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2004/06/06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
アメリカ人の60%は肥満か肥満ぎみだという。その原因は車社会を原因にした運動不足と、何よりジャンクフードを主体とした食生活のせいだ。そこに目をつけた監督兼主演のモーガン・スパーロックが、マクドナルドを朝昼晩一ヵ月間食べ続けて体の変化を記録するというドキュメンタリー映画である。

題名のスーパー・サイズというのは要するにファーストフード業界のセットメニューで、一番大きなサイズのセットの事。コーラは1リットル近く(ひとり分だよ)、イモ何個分かもわかならいような膨大な量のフレンチフライ(フライドポテト)にビッグマック...。

朝はもちろんブレックファーストメニューでハッシュブラウンやエッグマフィンにホットケーキ、昼夜はセットを食べるのだが、もし店員に「スーパーサイズにしますか?」と言われたら断らないという条件もつけるのである。

成人男性は一日の摂取カロリーは2500以下が理想、でもマックを3度食べると5000カロリーに及び、文字どおり一日1ポンド体重が増えるのである。砂糖などの過剰摂取でまずやられるのは肝臓、血糖値は上がり、筋肉が脂肪に変わっていく。精神的にも悪影響が出始め、ふさぎこみがちになり、体を動かすのが億劫、性生活にも影響が出始めるのだ。その記録は面白くも恐ろしいものがある。

始めは「毎日マクドナルドという子供の夢が叶ったぜ」というモーガンも3日目ですでに気持ちが悪くなる。18日目でドクター・ストップがかかるのだが...。モーガンの彼女というのがベジタリアン・シェフというのがまた笑える。

このモーガンの記録を主体にして、学校給食のあり方(いかに多くのアメリカ人が子供の頃からろくなものを食べていないかがよくわかる)や食品業界の広告マーケティングの巧妙さ、肥満が起こす病気が原因で国家の予算にいかに悪影響を与えているかなどなど。肥満が社会問題になっているかを鋭き、描いているのである。

この映画、マックの支店がある国の全部の人が見るべきだが、マンハッタンではたった3館でしかやっていない。インディ系だから仕方ないだろうけど、私の推測では映画館もジャンクフードの嵐なので、こんな映画を上映されるのはバツが悪いからかも知れない。

この映画を見たあとマクドナルドに行く勇気は起きない。一番怖かったのはチキン・マック・ナゲットの作り方。養鶏場で卵を産めなくなった老いた鶏の売り物にならない肉を切り刻んでかき混ぜ、あのかわいいナゲットの形にしてスパイスをまぶして油で揚げるのである。いや、リサイクルだからいいんだけどね...。





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Last updated  2004/06/07 10:06:49 AM
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