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2010年が開けたと思ったら、もう1月も終わり、梅のつぼみもなんとなく見られるようになりました・・・。そんな如月の始まりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、今週の目玉のワイン、まだ決まっていません(ガーン!)。楽しみにされている方々へ、本当に申し訳ありません。 (忙しくは、ないのです)とりあえず、今週の月曜日、火曜日の目玉のワインだけ知らせます。◎ジュブレイ シャンベルタン 1969年(ジョセフ ドルーアン社) 40ミリ・・・¥2600 仏・ブルゴーニュ地方です。1969年は、本当に素晴らしい年で、果実のふんわりした丸さ が特徴です。まだまだフレッシュで、開けて味見してみると、霧の中から、ぼんやりと優しい果実 味が顔を覗かせる・・・、こんな感じです。まだまだ若いので(言葉を換えれば、開くには酸素が 必要なので)、徐々に果実の甘さ、可愛らしさが出てきて、前回に開いた時には、ジュブレイ・ シャンベルタンらしく、赤い果実味が「炸裂」(アタタタ!BY ケンシロウ)すると思います。 今日、明日とゆっくり開いてくるのを、ぜひ楽しみにして下さい。 ~2週間前にも、目玉のワインとして開けました。あまりにもコンディションが良くて、 今回は、再登場です!。水曜日以降は、また考えますので、少しだけ待って下さい。◎チョコレートの会、日程が決まりました!。 当初の予定の39種類より増えて、54種類、召し上がれます!。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・★日時 2月11日(木・祝日) 18時から2時までの間、お好きな時間にいらして下さい。 ★気になるお値段 ¥9900(高くてすいません・・・)★定員 12名まで。 ~1人当たり、1種類につき「二切れ」ずつ用意します。 チョコレートを食べきれる自信がない方は、同伴者を連れてきて構いません。 その方は、もちろん横からつまんでもいいですし、お酒を注文して、飲んでいて も結構です(お酒代は別会計です)。 もし食べきれなくても、持ち帰ることができるように、 きちんとポストイットと、銀紙に包みますので、どうかご安心下さい。 ★気になるアイテム ◎ファブリス・ジロットさん(仏・ブルゴーニュ地方) 27種類 ◎クリスチャン・カンプリニさん(仏・南西部の熱い地域より) 12種 ◎アルノー・ラエールさん(仏・パリより) 4種 ◎フランク・フレッソンさん(仏・ロレーヌ地方) 15種 ★合わせる飲み物~カプチーノ、エスプレッソを注文できます。 (2杯までOKです。同伴の方と1杯ずつでも構いません) ★参加してみたい方は、 私のメルマガに、返信して下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.30
この西麻布も、土曜日になると、穏やかな空気に包まれています・・・。そんな一月の終わりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、更新が遅くなって、すいません・・・。ちょっとバタバタしていました・・・。 (柴崎コウの写真集、発売)さて、昨日の目玉のワイン、「シャトー マルゴー 1962」。本当に素晴らしい状態で、1962年ものを飲むのは、3回目なのですが、ここまでコンディションのいいものは、初めてです。驚くほどフレッシュな果実味の背後から、「キューン!」と、輝くような、ミネラルの細かい粒子が、きらめく・・・。これこそ、シャトー マルゴーの真髄です。 (あと、5分の2ほど、残っています)また、ルーミエさんの、 「モレ サン ドニ クロ ド ラ ビズエール 1992」も、たくさん残っています~。ふわふわの質感の中から、 ルーミエさんらしい、優雅で、清らかな余韻が・・・。それに熟成という複雑さが加わり始め、こんなにいいとは思いませんでした。 (あと1本半残っています) 今日は、早い時間ヒマだったら、更新しますので、少しだけ待って下さい。では、よい土曜日の夜をお過ごし下さい。 ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.30
この西麻布も、穏やかな朝を迎えて、窓から見える景色も、夜から、白色に変わりつつあります・・・。そんな1月の終わりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。実は、昨日メルマガを仕上げる予定でしたが、できませんでした・・・。(堀北真希のHPをチラ見したからではありません)今日の夕方までには、なんとか仕上げたいので、少しだけ待って下さい。というわけで、今日の更新はしません。時間ができたらしますが、明日更新します。ちなみに、ルーミエの1992年のワイン、思いの他、本当に素晴らしくて、感動しました。では、よい週の半ばをお過ごしください。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.28
穏やかな空気の中で、この西麻布も、夜が明けようとしています・・・。そんな1月の終わりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。 では早速、今週の目玉のワインのお知らせです。27日(水)から、●シャトー オーブリオン 1983 40ミリ・・・¥340029日(金)から、●シャトー マルゴー 1962 40ミリ・・・¥4800(各1本ずつ用意して、一人2杯ずつまでの限定です・・・すいません)◎チョコレートを食べまくる会、 2月11日(木・祝日)に予定しています。 ファブリス・ジロットさんなどを、 44種類ぐらい一気に味見するイベントです。 今日か、明日にはメルマガにて申し込みを受け付けますので、 ぜひ楽しみにして下さい。◎実は先日、落ちにくい口紅をつけていたお客さんがいらっしゃって、グラスにベッタリ残り、洗っても落ちにくく、本当に大変な思いをしました。しかも、落ちにくい口紅が、スポンジに移って、ほぼ全てのグラスに伝染し、ほとんどのグラスが使用不可能に・・・。さらに悪いことに、満席時だったため、お店が回らず、かなり危機的な状況でした・・・。幸い、スポンジを新しく換えることで、事なきを得ましたが、「口紅」だけは、気をつけて下さい~。(なんだか説教臭いので、もう二度と書きません)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、賞味期限切れにて、終了です・・・。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキは、 たくさんあります~。◎漫画「もやしもん」、全巻入荷しました!。 東京農業大学に入学した、「菌」が見える学生と、 その仲間たちのお話です。 醸造の詳しい話や、出てくる女の子達がとても可愛らしく、 読んでいて、すごく楽しい気分になります。 エレヴァージュに置いておきますので、 ぜひご覧ください~(漫画喫茶代わりに)。◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.27
では、水曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎ポール デテュンヌ グランクリュ アンボネ ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です。これは、まさにアンボネらしい 味わいです。よく、ドンペリニョンのロゼなどに多くの原酒がブレンドされる、この アンボネ村の特徴は、まるでサクランボをお酒につけたような、ジリジリっとした 赤い果皮のタンニンと、ジューシーさが、果実味の奥底から迫ってくる感覚です。 葡萄が、本当に熟しているなと感じさせる凝縮感と、広がりのある余韻の長さ は、この生産者が良質の葡萄を選んで使っている証拠です。大手のシャンパンと は格段に質の違う味わいをぜひ・・・。★白ワイン◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2006(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ピュリニー モンラッシェ レ ルフェール 1996 (エティエンヌ ソゼ家) ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。「ピシっ!」と、鋼のように強いミネラル感があるのが、ソゼ家 の特徴です。熟成の若い段階では、堅すぎて飲みにくい場合が多いのですが、15年ほど 熟成したこのようなワインでは、果実味の奥から、柔らかい甘さを感じられ、徐々にバランス が出て来ます。「キューン」と轟くような、綺麗なミネラルの輝きは、まさにピュリニーモンラ シェの気高さで、ふわっと香るモカのニュアンスと、見事に均衡を保っている、本当に素晴ら しいワインだと思います。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.27
では、水曜日の日本酒のリストです。黒龍「石田屋」「二左衛門」入荷しました!。(一年に一回の入荷です)かなりの人気で、2つともあと半分ほど残っています。あと、2週間ほどで売り切れてしまいそうな、そんな気がします。★日本酒◎緑川 "ゆららか" 純米うすにごり生原酒(2009BY) ¥1000(¥500) 新潟県です。新潟県特有の、「淡麗辛口」という特徴とは全く違います。むしろ、ラモネ家の シャサーニュモンラッシェのように、透明感がある、緑の色彩を帯びた清らかさに満ち溢れてい しぼりたての原酒で、口の中から、お米の生命力が、パチパチと弾けるようで、質が高いため に、決して尖った味わいではなく、すでにジューシーで、丸みのある触感です。だから、今飲んで すぐに美味しい、新酒の魅力を、思う存分味わうことができると思います。 (この新酒は本当に颯爽として、正月明けの爽やかな気分です)◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎黒龍 純米大吟醸 しずく ¥3200(¥1600) 福井県産です。日本酒の中でも、十四代などと並んで、とても人気のある蔵です。この"しずく" を飲んで感じるのは、やはり、黒龍は「水がいいんだな」ということです。透明感があって、ひたす ら自然で、口の中に「するする」と入っていくのです。自然派の白ワインに近いと言えば、わかって 下さるでしょうか。満寿泉などの蔵と違って、メリハリが鋭いわけではないのですが、日本人の好み に合った、「滑らかな丸さ」というのを持ち合わせた、非常に良い日本酒だと思います。◎天明 秘蔵熟成純米大吟醸 山田錦「掌玉」(2004 BY) ¥3300(¥1700) 福島県産です。「石田屋」「梵 超吟」「菊姫 くくり姫」など、長期熟成した大吟醸は、いろいろ ありますが、これもその一つで、正直言いまして知りませんでした。しかし、口に含んで見ると、 やはりとても上品で、かつ、底から湧き出てくるようなミネラルの鮮烈さが、本当に素晴らしい のです。ただ、丸くて上品なだけでなく、その中には、「力強い意志」のようなものを感じるの です。少し強い酒の肴と伴に、味わいたい逸品です。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2006 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.27
では、水曜日の赤ワインのリストです。◎シャトー グリオ ラローズ 1952 40ミリ・・・¥3000 仏・ボルドー地方です。何度も言うようですが、熟成したボルドーは別格です。 長い間かけて、タンニンが澱となって結晶化して底に沈み、残ったのは、果汁 溢れる、美味しいジュースの部分なのです。そして、タンニンによって抑えられて いた、ブーケが「爆発」するのです。ここまで熟成したものは、ボルドーワインでも ブルゴーニュワインと変わらない(またはそれ以上)ブーケを放ち、その複雑さを 味わうと、もう止められません(この私がそうです)。グリオ・ラローズは、熟成初期 の30年ぐらいは、厚ぼったいタンニンがとても強く、野暮ったい、田舎臭いイメージ しかありません。しかし、ここまで熟成したものは、やはり違います。(水曜日の時点で)あと、3杯ほど残っています。2006年にリコルクしたようで、コルク はピカピカでした。まさに熟成したボルドーの醍醐味。まだまだ力強く、霧のように、 フワーッと柔らかい香りが舞い上がります。水曜日の段階で、味わいの強さが残って いるか、まだわかりません。もしダメだったら、売れませんので、味見として少し差し上 げます(参考までに・・・)。◎シャトー オー ブリオン 1983 40ミリ・・・¥3400 仏・ボルドー地方です。 オーブリオンは、最も酸味が豊富で、他の1級シャトーのよう に、飲みごろのタイミングが難しくありません。ブルゴーニュのワインのように、20年ぐら い熟成すれば(しなくても)、比較的美味しく、深みのある果実味で、奥行きがあって、 安定感があるのです。1983年ものは、本来だったら、タンニンが強くて、若干飲みづ らい1級シャトーもあるのですが、オーブリオンは、酸味とタンニン、そして甘さのバランス が取れているので、落ち着いた果実味がとても魅力的です。その佇まいの優雅さが、 まさにオーブリオンの真骨頂ではないでしょうか。 120ミリ(70ミリ)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2004 (ミュニュレ ジブール家) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年のブルゴーニュは、本当に素晴らしい出来です。 ミネラルの粒子が、キラキラと本当に美しくて、酸味の綺麗さと相まって、ブルゴーニュ らしい、上品さにあふれているのです、すでに甘さと酸味のバランスと、奥行きが伴っ て、今飲んで十分美味しい状態になっています。ミュニュレ・ジブール家は、モザイクの ようなヴォーヌロマネ村の堅さと、艶やかさを、見事なバランスで表現しています。あまり にも素晴らしいので、今後エレヴァージュのハウスワインとして、しばらく置くことに決めま した。◎シャトー ダルマイヤック 2005 ¥3800(¥1900) 仏・ボルドー地方です。2005年は本当に偉大な年で、豊かさに満ちていて、甘さ、 タンニン、酸味が全てにおいてバランスが取れていて「丸い」のです。1982年に似て いて、若い時から「ジューシーさ」を保っているので、今飲んでも十分に美味しいのです。特に、最近のボルドーは、早い段階から美味しく飲めるほど、収穫量も落とし、技術が うまくなったな、と思わせます。騙されたと思って飲んでみて下さい。(そして騙される・・・)◎モレ サン ドニ クロ ド ラ ビズエール 1992 (ジョルジュ ルーミエ家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。ルーミエさんのワインは、熟成の若い段階では、どれを 飲んでも比較的似ていて、違いがわかりづらい場合があります。しかし、ルーミエさん の真価は、シンプルな果実味の美しさだけではありません。果実味の背後にある、 ミネラルの輝きが、まるで後光が差したかのように、大きいのです。そして、熟成年数 を重ねると、本来のテロワールが姿を現してきます。モレサンドニ村の、ふんわりした 優しい触感、そして、直に感じる心地よい甘さ、それらが一体となって、溶けた果実味 のフワフワした軽やかさ。もうルーミエさんの個性が、これでもか!と発揮されています。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.27
では、水曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2004 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込ん だかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さを ワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに 憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ 甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけな がら、元気ですか!)。★貴腐ワイン◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイワイン カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) ハンガリーの貴腐ワインです。これは、トカイワインの究極の味わいの形ではないでしょうか。 熟した蜜が、重層的とも言えるほどの、旨みの厚みにただただ圧倒されます。そのジワっと 口の中に広がる甘さは、もう格別で、飲んだ人にしか言えない充実感があります。 (ピエール エルメの、アーモンドとシナモン入りのチョコと、強烈に合います) ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)◎ゲヴルツトラミネール フルシュテンタム "カンテッサンス" ド グラン ノーブル 2002(ドメーヌ ヴァインバック) 50ミリ・・・¥6800(¥3400) 仏・アルザス地方です。あんまり名前が知られていませんが、ずっとこの生産者が気にな っていました。そこそこのレベルのものは味わったことがありますが、これだけ高額品を 味見したのは初めてです。そして、この貴腐ワイン(セレクション グラン ノーブル)は、 それだけの価値があるのだ、と確信しました。キラキラした、黄金の光彩。全てにつやが あって、輝くような余韻は、本当に素晴らしいです。しっかり甘いのですが、飲み込んだあと のチリチリっとした酸味の上品さに、思わず震えてしまいました。これぞ、アルザスワインの 真骨頂です。寒い地域の雲の隙間から、差しこむ光沢のある太陽の日のように、全てにおいて、求心的な輝きがあるのです。 (これは、アルザス出身のピエール エルメさんのフルーツのパテと、絶対に合います!)★陰干し葡萄からのワイン●レチョート デラ ヴァルポリッチェラ クラシコ 1995 (クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥5800(¥2900) 伊・ヴェネト州の巨匠です。もうほとんどワイン作りを止めてしまっていて、彼のワインは、 市場からどんどん減る一方です。これだけ凝縮しているのに、あくまでの瑞々しく、汁気 が口の端から、こぼれてくるような、とてもしっとりした触感です。陰干し葡萄というと、 乾いたような、下品な味わいのも多いように思いますが、これは酸味が非常に豊富なの で、余韻までものすごく気品があって、優雅な満足感を与えてくれます。●ヴィーニャ セラ アマータ パッシート ロッソ ヴィノ ドルチェ 2003 (ダル フォルノ ロマーノさん) 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 伊・ヴェネト州です。この地で2大カリスマ生産者と言えば、クインタレッリさんと、この ダル・フォルノ・ロマーノさんです。このワインは、DOCの基準以上のワインだったため に「レチョート」として認可が下りなかったそうです。それだけ、「モンスター」(BY インリン様)なほどの凝縮度があります。クインタレッリさんが、端正で、隅々まで気品をたたえているバランスの良さがあるのに対し、ダル・フォルノ・ロマーノさんは、「グイグイ」と、口の隅々まで 支配されるほどの、充足感を覚えます。その違いを、ぜひ・・・。★ポートワイン●キンタ ド ノヴァル トーニー 40年 60ミリ・・・¥3300(¥1700) ポルトガル産です。ポートワインにもいろんなスタイルがありますが、この蔵は、畑が高地 にあるため、どんな年でも、豊富な酸味が葡萄に蓄えられます。ですから、極めて葡萄が熟しても、綺麗な酸味が保たれ、上品さが備わっているのです。40年熟成したこのワインは、長い 間大樽で、酸素と接触したおかげで、少しずつ複雑な旨みをワインに与えて、なんともいえない深い熟成感が出てくるのです。ヴィンテージポートは熟成感を、トーニーポートは、その複雑な 熟成感を、ぜひ味わってみて下さい。●バロス ヴィンテージ ポート 1965 60ミリ・・・¥4800(¥2400) ポルトガル産です。ヴィンテージポートの中で、「アンオフィシャル」(公式に宣言されていない) いわゆるオフヴィンテージです。しかし、だからこそ、その熟成した旨みを味わうことができる のです。さらに、蔵にもいろいろなスタイルがあって、「イギリス人好みのカチっとしたスタイル」 (グラハム、テイラーなど)と、「ポルトガル人好みの、フレッシュで、柔らかいスタイル」がある ようです。これはまさに後者で、ふわふわの触感と、腰の弱さが、却って個性的な旨みを引き 出しています。 (1月9日に味見しました)ふわふわの柔らかい果実味で、まさにポルトガル人好みの、葡萄の 自然な甘さが口の中で優しく弾けるようです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。
2010.01.27
朝5時を回っているこの西麻布の窓から、外を見ると、まだ暗い闇に包まれています・・・。そんな1月の終わりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、今日は、ブログの更新は後回しにします。 まずは、メールマガジンを流しますので、 ぜひ楽しみにして下さい。ちなみに、昨日開けた目玉のワイン、「グリオ ラローズ 1952」、2006年にリコルクされた、蔵出しのものでした。状態はもう、「ズドーン!」というほど、ド真ん中。 (野茂の直球みたいな)あんなに熟成しているのに、 「ドワー!」という、複雑なブーケ。そして、 口に含むと、まだまだ若々しい新鮮さが。その中にも、50年も熟成させただけある、自然な旨みが詰まっています。これこそ、ボルドーの醍醐味です。では、メルマガを書いたら、また更新しますので、少しだけ待って下さい。 ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.26
穏やかな冷たい空気の中、この西麻布も、夜の帳が下りてきました・・・。そんな月曜日の夜に、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、今週以降の目玉のワインのお知らせです。1月25日(月)から、●シャトー グリオ ラローズ 1952 40ミリ・・・¥3000仏・ボルドー地方です。何度も言うようですが、熟成したボルドーは別格です。 長い間かけて、タンニンが澱となって結晶化して底に沈み、残ったのは、果汁 溢れる、美味しいジュースの部分なのです。そして、タンニンによって抑えられて いた、ブーケが「爆発」するのです。ここまで熟成したものは、ボルドーワインでも ブルゴーニュワインと変わらない(またはそれ以上)ブーケを放ち、その複雑さを 味わうと、もう止められません(この私がそうです)。グリオ・ラローズは、熟成初期 の30年ぐらいは、厚ぼったいタンニンがとても強く、野暮ったい、田舎臭いイメージ しかありません。しかし、ここまで熟成したものは、やはり違います。27日(水)から、●シャトー オーブリオン 1983 40ミリ・・・¥340029日(金)から、●シャトー マルゴー 1962 40ミリ・・・¥4800(各1本ずつ用意して、一人2杯ずつまでの限定です・・・すいません)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、賞味期限切れにて、終了です・・・。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキは、 たくさんあります~。◎漫画「もやしもん」、全巻入荷しました!。 東京農業大学に入学した、「菌」が見える学生と、 その仲間たちのお話です。 醸造の詳しい話や、出てくる女の子達がとても可愛らしく、 読んでいて、すごく楽しい気分になります。 エレヴァージュに置いておきますので、 ぜひご覧ください~(漫画喫茶代わりに)。◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.25
では、月曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎ポール デテュンヌ グランクリュ アンボネ ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です。これは、まさにアンボネらしい 味わいです。よく、ドンペリニョンのロゼなどに多くの原酒がブレンドされる、この アンボネ村の特徴は、まるでサクランボをお酒につけたような、ジリジリっとした 赤い果皮のタンニンと、ジューシーさが、果実味の奥底から迫ってくる感覚です。 葡萄が、本当に熟しているなと感じさせる凝縮感と、広がりのある余韻の長さ は、この生産者が良質の葡萄を選んで使っている証拠です。大手のシャンパンと は格段に質の違う味わいをぜひ・・・。★白ワイン◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2006(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ムルソー クロ デ ペリエール 2005 (アルベール グリヴォ) ¥5500(¥2800) 仏・ブルゴーニュ地方です。研ぎ澄まされたミネラル感の鋭さと、2005年の葡萄の豊かさが、 見事に融合しています。いつもの年ならば、アルベールグリヴォさんのワインは、鋼のような 堅いミネラル感が強くて、なかなか美味しい状態で飲むのは難しいかもしれません。しかし、 2005年という丸みのある、豊かな年のおかげで、堅さと甘さのバランスが綺麗に取れています。 ふっくらした、ムルソーの豊かなコクと、ペリエール畑の強烈なミネラル感の融合、これがまさに このワインの醍醐味です。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.25
では、月曜日の日本酒のリストです。黒龍「石田屋」「二左衛門」入荷しました!。(一年に一回の入荷です)かなりの人気で、2つともあと半分ほど残っています。あと、2週間ほどで売り切れてしまいそうな、そんな気がします。★日本酒◎緑川 "ゆららか" 純米うすにごり生原酒(2009BY) ¥1000(¥500) 新潟県です。新潟県特有の、「淡麗辛口」という特徴とは全く違います。むしろ、ラモネ家の シャサーニュモンラッシェのように、透明感がある、緑の色彩を帯びた清らかさに満ち溢れてい しぼりたての原酒で、口の中から、お米の生命力が、パチパチと弾けるようで、質が高いため に、決して尖った味わいではなく、すでにジューシーで、丸みのある触感です。だから、今飲んで すぐに美味しい、新酒の魅力を、思う存分味わうことができると思います。 (この新酒は本当に颯爽として、正月明けの爽やかな気分です)◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎黒龍 純米大吟醸 しずく ¥3200(¥1600) 福井県産です。日本酒の中でも、十四代などと並んで、とても人気のある蔵です。この"しずく" を飲んで感じるのは、やはり、黒龍は「水がいいんだな」ということです。透明感があって、ひたす ら自然で、口の中に「するする」と入っていくのです。自然派の白ワインに近いと言えば、わかって 下さるでしょうか。満寿泉などの蔵と違って、メリハリが鋭いわけではないのですが、日本人の好み に合った、「滑らかな丸さ」というのを持ち合わせた、非常に良い日本酒だと思います。◎天明 秘蔵熟成純米大吟醸 山田錦「掌玉」(2004 BY) ¥3300(¥1700) 福島県産です。「石田屋」「梵 超吟」「菊姫 くくり姫」など、長期熟成した大吟醸は、いろいろ ありますが、これもその一つで、正直言いまして知りませんでした。しかし、口に含んで見ると、 やはりとても上品で、かつ、底から湧き出てくるようなミネラルの鮮烈さが、本当に素晴らしい のです。ただ、丸くて上品なだけでなく、その中には、「力強い意志」のようなものを感じるの です。少し強い酒の肴と伴に、味わいたい逸品です。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2006 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.25
では、月曜日の赤ワインのリストです。◎シャトー グリオ ラローズ 1952 40ミリ・・・¥5200 仏・ボルドー地方です。何度も言うようですが、熟成したボルドーは別格です。 長い間かけて、タンニンが澱となって結晶化して底に沈み、残ったのは、果汁 溢れる、美味しいジュースの部分なのです。そして、タンニンによって抑えられて いた、ブーケが「爆発」するのです。ここまで熟成したものは、ボルドーワインでも ブルゴーニュワインと変わらない(またはそれ以上)ブーケを放ち、その複雑さを 味わうと、もう止められません(この私がそうです)。グリオ・ラローズは、熟成初期 の30年ぐらいは、厚ぼったいタンニンがとても強く、野暮ったい、田舎臭いイメージ しかありません。しかし、ここまで熟成したものは、やはり違います。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2004 (ミュニュレ ジブール家) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年のブルゴーニュは、本当に素晴らしい出来です。 ミネラルの粒子が、キラキラと本当に美しくて、酸味の綺麗さと相まって、ブルゴーニュ らしい、上品さにあふれているのです、すでに甘さと酸味のバランスと、奥行きが伴っ て、今飲んで十分美味しい状態になっています。ミュニュレ・ジブール家は、モザイクの ようなヴォーヌロマネ村の堅さと、艶やかさを、見事なバランスで表現しています。あまり にも素晴らしいので、今後エレヴァージュのハウスワインとして、しばらく置くことに決めま した。◎シャトー ダルマイヤック 2005 ¥3800(¥1900) 仏・ボルドー地方です。2005年は本当に偉大な年で、豊かさに満ちていて、甘さ、 タンニン、酸味が全てにおいてバランスが取れていて「丸い」のです。1982年に似て いて、若い時から「ジューシーさ」を保っているので、今飲んでも十分に美味しいのです。特に、最近のボルドーは、早い段階から美味しく飲めるほど、収穫量も落とし、技術が うまくなったな、と思わせます。騙されたと思って飲んでみて下さい。(そして騙される・・・)◎ポマール レ ペズロール 1987 (ユベール ド モンティーユ家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。モンティーユさんのワインは、熟成の初期は、酸味がきつく、 甘さが隠れてしまっているので、「細くて、辛くて、酸っぱい」イメージしか残らないかも しれません。しかし、20年以上熟成すると、芯の強い果実味の奥から、徐々に優しい 触感が出てきて、しっとりした、まさにポマールらしい上品さを身に着けるようになります。 この1987年ものは、赤い自然な果実の要素が、溶け始めたタンニンと寄り添うようにストレートに感じ、まるでシャンボール・ミュジニー村のワインのような気高さを持っています。 モンティーユさんのワインを苦手な方、また、ブルゴーニュの本当の上品さを知りたい方へ、 ぜひ飲んで欲しい一品です。 ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.25
では、月曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2004 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込ん だかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さを ワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに 憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ 甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけな がら、元気ですか!)。★貴腐ワイン◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイワイン カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) ハンガリーの貴腐ワインです。これは、トカイワインの究極の味わいの形ではないでしょうか。 熟した蜜が、重層的とも言えるほどの、旨みの厚みにただただ圧倒されます。そのジワっと 口の中に広がる甘さは、もう格別で、飲んだ人にしか言えない充実感があります。 (ピエール エルメの、アーモンドとシナモン入りのチョコと、強烈に合います) ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)◎ゲヴルツトラミネール フルシュテンタム "カンテッサンス" ド グラン ノーブル 2002(ドメーヌ ヴァインバック) 50ミリ・・・¥6800(¥3400) 仏・アルザス地方です。あんまり名前が知られていませんが、ずっとこの生産者が気にな っていました。そこそこのレベルのものは味わったことがありますが、これだけ高額品を 味見したのは初めてです。そして、この貴腐ワイン(セレクション グラン ノーブル)は、 それだけの価値があるのだ、と確信しました。キラキラした、黄金の光彩。全てにつやが あって、輝くような余韻は、本当に素晴らしいです。しっかり甘いのですが、飲み込んだあと のチリチリっとした酸味の上品さに、思わず震えてしまいました。これぞ、アルザスワインの 真骨頂です。寒い地域の雲の隙間から、差しこむ光沢のある太陽の日のように、全てにおいて、求心的な輝きがあるのです。 (これは、アルザス出身のピエール エルメさんのフルーツのパテと、絶対に合います!)★陰干し葡萄からのワイン●レチョート デラ ヴァルポリッチェラ クラシコ 1995 (クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥5800(¥2900) 伊・ヴェネト州の巨匠です。もうほとんどワイン作りを止めてしまっていて、彼のワインは、 市場からどんどん減る一方です。これだけ凝縮しているのに、あくまでの瑞々しく、汁気 が口の端から、こぼれてくるような、とてもしっとりした触感です。陰干し葡萄というと、 乾いたような、下品な味わいのも多いように思いますが、これは酸味が非常に豊富なの で、余韻までものすごく気品があって、優雅な満足感を与えてくれます。●ヴィーニャ セラ アマータ パッシート ロッソ ヴィノ ドルチェ 2003 (ダル フォルノ ロマーノさん) 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 伊・ヴェネト州です。この地で2大カリスマ生産者と言えば、クインタレッリさんと、この ダル・フォルノ・ロマーノさんです。このワインは、DOCの基準以上のワインだったため に「レチョート」として認可が下りなかったそうです。それだけ、「モンスター」(BY インリン様)なほどの凝縮度があります。クインタレッリさんが、端正で、隅々まで気品をたたえているバランスの良さがあるのに対し、ダル・フォルノ・ロマーノさんは、「グイグイ」と、口の隅々まで 支配されるほどの、充足感を覚えます。その違いを、ぜひ・・・。★ポートワイン●キンタ ド ノヴァル トーニー 40年 60ミリ・・・¥3300(¥1700) ポルトガル産です。ポートワインにもいろんなスタイルがありますが、この蔵は、畑が高地 にあるため、どんな年でも、豊富な酸味が葡萄に蓄えられます。ですから、極めて葡萄が熟しても、綺麗な酸味が保たれ、上品さが備わっているのです。40年熟成したこのワインは、長い 間大樽で、酸素と接触したおかげで、少しずつ複雑な旨みをワインに与えて、なんともいえない深い熟成感が出てくるのです。ヴィンテージポートは熟成感を、トーニーポートは、その複雑な 熟成感を、ぜひ味わってみて下さい。●バロス ヴィンテージ ポート 1965 60ミリ・・・¥4800(¥2400) ポルトガル産です。ヴィンテージポートの中で、「アンオフィシャル」(公式に宣言されていない) いわゆるオフヴィンテージです。しかし、だからこそ、その熟成した旨みを味わうことができる のです。さらに、蔵にもいろいろなスタイルがあって、「イギリス人好みのカチっとしたスタイル」 (グラハム、テイラーなど)と、「ポルトガル人好みの、フレッシュで、柔らかいスタイル」がある ようです。これはまさに後者で、ふわふわの触感と、腰の弱さが、却って個性的な旨みを引き 出しています。 (1月9日に味見しました)ふわふわの柔らかい果実味で、まさにポルトガル人好みの、葡萄の 自然な甘さが口の中で優しく弾けるようです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。
2010.01.25
穏やかな北風が吹き、この西麻布も、夜になって気温が下がってきています・・・。そんな土曜日に、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、今週以降の、目玉のワインのお知らせです。22日(金)から、★DRC(ロマネコンティ社)●ロマネ サンヴィヴァン 1970 40ミリ・・・¥6400仏・ブルゴーニュ地方のおなじみ、「ロマネコンティ社」です。ロマネ・サンヴィヴァンというワイン は、形から判断すれば、最もロマネコンティに近いワインだと思います。全てにおいて控えめ で、まず優しくて、スベスベの触感で、いろんな魅力が柔らかく融合しているのです。熟成した ロマネサンヴィヴァンは、もう格別で、まずフワっと香る上品で、奥ゆかしいブーケは、もう止められ ません。1970年は、そんなに良くないとされていますが、状態さえよければ、本当に素晴らしい 味わいを醸し出します。エレヴァージュでは、昨年末から1970年ものを開けてきていますが、 (前回は、ルイラトゥールのジュブレイ シャンベルタン クロ サン ジャック)溶け込んだ、言いよう のない色気は、もう取り込まれてしまうほど、気持ちいいものです。 (土曜日の段階で)あとボトルの5分の3以上残っています。ボトルの中に残った空気のおかげで、 ゆっくりとワインに酸素が融け込み、「ムンムン」した、ロマネサンヴィヴァンらしい色気が出ています。 熟成の初期は、奥ゆかしくて、控えめな表情を見せるロマネ・サンヴィヴァンですが、ここまで開い て、スパイスや、色気を誘う妖しいブーケを放っています。ここまで変わるのか!と、驚くほどの変貌 ぶりで、一度こういうのを味わってしまうと、もう止められません。25日(月)から、●シャトー グリオ ラローズ 1952 40ミリ・・・¥300027日(水)から、●シャトー オーブリオン 1983 40ミリ・・・¥340029日(金)から、●シャトー マルゴー 1962 40ミリ・・・¥4800(各1本ずつ用意して、一人2杯ずつまでの限定です・・・すいません)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。 ◎漫画「もやしもん」、全巻入荷しました!。 東京農業大学に入学した、「菌」が見える学生と、 その仲間たちのお話です。 醸造の詳しい話や、出てくる女の子達がとても可愛らしく、 読んでいて、すごく楽しい気分になります。 エレヴァージュに置いておきますので、 ぜひご覧ください~(漫画喫茶代わりに)。◎エレヴァージュで、低温で熟成させている、 山羊のチーズ「ヴァランセー」、素晴らしい状態です。 山羊というと、「クセがあって・・・」と、 敬遠される方が多いかもしれません。 しかし、 低温で、極めて丁寧に熟成しているために、 よくレストランなどで感じる「えげつない香り」がしません。 (それはいわゆる、熟成が進んだ「壊れた香り」) むしろ、 もっちりと、自然に、寄り添うように感じられる旨みは、 まさに、良質の山羊のチーズの良さです。 一度、召し上がってみて下さい。 そうすれば、山羊のチーズの認識が、きっと変わると思います。◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.23
では、土曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎ポール デテュンヌ グランクリュ アンボネ ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です。これは、まさにアンボネらしい 味わいです。よく、ドンペリニョンのロゼなどに多くの原酒がブレンドされる、この アンボネ村の特徴は、まるでサクランボをお酒につけたような、ジリジリっとした 赤い果皮のタンニンと、ジューシーさが、果実味の奥底から迫ってくる感覚です。 葡萄が、本当に熟しているなと感じさせる凝縮感と、広がりのある余韻の長さ は、この生産者が良質の葡萄を選んで使っている証拠です。大手のシャンパンと は格段に質の違う味わいをぜひ・・・。★白ワイン◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2006(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー グラン シャロン 2004 (ミッシェル ブーズロー家) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。しっかり熟して、リンゴのような心地よい甘さがとても好ましく 感じます。2004年は、あんまり知られていないのですが、本当に素晴らしい年で、ミネラル の美しさ、酸味の上品さが際立っています。ですから、今飲んでも美味しいし、熟成させても安定して、飲みごろの美味しさがずっと続くのです。ただし、このミッシェル ブーズローさん の2004年は、とても上品で、控えめです。他の生産者よりは、熟成の速度が速いと思い ます。だからこそ、ジワっとリンゴのような甘さと酸味が出ていて、すでに果実の落ち着きが 感じられるのです。これは、まさに、たっぷりした旨みのムルソーです。◎シャサーニュ モンラッシェ レシュヌヴォット 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4200(¥2100) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、シャサーニュ モンラッシェらしい、しっとりした触感と、シュヌヴォット畑の、チリチリっとした、細かく、上品な 酸味が、見事なバランスで色彩を描いています。シャルドネの気高さは、まさにこういうワイン にこそ、現れるのではないでしょうか。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ムルソー クロ デ ペリエール 2005 (アルベール グリヴォ) ¥5500(¥2800) 仏・ブルゴーニュ地方です。研ぎ澄まされたミネラル感の鋭さと、2005年の葡萄の豊かさが、 見事に融合しています。いつもの年ならば、アルベールグリヴォさんのワインは、鋼のような 堅いミネラル感が強くて、なかなか美味しい状態で飲むのは難しいかもしれません。しかし、 2005年という丸みのある、豊かな年のおかげで、堅さと甘さのバランスが綺麗に取れています。 ふっくらした、ムルソーの豊かなコクと、ペリエール畑の強烈なミネラル感の融合、これがまさに このワインの醍醐味です。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.23
では、土曜日の日本酒のリストです。黒龍「石田屋」「二左衛門」入荷しました!。(一年に一回の入荷です)かなりの人気で、2つともあと半分ほど残っています。あと、2週間ほどで売り切れてしまいそうな、そんな気がします。★日本酒◎緑川 "ゆららか" 純米うすにごり生原酒(2009BY) ¥1000(¥500) 新潟県です。新潟県特有の、「淡麗辛口」という特徴とは全く違います。むしろ、ラモネ家の シャサーニュモンラッシェのように、透明感がある、緑の色彩を帯びた清らかさに満ち溢れてい しぼりたての原酒で、口の中から、お米の生命力が、パチパチと弾けるようで、質が高いため に、決して尖った味わいではなく、すでにジューシーで、丸みのある触感です。だから、今飲んで すぐに美味しい、新酒の魅力を、思う存分味わうことができると思います。 (この新酒は本当に颯爽として、正月明けの爽やかな気分です)◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎黒龍 純米大吟醸 しずく ¥3200(¥1600) 福井県産です。日本酒の中でも、十四代などと並んで、とても人気のある蔵です。この"しずく" を飲んで感じるのは、やはり、黒龍は「水がいいんだな」ということです。透明感があって、ひたす ら自然で、口の中に「するする」と入っていくのです。自然派の白ワインに近いと言えば、わかって 下さるでしょうか。満寿泉などの蔵と違って、メリハリが鋭いわけではないのですが、日本人の好み に合った、「滑らかな丸さ」というのを持ち合わせた、非常に良い日本酒だと思います。◎天明 秘蔵熟成純米大吟醸 山田錦「掌玉」(2004 BY) ¥3300(¥1700) 福島県産です。「石田屋」「梵 超吟」「菊姫 くくり姫」など、長期熟成した大吟醸は、いろいろ ありますが、これもその一つで、正直言いまして知りませんでした。しかし、口に含んで見ると、 やはりとても上品で、かつ、底から湧き出てくるようなミネラルの鮮烈さが、本当に素晴らしい のです。ただ、丸くて上品なだけでなく、その中には、「力強い意志」のようなものを感じるの です。少し強い酒の肴と伴に、味わいたい逸品です。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2006 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.23
では、土曜日の赤ワインのリストです。◎ロマネ サンヴィヴァン 1970(DRC・ロマネコンティ社) 40ミリ・・・¥6400 仏・ブルゴーニュ地方のおなじみ、「ロマネコンティ社」です。ロマネ・サンヴィヴァンというワイン は、形から判断すれば、最もロマネコンティに近いワインだと思います。全てにおいて控えめ で、まず優しくて、スベスベの触感で、いろんな魅力が柔らかく融合しているのです。熟成した ロマネサンヴィヴァンは、もう格別で、まずフワっと香る上品で、奥ゆかしいブーケは、もう止められ ません。1970年は、そんなに良くないとされていますが、状態さえよければ、本当に素晴らしい 味わいを醸し出します。エレヴァージュでは、昨年末から1970年ものを開けてきていますが、 (前回は、ルイラトゥールのジュブレイ シャンベルタン クロ サン ジャック)溶け込んだ、言いよう のない色気は、もう取り込まれてしまうほど、気持ちいいものです。 (土曜日の段階で)あとボトルの5分の3以上残っています。ボトルの中に残った空気のおかげで、 ゆっくりとワインに酸素が融け込み、「ムンムン」した、ロマネサンヴィヴァンらしい色気が出ています。 熟成の初期は、奥ゆかしくて、控えめな表情を見せるロマネ・サンヴィヴァンですが、ここまで開い て、スパイスや、色気を誘う妖しいブーケを放っています。ここまで変わるのか!と、驚くほどの変貌 ぶりで、一度こういうのを味わってしまうと、もう止められません。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2004 (ミュニュレ ジブール家) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年のブルゴーニュは、本当に素晴らしい出来です。 ミネラルの粒子が、キラキラと本当に美しくて、酸味の綺麗さと相まって、ブルゴーニュ らしい、上品さにあふれているのです、すでに甘さと酸味のバランスと、奥行きが伴っ て、今飲んで十分美味しい状態になっています。ミュニュレ・ジブール家は、モザイクの ようなヴォーヌロマネ村の堅さと、艶やかさを、見事なバランスで表現しています。あまり にも素晴らしいので、今後エレヴァージュのハウスワインとして、しばらく置くことに決めま した。◎カベルネソーヴィニオン ナパヴァレー オークヴィルエステート 2006 (プランプジャック家) ¥5500(¥2800) カリフォルニア・ナパ地区です。カベルネソーヴニオンというパワフルで、がっしりした豊かな 果実味を最大限に発揮し、さらに、滑らかで、トロっとするような「メルロー的な」魅力を も備えています。これはまさにナパのワインです。たっぷりした、汁気溢れる葡萄の力強さ を思う存分感じて下さい。カリフォルニアでなければ、こういうワインは生まれません。だから グラスワインとして置く価値があるのです。◎クロ ヴージョ 1988(デュ クロ フランタン) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。この家は、アルベール・ビショー家が所有する畑です。クロ・ ヴージョらしい、ふわふわと風船が中に浮いたような、軽やかな感じと、その中に、優しくも、 しっとり果実味が詰まった、コクがあります。1988年は、タンニンとミネラル感が融合して、 「ピシッ!」とした輪郭が感じられるのが特徴で、そのおかげで、緩みがちなこのクロ・ヴージョ を、しっかりと引き締め、気高さを与えています。 (木曜日に味見しました)正直言って、ここまで良いとは思いませんでした。ワインの構造に 良いワインが持っているものを、しっかり兼ね備えているのです。これは、飲む価値がある、素晴 らしいワインです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.23
では、土曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2004 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込ん だかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さを ワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに 憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ 甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけな がら、元気ですか!)。★貴腐ワイン◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイワイン カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) ハンガリーの貴腐ワインです。これは、トカイワインの究極の味わいの形ではないでしょうか。 熟した蜜が、重層的とも言えるほどの、旨みの厚みにただただ圧倒されます。そのジワっと 口の中に広がる甘さは、もう格別で、飲んだ人にしか言えない充実感があります。 (ピエール エルメの、アーモンドとシナモン入りのチョコと、強烈に合います) ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)◎ゲヴルツトラミネール フルシュテンタム "カンテッサンス" ド グラン ノーブル 2002(ドメーヌ ヴァインバック) 50ミリ・・・¥6800(¥3400) 仏・アルザス地方です。あんまり名前が知られていませんが、ずっとこの生産者が気にな っていました。そこそこのレベルのものは味わったことがありますが、これだけ高額品を 味見したのは初めてです。そして、この貴腐ワイン(セレクション グラン ノーブル)は、 それだけの価値があるのだ、と確信しました。キラキラした、黄金の光彩。全てにつやが あって、輝くような余韻は、本当に素晴らしいです。しっかり甘いのですが、飲み込んだあと のチリチリっとした酸味の上品さに、思わず震えてしまいました。これぞ、アルザスワインの 真骨頂です。寒い地域の雲の隙間から、差しこむ光沢のある太陽の日のように、全てにおいて、求心的な輝きがあるのです。 (これは、アルザス出身のピエール エルメさんのフルーツのパテと、絶対に合います!)★陰干し葡萄からのワイン●レチョート デラ ヴァルポリッチェラ クラシコ 1995 (クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥5800(¥2900) 伊・ヴェネト州の巨匠です。もうほとんどワイン作りを止めてしまっていて、彼のワインは、 市場からどんどん減る一方です。これだけ凝縮しているのに、あくまでの瑞々しく、汁気 が口の端から、こぼれてくるような、とてもしっとりした触感です。陰干し葡萄というと、 乾いたような、下品な味わいのも多いように思いますが、これは酸味が非常に豊富なの で、余韻までものすごく気品があって、優雅な満足感を与えてくれます。●ヴィーニャ セラ アマータ パッシート ロッソ ヴィノ ドルチェ 2003 (ダル フォルノ ロマーノさん) 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 伊・ヴェネト州です。この地で2大カリスマ生産者と言えば、クインタレッリさんと、この ダル・フォルノ・ロマーノさんです。このワインは、DOCの基準以上のワインだったため に「レチョート」として認可が下りなかったそうです。それだけ、「モンスター」(BY インリン様)なほどの凝縮度があります。クインタレッリさんが、端正で、隅々まで気品をたたえているバランスの良さがあるのに対し、ダル・フォルノ・ロマーノさんは、「グイグイ」と、口の隅々まで 支配されるほどの、充足感を覚えます。その違いを、ぜひ・・・。★ポートワイン●キンタ ド ノヴァル トーニー 40年 60ミリ・・・¥3300(¥1700) ポルトガル産です。ポートワインにもいろんなスタイルがありますが、この蔵は、畑が高地 にあるため、どんな年でも、豊富な酸味が葡萄に蓄えられます。ですから、極めて葡萄が熟しても、綺麗な酸味が保たれ、上品さが備わっているのです。40年熟成したこのワインは、長い 間大樽で、酸素と接触したおかげで、少しずつ複雑な旨みをワインに与えて、なんともいえない深い熟成感が出てくるのです。ヴィンテージポートは熟成感を、トーニーポートは、その複雑な 熟成感を、ぜひ味わってみて下さい。●バロス ヴィンテージ ポート 1965 60ミリ・・・¥4800(¥2400) ポルトガル産です。ヴィンテージポートの中で、「アンオフィシャル」(公式に宣言されていない) いわゆるオフヴィンテージです。しかし、だからこそ、その熟成した旨みを味わうことができる のです。さらに、蔵にもいろいろなスタイルがあって、「イギリス人好みのカチっとしたスタイル」 (グラハム、テイラーなど)と、「ポルトガル人好みの、フレッシュで、柔らかいスタイル」がある ようです。これはまさに後者で、ふわふわの触感と、腰の弱さが、却って個性的な旨みを引き 出しています。 (1月9日に味見しました)ふわふわの柔らかい果実味で、まさにポルトガル人好みの、葡萄の 自然な甘さが口の中で優しく弾けるようです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。
2010.01.23
穏やかな日差しとは対照的に、真冬の寒さが、訪れています・・・。そんな土曜日の日和に、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、昨日開けた、ロマネコンティ社のロマネサンヴィヴァン 1970年、まだまだ5分の3ほど残っています~。多量に残っているおかげで、ボトルの中の空気とワインの比率がちょうどよく、「ムンムン!」と、色気のあるブーケが全開です!。奥ゆかしくて、控えめなロマネサンヴィヴァンですが、ここまで開いた状態のものを飲める機会は、めったにありません。詳しい更新は、18時までにしますので、その時まで、ぜひ楽しみにして下さい。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.23
昨晩から、また北風が戻って来て、すっかり冬に逆戻りしてしまいました・・・。そんな金曜日の夜に、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、今週以降の、目玉のワインのお知らせです。木曜日の代打(立浪)で、急遽開けました!。◎ジュブレイ シャンベルタン 1969年(ジョセフ ドルーアン社) 40ミリ・・・¥2600 仏・ブルゴーニュ地方です。1969年は、本当に素晴らしい年で、果実のふんわりした丸さ が特徴です。まだまだフレッシュで、開けて味見してみると、霧の中から、ぼんやりと優しい果実 味が顔を覗かせる・・・、こんな感じです。まだまだ若いので(言葉を換えれば、開くには酸素が 必要なので)、徐々に果実の甘さ、可愛らしさが出てきて、前回に開いた時には、ジュブレイ・ シャンベルタンらしく、赤い果実味が「炸裂」(アタタタ!BY ケンシロウ)すると思います。 今日、明日とゆっくり開いてくるのを、ぜひ楽しみにして下さい。(金曜日の段階で)あと3杯ほど残っています。最初は印象が薄い感じですが、徐々に、 靄の奥から、徐々に複雑さを現してきます。今日、どんな味わいになっているか、本当に 楽しみです。ドルーアン社のワインは、いつもそうなのですが、開けたては「あれっ?薄い?」 と思うのですが、酸素を含んで、徐々に肉づきを増したときの複雑さは、もうたまりません。22日(金)から、★DRC(ロマネコンティ社)●ロマネ サンヴィヴァン 1970 40ミリ・・・¥6400 仏・ブルゴーニュ地方のおなじみ、「ロマネコンティ社」です。ロマネ・サンヴィヴァンというワイン は、形から判断すれば、最もロマネコンティに近いワインだと思います。全てにおいて控えめ で、まず優しくて、スベスベの触感で、いろんな魅力が柔らかく融合しているのです。熟成した ロマネサンヴィヴァンは、もう格別で、まずフワっと香る上品で、奥ゆかしいブーケは、もう止められ ません。1970年は、そんなに良くないとされていますが、状態さえよければ、本当に素晴らしい 味わいを醸し出します。エレヴァージュでは、昨年末から1970年ものを開けてきていますが、 (前回は、ルイラトゥールのジュブレイ シャンベルタン クロ サン ジャック)溶け込んだ、言いよう のない色気は、もう取り込まれてしまうほど、気持ちいいものです。25日(月)から、●シャトー グリオ ラローズ 1952 40ミリ・・・¥300027日(水)から、●シャトー オーブリオン 1983 40ミリ・・・¥340029日(金)から、●シャトー マルゴー 1962 40ミリ・・・¥4800(各1本ずつ用意して、一人2杯ずつまでの限定です・・・すいません)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。 ◎生ハム全種類(5種)、入荷しています!。 真空パックではない本当の旨みを、ぜひ・・・。◎漫画「もやしもん」、全巻入荷しました!。 東京農業大学に入学した、「菌」が見える学生と、 その仲間たちのお話です。 醸造の詳しい話や、出てくる女の子達がとても可愛らしく、 読んでいて、すごく楽しい気分になります。 エレヴァージュに置いておきますので、 ぜひご覧ください~(漫画喫茶代わりに)。◎エレヴァージュで、低温で熟成させている、 山羊のチーズ「ヴァランセー」、素晴らしい状態です。 山羊というと、「クセがあって・・・」と、 敬遠される方が多いかもしれません。 しかし、 低温で、極めて丁寧に熟成しているために、 よくレストランなどで感じる「えげつない香り」がしません。 (それはいわゆる、熟成が進んだ「壊れた香り」) むしろ、 もっちりと、自然に、寄り添うように感じられる旨みは、 まさに、良質の山羊のチーズの良さです。 一度、召し上がってみて下さい。 そうすれば、山羊のチーズの認識が、きっと変わると思います。◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.22
では、金曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎ポール デテュンヌ グランクリュ アンボネ ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です。これは、まさにアンボネらしい 味わいです。よく、ドンペリニョンのロゼなどに多くの原酒がブレンドされる、この アンボネ村の特徴は、まるでサクランボをお酒につけたような、ジリジリっとした 赤い果皮のタンニンと、ジューシーさが、果実味の奥底から迫ってくる感覚です。 葡萄が、本当に熟しているなと感じさせる凝縮感と、広がりのある余韻の長さ は、この生産者が良質の葡萄を選んで使っている証拠です。大手のシャンパンと は格段に質の違う味わいをぜひ・・・。★白ワイン◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2006(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー グラン シャロン 2004 (ミッシェル ブーズロー家) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。しっかり熟して、リンゴのような心地よい甘さがとても好ましく 感じます。 (時間がなくなってきたので、明日またきちんと書きます)◎シャサーニュ モンラッシェ レシュヌヴォット 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4200(¥2100) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、シャサーニュ モンラッシェらしい、しっとりした触感と、シュヌヴォット畑の、チリチリっとした、細かく、上品な 酸味が、見事なバランスで色彩を描いています。シャルドネの気高さは、まさにこういうワイン にこそ、現れるのではないでしょうか。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ムルソー クロ デ ペリエール 2005 (アルベール グリヴォ) ¥5500(¥2800) 仏・ブルゴーニュ地方です。研ぎ澄まされたミネラル感の鋭さと、2005年の葡萄の豊かさが、 見事に融合しています。 (明日また書きます~)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.22
では、金曜日の日本酒のリストです。黒龍「石田屋」「二左衛門」入荷しました!。(一年に一回の入荷です)かなりの人気で、2つともあと半分ほど残っています。あと、2週間ほどで売り切れてしまいそうな、そんな気がします。★日本酒◎緑川 "ゆららか" 純米うすにごり生原酒(2009BY) ¥1000(¥500) すいません、コメントは明日書きます~。 (この新酒は本当に颯爽として、正月明けの爽やかな気分です)◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎黒龍 純米大吟醸 しずく ¥3200(¥1600) 福井県産です。日本酒の中でも、十四代などと並んで、とても人気のある蔵です。この"しずく" を飲んで感じるのは、やはり、黒龍は「水がいいんだな」ということです。透明感があって、ひたす ら自然で、口の中に「するする」と入っていくのです。自然派の白ワインに近いと言えば、わかって 下さるでしょうか。満寿泉などの蔵と違って、メリハリが鋭いわけではないのですが、日本人の好み に合った、「滑らかな丸さ」というのを持ち合わせた、非常に良い日本酒だと思います。◎天明 秘蔵熟成純米大吟醸 山田錦「掌玉」(2004 BY) ¥3300(¥1700) 福島県産です。「石田屋」「梵 超吟」「菊姫 くくり姫」など、長期熟成した大吟醸は、いろいろ ありますが、これもその一つで、正直言いまして知りませんでした。しかし、口に含んで見ると、 やはりとても上品で、かつ、底から湧き出てくるようなミネラルの鮮烈さが、本当に素晴らしい のです。ただ、丸くて上品なだけでなく、その中には、「力強い意志」のようなものを感じるの です。少し強い酒の肴と伴に、味わいたい逸品です。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2006 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.22
では、金曜日の赤ワインのリストです。◎ジュブレイ シャンベルタン 1969年(ジョセフ ドルーアン社) 40ミリ・・・¥2600 仏・ブルゴーニュ地方です。1969年は、本当に素晴らしい年で、果実のふんわりした丸さ が特徴です。まだまだフレッシュで、開けて味見してみると、霧の中から、ぼんやりと優しい果実 味が顔を覗かせる・・・、こんな感じです。まだまだ若いので(言葉を換えれば、開くには酸素が 必要なので)、徐々に果実の甘さ、可愛らしさが出てきて、前回に開いた時には、ジュブレイ・ シャンベルタンらしく、赤い果実味が「炸裂」(アタタタ!BY ケンシロウ)すると思います。 今日、明日とゆっくり開いてくるのを、ぜひ楽しみにして下さい。 (金曜日の段階で)あと3杯ほど残っています。最初は印象が薄い感じですが、徐々に、 靄の奥から、徐々に複雑さを現してきます。今日、どんな味わいになっているか、本当に 楽しみです。ドルーアン社のワインは、いつもそうなのですが、開けたては「あれっ?薄い?」 と思うのですが、酸素を含んで、徐々に肉づきを増したときの複雑さは、もうたまりません。◎ロマネ サンヴィヴァン 1970(DRC・ロマネコンティ社) 40ミリ・・・¥6400 仏・ブルゴーニュ地方のおなじみ、「ロマネコンティ社」です。ロマネ・サンヴィヴァンというワイン は、形から判断すれば、最もロマネコンティに近いワインだと思います。全てにおいて控えめ で、まず優しくて、スベスベの触感で、いろんな魅力が柔らかく融合しているのです。熟成した ロマネサンヴィヴァンは、もう格別で、まずフワっと香る上品で、奥ゆかしいブーケは、もう止められ ません。1970年は、そんなに良くないとされていますが、状態さえよければ、本当に素晴らしい 味わいを醸し出します。エレヴァージュでは、昨年末から1970年ものを開けてきていますが、 (前回は、ルイラトゥールのジュブレイ シャンベルタン クロ サン ジャック)溶け込んだ、言いよう のない色気は、もう取り込まれてしまうほど、気持ちいいものです。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2004 (ミュニュレ ジブール家) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年のブルゴーニュは、本当に素晴らしい出来です。 ミネラルの粒子が、キラキラと本当に美しくて、酸味の綺麗さと相まって、ブルゴーニュ らしい、上品さにあふれているのです、すでに甘さと酸味のバランスと、奥行きが伴っ て、今飲んで十分美味しい状態になっています。ミュニュレ・ジブール家は、モザイクの ようなヴォーヌロマネ村の堅さと、艶やかさを、見事なバランスで表現しています。あまり にも素晴らしいので、今後エレヴァージュのハウスワインとして、しばらく置くことに決めま した。◎カベルネソーヴィニオン ナパヴァレー オークヴィルエステート 2006 (プランプジャック家) ¥5500(¥2800) カリフォルニア・ナパ地区です。カベルネソーヴニオンというパワフルで、がっしりした豊かな 果実味を最大限に発揮し、さらに、滑らかで、トロっとするような「メルロー的な」魅力を も備えています。これはまさにナパのワインです。たっぷりした、汁気溢れる葡萄の力強さ を思う存分感じて下さい。カリフォルニアでなければ、こういうワインは生まれません。だから グラスワインとして置く価値があるのです。◎クロ ヴージョ 1988(デュ クロ フランタン) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。この家は、アルベール・ビショー家が所有する畑です。クロ・ ヴージョらしい、ふわふわと風船が中に浮いたような、軽やかな感じと、その中に、優しくも、 しっとり果実味が詰まった、コクがあります。1988年は、タンニンとミネラル感が融合して、 「ピシッ!」とした輪郭が感じられるのが特徴で、そのおかげで、緩みがちなこのクロ・ヴージョ を、しっかりと引き締め、気高さを与えています。 (木曜日に味見しました)正直言って、ここまで良いとは思いませんでした。ワインの構造に 良いワインが持っているものを、しっかり兼ね備えているのです。これは、飲む価値がある、素晴 らしいワインです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.22
では、金曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2004 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込ん だかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さを ワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに 憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ 甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけな がら、元気ですか!)。★貴腐ワイン◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイワイン カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) ハンガリーの貴腐ワインです。これは、トカイワインの究極の味わいの形ではないでしょうか。 熟した蜜が、重層的とも言えるほどの、旨みの厚みにただただ圧倒されます。そのジワっと 口の中に広がる甘さは、もう格別で、飲んだ人にしか言えない充実感があります。 (ピエール エルメの、アーモンドとシナモン入りのチョコと、強烈に合います) ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)◎ゲヴルツトラミネール フルシュテンタム "カンテッサンス" ド グラン ノーブル 2002(ドメーヌ ヴァインバック) 50ミリ・・・¥6800(¥3400) 仏・アルザス地方です。あんまり名前が知られていませんが、ずっとこの生産者が気にな っていました。そこそこのレベルのものは味わったことがありますが、これだけ高額品を 味見したのは初めてです。そして、この貴腐ワイン(セレクション グラン ノーブル)は、 それだけの価値があるのだ、と確信しました。キラキラした、黄金の光彩。全てにつやが あって、輝くような余韻は、本当に素晴らしいです。しっかり甘いのですが、飲み込んだあと のチリチリっとした酸味の上品さに、思わず震えてしまいました。これぞ、アルザスワインの 真骨頂です。寒い地域の雲の隙間から、差しこむ光沢のある太陽の日のように、全てにおいて、求心的な輝きがあるのです。 (これは、アルザス出身のピエール エルメさんのフルーツのパテと、絶対に合います!)★陰干し葡萄からのワイン●レチョート デラ ヴァルポリッチェラ クラシコ 1995 (クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥5800(¥2900) 伊・ヴェネト州の巨匠です。もうほとんどワイン作りを止めてしまっていて、彼のワインは、 市場からどんどん減る一方です。これだけ凝縮しているのに、あくまでの瑞々しく、汁気 が口の端から、こぼれてくるような、とてもしっとりした触感です。陰干し葡萄というと、 乾いたような、下品な味わいのも多いように思いますが、これは酸味が非常に豊富なの で、余韻までものすごく気品があって、優雅な満足感を与えてくれます。●ヴィーニャ セラ アマータ パッシート ロッソ ヴィノ ドルチェ 2003 (ダル フォルノ ロマーノさん) 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 伊・ヴェネト州です。この地で2大カリスマ生産者と言えば、クインタレッリさんと、この ダル・フォルノ・ロマーノさんです。このワインは、DOCの基準以上のワインだったため に「レチョート」として認可が下りなかったそうです。それだけ、「モンスター」(BY インリン様)なほどの凝縮度があります。クインタレッリさんが、端正で、隅々まで気品をたたえているバランスの良さがあるのに対し、ダル・フォルノ・ロマーノさんは、「グイグイ」と、口の隅々まで 支配されるほどの、充足感を覚えます。その違いを、ぜひ・・・。★ポートワイン●キンタ ド ノヴァル トーニー 40年 60ミリ・・・¥3300(¥1700) ポルトガル産です。ポートワインにもいろんなスタイルがありますが、この蔵は、畑が高地 にあるため、どんな年でも、豊富な酸味が葡萄に蓄えられます。ですから、極めて葡萄が熟しても、綺麗な酸味が保たれ、上品さが備わっているのです。40年熟成したこのワインは、長い 間大樽で、酸素と接触したおかげで、少しずつ複雑な旨みをワインに与えて、なんともいえない深い熟成感が出てくるのです。ヴィンテージポートは熟成感を、トーニーポートは、その複雑な 熟成感を、ぜひ味わってみて下さい。●バロス ヴィンテージ ポート 1965 60ミリ・・・¥4800(¥2400) ポルトガル産です。ヴィンテージポートの中で、「アンオフィシャル」(公式に宣言されていない) いわゆるオフヴィンテージです。しかし、だからこそ、その熟成した旨みを味わうことができる のです。さらに、蔵にもいろいろなスタイルがあって、「イギリス人好みのカチっとしたスタイル」 (グラハム、テイラーなど)と、「ポルトガル人好みの、フレッシュで、柔らかいスタイル」がある ようです。これはまさに後者で、ふわふわの触感と、腰の弱さが、却って個性的な旨みを引き 出しています。 (1月9日に味見しました)ふわふわの柔らかい果実味で、まさにポルトガル人好みの、葡萄の 自然な甘さが口の中で優しく弾けるようです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。
2010.01.22
今日の昼間は、とても暖かかったのですが、徐々に北風が吹いてきて、また冬に逆戻りしそうです・・・。そんな1月の半ばに、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、今週以降の、目玉のワインのお知らせです。20日(水)から、★ドメーヌ ルロワ●ヴォーヌ ロマネ レ ジュヌブリエール 1997 40ミリ・・・¥3300 仏・ブルゴーニュ地方です。おなじみ「マダム」ルロワさんです。彼女が作るヴォーヌロマネ のワインは、艶やかで、色気ムンムン(イザムンムン)の果実味溢れる味わいです。そして、 「どこまで攻めるのか?」と驚かざるをえないほど、ギリギリまで葡萄の収穫量を抑えて、 極めて凝縮したワインを作ります。1997年という年は、そんなにいい年ではありません。 しかし、強かったタンニンがほぐれつつあるので、これが融ければ、本来の葡萄の柔らかい、 溶けた果実味のモワモワした色気が、おそらく爆発するように発揮するでしょう。だいぶ飲み ごろとなってきている1997年もの、本当に楽しみです。ヴォーヌ・ロマネ村の艶やかさと、ジ ュヌブリエール畑の緻密なミネラル感が、どのように融合していっているかが、見ものです。 (木曜日の段階で)あと2杯ほど残っています。これは、本当に素晴らしかったです。1997年 から想像する、タンニンの堅さがすでにほぐれ、ヴォーヌロマネ村の色気と、ジュヌブリエール畑 の緻密なミネラル感が相まって、完成度の高い味わいに仕上がっていました。感動した!(BY 小泉さん)木曜日の代打(立浪)で、急遽開けます!。◎ジュブレイ シャンベルタン 1969年(ジョセフ ドルーアン社) 40ミリ・・・¥2600 仏・ブルゴーニュ地方です。1969年は、本当に素晴らしい年で、果実のふんわりした丸さ が特徴です。まだまだフレッシュで、開けて味見してみると、霧の中から、ぼんやりと優しい果実 味が顔を覗かせる・・・、こんな感じです。まだまだ若いので(言葉を換えれば、開くには酸素が 必要なので)、徐々に果実の甘さ、可愛らしさが出てきて、前回に開いた時には、ジュブレイ・ シャンベルタンらしく、赤い果実味が「炸裂」(アタタタ!BY ケンシロウ)すると思います。 今日、明日とゆっくり開いてくるのを、ぜひ楽しみにして下さい。22日(金)から、★DRC(ロマネコンティ社)●ロマネ サンヴィヴァン 1970 40ミリ・・・¥640025日(月)から、●シャトー グリオ ラローズ 1952 40ミリ・・・¥300027日(水)から、●シャトー オーブリオン 1983 40ミリ・・・¥340029日(金)から、●シャトー マルゴー 1962 40ミリ・・・¥4800(各1本ずつ用意して、一人2杯ずつまでの限定です・・・すいません)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。 ◎漫画「もやしもん」、全巻入荷しました!。 東京農業大学に入学した、「菌」が見える学生と、 その仲間たちのお話です。 醸造の詳しい話や、出てくる女の子達がとても可愛らしく、 読んでいて、すごく楽しい気分になります。 エレヴァージュに置いておきますので、 ぜひご覧ください~(漫画喫茶代わりに)。◎エレヴァージュで、低温で熟成させている、 山羊のチーズ「ヴァランセー」、素晴らしい状態です。 山羊というと、「クセがあって・・・」と、 敬遠される方が多いかもしれません。 しかし、 低温で、極めて丁寧に熟成しているために、 よくレストランなどで感じる「えげつない香り」がしません。 (それはいわゆる、熟成が進んだ「壊れた香り」) むしろ、 もっちりと、自然に、寄り添うように感じられる旨みは、 まさに、良質の山羊のチーズの良さです。 一度、召し上がってみて下さい。 そうすれば、山羊のチーズの認識が、きっと変わると思います。◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.21
では、木曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎ポール デテュンヌ グランクリュ アンボネ ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です。これは、まさにアンボネらしい 味わいです。よく、ドンペリニョンのロゼなどに多くの原酒がブレンドされる、この アンボネ村の特徴は、まるでサクランボをお酒につけたような、ジリジリっとした 赤い果皮のタンニンと、ジューシーさが、果実味の奥底から迫ってくる感覚です。 葡萄が、本当に熟しているなと感じさせる凝縮感と、広がりのある余韻の長さ は、この生産者が良質の葡萄を選んで使っている証拠です。大手のシャンパンと は格段に質の違う味わいをぜひ・・・。★白ワイン◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2006(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎シャサーニュ モンラッシェ レシュヌヴォット 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4200(¥2100) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、シャサーニュ モンラッシェらしい、しっとりした触感と、シュヌヴォット畑の、チリチリっとした、細かく、上品な 酸味が、見事なバランスで色彩を描いています。シャルドネの気高さは、まさにこういうワイン にこそ、現れるのではないでしょうか。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ピュリニー モンラッシェ レ シャンガン 1996 (ルイ ジャド社) ¥5500(¥2800) 仏・ブルゴーニュ地方です。1996年のブルゴーニュは、本当に素晴らしい年です。葡萄が しっかり凝縮して、ミネラル感が「ピシッ!」と、果実味を引き締めていて、常に姿勢が正しい 気高さを見につけています。熟成した蜜のようなニュアンスは、しっかりした酸味がないと、 だらけた、だらしのない味わいになってしまいます。しかも、その酸味によって、ゆっくり熟成 することが出来て、その間に複雑さを見に着け、奥行きの広いワインに仕上がっていくのです。 そういう意味では、これはワインとして、極めて完成度の高い逸品だと言えるのではないでしょ うか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.21
では、木曜日の日本酒のリストです。黒龍「石田屋」「二左衛門」入荷しました!。(一年に一回の入荷です)かなりの人気で、2つともあと半分ほど残っています。あと、2週間ほどで売り切れてしまいそうな、そんな気がします。★日本酒◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎黒龍 純米大吟醸 しずく ¥3200(¥1600) 福井県産です。日本酒の中でも、十四代などと並んで、とても人気のある蔵です。この"しずく" を飲んで感じるのは、やはり、黒龍は「水がいいんだな」ということです。透明感があって、ひたす ら自然で、口の中に「するする」と入っていくのです。自然派の白ワインに近いと言えば、わかって 下さるでしょうか。満寿泉などの蔵と違って、メリハリが鋭いわけではないのですが、日本人の好み に合った、「滑らかな丸さ」というのを持ち合わせた、非常に良い日本酒だと思います。◎天明 秘蔵熟成純米大吟醸 山田錦「掌玉」(2004 BY) ¥3300(¥1700) 福島県産です。「石田屋」「梵 超吟」「菊姫 くくり姫」など、長期熟成した大吟醸は、いろいろ ありますが、これもその一つで、正直言いまして知りませんでした。しかし、口に含んで見ると、 やはりとても上品で、かつ、底から湧き出てくるようなミネラルの鮮烈さが、本当に素晴らしい のです。ただ、丸くて上品なだけでなく、その中には、「力強い意志」のようなものを感じるの です。少し強い酒の肴と伴に、味わいたい逸品です。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2006 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.21
では、木曜日の赤ワインのリストです。◎ヴォーヌ ロマネ レ ジュヌブリエール 1997 (ドメーヌ ルロワ) 40ミリ・・・¥3300 仏・ブルゴーニュ地方です。おなじみ「マダム」ルロワさんです。彼女が作るヴォーヌロマネ のワインは、艶やかで、色気ムンムン(イザムンムン)の果実味溢れる味わいです。そして、 「どこまで攻めるのか?」と驚かざるをえないほど、ギリギリまで葡萄の収穫量を抑えて、 極めて凝縮したワインを作ります。1997年という年は、そんなにいい年ではありません。 しかし、強かったタンニンがほぐれつつあるので、これが融ければ、本来の葡萄の柔らかい、 溶けた果実味のモワモワした色気が、おそらく爆発するように発揮するでしょう。だいぶ飲み ごろとなってきている1997年もの、本当に楽しみです。ヴォーヌ・ロマネ村の艶やかさと、ジ ュヌブリエール畑の緻密なミネラル感が、どのように融合していっているかが、見ものです。 (木曜日の段階で)あと2杯ほど残っています。これは、本当に素晴らしかったです。1997年 から想像する、タンニンの堅さがすでにほぐれ、ヴォーヌロマネ村の色気と、ジュヌブリエール畑 の緻密なミネラル感が相まって、完成度の高い味わいに仕上がっていました。感動した!(BY 小泉さん)◎ジュブレイ シャンベルタン 1969年(ジョセフ ドルーアン社) 40ミリ・・・¥2600 仏・ブルゴーニュ地方です。1969年は、本当に素晴らしい年で、果実のふんわりした丸さ が特徴です。まだまだフレッシュで、開けて味見してみると、霧の中から、ぼんやりと優しい果実 味が顔を覗かせる・・・、こんな感じです。まだまだ若いので(言葉を換えれば、開くには酸素が 必要なので)、徐々に果実の甘さ、可愛らしさが出てきて、前回に開いた時には、ジュブレイ・ シャンベルタンらしく、赤い果実味が「炸裂」(アタタタ!BY ケンシロウ)すると思います。 今日、明日とゆっくり開いてくるのを、ぜひ楽しみにして下さい。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。◎シャトー シャススプリーン 2005 ¥2800(¥1400) 仏・ボルドー地方です。2005年は、ボルドー地方にとって、本当に偉大な年になりました。 1982年、2000年に似ていて、全てにおいて充実していて、果汁溢れる豊かな年で、甘さ、 酸味、タンニンのバランスが素晴らしく、まるで球体のような均整を保っています。2005年 だから、まだ堅いのではと思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。今飲ん でも、十分に甘さを感じて、とても美味しい状態です。騙されたと思って、一度ぜひ(そして、 騙され、魔が差して、いつの間にか自宅に歯ブラシ2本・・・意味不明)。◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2004 (ミュニュレ ジブール家) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年のブルゴーニュは、本当に素晴らしい出来です。 ミネラルの粒子が、キラキラと本当に美しくて、酸味の綺麗さと相まって、ブルゴーニュ らしい、上品さにあふれているのです、すでに甘さと酸味のバランスと、奥行きが伴っ て、今飲んで十分美味しい状態になっています。ミュニュレ・ジブール家は、モザイクの ようなヴォーヌロマネ村の堅さと、艶やかさを、見事なバランスで表現しています。あまり にも素晴らしいので、今後エレヴァージュのハウスワインとして、しばらく置くことに決めま した。◎エルミタージュ ラ シャペル 1984年 (ポール ジャブレ社) ¥6600(¥3300) 仏・ローヌ地方です。熟成したエルミタージュは、特別です。熟成の初期の、荒々しい酸味が、 収まり、本来の果実の甘さと、モワモワした複雑な土のニュアンスが出ていて、たとえようもない ほど複雑な味わいに、仕上がっています。このモワモワした熟成したニュアンスは、一度好きに なったら、止められません。深く、奥行きまで滑らかなこの感覚は、ブルゴーニュの熟成した上品 さに似ていて、「シャペル畑」らしい振り幅の大きさと、上品さが伝わってきます。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.21
では、木曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2004 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込ん だかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さを ワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに 憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ 甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけな がら、元気ですか!)。★貴腐ワイン◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイワイン カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) ハンガリーの貴腐ワインです。これは、トカイワインの究極の味わいの形ではないでしょうか。 熟した蜜が、重層的とも言えるほどの、旨みの厚みにただただ圧倒されます。そのジワっと 口の中に広がる甘さは、もう格別で、飲んだ人にしか言えない充実感があります。 (ピエール エルメの、アーモンドとシナモン入りのチョコと、強烈に合います) ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)◎ゲヴルツトラミネール フルシュテンタム "カンテッサンス" ド グラン ノーブル 2002(ドメーヌ ヴァインバック) 50ミリ・・・¥6800(¥3400) 仏・アルザス地方です。あんまり名前が知られていませんが、ずっとこの生産者が気にな っていました。そこそこのレベルのものは味わったことがありますが、これだけ高額品を 味見したのは初めてです。そして、この貴腐ワイン(セレクション グラン ノーブル)は、 それだけの価値があるのだ、と確信しました。キラキラした、黄金の光彩。全てにつやが あって、輝くような余韻は、本当に素晴らしいです。しっかり甘いのですが、飲み込んだあと のチリチリっとした酸味の上品さに、思わず震えてしまいました。これぞ、アルザスワインの 真骨頂です。寒い地域の雲の隙間から、差しこむ光沢のある太陽の日のように、全てにおいて、求心的な輝きがあるのです。 (これは、アルザス出身のピエール エルメさんのフルーツのパテと、絶対に合います!)★陰干し葡萄からのワイン●レチョート デラ ヴァルポリッチェラ クラシコ 1995 (クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥5800(¥2900) 伊・ヴェネト州の巨匠です。もうほとんどワイン作りを止めてしまっていて、彼のワインは、 市場からどんどん減る一方です。これだけ凝縮しているのに、あくまでの瑞々しく、汁気 が口の端から、こぼれてくるような、とてもしっとりした触感です。陰干し葡萄というと、 乾いたような、下品な味わいのも多いように思いますが、これは酸味が非常に豊富なの で、余韻までものすごく気品があって、優雅な満足感を与えてくれます。●ヴィーニャ セラ アマータ パッシート ロッソ ヴィノ ドルチェ 2003 (ダル フォルノ ロマーノさん) 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 伊・ヴェネト州です。この地で2大カリスマ生産者と言えば、クインタレッリさんと、この ダル・フォルノ・ロマーノさんです。このワインは、DOCの基準以上のワインだったため に「レチョート」として認可が下りなかったそうです。それだけ、「モンスター」(BY インリン様)なほどの凝縮度があります。クインタレッリさんが、端正で、隅々まで気品をたたえているバランスの良さがあるのに対し、ダル・フォルノ・ロマーノさんは、「グイグイ」と、口の隅々まで 支配されるほどの、充足感を覚えます。その違いを、ぜひ・・・。★ポートワイン●キンタ ド ノヴァル トーニー 40年 60ミリ・・・¥3300(¥1700) ポルトガル産です。ポートワインにもいろんなスタイルがありますが、この蔵は、畑が高地 にあるため、どんな年でも、豊富な酸味が葡萄に蓄えられます。ですから、極めて葡萄が熟しても、綺麗な酸味が保たれ、上品さが備わっているのです。40年熟成したこのワインは、長い 間大樽で、酸素と接触したおかげで、少しずつ複雑な旨みをワインに与えて、なんともいえない深い熟成感が出てくるのです。ヴィンテージポートは熟成感を、トーニーポートは、その複雑な 熟成感を、ぜひ味わってみて下さい。●バロス ヴィンテージ ポート 1965 60ミリ・・・¥4800(¥2400) ポルトガル産です。ヴィンテージポートの中で、「アンオフィシャル」(公式に宣言されていない) いわゆるオフヴィンテージです。しかし、だからこそ、その熟成した旨みを味わうことができる のです。さらに、蔵にもいろいろなスタイルがあって、「イギリス人好みのカチっとしたスタイル」 (グラハム、テイラーなど)と、「ポルトガル人好みの、フレッシュで、柔らかいスタイル」がある ようです。これはまさに後者で、ふわふわの触感と、腰の弱さが、却って個性的な旨みを引き 出しています。 (1月9日に味見しました)ふわふわの柔らかい果実味で、まさにポルトガル人好みの、葡萄の 自然な甘さが口の中で優しく弾けるようです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。
2010.01.21
今日の昼間は、とても暖かく、自転車を乗っていたら、汗ばむような日和でした・・・。そんな1月の半ばに、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、今週以降の、目玉のワインのお知らせです。18日(月)から、★メオ・カミュゼ家●ニュイ サン ジョルジュ オー ミュルジュ 1995 40ミリ・・・¥2500 ~状態が素晴らしかったです。深く、暗いメオ・カミュゼらしい果実味の光彩と、 鮮烈なニュイサンジョルジュのパワーが融合し、立体的な、とても完成度の高い 味わいに仕上がっています。メオ・カミュゼさんのワインを嫌いな方も、ぜひ召し上がって欲しいです。 (水曜日の段階で)まだ五分の二ほど残っています。開けたての、輝くような、フランス人 好みの鮮やかなミネラル感が徐々に収まって来ています。代わりに、日本人好みの、モワ とした、複雑で、深みのある旨みがドンドン出てきています。これは、全く好みの問題なの ですが、熟成したアミノ酸の要素が好きな方は、今日の水曜日お勧めします。その一方で 鮮やかで、新鮮な葡萄そのものを味わいたい方、ニュイサンジョルジュの颯爽とした鋭さを、 感じたい方には、今日はお勧めしません。20日(水)から、★ドメーヌ ルロワ●ヴォーヌ ロマネ レ ジュヌブリエール 1997 40ミリ・・・¥3300 仏・ブルゴーニュ地方です。おなじみ「マダム」ルロワさんです。彼女が作るヴォーヌロマネ のワインは、艶やかで、色気ムンムン(イザムンムン)の果実味溢れる味わいです。そして、 「どこまで攻めるのか?」と驚かざるをえないほど、ギリギリまで葡萄の収穫量を抑えて、 極めて凝縮したワインを作ります。1997年という年は、そんなにいい年ではありません。 しかし、強かったタンニンがほぐれつつあるので、これが融ければ、本来の葡萄の柔らかい、 溶けた果実味のモワモワした色気が、おそらく爆発するように発揮するでしょう。だいぶ飲み ごろとなってきている1997年もの、本当に楽しみです。ヴォーヌ・ロマネ村の艶やかさと、ジ ュヌブリエール畑の緻密なミネラル感が、どのように融合していっているかが、見ものです。22日(金)から、★DRC(ロマネコンティ社)●ロマネ サンヴィヴァン 1970 40ミリ・・・¥640025日(月)から、●シャトー グリオ ラローズ 1952 40ミリ・・・¥300027日(水)から、●シャトー オーブリオン 1983 40ミリ・・・¥340029日(金)から、●シャトー マルゴー 1962 40ミリ・・・¥4800(各1本ずつ用意して、一人2杯ずつまでの限定です・・・すいません)◎漫画「もやしもん」、全巻入荷しました!。 東京農業大学に入学した、「菌」が見える学生と、 その仲間たちのお話です。 醸造の詳しい話や、出てくる女の子達がとても可愛らしく、 読んでいて、すごく楽しい気分になります。 エレヴァージュに置いておきますので、 ぜひご覧ください~(漫画喫茶代わりに)。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、賞味期限にて終了・・・すいません。 マロンの焼き菓子も売り切れました・・・すいません。 ちなみに、ガレット・ブルトンヌはまだあります~。◎エレヴァージュで、低温で熟成させている、 山羊のチーズ「ヴァランセー」、素晴らしい状態です。 山羊というと、「クセがあって・・・」と、 敬遠される方が多いかもしれません。 しかし、 低温で、極めて丁寧に熟成しているために、 よくレストランなどで感じる「えげつない香り」がしません。 (それはいわゆる、熟成が進んだ「壊れた香り」) むしろ、 もっちりと、自然に、寄り添うように感じられる旨みは、 まさに、良質の山羊のチーズの良さです。 一度、召し上がってみて下さい。 そうすれば、山羊のチーズの認識が、きっと変わると思います。◎エレヴァージュのチョコレートのメニュー、 あんまりご存じない方が多いと思いますので、 さらさらと、こちらに述べておきます。 ★ピエール マルコリーニ ~メキシコ グランクリュ リミティッド エディション(クリオロ種) (キラキラした、輝くような酸味が素晴らしく、わずか1%しかない、貴重な 品種を使っています) ~タブレット ヴェネズエラ (カカオの「ガツン!」としたパワーが強烈で、カカオ好きにはたまらない一品) ~タブレット ジャワ ヌガー (昨日入荷しました!。ヘーゼルナッツの小気味良い堅さと、ジャワ産のチョコの チリチリっとした酸味の鮮やかさが融合して、モザイクように美しい幾何学模様を 描いています。) ★ピエール エルメ ~タブレット ジャワ (ピエール エルメさんの最も人気のあるお菓子「サティネ」を、そのままチョコレート にしたもの。アルザス出身の彼らしく、天上まで轟くような、キラキラした、黄色い 酸味の鮮やかさ、透きとおるような透明感は、さすがです) ~タブレット クロエ (フランボワーズの粒が入っています。フワっと、口の中に弾ける鮮烈さは、まさに 彼ならではだと思います) ~タブレット アマンド エ シナモン (これは、ハンガリーの貴腐ワインと、最高に相性がいいです。ねっとりしたキャラメ ライズされた甘さと、シナモン、アーモンドの豊富な香りが包み込み、かなり官能的 な充足感を得られます。トカイの貴腐ワインは、もうすぐ入荷します) ★カカオ サンパカ(バルセロナのもの) ~テロワールごとに(ヴェネズエラ、パプア・ニューギニア、ガーナなど)揃っています。 エルブジの料理のように、香りの軽さが見事で、パーン!、と弾けるようなエスプーマ の手法に似ています。 これは、あとわずかですので、売り切れたら終了します。 ◎新しい日本酒が、バンバン!入荷しています。 今週に新たに4種類、来週にはさらに4種類メニューに載ります。 (エレヴァージュって、日本酒バーですか?) お燗で出したいとの願望、なんとかしたいので、 密かに研究を進めています。 3年計画で頑張りますので、ぜひ期待して下さい。◎エスプレッソマシンが、修理され、戻ってきました!。 フォッフォッフォッフォ・・・。 フォッフォッフォ・・・(デスラー総統)。 というわけで、エスプレッソ、カプチーノ再開します!。 久しぶりに自分で作ってみたら、もう美味しくて、 懐かしい味で、涙が出そうになりました(アタック No,1)。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.20
では、水曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。 ★白ワイン◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2006(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎シャサーニュ モンラッシェ レシュヌヴォット 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4200(¥2100) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、シャサーニュ モンラッシェらしい、しっとりした触感と、シュヌヴォット畑の、チリチリっとした、細かく、上品な 酸味が、見事なバランスで色彩を描いています。シャルドネの気高さは、まさにこういうワイン にこそ、現れるのではないでしょうか。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ピュリニー モンラッシェ レ ルフェール 1996 (エティエンヌ ソゼ家) ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。「ピシっ!」と、鋼のように強いミネラル感があるのが、ソゼ家 の特徴です。熟成の若い段階では、堅すぎて飲みにくい場合が多いのですが、15年ほど 熟成したこのようなワインでは、果実味の奥から、柔らかい甘さを感じられ、徐々にバランス が出て来ます。「キューン」と轟くような、綺麗なミネラルの輝きは、まさにピュリニーモンラ シェの気高さで、ふわっと香るモカのニュアンスと、見事に均衡を保っている、本当に素晴ら しいワインだと思います。 (月曜日に開けました)状態が本当に素晴らしくて、これぞまさにピュリニーモンラッシェ そのものです。ソゼ家らしい、ミネラル感の鋭さと、熟成した蜜のような甘さが、綺麗に 融合しています。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.20
では、水曜日の日本酒のリストです。黒龍「石田屋」「二左衛門」入荷しました!。(一年に一回の入荷です)かなりの人気で、2つともあと半分ほど残っています。あと、2週間ほどで売り切れてしまいそうな、そんな気がします。★日本酒◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎黒龍 純米大吟醸 しずく ¥3200(¥1600) 福井県産です。日本酒の中でも、十四代などと並んで、とても人気のある蔵です。この"しずく" を飲んで感じるのは、やはり、黒龍は「水がいいんだな」ということです。透明感があって、ひたす ら自然で、口の中に「するする」と入っていくのです。自然派の白ワインに近いと言えば、わかって 下さるでしょうか。満寿泉などの蔵と違って、メリハリが鋭いわけではないのですが、日本人の好み に合った、「滑らかな丸さ」というのを持ち合わせた、非常に良い日本酒だと思います。◎天明 秘蔵熟成純米大吟醸 山田錦「掌玉」(2004 BY) ¥3300(¥1700) 福島県産です。「石田屋」「梵 超吟」「菊姫 くくり姫」など、長期熟成した大吟醸は、いろいろ ありますが、これもその一つで、正直言いまして知りませんでした。しかし、口に含んで見ると、 やはりとても上品で、かつ、底から湧き出てくるようなミネラルの鮮烈さが、本当に素晴らしい のです。ただ、丸くて上品なだけでなく、その中には、「力強い意志」のようなものを感じるの です。少し強い酒の肴と伴に、味わいたい逸品です。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2006 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.20
では、水曜日の赤ワインのリストです。 ◎ニュイ サン ジョルジュ オー ミュルジュ 1995 (メオ・カミュゼ家) 40ミリ・・¥2500 仏・ブルゴーニュ地方です。深く、凝縮した暗い果実味の豊かさと、フランス的な明るく、 輝くような、鮮烈さを、見事に両立したのが、このメオ・カミュゼさんのワインです。日本 では、そんなに評価が高くありませんが、それもわかるような気がします。というのは、 特に熟成の若い段階において、供出温度が高すぎると、味わいがバラバラになってしま って、香りと、味わいがバラバラで、歪みのある印象をもたらすからです。つまり、アルコール 度数が高く、苦みと酸味が融合して、好ましい触感にならない、と。しかし、これは供出 温度が、高すぎるからだと思います。日本の室温で、このメオ・カミュゼさんのワインを、 開けて飲んでいると、もともと味わいの構造と、ポテンシャルが大きいため、せっかく寄り 添っていた味わいのバランスが、見事に崩れてしまうのです。このワインを、16度でキープ したまま、味わってみると、メオ・カミュゼ家がいかに上品で、奥行きのある味わいなのかが、 よくわかります。 (水曜日の段階で)まだ五分の二ほど残っています。開けたての、輝くような、フランス人 好みの鮮やかなミネラル感が徐々に収まって来ています。代わりに、日本人好みの、モワ とした、複雑で、深みのある旨みがドンドン出てきています。これは、全く好みの問題なの ですが、熟成したアミノ酸の要素が好きな方は、今日の水曜日お勧めします。その一方で 鮮やかで、新鮮な葡萄そのものを味わいたい方、ニュイサンジョルジュの颯爽とした鋭さを、 感じたい方には、今日はお勧めしません。 ◎ヴォーヌ ロマネ レ ジュヌブリエール 1997 (ドメーヌ ルロワ) 40ミリ・・・¥3300 仏・ブルゴーニュ地方です。おなじみ「マダム」ルロワさんです。彼女が作るヴォーヌロマネ のワインは、艶やかで、色気ムンムン(イザムンムン)の果実味溢れる味わいです。そして、 「どこまで攻めるのか?」と驚かざるをえないほど、ギリギリまで葡萄の収穫量を抑えて、 極めて凝縮したワインを作ります。1997年という年は、そんなにいい年ではありません。 しかし、強かったタンニンがほぐれつつあるので、これが融ければ、本来の葡萄の柔らかい、 溶けた果実味のモワモワした色気が、おそらく爆発するように発揮するでしょう。だいぶ飲み ごろとなってきている1997年もの、本当に楽しみです。ヴォーヌ・ロマネ村の艶やかさと、ジ ュヌブリエール畑の緻密なミネラル感が、どのように融合していっているかが、見ものです。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。◎シャトー シャススプリーン 2005 ¥2800(¥1400) 仏・ボルドー地方です。2005年は、ボルドー地方にとって、本当に偉大な年になりました。 1982年、2000年に似ていて、全てにおいて充実していて、果汁溢れる豊かな年で、甘さ、 酸味、タンニンのバランスが素晴らしく、まるで球体のような均整を保っています。2005年 だから、まだ堅いのではと思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。今飲ん でも、十分に甘さを感じて、とても美味しい状態です。騙されたと思って、一度ぜひ(そして、 騙され、魔が差して、いつの間にか自宅に歯ブラシ2本・・・意味不明)。◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2004 (ミュニュレ ジブール家) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年のブルゴーニュは、本当に素晴らしい出来です。 ミネラルの粒子が、キラキラと本当に美しくて、酸味の綺麗さと相まって、ブルゴーニュ らしい、上品さにあふれているのです、すでに甘さと酸味のバランスと、奥行きが伴っ て、今飲んで十分美味しい状態になっています。ミュニュレ・ジブール家は、モザイクの ようなヴォーヌロマネ村の堅さと、艶やかさを、見事なバランスで表現しています。あまり にも素晴らしいので、今後エレヴァージュのハウスワインとして、しばらく置くことに決めま した。◎エルミタージュ ラ シャペル 1984年 (ポール ジャブレ社) ¥6600(¥3300) 仏・ローヌ地方です。熟成したエルミタージュは、特別です。熟成の初期の、荒々しい酸味が、 収まり、本来の果実の甘さと、モワモワした複雑な土のニュアンスが出ていて、たとえようもない ほど複雑な味わいに、仕上がっています。このモワモワした熟成したニュアンスは、一度好きに なったら、止められません。深く、奥行きまで滑らかなこの感覚は、ブルゴーニュの熟成した上品 さに似ていて、「シャペル畑」らしい振り幅の大きさと、上品さが伝わってきます。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.20
では、水曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎グラーヒャー ヒンメルライヒ シュペトレーゼ 2004 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込ん だかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さを ワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに 憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ 甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけな がら、元気ですか!)。★貴腐ワイン◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイワイン カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) ハンガリーの貴腐ワインです。これは、トカイワインの究極の味わいの形ではないでしょうか。 熟した蜜が、重層的とも言えるほどの、旨みの厚みにただただ圧倒されます。そのジワっと 口の中に広がる甘さは、もう格別で、飲んだ人にしか言えない充実感があります。 (ピエール エルメの、アーモンドとシナモン入りのチョコと、強烈に合います) ◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)◎ゲヴルツトラミネール フルシュテンタム "カンテッサンス" ド グラン ノーブル 2002(ドメーヌ ヴァインバック) 50ミリ・・・¥6800(¥3400) 仏・アルザス地方です。あんまり名前が知られていませんが、ずっとこの生産者が気にな っていました。そこそこのレベルのものは味わったことがありますが、これだけ高額品を 味見したのは初めてです。そして、この貴腐ワイン(セレクション グラン ノーブル)は、 それだけの価値があるのだ、と確信しました。キラキラした、黄金の光彩。全てにつやが あって、輝くような余韻は、本当に素晴らしいです。しっかり甘いのですが、飲み込んだあと のチリチリっとした酸味の上品さに、思わず震えてしまいました。これぞ、アルザスワインの 真骨頂です。寒い地域の雲の隙間から、差しこむ光沢のある太陽の日のように、全てにおいて、求心的な輝きがあるのです。 (これは、アルザス出身のピエール エルメさんのフルーツのパテと、絶対に合います!)★陰干し葡萄からのワイン●レチョート デラ ヴァルポリッチェラ クラシコ 1995 (クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥5800(¥2900) 伊・ヴェネト州の巨匠です。もうほとんどワイン作りを止めてしまっていて、彼のワインは、 市場からどんどん減る一方です。これだけ凝縮しているのに、あくまでの瑞々しく、汁気 が口の端から、こぼれてくるような、とてもしっとりした触感です。陰干し葡萄というと、 乾いたような、下品な味わいのも多いように思いますが、これは酸味が非常に豊富なの で、余韻までものすごく気品があって、優雅な満足感を与えてくれます。●ヴィーニャ セラ アマータ パッシート ロッソ ヴィノ ドルチェ 2003 (ダル フォルノ ロマーノさん) 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 伊・ヴェネト州です。この地で2大カリスマ生産者と言えば、クインタレッリさんと、この ダル・フォルノ・ロマーノさんです。このワインは、DOCの基準以上のワインだったため に「レチョート」として認可が下りなかったそうです。それだけ、「モンスター」(BY インリン様)なほどの凝縮度があります。クインタレッリさんが、端正で、隅々まで気品をたたえているバランスの良さがあるのに対し、ダル・フォルノ・ロマーノさんは、「グイグイ」と、口の隅々まで 支配されるほどの、充足感を覚えます。その違いを、ぜひ・・・。★ポートワイン●キンタ ド ノヴァル トーニー 40年 60ミリ・・・¥3300(¥1700) ポルトガル産です。ポートワインにもいろんなスタイルがありますが、この蔵は、畑が高地 にあるため、どんな年でも、豊富な酸味が葡萄に蓄えられます。ですから、極めて葡萄が熟しても、綺麗な酸味が保たれ、上品さが備わっているのです。40年熟成したこのワインは、長い 間大樽で、酸素と接触したおかげで、少しずつ複雑な旨みをワインに与えて、なんともいえない深い熟成感が出てくるのです。ヴィンテージポートは熟成感を、トーニーポートは、その複雑な 熟成感を、ぜひ味わってみて下さい。●バロス ヴィンテージ ポート 1965 60ミリ・・・¥4800(¥2400) ポルトガル産です。ヴィンテージポートの中で、「アンオフィシャル」(公式に宣言されていない) いわゆるオフヴィンテージです。しかし、だからこそ、その熟成した旨みを味わうことができる のです。さらに、蔵にもいろいろなスタイルがあって、「イギリス人好みのカチっとしたスタイル」 (グラハム、テイラーなど)と、「ポルトガル人好みの、フレッシュで、柔らかいスタイル」がある ようです。これはまさに後者で、ふわふわの触感と、腰の弱さが、却って個性的な旨みを引き 出しています。 (1月9日に味見しました)ふわふわの柔らかい果実味で、まさにポルトガル人好みの、葡萄の 自然な甘さが口の中で優しく弾けるようです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。
2010.01.20
正月明けの、西麻布の夜は、どことなくゆったりしていて、のどかさを感じます・・・。そんな火曜日の夜に、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、今週以降の、目玉のワインのお知らせです。18日(月)から、★メオ・カミュゼ家●ニュイ サン ジョルジュ オー ミュルジュ 1995 40ミリ・・・¥2500 ~状態が素晴らしかったです。深く、暗いメオ・カミュゼらしい果実味の光彩と、 鮮烈なニュイサンジョルジュのパワーが融合し、立体的な、とても完成度の高い 味わいに仕上がっています。メオ・カミュゼさんのワインを嫌いな方も、ぜひ召し上がって欲しいです。20日(水)から、★ドメーヌ ルロワ●ヴォーヌ ロマネ レ ジュヌブリエール 1997 40ミリ・・・¥330022日(金)から、★DRC(ロマネコンティ社)●ロマネ サンヴィヴァン 1970 40ミリ・・・¥640025日(月)から、●シャトー グリオ ラローズ 1952 40ミリ・・・¥300027日(水)から、●シャトー オーブリオン 1983 40ミリ・・・¥340029日(金)から、●シャトー マルゴー 1962 40ミリ・・・¥4800(各1本ずつ用意して、一人2杯ずつまでの限定です・・・すいません)◎漫画「もやしもん」、全巻入荷しました!。 東京農業大学に入学した、「菌」が見える学生と、 その仲間たちのお話です。 醸造の詳しい話や、出てくる女の子達がとても可愛らしく、 読んでいて、すごく楽しい気分になります。 エレヴァージュに置いておきますので、 ぜひご覧ください~(漫画喫茶代わりに)。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、賞味期限にて終了・・・すいません。 マロンの焼き菓子、ガレット・ブルトンヌはまだあります~。◎エレヴァージュで、低温で熟成させている、 山羊のチーズ「ヴァランセー」、素晴らしい状態です。 山羊というと、「クセがあって・・・」と、 敬遠される方が多いかもしれません。 しかし、 低温で、極めて丁寧に熟成しているために、 よくレストランなどで感じる「えげつない香り」がしません。 (それはいわゆる、熟成が進んだ「壊れた香り」) むしろ、 もっちりと、自然に、寄り添うように感じられる旨みは、 まさに、良質の山羊のチーズの良さです。 一度、召し上がってみて下さい。 そうすれば、山羊のチーズの認識が、きっと変わると思います。◎エレヴァージュのチョコレートのメニュー、 あんまりご存じない方が多いと思いますので、 さらさらと、こちらに述べておきます。 ★ピエール マルコリーニ ~メキシコ グランクリュ リミティッド エディション(クリオロ種) (キラキラした、輝くような酸味が素晴らしく、わずか1%しかない、貴重な 品種を使っています) ~タブレット ヴェネズエラ (カカオの「ガツン!」としたパワーが強烈で、カカオ好きにはたまらない一品) ~タブレット ジャワ ヌガー (昨日入荷しました!。ヘーゼルナッツの小気味良い堅さと、ジャワ産のチョコの チリチリっとした酸味の鮮やかさが融合して、モザイクように美しい幾何学模様を 描いています。) ★ピエール エルメ ~タブレット ジャワ (ピエール エルメさんの最も人気のあるお菓子「サティネ」を、そのままチョコレート にしたもの。アルザス出身の彼らしく、天上まで轟くような、キラキラした、黄色い 酸味の鮮やかさ、透きとおるような透明感は、さすがです) ~タブレット クロエ (フランボワーズの粒が入っています。フワっと、口の中に弾ける鮮烈さは、まさに 彼ならではだと思います) ~タブレット アマンド エ シナモン (これは、ハンガリーの貴腐ワインと、最高に相性がいいです。ねっとりしたキャラメ ライズされた甘さと、シナモン、アーモンドの豊富な香りが包み込み、かなり官能的 な充足感を得られます。トカイの貴腐ワインは、もうすぐ入荷します) ★カカオ サンパカ(バルセロナのもの) ~テロワールごとに(ヴェネズエラ、パプア・ニューギニア、ガーナなど)揃っています。 エルブジの料理のように、香りの軽さが見事で、パーン!、と弾けるようなエスプーマ の手法に似ています。 これは、あとわずかですので、売り切れたら終了します。 ◎新しい日本酒が、バンバン!入荷しています。 今週に新たに4種類、来週にはさらに4種類メニューに載ります。 (エレヴァージュって、日本酒バーですか?) お燗で出したいとの願望、なんとかしたいので、 密かに研究を進めています。 3年計画で頑張りますので、ぜひ期待して下さい。◎エスプレッソマシンが、修理され、戻ってきました!。 フォッフォッフォッフォ・・・。 フォッフォッフォ・・・(デスラー総統)。 というわけで、エスプレッソ、カプチーノ再開します!。 久しぶりに自分で作ってみたら、もう美味しくて、 懐かしい味で、涙が出そうになりました(アタック No,1)。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.19
では、火曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。 ★白ワイン◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2006(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ピュリニー モンラッシェ レ ルフェール 1996 (エティエンヌ ソゼ家) ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。「ピシっ!」と、鋼のように強いミネラル感があるのが、ソゼ家 の特徴です。熟成の若い段階では、堅すぎて飲みにくい場合が多いのですが、15年ほど 熟成したこのようなワインでは、果実味の奥から、柔らかい甘さを感じられ、徐々にバランス が出て来ます。「キューン」と轟くような、綺麗なミネラルの輝きは、まさにピュリニーモンラ シェの気高さで、ふわっと香るモカのニュアンスと、見事に均衡を保っている、本当に素晴ら しいワインだと思います。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.19
では、火曜日の日本酒のリストです。黒龍「石田屋」「二左衛門」入荷しました!。(一年に一回の入荷です)★日本酒◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎黒龍 純米大吟醸 しずく ¥3200(¥1600) 福井県産です。日本酒の中でも、十四代などと並んで、とても人気のある蔵です。この"しずく" を飲んで感じるのは、やはり、黒龍は「水がいいんだな」ということです。透明感があって、ひたす ら自然で、口の中に「するする」と入っていくのです。自然派の白ワインに近いと言えば、わかって 下さるでしょうか。満寿泉などの蔵と違って、メリハリが鋭いわけではないのですが、日本人の好み に合った、「滑らかな丸さ」というのを持ち合わせた、非常に良い日本酒だと思います。◎天明 秘蔵熟成純米大吟醸 山田錦「掌玉」(2004 BY) ¥3300(¥1700) 福島県産です。「石田屋」「梵 超吟」「菊姫 くくり姫」など、長期熟成した大吟醸は、いろいろ ありますが、これもその一つで、正直言いまして知りませんでした。しかし、口に含んで見ると、 やはりとても上品で、かつ、底から湧き出てくるようなミネラルの鮮烈さが、本当に素晴らしい のです。ただ、丸くて上品なだけでなく、その中には、「力強い意志」のようなものを感じるの です。少し強い酒の肴と伴に、味わいたい逸品です。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2006 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.19
では、火曜日の赤ワインのリストです。 ◎ニュイ サン ジョルジュ オー ミュルジュ 1995 (メオ・カミュゼ家) 40ミリ・・¥2500 仏・ブルゴーニュ地方です。深く、凝縮した暗い果実味の豊かさと、フランス的な明るく、 輝くような、鮮烈さを、見事に両立したのが、このメオ・カミュゼさんのワインです。日本 では、そんなに評価が高くありませんが、それもわかるような気がします。というのは、 特に熟成の若い段階において、供出温度が高すぎると、味わいがバラバラになってしま って、香りと、味わいがバラバラで、歪みのある印象をもたらすからです。つまり、アルコール 度数が高く、苦みと酸味が融合して、好ましい触感にならない、と。しかし、これは供出 温度が、高すぎるからだと思います。日本の室温で、このメオ・カミュゼさんのワインを、 開けて飲んでいると、もともと味わいの構造と、ポテンシャルが大きいため、せっかく寄り 添っていた味わいのバランスが、見事に崩れてしまうのです。このワインを、16度でキープ したまま、味わってみると、メオ・カミュゼ家がいかに上品で、奥行きのある味わいなのかが、 よくわかります。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。◎シャトー シャススプリーン 2005 ¥2800(¥1400) 仏・ボルドー地方です。2005年は、ボルドー地方にとって、本当に偉大な年になりました。 1982年、2000年に似ていて、全てにおいて充実していて、果汁溢れる豊かな年で、甘さ、 酸味、タンニンのバランスが素晴らしく、まるで球体のような均整を保っています。2005年 だから、まだ堅いのではと思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。今飲ん でも、十分に甘さを感じて、とても美味しい状態です。騙されたと思って、一度ぜひ(そして、 騙され、魔が差して、いつの間にか自宅に歯ブラシ2本・・・意味不明)。◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2001 (ルネ アンジェルさん) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。葡萄を丁寧に育てて、そのものの自然な旨み、甘さ、バランス良い果実味を備えた質の高いものから、非常に完成度の高いワインが生まれます。このワインは、2001年という堅さよりも、ヴォーヌロマネ村の色気のある丸さが出ていて、包み込まれるような優しい触感が、本当に素晴らしいです。これも、やはり、畑仕事によって、葡萄の質が極めて高いことが、容易に想像できます。今まで、マルク・ロワさんのジュブレイ・シャンベルタン、ジェラール・ミュニュレのヴォーヌ・ロマネなどをハウスワインにしてきましたが、しばらくは、このワインを開けていきたいと思います。◎ニュイ サン ジョルジュ ラ リッシュモン 1990 (ペルナン ロサン家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。これは、いわゆる「ギー・アカ」のコンサルタントを受けた ワインです。今まで、ギー・アカー氏は、SO2を多量に使いすぎるということで、かなり の批判を受けて来ました。そのせいで、彼のコンサルタンと受けていた生産者全てが、 敬遠する結果になったのです。しかし、アンリ・ジャイエさんと、ギー・アカー氏のやり方は 葡萄の収穫量を抑えて、丁寧な畑仕事をするという意味で、基本的にはほとんど同じ です。(SO2の使い方だけは違いますが・・・)実際に、ペルナン・ロサン家のワインは、 ギー・アカーのアドバイス受け入れ、見事なワイン作りをしました。(どの程度、どの部分 を受け入れるかは、各々の蔵によって当然違います) ペルナン・ロサン家は、SO2は、 あんまり使っていないようで、そういう意味では、ギー・アカー氏のよい部分だけを取り入れ たことになります。実際味見してみると、汁気たっぷりの果実味で、口の端から果汁が 溢れだしてくるように瑞々しく、私の好きな生産者の一つです。一度、彼のワインを飲む と、いかに優れているか、納得してもらえると思います。 (好評につき、もう3本目を開けました)◎エルミタージュ ラ シャペル 1984年 (ポール ジャブレ社) ¥6600(¥3300) 仏・ローヌ地方です。熟成したエルミタージュは、特別です。熟成の初期の、荒々しい酸味が、 収まり、本来の果実の甘さと、モワモワした複雑な土のニュアンスが出ていて、たとえようもない ほど複雑な味わいに、仕上がっています。このモワモワした熟成したニュアンスは、一度好きに なったら、止められません。深く、奥行きまで滑らかなこの感覚は、ブルゴーニュの熟成した上品 さに似ていて、「シャペル畑」らしい振り幅の大きさと、上品さが伝わってきます。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.19
では、火曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎シャルツホフベルガー カビネット 2007 (エゴン ミューラーさん) 120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700) 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ インが生まれます。ドイツワインは、甘いだけではありません。口に含んだときの自然な 酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も 大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味 も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。★貴腐ワイン◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイワイン カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) ハンガリーの貴腐ワインです。これは、トカイワインの究極の味わいの形ではないでしょうか。 熟した蜜が、重層的とも言えるほどの、旨みの厚みにただただ圧倒されます。そのジワっと 口の中に広がる甘さは、もう格別で、飲んだ人にしか言えない充実感があります。 (ピエール エルメの、アーモンドとシナモン入りのチョコと、強烈に合います) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)◎ゲヴルツトラミネール フルシュテンタム "カンテッサンス" ド グラン ノーブル 2002(ドメーヌ ヴァインバック) 50ミリ・・・¥6800(¥3400) 仏・アルザス地方です。あんまり名前が知られていませんが、ずっとこの生産者が気にな っていました。そこそこのレベルのものは味わったことがありますが、これだけ高額品を 味見したのは初めてです。そして、この貴腐ワイン(セレクション グラン ノーブル)は、 それだけの価値があるのだ、と確信しました。キラキラした、黄金の光彩。全てにつやが あって、輝くような余韻は、本当に素晴らしいです。しっかり甘いのですが、飲み込んだあと のチリチリっとした酸味の上品さに、思わず震えてしまいました。これぞ、アルザスワインの 真骨頂です。寒い地域の雲の隙間から、差しこむ光沢のある太陽の日のように、全てにおいて、求心的な輝きがあるのです。 (これは、アルザス出身のピエール エルメさんのフルーツのパテと、絶対に合います!)★陰干し葡萄からのワイン●レチョート デラ ヴァルポリッチェラ クラシコ 1995 (クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥5800(¥2900) 伊・ヴェネト州の巨匠です。もうほとんどワイン作りを止めてしまっていて、彼のワインは、 市場からどんどん減る一方です。これだけ凝縮しているのに、あくまでの瑞々しく、汁気 が口の端から、こぼれてくるような、とてもしっとりした触感です。陰干し葡萄というと、 乾いたような、下品な味わいのも多いように思いますが、これは酸味が非常に豊富なの で、余韻までものすごく気品があって、優雅な満足感を与えてくれます。●ヴィーニャ セラ アマータ パッシート ロッソ ヴィノ ドルチェ 2003 (ダル フォルノ ロマーノさん) 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 伊・ヴェネト州です。この地で2大カリスマ生産者と言えば、クインタレッリさんと、この ダル・フォルノ・ロマーノさんです。このワインは、DOCの基準以上のワインだったため に「レチョート」として認可が下りなかったそうです。それだけ、「モンスター」(BY インリン様)なほどの凝縮度があります。クインタレッリさんが、端正で、隅々まで気品をたたえているバランスの良さがあるのに対し、ダル・フォルノ・ロマーノさんは、「グイグイ」と、口の隅々まで 支配されるほどの、充足感を覚えます。その違いを、ぜひ・・・。★ポートワイン●キンタ ド ノヴァル トーニー 40年 60ミリ・・・¥3300(¥1700) ポルトガル産です。ポートワインにもいろんなスタイルがありますが、この蔵は、畑が高地 にあるため、どんな年でも、豊富な酸味が葡萄に蓄えられます。ですから、極めて葡萄が熟しても、綺麗な酸味が保たれ、上品さが備わっているのです。40年熟成したこのワインは、長い 間大樽で、酸素と接触したおかげで、少しずつ複雑な旨みをワインに与えて、なんともいえない深い熟成感が出てくるのです。ヴィンテージポートは熟成感を、トーニーポートは、その複雑な 熟成感を、ぜひ味わってみて下さい。●バロス ヴィンテージ ポート 1965 60ミリ・・・¥4800(¥2400) ポルトガル産です。ヴィンテージポートの中で、「アンオフィシャル」(公式に宣言されていない) いわゆるオフヴィンテージです。しかし、だからこそ、その熟成した旨みを味わうことができる のです。さらに、蔵にもいろいろなスタイルがあって、「イギリス人好みのカチっとしたスタイル」 (グラハム、テイラーなど)と、「ポルトガル人好みの、フレッシュで、柔らかいスタイル」がある ようです。これはまさに後者で、ふわふわの触感と、腰の弱さが、却って個性的な旨みを引き 出しています。 (1月9日に味見しました)ふわふわの柔らかい果実味で、まさにポルトガル人好みの、葡萄の 自然な甘さが口の中で優しく弾けるようです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。
2010.01.19
今日は、メールマガジンを書いているため、ブログの更新は、後回しになります。メールマガジンは、もうすぐ出来る予定ですので、ぜひ楽しみにして下さい~。(今日の言葉責めコーナーは・・・最近話題のあの人です)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.19
この西麻布から、空を眺めると、 青に、氷のような冷たい色が混じって、ああ、真冬の季節なんだなと思わせます・・・。そんな1月の半ばに、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、今週以降の、目玉のワインのお知らせです。18日(月)から、★メオ・カミュゼ家●ニュイ サン ジョルジュ オー ミュルジュ 1995 40ミリ・・・¥250020日(水)から、★ドメーヌ ルロワ●ヴォーヌ ロマネ レ ジュヌブリエール 1997 40ミリ・・・¥330022日(金)から、★DRC(ロマネコンティ社)●ロマネ サンヴィヴァン 1970 40ミリ・・・¥640025日(月)から、●シャトー グリオ ラローズ 1952 40ミリ・・・¥300027日(水)から、●シャトー オーブリオン 1983 40ミリ・・・¥340029日(金)から、●シャトー マルゴー 1962 40ミリ・・・¥4800(各1本ずつ用意して、一人2杯ずつまでの限定です・・・すいません)◎漫画「もやしもん」、全巻入荷しました!。 東京農業大学に入学した、「菌」が見える学生と、 その仲間たちのお話です。 醸造の詳しい話や、出てくる女の子達がとても可愛らしく、 読んでいて、すごく楽しい気分になります。 エレヴァージュに置いておきますので、 ぜひご覧ください~(漫画喫茶代わりに)。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。◎エレヴァージュで、低温で熟成させている、 山羊のチーズ「ヴァランセー」、素晴らしい状態です。 山羊というと、「クセがあって・・・」と、 敬遠される方が多いかもしれません。 しかし、 低温で、極めて丁寧に熟成しているために、 よくレストランなどで感じる「えげつない香り」がしません。 (それはいわゆる、熟成が進んだ「壊れた香り」) むしろ、 もっちりと、自然に、寄り添うように感じられる旨みは、 まさに、良質の山羊のチーズの良さです。 一度、召し上がってみて下さい。 そうすれば、山羊のチーズの認識が、きっと変わると思います。◎エレヴァージュのチョコレートのメニュー、 あんまりご存じない方が多いと思いますので、 さらさらと、こちらに述べておきます。 ★ピエール マルコリーニ ~メキシコ グランクリュ リミティッド エディション(クリオロ種) (キラキラした、輝くような酸味が素晴らしく、わずか1%しかない、貴重な 品種を使っています) ~タブレット ヴェネズエラ (カカオの「ガツン!」としたパワーが強烈で、カカオ好きにはたまらない一品) ~タブレット ジャワ ヌガー (昨日入荷しました!。ヘーゼルナッツの小気味良い堅さと、ジャワ産のチョコの チリチリっとした酸味の鮮やかさが融合して、モザイクように美しい幾何学模様を 描いています。) ★ピエール エルメ ~タブレット ジャワ (ピエール エルメさんの最も人気のあるお菓子「サティネ」を、そのままチョコレート にしたもの。アルザス出身の彼らしく、天上まで轟くような、キラキラした、黄色い 酸味の鮮やかさ、透きとおるような透明感は、さすがです) ~タブレット クロエ (フランボワーズの粒が入っています。フワっと、口の中に弾ける鮮烈さは、まさに 彼ならではだと思います) ~タブレット アマンド エ シナモン (これは、ハンガリーの貴腐ワインと、最高に相性がいいです。ねっとりしたキャラメ ライズされた甘さと、シナモン、アーモンドの豊富な香りが包み込み、かなり官能的 な充足感を得られます。トカイの貴腐ワインは、もうすぐ入荷します) ★カカオ サンパカ(バルセロナのもの) ~テロワールごとに(ヴェネズエラ、パプア・ニューギニア、ガーナなど)揃っています。 エルブジの料理のように、香りの軽さが見事で、パーン!、と弾けるようなエスプーマ の手法に似ています。 これは、あとわずかですので、売り切れたら終了します。 ◎新しい日本酒が、バンバン!入荷しています。 今週に新たに4種類、来週にはさらに4種類メニューに載ります。 (エレヴァージュって、日本酒バーですか?) お燗で出したいとの願望、なんとかしたいので、 密かに研究を進めています。 3年計画で頑張りますので、ぜひ期待して下さい。◎エスプレッソマシンが、修理され、戻ってきました!。 フォッフォッフォッフォ・・・。 フォッフォッフォ・・・(デスラー総統)。 というわけで、エスプレッソ、カプチーノ再開します!。 久しぶりに自分で作ってみたら、もう美味しくて、 懐かしい味で、涙が出そうになりました(アタック No,1)。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.18
では、月曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。 ★白ワイン◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2006(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ピュリニー モンラッシェ レ ルフェール 1996 (エティエンヌ ソゼ家) ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。「ピシっ!」と、鋼のように強いミネラル感があるのが、ソゼ家 の特徴です。熟成の若い段階では、堅すぎて飲みにくい場合が多いのですが、15年ほど 熟成したこのようなワインでは、果実味の奥から、柔らかい甘さを感じられ、徐々にバランス が出て来ます。「キューン」と轟くような、綺麗なミネラルの輝きは、まさにピュリニーモンラ シェの気高さで、ふわっと香るモカのニュアンスと、見事に均衡を保っている、本当に素晴ら しいワインだと思います。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.18
では、月曜日の日本酒のリストです。黒龍「石田屋」「二左衛門」入荷しました!。(一年に一回の入荷です)★日本酒◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎黒龍 純米大吟醸 しずく ¥3200(¥1600) 福井県産です。日本酒の中でも、十四代などと並んで、とても人気のある蔵です。この"しずく" を飲んで感じるのは、やはり、黒龍は「水がいいんだな」ということです。透明感があって、ひたす ら自然で、口の中に「するする」と入っていくのです。自然派の白ワインに近いと言えば、わかって 下さるでしょうか。満寿泉などの蔵と違って、メリハリが鋭いわけではないのですが、日本人の好み に合った、「滑らかな丸さ」というのを持ち合わせた、非常に良い日本酒だと思います。◎天明 秘蔵熟成純米大吟醸 山田錦「掌玉」(2004 BY) ¥3300(¥1700) 福島県産です。「石田屋」「梵 超吟」「菊姫 くくり姫」など、長期熟成した大吟醸は、いろいろ ありますが、これもその一つで、正直言いまして知りませんでした。しかし、口に含んで見ると、 やはりとても上品で、かつ、底から湧き出てくるようなミネラルの鮮烈さが、本当に素晴らしい のです。ただ、丸くて上品なだけでなく、その中には、「力強い意志」のようなものを感じるの です。少し強い酒の肴と伴に、味わいたい逸品です。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2006 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.18
では、月曜日の赤ワインのリストです。 ◎ニュイ サン ジョルジュ オー ミュルジュ 1995 (メオ・カミュゼ家) 40ミリ・・¥2500 仏・ブルゴーニュ地方です。深く、凝縮した暗い果実味の豊かさと、フランス的な明るく、 輝くような、鮮烈さを、見事に両立したのが、このメオ・カミュゼさんのワインです。日本 では、そんなに評価が高くありませんが、それもわかるような気がします。というのは、 特に熟成の若い段階において、供出温度が高すぎると、味わいがバラバラになってしま って、香りと、味わいがバラバラで、歪みのある印象をもたらすからです。つまり、アルコール 度数が高く、苦みと酸味が融合して、好ましい触感にならない、と。しかし、これは供出 温度が、高すぎるからだと思います。日本の室温で、このメオ・カミュゼさんのワインを、 開けて飲んでいると、もともと味わいの構造と、ポテンシャルが大きいため、せっかく寄り 添っていた味わいのバランスが、見事に崩れてしまうのです。このワインを、16度でキープ したまま、味わってみると、メオ・カミュゼ家がいかに上品で、奥行きのある味わいなのかが、 よくわかります。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。◎シャトー シャススプリーン 2005 ¥2800(¥1400) 仏・ボルドー地方です。2005年は、ボルドー地方にとって、本当に偉大な年になりました。 1982年、2000年に似ていて、全てにおいて充実していて、果汁溢れる豊かな年で、甘さ、 酸味、タンニンのバランスが素晴らしく、まるで球体のような均整を保っています。2005年 だから、まだ堅いのではと思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。今飲ん でも、十分に甘さを感じて、とても美味しい状態です。騙されたと思って、一度ぜひ(そして、 騙され、魔が差して、いつの間にか自宅に歯ブラシ2本・・・意味不明)。◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2001 (ルネ アンジェルさん) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。葡萄を丁寧に育てて、そのものの自然な旨み、甘さ、バランス良い果実味を備えた質の高いものから、非常に完成度の高いワインが生まれます。このワインは、2001年という堅さよりも、ヴォーヌロマネ村の色気のある丸さが出ていて、包み込まれるような優しい触感が、本当に素晴らしいです。これも、やはり、畑仕事によって、葡萄の質が極めて高いことが、容易に想像できます。今まで、マルク・ロワさんのジュブレイ・シャンベルタン、ジェラール・ミュニュレのヴォーヌ・ロマネなどをハウスワインにしてきましたが、しばらくは、このワインを開けていきたいと思います。◎シャンボール ミュジニー レ フュエ 1995 (ジスレーヌ バルトー家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。軽やかなシャンボール・ミュジニーらしい、上品さを体現 していて、今ぐらいから飲みごろになっています。特に、このジスレーヌ・バルトー家は、 熟成の初期は、少し「青さ」のようなものを感じ、酸味が強すぎる場合があります。 しかし、ここまで熟成を重ねて、ようやく自然で、上品な甘さが出てきて、とても好ま しい均衡を保っています。ルーミエ家を彷彿とさせる、清らかで、とても長い余韻は、 飲んでみる価値は十分にあると思います。◎ニュイ サン ジョルジュ ラ リッシュモン 1990 (ペルナン ロサン家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。これは、いわゆる「ギー・アカ」のコンサルタントを受けた ワインです。今まで、ギー・アカー氏は、SO2を多量に使いすぎるということで、かなり の批判を受けて来ました。そのせいで、彼のコンサルタンと受けていた生産者全てが、 敬遠する結果になったのです。しかし、アンリ・ジャイエさんと、ギー・アカー氏のやり方は 葡萄の収穫量を抑えて、丁寧な畑仕事をするという意味で、基本的にはほとんど同じ です。(SO2の使い方だけは違いますが・・・)実際に、ペルナン・ロサン家のワインは、 ギー・アカーのアドバイス受け入れ、見事なワイン作りをしました。(どの程度、どの部分 を受け入れるかは、各々の蔵によって当然違います) ペルナン・ロサン家は、SO2は、 あんまり使っていないようで、そういう意味では、ギー・アカー氏のよい部分だけを取り入れ たことになります。実際味見してみると、汁気たっぷりの果実味で、口の端から果汁が 溢れだしてくるように瑞々しく、私の好きな生産者の一つです。一度、彼のワインを飲む と、いかに優れているか、納得してもらえると思います。 (好評につき、もう3本目を開けました)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.18
では、月曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎シャルツホフベルガー カビネット 2007 (エゴン ミューラーさん) 120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700) 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ インが生まれます。ドイツワインは、甘いだけではありません。口に含んだときの自然な 酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も 大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味 も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。★貴腐ワイン◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイワイン カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) ハンガリーの貴腐ワインです。これは、トカイワインの究極の味わいの形ではないでしょうか。 熟した蜜が、重層的とも言えるほどの、旨みの厚みにただただ圧倒されます。そのジワっと 口の中に広がる甘さは、もう格別で、飲んだ人にしか言えない充実感があります。 (ピエール エルメの、アーモンドとシナモン入りのチョコと、強烈に合います) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)◎ゲヴルツトラミネール フルシュテンタム "カンテッサンス" ド グラン ノーブル 2002(ドメーヌ ヴァインバック) 50ミリ・・・¥6800(¥3400) 仏・アルザス地方です。あんまり名前が知られていませんが、ずっとこの生産者が気にな っていました。そこそこのレベルのものは味わったことがありますが、これだけ高額品を 味見したのは初めてです。そして、この貴腐ワイン(セレクション グラン ノーブル)は、 それだけの価値があるのだ、と確信しました。キラキラした、黄金の光彩。全てにつやが あって、輝くような余韻は、本当に素晴らしいです。しっかり甘いのですが、飲み込んだあと のチリチリっとした酸味の上品さに、思わず震えてしまいました。これぞ、アルザスワインの 真骨頂です。寒い地域の雲の隙間から、差しこむ光沢のある太陽の日のように、全てにおいて、求心的な輝きがあるのです。 (これは、アルザス出身のピエール エルメさんのフルーツのパテと、絶対に合います!)★陰干し葡萄からのワイン●レチョート デラ ヴァルポリッチェラ クラシコ 1995 (クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥5800(¥2900) 伊・ヴェネト州の巨匠です。もうほとんどワイン作りを止めてしまっていて、彼のワインは、 市場からどんどん減る一方です。これだけ凝縮しているのに、あくまでの瑞々しく、汁気 が口の端から、こぼれてくるような、とてもしっとりした触感です。陰干し葡萄というと、 乾いたような、下品な味わいのも多いように思いますが、これは酸味が非常に豊富なの で、余韻までものすごく気品があって、優雅な満足感を与えてくれます。●ヴィーニャ セラ アマータ パッシート ロッソ ヴィノ ドルチェ 2003 (ダル フォルノ ロマーノさん) 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 伊・ヴェネト州です。この地で2大カリスマ生産者と言えば、クインタレッリさんと、この ダル・フォルノ・ロマーノさんです。このワインは、DOCの基準以上のワインだったため に「レチョート」として認可が下りなかったそうです。それだけ、「モンスター」(BY インリン様)なほどの凝縮度があります。クインタレッリさんが、端正で、隅々まで気品をたたえているバランスの良さがあるのに対し、ダル・フォルノ・ロマーノさんは、「グイグイ」と、口の隅々まで 支配されるほどの、充足感を覚えます。その違いを、ぜひ・・・。★ポートワイン●キンタ ド ノヴァル トーニー 40年 60ミリ・・・¥3300(¥1700) ポルトガル産です。ポートワインにもいろんなスタイルがありますが、この蔵は、畑が高地 にあるため、どんな年でも、豊富な酸味が葡萄に蓄えられます。ですから、極めて葡萄が熟しても、綺麗な酸味が保たれ、上品さが備わっているのです。40年熟成したこのワインは、長い 間大樽で、酸素と接触したおかげで、少しずつ複雑な旨みをワインに与えて、なんともいえない深い熟成感が出てくるのです。ヴィンテージポートは熟成感を、トーニーポートは、その複雑な 熟成感を、ぜひ味わってみて下さい。●バロス ヴィンテージ ポート 1965 60ミリ・・・¥4800(¥2400) ポルトガル産です。ヴィンテージポートの中で、「アンオフィシャル」(公式に宣言されていない) いわゆるオフヴィンテージです。しかし、だからこそ、その熟成した旨みを味わうことができる のです。さらに、蔵にもいろいろなスタイルがあって、「イギリス人好みのカチっとしたスタイル」 (グラハム、テイラーなど)と、「ポルトガル人好みの、フレッシュで、柔らかいスタイル」がある ようです。これはまさに後者で、ふわふわの触感と、腰の弱さが、却って個性的な旨みを引き 出しています。 (1月9日に味見しました)ふわふわの柔らかい果実味で、まさにポルトガル人好みの、葡萄の 自然な甘さが口の中で優しく弾けるようです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。
2010.01.18
朝方には、どんどん気温が下がって来て、この西麻布のお店の窓も、すっかり曇りができています・・・。そんな週末の土曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。では、早速今週以降の目玉のワインのお知らせです。15日(金)から、◎マム ルネ ラルー 1979 40ミリ・・・¥3800 仏・シャンパーニュ地方です。マムの熟成したものは、非常に評価が高く、実際に1950年 代のを飲むと、隠された大きい構造、ポテンシャルの高さに驚かされます。これは、マム社 の中でも、最高峰のもので、マムらしいふくよかさの中に、どれだけの複雑さが詰まっている か、本当に楽しみです。 (実際に、金曜日に開けてみました)やはり、1979年もののシャンパンは、素晴らしいです。 ビシっと、輪郭のある酸味がとても心地よく、四方八方に広がる鮮やかさは、クリュッグを 彷彿とさせるものがあります。まだまだ若々しく、その中から、ジワっと感じる「蜜」のような 奥ゆかしい甘さは、もう熟成したシャンパンの醍醐味そのものです。18日(月)から、★メオ・カミュゼ家●ニュイ サン ジョルジュ オー ミュルジュ 1995 40ミリ・・・¥250020日(水)から、★ドメーヌ ルロワ ●ヴォーヌ ロマネ レ ジュヌブリエール 1997 40ミリ・・・¥330022日(金)から、★DRC(ロマネコンティ社)●ロマネ サンヴィヴァン 1970 40ミリ・・・¥6400(各1本ずつ用意して、一人2杯までの限定です・・・すいません)◎漫画「もやしもん」、全巻入荷しました!。 東京農業大学に入学した、「菌」が見える学生と、 その仲間たちのお話です。 醸造の詳しい話や、出てくる女の子達がとても可愛らしく、 読んでいて、すごく楽しい気分になります。 エレヴァージュに置いておきますので、 ぜひご覧ください~(漫画喫茶代わりに)。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。◎エレヴァージュで、低温で熟成させている、 山羊のチーズ「ヴァランセー」、素晴らしい状態です。 山羊というと、「クセがあって・・・」と、 敬遠される方が多いかもしれません。 しかし、 低温で、極めて丁寧に熟成しているために、 よくレストランなどで感じる「えげつない香り」がしません。 (それはいわゆる、熟成が進んだ「壊れた香り」) むしろ、 もっちりと、自然に、寄り添うように感じられる旨みは、 まさに、良質の山羊のチーズの良さです。 一度、召し上がってみて下さい。 そうすれば、山羊のチーズの認識が、きっと変わると思います。◎エレヴァージュのチョコレートのメニュー、 あんまりご存じない方が多いと思いますので、 さらさらと、こちらに述べておきます。 ★ピエール マルコリーニ ~メキシコ グランクリュ リミティッド エディション(クリオロ種) (キラキラした、輝くような酸味が素晴らしく、わずか1%しかない、貴重な 品種を使っています) ~タブレット ヴェネズエラ (カカオの「ガツン!」としたパワーが強烈で、カカオ好きにはたまらない一品) ~タブレット ジャワ ヌガー (昨日入荷しました!。ヘーゼルナッツの小気味良い堅さと、ジャワ産のチョコの チリチリっとした酸味の鮮やかさが融合して、モザイクように美しい幾何学模様を 描いています。) ★ピエール エルメ ~タブレット ジャワ (ピエール エルメさんの最も人気のあるお菓子「サティネ」を、そのままチョコレート にしたもの。アルザス出身の彼らしく、天上まで轟くような、キラキラした、黄色い 酸味の鮮やかさ、透きとおるような透明感は、さすがです) ~タブレット クロエ (フランボワーズの粒が入っています。フワっと、口の中に弾ける鮮烈さは、まさに 彼ならではだと思います) ~タブレット アマンド エ シナモン (これは、ハンガリーの貴腐ワインと、最高に相性がいいです。ねっとりしたキャラメ ライズされた甘さと、シナモン、アーモンドの豊富な香りが包み込み、かなり官能的 な充足感を得られます。トカイの貴腐ワインは、もうすぐ入荷します) ★カカオ サンパカ(バルセロナのもの) ~テロワールごとに(ヴェネズエラ、パプア・ニューギニア、ガーナなど)揃っています。 エルブジの料理のように、香りの軽さが見事で、パーン!、と弾けるようなエスプーマ の手法に似ています。 これは、あとわずかですので、売り切れたら終了します。 ◎新しい日本酒が、バンバン!入荷しています。 今週に新たに4種類、来週にはさらに4種類メニューに載ります。 (エレヴァージュって、日本酒バーですか?) お燗で出したいとの願望、なんとかしたいので、 密かに研究を進めています。 3年計画で頑張りますので、ぜひ期待して下さい。◎エスプレッソマシンが、修理され、戻ってきました!。 フォッフォッフォッフォ・・・。 フォッフォッフォ・・・(デスラー総統)。 というわけで、エスプレッソ、カプチーノ再開します!。 久しぶりに自分で作ってみたら、もう美味しくて、 懐かしい味で、涙が出そうになりました(アタック No,1)。◎オリーヴ オイルのヌーヴォー(ノヴェッロ)が、 入荷しました!。取れたてのオリーヴを、熱処理せずに、 ゆっくりと搾って、瓶詰されています。味わいは、 「フレッシュ、フレッシュ、フレ~ッシュ!」で、 (早見優、実は松田聖子らしい)口の中に、オリーヴの深い緑の香りが、鮮烈に広がります。ぜひ、バケットにつけて、召し上がり下さい~。(ちなみにエレヴァージュのバケットは、いつもVIRONです)では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.16
では、土曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。 ◎マム ルネ ラルー 1979 40ミリ・・・¥3800 仏・シャンパーニュ地方です。マムの熟成したものは、非常に評価が高く、実際に1950年 代のを飲むと、隠された大きい構造、ポテンシャルの高さに驚かされます。これは、マム社 の中でも、最高峰のもので、マムらしいふくよかさの中に、どれだけの複雑さが詰まっている か、本当に楽しみです。 (実際に、金曜日に開けてみました)やはり、1979年もののシャンパンは、素晴らしいです。 ビシっと、輪郭のある酸味がとても心地よく、四方八方に広がる鮮やかさは、クリュッグを 彷彿とさせるものがあります。まだまだ若々しく、その中から、ジワっと感じる「蜜」のような 奥ゆかしい甘さは、もう熟成したシャンパンの醍醐味そのものです。★白ワイン◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2006(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎シャサーニュ モンラッシェ レ リュショット 1996 (ラモネ家) ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方の大御所です。コックリした、葡萄のコクを自然に押し出す表現が できる、これがまさにラモネさんの真骨頂だと思います。シャサーニュらしい、しっとりし た、きめ細かい触感。リュショット畑の、轟くようなミネラルの鋭さ、そして、1996年らしい 骨太のくっきりした堅さ。それらが、熟成によって、さらにラモネさんらしさによって、見事 に融合したのが、このワインです。これは、ブルゴーニュのシャルドネに、求めるものが 全て入っている、私はそう思います。 (とても評判が良くて、もう3本目です) これは、シャルドネに求める全てのものが詰まっています。偉大なモンラッシェに通じる 豊かさ、バランスのよい、張りのある果実味。全てにおいて、これしかないだろうという、 奥行きを、ここに感じます。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2010.01.16
では、土曜日の日本酒のリストです。黒龍「石田屋」「二左衛門」入荷しました!。(一年に一回の入荷です)★日本酒◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎黒龍 純米大吟醸 しずく ¥3200(¥1600) 福井県産です。日本酒の中でも、十四代などと並んで、とても人気のある蔵です。この"しずく" を飲んで感じるのは、やはり、黒龍は「水がいいんだな」ということです。透明感があって、ひたす ら自然で、口の中に「するする」と入っていくのです。自然派の白ワインに近いと言えば、わかって 下さるでしょうか。満寿泉などの蔵と違って、メリハリが鋭いわけではないのですが、日本人の好み に合った、「滑らかな丸さ」というのを持ち合わせた、非常に良い日本酒だと思います。◎天明 秘蔵熟成純米大吟醸 山田錦「掌玉」(2004 BY) ¥3300(¥1700) 福島県産です。「石田屋」「梵 超吟」「菊姫 くくり姫」など、長期熟成した大吟醸は、いろいろ ありますが、これもその一つで、正直言いまして知りませんでした。しかし、口に含んで見ると、 やはりとても上品で、かつ、底から湧き出てくるようなミネラルの鮮烈さが、本当に素晴らしい のです。ただ、丸くて上品なだけでなく、その中には、「力強い意志」のようなものを感じるの です。少し強い酒の肴と伴に、味わいたい逸品です。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2008 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2006 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.16
では、土曜日の赤ワインのリストです。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。◎シャトー シャススプリーン 2005 ¥2800(¥1400) 仏・ボルドー地方です。2005年は、ボルドー地方にとって、本当に偉大な年になりました。 1982年、2000年に似ていて、全てにおいて充実していて、果汁溢れる豊かな年で、甘さ、 酸味、タンニンのバランスが素晴らしく、まるで球体のような均整を保っています。2005年 だから、まだ堅いのではと思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。今飲ん でも、十分に甘さを感じて、とても美味しい状態です。騙されたと思って、一度ぜひ(そして、 騙され、魔が差して、いつの間にか自宅に歯ブラシ2本・・・意味不明)。◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2001 (ルネ アンジェルさん) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。葡萄を丁寧に育てて、そのものの自然な旨み、甘さ、バランス良い果実味を備えた質の高いものから、非常に完成度の高いワインが生まれます。このワインは、2001年という堅さよりも、ヴォーヌロマネ村の色気のある丸さが出ていて、包み込まれるような優しい触感が、本当に素晴らしいです。これも、やはり、畑仕事によって、葡萄の質が極めて高いことが、容易に想像できます。今まで、マルク・ロワさんのジュブレイ・シャンベルタン、ジェラール・ミュニュレのヴォーヌ・ロマネなどをハウスワインにしてきましたが、しばらくは、このワインを開けていきたいと思います。◎シャンボール ミュジニー レ フュエ 1995 (ジスレーヌ バルトー家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。軽やかなシャンボール・ミュジニーらしい、上品さを体現 していて、今ぐらいから飲みごろになっています。特に、このジスレーヌ・バルトー家は、 熟成の初期は、少し「青さ」のようなものを感じ、酸味が強すぎる場合があります。 しかし、ここまで熟成を重ねて、ようやく自然で、上品な甘さが出てきて、とても好ま しい均衡を保っています。ルーミエ家を彷彿とさせる、清らかで、とても長い余韻は、 飲んでみる価値は十分にあると思います。◎ニュイ サン ジョルジュ ラ リッシュモン 1990 (ペルナン ロサン家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。これは、いわゆる「ギー・アカ」のコンサルタントを受けた ワインです。今まで、ギー・アカー氏は、SO2を多量に使いすぎるということで、かなり の批判を受けて来ました。そのせいで、彼のコンサルタンと受けていた生産者全てが、 敬遠する結果になったのです。しかし、アンリ・ジャイエさんと、ギー・アカー氏のやり方は 葡萄の収穫量を抑えて、丁寧な畑仕事をするという意味で、基本的にはほとんど同じ です。(SO2の使い方だけは違いますが・・・)実際に、ペルナン・ロサン家のワインは、 ギー・アカーのアドバイス受け入れ、見事なワイン作りをしました。(どの程度、どの部分 を受け入れるかは、各々の蔵によって当然違います) ペルナン・ロサン家は、SO2は、 あんまり使っていないようで、そういう意味では、ギー・アカー氏のよい部分だけを取り入れ たことになります。実際味見してみると、汁気たっぷりの果実味で、口の端から果汁が 溢れだしてくるように瑞々しく、私の好きな生産者の一つです。一度、彼のワインを飲む と、いかに優れているか、納得してもらえると思います。 (好評につき、もう3本目を開けました)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2010.01.16
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