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カミサマ探偵のおしながき メディアワークス文庫 / 佐原菜月 【文庫】佐原菜月メディアワークス文庫 発行KADOKAWA プロデュース アスキーメディアワークス☆☆☆☆☆ 連作短編集。日常の謎。封じられた古の葛城一言主神、今は葛城コトハと呼ばれている金髪碧眼の美女が、依頼者の「一言」(実際は一文)のコトバを探偵として解決する。そして、その謝礼は彼女が居着いている、居酒屋とりいの料理とお酒の注文だ。この本では、人間の食べる料理だけでなく、犬用のレシピも出てくる。そして、手の込んだプロの料理が多いので、料理はとっつきにくかったのだが、日本酒サングリアは作ってみたい。レシピ探そう。直前に読んだ本でも、この本でも犬が出てきて、犬好きとしては楽しかった。冒頭で、主人公とコトハの関係が分かったような気に成るのだが、最終話でそれが少々違っていたことが分かる。結構葛城コトハの設定も興味深いので、続巻が出たら読んでみたい。
April 21, 2017
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英国幻視の少年たち [ 深沢仁 ]英国幻視の少年たち 2 ミッドサマー・イヴ ポプラ文庫ピュアフル / 深沢仁 【文庫】英国幻視の少年たち 3/深沢仁【1000円以上送料無料】(P[ふ]4-4)英国幻視の少年たち4 [ 深沢 仁 ]深沢仁ポプラ文庫ピュアフル☆☆☆☆☆ いかにもなタイトルと設定だなぁと思いながら読んで、やっぱり面白かった。舞台はウィッツバリーという英国の田舎町だが、3巻はロンドン。日本では、幽霊が見えるという皆川海が、ある事件をきっかけに叔母のいる英国に留学し、そこで同じ能力(第二の眼)を持つランス・ファーロングを知り合って、彼が関係する幻想的生命体(幽霊・妖精・精霊・悪魔・吸血鬼、etc……)に関わっていく。そこで、一族の変わり者だった叔母が妖精の国に恋人を捕られてしまったり、ランスが幼い頃悪魔に憑りつかれていたことがあったのを知り、彼自身が関わった目の前で自殺した後輩の女の子、美柴亜矢が幽霊となって彼と再会して、その事件と向き合う。これが大体三巻までで、四巻では、それまでで、仄めかされていた核登場人物の過去が明かされる。 1巻は、メインの登場人物が全員は出てこず、大体の状況説明という感じだった。ここで登場した小さな妖精スーと海の叔母鞠子の愛犬はんぺんが可愛い。登場人物が揃いも揃って面倒な性格なので、主人公海と同様、読者にとっても彼らが癒しのような気がする。 2巻では、夏至の前後の時期に、海とランスが妖精の国に行くという設定だったが、そこで、メンデルスゾーンのスコットランドと真夏の夜の夢を聞きながら読んだら、はまりすぎだった。この巻で主要な登場人物が揃う。上手く設定されているが、イングランドの統括責任者ハイド氏とエルフのエドワード・ノアの関係はいかにも。(好きだけど)上司に言わせると愛想がない、感情があまり表に出ず不器用な印象を受けるが、古武士のようなハイド氏の養い子といえるエドやランスがどうしてああもひねくれた性格なのか疑問を持ってしまう。 3巻は舞台をロンドンに移し、ランスの背後にある、英国特別幻想取締報告局という長ったらしい名前の組織の本部で、彼の育ってきた環境が分かる。このあたり、設定は随分違うのだが、雰囲気がハリー・ポッターに似ている。この巻で大体登場人物とその背景が出揃う。起こった事件の張本人、ウェールズの統括責任者ドレイクのパートナー、ニコールのドレイクへの思いも紅涙を絞りそうだ。そして、この人の背景はどうなっているのかな、というところが、次の4巻で登場する。 4巻では、エドワード・ノアとハイド氏、皆川鞠子とグレン・バーンズ、ランスとハイド氏、エドとの関係、海が英国に来た背景が出てくる。エドと酷い虐待を受けた犬、グリムのところは、結末を予想していたものの、やっぱり涙が出た。このエピソードを踏まえると、彼らのはんぺんの可愛がり方も切ない。このエピソードに出てきたロスもまた出てこないかな。そして、ランスとの関わりも、エドって本当に素直じゃないということがよく分かる。ランスのややこしい性格の2割くらいはこのエルフの責任のような気がする。2巻でまだ知り合って間もない海に二人が「兄弟喧嘩に巻き込むな」と言われているが本当にその通り。ただ、ハイド氏、エド、ランスの関係は結構ツボだった。 登場人物の背景もおよそ全部出てきて、次は発刊のペースからいくと、今秋あたりだろうか。となると私が読むのは冬になりそうだが、続巻を楽しみに待ちたい。
April 19, 2017
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清らかな背徳【電子書籍】[ アン スチュアート ]アン・スチュアートハーレクイン MIRA文庫☆☆☆☆ 前に読んだエスピオナージュ?ハードボイルド?系よりは、読んでいてしっくりきた。翻訳もののせいか、結構読み応えもある。中世イングランドを舞台にしたハーレクインヒストリカル。他の方のレビューを拝見していて、この著者のヒーローは苦悩するタイプと分かったが今回もそんな感じ。前に読んだ「黒い微笑」より好み。割とアタマがいいはずのヒロインが、ヒーローと絡むとお馬鹿な小娘になるのはお約束なんだろうな。また今回は、もう一組カップルが誕生したが、こちらも結構読者サービスになるとりあわせだ。また、さほどヒロインを性転換したくはならなかった。 現代モノのロマンス小説がいけたので、歴史モノのいけるだろうと思ったが、幸いなことにこちらの方が好みだ。ハーレクインヒストリカルは前から気になっていたし、また気が向いたら読んでみよう。
April 6, 2017
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赤の雫石〜アレクサンドロスの夢〜 欧州妖異譚14 [ 篠原 美季 ]篠原美季講談社X文庫ホワイトハート☆☆☆☆◎ マンネリを感じつつ、つい読んでしまう。今回はアシュレイが囚われの身に?となっていたので、楽しみにしていたが、あれは、確信犯だ。でもストーリー展開は結構面白かった。シモンがまんざらでもなさそうな女性が出てきて、今後が楽しみ。欲を言えば、もう少しアンリとユウリのお取り巻きが絡むシーンが欲しいけれど。今回、シモンとアンリの場面があったので、まあいいとしようか。
April 6, 2017
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