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9月は、上半期の締め月と言う事で、各事業所、各委員会は上半期の振り返りと、下半期の目標を設定する『アセスメント』を行いました。 ほぼ全ての事業所、委員会はことごとく目標の未達成、未実行。当然評価は最低のD評価です。しかし、ここで大事なのは、自分たちの評価がDであるという事実よりも、『なぜ目標の未達成、未実行がこれほど多かったのか』という事です。 そもそもこの『アセスメント』という行事は、基本的にボトムアップの組織作りを行う為のものです。自分たちの事業所、委員会でやるべき事を現場レベルで話し合い、決定し、実行し、評価をする。上から指示を受けて、動くのではなく、自分たちで考え、決定するというところにこの行事の最大の特徴があります。 ところで、組織はトップダウンとボトムアップ、どちらが良いのでしょうか?私見ですが、ボトムアップと答える人が多いような気がします。実際、バウムで同じ質問をしたところ、圧倒的にボトムアップと答える職員の方が多い。 しかし、実際前述のような取り組みを行っても、現実は自分達で決めた事を何一つ実行出来ません。何故でしょう。 上半期の振り返りをすると、反省点として挙げられるのは大体決まっています。『忙しかった』『予想外の事が起きて時間が無かった』。しかし、これは明らかに理由としてはおかしい。新入職員ならば、初めての仕事で『予想していたよりも忙しかった』と言うのは分かります。 しかし、先輩職員はいつも行っている仕事がどれぐらい忙しいかよく分かっているはず。その上で話し合って、自分達で決めた目標です。 ですから、『忙しい』からやれなかったのではなく、やらないと『決定』して、『やらなかった』のです。では、『決定』は誰がしたのでしょう。 現場職員でしょうか?違います。 『決定』は常に責任者の仕事です。つまり、上半期はどの事業所、委員会もみんなで話し合った目標を、『忙しい』から『やらなくても良い』と責任者が『決定』したから、出来なかったのです。ボトムアップとは、事業所の可能性を広げる為に、みんなで話し合い、意見を出し合う。しかし『決定』するのは、あくまで責任者です。 何故なら、現場職員には責任が取れないから。例えば、上半期の目標が未達成で評価が下がったのだから、責任を取れ、と言われても現場職員には取れない。だから、決定は責任を取る事の出来る人間が行うのです。現場職員が一生懸命考え、話し合った可能性を、責任者が実現すると『決定』する。そうして初めて現場は目標に向かって動き出すのです。 『忙しいから』今日はやらない、と決めるか、『忙しいけれど』今日何が何でも実行する、と決めるかは責任者しか出来ない仕事。部下の評価は、責任者の『決定』にかかっています。それだけの重責を担うからこそ、責任者には現場職員よりも多くの給料が支払われるのです。 もう一度言いますが、上半期の評価が最低評価なのは、現場職員全員の責任ではありません。責任者の責任です。下半期は同じ事を繰り返さないように、必ず実行するのだと『決定』して下さい。 理事長 笹谷 寛道
2014.09.29
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