失われた【本質~The Essence~】を求めて

失われた【本質~The Essence~】を求めて

PR

Free Space

移転しました!

お引越し先は


「失われた【本質】を求めて、今。」
http://backtotheessencenow.blogspot.com/


こちらの楽天ブログの過去記事も、順次新ブログに転載していきます。

Calendar

Archives

2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

匿名太郎@ Re:駐妻社会という名のカルト教団。負けないで! 〜ミナさんへの私信。〜(11/24) 駐在員というのは多くの場合には外国のス…
黒犬べーやん@ Re:青春のデイブ(≧∇≦)(04/10) ハシビロコウさん、 ひゃー。ずっと前に…
ハシビロコウ@ 青春のデイブ(≧∇≦) 私は13〜進行形で大好きなデイブ(≧∇≦) …
yab@ Re:君は見たか?「おはようおじさん(ポンポンおじさん)」を。(03/16) 「おはようおじさん」を突然思い出して検…

Favorite Blog

まだ登録されていません
2013.05.27
XML
シリーズ3回目、あなたのすぐ近くにいる【女王様】キャラのあの人を理解するためのヒントを書き綴っています。

【1】は こちら
【2】は こちら からどうぞ。


凹んだ顔など絶対に外部の人には見せない。いつも一座の華としてのポジションを崩さない。
そんな【女王様】にとって、一番嫌なことって、一体何なのでしょう?



それはね、



「人に背を向けられること」



なんですよ。 





あるいは、相手が明らかに自分の「上」を行っていて、ライバル視すらしてくれない。


自分に向かって賞賛の眼差しや言葉を投げかけてくれないのですから、どちらも同じくらい不愉快。【女王様】の目には、そう映ります。


【女王様】は、この記事のカテゴリ名が示す通り、



エモーショナル・ヴァンパイア(心の吸血鬼) です。


「心の吸血鬼の人間的未熟さを理解すれば、闘う上で最大の武器に

たいがい納得がいく。実際の年齢や社会的地位にごまかされてはいけない。
少なくとも常軌を逸した行動に出ているときの吸血鬼は、二歳児なのだ。



吸血鬼との闘いでは、子供に対するのと同じように接することがもっとも効果的な
戦略となる。つまり、『これ以上はダメ』と限度を設定し、突発的事態にもあわてず、
ダメなものはダメと一貫して押し通し、簡単な言葉で説明し、よい行ないはほめて
悪いことは無視し、場合によっては『一時行動停止』のおしおきを与える。」



(あの人はなぜあなたを疲れさせるのか」 アルバート・バーンスタイン、実川元子・訳、角川書店、2001年、p.27)



【増補改訂版】Emotional Vampires: Dealing with People Who Drain You Dry [ Albert J. Bernstein ]


あの人はなぜあなたを疲れさせるのか / アルバ-ト・J.バ-ンスタイン、実川元子【中古】afb


なるほど。
二歳児レベルをアクティングアウト(行動化)している人、ならば、「おひとりさま」状態が耐えられないのも当然でしょう。外面とは裏腹に、「ひとりにしないでよ〜(泣)」と内心では叫んでいるんですね。



幸い、うまくしたもので、そこそこ長く生きてきた人間が集まれば、中には危険を察知して早めに遠ざかるだけの賢さを備えた人だって、必ずいます。
過去に似たようなタイプの人と関わって痛い思いをしたのかもしれませんね。



そうした少数の賢明な人は、【女王様】とは一定の距離を置いて付き合います。
ばったり鉢合わせしても、型通りのあいさつや、当たり障りの無い話で済ませ、決して会話を長引かせません。見習うべきはこうした人々の行動パターンです。




それを解消するため、「ああ、どうせあの人たちは雑魚(ざこ)だから。」と、一蹴する。
イソップ物語の 「すっぱいぶどう」 のキツネの論法、ですね。



心理学でいう「合理化」(負け惜しみ)を繰り返すごとに、心の奥には【毒】が蓄積していくこと、彼女は気付いていません。二歳児ですから、ストレスへの対処法も、まぁ、年齢相応です。



相手がこちらになびいて来ないのですから、不本意ながらも作戦変更です。

「質」が手に入らなきゃ、「量」で勝負するしかない、と。



こうして、一人、また一人...と、前回書いたような手順でもって、取り巻き...つまり、ちょっとやそっとでは自分から離れそうもなさそうな、簡単に【素敵な包装紙】の魔法(マジック)に引っ掛かりそうで、自分のプライドに脅威とならない程度の「ワンランク下」と見込んだ人々を、周囲に増やしていきます。




それでもやはり、周囲の人全員を取り巻きにすることはできません。
カモり損ねた相手に対しては、「あんなの、雑魚だから。」と毒づいて、うっぷん晴らし。
それが頻繁になると、素敵な笑顔をキープするのもしんどくなります。



だから、溜まった毒は他人に押し付けてスッキリしちゃいましょう。
プチッと不愉快にさせられた人々に、プチッと小出しに復讐してやればいいのです。
所詮、二歳児ですからねー。毒々しい心の闇と真正面から向き合い、自分の中で処理するなんて、無理、無理。



さあ、ここからが吸血鬼としての本領発揮ですよ。
巧妙に、しかも、人目につかないところで。じわじわと相手を弱らせるに充分な毒を、ちゃちゃっと盛る。そりゃーもう、名人芸と言って良いほど、手慣れたものです。


得意技、その一。
「きわめて微妙なこき下ろしでもって、こちらの自尊心を凹ませ、『お前はワンランク下』とのサブリミナルメッセージを送る」、です。



女王様:「あらー。お久しぶりね。元気?○○くん(子供)は?」


Pさん:「こちらこそ、お久しぶりです。おかげさまで、まぁ、何とか。元気に学校に行ってます。」


女王様:「受験したんでしょ?X中学って言ってたような...」


Pさん:「...あの、X中はダメだったんですよ。でも、何とか第二志望のY大附属に引っ掛かったんです。今は『ここで良かった』ってすっごく楽しいみたいです。
★★ちゃん(女王様の娘)も、受験したって確か...。」


女王様:「そういえば、Y大附属って、最近クスリで逮捕された芸能人の××川××太郎の子供がいるって話じゃない?いや~よねぇ、最近は物騒なニュースばかりで。
...あ、バスが来ちゃった。それじゃ、また。」




Pさん、一方的に情報むしり取られ、しかも、子供の学校にネガティブな事を言われ、質問への答もはぐらかされました。逃げ際に毒針でもってチクリ。刺されたみたいです。



(後日談。実は女王様の娘は私学受験したものの、全て不合格。もはやこれまで、と思われたところを、無名私立校の追加募集試験で救われ、毎朝片道2時間もかけて通っている...ということを、風の便りに聞きました。プライドが邪魔して、地元公立中学にだけは行かせたくなかったんですかね。)



こちらは昔からの友人・Qさんから聞いた話。
少し前まで大手メーカー勤務のご主人の駐在で、某国(本人の希望につき、詳細は伏せます)に住んでいた彼女。その時に遭遇した【女王様】の「自尊心凹ませテクニック」です。



Qさん 「もしもし、あの、こちら、××小学校で子供がお世話になっています、○○(名字)ですが...」


女王様 「はい...?(当惑した様子)」


Qさん 「あの、☆☆☆の母の○○です。」


女王様 「あ~~~ら、☆☆☆くんの!(破顔一笑、って感じの声で) ○○なんて名前、聞いたことなかったから『誰なんだろう...』ってわかんなかったもんで!はい、何でしょう?」



会話だけ文字にすると、「これ、どこがまずいの?」と言われそうですよね。
これだけでは微妙なニュアンスが伝わりにくいとは思いますが...。


電話を掛けた側のQさん、


「○○なんて名前、聞いたことなかった」


この部分に「がーん。」と来たそうです。
「あんたみたいな注目度圏外の雑魚、いちいち名字なんて覚えているはずないじゃないの。」
そう言われたような衝撃を受け、しばらく落ち込んだ、と言います。



【女王様】とはそれ程親しくない間柄だったものの、一応、子供が同じ学校(現地校・日本人補習校)に通い、名簿の類も数種類配布されているので、名字を全く知らない、という言い訳には少々無理があります。共通の知り合いもたくさんいたそうですし。



しかも、【女王様】からは、「ごめんなさいね」「失礼しました」など、一切フォローの言葉、無し。
せめて、「ごめんね〜!」の一言さえあれば、全く違った印象となったのに、と、Qさんは話してくれました。



この方、それまでにも学校行事等で顔を合わせても「目に入らなかった振り」して挨拶しない、声も掛けてこない、という前歴があっただけに、Qさんは、ああやっぱりな、という感じたそうです。直観的に感じていた印象は間違っていなかったな、って。


健康な心の持ち主だったら「あ、やっぱり、この人って失礼!ふんっ、無視無視。」で済ませられたのかもしれません。
ただ、その会話が起こった頃、Qさんは現地の暮らしに疲れ、半ばホームシック状態。
しかも、子供の勉強や受験に関するストレスが加わります。あいにく、仲良くしていた人達は数ヶ月前にみんな帰国してしまっていて、鬱々とした日々を送っていました。



そういう時って、ちょっとした無神経な一言が実にこたえるんですよね。
「あんたなんて、☆私☆の関心にも引っかからない、つまんない人間よ」っていう、微毒の効いたメッセージ。沈みがちだったQさんの、最も敏感な傷口を直撃してしまったようです。



言葉にすると消えてしまうような微妙な心理操作でもって、こちらの自尊心や「いい気分!」に毒を注入していく、というのが、エモーショナル・ヴァンパイア(心の吸血鬼)の常套手段。



負けないで。
たくさんの人が、あなたと同じ状況を経験しています。そして、乗り越えていますよ。


でも、我慢し過ぎないでください。
人間、自分がそうありたいと思っている程、強くないんですよ。誤作動起こして、一番大切な家族を悲しませないためにも、信頼できる第三者に打ち明ける機会をぜひ、作ってください。



遠くの信頼できる友人。
家族。
そして、プロの心理療法士やカウンセラー。精神科や心療内科の医師。


助けを求めることは恥ずかしいことではありません。
自分と、家族を大切にする母親なら誰でもやっている、立派な自己管理(セルフコントロール)です。



くじけそうな時にこそ、心をいたわる言葉や本にたくさん接したいものですね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.05.28 14:18:33
コメント(2) | コメントを書く
[エモーショナル・ヴァンパイア 心の吸血鬼] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: