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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト東山植物園~白川郷から移築した合掌造りの家~症例報告ケアマネからの紹介である。物忘れ、幻聴、昼間傾眠を呈していた。内科から 1.レミニール8mg、2.プレタール50mgなど。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 脳室拡大。以上から、レビースコア:2.5 ピックスコア:1、レビー小体型認知症(DLB)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:13/30、近時記憶2/6 と中等度低下していた。認知機能低下にレミニール8mgを継承、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgから100mgへ増量、サアミオン10mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+8)、近時記憶5/6(+3)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:20/30(-1)、近時記憶6/6(+1)と不変だった。7か月後、中核症状は改訂長谷川式:15/30(-5)、近時記憶1/6(-4)と中等度悪化した。認知機能低下にレミニール8mgから12mgへ増量した。10か月後、中核症状は改訂長谷川式:改訂長谷川式:26/30(+11)、近時記憶6/6(+5)と著明改善、上記周辺症状は消失したままだった。施設からの紹介である。物忘れ、幻視、幻聴、夜間大声、妄想、暴言、暴力、易興奮、介護抵抗、夜間不眠、夜間せん妄、語義失語、甘い物好き、収集癖を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮中等度、3.左>右側頭葉萎縮中等度、4.左>右海馬萎縮高度、5.脳梗塞なし、6.その他 左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:3.5、ピックスコア:9、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:不可、改訂長谷川式:4/30、近時記憶0/6と高度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝12mg昼12mg夕12mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。夜間不眠にロゼレム8mg/ベンザリン5mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:3/30(-1)、近時記憶0/6(+-)と軽度低下、上記周辺症状はすべて改善した。知り合いからの紹介である。物忘れ、幻視、幻聴、被害妄想、易興奮、夜間不眠、食欲低下、意識消失発作、甘い物好き、収集癖、真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ脳梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ2.25mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。幻視に抑肝散5g/アスパラK1.2gを開始した。被害妄想にセレネース0.2mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+7)、近時記憶6/6(+4)と著明改善、幻聴および被害妄想以外上記周辺症状はすべて消失した。被害妄想にセレネース0.2mgから0.4mgへ増量した。インターネット検索で来院された。既往歴:狭心症。脳梗塞、右不全片麻痺。内科 1.プラビックス75mgなど。物忘れ、アパシー、甘い物好き、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮なし、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、左内包梗塞。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:4、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶2/6 と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプラビックス75mg継承とサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+5)、近時記憶6/6(+2) と一発改善、上記周辺症状はすべて消失した。ケアマネからの紹介である。物忘れ、幻視、悪夢、夜間大声、昼間傾眠、妄想、鬱状態、REM睡眠行動障害、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮、薬物過敏(アリセプト3mgでめまい/ぼやけ中止)、甘い物好き、収集癖、膝組みを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮軽度、4.左海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:7.5、ピックスコア:5、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶3/6 と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ2.25mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。易転倒にドパコール50mg/グルタチオン2000mg/シチコリン500mg/VitC2g/シアノコバラミン1Ap/ソルコセリル1Apを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:23.5/30(+2.5)、近時記憶5/6(+2) と軽度改善、悪夢/夜間大声/振戦/歯車様固縮以外上記周辺症状はすべて消失した。リバスタッチパッチ2.25mgを自己破棄しており、再開した。夫が18年間介護してきた認知症患者の看取り夫が18年間介護してきた認知症患者さんを自宅で看取りました。7年前から長久手南クリニックに通院しておられ、初診時には既に語義失語のためコミュニケーションが全くとれない状態でした。夫に対する暴言、暴力、徘徊、介護拒否がみられ、頭部CTでミッキーマウス、ナイフの刃、左右差のある脳萎縮が見られ、典型的な前頭側頭型認知症(ピック病)と診断しました。認知症専門医からアリセプト10mg、サアミオン15mgが処方されており、まずはアリセプトおよびサアミオンを漸減中止して、最終的にはコントミン50mgおよびフェルガード100M4包で落ち着きました。2年前には歩行不安定、嚥下困難、昼間傾眠が出現して、コントミンを漸減中止、リバスタッチパッチ4.5mgおよびニュープロパッチ2.25mgを開始、最終的にはリバスタッチパッチ9mgおよびニュープロパッチ4.5mgで落ち着きました。2年間、安定した生活が送れていましたが、2週間前に誤嚥性肺炎となり、入院を勧めました。夫は「入院したら自宅に戻れない気がする」からと在宅での訪問点滴を希望されました。グルタチオン点滴も併用して一旦は回復傾向にありましたが、2週間後に息を引き取られました。夫は「認知症になってから一層妻が可愛くなった。18年間、僕が妻を独り占め出来て幸せだった」と18年間の介護を振り返っておられました。「来年で金婚式だったのでそれまでは何とかと思っていたが、、、」と、残念な気持ちを口にされました。こんなに愛されて介護されていた奥さんは本当に幸せ者だと思う一方で、愛する奥さんを亡くした御主人のことを心配せずにはいられませんでした。そんな悲しみの中でも、御主人は「これからも介護仲間との付き合いは続けて介護教室などで介護経験についての講演は続けたい」とこれからの抱負を語っておられました。
Feb 28, 2016

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト東山動植物園症例報告インターネット検索で来院された。物忘れ、易転倒、甘い物好き、膝組み、使用行動、肘付き、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮先端部軽度、4.左海馬萎縮軽度、5.脳梗塞なし、6.その他 脳室拡大。 以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:6、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶2/6 と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+1)、近時記憶3/6(+1) と軽度改善、足とんとん以外上記周辺症状はすべて消失した。7か月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+2)、近時記憶3/6(+-) と更に軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。知り合いからの紹介である。物忘れ、鬱状態、真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮、4.左海馬萎縮軽度、5.脳梗塞なし、6.その他 左>右大脳半球萎縮、左>右ピック切痕。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:2ではあるが、若年性であることおよび頭部CT所見から前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:26/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+2)、近時記憶6/6(+4)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と更に軽度改善して、治癒状態になった。インターネット検索で来院された。物忘れ、アパシー、夜間不眠、甘い物好き、生真面目、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮、歩行不安定、身だしなみ低下を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮先端部、4.左海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:3.5、ピックスコア:3、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:18/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+3)、近時記憶5/6(+3) と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。ケアマネからの紹介である。物忘れ、暴言、暴力、易興奮、物とられ妄想、被害妄想、介護抵抗、病識欠如、語義失語、甘い物好き、収集癖、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮高度、4.左海馬萎縮高度、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化、左側頭葉先端部ヘルペス脳炎。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:5、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:6/9、改訂長谷川式:10/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。物とられ妄想にセレネース0.4mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:15.5/30(+5.5)、近時記憶2/6(+1)と中等度改善、いらいら偶に、語義失語以外上記周辺症状すべて消失した。プロルベインDRを希望されなかった。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgからウインタミン朝6mg夕9mgへ増量した。ケアマネからの紹介である。物忘れ、易興奮、暴言、物とられ妄想、介護拒否、感情失禁、語義失語、甘い物好き、収集癖を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:7、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:11/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。物とられ妄想にセレネース0.2mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+5)、近時記憶2/6(+-) と中等度改善、いらいら偶に、語義失語以外上記周辺症状はすべて消失した。認知症治療って、本当にやり甲斐がある楽しい仕事です医療は経験学であり、教科書を読めば出来るようになる訳ではありません。医学部を卒業して医師国家試験に受かれば医師になることは出来ますが、医学的知識が詰め込まれただけの1年目の医師は頭でっかちで実際の医療には太刀打ちできません。指導医がやることを見せて貰い、直接、教えを請いながら、出来ることが増えてきて一人前の医師になっていきます。ここで一番大切なことは、指導医の上に患者という先生が居ることに気づくことです。認知症医療も全く同じことが言えます。教科書を読んでも治療が出来るようになる訳ではありません。如何に認知症患者さんをたくさん診せて貰うか、すなわち、認知症患者さんにどれだけ教えを請うことができるかが、認知症治療を学ぶためには一番大切なことです。謙虚に認知症患者さんや御家族から問診と言う形で症状を学び、頭部CT(頭部MRIでは脳萎縮や脳内石灰化を把握できず認知症診断には不可)を撮らせて貰い、問診から得た症状を画像で確認することで診断し、直ちに治療を開始します。ここで言う診断というのは初診時の診断であり、経過中に新たな症状が加わってくることで診断さえも変わってきます。当然、治療方法も変わってきます。一人の患者さんを発症当時からずっと診させて貰うことで、患者さんの症状の変化と共に、頭部CT画像の変化も併せて学ぶことが出来るのです。そして、患者さんの症状の変化に応じて治療方法をどう変えるべきなのかも学ぶこと出来ます。認知症患者さんが通院できなくなったら、往診に移行して一生診させて頂けることは本当に有り難いことなのです。8年前に診療所を開設して以来、日々、目の前の認知症患者に全力を尽くし、認知症専門診療を続けてきました。5000名以上の認知症患者さんから学んできたことは、現在の診療に生かされています。そして現在学んでいることは将来の診療に生かされるのです。日々、自分が進歩することが分かるから、毎日の診療に打ち込めます。認知症患者さんや御家族の症状が改善して笑顔が戻ることが仕事の活力になります。認知症治療って本当にやり甲斐がある楽しい仕事です。
Feb 21, 2016

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイトしんじょう医院(神戸市/緩和医療学会理事)がドクターイワタの認知症専門往診に1日入門新城拓也先生(左)は筆者(中央)の東海高校の後輩であると共に名古屋市立大学医学部卒業1年目に脳神経外科入局時に1年間一緒の釜の飯を食ったというお互いに何とも懐かしい仲間である。8:30amから4pmまで18名の認知症患者の往診をお見せした。これからは緩和医療だけでなく、認知症専門往診にも立ち向かって貰いたい。4pmに藤ヶ丘に迎えに来ていたマーガレットクリニック松尾大志先生(右)と記念写真をパチリ。症例報告インターネット検索で来院された。物忘れ、易興奮、甘い物好き、膝組み、語義失語、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.左>右側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、境界領域梗塞、6.その他 両側淡蒼球石灰化、左>右ピック切痕。以上から、レビースコア:1 ピックスコア:6、として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:24/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、フェルガード100M1包を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR2Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:26/30(+2)、近時記憶6/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+4)、近時記憶6/6(+-)と治癒状態となった。フェルガード100M1包/プロルベインDR2Cap自己中止された。10か月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(-8)、近時記憶6/6(+-)と著明悪化した。介護申請してデイサービス週5回を開始された。13か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+7)、近時記憶6/6(+-) と著明改善した。知り合いからの紹介で来院された。物忘れ、暴力、易興奮、車で歩道を自走して交通事故、迷子、甘い物好き、収集癖、膝組みからレビースコア:2.5 ピックスコア:5。中核症状は改訂長谷川式: 24/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮、3.左側頭葉萎縮軽度、4.左海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞、6.その他 左>右大脳半球萎縮、左ピック切痕。以上から、前頭側頭型認知症(ピック病)/脳血管性認知症と診断して治療を開始した。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M2包を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+1)、近時記憶6/6(+1)とやや改善、周辺症状はすべて消失した。2か月後、フェルガード100Mを自己中止されており、中核症状は改訂長谷川式:23/30(-2)、近時記憶5/6(-1)とやや悪化、周辺症状はすべて消失したままだった。認知機能低下にフェルガード100M2包を再開するように勧めた。1年後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+4)、近時記憶6/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失していた。親戚からの紹介である。痛み外来 1.トラマール 2.五苓散7.5g 3.レグナイト300mg 4.リボトリール1.5mg。回転性めまい(嘔気/嘔吐) /呂律不全→両下肢疼痛・痺れ→ふらつき、呂律不全、耳鳴、難聴、脱抑制行為(点滴中に処置室で携帯電話で会話)を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮先端部軽度、4.左海馬萎縮なし、5.脳梗塞なし。以上から、レビースコア:0、ピックスコア:2、線維筋痛症/前頭側頭タイプとして治療を開始した。前医の投薬は症状不変であり漸減中止、疼痛・しびれおよびふらつきに対して毎週グルタチオン2000mg/ソルコセリル1Ap/シアノコバラミン1Ap/Vit.C2g、むずむず症候群にビ・シフロール0.125mgを開始した。1か月後、中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:27/30、近時記憶6/6と年齢を考慮に入れると軽度低下していた。疼痛は軽減、しびれおよびふらつきはやや軽減したが、ビ・シフロールは吐気のため中止していた。疼痛・しびれおよびふらつきにサインバルタ眠前20mgを開始すると、疼痛・しびれおよびふらつきが更に軽減したため、朝20mg寝る前40mgに漸増した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善、疼痛は消失 しびれおよびふらつきは更に軽減していた。片頭痛治療薬(セロトニン類似物質)であるイミグランの後発品であるスマトリプタン50mg頓(1日2回まで)開始した。5か月後、スマトリプタン朝50mg夕50mgで疼痛なし、ふらつきおよびしびれはほぼ消失した。ケアマネからの紹介である。既往歴:左視床出血、右不全片麻痺。物忘れ、右不全片麻痺、甘い物好き、収集癖、盗癖、まじめ、腕組み、使用行動を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左前頭葉萎縮軽度、3.左側頭葉萎縮先端部中等度、4.左海馬萎縮軽度、5.多発性脳梗塞、6.その他 左視床出血瘢痕、左ピック切痕、左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:7、前頭側頭型認知症(ピック病)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:17.5/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。前頭葉症状にフェルガード100M粒2錠を勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:18.5/30(+1)、近時記憶5/6(+2) と軽度改善、収集癖、机叩き、腕組み、使用行動は続いていた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めたが、実際はウインタミン4mgまたは6mg、フェルガード粒2錠を続けていた。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:26.5/30(+8)、近時記憶6/6(+1)と著明改善した。ウインタミン4mg、フェルガード粒2錠とした。ドクターコウノ実践医リストを見て来院された。既往歴:H18/1脳内出血、右不全片麻痺物忘れ、昼間傾眠、夜間不眠、夜間排尿2-4回、歩行不安定、。左振戦、小刻み歩行、左歯車様固縮を呈していた。頭部CT:頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮中等度、3.側頭葉萎縮なし、4.海馬萎縮なし、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所。以上から、レビースコア:4.5、ピックスコア:1、レビー小体型認知症(DLB)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:23/30、近時記憶1/6と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。多発性脳梗塞にプロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+5)、近時記憶5/6(+4) と一発改善、上記周辺症状はすべて消失した。認知症診療に関する診療報酬改訂よりも大切なこと平成28年4月1日の診療報酬改訂では、認知症地域包括診療料1515点が新設されました。しかし、算定要件を見てみると地域包括診療料の届け出を行っていることとあります。地域包括診療料は、2年前の診療報酬改訂で地域包括ケアを推進すべく新設され、施設基準に常勤医師が3名以上(平成28年4月1日には常勤医師2名以上に改訂)が算定要件なっています。認知症を診ることが出来る医者がいるかどうかではなく、常勤医師の人数で算定制限があるのは全く理解できません。もう一つ、平成28年4月1日の診療報酬改訂では、認知症地域包括診療加算が新設されました。これも地域包括診療加算の届け出を行っていることに加えて、投薬数が全体で5種類以下であること、抗うつ薬、向精神薬、抗不安薬、睡眠薬を合わせて3種類以下であることなどの投薬制限が設けられており、認知症患者の症状に応じた治療に支障を生じる可能性が危惧されます。この加算も認知症を診ることが出来る医者かどうかは算定要件に入りません。一番大切なのは認知症を診ることが出来る医者が認知症患者を診ているかどうかということではないでしょうか。医師の力量を判断することはとても難しいものですが、1年間の認知症新患患者数が一定以上とか、1年間の抗認知症治療薬で治療した認知症患者の数が一定以上とか、見極める方法はいくらでもあると思います。しかしながら、認知症に関する診療報酬を新設して、認知症を治せない医師を認知症治療に誘導しても意味がないことです。もっと、どうしたら認知症を治せる医師が増え、認知症患者や家族を救えるだろうという施策を考えるべきです。厚生労働省がコウノメソッドを採用して、医師全員の必須習得項目とすることで、短期間に認知症を治せる医師を増やし、コウノメソッドによる安価で、安全な認知症治療、コウノミクスを実現する必要があります。新城先生 ごちそうさま。久しぶりにこんな美味しいお菓子を食べました。むちゃくちゃ美味い。3つも食べてしまいました。
Feb 14, 2016

長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイトもうすぐ春です症例報告施設からの紹介である。内科 1.ドネペジル5mgなど。物忘れ、アパシー、迷子、昼間傾眠、金銭浪費、病識欠如、甘い物好き、収集癖 、腕組み、使用行動を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎軽度、3.左>右側頭葉萎縮軽度、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、境界領域梗塞、6.その他 左>右大脳半球萎縮。以上から、レビースコア:2、ピックスコア:6、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:17/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+-)、近時記憶4/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:20/30(+3)、近時記憶5/6(+1) と更に中等度改善した。ケアマネからの紹介である。内科 1.アムロジン 2.グラティブ 3.アマリール 4.ハルシオン。物忘れ、夜間不眠、まじめな性格、甘い物好きを呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎軽度、3.左側頭葉萎縮先端部軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞数カ所、境界領域梗塞、6.その他 右>左淡蒼球石灰化、左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:2、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶3/6 と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(+1)、近時記憶5/6(+2) と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。施設からの紹介である。物忘れ、易興奮、易転倒、甘い物好き、収集癖、左>右変形性膝関節症、車椅子利用を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.左>右前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 左ピック切痕。以上から、レビースコア:6、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:10.5/30、近時記憶0/6と高度低下していた。前頭葉症状にセロクエル25mgを継承、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は時計描写テスト:9/9(+1)、改訂長谷川式:14.5/30(+4)、近時記憶0/6(+-)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。シルバーカーを利用して歩行可能となった。ケアマネからの紹介である。精神科 1.抑肝散5g 2.メマリー20mg 3.ドネペジル5mg。物忘れ、幻視(入院時のみ)、妄想、易興奮、多弁、鬱状態、易転倒、真面目、語義失語を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.右>左前頭葉萎縮中等度、3.右>左側頭葉萎縮軽度、4.海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞多数、境界領域梗塞軽度、6.その他 両側淡蒼球および右皮質下石灰化、右>左ピック切痕。以上から、レビースコア:5.5、ピックスコア:8、レビー・ピック複合(LPC)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:1.5/9、改訂長谷川式:10/30、近時記憶2/6と高度低下していた。易興奮にドネペジル5mg中止、メマリー20mgから10mgへ減量、8日目から認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。幻視なく抑肝散5g中止した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:5/30(-5)、近時記憶2/6(+-)と軽度低下、上記周辺症状はすべて消失した。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgから9mgへ増量した。知り合いからの紹介である。物忘れ、語義失語、甘い物好き、生真面目を呈していた。頭部CT:1.頭頂葉萎縮なし、2.前頭葉萎縮軽度、3.側頭葉萎縮、4.左>右海馬萎縮軽度、5.両側基底核ラクナ脳梗塞多数、境界領域梗塞、6.その他 左脳室拡大。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:3、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:19.5/30、近時記憶1/6と軽度低下していた。認知機能低下にレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始、プロルベインDR4Capを勧めた。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+5.5)、近時記憶2/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。全国チェーンの安価で劣悪な介護施設は避けるべき最近では全国レベルで安価な介護施設が作られ、真面目にやっている中小の介護施設を駆逐している現状が見られます。介護施設というのはハード面(建築構造や施設機材などの設備力)とソフト面(施設長、看護師、介護士などの人材力)の融合で成り立っています。安価な介護施設はハード面がそれなりでも、ソフト面で非常に劣っていることが多く報告されています。たとえば、筆者の患者3名がの新たに出来た全国チェーンの介護施設に入所され、3名の家族とも、施設長の対応が悪いこと、入所者が介護士に罵声を浴びせられ怖がっていたことから、数ヶ月で立て続けに退所されました。同じ施設の入所者が当クリニック認知症専門外来を予約されました。初診時、家族だけの同伴であり、施設からの情報はありませんでした。再診時には、施設からの情報を持参するか、施設職員が同伴するように伝えたにも関わらず、家族のみの来院でした。同日、施設長に抗議の電話を入れたところ、「私は用があるから今日は休みを取っていた」「施設の介護スタッフはぎりぎりの状態であり受診のための同伴は出来ない」「施設からの情報提供のことは聞いていなかった」という返事でした。同施設の本部に抗議の電話を入れ、上記のやりとりを伝えました。暫くして、その施設は閉所されたと聞きました。大切な肉親を施設に託すのですから、安かろう悪かろうでは家族にとっても辛い結果になってしまいます。介護施設というのはハード面ももちろん大切ですが、ソフト面としての施設職員の質というのが大きなウェートを占めます。高度な介護技術を持ち、心暖かい介護士さん達であれば安心して大切な肉親を預けることが出来るのです。肉親を施設に入れると言うことは御家族にとっても大きな決断です。肉親が幸せそうに施設で暮らす姿を見ることが出来て、初めて肉親を施設に入れて良かったと思えるのではないでしょうか。高度な介護技術と暖かい心を兼ね備えた介護士を育て、同じ職場で働いてもらうため施設としてそれなりの入居費を確保する必要があります。介護士や施設にランク付けをして、優秀な介護士や施設にはそれに応じた給与体系を確保することが今後の介護の質を維持するために大切ではないでしょうか。
Feb 7, 2016
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