も含まれているため、リバスタッチパッチの極少量から開始します。幻視があれば抑肝散2.5-5g、パーキンソン病様症状(パーキンソニズム)にはドパコール極少量投与25-50mgから開始します。一方、臨床症状がFTLDに類似している場合は、ウインタミン4mg(夕)-10mg(朝4mg夕6mg)から開始します。パーキンソン病様症状が出現する可能性があるからです。健康食品であるフェルガード類は、前者後者の場合に関わらず興奮性の少ないフェルガード100M(粒4錠または2包)から開始します。特発性基底核石灰化症(IBGC)、すなわち、認知症機能低下および基底核石灰化を共に認めた場合は、治療薬を出来るだけ少量から開始して、臨床症状の変化を注意深く観察して行くことが大切です。
Oct 23, 2016

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイトハロウィーンの季節ですハロウィーン@土岐プレミアムアウトレットハロウィーン@土岐プレミアムアウトレット筆者は外来でも往診でも白衣を着ない。ユニホームは2年前に購入したTimberlandの赤のチェックシャツ。同じシャツが7枚。Timberlandで新しい赤のチェックシャツ4枚購入。3枚オーダー。症例報告ケアマネからの紹介である。物忘れ、幻視、幻聴、被害妄想、暴言、易興奮、帰宅願望、介護抵抗、昼間傾眠、夜間不眠、ふらつき、鬱状態、デイケアでトラブル、収集癖、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:6、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:14/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。幻視に抑肝散5gを開始、妄想にセレネース0.2mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+3)、近時記憶5/6(+5)と中等度改善、いらいら偶に以外上記周辺症状はすべて消失した。ケアマネからの紹介である。既往歴:アリセプト3-5mg、医科大学神経内科 1.アリセプト5mg 2.ドパコール50mgなど。物忘れ、幻視、悪夢、夜間大声、易興奮、暴言、易転倒、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮、REM睡眠行動障害を呈していた。頭部CT: 1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:7.5、ピックスコア:3、レビー小体型認知症(DLB)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:6.5/9、改訂長谷川式:15/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。前頭葉症状/易転倒にアリセプト中止、認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。易転倒にドパコール50mg/グルタチオン2000mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+2)、近時記憶1/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。訪問看護からの紹介である。既往歴:H19/11アリセプト3-5mg。H27/11徐脈のためアリセプト5mg中止。老年内科 1.シンメトレル50mg 2.ドパコール100mg 3.バイアスピリン100mgなど。物忘れ、悪夢、夜間大声、暴言、易興奮、昼間傾眠、尿便失禁、易転倒、嚥下困難、甘い物好き、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮中等度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化、左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:10.5/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。前頭葉症状にシンメトレル50mg中止、グラマリール25mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、プロルベインDR2Capを勧めた。易転倒にドパコール100mgを継承した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:11.5/30(+1)、近時記憶2/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状は不変だった。前頭葉症状にグラマリール25mgからコントミン12.5mgへ変更した。ケアマネからの紹介である。既往歴:アリセプト3-5mg、神経内科~内科開業医 1.アリセプト5mg 2.抑肝散7.5 3.セロクエル25mg 4.リスパダール0.5mg頓。物忘れ、幻視、悪夢、夜間大声、暴言、暴力、易興奮、介護抵抗、鬱状態、夜間不眠、夜間せん妄、尿便失禁、REM睡眠行動障害、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、6.その他 両側淡蒼球石灰化、左>右ピック切痕。以上から、レビースコア:7、ピックスコア:6、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:1/9、改訂長谷川式:6/30、近時記憶1/6と高度低下していた。前頭葉症状に対してアリセプト5mg中止した。認知機能低下にリバスタッチパッチ2.25mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、REM睡眠行動障害にリボトリール0.25mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:7/30(+1)、近時記憶2/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状は不変だった。前頭葉症状にリバスタッチパッチ2.25mg/プレタール50mg中止、ウインタミン朝4mg夕6mg(家族天秤法)を開始した。夜間不眠にロゼレム8mg/ベンザリン2.5mgを開始した。ケアマネからの紹介である。既往歴:循環器内科 1.フルイトラン2mg 2.アダラートCR40mg 3.メインテート5mg 4.アジルバ40mg 5.アムロジピン5mg。物忘れ、悪夢、夜間大声、甘い物好き、収集癖、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.右前頭葉萎縮軽度、3.右側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア2:、ピックスコア:2、アルツハイマー型認知症(ATD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:28/30、近時記憶6/6、軽度認知障害(MCI)の症状を呈していた。。軽度認知障害(MCI)にフェルガード100M粒4錠を勧めた。多発性脳梗塞および重症高血圧症にプロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善、頭がすっきりして上記周辺症状はすべて消失した。プロルベインDR4Cap開始後、BP134/67からBP97/54まで降下しており、アジルバ40mgから20mgへ減量、アムロジピン5mgから2.5mgへ減量するように指示した。脳血管性認知症、最新の治療法は?脳血管性認知症の治療としては、プレタール50~200mg(副作用としては頻脈、心不全、頭痛、光線過敏など)、およびサアミオン6~15mgを用います。妄想をともなう場合には、抑制系薬剤のセレネース0.2~1mgを併用します。脳血管性認知症の診断は、頭部CT上、広汎深部白質梗塞(ビンスワンガー型脳梗塞)、または境界領域梗塞(脳内血管、頸動脈および椎骨動脈の狭窄のため脳血流が不足した状態) を認めます。脳血管性認知症の場合、境界領域梗塞を伴う脳血流低下があるため降圧剤で血圧を下げ過ぎると認知機能低下だけでなく、妄想の原因になります。春先から夏にかけて、生理的に血圧が下がるため妄想が増えます。65歳以上の方は、収縮期血圧を130~150mmHgに保持する必要があります。故広瀬滋之先生(広瀬クリニック前院長/愛知県刈谷市)が、「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」の投与前と投与4ヵ月後の頸部エコー400例で、「乾燥ミミズ粉末食品」は、プラークスコア(血管壁のヘドロ)を有意に改善したと報告されました。「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」は、バイオ技術で清潔に飼育されたアメリカ赤乾燥ミミズの粉末です。200種類以上の酵素を含み、血管内皮細胞から内因性t‐PA(組織プラスミノーゲンアクチベーター)を出します。そのことで、プラークを徐々に減らします。t‐PAは、血栓を溶かす作用があります。2015年、日本東洋医学雑誌(66(4),278-281)に頸動脈エコー19名で投与前と3か月後、3か月後と6か月後の比較共に、有意なプラーク(内膜肥厚)の減少を認めたと報告されました。その効果について最初は疑心暗鬼で、まず自分で飲んでみました。やや太り気味で血圧が150~90mmHg程度あったため、1日6カプセルで開始してみました。すると、10日間で、血圧が130~70mmHgまで下がったのです。10日間で、最大血圧(収縮期圧)、および最小血圧(拡張期圧)ともに20mmHgの降圧効果です。河野和彦先生からも、同様の効果があったと報告を受けています。高齢者800名以上に「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」を推奨した経験から、1か月で収縮期血圧が30~60mmHg程度下げる効果が得られることが分かりました。降圧剤を内服している場合は、収縮期血圧が130~150mmHgになるように降圧剤を減量する必要があります。糖尿病の改善作用も見られ、脳血流低下にともなう妄想の改善も認められました。副作用としては口の渇き、蕁麻疹(数名)が認められました。「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」の適量は、1日6~7カプセルとされています。実際には、1日4カプセル(朝・夕2カプセルずつ)程度が妥当な投与量と言えます。1カプセル60円と比較的高価であることも、1日4カプセルを選択する理由です。経済的に困難な場合は、1日1-2カプセルでも効果のあることが実証されています。頭部CTで境界領域梗塞や白質梗塞と呼ばれる脳深部の神経線維に沿った脳梗塞が見つかった場合、「プロルベインDR(乾燥ミミズ粉末食品)」が最適な治療法です。
Oct 16, 2016

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト天草からの帰り道天草1号橋天草1号橋三角西港三角西港三角西港から雲仙普賢岳を望む三角西港から雲仙普賢岳を望む名古屋上空症例報告インターネット検索で来院された。物忘れ、易興奮、膝組み、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:0、ピックスコア:6、前頭側頭型認知症(ピック病)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:14/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:15/30(+1)、近時記憶1/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始した。インターネット検索で来院された。既往歴:内科 1.アムロジン2.5mg 2.マイスリー5mg。物忘れ、帰宅願望、昼間傾眠、夜間不眠、尿便失禁、病識欠如、小刻み歩行、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞軽度、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:0、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:13/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgとサアミオン5mgを開始した。易転倒にドパコール50mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+3)、近時記憶5/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失しした。歯車様固縮が消失して、歩行がスムーズになった。施設からの紹介である。既往歴:心筋梗塞。左大腿骨頚部骨折。右大腿骨頚部骨折。物忘れ、幻視、幻聴、悪夢、歩行不安定、小刻み歩行、歯車様固縮、胸背部不快感、下肢冷感、語義失語、右>左高度難聴を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞数カ所、右後頭葉脳梗塞、左頭頂葉脳梗塞。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:2、レビー小体型認知症(DLB)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール25mgとサアミオン5mgを開始、プロルベインDR2Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+2)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。下痢のためフェルガード100M粒2錠から1錠へ減量、プロルベインDR2Capから1Capへ減量した。知り合いからの紹介である。物忘れ、右歯車様固縮、膝組み、甘い物好きを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮先端部軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化、左>右ピック切痕。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:4、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。認脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21.5/30(+1.5)、近時記憶2/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgから9mgへ増量、認脳血管性認知症(VD)にプレタール50mg/サアミオン5mgを開始した。ケアマネからの紹介である。既往歴:外傷性くも膜下出血および脳内出血、呂律不全、複視、意識消失。内科 1.プラビックス75mg、2.エパデール1200mgなど。物忘れ、昼間傾眠、小刻み歩行、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、6.その他 脳室拡大。以上から、レビースコア:2、ピックスコア:0、正常圧水頭症(NPH)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:28/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。認知機能低下にNewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+2)、近時記憶6/6(+1)。と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。前頭側頭型認知症(ピック病)、最新の治療法は?前頭側頭型認知症(ピック病)に対して保険適応が認められた薬は、世界中どこを見渡してもありません。では、諦めるしかないのでしょうか?一般的な教科書には抗鬱剤であるジェイゾロフトが効くと書いてありますが、筆者の経験では全く効き目はありません。ピック病は、前頭葉と側頭葉が萎縮して機能不全に陥る40-50歳から発症する認知症です。前頭葉症状が初発症状となることが多く、興奮して暴言だけでなく暴力まで至ることがある介護者にとって大変な病気です。ピック病は脳内ドーパミンが過剰になっている状態であり、統合失調症に似た病態と言えます。筆者等はピック病に対して、臨床的に抗精神薬であるウインタミンが有効であることを実証しています。安全な方法としてはウインタミン朝4mg夕6mgで開始して、漸増して穏やかに過ごせる用量まで微増します。ただし、問診で措置入院が必要な程、暴力的である場合は、コントミン(=ウインタミン) 12.5mg錠を朝2錠昼2錠夕2錠で開始して、家族天秤法(介護者の判断で投薬調節)で減量します。ウインタミンには20人に1人(5%)に肝機能障害を合併することに注意しなければなりません。第2選択は抗不安薬であるセルシンです。筆者はセルシン朝0.8mg夕1.2mgで開始して、必要に応じて1日6mgまで微増します。第3選択は向精神薬であるセロクエルです。セロクエルは糖尿病患者には投与出来ませんので注意が必要です。筆者はセロクエル25mg錠ではなくクエチアピン(=セロクエル)12.5mg錠を朝1錠昼1錠夕1錠で処方して、家族天秤法で投薬調節します。ピック病の治療にはサプリメントも必須です。米ぬか(フェルラ酸):薬草(ガーデンアンゼリカ)=5:1で混ぜたフェルガード100Mは脳血流シンチグラムで前頭葉血流を上昇させることが分かっています。ピック病は、前述のように前頭葉機能低下が見られますから、フェルガード100Mは前頭葉機能を回復し、暴言や暴力などの興奮症状を改善するだけでなく、認知機能も併せて改善してくれます。ピック病の治療は、ウインタミン朝4mg夕6mgおよびフェルガード100M朝2錠夕2錠 (または朝1包夕1包) がゴールデンスタンダードと言えます。筆者等はピックセットと読んで臨床応用しています。ウインタミン/セルシン/セロクエルなどの抑制系薬剤には20人に1人(5%)に奇異反応(抑制系薬剤で余計に興奮すること)が起こるので注意が必要です。この治療は、ピック病以外のピック病に似た興奮症状にも応用できます。髄膜炎後遺症、頭部外傷後遺症、多動症に前頭葉機能低下が伴う場合にも、ピックセットが有用な場合があります。
Oct 9, 2016

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト再び、天草へ道の駅宇土マリーナ-お刺身定食天草とらや-ちらし寿司とらやいけす-ワタリガニとらやいけす-天然伊勢エビ栖本温泉 河童ロマン館-内風呂栖本温泉 河童ロマン館-露天風呂症例報告ケアマネからの紹介である。既往歴:神経内科、ジェイゾロフト25mg。物忘れ、暴言、介護抵抗、病識欠如、語義失語を呈していた。頭部CT:以上から、レビースコア:1、ピックスコア:14、前頭側頭型認知症(ピック病)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:不可、改訂長谷川式:不可と高度低下していた。右手で左肩を叩く×、猿も木から落ちる×、犬も歩けば棒に当たる×、弘法も筆の誤り×、利き手×。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:2/30、近時記憶0/6と軽度改善、上記周辺症状はすべて不変だった。前頭葉症状にウインタミン10mgからコントミン(=ウインタミン)25-50mgおよびフェルガード100M粒4錠の家族天秤法とした。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:不可と更に軽度悪化、いらいら偶に、語義失語以外上記周辺症状はすべて改善した。家族天秤法によりコントミン25mgおよびフェルガード100M粒4錠を維持した。知り合いからの紹介である。既往歴:内科 1.フルイトラン 2.バイアスピリン 3.プラビックス75mg 4.アジルバ 5.デパス。物忘れ、易転倒、物とられ妄想、病識欠如、甘い物好きを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:0、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:17.5/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:16.5/30(-1)、近時記憶1/6(-1)と軽度悪化、上記周辺症状はすべて消失した。認知機能低下にレミニール4mgから8mgへ増量した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:15/30(-1.5)、近時記憶1/6(+-)と更に軽度悪化した。レミニール8mgに増量後、認知機能低下/吐き気/易興奮したのため、レミニール8mg/ナウゼリン10mg中止、8日目からリバスタッチパッチ4.5mgへ変更した。3か月後、改訂長谷川式:21/30(+6)、近時記憶5/6(+4)と著名改善、上記周辺症状はすべて消失した。知り合いからの紹介である。既往歴: 循環器内科 1.メインテート 2.バイアスピリン 3.アジルバなど。物忘れ、易興奮、寝言、過食、腕組み、膝組み、アルコール多飲を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.右>左前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、6.その他 右>左脳室拡大。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:5、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+2)、近時記憶2/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。NewフェルガードLA粒2錠から4錠へ増量した。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+4)、近時記憶5/6(+3)と更に中等度改善した。ケアマネからの紹介である。既往歴:脳梗塞、左不全片麻痺。神経内科 1.プレタール200mg 2.バイアスピリン 3.グラマリール50mg 4.ドネペジル5mg 5.メマリー20mgなど。物忘れ、暴言、易興奮、介護抵抗、徘徊、甘い物好き、生真面目、腕組み、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.左>右海馬萎縮中等度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化、左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:7、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:3/30、近時記憶0/6と高度低下していた。認知機能低下にドネペジル5mg→3日中止→2.5mg、メマリー20mg→3日中止→10mg、フェルガード100M粒4錠とした。脳梗塞にプレタール維持とした。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:7/30(+4)、近時記憶2/6(+2)と軽度改善、いらいら偶に以外上記周辺症状はすべて消失した。親戚からの紹介である。物忘れ、易興奮、甘い物好き、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:1、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:23/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR2Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(-1)、近時記憶2/6(-3)と軽度悪化、上記周辺症状はすべて消失した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+6)、近時記憶4/6(+2)と著明改善した。レビー小体型認知症、最新の治療法は?レビー小体型認知症に対して唯一保険適応が認められた薬は、エーザイのアリセプト(ドネペジル)です。しかしながら、実際に第一選択になるのは小野薬品のリバスタッチパッチ(リバスチグミン)です。海外ではリバスチグミンがレビー小体型認知症に保険適応があります。なぜ、アリセプトがレビー小体型認知症には第1選択ではないのでしょうか?第一に、レビー小体型認知症は薬物過敏という特徴があるため、エーザイの添付文書通りにアリセプト3mgを2週間、それ以後5mgに増量すると吐き気や食欲不振などの副作用が出て、やせ細って体力を失ってしまい、るい痩のため命を落とすこともあります。第二に、レビー小体型認知症は元々ドーパミンが低下してパーキンソン病様症状(パーキンソニズム)を伴う場合があり、抗ドーパミン(ドーパミンを減らす)作用があるアリセプトを投与すると四肢硬直して寝たきりになってしまうこともあります。両側咽頭喉頭筋の硬直のため、嚥下機能も低下して経口摂取が出来なくなり胃瘻造設などをされてしまうことさえあります。アリセプト投与前にパーキンソニズムを伴う場合にはドーパミンを追加投与する必要があります。リバスタッチパッチなら絶対に安全とも言い切れません。リバスタッチパッチには4.5mg、9mg、13.5mg、18mgの4種類の用量があります。筆者等の経験から、レビー小体型認知症に、一番合うリバスタッチパッチの用量は4.5-9mgということがわかっています。13.5mgに増やすと逆に認知機能低下、吐き気、食欲低下、歩行不安定を引き起こす場合があるからです。レビー小体型認知症には、フェルガードなどの健康食品も認知機能改善に有効です。興奮性のないタイプにはNewフェルガードLA、穏やかなタイプにはフェルガード100Mが適応になります。レビー小体型認知症には、幻視、悪夢、夢の続きなどの周辺症状もあり、抑肝散が適応になります。レビー小体型認知症は、正しい治療をすれば著名改善する医者冥利に尽きる病態です。家族、介護や医療スタッフがレビー小体型認知症の病態を把握して早期治療に結びつけること、認知症専門医が正確に診断して正しい治療に結びつけることが大切です。
Oct 2, 2016
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