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2005/04/24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私は体が比較的頑健だ。鉄欠乏症(貧血)と頭痛と腰痛が持病である以外は、アレルギーもないし喘息もない。皮膚も丈夫で何かに反応してかぶれてしまうという事もない。それを幸いと言うべきなのだろうが、元気な人間なりにいろんな思いをしてきた。

子供の頃、近所の仲のいい子に喘息持ちの子がいた。私は小学校サッカーで朝練やマラソンをしていたので、その子に通学途中、朝の練習が気持ちいい事を何気なく話したことがある。その子は、
「私、運動できへんねんから、そんなこと言わんといて欲しいわ」
と私に怒鳴った。それが、自分と同じように運動ができない子がいるんだという認識を初めて持った時だ。

小学校高学年の時は、私は徒競走で一番になるような子だった。
ある日、作文で、今度も仲がいいと思っていた子に、私の悪口を見つけたことがある。
「Daviちゃんは、かけっこが速いことを自慢している。偉そうだ。私は走れないのに、人の気持ちを思いやらない子だ...」
子供時代の私を庇う訳ではないが、誰かにみせびらかそうなんて気はなかった。かけっこで一等賞になって嬉しかっただけの事。それをそんな風に思われていたのがショックだった。会話ではその子からそんなに不愉快だと言われた事はなく、先生が一冊にまとめた文集にその作文を見つけた時は悲しかった。

以来、自分を自慢することがないように気を使うようになった。もちろん学校や社会で習った「人の気持ちを考える人になりましょう」というのもあった。むやみやたらと体の弱い人に対して親切にするというのでもなく、助けがいる人には手を差し伸べられる人間になろう、という学校の先生の教育にも助けられた。



私は植物を植えるのが大好きで、今年はひまわりとコスモスを植えた。真夏は反射熱が激しいのでベランダで植えることはなく、家の中で日当たりのいいところにプラントを植えている。最近芽がでて、細いながらも成長している。土を触っていると子供が寄って来たので、植物の種を植えた事、夏になると花が咲く事などを話した。都会育ちの子が植物に興味を持ったのかと思ったが、次の一言は私の幻想を打ち砕いた。

「私、花粉アレルギーなんだよね」

....。

存知ております。なのでひまわりはPollen Free(花粉なし。本当かどうかは知らないけど)の表記のあるものを買って来てあった。コスモスは...調べなかった。室内でも育てやすい、丈夫な種を選んだらコスモスだった。コスモスの花粉が飛ぶかどうかを調べずに買って来た私が多分悪いのだろう。

夫も花粉アレルギー。花が咲き、緑が萌える春が来て浮かれている私に「花粉がつらくてやってられないよ」と言う。そして「君はアレルギーがなくて、いいね」

私の人生、そんなんばっかりや。
色んな人に色んな事を言われて、めちゃめちゃ気を使ってるっちゅうねん。人の痛みがわかる人間になりなさいって。わかろうと努力してるっちゅうねん。でも、私の痛みは誰がわかってくれるんや。

と思った。普段は思わないけど、今日は思った。今日ぐらい、思わせて。もしコスモスから花粉が飛んだら、私は育てたコスモスをひっこ抜かなくてはいけないのだろうか。





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Last updated  2005/04/26 07:44:11 AM
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