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今から約6年前、私がまだ経営者になって3~4年しか経っていない頃、当時の管理職(今は退職)から、こんな事を言われました。『この会社には、今YESマンしか居ない。もし、代表が間違った判断をした時に、止める職員が居ないのは、組織として非常に怖い事だ。だからこそ、私は代表が間違った事をしていたら、はっきり言います』 さて、当時の私は経験も浅く、この言葉に頼もしささえ感じていました。しかし、そこからさらに時は経過し、今月開催された『下期政策勉強会』において、私は幹部職員に対し、全く逆の事を要求しました。 すなわち、『管理職の皆さんには、YESマンになって頂きます』と。 以下、実際に政策勉強会にて話した内容を記します。 『ある時私が、【A】という判断をしたとします。 それを、管理職が間違いだと判断し、私に待ったを掛ける。 私は、管理職の君が言うのだから、と判断を変更する。 その結果、大きな損失が出てしまったらどうなるか。 君が待ったを掛けたせいで、大きな損失が出てしまったではないか。どう責任を取るのだ、ときっと言うでしょう。 その時に管理職の皆さんは責任が取れますか?取れませんね。 そもそも、経営者は皆さんから見れば、あまり深く考えず、思いつきで即断・即決しているように見えるかもしれませんが、普段からその即断・即決をする為に皆さんが想像も出来ない程の知識や情報を取り入れています。 私が【A】という判断を下す為に、相応の知識や情報を吸収しているのに反して、管理職はその半分も吸収していません。そんな中途半端な状態で、私に待ったを掛けても意味が無いのです。そこで始まる議論の方が時間の無駄です。 であれば、管理職は私の判断を素直に、素早く実行する。そうする事で、仮に私の判断が間違っていた場合でも、【失敗】という結果がいち早く出る。その時点で方法を改めれば良い。管理職の実施する速度が遅ければ遅いほど、【失敗】という結果が出るのも遅くなる。そうなると、致命的な結果になりかねない。社会において、大切なのは変化についていく『スピード』です。 ぐだぐだ議論している暇があれば、即座に実行し、結果を検証する。重ねて言いますが、管理職に求められる能力は、スピードで私の出した方針を実施する事です。 世の中ではYESマンと聞くと、あまり良いイメージはないかもしれません。しかし、大切なのは常に『結果』です。『経過』ではありません。 トップに待ったを掛ける事の出来る事が『風通しの良い職場』と言って、いつまでも低レベルな議論を交わし、変化の早い世の中の流れに置いていかれ、ビジネスチャンスを見逃し、お客さまに見放され、とうとう倒産…。 そんな結果にならないように、変化に強く、チャンスを敏感にとらえ、お客様から常に評価される法人である為に、世間がどう言おうが、幹部の皆さんはYESマンであるべきです。 もちろん、私はその重責を一人で担うべく、この法人でただ一人だけ公私の区別なく、誰よりも汗を流して働きます。無理を承知で、皆さんにお願いします』。 理事長 笹谷 寛道
2014.10.29
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