2003年07月17日
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コトラーは、今日のマーケティングにおいて

それぞれ身近な考察を行ない、アルファベット順に並べた
最新著作『コトラーのマーケティング・コンセプト』の最終項目として、
「熱意(Zest)」という項目をあげています。

その理由をコトラーは、
体裁を整えるためにZではじまる言葉が必要だったことに加え、
もう1つ、
「熱意に欠けるマーケターは効果的とはいえないからだ。

 人生に熱中している状態といい換えられる」
としています。

この言葉はとても重要だと思う。
どうもビジネスにおいて、
「生きていることを心から喜び、楽しみ、人生に熱中」することを
あまりに軽視している人が多すぎると思うからです。
日々の業務をイヤイヤやりながら、
それを経たアウトプットを顧客に提出しておいて、
「売れない」と嘆くのはナンセンスだと思う。
自身が価値を認めて、それを創出することを「喜び、楽しみ」、
そんなビジネスを行なっている「人生に熱中」できて、

実際、「売れている」会社は、社内が喜びに満ちていて、
モチベーションが高いところが多いと思います。

さて、では、それを実現するためには何が必要か?
・個人の取組み
・組織の取組み

個人が自分のモチベーションを「熱意」ある状態に維持し、
組織はそのモチベーションを組織力に変換しなくてはならないでしょう。
いずれが欠けても、たぶん、うまくいきません。
コトラーは「熱意に欠けるマーケター」と表現していますが、
企業の中にいて、マーケターでない人はほとんどいないはずです。
なぜなら、ドラッカーが言うように、
企業には2つの機能があり、それはマーケティングとイノベーションだからです。
マーケターでないなら、イノベーターということになるでしょう。

ところで、コトラーは「熱意」の項目の最後に、こんなことを書いています。
「マーケターとして採用するのは、人生に熱中できる人間に限るべきだ。
 そうでない者は経理に回すべきである」と。
ここだけはコトラーは勘違いしてますね。
経理だって立派なマーケターのはずだからです。
既存の売上データから販促に使える情報を引き出したり、
経営戦略のための情報を引き出すことこそ、本来の経理の仕事だろうから。
これもきっと熱意がないとできない仕事でしょう。

とにかく熱意がないと何もできないってことですね。





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最終更新日  2003年07月18日 11時16分27秒
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