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2005/09/30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今回日本に帰ったのは、夫の出張が東京だけでなく大阪にもあったことだ。出張に付いていったので一緒に行動できたのは週末だけ。日曜日に、夫が私の実家のあった神戸に行こうと言いだした。私は高校を卒業するまで神戸にいたのだが、もちろん子供時代の楽しい素晴らしい思い出があるのだが、両親が不仲だったせいもあり、つらい思い出も多い。最後に来たのは、阪神大震災に巻き込まれた父の亡骸を引き取りに来た時以来だから10年ぶりになる。こういう故郷だが、夫と一緒なら行ってもいいと思った。

大阪からJR線に乗り、一時間もかからなかった。子供の時は大阪は遠い大都会に思えたものだが、こんなに近いのにちょっとびっくりした。夫が、私の実家のあった駅まで行こうと言いだした。

「でも、神戸の中心街の三宮や元町を過ぎるよ?」と聞くと、
「Daviの育った街が見てみたい」と言う。

降りる予定だった三宮駅を乗り過ごして、私の育った街の駅に降りた。駅前はすごく変わっていた。夫と一緒に、私の卒業した小学校を目指して川づたいに歩いた。駅からとても遠く感じたものだったが、今大人の足で歩いてみれば意外とすぐに着いた。懐かしい小学校の門。ほどんど変わらない校舎。遊具の数や位置が変わっていたが、古ぼけた講堂などは変わっていなかった。その日は選挙の日で校門が一般に開いており、学校中を自由に歩くことができた。今は色んな変な事件が多くて、学校の警備が厳しくなっているときいていたので、ラッキーだったかも知れない。

学校の門を出て、私の実家に向かった。子供の頃何度も歩いた道。大きいと思っていた橋も、今では小さくて古びたものだった。しかし、まわりの家並みはほとんど変わっていなかった。私の家のある区域は学区の一番端だったため遠く感じていたものだが、また大人の足ですぐ着いた。今は他人が住んでいる、自分の家。「今は知らない人が住んでいるからいいよ」と言うのに、夫が写真を撮ってくれた。家の周りで見知った名前は二件ほどしかなかった。ご近所さんたちも子供が巣立つと引っ越しをしてしまったのだろうか。近所にあったケーキ屋は、同じ名で同じ店構えでまだ営業していた。

夫と、また駅までぶらぶら歩いた。一緒にいるのが不思議な気がした。NYから大阪まできて、貴重な週末にこんな田舎町まで来るなんて、物好きなことだ。

実は、数年前に姉も同じように家族を連れて、大阪のユニバーサルスタジオへ旅行した際にこの家を訪れたそうだ。決していい思い出ばかりの家ではない。最後は逃げるようにして出て来た家だが、やはり幼い頃の思い出が強いのだろう。姉も、私も、妻の育った家を訪ねてみようかと酔狂な事を思ってくれる夫に恵まれた。有り難いことだ。

三宮までの電車からの景色は何十年も前から変わってなかった。右は海。左は山。神戸の人はこうやって方角を知るのだ。



モザイクに行ったり、三宮センター街を歩いたりした。元町の南京町で、夫にずっと食べさせたいと思っていた明石焼をちょっとだけ食べてもらった。屋台だったので、もっとちゃんとしたお店に連れて行ってあげたかった。いつの日になるかわからないけど...。





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Last updated  2005/10/02 02:03:23 PM
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