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2006/11/01
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カテゴリ: NY情報
ハロウィーンが終わると、街ではちらほらクリスマスの準備が始まる。むかつく。商魂たくましいといえば聞こえはいいけど、なぜそんなに一年を早く終わらせてしまいたいのか。そしてこの季節になると、郵便がどかっと増える。カタログの束だ。

私は触覚重視人間なので、服でも家具でも何でも触らないと買わない人なのだが、夫はカタログショッピングに余り抵抗がない。しかし、カタログからひとつでも何か申し込もうものなら、そのカタログの系列会社に名前が登録され、カタログがじゃんじゃん送られてくる。最近までPottery BarnとHold Everthingが同じ系列だなんて知らなかった。多分名を変え品を変え、全部つながっているんだろう。

そんな中に混じって、高級感あふれる立派な紙に印刷された貴金属のパンフレットも届き始める。私は脅迫状と呼んでいる。

というお誘いだ。もちろんちょっと見てゴミ箱行きなんだけど、紙やデザインの参考にとっておいたりもする。

そういえば、学校を出たてのころに、アシスタントデザイナーに応募して、ティファニーに面接に行ったことがある。オフィスは五番街の店舗の上ではなくてマディソン街と58丁目(だったと思う)にあり、重厚なダークブラウンのドアが印象的だった。面接をする前に、保険でも申し込むかのような量の書類にいろいろ書かされた。やはり宝石を扱う会社なので、セキュリティーを気にしているんだろう。「今までに他の宝石関係の会社に勤めたことはあるか」「犯罪歴はあるか」など、細かな質問があったことを覚えている。

結局人事面接は受かったけど、アートディレクターの白人中年女性との面接はうまくいかず、不採用になった。採用されていないのにあれだけの個人情報をティファニーに渡したのはちょっと不愉快。アートディレクターは「日本はアメリカに次いで二番目の、うちの会社のお得意様なのよ」と言っていた。だったら採用せんかいと思ったものだ。今にして思えば、どの宝石を見てもガラスと見分けがつかない私がやる仕事ではないだろう。それに、採用されていたら、毎年の脅迫状を作っていたのは他ならぬ自分だったかも知れないのだ。





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Last updated  2006/11/07 11:42:29 PM
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