トランクルーム貝塚のオヤジ奮戦記

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2019.02.17
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大手スーパーのGMSの業績が悪いようです。

GMSとまでいかないもっと小規模の3,40年前に出来た古い店舗が、泉州エリアのアチコチにあります。

そんな店舗に行くと、駐車場のアスファルトが割れていたり、全体の印象が「汚い」という言葉に集約されます。

掃除や整理整頓が出来ていなかったら(管理も)、仕事に悪影響を与えるのだと思います。

子供の頃から織物工場に入り、まずよく掃除をさせられました。

綿織物を織っていましたので、風綿(わたぼこり)がすごいです。

それも、油が滲んだ風綿なので独特の臭いがします。

これを毎日2時間かけて、60台あったシャットル織機周辺を中心に掃除するのが日課でした。

特に、織機後ろの掃除をする時は、ホウキの金属部で縦糸を切らないように細心の注意を払います。



特に織機の後ろの糸を掻き分けて注油する最重要パーツのタペット(カム)の掃除には、念には念を入れました。

ここを疎かにすると、出火の原因になるのです。

しかし工場に丸1日入っていると、この臭いが身体に染みつきます。

父親も油臭かったですが、若い自分も油臭かったので、大学には女子も多かったですし女の子とデートする時はどれだけ消臭に気を使ったコトか・・・(笑)。

こんな事を夏休みなるともなると、室温40度湿度90%の工場で毎日やらされるのです。

「2日に1回でイイのと違うの?」と親父に喉まで言いたかったのですが、ついに言えませんでした・・・

掃除を半分にすると、体力的にスゴク楽になりますから。

しかし親も睡眠薬を飲んでまで深夜に働いていましたので、一言も文句は言えなかったのです。

昔から織物工場は火事がつきものでした。

主に綿織物でしたので燃えやすく、織機の摩耗部分やベルト式シャットル織機のシャフト軸のオイルタンクからグリスや油が切れると火が発生し、油が染みついた風綿に燃え移るのです。

その為、常に風綿を除去する必要がありますので、毎日掃除をしなければなりませんでした。

そんな家業の実体験から「ビジネスの基本は掃除(整理整頓)だ」と学んだ ような気がします。

織物時代からトランクルームに転業し、音楽スタジオや卓球場にビジネスを広げていっても、このポリシーを貫いています。

主にトランクルーム2棟(171室)と岸和田市東ケ丘の駐車場(22台)の管理を従業員を誰も雇わずたった一人で運営管理していますので、最近肉体的にも物理的にも限界を感じてきました。

そこで、それまでトランクルームの掃除を3台の掃除機(+2台のスタジオ専用スリムクリーナー)に加え、ロボット掃除機(ルンバ)の導入し随分楽になりました。

やはり一人で5つのビジネス(トランクルーム、スタジオ、卓球場、自習室、不動産仲介)をしていると、同時に2つの仕事をする必要に迫られます。



今は風呂を沸かすのにボタン一つですが、子供の頃は風呂釜の下から火を燃やして沸かすのが子供の仕事でした。

昔は農家は買ってきた柴や牧を燃やしていましたが、織屋はこの工場で大量に発生する燃えやすい油が染みついた風綿で風呂を焚いていたのです。

織屋は風呂の燃料費がタダどころでなく、昭和20年代はこの原価ゼロの風綿を他所の家にも売っていたそうです。

自分ちの風呂の原料にもなるし、他所にも売れるので一生懸命掃除していたのか・・・(笑)。

布の原料の糸は大昔は段ボールではなくムシロやドンゴロス(麻袋)に入って入荷して、物不足の昭和20年代はこの糸の入ったパッケージであるタダ(無料)のムシロやドンゴロスで山1坪買えたと言うのですから、織屋というのは捨てるものが無くて原価ゼロで売れるものが沢山あったのですから笑いが止まらなかったのでしょう・・・

良い意味で言い方を変えれば、今では普通のリサイクルというのを繊維業界では約70年前の昭和20年代から実践していた事になります。

「原価ゼロで商売」「捨てるモノがない(リサイクルの精神)」という織物時代の精神 が生きて、築70年と32年の「元織物工場」2棟をトランクルームやスタジオや卓球場や自習室にコンバージョンしているのか・・・(笑)。

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Last updated  2019.02.18 05:53:15
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