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カツラーだって恋をする♪『カツラーの秘密』(前日記参照)を出版して、自らがカツラーであることをカミングアウトしたスポーツライターの小林信也さんの元には、全国のカツラー、もしくはカツラー予備軍やその家族から、切実な、数え切れないほどのメールが届いた。小林さんはジャーナリストだ。何人かのメール差出人と、実際に会って話を聞き、恋するカツラーたちの生の声を集めた。それがこの1冊『恋するカツラ』小林信也/著←花くまゆうさくのイラストが過激世の中には20代前半でハゲちゃう若者が意外と多いんですね。ハゲなんて気にするな!と言っても、20そこそこだったら、やっぱカツラーの道を歩むかなぁ・・・。しかし、それって想像を絶する茨の道なんだよね。恋をした若いカツラーが、一様に悩むのは、いつ彼女に、自分がカツラーであることを告白するかである。やるまえに告るか。告ってからやるか。告ったら、それっきりになる場合も無きにしも非ず。(乱暴な言い方でごめ~ん(-人-))カツラーであることを告げた途端に、去っていった恋人。苦悶の末にやっとの思いで告白したら、「あ、そんなこと。バレバレでみ~んな知ってるよ」と意にも介さなかった恋人。どっちのケースも、カツラーの胸のうちは複雑だよね。そりゃ、後者のほうが嬉しいには決まっているけれど、実は、周囲はみ~んな知ってたってことだし。なんだかなぁ・・・・゚・(ノД`)・゚・。。カミングアウトしたら、驚いて去っていったケースも、悲しいけど、カツラの完成度は高かったってことだしね。カツラーたちは、誰もが傷つき易い心を抱えて、びくびくしながら、神経をすり減らして日常生活を送っている。この本を読んだら、もう「ハゲ」「カツラ」を笑いのネタには出来ない。著者の小林さんは、28歳でカツラーとなったとき、すでに奥様がいらして、良き相談相手になってくれた。しかし、結婚して10年以上が過ぎても、妻にカツラを外した姿を見せないカツラーも多いようである。(寝るときも着けたままってこと?)ほとんどの妻は、夫のカツラに気がついている。夫も、妻が気づいていることを感じている。だけど、お互い何も言わない。禁句を持ちながら、暮らしている・・・。大体、妻は早く打ち明けて欲しいと願っているようだ。打ち明けてお互いの気持ちを楽にしたいと、その日を待っている。だって、妻はもうずいぶん前から、夫がカツラーであることを知っている。「付き合い始めのころ、ふざけて彼の頭を叩いたら、 パコン!!て音がしたから」Σ(^∀^;) カツラーの心は、なんでそんなに頑なで、デリケートなの?それは、今の世がカツラーたちにとって、住み難い社会なのだ。特に恋するカツラーには、天敵が多過ぎる!!!ディズニーランド、金属探知機、温泉旅行、突然の雨、強風、レントゲン写真・・・etc.etc.歯科医院でレントゲン写真撮るときに、「着けてる金具は全部外してください」と言われ、「じゃあ~」ってカツラを脱ぐわけにはいかんよね。出来上がった写真見て、歯科医に、「う~む、金具が写ってる」って言われてもさぁ・・・。そ~して、マスコミも反省しなければいけない。『週刊文春』の「姉歯の髪型も疑惑」という特集記事、あれはなんだ!!一流(と言われる)週刊誌のすることか!!「彼の犯したことが糾弾されるのは当然。 しかし、一緒にカツラー全員が蔑視されるような表現を されるのは問題だろう。 差別的発言が過剰なまでに制限される現代にあって、 ハゲやカツラーに対する差別発言に対する甘さは、 何と理解したら良いのだろう。」 http://www.nobuya.co.jp/ 「小林信也の書斎」 あの記事を、面白がって読んだ私も深く反省いたします。ごめんなさい。
February 28, 2006
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あなたがもしもカツラーだったらごめんなさい。でも、カツラーもしくは、全国1000万人を超えるという、カツラー予備軍にこそ、オススメの1冊なのです。著者は第一線で活躍するスポーツライタ-であるが、27歳のころからハゲ初めて、28歳でカツラデビュー、カツラーとなった♪しかし、それは壮絶な日々の始まりで、理想のカツラに出会うまでの、ハゲとカツラの苦節12年間が続くのである・・・。語るも涙、聞くは笑い (^m^ )。いや、笑っちゃいけないけど、笑っちゃいました。カツラーたちがそこまで苦労しているとは知らなかった。ハゲ界は口コミ情報がほとんど皆無の無法地帯だ。カツラーになろうかどうしようか、究極の選択に迷うカツラー予備軍はとりあえずTVCMでよく目にする、AD社(もしくはAN社)へ電話するよね。ところが、当時28歳の小林さんが、ある日の午前中に、AD社に電話するやいなや、昼過ぎにはAD社のアドバイザーが小林さんちへ飛んで来た。 !!!キタキタ━━━(゚∀゚)━━━キタキタ!!!!! そ~して、さっとアタマの型取りをして契約書にサイン。一度に3枚の注文(カツラって1枚2枚って数えるのね)あっと言う間に100万円の契約成立!!Σ(゚д゚;) ガ~~~ン(今から20年前の話です)晴れてカツラーとなった小林さんが、初めて勤務先へと向かうくだりは、最近読んだいかなるドキュメントよりも私は緊張したι(´Д`υ)。しかし!!!!!カツラーとなってアクティブな男になろう!!なんてのはCMだけのこと。カツラーには数々の気苦労が待ち受けていたのです。・常にズレを気にして、・強風の地下鉄、風を受ける自転車には乗らず(乗れず?)、・勿論、オープンカーも遊園地もダメ、・スポーツライターとして屋外取材、屋外ロケは引き受けない。・緊急入院の非常事態でも真っ先に思い浮かぶのはカツラのこと。・飛行機の搭乗時の金属探知機にはいつも死ぬ思い。 (お盆にカツラ乗せてベルトコンベアーで流すわけにはいかんもんな)・女の子といいムードになっても、 「好き」「ハゲ」の2つの告白の順番&場所に悩む。さらに、月に1度のカットとカツラ洗浄のためにAD社に赴くと、カットをしながら、「新しいカツラが出ましたよ」の理髪師からの猛セールス。決して、しっくりいっているわけでない今のカツラなのに、一度つけたら外すこともままならず、人の弱みに付け込んだ商魂はすざまじいものがある。 もう~、ガマンできん!!ヾ(。`Д´。)ノハゲは深刻な体の病、心の病。時には合併症だって引き起こす。なのになのに、世間はハゲを笑いのタネにしてしまう。もっと愛の手を差し伸べてくれてもいいのではないか。もっと気楽にカツラー同士の情報交換があっていいのではないか。著者は、理想的と言えるSV社のカツラと出会ったのを機に、本を書くことでカツラーであることをカミングアウト。「禿げという病気は、本人がはっきりとそれを受け入れたとき、 あるいは気に入ったカツラを手に入れたとき、 もはや病気ではなくなる」by 小林信也読み応えのある上等なノンフィクション、企業告発本といっても過言ではない。とくにカツラ産業のトップと思われているAD社、コテンパンに叩かれています。
February 27, 2006
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『百年の誤読』 昨日のつづきです♪今日、書こうと思う曽野綾子と穂積隆信については、以前にも取り上げたことがあるなぁ~と思い出し、その過去日記を探すのに、時間がかかってしまった(笑)(自分が書いたのにさぁ~^_^;)、過去日記については、曽野氏は昨年の8/6、穂積氏は、一昨年の9/4に見つけました。当時の不肖アカネσ(^_^;、怒っておりましたね(・`ヘ´・;)その内容はあとで触れるとして・・・、『百年の誤読』の著者岡野宏文&豊崎由美も、曽野、穂積のベストセラーには、怒りの批評です。曽野綾子著『誰のために愛するか』は1969年のベストセラー。私は未読だが、書名を知っているくらいだから、相当に売れた本だと思われる。しかし、その内容たるやひどい!・仕事や思想を持っている女は、 あわれという感じが湧かないから男には嫌われる。・女は弱点を持っていたほうが純粋の愛情にめぐり合う。・女は男と比べ、運動能力にも知性にも劣っている。etc.ヾ(。`Д´。)ノ「男尊女卑な上に、信じられないくらいの自分家族好き。 夫自慢、先輩作家へのおべんちゃら。 主張がころころ変わり、一貫性がない」(豊崎)女性が自我を持ってはいけない!・・がポリシーの、このトンデモ本が出た1969年は、雑誌「アンアン」が誕生♪ミニスカートが流行♪女性の気分が開放的になった時代である。娘たちがこんなに奔放的になって大丈夫か?・・・と恐れをなした当時の父母世代によって押し上げられたベストセラーだと分析されている。しかし、人は変わらないというか、私が先の日記に取り上げた、曽野綾子発言は以下のとおり。例の横山ノックのセクハラ事件へのコメント。『なぜその時、女子大生は「キャァー」と叫び、「何するのよ!」と知事のほっぺをひっぱなかったのか。 あとから裁判を起こしたりするのは、女性の甘えである』(・`ヘ´・;)夫(三浦朱門)も20年以上も前に以下の発言(当時文化庁長官)、「女性を強姦するのは、紳士として恥ずべきことだが、 女性を強姦する体力が無いのは、男として恥ずべきことである」(・`ヘ´・;)ったく~~、どうしようもねぇ夫婦だなぁ・・・。似た者同士の価値観で、勝手に言ってろ!!!!片や、穂積隆信著『積木くずし』は1982年。わが娘の非行を書いて300万部以上のベストセラー。「本を出すこと自体が虐待」(岡野&豊崎)「この本で学べるものがあるとすれば、 家庭の歪みは成熟していない親からってことなんだよ。 感動のベストセラーなんて持ち上げた世間の無知と甘さ、 緩みみたいなものが、ある意味非行を生み出す温床になっている。 批評的読書の大切さを教えてくれた本」(岡野)本のモデルになった娘さんは、一昨年の8月、自宅マンションでひっそりと亡くなった。発見されたのは、亡くなって5日目のこと。病弱で寝たきり状態だった娘さんの、そのたったひとりの最期を思うと胸が痛む・・・・。この穂積って男、娘さんが亡くなった翌年、また本を出しやがった。『由香里の死 そして愛 積木くずし終章』・・・・・・・・(怒) また、来週。
February 18, 2006
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はじめに・・・銘酒「百年の孤独」ではありません(-人-)ゴメンww「百年の誤読」 ←<本格焼酎っぽい装丁>「ベストセラーって、内容空っぽの駄本が多い?」と、ミーハーで流行に乗っかりやすい私でさえ、最近ようやく気づいたのであるが、それって、今に始まったことではないみたい。1990年徳富蘆花「不如帰」から~2004年片山恭一「世界の中心で愛をさけぶ」まで・・・、この100年余に、話題となったベストセラーを徹底大解剖!岡野宏文&豊崎由美という本読みのエキスパートが、既成の評価なんて歯牙にもかけず、ダメなものはダメと一刀両断。バッサリ!!!2人に言わせれば石原慎太郎は「今は差別意識丸出しの男尊女卑おじさん」だし、田嶋陽子は「落ち着きのないフェミニスト」で、辻仁成の「恥知らず度数は天井知らず」である。最新のベストセラーは、セカチューブームまで起こした、「世界の中心で愛をさけぶ」であるが、この小説、村上春樹「ノルウェイの森」のパクリだと言う。『冒頭の主人公がグジュグジュ泣いているところも、 最初のページから、これから語ることは十数年前に起きた ことだということを明らかにしてるとこも、それから 「ノルウェイの森」のラストシーンで主人公が公衆電話を 掛けながら語るフレーズなんて、まんま使いまわし』『主人公の朔太郎って究極のバカ。 最後の最後まで、世界の中心で愛をさけびたいくらい好きな 恋人アキちゃんの漢字をどう書くか知らない(笑)』(以上、岡野)題名も編集者がつけたらしいが、アメリカのSF作家ハーラン・エスリンの短編「世界の中心で愛を叫んだけもの」のパクリヽ(´Д`;)ノそして「ノルウェイの森」の村上春樹に対しては「今読み返してみると、その後に出る小説の 設定やテーマがすべてこの中にある」(豊崎)と、刊行当時はけなしたことを春樹サンに謝罪。不詳アカネ、もちろん「ノルウェイ・・」も「セカチュー」も読みました。ノルウェイは上下巻面白くて止められなかったけど、セカチューは読むのが苦痛だった。文章も下手だし、読んだあとなにも思い出せない小説でしたね。(TVドラマは良かったらしいけど)しかし、100年前の「不如帰」から、セカチューに至るまで「純愛」は永遠不滅のテーマは変わらないんだよね。恋愛はお金がなくても楽しめる娯楽だから(豊崎)(笑)他にも「五体不満足」とか「トットちゃん」、「バカの壁」など登場するんだけど、私が「許せん!」と思うベストセラー作家は、曽野綾子と穂積隆信の2人である。それについては、また次回ね。
February 17, 2006
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