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人との距離感覚。世間一般的な適度な感じをとることができない。子どもの頃も大人になった今も。入り過ぎだと驚かれたり、かと思えば、入らな過ぎだと言われたり。そのたび、私は、普通ってよくわかんないやと思いながらちょっとした孤独を噛みしめている。「入り過ぎ」の指摘に「入り過ぎ?そうなの?わかんなかった。 なんか、寂しいや」「入らな過ぎ」の言葉に「入り過ぎだよと驚かれて寂しくなるのがイヤで 引いてただけなんだけどね。 こういう気持ちを わかってもらえないことが寂しいや」なんて感じでね。 今日の一曲「夏をあきらめて」研ナオコ
2009年07月31日
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昔の私は本当に私なのか。そんなことを、たまに考える。昔の私。心の中を、よく知ってる、覚えてる、理解できる、今の私との違いもそんな大きく感じない。そういうことじゃない。ただ、「私」って実感が淡いから。ある瞬間の記憶を辿る時。風景や空気、人々の、感触、匂いや音が、リアルに蘇る。時には、次元が壊れてしまったのか?と錯覚してしまいそうなくらいに。けれど、「私」のことは、それほどでもない。映画を見ているみたいだ。自分と似た人が主人公の、映画を、見ているみたいだ。だけど、ちょっと待てよ。そういえば、私は、現在ですら「私」の実感が淡いではないか。 今日の一曲「夢先案内人」山口百恵
2009年07月30日
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小説「love history single cut」西田俊也昔の恋を思い出すというお話、10編。ユーミンだっけかな、それとも竹内まりやかな。昔の恋を思い出すのは今が幸せだから、っていう歌詞。それを思い出した、読んでて。正直、ぐっと来なかった。たぶん、登場人物たちの過去への想いが、意外とさっぱりしてたからだと思う。でも、現実、そういうもんなのかも。 怖い話「怪談実話系2」怪談雑誌「幽」の執筆陣による競作集。わりと豪華な面々だよ。乙一はいない。いたらよかったのに。小池壮彦の「浜辺の歌」が印象に残った。変な文章なの。わかりにくい。いびつ。でも、それだからこそ、心に引っかかる。
2009年07月30日
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今年になってからで私が一番たくさん聴いてるアルバム。それは、フジファブリックの『CHRONICLE』ちなみに発売したのは5月。好き過ぎる。全然、飽きない。っていうか、聴けば聴くほど、ますます好きになってる感じ。スルメか。前も書いたことあるけどフジファブリックを聴いてると小学生の頃や高校の頃に見ていたものや聞いてたもの、感じていたもの、包まれていたもの、そんないろいろが瞼の裏だとか鼻の奥だとかに蘇る。歌詞や声、楽器の音、間奏もひっくるめて、フジファブリックの全部から。心地よい切なさに見舞われるのさ。なんだか意味不明の文章になってるけど、まあ、とにかく、すごく好きだってことなのです。 今日の一曲「Monster」フジファブリック かっこいいっ。
2009年07月29日
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怖い話「なまなりさん」中山市朗長編怪談実話。なまなりさんというのは怨霊とか生霊とかのことだそうです。凄まじい話でした。読んじゃって大丈夫かな。 小説「夏月の海に囁く呪文」雨宮諒シゴフミの作家さん。舞台は、とある島。島にまつわる呪文をめぐる4つの物語。バスで読みながら泣いちゃったよ、しかも2回も(笑)純粋な想いって尊いよね。
2009年07月29日
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代わりのものじゃダメだと思う。求めていたものよか、ずっとずっと心をとらえるようなものなら別だけど、そうじゃないなら、代わりのものじゃダメだと思う。代わりのものは代わりにならないと思う。 今日の一曲「風にのって」薬師丸ひろ子
2009年07月28日
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小説「予知絵」安東能明ホラーです。絵には深層心理が表れている、と、よく言いますね。そういう方向からカウンセリングをするとかね。特に子どもの絵には表れやすいとか。これって、私、違うと思うけどなーって感じでいます。でも関心はあります。というわけでそのへんがモチーフになってるこの小説を読んでみたんですが、残念、自分の嫌いなタイプの小説でした。途中までは、誠実な書き手という印象なんだけど後半、その印象が崩壊しました。この小説、この作者の作品の中で異色だと思います。それだけに、本人、好きで書いた小説なんだろうか?って気がしてしまいました。「マーダーゲーム」千澤のり子小学校を舞台にしたミステリー。8人の小学生がマーダーゲームっていう遊びをスタート。(ややこしいのでルールの説明はしないけど あくまでも遊び。本当に処刑するわけじゃない)ところが洒落にならない展開に・・・。これまた自分の好きなタイプの小説じゃなかったです。でも、面白いと感じる人、わりと多いかも・・・って気もする。私としても、好きではないけど、嫌いってほどではないし、いいと感じる部分もあるんだけど惜しいって感じ。次の作品、読んでみたい。
2009年07月28日
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小学生の時に引っ越した所は山に囲まれたニュータウン。とにかく山だらけ。山育ちの母は大喜びで春にはワラビ、夏には木の実、秋にはキノコと、毎日のように山に入ってた。時々、私もついて行った。付き合わされた。山の中を歩きながら、「母はよくこんな所に一人で入れるよな」と思った。私は、母と二人でも怖いくらいなのに。クマはいないと聞かされていた。(実際はいたのかもしれないけど)だから、クマが怖かったわけじゃない。雰囲気が、怖かったのだ。見通しがきかなくて、隠れる所や隠す所がいっぱいで、何かがいそうで何かがありそうで、気持ち悪い。薄暗くて、じめじめしてて、気持ち悪い。それなのに、母は、「涼しくて気持ちがいいね」と、家では出さないような爽やかな声で笑う。同じ場所にいて、私は気持悪くて母は気持ちがいい。まるで反対の反応。私たちは違うものを感じているんだろうか。そう思うと、気持ち悪さが増した。或る時、かがみこんで山菜を採る母を、そばで見守っていたら、突然、母が立ち上がり、一言も発しないまま走り出した。私の方をちらっとも見なかった。すごい勢いだった。母の様子が怖かったけれど山の中に取り残されるのはもっと怖くて追いかけた。山から出た砂利道に母の姿を見つけた。「どうしたの?」追いついた私に母は「ヘビがいた」と大きく息を吐いた。あんまりだ、と思った。 今日の一曲「さすらい」奥田民生
2009年07月27日
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平成史「ボクらの平成20年史」写真たっぷり、詳細、幅広く網羅。資料的価値の高い本。近頃、昭和を恋しがる人が結構多いね。今現在の私の人生、昭和と平成が半分ずつという構成なんだけど、私は平成の方が好き。ノスタルジー的な意味で昭和を懐かしむことはあるけどどっちがいいかっていったら平成だと思ってるし。 マンガ「横浜迷宮 1」よしまさこ80年代に別マで活躍してた頃から好きなマンガ家、よしまさこ。べたべたしてない切なさと優しさ、それから、かわいらしさと、ふざけた感じが、魅力。今、売れに売れてるマンガ家じゃないので本屋の目立つ所・・・どころか置いてなかったりするのが悲しい所。発売したら欲しいのに発売してることがわかりにくい。このお話は、横浜が舞台の連作ファンタジー。すごく良かった。大好き。
2009年07月27日
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窓の向こうに信号の青みたいな色の屋根が見えた。壁の色はペパーミントグリーン。目立ってる。明らかに目立ってる。どうして今まで見えなかったんだろう。これからは窓の外を眺めるたびにあの家を見てしまうんだろうな。だって明らかに目立っているんだし。気がつかないままでも構わなかったのにどうして今、見えたんだろう。どうして、気がついたんだろう。 今日の一曲「あじさい通り」スピッツ
2009年07月26日
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小説「十二の嘘と十二の真実」あさのあつこやっぱりあさのあつこの世界観って自分には合わないのかな?と思ったので、もう一つ、読んでみた。じゃあ「バッテリー」を読めよ!って思います?(笑)「NO.6」であさのあつこの児童小説が自分に合わないことは判明済みなんで大人向けのを選んでいるんだよ。この小説は怖い話。昔々の王国の話と現代の老女の話が交互に出てくるという作りになってます。キーワードは「ツル」という名の女。二つの語が最終的にはどう結びつくのかな?という興味に引っ張られて読んだんだけど・・・タイトルの意味、把握できなかった。私、バカかも。それはさておき、老女のパートがすごく良かった。もし、全部老女の話だったら、自分的にかなりツボな小説だったと思う。 新書「『こころ』は本当に名作か」小谷野敦ブックガイド。この人、現実的で鋭くて、しかも笑えるので、好き。「モテない男」「バカ」という立場からのブックガイドも良かった。さて、この本。この本が取り上げているのは世間的に名作と呼ばれている作品ばかり。ちなみに私は夏目漱石の「こころ」好きです。名作かというと、やっぱり、ちょっと違う気がするけどね。あれはミステリー風味のメロドラマだと思う。
2009年07月26日
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私の中にはいろんな私がいる。多重人格みたいだなーと思うし、人からも言われたりする。(深刻な意味ではなくて)私は他の人も同じだと思う。みんな、自分の中に、いろんな自分を持ってるはず。なのに、ほとんどの人は、まわりにそういう印象を与えない。どうしてなんだろう。上手にコントロールしているのかな。 今日の一曲「バウムクーヘン」フジファブリック
2009年07月24日
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小説「ふちなしの鏡」辻村深月わーい、辻村深月の新作だ!怖い話の短編集。全体的に、子ども×都市伝説モノなのかな?と思ったんだけど違ってた。だけど私としてはどっちでもいい、辻村深月を読めるなら。いつものことだけど、学校生活という空間の中の子どもたちの心の暗い部分、すごくリアル。自分の子ども時代の心模様と重なる。というわけで面白かったです。気に入ったのは「ブランコをこぐ足」哀しいお話。「福音の少年」あさのあつこそれぞれに不安定な高校生3人(男、女、男)の物語。少年2人が互いに相手に対して「特別感」を感じ過ぎてる所と、少女を聖女みたいに描いてるふうな所が私の好みじゃなかった。私には、あさのあつこの世界観が合わないのかな・・・。
2009年07月24日
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自分の気持ちをうまく言えない時、もどかしくなる、悲しくなる。だけど、うまく言えない自分ってそんなに嫌いじゃなかったりする。こんなだからいつまでたってもうまく言えないんだろうけど。 今日の一曲「YES」MY LITTLE LOVER
2009年07月23日
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小説「龍神の雨」道尾秀介家庭に問題を抱えた二組の兄弟(と兄妹)の運命の糸が絡み合う話。道尾秀介、好きだけど、この小説はそんなにいいと思わなかった。ま、そういうこともあるよね。結局、好みの問題なわけだし。次の作品に期待。「永遠の0(ゼロ)」百田尚樹28才、無職の男が、第二次世界大戦で若くして死んだ祖父の生涯を調べる。戦争に参加しながら、祖父は何を思い、生きて、戦って、そして、死んでいったのか。登場人物の一人がこう言っている。「私はあの戦争を引き起こしたのは 新聞社だと思っている」新聞社が国民を煽ったことが戦争に繋がった、ということなんだけどね。私は煽られる方にも責任あると思う。だけど、マスコミとか情報とかって危険なものだよなーとも思ってる、つねづね。21世紀の今も情報操作の仕掛け人がいるし煽られている人もいる。いっぱい、いる。あまりにも無防備でいるといつか歴史が繰り返されるのでは?煽られないでね、みんな。私も煽られないようにするし。
2009年07月23日
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小雨の夕方、町中を、50代くらいの女の人が犬と散歩してた。小さい犬。散歩が嬉しくてたまらないようで飛び跳ねるみたいに走ってる。マルチーズっぽいけど微妙に違うような・・・。なんだろう?でもまあ、私、マルチーズに詳しくないし。とかなんとか思いながら何気なく飼い主を見たら、がっちりと私を睨んでた。威嚇?な、なんだ?「うちの可愛いワンちゃんを じろじろ見ないでちょうだいっ」ってことなのかな。それ以外、思い当たらないんだけど、そんなことで睨むかな。こりずに再び犬を見た私。あ・・・。ひも(リードっていうの?)が、ついてない。飼い主に視線を戻すと、まだ睨んでた。もしかして、この人、私がひものことを責めて見てるのだと誤解して睨んでたんだろうか。気がついてなかったんだけど。っていうか睨まれなければ気がつかないままだったんだけど。実際のところはわかんないけどねっ。とりあえず、人間って都合悪いことがあると変に攻撃的になっちゃうってとこ、あるよな、って思った。あと、ひもはつけるべきだろうなーってことも。 今日の一曲「歌舞伎町の女王」椎名林檎
2009年07月22日
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怖い話「現代百物語」岩井志麻子体験・伝聞した実話がもとになってるんだって。一話につき2ページ。短いのがいっぱい。私が思うホラーの名手といえば、男性なら三津田信三。そして女性なら岩井志麻子。この二人の書くものは、雰囲気がね、ヤバい感じなの。この本も、ヤバい感じだったよ(笑)さすがだなーと思った。 科学の本「世界一おもしろい科学の本」小笠原政次科学に関する108の質問&答え。108の「へえーそうなんだ」でもある。宇宙、地球、生物、自然、身の回り。どれも面白い。科学って、面白いよねー。
2009年07月22日
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誰かと行動をともにするのはいいんだけど、縛られるのはイヤなのさ。たとえば一緒に買いものに出かけた相手がCD屋で何を買うかで悩んでるとするでしょ。すごい時間がかかってるの。そのことは全然OK。こっちに気を遣って切り上げてくれなくていい。そんなこと、少しも求めてない。じっくり悩みたいなら悩めばいいじゃーんって感じ。なんでかというと私は私で好きなようにしてるから。相手の近くにいたけりゃいるし、(離れててって言われたら離れるよ)店内ぶらつきたかったらぶらついてるし、足が疲れたら休むし、喉が乾いたらジュース買うし、店に飽きたら、どっか別の店を見に行くし。離れる時は、「大体、あとどのくらいかかりそう?」って聞いて、時間になったら戻ってくる。それで、まだだったら、新たに時間決めてまたどっかに行く。好きなようにしてるからイラつかない。イラつかないのは好きなようにしてるから。なのに、好きにさせてくれない人がいる。「待たせてごめんねー」「いいよいいよ、ゆっくり悩んでて。 私、喉が渇いたからジュース飲んで来る」「えー。ちょっと待ってよ。 がんばって急いで決めるから待ってて!」それで待つのが、イヤ。縛られるんだったら1分だって待ちたくない(笑) 今日の一曲「KOME KOME WAR」米米クラブ
2009年07月21日
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小説「グラスホッパー」伊坂幸太郎家にある一回読んだ本を再び読む時、私は贅沢で優雅な気分になる。変か。普通、むしろ逆か。読んだことがない本を読むのはエキサイティングで楽しいけれどそればっかりするのには、どこかガツガツ感がある。(私は年中ガツガツしてることになるが)ガツガツしてないこと、それが贅沢、優雅。で、グラスホッパー。優雅に伊坂幸太郎。殺し屋小説ですね。小粋で精密、独自の世界観。伊坂幸太郎、すごい人。大部分、忘れてため、新鮮に面白かった。忘れっぽくて良かったなと思うのは、こんな時。 新書「断る力」勝間和代どんなもんだか読んでみようかね、っていうのと、タイミング的にばっちりだったので(断る力が出なかったために憂鬱な気分に陥っていた)手が伸びた一冊。不遜を承知でいうと、目からウロコでは全然なく、わかってるよって内容だった。おそらく、私の問題は、わかってるのに実行できないってことだね。(わかってても実行できなけりゃ わかってないのと同じことだし)じゃあなんで実行できないのか。・・・性格?成功できない性格なのか。ってことは、必要なのは性格を変えること?でも、そこまでしたい気がしない。そこまで成功ってやつに魅力感じないというか。そんならいいのか、このままで。たまに憂鬱になるけどさーおおむねハッピーだよーん、みたいなユルい感じが合ってるってことか?全然関係ないけど、こういう真面目っぽい本で著者が変なポーズとってる写真の表紙だったりすると、照れたりしないでポーズをとれる人なのかなーとか、実は「いやですよぅ」とか言ってたりするのかなーとか、余計なことを考えてしまう。勝間和代は断る力のある人だから自分の意思でこのポーズなんだろう。
2009年07月21日
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言われ慣れてることと逆のことを言われたのを機にその人のことが気になりだした・・・という経験が何回もあるなー、自分。ということに、ふと気づいた。ってことはだよ、誰かと親しくなりたいなら、心つかみたいなら、その人がいろんな人たちからいつも言われ慣れてることと逆のことを言うのがいいのかも。たとえば、ちゃらちゃらしてるって言われてる人なら真面目だよねとか。耳慣れないことを言われると「え、どうして?どこが?」って、やけに気になって、もっと詳しく話を聞かせてほしくなる。この人は私のことをわかってくれてる!って感じになったりね。・・・ん?もしかしてこんなの常識?誰もが知ってる技?まーどっちでもいいか。どっちにしろ、私には使えない技だし。(策略とかできないの。 性格的にというより能力的に)これから逆のことを言われた時は気をつけよう。なんか忘れそうだけど。あ、でも、私に言われ慣れてるのと逆のことを言った人たちは技とか策略とかじゃなくて本当にそう思ったから言ったんだと思うけどね。 今日の一曲「アンダンテ」矢井田瞳
2009年07月20日
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小説「厭世フレーバー」三羽省吾家族小説、というのかな。父親に失踪されてしまった一家の、家族メンバーたちの物語。一章ごとに、弟、姉、兄、母、祖父と語り手が交代。視点が変わるわけです。この手の構成の小説の醍醐味はページが進んで行くにつれて「へえ、実はそうだったのか」「あの時、 Aはこう思ってたけどBはこう思ってたのか」って驚きが増えて行くということなわけですがこの小説、驚きのスケールがでかいと思いました。そして、最終章、祖父の章が、すごくいい。こういう小説だったのかーと思いつつ読了。欲を言うなら、失踪した父親にも語って欲しかった。父親不在のまま終わらせたことによる効果は確かにあると思うし、わかるんだけど、なにせすごく魅力的な人なんだもん、父親。この人のことをもっと知りたい!という欲求が込み上げちゃったよ。それと表紙!単行本版の表紙なんだけど、切り絵っていうのかな、これ。なんでこれなんだろう。中身と合わな過ぎる気がするんですけど・・・。「ファントムの夜明け」浦賀和宏主人公はサイコメトラー。その能力で真相を知るってわけさ。浦賀和宏にしては普通っぽいと思った。女の子視点だからなのかも。女の子(異性)視点ってことではっちゃけぶりにブレーキが、かかったとか?実際のところはわかんないけど。ちなみに叙情ミステリ(文章で読者を騙くらかす)ぶりはいつもどおり。ほんというと、私、サイコメトラーのミステリーは基本的に好きじゃない。それでも、たまに、抜群に面白いなーって思えるものもあるから避けてないんだけど。この小説は、好みじゃなかった。サイコメトラーのミステリーが好きな人なら楽しめると思う。
2009年07月20日
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気分、沈んでる。やっぱり、人から、どう考えても嫌われてるとしか思えない態度をとられ続けるとね。気のせいと思いたい。思おうとした。人見知りする人なのかなとか、単に無愛想な人なのかなとか。でも、さすがに、変じゃないかー?って感じで。私のことが気に食わないんだと思う。なんかムカつくとか、そういうことなんだと思う。初対面の挨拶も、目が合ったあと、ぷいっとされて、返事なかったし。気にしないようにして普通にニコニコっと話しかけてたけどことごとく、氷のような反応。こういうこと、はじめてじゃない。ろくに会話してない最初のうちから受け入れてもらえそうな余地がないこと。今日、本人に、つい言っちゃったんだよね。いつも以上にひどい感じで無視されたから、「どうしてそうなんですか?」って言葉が、ぽろっとこぼれてしまったのさ。はい、その言葉もキレイに無視されました・・・。これって決定打って感じじゃない?(笑)気のせいと思いようがなくなってしまったというか。あっちも後に引けなくなっただろうし。それで、なおさら、気分が沈んでるというわけなのさ。 今日の一曲「ザ・ピース!」モーニング娘。 平和はいいなあ。
2009年07月19日
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エッセイ・・・なのか?「脳と仮想」茂木健一郎テレビのアハ間違い探しが私は嫌いだ。そもそも間違い探しが嫌いだし時間(数分だけど)を支配されてる感がイラつく。でもたまにマゾヒスト気分でやってみたりする。わかったら、すごいうれしい。うれしがっちゃう自分が悔しい。茂木健一郎って思わず物まねしたくなるキャラですね。そんなことはどうでもいいか。この人の言ってることは意外と精神論。だけど、脳とか科学とかってのは、突き詰めるとそういうものなのかも、とも思う。ところで最近やたら脳関係の本が出てるのはやはり不景気&平和&高齢化の影響なんだろうね。私もよく読むんだけどさ(笑)「品格バカが多すぎる」島村洋子読むの2回目。出勤時にちょうどいいところにあったのでカバンに入れてバスに乗りました。これね、とても面白いです。中島義道の本を読んだ時と似た感じのすっきり気分と心強さを味わえる。終盤に近づくとちょっと極端かも・・・という気がしてくる所も似た感じ。この人たちに共通するのは考え方が合理的、常識的ってことと、(一見、逆に見えるけど、実は)普遍的な美学を持ってるってことかな。姫野カオル子とかもこのタイプですね。このタイプの人が書くものって好きです。終盤、ちょっと極端かも・・・と思うけど、基本的に共感だし、極端に書くっていうのは意見を述べる上での技法と思ってるのでやっぱり好きですね。
2009年07月19日
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小学生の頃の私の趣味。・蟻の観察・虫捕り(バッタ、トンボ中心に)・四つ葉のクローバー探し、植物観察・水たまり付近で川&ダム作り・砂場でトンネル作り・散歩&サイクリング(未知の場所冒険)・工事現場・材木置場の見学・鉄棒、ジャングルジム、ブランコ(ハードに)・プール・石壁・塀・フェンス登り、下水道歩き、ジャンプ・手つなぎ鬼、色鬼、こおり鬼、自前の鬼ごっこ・ひとり芝居(キャラ作りから)・ブロックで家作り(レゴは不可、ダイヤブロック)・紙で家作り(家具も人形も)・紙で箱作り・シグソーパズル(スピードを追及)・オセロ、トランプ(ひとりでもする)・読書・絵・マンガを描く、新聞・雑誌作り・ラジカセで自分のDJ番組作り・オカルト研究(占いとか霊とか超常現象とか)冬限定・雪原で家作り、穴掘り、雪像作り・氷や雪の塊を集めて博物館作り__________全然、暇じゃなかったです。今でもだけど、子どもの頃も。退屈って何?みたいな。「今日、暇?私も暇。じゃあ遊ぼう」みたいな発想のない子どもでした。人と遊ぶのも楽しかったけど、ひとりでも楽しいし、暇じゃないし。っていうか時間が足りないくらいだし。ああ、そうだ。人といてだらだらただ一緒にいるだけっていうのが退屈でした。一緒にいて楽しいなーと思うのは、男女ともに、中性的で、群れてなくても平気って感じの人や、性格的に落ち着いてるけど好奇心旺盛で自分の趣味を持っててしかも冗談好きって感じの人たちでしたが、決まった人とびっちり一緒にじゃなくてその時々で一人になったり遊び相手を見つけたりが自由にできるような感じでいるのが一番、好きでした。趣味が多くなったというか、ひとりでも楽しいし暇じゃないし・・・というふうになったのは、生まれてすぐから親が放任タイプで自由を満喫しながら育ったからだと思います。あ、放置じゃなくて放任タイプです。最低限、押さえるトコは押さえて他は放任、みたいな。この育ち方、いろいろな見方があるだろうけど私としては「幸福な幼少期」って感じです。欧米なんかだとむしろ、私みたいなのの方が一般的なようなので間違った育ち方ってわけでもなさそうだし。ただ、残念に思っていることが二つ。一つは、まわりの家の子が私ほど自由に育ってなかったってこと。そのこと自体はいいのですが生活環境の違いから、日本人と外国人のズレみたいなものが・・・というのが残念ポイント。そして、もう一つが、ある時期を境に親の教育態度が変わったこと。放任タイプから管理タイプへ。「理解者のいない帰国子女 (しかも実際、帰国子女じゃないし!)」みたいなことになっちゃいました(笑)極端に放任タイプの家も少ないけど極端に管理タイプの家もまた少ないっていうのも、これまた。 今日の一曲「少年時代」井上陽水
2009年07月17日
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マンガ「君と僕 7」堀田きいち私には、大好きな人の本を、買ってもすぐには読まない、という癖がある。好きな食べ物は取っておいて最後に食べるの、みたいなことなんだけどね。コンディション抜群の日に読みたくて。だけどたまに取っておいた本の存在を忘れる。バカ過ぎる。自分で自分がミステリー。このマンガも忘れてた。「君と僕」は、少年たちのスクールライフなマンガ。絵が好きだし、話も好きだし、登場人物たちのことも好き。今、7巻か。8巻はいつ出るかな。 タレント本「バナナマンのさいしょの本」バナナマン実は昔からタレント本が好きだったりする。エッセイとか、研究本とか、評伝とか。勝新太郎の本も読んだし。ファンでもなんでもないのに。バナナマンは好きです。でもこれ、タレント本というよか、ラジオ本だった。二人がやってるラジオ番組がベース。どうでもいいことだけど、前に、角田光代の小説を読んでて、バナナマンの設楽を思い出してしょうがなかったことがある。登場人物にね、似た人がいたの。角田光代が設楽をモデルにしたとは思えないんだけどやけに似てた。
2009年07月17日
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さよならは苦手。どんな関係だとしても断ち切るのは、つら過ぎる。さよならすべきなんだって決めたあとも、迷いが消えなくて、簡単に戻ってしまいそうな自分がいる。そんな時、私は、自分でもびっくりな行動に出てしまう。今まで一緒に積み重ねて来たものや相手の自分への好意が一気に崩壊してしまうようなことをしでかしてしまうのだ。しかも、何も考えないで。無意識に、戻る道をふさいでいるのかも、と思う。もしか自分がゆらゆらと戻ってしまったとしても相手が受け入れてくれないだろうなって状況をこの手で作っているわけだから。 今日の一曲「サーチライト」小泉今日子
2009年07月16日
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小説「デンデラ」佐藤友哉老婆しか出てこない小説です。明治大正とかなのかな?って感じの時代の、老婆たちの命をかけた戦い、ハードな生きざま。本屋で「あー佐藤友哉の新作だー」とわくわく気分で手にとって、中身を吟味した私は、「ほんとに佐藤友哉?」とまじまじと作者名を確認してしまったよ。すごかったわ。何かの賞を獲るんじゃないかな。「違う場所に生まれたかった。 違う場所に生まれてさえいれば、 裕福にいつまでも暮らせた。 幸福にいつまでも暮らせた。 生まれたことや育ったことも、営みも関係も、 すべてを大切にしたまま死ねた」登場人物のこの台詞が胸に響いた。その、違う場所に、私は生まれたんだよね。すべてを大切にしたまま死ねる場所に。その凄い幸運を軽んじてはいけない。「705号室 ホテル奇談」塔山郁ホテル・ホラー。群像劇式な所とか昔々の因縁話が絡んでくるあたり、とても好みで、ぐいっと入り込んで読んだ。ページ数の割に、読むのに時間がかかったのは、何回も前のページを確認しながら読んだため。そういう、何回も前のページを確認したくなるような小説が、私は好きだったりする。1作目も2作目も気に入った、塔山郁。次作も楽しみ。
2009年07月16日
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人から罵られたり責められたりした時。私は悪くない!って、あんまり思わないんです、私。ほとんど思うことがないって言った方がいいかも。あと、権利の主張も、しないです。こうしたい、ああしたい、みたいなことは言うけれど、そういうことする権利があるとは、全然思ってない。権利・・・いまいちピンとこない。自分以外の人の権利なら、よくわかるんだけど。なんていうか、自分の中には、「なんか申し訳ない感じ」っていうのがあるのです。口には出さないけれど、生まれたことから始まって、ここにいることとか、いろいろなことに対してなんか申し訳ない感じがあります。自分にとって、この世自体が、人の家みたいな感じなのです。「お邪魔してます」みたいな。誰の家かといったら世の中の私以外の人たちみんなのです。人の家にお邪魔してるわけなのでなるべく迷惑とか負担とかをかけないようにしたいし、お邪魔させてもらってるんだから自分にできることはして行かないとなーって思います(気持ちはね)そんななので「私は悪くない!」って思うどころじゃないのです。権利を主張するどころでもないのです。こう書くと、ちょっと気の毒な人っぽいですが、自分自身は、ずっとこれが普通だし、生きてく上でたいして不都合ないからいいやって思ってます。 今日の一曲「アオイソラ」スネオヘアー
2009年07月15日
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小説「乱反射」貫井徳郎人災の連鎖。何人もの人々の、ちょっとしたルール違反、自分本位な行動が、からまりあった結果、起きた一つの悲劇。こういうこと、実際に、あると思う。気をつけよう。貫井徳郎ってそんなに多作じゃないけど一作、一作、クオリティが高いよなーと、しみじみ。 サブカル本「消えたマンガ雑誌」2000年発売の本なので2000年までの休刊・廃刊になったマンガ雑誌たちを紹介した本。表紙の写真が出てるのが嬉しい。残念だったのは少女マンガ系にあんまり詳しくなかったこと。筆者、男だし、仕方ないんだろうけどね。でも「リリカ」は出てて嬉しかった。サンリオ出版から出てた「リリカ」って雑誌。小さい頃に意味分かんないながらも雰囲気がすごく好きだった。今、古本屋に行くと、なんとなく探してたりする。
2009年07月15日
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札幌。今年の夏は肌寒い日が続いています。いまいち夏っぽくなくて、あれ?もう7月の真ん中を過ぎたの?って感じ。大丈夫かな。夏らしい夏、ちゃんと来るのかな。過ごしやすいけどね、ちょっと寂しい。大人より子どもの方が暑さに敏感なものなのかな。子どもの頃の夏の方が今よりずっと暑かった気がする。大人になって暑さに鈍感になったから、私、「子どもの頃の夏の方が今よか暑かった」って感じてるだけなのかな。でも私の母は、昔から、大人なのに凄まじく暑がってたな。やっぱ大人とか子どもとか別に関係ないのかな。 今日の一曲「今年の夏」森高千里
2009年07月14日
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小説「クレイジーカンガルーの夏」 誼 阿古舞台は1979年の田舎町。中学1年生の男の子が主人公。友情とか部活とか家とか音楽とかアニメ(ガンダム)とか本とかいろんなことにいろんな感情揺らすボーイズライフ。登場人物たちがとても魅力的。「クレイジーフラミンゴの秋」 誼 阿古というわけで、続けて読んだ。「クレイジーカンガルーの夏」のスピンオフ作品。舞台は同じ。主人公は中学1年生の女の子。こちらはガールズライフ。私はこっちの方が好きだな。すっごく良かった。自伝的な要素もあるのでは?って気がしてしまったくらい、主人公の女の子の気持ちとか葛藤とかが細やかに、瑞々しく、描かれてる。唯一の不満は、シリーズ3作目が出てないこと。打ち止めなのかな。執筆中なのかな。執筆中ならいいな。彼ら、彼女らと、また会いたい。
2009年07月14日
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北斗の拳とかターミネーターとかで描かれているようなめちゃくちゃな状態の世界では人々が、自分だけ助かればいいんだとばかりに殺し合ったり奪い合ったり。なんでそうなっちゃうのかね。そういう時こそ、冗談や希望を口にしたりしてみんなで明るい気分になりながら協力し合ったり助け合ったりした方がいいのに。その方が結局は生き延びられるんだから。 今日の一曲「ええねん」ウルフルズ
2009年07月13日
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新書「松本清張を推理する」阿刀田高今年は松本清張生誕100年。ちなみに太宰治も生誕100年。太宰治のことは知ってたけれど(好きだから)松本清張のことは知らなかった。この二人、同じ年だったの?と驚いた。活躍の時期が重なってないだけに。この本、作者は、奇妙な味わいの短編小説の名手、阿刀田高。阿刀田高が松本清張の小説の舞台裏を推理。いかにも面白そう。で、実際、面白かった。実は私は、松本清張は、「古代史疑」「昭和史発掘」などのノンフィクション系が好きなんだけど、小説はほとんど読んだことがなかったりする。小説としては文章が好みじゃないからなんだけどね。でも、関心はあるので、松本清張の小説について書かれた本はこれまでも何冊か読んでる。そのため、小説読んでないのに内容なんとなく知ってる、というバカなことになっている。 偉人伝「箆棒(ベラボー)な人々」竹熊健太郎戦後サブカルチャー偉人伝。本人インタビューがベースになってます。ベラボー偉人たちは、こちらの4人。康芳夫(マルチプロデューサー。 「オリバー君」を紹介した人)石原豪人(挿絵・看板画家。 かなり生々しいタッチの絵を描く人)川内康範(作家。「月光仮面」の原作者。 「おふくろさん」の作詞家でもある)糸井寛二(前衛芸術家。通称・ダダカン。 全裸パフォーマンスの人)この本に限らず、竹熊健太郎が雑誌「クイックジャパン」で書いてた文章はエキサイティングでディープで大変に面白い。見かけたら、ぜひ、ページを開いてみてほしい。
2009年07月13日
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名前を考えてばかりいた。自分の名前。親がつけた名前は好きではなかったし愛着もまるっきりなかった。だけど、放っぽり出したいほどに嫌いなわけでもなかった。名前を考えるのは、趣味だった。物心ついた頃からの一人遊びの一つ。日によって別の名前になった。名前ごと別の人間になってみたりもした。大量の名前たちを、頭の中で、とっかえひっかえしていたあの頃の私にとって、自分は「名前のない子」みたいなものだった。 今日の一曲『三日月サンセット』サカナクション
2009年07月12日
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小説「いつか棺桶はやってくる」藤谷治何の前触れもなく妻がいなくなるお話。このシチュエーション、村上春樹のねじまき鳥クロニクルを連想する人、多いのかな。この本の帯にも解説にもねじまき鳥クロニクルの文字があったのでそうなのかなーと思ったんだけど。私だったら別に思い出さないと思う。今回、先に帯を見ちゃったから、思い出すも何も・・・って感じだったけど書いてなかったら思い出さなかったんじゃないかな。ねじまき鳥は好きな小説だけどね。だって、何の前触れもなく妻がいなくなってどうのこうの、って小説は、他にもいっぱいあるじゃん。それはさておき、この小説、感想を言っちゃうと、すっごく良かった。面白いし、深いし、引っ張られるし、響いてくるし、驚きもあるし。文章も魅力的。「瀕死の双六問屋」忌野清志郎雑誌テレビブロスに連載されてた文章。エッセイのような物語のような。乙一の「小生物語」もこういう感じの本だったな、好きだった。この本の存在、知らなかった、不覚。いつのまに出てたんだ。2000年に発売で文庫化したのは2007年か、そうか。さて、内容。素晴らしいの一言です。私はもともと清志郎のコトバが好きで、中学の時に買った詩集(歌詞集)がいまだに宝物だったりするんだけどもこれからはこの本も宝物にしようと思った。清志郎の文章、かっこよくて、かわいくて、面白くて、せつなくて、はっとする言葉が次から次と飛び出して、この人はやっぱりコトバの天才だ。
2009年07月12日
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人のこととやかく言いたくてたまんない人とか、引きずりおろしたくて仕方ない人とか、少なくなってほしい。人を沈めることで自分を浮かび上がらせるんじゃなくて、人を沈めるのではなく、ただ、自分の力で浮かび上がる、みたいな。なんか、そういうのがいいと思うんだけどね、私はね。世の中全体のためにもね、そういうのがいいと思うんだよ。 今日の一曲「夜の盗賊団」ブルーハーツ
2009年07月10日
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小説「ながれ星」佐々木丸美絶版のため、長年、入手困難だったが、ちょっと前に事情が変わり復刊、入手簡単になった、という本。私は復刊の運びが気に食わなかったので引き続き古本屋めぐりをしてたのさ。ようやく見つけることができた。うれしい。ちなみに私にとって佐々木丸美は、小学校の高学年の頃に出会い、それからずっとともに生きてきましたという感じの特別な存在。そして、この本は、唯一、未読だった本。自分にとって特別な作家の未読の本、なんと魅惑的でありましょう。しかし、ようやく読むことができての感想は、他の作品と比べてかなり落ちるのでは?という残念なものだった。まあ、でも、作家も人間。調子は山あり谷ありだろう。これを書いた時、疲れてたのかもしれない。「六月の夜と昼のあわいに」恩田陸恩田陸の奇妙な味わいの文章と現代画家の絵、フランス文学者による詩で1セット。全部で10作品。恩田陸の感性やセンスが大好きな自分なので、何も言うことない。ページをめくってる間中、幸福感に満たされていた。宝物にしよう。作家には、装丁、帯、写真や絵などなど、文章以外の部分もひっくるめて自分のセンスを通してるふうな人と、そうじゃないふうな人がいるけれど、恩田陸は前者だと思う。それも、かなりこだわってると思う。さまざまな出版社から出ているにもかかわらず、どれも風合いが似ているのだ。
2009年07月10日
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指組み、腕組みをする際の左右の上下具合を見て右脳タイプか左脳タイプかを診断するやつで、私は、右脳、右脳、どっちも右脳。うう脳タイプって言うらしい。自分は右脳タイプなんだってわかった時(かなり前なんだけど)気持ちが少し軽くなった。それまで、長いこと、「何事にも論理的であらねば」って思っていたのさ。親に押しつけられた価値観なんだけどね、「なんとなく」とか「そんな気がする」とかは駄目なんだ、って思っていたの。だけど、それを実行してると、すごい窮屈だし、どうせ結局、徹底できない。だって放り出した方が明らかに楽しいんだもの。「なんとなく」や「そんな気がする」を自分に許したら、びゅんびゅんいろんな考えが浮かんでくる。それは、とても、気持ちが良い感じ。で、後で落ち着いてから、「私って駄目だなー。自分を律しきれないよ」って、しょぼん。でもさ、もともと右脳タイプなんだとしたら、「論理的であらねば? なんとなくだの、そんな気がするだのは駄目? いやいや、もともと、私の脳は、 感覚的な右脳タイプなんだもの。 そんなの徹底できなくても仕方ないじゃーん」ってわけでしょ?それで気持ちが少し軽くなったというわけなのでした。 今日の一曲「サボテンレコード」フジファブリック
2009年07月09日
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ルポ「心にナイフをしのばせて」奥野修司1969年に起きた、高校生が同級生に殺された事件のルポ。被害者側の遺族たちの声を独白形式で。単に、事件についてのことだけでなく、遺された人々の人生についての記述が多かったりもする。そのため、小説のような雰囲気。深みも読み応えもあるし、著者が訴えかけたいこと、「人を殺してはいけない」「殺人は被害者だけじゃなく遺族の人生も狂わせる」ってこともストレートに伝わってくる。と同時に、引っかかるのは、加害者による殺人の理由。簡単にいえば、いじめの仕返しなんだけど、この、いじめ、加害者が取材拒否しているため、被害者側からしか語られていない。「いじめと言うほどのものではなかった。 少なくとも 殺されなくてはならないようなことではない」こういう台詞に微妙な気持ちになるのは私だけじゃないと思う。「確かに 殺されなくてはならないようなことではないだろう、 というか、殺人って行為は絶対的に悪いことだし。 でも、いじめというほどのものではなかった って言うのは どうなんだろうな・・・ まあ、実際のところ、 どんないじめだったのか、わかんないんだけども・・・」みたいな。ただ、これだけは、はっきりしてる。殺したら、それ以前にどんな人間関係があろうとも、被害者と加害者の立場は引っくり返る。世間の心証もね。 追悼コメント集「忌 忌野清志郎は生きている」忌野清志郎の死に際しての、いろんな人たちのコメント集。なるほど、この人がこんなコメントをね・・・という意味で興味深い本。しかし、このタイトルは、いかがなものか。装丁、内容、ともに、美的センスに欠けてる感じといかにも急いで纏めたふうな安っぽさがあるのもファンとしては、うーむ・・・って感じ。でも、ファンだから、買っちゃった。ちなみに、スタンスと値段は、好印象。なので買ったことの後悔はない。
2009年07月09日
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隠したいものは良く似た群れの中に。目にしたくないものもね。たとえば忘れたい情報があるなら情報の海にざぶんと飛び込んでしまえばいいのだ。しかしこれって逃げ腰な態度だ。つもりつもれば自分の心に良くない影響が生じてしまいそう。だから、ほどほどに。 今日の一曲「カプチーノ」ともさかりえ
2009年07月08日
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小説「ギフト」日明恩映画のシックス・センスに出てくる男の子みたいな能力を持った少年が出てくるお話。気になったのは、一人だけ、救いがまったくない感じで描かれてる死者のこと。はっきり言って、性格悪いし、救われないのもさもありなんって感じではあるんだけど、それにしても突き放し過ぎなのでは?って感じがしたので、作者はこういうタイプの人間が大嫌いなんだろうなーと思った。自己中心的な考え方で無自覚に悪意をまきちらしてるってタイプの人間。ただ、こういう人って珍しくないと思う。というか、誰にでも(私にも)こういう面がなきにしもあらずなのでは・・・って気が。そういう意味でも他の意味でもちょっと考えさせられた小説。「いつもの道、ちがう道」松尾由美不思議テイストの短編集。ダーク。松尾由美ってカタルシスを感じさせてくれないタイプの作家。「???」って部分が残るというか。外国の作家にはこの手の有名な人が結構いるけど、日本では少ないタイプかも。すっきりしない部分が残る小説はイヤな感じ。でも、妙に心に残る、妙に魅かれる。彼女の「ピピネラ」という小説が私はとても好き。この短編集では「恐ろしい絵」という話が特に印象に残った。
2009年07月08日
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暑さのせいか、最近少し忙しくなったせいか、このところ、夜、眠くなるのが、少し早くなった。夜2時半頃に就寝、朝7時に起床。というのがここ10年ほどの私のリズム。睡眠時間的にいかがなものかしら?と思うし、単純に足りないとも思う。足りない分を補うかのように休みの日の明るい時間にいっぱい寝ちゃうことに関してもなんだかなーと思っている。だけど、いろいろあるし、まあいいかって(笑)このところ、眠くなるのが早いことについても、まあいいかって感じ。これを機に、今後、生活リズムが少し変わって行くのかも。2時ー7時の生活に変わった時みたいに。いやいや、何も変わらないのかも。どっちでもいい。ただ、私は、変わるとか変わらないとかってことを興味深いと思うだけなのさ。 今日の一曲「午前0時のメリーゴーランド」 ZIGGY
2009年07月07日
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小説「シンデレラ・ティース」坂木司歯医者さんが怖いのに歯医者さんでバイトすることになった女の子が主人公の、読後感さわやかなミステリ。殺人事件とか物騒なやつじゃなくて日常のミステリね、それも歯科にまつわる。坂木司の小説って、いっつも、謎の後側に「へー。そうなんだ?」って感じのちょっとした知識が隠れてる。今回は、歯関係の知識。面白かった。「魚舟・獣舟」上田早夕里SF短編集。ひとつ中編。巧いし、斬新だし、独特だし・・・高評価を受けてるだけのことはあるなーと思った。わたし的には中編の「小鳥の墓」が、すごく良かった。解説に別の作品のサイドストーリーだと書いてあった。本編、読みたい。早く読みたい。
2009年07月07日
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私は大人びた子どもだった。私はとてもとても小さな頃から秘密をいっぱい持っていた。誰にも見せない、ちらりとも見せない、自分だけの秘密。だから大人びた子どもだったんだと思う。だって秘密が人を大人にするんだもの。 今日の一曲「シークレット・ムーンライト」 小島麻由美
2009年07月06日
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小説「神様からのひと言」荻原浩会社小説。中心になってる舞台は、お客様相談室。クレーム処理室ね。クレームをぶつけて来る客と、自分のことばっかり大事で客のことも会社のことも部下のこともどうでもいい人たちとの板挟みで苦労する主人公。小説だからちょっと大げさだけど、基本的には、たくさんの会社が多かれ少なかれ抱えてる問題だと思うし、そのことと、世の中全体の不景気とって関係あると思う。「讃歌」篠田節子一人のヴィオレ奏者がテレビのドキュメンタリー番組に出演したことによって、一躍、時の人になり、その後・・・・・・っていう物語を通して感動の正体ってなんなのか?ってことを問いかけてる小説。技術的、能力的に優れたものが人を感動させるってもんではないんだよね。私も同じことをよく思うのでこういう小説があって嬉しい。私は感動の正体って魂じゃないかなと思う。下手くそでも、めちゃくちゃでも、魂こもってるものって、人を感動させるんじゃないかな。魂に、感動するというか。
2009年07月06日
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みんなで何かの話をしてる時に「私、そういう話、嫌い!やめてやめて。 ほんっとにやめて!!」と本気で阻止しようとする人。阻止できないと「なんでやめてくれないの」って怒り出すけど、「他のみんなは話したがっていてイヤだと思ってるのは私だけなんだものね、だったら私が聞き流すとか、聞こえない所に移動するとかするべきだね」って思った方が自分自身、心穏やかでいられるんじゃないかなーって思う。「なんでやめてくれないの」って考えるから腹立つんじゃないかな。 今日の一曲「午後のパレード」スガシカオ
2009年07月05日
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小説「IN」桐野夏生帯には小説は悪魔ですか。それとも、作家が悪魔ですか?の赤い文字がバーンと書いてある。主人公は女性作家で、或る作家が自分たち夫婦と愛人とのあれこれを赤裸々に描いた私小説をもとに愛の抹殺をテーマにした小説を書いている。ちなみに帯にも抹殺の文字が3個も踊ってる。しかし私に響いたのは、愛の抹殺ではなくて作家の業。今の時代、悪魔になることも厭わないような作家は柳美里くらいだろう、桐野夏生は違うんじゃないかな、なんてことを思いつつ。「彼女の命日」新津きよみ死者が主人公。享年35歳の女性。年に1度、命日の日に、他人の体の中で目が覚める。自分が死んだ後の家族や恋人の様子を窺ったり、体の持ち主の人生に少し踏み込んでみたり。なんか赤川次郎っぽいなと思った。ドラマにしたら映えそうな話だし。連続ドラマ、彼女の命日。かなりいいと思う。
2009年07月05日
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小説「ローザの微笑」海月ルイ女の一生系小説。主人公は時代の女神と謳われた個性派××女優、千石ローザ。哀しい・・・。なんとなく岡崎京子の「チワワちゃん」を思い出した。「今日の特集」戸梶圭太報道番組の孫請け製作会社の話。主人公は、30歳、ADの男。語り口が面白いので油断してる間にじわじわとまったくもって洒落にならない展開に。かなり毒々しい話なんだけど・・・ラスト4行が、すごくいい。戸梶圭太の小説って映画的な雰囲気。映像的じゃなくて映画的。そんでもって、邦画じゃなくて洋画。タランティーノとかの感じ。 ※ ローザの職業、××女優 禁止語句注意が出たので伏せ字にしました。
2009年07月03日
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子どもの頃とか十代の頃、普通の顔してるだけなのにふてくされてる?とか困ってる?とか言われることが多々あった。そういう顔なんだろう。愛想良い表情を意識して心がけるようになったらあんまり言われなくなった。言葉で誤解されるならまだしも顔で誤解されるのは、面倒くさい。笑顔の仮面をかぶってればこういう顔でも大丈夫。良かった、良かった。というわけで、いつのまにか、人と向き合うと、条件反射的に笑顔になっちゃう私になってた。それはまあ、別にいいんだけど。笑顔が消えちゃう時があるんだよね。さすがに笑顔どころじゃない気分の時とか、何かに夢中な時とか。笑顔どころじゃない気分の時はいい。実際、怒ってたり、悲しんでたりするわけだし。でも何かに夢中な時はね。単に何かに夢中になってるだけだから、感情がどうかなってるわけじゃないのだから。「怒ってる?」「悲しいの?」「困ってる?」いや、全然。本当にただ、夢中になってるだけ。夢中だから、表情にまで気が回んなくなってるだけ。っていうか、夢中のままでいたかった。「怒ってる?」とかなんとか言われずに。顔が、誤解されるような顔だから、こんなことになっちゃうんだろうな。そう思って、普段、笑顔を心がけてるのに、笑顔が多いだけに、笑顔が消えるとやけに際立つなんて皮肉なもんさ。 今日の一曲「愛のカケラ」ELT
2009年07月02日
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小説「笑う怪獣ミステリ劇場」西澤保彦ナンパが趣味の男3人組。ところがナンパがうまくいきそうになると、変な怪獣が出て来て邪魔をする。というふざけた設定のミステリ。なので「怪獣?バカバカしそう・・・。 でも、まあ、西澤保彦だし(好きなのです) 一応、目を通しておくか」って感じで読み始めたんだけど、意外や意外、ミステリ部分、本格的だし、ふざけた設定もしっかり面白くて、すっごく楽しめた。あ、でも、意外じゃないか。だって西澤保彦なんだもの。「眠れなくなる夢十夜」小説新潮編集部編十人の作家による夢の物語。もちろん、書き出しの文句は、夏目漱石の『夢十夜』に倣って「こんな夢を見た。」作家の面々はというと、阿刀田高、あさのあつこ、西加奈子、荻原浩、北村薫、谷村志穂、野中柊、道尾秀介、小池真理子、小路幸也。なかなか贅沢でしょ。私が一番気に入ったのは野中柊「柘榴のある風景」さりげなく歪んだ奇妙なお話。ほんとの夢みたい。
2009年07月02日
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