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静かな金曜日が終わりかけて、徐々に、土曜日が始まろうとしています・・・。そんな1月の半ばに、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、しばらく、ブログで業務連絡を、書けずにすいません・・・。早速、今週以降の目玉のワインのお知らせです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1月24日(金曜)から、●シャトー レオヴィル ポワフェレ 1975年 70ミリ¥300027日(月曜)から、★ジョセフ ドルーアン社●シャンボール ミュジニー レ ザムルーズ 2010年 50ミリ¥390029日(水曜)から、●シャトー コスデストゥルネル 1975年 70ミリ¥350031日(金曜)から、★ルイ ジャド社〇ピュリニー モンラッシェ レ シャンガン 1989年 50ミリ¥3800・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎毎日、どういうアイテムが開いているかは、コロコロ変わるので、ツイッター、またはこのブログでご確認下さい~。http://twitter.com/#!/ElevageAzabuhttp://plaza.rakuten.co.jp/elevage1/また、2日に1回、フェイスブックにて、重要な情報を載せています。エレヴァージュのページに、「いいね!」を押すと、次回から情報を更新するたびに、みなさんのもとへ、自動的にその内容が届きます。http://www.facebook.com/ElevageAzabu(ただし「いいね」を押さなくても、チラ見できます)◎2月11日(火曜・祝日)に、「チョコレートを食べまくる会」を開催します!。おそらく、17時~3時ぐらいまでで、詳細は、メールマガジンにて伝えます。◎「最近、メールマガジンがずっと来ていません・・・」 という声を、多くのお客さんから聞きます。 実は、2100人ほどの読者にメルマガを送っているのですが、 300通ほどは、サーバーにブロックされているようなのです。 (迷惑メールと判断されてしまい、お客さんのメールアドレスに届く 前で、サーバーの段階でブロックされてしまう) それで、気になる方は、サーバーに問い合わせてみて下さい~。 (ヤフー、GーMAILなどでも、ブロックしてしまっている場合が多いです)◎お店の予約は、21時まででしたら、 承ります。といいますか、料理の仕込みもあるので、 できたら、予約して下さると嬉しいです。 (特に食事をなさる方は・・・) 21時以降は、直前の予約のみ承ります。 30分~40分前に電話して下さい。その時に席が空いていれば、 席を確保しておきます。せっかくいらっしゃったのに、満席だと、 とても申し訳ないので・・・。◎飲むワインをあらかじめ決めて、 何時に飲むか決まっている場合は、何時でも予約されても構いません。 その時間に合わせて、抜栓のタイミングを決め、温度や状態を整え、 最高の状態になるようにします。◎ワインを持ち込んで飲みたい!、 という方は、持ち込んでも構いません。 ただし、せめて1か月前には、お店に持ってきて下さい。 ワインを休ませ、状態を整える必要があります。 (持ち込み料は、1本につき¥3000) 「高級ワインだから、自分で開けると失敗するかもしれないし・・・」 と不安な方は、全力を尽くして、最高の味わいを引き出します ので、遠慮なくご相談下さい~。以上です・・・。 (今日は合計10ページに更新です。まだまだ続きます)ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2014.01.25
では、土曜日の、料理のメニューです。◎もうすぐ春が来るので、 フランス産のホワイトアスパラが、入荷します!。◎その前に、 温野菜のメニューを研究をつづけ、 早くリストに載せられるようにします~。◎ハモン イベリコ ベジョータ 44か月熟成に引き続き、 ハモン セラーノ トレベレス 20か月熟成を、 メニューに載せています!。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎オリーヴ ¥700 (ハーフサイズ・お1人様用)¥400 ~シチリア産の添加物を全く使わない自然な味わい。ソルビン酸など保存料 が入っていないため、「豆を食している」とても素朴な触感です。こういうものこそ、 素材の良さが出ます。◎グリーンサラダ ¥700 (ハーフサイズ・お一人様用)¥400 ~「普通の」グリーンサラダですが、ドレッシングに、オリーヴオイルと、ホワイト バルサミコヴィネガー、コルトン・シャルルマーニュを使っていて、ふんわりした 柔らかい味わいとなっています。★珍しい生ハム、いろいろあります。◎サルシッチャ カラブリア(カラブリア地方の辛いサラミです) ¥900◎ハモン イベリコ ベジョータのチョリソー ¥900 ~なんと、ベジョータからのチョリソーです!。旨みの広がり方が尋常ではありま せん。チョリソーというと、辛いものを想像されるかもしれませんが、これは全く 辛くありません。肉の複雑な旨みがしっかり凝縮して、おつまみとして最高です。◎ハモン セラーノ トレヴェレス 20か月熟成 ¥1800 (ハーフサイズ)¥900 ~スペイン・グラナダのトレヴェレス地区から作られる、白豚の生ハムです。 最近ずっと生ハムの良い仕入先を探していまして、ようやく、辿り着けたよう な気がします。口に含んだ瞬間に、乳酸のようなしっとりした柔らかい触感が あって、驚くほどフレッシュなのです。こういう自然な旨みをぜひ体感してもら いたいと思います。◎ハモン イベリコ ベジョータ 44か月熟成 ¥3600 (ハーフサイズ)¥1800 ~スペイン・グラナダのトレヴェレス地区から作られる生ハムで、ランプの部分だけを スライスして、出します。以前の業者さんから仕入れていたものとは異なり、凝縮し た旨みがガッツリあるもので、ここまで旨みがあるのか!と、驚くばかり・・・。 ★パテ・サラミなど・・・。◎豚肉のリエット(パンがついています) ¥900 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥600 ~自家製です、5時間かけて野菜と共に煮込んだ後に、コリアンダーシード、 フェンネル等で味付けした、豊かで、丸い旨みがあります。◎パテ ド カンパーニュ(豚のパテ)パンがついています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500 ◎パテ ド フォア(レバー ペースト) ~これも、パンがついています。塩加減と、レバーの柔らかさが 絶妙に絡み合っています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500◎生ハム・サラミ等盛り合わせ ¥2400 (お一人様用) ¥1200 ~その日の熟成状態のいいものを、優先的に揃えて、組み合わせています。 量が多く、いろいろ楽しめるので、かなりお得です。◎シャルキュトリ盛り合わせ ¥2200 パテ・レバーペースト、サラミ、生ハムにパンが付きます。以前よりもグレードが あがって、かなり食べごたえのある内容となっています。★温かいお料理◎グラタン ドフィノワ(芋、玉ねぎのグラタン) ¥1200◎リヨン(豚肉のグリエ、白トリュフ塩を一緒に) ¥2000 (お一人様用) ¥1600 ~豚肉に、コリアンダー、フェンネルシードなどを挽いたものをまぶして、 オーブンでゆっくり焼いています。最後に白トリュフ塩と、チコリのサラダを添えて。◎仔羊のブレゼ(蒸し煮)、温野菜と一緒に・・・。 ¥2200 (お一人様用・少な目) ¥1600★チーズなど・・・。◎チーズ盛り合わせ ¥1600★日本酒のぬる燗と一緒に。◎カラスミ(伊・サルディーニャ産) (1人前¥500)¥1000・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・では、次のページに続きます・・・。(デザート的なメニューを載せています)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2014.01.25
土曜日の、デザート的なメニューです!。◎2013年の、 ダージリンの「オータムナル」、入荷しました!。 より一層落ち着きがあって、複雑な柔らかさが。 鮮やかさで定評のある「ギッダパール農園」のものです。 (ファーストフラッシュとギッダパール農園の相性がとても良い のですが、オータムナルとギッダパールという組み合わせは、 なかなか珍しいと思います)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎ガトー シトロン ¥800 レモンの鮮やかさと、豊かな酸味がとても綺麗です。エレヴァージュで 出している、モーゼルのリースリングにめちゃくちゃ合います。この輝くよ うな酸味が、ツルンと滑らかで、素晴らしいです。◎ガトー ショコラ ¥800 チョコレートの強烈なコクと、イチジクやオレンジの皮のコンフィが入って いて、ズドーンという強烈な立体感と、膨らみのある甘さ、コクが融合 した、素晴らしい逸品です!。◎フィナンシェ 1個¥400 発酵バターの柔らかく、ふくらみのある豊かさがまさに「フィナンシェ」 に求める理想的な味わいではないでしょうか。ダージリンの鮮やかな 香りと、コクが(上記の2つは、自由ヶ丘のパリ・セヴェイユさんから取り寄せています)◎ファブリス・ジロットの"クルール ド ブルゴーニュ" 1個¥600◎ファブリス・ジロットのパート ド フリュイ ¥600 ~フルーツのエキスを凝縮したパテです。ドライフルーツを上品に強烈にした よう。そして、なんて瑞々しいのでしょう!。果汁がこぼれそうなほど、新鮮 さを感じます。はっきり言って、感動しました。◎ピエール マルコリーニのチョコレート ★ALTA Piura, Perou;Plantacion Las Pampas, ¥900 (ペルーのピウラ高地から、パンパス農園のもの。ペルーらしい赤砂のような、 土の香りをふんだんに感じ、霧のようなきめ細かい余韻が。クリオロブランコ というとても貴重な品種より) ★Oriente Cuba,Grand Cru Propriete;Terruno de Baracoa, ¥900 (キューバ東部の偉大な畑より。バラコア地区。小気味良い軽さの中の、 上品なバランスが最高です。トリニタリオ種) ★Puerto Cabello Venezeula Grand Cru Propriete "Village de Occumare"(クリオロ種) ¥900 ~ヴェネズエラの有名な"オクマーレ村"です。チュアオ村の隣で、まるでリッシュ ブールのように強烈で、豊かな味わいは本当に特別です。 ☆食後の飲み物★エスプレッソ ¥500★カプチーノ ¥800 ~コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。普通のコーヒー屋 さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、苦味の奥に、立体感のある構造と、 奥行きの深さが桁外れです。砂糖を入れてみて下さい。隠されていたその奥行きが、 一気に広がります。砂糖を控えめに入れられる方も多いのですが、「ガッツリ!」入れ た方がいいです。砂糖を足すことによって、甘さだけ出てくるわけではありません。 むしろ、隠されていたコーヒーの複雑さが、一気に顔を出し、立体感が出てくるのです。 味わいのヴォリュームが、何倍も膨らむのを、 きっと体感されると思います。◎紅茶★ダージリン オータムナル 2011年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン ファーストフラッシュ 2012年 セリムヒル農園 "シルヴァー サンダー" ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 ギッダパール農園 ”チャイナ ムスク” ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 タルボ農園 ”ムーンドロップ” DJ-178★ダージリン オータムナル 2012年 ギッダパール農園 ”クローナル ティッピー” DJ-225★ダージリン オータムナル 2012年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン オータムナル 2012年 マーガレッツホープ農園 ”ムスカテル” ★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 ピュッタボン農園 ”ハンドメイド” EX-1★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 マーガレッツホープ農園★ダージリン セカンドフラッシュ 2013年 マーガレッツ ホープ農園 “Roses Delight” DJ-202★ダージリン オータムナル 2013年 ギッダパール農園 ”China Special” Dj-168★アッサム セカンドフラッシュ 2011年 アムグーリー農園 "スペシャル ティッピー リーフ"★ニルギリ ”サットン農園” 2012年 ”ワンダーハンドメイド” ◎中国茶★水金亀 ¥1200★大紅袍(ダイコウホウ) ¥1600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上です。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.25
土曜日の、白ワイン・シャンパンのリストです。★ビール◎ホフブロイ ヘーフェ ヴァイツェン 1本(330ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。小麦50%、大麦50%ずつ使っていて、キメが細かく、そして、大麦のざっくりした香ばしさとあいまって本当に上品な味わいで、まさに一杯目にふさわしいビールだと思います。「ふわふわ」の触感の中にもどこかドイツらしい、古典的な落ち着きが感じられ、試してみる価値が十分にあります。◎フランツィスカーナー ヘーフェ ヴァイスビア 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これも、小麦50%、大麦50%を使っています。酵母の香りが強くて、まるで、上品なトロピカルフルーツのような鮮やかな香りがあります。そして、触感は、やはりふんわり滑らかで、一つ一つの粒子が細かくて、とても上品です。まさに、現代的なビールの結晶ではないでしょうか。◎シュパーテン ”オプティメーター” 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これはドッペル・ボック(ダブル・ボック)と言われる、濃厚なビールで、アルコール度数も7.2%と、かなり強い味わいです。しかし、フレッシュな酸味と、麦汁のジューシーさがあるので、思ったほど「重く」感じません。むしろ、この重厚なコクや甘さが、自然に喉に滑り込んでくるのです。こういう「本格派」のビールは、もっと知られていいはずで、一度でも味わってみる価値があります。 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎フィリップ ゴネ ブラン ド ブラン NV ¥2400(¥1200)◎クリュッグ ヴィンテージ 1998 70ミリ¥3000 1998年ものは、味わいが「開いて」います。個人的には1986年に似ているの では と思っています。タンニンがほんのりありながら、その奥の果実味が、蜜の ように甘く、ふくよかで、柔らかい触感・・・。今飲んで、十二分に美味しくて、個人 的には1996年 ものよりも、今飲むなら1998年物を勧めます。 よく「この年は当たり年?」とか、ヴィンテージチャートをあてにする人がいますが、 本音を 言えば、ヴィンテージチャートは全くあてになりません。それよりも、それぞ れのヴィンテージ が織りなすワインの「形」を把握している方がどれだけ重要かと。 そして、その形によって、 飲み頃が違ってきますし、しかも、ヴィンテージの良し悪 しではなく、そのヴィンテージの「形」 が好きかどうかによって、どんなワインを選ん だらいいかが決まってくるからです。ですから、 ヴィンテージチャートが高得点だか らと言って、その年のワインが、それぞれの人の味覚に 合致する保証は全くありま★白ワイン◎サン ヴェラン テール ノワール 2009(ドメーヌ デュー ロッシュ) ¥1800(¥900)仏・ブルゴーニュ地方です。この「ドゥー ロッシュ家」のワインは、昔からずっと仕入れたかったワインでした。果実味の凝縮感が素晴らしく、そのポテンシャルを綺麗に発揮している、優れた生産者だからです。この2008年ものは、「テール ノワール」(黒い土壌)の名の如く、土の養分をしっかり感じ、厚みのあるコクがあって「黒い味わい」がするほど濃密なのです。サン・ヴェランという地域から、ここまでやるか!、とびっくるするほどの完成度の高さです。これは、エレヴァージュのハウスワインに決定!です。◎ヴーヴレー エポール ジュテ ブラン 2011(キャスリーヌ エ ブルトン家) ¥1600(¥800) 仏・ロワール地方です。こういう、爽やかな白ワインを、ずっと探していました!。ロワールこそ、こういうワインがあるのではとずっと思っていまして、これを飲んだ時に、これだ!と感じて、すかさず仕入れました。シュナン・ブラン種の個性は、まさにこういうワインのためにあるのではないでしょうか。颯爽としていながらも、ふくよかさと優しさに包まれて。 ◎リースリング グランクリュ フランクシュタイン 2011 (ドメーヌ メルシオル) ¥1800(¥900) 仏・アルザス地方です。先日参加した試飲会で、驚くほど鮮やかで、ふっくらした切れ味のあるワインで、「これだ!、こういうワインを求めたいたんだ」と感動していました。アルザスらしいドーン!という骨太のリースリングなのに、余計な辛さや、エステル臭さがほとんどなく、あくまでも清らかで、飲んだ後に心地よさが駆け抜けるのです。こんなに自然な味わいで、いいんでしょうか、と言いたくなるほど体液に素直に染み込んできます。◎ピュリニー モンラッシェ レ ピュセル 2011年 (ドメーヌ アンリ ボワイヨ) ¥4200(¥2100) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、アンリ・ボワイヨのワインを、ハウスワインとして置いています。今回は、3か月ぶりに2011年ものを開けました!。発売当初は、細くて、ミネラルと酸味が尖りすぎていて、正直言って物足りない味わいでした。しかし、多くのブルゴーニュの白ワインと同じく、引き締まったボディの中から、酸味が落ち着いて、徐々にふくらみがでてきました。実際に、2010年ほどふくよかで、良いヴィンテージではないのですが、2007年に似ている、ピュリニー村の良さが出やすい、良質のワインが生まれるヴィンテージではないでしょうか。◎シャサーニュ モンラッシェ ブードリオット 2010年 (ラモネ家) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュの大御所です。ラモネ家のワインは、シャサーニュらしく、しっとりした触感と、拡がりが感じられます。ピュリニー村のワインと違って、柔らかくて、豊かなコクが素直に感じられます。そして、2010年のブルゴーニュは、本当に素晴らしい出来で、ミネラルの白さが、ふっくらした背景を持った存在感があって、果実味に尖った要素が少なく、とても「飲みやすい」のです。余韻のふんわしした柔らかさが特別で、ラモネ家らしいふくよかさと融合して、見事な味わいに仕上がっています。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889
2014.01.25
土曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎昇龍蓬莱の純米大吟醸、 売り切れました・・・。◎めったに手に入らない、獺祭の「槽場汲み」 メニューに載せました!。普通の、ただクリアーなだけの 獺祭とは全く違う、濃密で、清らかな味わいは見事です。ところで・・・、エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、そして、何度も何度も試飲し、日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるようにしています。 やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン湧いてくるのです。日本酒をたくさん飲んでいる方でも、エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。 120ミリ(70ミリ)○天青 純米吟醸 千峰 生酒(2012 BY) ¥1200(¥600)〇残草蓬莱 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒(H24BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。この蔵は、ブルゴーニュの最も強烈なワイン、ソゼ家のシュヴァリエ・モンラッシェや、バタールモンラッシェに非常に良く似ています。強烈なミネラルの鮮やかさが弾け飛び、口に含むと、その重厚な豊かさにただただ圧倒されるのです。おそらく、日本酒の中でも、最も厚みのある日本酒の一つではないでしょうか。口に含んだ時のヴォリューム感、甘さと酸味が鮮やかな上品さも備わっていて、日本酒やワインという範疇を超えた、非常に完成度の高い「お酒」だと思います。◎相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 限定品(2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。今まで、エレヴァージュでは、この蔵のお酒を置くことがありません でした。というのは、どこかエグミがあって、なかなかとっつきにくいイメージがあったから です。しかし、きちんと仕入れて、5度の冷蔵庫の中で3か月ほど熟成させると、その 癖の強い味わいの中から、輝くようなミネラルの強さや、コクのあるパワーがグングン 出てきているではないですか!。これは、本当にパワフルで、美山錦の緑のニュアンス をしっかり伝えている、素晴らしい日本酒だと思います。◎獺祭 純米大吟醸 槽場直詰め 無ろ過生原酒(2013 BY)¥1300(¥700) 山口県産です。獺祭というと、ただクリアーで、すっきりした味わいの、個性のないお酒と想像 されるかもしれません。特に、最近どんどん個性的で、複雑な味わいを持った蔵が増えて、お客 さんも、ワインの複雑さに慣れてしまっているため、なおさらそう思うかもしれません。しかし、 この槽場直詰めは、獺祭の真の力が出ていると思います。正直言いまして、感動しました。 とてもクリアーな味わいの中に、ミネラルの細かい粒子が輝き、余韻までとてつもない上品さ で抜けていく・・・。純粋なのに、決して軟弱ではありません。シャンボール・ミュジニー村の、 「アムルーズ畑」のワインのように、その芯の強い輝きは、なかなか出せるものではありません。 獺祭が、ここまでやるのか!と、きっと驚かれるのではないでしょうか。 (今年の秋も、この「槽場汲み」が入荷しました!。普通の獺祭と全く違います。獺祭の クリアーなだけという軟弱なイメージを、完全に覆す、濃密な逸品です)◎鍋島 純米吟醸 ”愛山” (2012 BY) ¥1300(¥700) 佐賀県産です。鍋島さんのお酒は、あまりにも人気があるため、なかなか仕入れることができません。しか~し、今回は頼み込んで、なんとか仕入れることができました!。愛山というお米から、こんなに綺麗な酸味が出てくるなんて本当に驚きで、こんなに上品でいいのでしょうか!。今は綺麗な部分が前面に出ていますが、これから、ゆっくり売っていく過程で、愛山らしい、ココアのような甘さが、少しずつ出てくるのではないかと期待しています。これは、ゆっくり味わっていきたいと思います。◎王禄 "丈径" 純米吟醸 直汲み 無濾過生原酒(2010 BY) ¥1300(¥700) 島根県産です。日本酒の中でも、最も重厚で、迫力のあるお酒ではないでしょうか。 口の中に含んだ時のヴォリューム、弾けるようなコクは、ブルゴーニュで言えば「シャ ンベルタン」に匹敵するような気がします。昔から、ずっと仕入れたいと思っていたお酒で、 去年からようやくリストに載せることができました。余韻にかけての存在感には脱帽です・・・。以上です。では、2ページ目に続きます・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.25
土曜日の、日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎黒龍「石田屋」「二左衛門」、 梵の「超吟」、一気にリストに載せています!。 今年は、信じられない話ですが、 開けてすぐに美味しく、清らかな優しさと、 自然な甘さが綺麗に溶け合っています!。 去年は、10度の温度で石田屋などを保管していましたが、 今回は7度の環境で保存して、出しています。 (少し低めの方が、今年の良さを引き出せるので・・・)◎鍋島 純米大吟醸 ”愛山(2012BY) ¥2000(¥1000) 佐賀県産です。鍋島の日本酒は、人気が凄まじいために、ほとんど手に入れることが出来ません。そんな中でも、この純米大吟醸の”愛山”を手に入れたことはほとんど奇跡と言ってもよいかもしれません。さて、実際に味わってみると、愛山というお米から、ここまで多彩な表情を引き出すことができるのかと、驚きました。本来は、開けたての堅さの奥から、カカオのような茶色系の甘さが出てくるのが、愛山の個性だと思うのですが、鍋島のお酒は、より懐の深い、柔らかい丸いボディの中に、いろんな表情が隠れていて、お酒として、本当に次元の高い味わいではないでしょうか。 ◎磯自慢 大吟醸 ”水響華”(2012BY) ¥2000(¥1000) 静岡県産です。磯自慢を飲むたびに、あぁ、やっぱり静岡は綺麗な水を引いているのだなと思います。清らかで、ピュアで、あくまでも柔らかいのに、清涼感に溢れている・・・。静岡の酒と、福井のお酒に似たような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。どちらも、清らかさに溢れていて、水が柔らかいのに、ひんやりして心地よいのです。そして、この磯自慢は、大吟醸らしい(純米大吟醸ではないという意味)芯の強さがあって、見事なバランスを保っています。「純米でなければ・・・」という一昔前の日本酒ファンもいるのはわかりますが、こういうバランスなどを考え抜かれた上で、アルコールが足されると、こんなに綺麗なお酒になるのかと、脱帽です。◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2012BY) ¥3200(¥1600)石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているのでしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2012 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。いつも、エレヴァージュではこの田酒の山廃を置いています。今回は、年代違いということで、2012年醸造のものをリストに載せました。これは、5か月前に仕入れて、美味しくなるまでずっと待ってから、美味しくなったと判断したので、ようやくリストに載せました!。まだまだ若々しいですが、田酒らしい、深みのある旨みが出始めています。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2011 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、なかなか本来のポテンシャルを味わうことが難しいのです。抜栓して、最初の段階では、苦味が強くて、なかなか好ましい味わいではありませんでした。そして、5度の冷蔵庫に入れて、ずっと放置(プレイ!)しておきました。そうして9か月が経ち、7月の末に久しぶりに飲んだところ、美味しくなっているではありませんか。味わいが、とても重層的で、虹のように多彩な表情が織り込まれて、本当に素晴らしいのです。ぜひ、騙された と思って。山廃から想像する野暮ったさは、全然感じられません。◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2012BY) ¥3600(¥1800)富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えているのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒「亀」(2012 BY) ¥4800(2400) 静岡県産です。静岡らしい水の清らかさ、柔らかく自然な触感が素晴らしいのです。そして、ただ柔らかいだけではなく、その中に芯の通った、硬質な美しさが潜んでいるのです・・・。日本酒の表現で「辛口」という拙い表現がありますが、どういう味わいなのか、その色彩はなんなのか、こういう味わいもあるのだな・・・と、感動します。◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2010 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。 精米歩合の低い純米大吟醸は、ただピュアで、純粋で香りの立ちがいいものが非常に 多く、正直言いまして、飽き飽きしています(いわば、観評会用というものです)。なぜな ら、それらは個性がなく、ただ薄くて、綺麗なだけのお酒が多いからです。そのピュアな 中にも、どれだけの個性、主張があるかが、その蔵の本質ではないでしょうか。この梵 は、これだけ綺麗なのに、しっかりとした存在感がある・・・。これこそ、「福井産」の、 純米大吟醸の極致なのではないでしょうか。「石田屋、石田屋」と言っている人へ、この お酒を無理矢理飲ませたい・・・(魔性のスリーパーをかけながら・・・)。◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2013 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美 しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2010 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。 やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も 人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな 意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。★燗酒(ぬる燗・・・44℃ぐらい)◎満寿泉 純米生 無ろ過生酒(2011 BY) 180ミリ¥1500(90ミリ¥800) 富山県産です。満寿泉は、本来は「骨太」な味わいなため、こういう『燗酒』もとても向いていると思います。言葉を返せば、熱を加えることによって、ズドーン!というコク、豊かなボディが、湧きだすように出てくるのです。実際に、カカオのような甘さを含んだ重厚感は、もう、たまりません・・・。◎亀齢 辛口純米 八拾 (2009BY) 180ミリ¥1500(90ミリ¥800) 広島県産です。香川の悦凱陣を辞めた杜氏さんが移籍して、これを作っています。80%精米という、信じられないくらいやわらかく、綺麗な味わいで、骨太なのに、青さが少ない見事なヴォリューム感を備えています。お燗のすると、そのふくよかさと、柔らかさが一層出てきて、包み込むように柔らかくなります。◎秋鹿 山廃 純米 無ろ過生原酒 7号酵母 山田錦 H23BY 180ミリ¥1800(90ミリ¥900) 大阪府産です。これは、骨太の「辛口」のお酒で、余韻にかけてズドーンと、真っ直ぐ抜けていく豊かさ、力強さは素晴らしいのです。お燗にすると、そのパワーのある太さが一層引き出され、見事としか言いようがありません。これは、まさに燗酒向きで、10度ぐらいで味見すると辛すぎて、正直言って美味しいとは言えないですから・・・。原酒のパワーが、お燗によって、ようやく引き出される、本当にポテンシャルの大きいお酒だと思います。 ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.25
では、土曜日のリストです。 120ミリ(70ミリ)●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)★ブシャール社の自社畑(ドメーヌもの)●ヴォルネイ カイユレ アンシエンヌ キュヴェ カルノ 2010年 ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、2004年をハウスワインとして、50本ぐらい仕入れて、ずっと売っていました。さて、2010年ものは、どのどのようになっているか、早速味見してみました。やはり2010年は、素晴らしいですね・・・。タンニンと酸味が「ツルン」と滑らかで、全てにおいて寄り添っていて、熟成が若いのに、今でも信じられないぐらい美味しいのです・・・。2010年が、こんなに美味しいなんて、もっと早く気付けばよかったです・・・。◎マウント エデン カベルネソーヴィニオン エステート 2009 ¥3800(¥1900) カリフォルニア・サンタンクルーズマウンテン地区です。暑いナパに比べて冷涼で、酸味のツーンとした新鮮さがあるため、ナパのようにボテっとした下品な味わいにならず、気高さを持ったワインに仕上がります。いわば、ボルドーの重厚さと、ブルゴーニュの繊細さを併せ持ったワインと言えるのではないでしょうか。豊かで、口の隅々までジューシーな満足感で満たしてくれて、かつ、葡萄らしい自然さを感じる・・・。素晴らしいカリフォルニアワインだと思います●シャトー レオヴィル ポワフェレ 1975年 70ミリ¥3000 仏・ボルドー地方です。1975年のワインは、本当にバランスが良くなりました。タンニンが澱となって結合し底に沈んで、葡萄の自然な甘さと酸味が、綺麗に浮き上がってきました。こんなに若々しいのか、と思えるほどフレッシュで、活き活きした果実味で、10年前の1975年ものと比べたら、「蘇った」ほど若々しい味わいになっています。そして、サンジュリアン地区特有の、ミネラルの輝きが出てきて、とてつもなく上品になっているではないですか!。こういう、熟成したボルドーを味わう機会があれば、逃さず飲んだ方がいいです。驚くほど軽く、柔らかく、上品な味わいになっているので・・・。★シャプティエ社●エルミタージュ モニエ ド ラ シズランヌ 1985年 ¥6600(¥3300) 仏・ローヌ地方です。熟成したエルミタージュは特別です。熟成初期のシラーは、尖っていて、酸っぱくて、とても美味しいとは言いにくいのですが、十二分に熟成したものは違います。酸味が和らぎ、奥深い甘さと、エルミタージュにしかない色気がバンバン出てきます。1985年は、葡萄が本当に熟した年で、その果実味の安定感は、見事としか言いようがありません。まさに「鉄板」とはこういうワインのことを言うのではないでしょうか。★バロン テナール家●グラン・エシェゾー 1999年 ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。モンラッシェを作ることで有名で、ルモワスネ社とも深い関係にあることで知られています。2か月ほど前に、この1999年のワインを飲んで、あまりにも素晴らしいので、また新たに購入しました。実は、開けた初日よりも、2日目の方が、複雑さの奥行きがどんどん出てきて、とてつもなく美味しくなるのです。金曜日に開けて、たしかに素晴らしいのですが、今日(土曜日)の方が、もっと美味しくなっているでしょう。本当に楽しみです。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2014.01.25
では、土曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎シャトー ディケム 1998年、 2本目を開けました!。◎待望の、プリュム家の、 「金キャップ」(ゴールドカプセル・競売会用)が入荷しています。 艶やかな酸味の輝き、溶けるような甘さは特別です。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ カビネット 2009年(ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100)独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さをワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけながら、元気ですか!)。◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。○シャトー ディケム 1998年 60ミリ¥5800(30ミリ¥2900) 仏・ボルドー、ソーテルヌ地方です。世界最高峰の貴腐ワインと、言われます。こんなに若いディケムをリストに載せるのは、とても久しぶりです。実際に味見をしてみると、まだ熟成が若いせいか、ピーン!と張り詰めた酸味がとても鮮やかで、その背後から、トロっとふくよかな丸い蜜のような甘さが湧いてきます。この懐の深い奥行き、そして、一見単調に見えながら、その奥に、様々な土壌が入り混じった複雑さを感じるのがディケムの真髄で、その凄さが若い段階でも十分感じられます。素晴らしいです。○ゲヴルツトラミネール グランクリュ フルシュテンタム セレクション ド グラン ノーブル 2002年(ハーフボトル) (ヴァインバック家) 50ミリ¥6800(25ミリ¥3400) 仏・アルザス地方です。ヴァインバック家は「古典的な」リースリングの骨太スタイルと、近代的な「艶やかな」蜜のような輝きのある甘さが、見事に融合しています。キューン!という、甘さと酸味がキレイに溶け込んだツルンという触感がもう官能的で、一度味わってしまうと忘れられません。ドイツと違うアルザスのゲヴルツトラミネールの個性は、やっぱり、引き締まった、硬質の強さ。その真髄を、思う存分堪能できます。(12月11日に開けて、味見しました!。キューンという研ぎ澄まされた酸味の輝きが、途方もなく上品で、自然な蜜のような甘さと溶け合って、最高の、デザートワインではないでしょうか)〇ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ”ゴールドカプセル” 2005年 (ヨハン ヨゼフ プリュム家) 60ミリ¥4800(30ミリ¥2400) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。★長期熟成した日本酒。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.25
では、土曜日の、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)◎キンタ ド サント ド エフューミア、 トーニーの40年もの、一度はブショネでしたが、 もう一度仕入れました。まだ開けたてで、味見をした段階で、 これから、どんどん開いていくのが楽しみです。★ヴァン ド ナチュレル◎バニュルス アル トラゴ ランシオ トレ ヴュー 1983 (ヴィアル マニュレス) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・南西部地方です。黒っぽいカカオのような香りの中に、フランス南部の、乾いた空気を想像させるような上品さ、アクのない自然な甘さが漂うようです。30年ほど熟成しているおかげで、コーティングされたカラメルのような甘さがあり、どこか、アルマニャックを思わせるギラっとした、艶のある滑らかさを感じます。(12月2日に味見しました!。ふくよかで、ふくらみのある「乾いた甘さ」あって、とても上品で、ガトー ショコラと最高に相性がいいです)(1月14日に味見しました。徐々に、ランシオ香のような複雑な旨みと、溶けたトーニーポートのような甘さが出て来て、やはりポテンシャルがあるなと・・・)★ポートワイン●キンタ ド サント エフューミア トーニー ポート 40年 60ミリ¥2800(¥1400) ポルトガル産です。ほとんど知らない蔵でしたが、実際に味見をしてみて、クラシックなポートらしい味わいで、まだまだ味わいが「詰まっている」ように思います。溶けた、トーニーらしい旨みがたっぷりの味わいとは違って、果汁の濃さ、凝縮した甘さを直接感じます。ただし、まだ開けたての段階で、これからどう変化していくか、じっくり味見して試していきたいと思います。 ●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン◎ブランディーズ社 セルシアル 1940 50ミリ・・・¥8800(¥4400) ポルトガル・マディラ島のワインです(サッカーのクリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインは、やはり長い年月熟成したものに限ります。この会社のものは、1年半前に1920年のものを出していました。1940年という年は、すごく良い年みたいで、マイケル・ブロードベントおじいちゃんは、4つ★をつけています。マディラワインの真髄は、やはり、爆発的なブーケと、ジワジワと、奥行きが見えないほど複雑で、広がるような途方もない味わいではないでしょうか。(11月15日に味見しました。2年ぶりに味見しましたが、やはり、伸びやかな酸と、深く、轟くようなコクのある甘さが「溶けて」いて、最高です。開けてから、酸素と触れ合い、どんどん複雑さが増していくでしょう)(12月31日に味見しました!。まだまだ残量がたっぷりあって、ほんの少し、開けたてよりも変化が見られます。ふわーっと舞いあがる香りの中に、徐々に、蜜のように甘くなってきていて、空気の希薄感から、徐々に蜜のような甘さが出始めています)★おすすめブランデー ◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎スペイバーン 1967 ムーンインポート社によって、1988年に瓶詰め 46%VOL。 360本限定。 30ミリ¥5400(18ミリ¥2700) スコットランド産・スペイサイド地区です。ムーンインポートは、サマーリ社と同じく、カリスマ的な存在です。特に1980年代に瓶詰めされたものは、樽の質が極めて高く、数が少なく、今では、ひたすら値段が高騰しているほど貴重で、手に入りにくいのです。実際に、スペイバーンらしい、スパイシーな鮮やかさ、麦芽が弾けるようなメリハリのある小気味よさの奥に、十分に熟成した柔らかい甘さと、パワーが見事に備わっています。ただ、スパイシーで、荒々しいだけのスペイバーンは良くありますが、ここまで豊かさと、奥行きが備わっているものは、めったにありません。エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.25
では、水曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎シャトー ディケム 1998年、 2本目を開けました!。◎待望の、プリュム家の、 「金キャップ」(ゴールドカプセル・競売会用)が入荷しています。 艶やかな酸味の輝き、溶けるような甘さは特別です。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ カビネット 2009年(ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100)独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さをワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけながら、元気ですか!)。◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。○シャトー ディケム 1998年 60ミリ¥5800(30ミリ¥2900) 仏・ボルドー、ソーテルヌ地方です。世界最高峰の貴腐ワインと、言われます。こんなに若いディケムをリストに載せるのは、とても久しぶりです。実際に味見をしてみると、まだ熟成が若いせいか、ピーン!と張り詰めた酸味がとても鮮やかで、その背後から、トロっとふくよかな丸い蜜のような甘さが湧いてきます。この懐の深い奥行き、そして、一見単調に見えながら、その奥に、様々な土壌が入り混じった複雑さを感じるのがディケムの真髄で、その凄さが若い段階でも十分感じられます。素晴らしいです。○ゲヴルツトラミネール グランクリュ フルシュテンタム セレクション ド グラン ノーブル 2002年(ハーフボトル) (ヴァインバック家) 50ミリ¥6800(25ミリ¥3400) 仏・アルザス地方です。ヴァインバック家は「古典的な」リースリングの骨太スタイルと、近代的な「艶やかな」蜜のような輝きのある甘さが、見事に融合しています。キューン!という、甘さと酸味がキレイに溶け込んだツルンという触感がもう官能的で、一度味わってしまうと忘れられません。ドイツと違うアルザスのゲヴルツトラミネールの個性は、やっぱり、引き締まった、硬質の強さ。その真髄を、思う存分堪能できます。(12月11日に開けて、味見しました!。キューンという研ぎ澄まされた酸味の輝きが、途方もなく上品で、自然な蜜のような甘さと溶け合って、最高の、デザートワインではないでしょうか)〇ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ”ゴールドカプセル” 2005年 (ヨハン ヨゼフ プリュム家) 60ミリ¥4800(30ミリ¥2400) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。★長期熟成した日本酒。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.23
では木曜日の、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)◎キンタ ド サント ド エフューミア、 トーニーの40年もの、一度はブショネでしたが、 もう一度仕入れました。まだ開けたてで、味見をした段階で、 これから、どんどん開いていくのが楽しみです。★ヴァン ド ナチュレル◎バニュルス アル トラゴ ランシオ トレ ヴュー 1983 (ヴィアル マニュレス) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・南西部地方です。黒っぽいカカオのような香りの中に、フランス南部の、乾いた空気を想像させるような上品さ、アクのない自然な甘さが漂うようです。30年ほど熟成しているおかげで、コーティングされたカラメルのような甘さがあり、どこか、アルマニャックを思わせるギラっとした、艶のある滑らかさを感じます。(12月2日に味見しました!。ふくよかで、ふくらみのある「乾いた甘さ」あって、とても上品で、ガトー ショコラと最高に相性がいいです)(1月14日に味見しました。徐々に、ランシオ香のような複雑な旨みと、溶けたトーニーポートのような甘さが出て来て、やはりポテンシャルがあるなと・・・)◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) (ドメーヌ ガヌヴァ) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●キンタ ド サント エフューミア トーニー ポート 40年 60ミリ¥2800(¥1400) ポルトガル産です。ほとんど知らない蔵でしたが、実際に味見をしてみて、クラシックなポートらしい味わいで、まだまだ味わいが「詰まっている」ように思います。溶けた、トーニーらしい旨みがたっぷりの味わいとは違って、果汁の濃さ、凝縮した甘さを直接感じます。ただし、まだ開けたての段階で、これからどう変化していくか、じっくり味見して試していきたいと思います。 ●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン◎ブランディーズ社 セルシアル 1940 50ミリ・・・¥8800(¥4400) ポルトガル・マディラ島のワインです(サッカーのクリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインは、やはり長い年月熟成したものに限ります。この会社のものは、1年半前に1920年のものを出していました。1940年という年は、すごく良い年みたいで、マイケル・ブロードベントおじいちゃんは、4つ★をつけています。マディラワインの真髄は、やはり、爆発的なブーケと、ジワジワと、奥行きが見えないほど複雑で、広がるような途方もない味わいではないでしょうか。(11月15日に味見しました。2年ぶりに味見しましたが、やはり、伸びやかな酸と、深く、轟くようなコクのある甘さが「溶けて」いて、最高です。開けてから、酸素と触れ合い、どんどん複雑さが増していくでしょう)(12月31日に味見しました!。まだまだ残量がたっぷりあって、ほんの少し、開けたてよりも変化が見られます。ふわーっと舞いあがる香りの中に、徐々に、蜜のように甘くなってきていて、空気の希薄感から、徐々に蜜のような甘さが出始めています)★おすすめブランデー ◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎タリスカー 1973 ダグラスレイン社 オールドモルトカスク 2001年ごろ瓶詰め 50%VOL 30ミリ¥2800(18ミリ¥1400) スコットランド、スカイ島です。タリスカーは、爆発的に口の中に拡がるピート香が 特徴です。ただし、ここに瓶詰されたものはかなり違います。麦芽の拡がる複雑さ があって、シェリー樽でもない自然な触感。ただし、余韻に残る微妙なニュアンスの 奥行きは、やはりただものではありません。タリスカーは、常に強烈なピート香として とらえられがちですが、これは、タリスカーというウイスキーが、いかに複雑で、上品 なニュアンスを持っているかを、証明しています。エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.23
では、水曜日のリストです。 120ミリ(70ミリ)●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)◎ジュブレイ シャンベルタン V.V. 2011年 (マルク ロワ家) ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。この人は、アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテに継いで、最も優れた生産者の一人になるに違いありません。何よりも、葡萄の質、それに尽きます。葡萄の一粒一粒が、口の中で破砕された瞬間のように、その新鮮さが口の中で弾け飛ぶのです。その強烈な印象は、ドニ・モルテさんや、アンリ・ジャイエさんのワインを飲んだ時と、同じくらいの感動があります。まるで、花火が炸裂したかのように、ミネラル感が強烈で、余韻が途方もなく長い・・・。この「閃光」の ような鮮やかさこそ、フランスワインの真髄ではないでしょうか。ただ丸くで、柔らかく、水みたいなワインだけが良いワインの条件ではありません(日本人は、文化的に、丸くて、調和の取れたワインを好む傾向があるので・・・)。★ブシャール社の自社畑(ドメーヌもの)●ヴォルネイ カイユレ アンシエンヌ キュヴェ カルノ 2010年 ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、2004年をハウスワインとして、50本ぐらい仕入れて、ずっと売っていました。さて、2010年ものは、どのどのようになっているか、早速味見してみました。やはり2010年は、素晴らしいですね・・・。タンニンと酸味が「ツルン」と滑らかで、全てにおいて寄り添っていて、熟成が若いのに、今でも信じられないぐらい美味しいのです・・・。2010年が、こんなに美味しいなんて、もっと早く気付けばよかったです・・・。◎マウント エデン カベルネソーヴィニオン エステート 2009 ¥3800(¥1900) カリフォルニア・サンタンクルーズマウンテン地区です。暑いナパに比べて冷涼で、酸味のツーンとした新鮮さがあるため、ナパのようにボテっとした下品な味わいにならず、気高さを持ったワインに仕上がります。いわば、ボルドーの重厚さと、ブルゴーニュの繊細さを併せ持ったワインと言えるのではないでしょうか。豊かで、口の隅々までジューシーな満足感で満たしてくれて、かつ、葡萄らしい自然さを感じる・・・。素晴らしいカリフォルニアワインだと思います★ルイ ジャド社●ヴォルネイ クロ ド ラ バール1993年 ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。このワインは、8年ぶりに飲みます。ジャド社の単独所有畑(モノポール)で、ヴォルネイらしい柔らかさの奥から、黒いベリー系の果実のコク、豊かな甘さがどんどん湧いてきます。1993年らしい熟したタンニンがもたらす、カカオのような香ばしさ、ふくよかなコクが熟成によって融合して、自然な迫力を生み出しています。★オジェ エ フィス●シャトーヌフ デュ パプ テット ド キュヴェ 1971年 70ミリ¥3400 仏・ローヌ地方です。正直言って、あんまり有名ではない生産者ですが、1971年はローヌの最高の評価のヴィンテージ、そして、とても状態が良かった(色合いから判断して)購入しました。まだ味見していません、開けて味見したら、フェイスブック、ツイッターで報告します。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2014.01.15
では、水曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎シャトー ディケム 1998年、 2本目を開けました!。◎待望の、プリュム家の、 「金キャップ」(ゴールドカプセル・競売会用)が入荷しています。 艶やかな酸味の輝き、溶けるような甘さは特別です。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ カビネット 2009年(ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100)独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さをワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけながら、元気ですか!)。◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。○シャトー ディケム 1998年 60ミリ¥5800(30ミリ¥2900) 仏・ボルドー、ソーテルヌ地方です。世界最高峰の貴腐ワインと、言われます。こんなに若いディケムをリストに載せるのは、とても久しぶりです。実際に味見をしてみると、まだ熟成が若いせいか、ピーン!と張り詰めた酸味がとても鮮やかで、その背後から、トロっとふくよかな丸い蜜のような甘さが湧いてきます。この懐の深い奥行き、そして、一見単調に見えながら、その奥に、様々な土壌が入り混じった複雑さを感じるのがディケムの真髄で、その凄さが若い段階でも十分感じられます。素晴らしいです。○ゲヴルツトラミネール グランクリュ フルシュテンタム セレクション ド グラン ノーブル 2002年(ハーフボトル) (ヴァインバック家) 50ミリ¥6800(25ミリ¥3400) 仏・アルザス地方です。ヴァインバック家は「古典的な」リースリングの骨太スタイルと、近代的な「艶やかな」蜜のような輝きのある甘さが、見事に融合しています。キューン!という、甘さと酸味がキレイに溶け込んだツルンという触感がもう官能的で、一度味わってしまうと忘れられません。ドイツと違うアルザスのゲヴルツトラミネールの個性は、やっぱり、引き締まった、硬質の強さ。その真髄を、思う存分堪能できます。(12月11日に開けて、味見しました!。キューンという研ぎ澄まされた酸味の輝きが、途方もなく上品で、自然な蜜のような甘さと溶け合って、最高の、デザートワインではないでしょうか)〇ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ”ゴールドカプセル” 2005年 (ヨハン ヨゼフ プリュム家) 60ミリ¥4800(30ミリ¥2400) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。★長期熟成した日本酒。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.15
では水曜日の、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)◎キンタ ド サント ド エフューミア、 トーニーの40年もの、一度はブショネでしたが、 もう一度仕入れました。まだ開けたてで、味見をした段階で、 これから、どんどん開いていくのが楽しみです。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎バニュルス アル トラゴ ランシオ トレ ヴュー 1983 (ヴィアル マニュレス) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・南西部地方です。黒っぽいカカオのような香りの中に、フランス南部の、乾いた空気を想像させるような上品さ、アクのない自然な甘さが漂うようです。30年ほど熟成しているおかげで、コーティングされたカラメルのような甘さがあり、どこか、アルマニャックを思わせるギラっとした、艶のある滑らかさを感じます。(12月2日に味見しました!。ふくよかで、ふくらみのある「乾いた甘さ」あって、とても上品で、ガトー ショコラと最高に相性がいいです)(1月14日に味見しました。徐々に、ランシオ香のような複雑な旨みと、溶けたトーニーポートのような甘さが出て来て、やはりポテンシャルがあるなと・・・)◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) (ドメーヌ ガヌヴァ) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●キンタ ド サント エフューミア トーニー ポート 40年 60ミリ¥2800(¥1400) ポルトガル産です。ほとんど知らない蔵でしたが、実際に味見をしてみて、クラシックなポートらしい味わいで、まだまだ味わいが「詰まっている」ように思います。溶けた、トーニーらしい旨みがたっぷりの味わいとは違って、果汁の濃さ、凝縮した甘さを直接感じます。ただし、まだ開けたての段階で、これからどう変化していくか、じっくり味見して試していきたいと思います。 ●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン◎ブランディーズ社 セルシアル 1940 50ミリ・・・¥8800(¥4400) ポルトガル・マディラ島のワインです(サッカーのクリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインは、やはり長い年月熟成したものに限ります。この会社のものは、1年半前に1920年のものを出していました。1940年という年は、すごく良い年みたいで、マイケル・ブロードベントおじいちゃんは、4つ★をつけています。マディラワインの真髄は、やはり、爆発的なブーケと、ジワジワと、奥行きが見えないほど複雑で、広がるような途方もない味わいではないでしょうか。(11月15日に味見しました。2年ぶりに味見しましたが、やはり、伸びやかな酸と、深く、轟くようなコクのある甘さが「溶けて」いて、最高です。開けてから、酸素と触れ合い、どんどん複雑さが増していくでしょう)(12月31日に味見しました!。まだまだ残量がたっぷりあって、ほんの少し、開けたてよりも変化が見られます。ふわーっと舞いあがる香りの中に、徐々に、蜜のように甘くなってきていて、空気の希薄感から、徐々に蜜のような甘さが出始めています)★おすすめブランデー ◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎タリスカー 1973 ダグラスレイン社 オールドモルトカスク 2001年ごろ瓶詰め 50%VOL 30ミリ¥2800(18ミリ¥1400) スコットランド、スカイ島です。タリスカーは、爆発的に口の中に拡がるピート香が 特徴です。ただし、ここに瓶詰されたものはかなり違います。麦芽の拡がる複雑さ があって、シェリー樽でもない自然な触感。ただし、余韻に残る微妙なニュアンスの 奥行きは、やはりただものではありません。タリスカーは、常に強烈なピート香として とらえられがちですが、これは、タリスカーというウイスキーが、いかに複雑で、上品 なニュアンスを持っているかを、証明しています。エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.15
水曜日の、白ワイン・シャンパンのリストです。★ビール◎ホフブロイ ヘーフェ ヴァイツェン 1本(330ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。小麦50%、大麦50%ずつ使っていて、キメが細かく、そして、大麦のざっくりした香ばしさとあいまって本当に上品な味わいで、まさに一杯目にふさわしいビールだと思います。「ふわふわ」の触感の中にもどこかドイツらしい、古典的な落ち着きが感じられ、試してみる価値が十分にあります。◎フランツィスカーナー ヘーフェ ヴァイスビア 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これも、小麦50%、大麦50%を使っています。酵母の香りが強くて、まるで、上品なトロピカルフルーツのような鮮やかな香りがあります。そして、触感は、やはりふんわり滑らかで、一つ一つの粒子が細かくて、とても上品です。まさに、現代的なビールの結晶ではないでしょうか。◎シュパーテン ”オプティメーター” 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これはドッペル・ボック(ダブル・ボック)と言われる、濃厚なビールで、アルコール度数も7.2%と、かなり強い味わいです。しかし、フレッシュな酸味と、麦汁のジューシーさがあるので、思ったほど「重く」感じません。むしろ、この重厚なコクや甘さが、自然に喉に滑り込んでくるのです。こういう「本格派」のビールは、もっと知られていいはずで、一度でも味わってみる価値があります。 120ミリ(70ミリ)★シャンパン〇オブリ エ フィス プルミエクリュ ブリュット NV ¥2400(¥1200)★白ワイン◎サン ヴェラン テール ノワール 2009(ドメーヌ デュー ロッシュ) ¥1800(¥900)仏・ブルゴーニュ地方です。この「ドゥー ロッシュ家」のワインは、昔からずっと仕入れたかったワインでした。果実味の凝縮感が素晴らしく、そのポテンシャルを綺麗に発揮している、優れた生産者だからです。この2008年ものは、「テール ノワール」(黒い土壌)の名の如く、土の養分をしっかり感じ、厚みのあるコクがあって「黒い味わい」がするほど濃密なのです。サン・ヴェランという地域から、ここまでやるか!、とびっくるするほどの完成度の高さです。これは、エレヴァージュのハウスワインに決定!です。◎ヴーヴレー エポール ジュテ ブラン 2011(キャスリーヌ エ ブルトン家) ¥1600(¥800) 仏・ロワール地方です。こういう、爽やかな白ワインを、ずっと探していました!。ロワールこそ、こういうワインがあるのではとずっと思っていまして、これを飲んだ時に、これだ!と感じて、すかさず仕入れました。シュナン・ブラン種の個性は、まさにこういうワインのためにあるのではないでしょうか。颯爽としていながらも、ふくよかさと優しさに包まれて。 ◎リースリング グランクリュ フランクシュタイン 2011 (ドメーヌ メルシオル) ¥1800(¥900) 仏・アルザス地方です。先日参加した試飲会で、驚くほど鮮やかで、ふっくらした切れ味のあるワインで、「これだ!、こういうワインを求めたいたんだ」と感動していました。アルザスらしいドーン!という骨太のリースリングなのに、余計な辛さや、エステル臭さがほとんどなく、あくまでも清らかで、飲んだ後に心地よさが駆け抜けるのです。こんなに自然な味わいで、いいんでしょうか、と言いたくなるほど体液に素直に染み込んできます。★ルイ ジャド社の自社畑(ドメーヌ ガジェイ)○サヴィニー レ ボーヌ オー ゲット 2002年 ¥2800(¥1400) 仏・ブルゴーニュ地方です。ジャド社の自社畑(ドメーヌ)ものは、やはり格が違います。常に凝縮度が高く、葡萄の生命力が弾けるように、とても「鮮やか」なのです。このワインはまだ飲んでいないのですが、2002年というミネラルの綺麗なヴィンテージを考えると、たぶん美味しいのではないかと、期待しています。実際に味見したら、なんと、ここまで素晴らしいとは、思いませんでした・・・。ミネラルの粒子が、キラキラと輝き、サヴィニー村らしい、「小気味良さ」が出ていて、極めて完成度の高い味わいだったのです!。正直言って、感動しています。ここまで素晴らしいとは・・・。一番・ショート井端という感じ・・・意味不明。◎ピュリニー モンラッシェ スー ル ピュイ 2010年 (ルイ ラトゥール社) ¥3800(¥1900)◎ピュリニー モンラッシェ レ ピュセル 2011年 (ドメーヌ アンリ ボワイヨ) ¥4200(¥2100) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、アンリ・ボワイヨのワインを、ハウスワインとして置いています。今回は、3か月ぶりに2011年ものを開けました!。発売当初は、細くて、ミネラルと酸味が尖りすぎていて、正直言って物足りない味わいでした。しかし、多くのブルゴーニュの白ワインと同じく、引き締まったボディの中から、酸味が落ち着いて、徐々にふくらみがでてきました。実際に、2010年ほどふくよかで、良いヴィンテージではないのですが、2007年に似ている、ピュリニー村の良さが出やすい、良質のワインが生まれるヴィンテージではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889
2014.01.08
水曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎めったに手に入らない、獺祭の「槽場汲み」 メニューに載せました!。普通の、ただクリアーなだけの 獺祭とは全く違う、濃密で、清らかな味わいは見事です。ところで・・・、エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、そして、何度も何度も試飲し、日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるようにしています。 やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン湧いてくるのです。日本酒をたくさん飲んでいる方でも、エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。 120ミリ(70ミリ)○天青 純米吟醸 千峰 生酒(2012 BY) ¥1200(¥600)〇残草蓬莱 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒(H24BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。この蔵は、ブルゴーニュの最も強烈なワイン、ソゼ家のシュヴァリエ・モンラッシェや、バタールモンラッシェに非常に良く似ています。強烈なミネラルの鮮やかさが弾け飛び、口に含むと、その重厚な豊かさにただただ圧倒されるのです。おそらく、日本酒の中でも、最も厚みのある日本酒の一つではないでしょうか。口に含んだ時のヴォリューム感、甘さと酸味が鮮やかな上品さも備わっていて、日本酒やワインという範疇を超えた、非常に完成度の高い「お酒」だと思います。◎相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 限定品(2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。今まで、エレヴァージュでは、この蔵のお酒を置くことがありません でした。というのは、どこかエグミがあって、なかなかとっつきにくいイメージがあったから です。しかし、きちんと仕入れて、5度の冷蔵庫の中で3か月ほど熟成させると、その 癖の強い味わいの中から、輝くようなミネラルの強さや、コクのあるパワーがグングン 出てきているではないですか!。これは、本当にパワフルで、美山錦の緑のニュアンス をしっかり伝えている、素晴らしい日本酒だと思います。◎獺祭 純米大吟醸 槽場直詰め 無ろ過生原酒(2013 BY)¥1300(¥700) 山口県産です。獺祭というと、ただクリアーで、すっきりした味わいの、個性のないお酒と想像 されるかもしれません。特に、最近どんどん個性的で、複雑な味わいを持った蔵が増えて、お客 さんも、ワインの複雑さに慣れてしまっているため、なおさらそう思うかもしれません。しかし、 この槽場直詰めは、獺祭の真の力が出ていると思います。正直言いまして、感動しました。 とてもクリアーな味わいの中に、ミネラルの細かい粒子が輝き、余韻までとてつもない上品さ で抜けていく・・・。純粋なのに、決して軟弱ではありません。シャンボール・ミュジニー村の、 「アムルーズ畑」のワインのように、その芯の強い輝きは、なかなか出せるものではありません。 獺祭が、ここまでやるのか!と、きっと驚かれるのではないでしょうか。 (今年の秋も、この「槽場汲み」が入荷しました!。普通の獺祭と全く違います。獺祭の クリアーなだけという軟弱なイメージを、完全に覆す、濃密な逸品です)◎鍋島 純米吟醸 ”愛山” (2012 BY) ¥1300(¥700) 佐賀県産です。鍋島さんのお酒は、あまりにも人気があるため、なかなか仕入れることができません。しか~し、今回は頼み込んで、なんとか仕入れることができました!。愛山というお米から、こんなに綺麗な酸味が出てくるなんて本当に驚きで、こんなに上品でいいのでしょうか!。今は綺麗な部分が前面に出ていますが、これから、ゆっくり売っていく過程で、愛山らしい、ココアのような甘さが、少しずつ出てくるのではないかと期待しています。これは、ゆっくり味わっていきたいと思います。◎昇龍蓬莱 特別純米 槽場直詰め 無濾過生原酒 生酛仕込み 特別限定酒 ~初号機~ (2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。この蔵は、鮮烈で、まるでドメーヌ ドーヴネー(ルロワさんの 個人所有の畑)の白ワインのように、ミネラルの光彩が飛び散るように弾けます。 豊かで、溢れんばかりにジューシーなのに、甘ったるくない上品な酸味が本当に 綺麗で、醸造酒として本当に完成度の高いものを作ります。さて、この生酛作り は、この蔵が初めて手掛ける作品で、ここまで深い旨みを表現できるのか!と、 驚くほど複雑で、広がりがあります・・・。さて、開けて2か月が経ち、ようやく美味 しくなり始めて、これから、どんどんうまみが出てくるのが楽しみです。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 山田錦 無ろ過生原酒(2012 BY) ¥1500(¥800) 神奈川県産です。この蔵は、本当に凄まじい凝縮度を持つ日本酒を作っていて、 いつも、目の覚めるような鮮やかさを持っています。ワインで言えば、ドメーヌ・ ドーヴネに近いのではないでしょうか。実際にこの純米大吟醸は、味見するのは 初めてだったのですが、深く、鮮烈で、そして奥行きがある・・・。本当に醸造酒と して、ここまで完成度の高いものは、なかなかないのではと思います。素晴らしい。◎王禄 "丈径" 純米吟醸 直汲み 無濾過生原酒(2010 BY) ¥1300(¥700) 島根県産です。日本酒の中でも、最も重厚で、迫力のあるお酒ではないでしょうか。 口の中に含んだ時のヴォリューム、弾けるようなコクは、ブルゴーニュで言えば「シャ ンベルタン」に匹敵するような気がします。昔から、ずっと仕入れたいと思っていたお酒で、 去年からようやくリストに載せることができました。余韻にかけての存在感には脱帽です・・・。以上です。では、2ページ目に続きます・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.08
水曜日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎黒龍「石田屋」「二左衛門」、 梵の「超吟」、一気にリストに載せています!。 今年は、信じられない話ですが、 開けてすぐに美味しく、清らかな優しさと、 自然な甘さが綺麗に溶け合っています!。 去年は、10度の温度で石田屋などを保管していましたが、 今回は7度の環境で保存して、出しています。 (少し低めの方が、今年の良さを引き出せるので・・・)◎鍋島 純米大吟醸 ”愛山(2012BY) ¥2000(¥1000) 佐賀県産です。鍋島の日本酒は、人気が凄まじいために、ほとんど手に入れることが出来ません。そんな中でも、この純米大吟醸の”愛山”を手に入れたことはほとんど奇跡と言ってもよいかもしれません。さて、実際に味わってみると、愛山というお米から、ここまで多彩な表情を引き出すことができるのかと、驚きました。本来は、開けたての堅さの奥から、カカオのような茶色系の甘さが出てくるのが、愛山の個性だと思うのですが、鍋島のお酒は、より懐の深い、柔らかい丸いボディの中に、いろんな表情が隠れていて、お酒として、本当に次元の高い味わいではないでしょうか。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華”(2012BY) ¥2000(¥1000) 静岡県産です。磯自慢を飲むたびに、あぁ、やっぱり静岡は綺麗な水を引いているのだなと思います。清らかで、ピュアで、あくまでも柔らかいのに、清涼感に溢れている・・・。静岡の酒と、福井のお酒に似たような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。どちらも、清らかさに溢れていて、水が柔らかいのに、ひんやりして心地よいのです。そして、この磯自慢は、大吟醸らしい(純米大吟醸ではないという意味)芯の強さがあって、見事なバランスを保っています。「純米でなければ・・・」という一昔前の日本酒ファンもいるのはわかりますが、こういうバランスなどを考え抜かれた上で、アルコールが足されると、こんなに綺麗なお酒になるのかと、脱帽です。◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2012BY) ¥3200(¥1600)石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているのでしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2012 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。いつも、エレヴァージュではこの田酒の山廃を置いています。今回は、年代違いということで、2012年醸造のものをリストに載せました。これは、5か月前に仕入れて、美味しくなるまでずっと待ってから、美味しくなったと判断したので、ようやくリストに載せました!。まだまだ若々しいですが、田酒らしい、深みのある旨みが出始めています。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2011 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、なかなか本来のポテンシャルを味わうことが難しいのです。抜栓して、最初の段階では、苦味が強くて、なかなか好ましい味わいではありませんでした。そして、5度の冷蔵庫に入れて、ずっと放置(プレイ!)しておきました。そうして9か月が経ち、7月の末に久しぶりに飲んだところ、美味しくなっているではありませんか。味わいが、とても重層的で、虹のように多彩な表情が織り込まれて、本当に素晴らしいのです。ぜひ、騙された と思って。山廃から想像する野暮ったさは、全然感じられません。◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2012BY) ¥3600(¥1800)富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えているのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無濾過(2011 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒「亀」(2012 BY) ¥4800(2400) 静岡県産です。静岡らしい水の清らかさ、柔らかく自然な触感が素晴らしいのです。そして、ただ柔らかいだけではなく、その中に芯の通った、硬質な美しさが潜んでいるのです・・・。日本酒の表現で「辛口」という拙い表現がありますが、どういう味わいなのか、その色彩はなんなのか、こういう味わいもあるのだな・・・と、感動します。◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2010 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。 精米歩合の低い純米大吟醸は、ただピュアで、純粋で香りの立ちがいいものが非常に多く、正直言いまして、飽き飽きしています(いわば、観評会用というものです)。なぜな ら、それらは個性がなく、ただ薄くて、綺麗なだけのお酒が多いからです。そのピュアな 中にも、どれだけの個性、主張があるかが、その蔵の本質ではないでしょうか。この梵 は、これだけ綺麗なのに、しっかりとした存在感がある・・・。これこそ、「福井産」の、 純米大吟醸の極致なのではないでしょうか。「石田屋、石田屋」と言っている人へ、この お酒を無理矢理飲ませたい・・・(魔性のスリーパーをかけながら・・・)。◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2013 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2010 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。★燗酒(ぬる燗・・・44℃ぐらい)◎満寿泉 純米生 無ろ過生酒(2011 BY) 180ミリ¥1500(90ミリ¥800) 富山県産です。満寿泉は、本来は「骨太」な味わいなため、こういう『燗酒』もとても向いていると思います。言葉を返せば、熱を加えることによって、ズドーン!というコク、豊かなボディが、湧きだすように出てくるのです。実際に、カカオのような甘さを含んだ重厚感は、もう、たまりません・・・。◎亀齢 辛口純米 八拾 (2009BY) 180ミリ¥1500(90ミリ¥800) 広島県産です。香川の悦凱陣を辞めた杜氏さんが移籍して、これを作っています。80%精米という、信じられないくらいやわらかく、綺麗な味わいで、骨太なのに、青さが少ない見事なヴォリューム感を備えています。お燗のすると、そのふくよかさと、柔らかさが一層出てきて、包み込むように柔らかくなります。◎秋鹿 山廃 純米 無ろ過生原酒 7号酵母 山田錦 H23BY 180ミリ¥1800(90ミリ¥900) 大阪府産です。これは、骨太の「辛口」のお酒で、余韻にかけてズドーンと、真っ直ぐ抜けていく豊かさ、力強さは素晴らしいのです。お燗にすると、そのパワーのある太さが一層引き出され、見事としか言いようがありません。これは、まさに燗酒向きで、10度ぐらいで味見すると辛すぎて、正直言って美味しいとは言えないですから・・・。原酒のパワーが、お燗によって、ようやく引き出される、本当にポテンシャルの大きいお酒だと思います。 ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.08
では、水曜日のリストです。 120ミリ(70ミリ)●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)◎ジュブレイ シャンベルタン V.V. 2011年 (マルク ロワ家) ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。この人は、アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテに継いで、最も優れた生産者の一人になるに違いありません。何よりも、葡萄の質、それに尽きます。葡萄の一粒一粒が、口の中で破砕された瞬間のように、その新鮮さが口の中で弾け飛ぶのです。その強烈な印象は、ドニ・モルテさんや、アンリ・ジャイエさんのワインを飲んだ時と、同じくらいの感動があります。まるで、花火が炸裂したかのように、ミネラル感が強烈で、余韻が途方もなく長い・・・。この「閃光」の ような鮮やかさこそ、フランスワインの真髄ではないでしょうか。ただ丸くで、柔らかく、水みたいなワインだけが良いワインの条件ではありません(日本人は、文化的に、丸くて、調和の取れたワインを好む傾向があるので・・・)。★ブシャール社の自社畑(ドメーヌもの)●ヴォルネイ カイユレ アンシエンヌ キュヴェ カルノ 2010年 ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、2004年をハウスワインとして、50本ぐらい仕入れて、ずっと売っていました。さて、2010年ものは、どのどのようになっているか、早速味見してみました。やはり2010年は、素晴らしいですね・・・。タンニンと酸味が「ツルン」と滑らかで、全てにおいて寄り添っていて、熟成が若いのに、今でも信じられないぐらい美味しいのです・・・。2010年が、こんなに美味しいなんて、もっと早く気付けばよかったです・・・。◎マウント エデン カベルネソーヴィニオン エステート 2009 ¥3800(¥1900) カリフォルニア・サンタンクルーズマウンテン地区です。暑いナパに比べて冷涼で、酸味のツーンとした新鮮さがあるため、ナパのようにボテっとした下品な味わいにならず、気高さを持ったワインに仕上がります。いわば、ボルドーの重厚さと、ブルゴーニュの繊細さを併せ持ったワインと言えるのではないでしょうか。豊かで、口の隅々までジューシーな満足感で満たしてくれて、かつ、葡萄らしい自然さを感じる・・・。素晴らしいカリフォルニアワインだと思います●シャトー バタイイ 2003年 ¥4000(¥2000)仏・ボルドー地方です。エレヴァージュでは、ボルドーをグラスワインでなかなか出すことがありません。その理由は、飲み頃がとても難しく、中途半端に熟成したものは、果実味の甘さが少なく、渋みが強くなってしまい「寝ている」状態だからです。しかし、十分に熟成したもので、美味しさが出始めているもの、そして、熟成の初期の段階で、果実味の甘さ、重厚感を堪能できるもの、に関しては、グラスワインで躊躇なく載せています。 このバタイイは、まさに後者で、2003年らしい重厚な豊かさ、そして、渋みが柔らかいため、今飲んでも十二分に美味しさを味わうことができるのです。バタイイらしいふくよかさ、懐の広さも、この美味しさに十分に貢献しています。★ルイ ジャド社●ヴォルネイ クロ ド ラ バール1993年 ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。このワインは、8年ぶりに飲みます。ジャド社の単独所有畑(モノポール)で、ヴォルネイらしい柔らかさの奥から、黒いベリー系の果実のコク、豊かな甘さがどんどん湧いてきます。1993年らしい熟したタンニンがもたらす、カカオのような香ばしさ、ふくよかなコクが熟成によって融合して、自然な迫力を生み出しています。●シャトー デュアール ミロン ロートシルト 1978年 70ミリ¥2800 仏・ボルドー地方です。1978年というヴィンテージは、酸味の質が非常に高く、タンニンが控えめなので、驚くほど若々しく、活き活きした果実味です。まるで、ブルゴーニュの上品な特級畑のワインのようで、若々しくて、自然で、綺麗な甘さが本当に心地良いのです。(月曜日に開けて、味見しました!。これはもう「ラフィット」にとても良く似ています。控えめで、内向的で、湿った森の中を歩いているような感覚。多くのワイン評論家がラフィットのことを、そういう風に表現するのもわかるような気がします。そして、酸味が本当に綺麗で、これから、どんどん甘さが出てくるでしょう。楽しみです)●シャトー ランシュ バージュ 1975年 50ミリ¥3800 仏・ボルドー地方です。1975年というヴィンテージは、5~6年前までは、タンニンが強く、そのわりには、内部(コア)の果実味がスカスカで、正直言ってバランスの悪い味わいでした。しかし、最近は、タンニンが柔らかくなって、果実味の内部の肉付きの豊かさが出てきて、とてもバランスが良くなっています!。ランシュ・バージュは十分に熟成を重ねると、解き放たれた爆発的なブーケが凄まじく、そして、深く拡がりのある複雑さが、もうたまりません・・・。★ギガル社●コート ロティ 1976年 50ミリ→¥3800 仏・ローヌ地方です。ギガル社の熟成したコート・ロティは、特別です。タンニンがほぐれ、シラー種の厳しい酸味が和らぎ、隠されていた、ふり幅の大きい果実味の拡がりが桁外れで、この熟成した甘さがもう、たまりません・・・。ローヌワインは、本当に長い年月熟成する能力があり、この深い味わいを知ってしまったら、もう、止められません・・・。1976年は、葡萄の果実の丸さ、甘さを全面に感じる、素晴らしいヴィンテージです。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2014.01.08
では、水曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎待望の、プリュム家の、 「金キャップ」(ゴールドカプセル・競売会用)が入荷しています。 艶やかな酸味の輝き、溶けるような甘さは特別です。◎ヴァインバック社のSGN(セレクション ド グラン ノーブル)が入荷しています。 硬質なアルザスらしさが素晴らしいのです。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ カビネット 2009年(ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100)独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さをワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけながら、元気ですか!)。◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。○シャトー ディケム 1998年 60ミリ¥5800(30ミリ¥2900) 仏・ボルドー、ソーテルヌ地方です。世界最高峰の貴腐ワインと、言われます。こんなに若いディケムをリストに載せるのは、とても久しぶりです。実際に味見をしてみると、まだ熟成が若いせいか、ピーン!と張り詰めた酸味がとても鮮やかで、その背後から、トロっとふくよかな丸い蜜のような甘さが湧いてきます。この懐の深い奥行き、そして、一見単調に見えながら、その奥に、様々な土壌が入り混じった複雑さを感じるのがディケムの真髄で、その凄さが若い段階でも十分感じられます。素晴らしいです。○ゲヴルツトラミネール グランクリュ フルシュテンタム セレクション ド グラン ノーブル 2002年(ハーフボトル) (ヴァインバック家) 50ミリ¥6800(25ミリ¥3400) 仏・アルザス地方です。ヴァインバック家は「古典的な」リースリングの骨太スタイルと、近代的な「艶やかな」蜜のような輝きのある甘さが、見事に融合しています。キューン!という、甘さと酸味がキレイに溶け込んだツルンという触感がもう官能的で、一度味わってしまうと忘れられません。ドイツと違うアルザスのゲヴルツトラミネールの個性は、やっぱり、引き締まった、硬質の強さ。その真髄を、思う存分堪能できます。(12月11日に開けて、味見しました!。キューンという研ぎ澄まされた酸味の輝きが、途方もなく上品で、自然な蜜のような甘さと溶け合って、最高の、デザートワインではないでしょうか)〇ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ”ゴールドカプセル” 2005年 (ヨハン ヨゼフ プリュム家) 60ミリ¥4800(30ミリ¥2400) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。★長期熟成した日本酒。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.08
では、水曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)◎キンタ ド サント ド エフューミア、 トーニーの40年もの、一度はブショネでしたが、 もう一度仕入れました。まだ開けたてで、味見をした段階で、 これから、どんどん開いていくのが楽しみです。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎バニュルス アル トラゴ ランシオ トレ ヴュー 1983 (ヴィアル マニュレス) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・南西部地方です。黒っぽいカカオのような香りの中に、フランス南部の、乾いた空気を想像させるような上品さ、アクのない自然な甘さが漂うようです。30年ほど熟成しているおかげで、コーティングされたカラメルのような甘さがあり、どこか、アルマニャックを思わせるギラっとした、艶のある滑らかさを感じます。(12月2日に味見しました!。ふくよかで、ふくらみのある「乾いた甘さ」あって、とても上品で、ガトー ショコラと最高に相性がいいです)◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) (ドメーヌ ガヌヴァ) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●キンタ ド サント エフューミア トーニー ポート 40年 60ミリ¥2800(¥1400) ポルトガル産です。ほとんど知らない蔵でしたが、実際に味見をしてみて、クラシックなポートらしい味わいで、まだまだ味わいが「詰まっている」ように思います。溶けた、トーニーらしい旨みがたっぷりの味わいとは違って、果汁の濃さ、凝縮した甘さを直接感じます。ただし、まだ開けたての段階で、これからどう変化していくか、じっくり味見して試していきたいと思います。 ●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン◎ブランディーズ社 セルシアル 1940 50ミリ・・・¥8800(¥4400) ポルトガル・マディラ島のワインです(サッカーのクリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインは、やはり長い年月熟成したものに限ります。この会社のものは、1年半前に1920年のものを出していました。1940年という年は、すごく良い年みたいで、マイケル・ブロードベントおじいちゃんは、4つ★をつけています。マディラワインの真髄は、やはり、爆発的なブーケと、ジワジワと、奥行きが見えないほど複雑で、広がるような途方もない味わいではないでしょうか。(11月15日に味見しました。2年ぶりに味見しましたが、やはり、伸びやかな酸と、深く、轟くようなコクのある甘さが「溶けて」いて、最高です。開けてから、酸素と触れ合い、どんどん複雑さが増していくでしょう)(12月31日に味見しました!。まだまだ残量がたっぷりあって、ほんの少し、開けたてよりも変化が見られます。ふわーっと舞いあがる香りの中に、徐々に、蜜のように甘くなってきていて、空気の希薄感から、徐々に蜜のような甘さが出始めています)★おすすめブランデー ◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎タリスカー 1973 ダグラスレイン社 オールドモルトカスク 2001年ごろ瓶詰め 50%VOL 30ミリ¥2800(18ミリ¥1400) スコットランド、スカイ島です。タリスカーは、爆発的に口の中に拡がるピート香が 特徴です。ただし、ここに瓶詰されたものはかなり違います。麦芽の拡がる複雑さ があって、シェリー樽でもない自然な触感。ただし、余韻に残る微妙なニュアンスの 奥行きは、やはりただものではありません。タリスカーは、常に強烈なピート香として とらえられがちですが、これは、タリスカーというウイスキーが、いかに複雑で、上品 なニュアンスを持っているかを、証明しています。エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.08
では、火曜日のリストです。 120ミリ(70ミリ)●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)◎ジュブレイ シャンベルタン V.V. 2011年 (マルク ロワ家) ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。この人は、アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテに継いで、最も優れた生産者の一人になるに違いありません。何よりも、葡萄の質、それに尽きます。葡萄の一粒一粒が、口の中で破砕された瞬間のように、その新鮮さが口の中で弾け飛ぶのです。その強烈な印象は、ドニ・モルテさんや、アンリ・ジャイエさんのワインを飲んだ時と、同じくらいの感動があります。まるで、花火が炸裂したかのように、ミネラル感が強烈で、余韻が途方もなく長い・・・。この「閃光」の ような鮮やかさこそ、フランスワインの真髄ではないでしょうか。ただ丸くで、柔らかく、水みたいなワインだけが良いワインの条件ではありません(日本人は、文化的に、丸くて、調和の取れたワインを好む傾向があるので・・・)。★ブシャール社の自社畑(ドメーヌもの)●ヴォルネイ カイユレ アンシエンヌ キュヴェ カルノ 2010年 ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、2004年をハウスワインとして、50本ぐらい仕入れて、ずっと売っていました。さて、2010年ものは、どのどのようになっているか、早速味見してみました。やはり2010年は、素晴らしいですね・・・。タンニンと酸味が「ツルン」と滑らかで、全てにおいて寄り添っていて、熟成が若いのに、今でも信じられないぐらい美味しいのです・・・。2010年が、こんなに美味しいなんて、もっと早く気付けばよかったです・・・。◎マウント エデン カベルネソーヴィニオン エステート 2009 ¥3800(¥1900) カリフォルニア・サンタンクルーズマウンテン地区です。暑いナパに比べて冷涼で、酸味のツーンとした新鮮さがあるため、ナパのようにボテっとした下品な味わいにならず、気高さを持ったワインに仕上がります。いわば、ボルドーの重厚さと、ブルゴーニュの繊細さを併せ持ったワインと言えるのではないでしょうか。豊かで、口の隅々までジューシーな満足感で満たしてくれて、かつ、葡萄らしい自然さを感じる・・・。素晴らしいカリフォルニアワインだと思います●シャトー バタイイ 2003年 ¥4000(¥2000)仏・ボルドー地方です。エレヴァージュでは、ボルドーをグラスワインでなかなか出すことがありません。その理由は、飲み頃がとても難しく、中途半端に熟成したものは、果実味の甘さが少なく、渋みが強くなってしまい「寝ている」状態だからです。しかし、十分に熟成したもので、美味しさが出始めているもの、そして、熟成の初期の段階で、果実味の甘さ、重厚感を堪能できるもの、に関しては、グラスワインで躊躇なく載せています。 このバタイイは、まさに後者で、2003年らしい重厚な豊かさ、そして、渋みが柔らかいため、今飲んでも十二分に美味しさを味わうことができるのです。バタイイらしいふくよかさ、懐の広さも、この美味しさに十分に貢献しています。★ルイ ジャド社●ヴォルネイ クロ ド ラ バール1993年 ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。このワインは、8年ぶりに飲みます。ジャド社の単独所有畑(モノポール)で、ヴォルネイらしい柔らかさの奥から、黒いベリー系の果実のコク、豊かな甘さがどんどん湧いてきます。1993年らしい熟したタンニンがもたらす、カカオのような香ばしさ、ふくよかなコクが熟成によって融合して、自然な迫力を生み出しています。★ポール ジャブレ家●エルミタージュ ラ シャペル 1992年 ¥6600(¥3300) 仏・ローヌ地方です。この「シャペル」の畑は、フランスの偉大なワインのTOP10に数えられるほど、ポテンシャルの高い畑で、ギューンというミネラルの輝き、カルシウムや石灰を含んだようなこの清涼感と、葡萄が極端に熟した甘さと酸味のメリハリがとてつもなく大きく、極めてスケールの大きい、赤ワインを生み出します。1992年は、タンニンが柔らかく、いつもなら詰まりすぎた果実味が「開いて」いて、ブーケの複雑さとともに、極めて完成度の高い味わいとなっています。とても、感動しました。●シャトー デュアール ミロン ロートシルト 1978年 70ミリ¥2800 仏・ボルドー地方です。1978年というヴィンテージは、酸味の質が非常に高く、タンニンが控えめなので、驚くほど若々しく、活き活きした果実味です。まるで、ブルゴーニュの上品な特級畑のワインのようで、若々しくて、自然で、綺麗な甘さが本当に心地良いのです。(月曜日に開けて、味見しました!。これはもう「ラフィット」にとても良く似ています。控えめで、内向的で、湿った森の中を歩いているような感覚。多くのワイン評論家がラフィットのことを、そういう風に表現するのもわかるような気がします。そして、酸味が本当に綺麗で、これから、どんどん甘さが出てくるでしょう。楽しみです)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2014.01.07
では、火曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎待望の、プリュム家の、 「金キャップ」(ゴールドカプセル・競売会用)が入荷しています。 艶やかな酸味の輝き、溶けるような甘さは特別です。◎ヴァインバック社のSGN(セレクション ド グラン ノーブル)が入荷しています。 硬質なアルザスらしさが素晴らしいのです。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ カビネット 2009年(ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100)独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さをワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけながら、元気ですか!)。◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。○シャトー ディケム 1998年 60ミリ¥5800(30ミリ¥2900) 仏・ボルドー、ソーテルヌ地方です。世界最高峰の貴腐ワインと、言われます。こんなに若いディケムをリストに載せるのは、とても久しぶりです。実際に味見をしてみると、まだ熟成が若いせいか、ピーン!と張り詰めた酸味がとても鮮やかで、その背後から、トロっとふくよかな丸い蜜のような甘さが湧いてきます。この懐の深い奥行き、そして、一見単調に見えながら、その奥に、様々な土壌が入り混じった複雑さを感じるのがディケムの真髄で、その凄さが若い段階でも十分感じられます。素晴らしいです。○ゲヴルツトラミネール グランクリュ フルシュテンタム セレクション ド グラン ノーブル 2002年(ハーフボトル) (ヴァインバック家) 50ミリ¥6800(25ミリ¥3400) 仏・アルザス地方です。ヴァインバック家は「古典的な」リースリングの骨太スタイルと、近代的な「艶やかな」蜜のような輝きのある甘さが、見事に融合しています。キューン!という、甘さと酸味がキレイに溶け込んだツルンという触感がもう官能的で、一度味わってしまうと忘れられません。ドイツと違うアルザスのゲヴルツトラミネールの個性は、やっぱり、引き締まった、硬質の強さ。その真髄を、思う存分堪能できます。(12月11日に開けて、味見しました!。キューンという研ぎ澄まされた酸味の輝きが、途方もなく上品で、自然な蜜のような甘さと溶け合って、最高の、デザートワインではないでしょうか)〇ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ”ゴールドカプセル” 2005年 (ヨハン ヨゼフ プリュム家) 60ミリ¥4800(30ミリ¥2400) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。★長期熟成した日本酒。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.07
では、火曜日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)◎キンタ ド サント ド エフューミア、 トーニーの40年もの、一度はブショネでしたが、 もう一度仕入れました。まだ開けたてで、味見をした段階で、 これから、どんどん開いていくのが楽しみです。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎バニュルス アル トラゴ ランシオ トレ ヴュー 1983 (ヴィアル マニュレス) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・南西部地方です。黒っぽいカカオのような香りの中に、フランス南部の、乾いた空気を想像させるような上品さ、アクのない自然な甘さが漂うようです。30年ほど熟成しているおかげで、コーティングされたカラメルのような甘さがあり、どこか、アルマニャックを思わせるギラっとした、艶のある滑らかさを感じます。(12月2日に味見しました!。ふくよかで、ふくらみのある「乾いた甘さ」あって、とても上品で、ガトー ショコラと最高に相性がいいです)◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) (ドメーヌ ガヌヴァ) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●キンタ ド サント エフューミア トーニー ポート 40年 60ミリ¥2800(¥1400) ポルトガル産です。ほとんど知らない蔵でしたが、実際に味見をしてみて、クラシックなポートらしい味わいで、まだまだ味わいが「詰まっている」ように思います。溶けた、トーニーらしい旨みがたっぷりの味わいとは違って、果汁の濃さ、凝縮した甘さを直接感じます。ただし、まだ開けたての段階で、これからどう変化していくか、じっくり味見して試していきたいと思います。 ●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン◎ブランディーズ社 セルシアル 1940 50ミリ・・・¥8800(¥4400) ポルトガル・マディラ島のワインです(サッカーのクリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインは、やはり長い年月熟成したものに限ります。この会社のものは、1年半前に1920年のものを出していました。1940年という年は、すごく良い年みたいで、マイケル・ブロードベントおじいちゃんは、4つ★をつけています。マディラワインの真髄は、やはり、爆発的なブーケと、ジワジワと、奥行きが見えないほど複雑で、広がるような途方もない味わいではないでしょうか。(11月15日に味見しました。2年ぶりに味見しましたが、やはり、伸びやかな酸と、深く、轟くようなコクのある甘さが「溶けて」いて、最高です。開けてから、酸素と触れ合い、どんどん複雑さが増していくでしょう)(12月31日に味見しました!。まだまだ残量がたっぷりあって、ほんの少し、開けたてよりも変化が見られます。ふわーっと舞いあがる香りの中に、徐々に、蜜のように甘くなってきていて、空気の希薄感から、徐々に蜜のような甘さが出始めています)★おすすめブランデー ◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎タリスカー 1973 ダグラスレイン社 オールドモルトカスク 2001年ごろ瓶詰め 50%VOL 30ミリ¥2800(18ミリ¥1400) スコットランド、スカイ島です。タリスカーは、爆発的に口の中に拡がるピート香が 特徴です。ただし、ここに瓶詰されたものはかなり違います。麦芽の拡がる複雑さ があって、シェリー樽でもない自然な触感。ただし、余韻に残る微妙なニュアンスの 奥行きは、やはりただものではありません。タリスカーは、常に強烈なピート香として とらえられがちですが、これは、タリスカーというウイスキーが、いかに複雑で、上品 なニュアンスを持っているかを、証明しています。エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.07
では、土曜日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎待望の、プリュム家の、 「金キャップ」(ゴールドカプセル・競売会用)が入荷しています。 艶やかな酸味の輝き、溶けるような甘さは特別です。◎ヴァインバック社のSGN(セレクション ド グラン ノーブル)が入荷しています。 硬質なアルザスらしさが素晴らしいのです。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ カビネット 2009年(ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100)独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さをワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけながら、元気ですか!)。◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。○シャトー ディケム 1998年 60ミリ¥5800(30ミリ¥2900) 仏・ボルドー、ソーテルヌ地方です。世界最高峰の貴腐ワインと、言われます。こんなに若いディケムをリストに載せるのは、とても久しぶりです。実際に味見をしてみると、まだ熟成が若いせいか、ピーン!と張り詰めた酸味がとても鮮やかで、その背後から、トロっとふくよかな丸い蜜のような甘さが湧いてきます。この懐の深い奥行き、そして、一見単調に見えながら、その奥に、様々な土壌が入り混じった複雑さを感じるのがディケムの真髄で、その凄さが若い段階でも十分感じられます。素晴らしいです。○ゲヴルツトラミネール グランクリュ フルシュテンタム セレクション ド グラン ノーブル 2002年(ハーフボトル) (ヴァインバック家) 50ミリ¥6800(25ミリ¥3400) 仏・アルザス地方です。ヴァインバック家は「古典的な」リースリングの骨太スタイルと、近代的な「艶やかな」蜜のような輝きのある甘さが、見事に融合しています。キューン!という、甘さと酸味がキレイに溶け込んだツルンという触感がもう官能的で、一度味わってしまうと忘れられません。ドイツと違うアルザスのゲヴルツトラミネールの個性は、やっぱり、引き締まった、硬質の強さ。その真髄を、思う存分堪能できます。(12月11日に開けて、味見しました!。キューンという研ぎ澄まされた酸味の輝きが、途方もなく上品で、自然な蜜のような甘さと溶け合って、最高の、デザートワインではないでしょうか)〇ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ”ゴールドカプセル” 2005年 (ヨハン ヨゼフ プリュム家) 60ミリ¥4800(30ミリ¥2400) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。★長期熟成した日本酒。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.04
土曜日の食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)◎キンタ ド サント ド エフューミア、 トーニーの40年もの、一度はブショネでしたが、 もう一度仕入れました。まだ開けたてで、味見をした段階で、 これから、どんどん開いていくのが楽しみです。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎バニュルス アル トラゴ ランシオ トレ ヴュー 1983 (ヴィアル マニュレス) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・南西部地方です。黒っぽいカカオのような香りの中に、フランス南部の、乾いた空気を想像させるような上品さ、アクのない自然な甘さが漂うようです。30年ほど熟成しているおかげで、コーティングされたカラメルのような甘さがあり、どこか、アルマニャックを思わせるギラっとした、艶のある滑らかさを感じます。(12月2日に味見しました!。ふくよかで、ふくらみのある「乾いた甘さ」あって、とても上品で、ガトー ショコラと最高に相性がいいです)◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) (ドメーヌ ガヌヴァ) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●キンタ ド サント エフューミア トーニー ポート 40年 60ミリ¥2800(¥1400) ポルトガル産です。ほとんど知らない蔵でしたが、実際に味見をしてみて、クラシックなポートらしい味わいで、まだまだ味わいが「詰まっている」ように思います。溶けた、トーニーらしい旨みがたっぷりの味わいとは違って、果汁の濃さ、凝縮した甘さを直接感じます。ただし、まだ開けたての段階で、これからどう変化していくか、じっくり味見して試していきたいと思います。 ●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン◎ブランディーズ社 セルシアル 1940 50ミリ・・・¥8800(¥4400) ポルトガル・マディラ島のワインです(サッカーのクリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインは、やはり長い年月熟成したものに限ります。この会社のものは、1年半前に1920年のものを出していました。1940年という年は、すごく良い年みたいで、マイケル・ブロードベントおじいちゃんは、4つ★をつけています。マディラワインの真髄は、やはり、爆発的なブーケと、ジワジワと、奥行きが見えないほど複雑で、広がるような途方もない味わいではないでしょうか。(11月15日に味見しました。2年ぶりに味見しましたが、やはり、伸びやかな酸と、深く、轟くようなコクのある甘さが「溶けて」いて、最高です。開けてから、酸素と触れ合い、どんどん複雑さが増していくでしょう)(12月31日に味見しました!。まだまだ残量がたっぷりあって、ほんの少し、開けたてよりも変化が見られます。ふわーっと舞いあがる香りの中に、徐々に、蜜のように甘くなってきていて、空気の希薄感から、徐々に蜜のような甘さが出始めています)★おすすめブランデー ◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎タリスカー 1973 ダグラスレイン社 オールドモルトカスク 2001年ごろ瓶詰め 50%VOL 30ミリ¥2800(18ミリ¥1400) スコットランド、スカイ島です。タリスカーは、爆発的に口の中に拡がるピート香が 特徴です。ただし、ここに瓶詰されたものはかなり違います。麦芽の拡がる複雑さ があって、シェリー樽でもない自然な触感。ただし、余韻に残る微妙なニュアンスの 奥行きは、やはりただものではありません。タリスカーは、常に強烈なピート香として とらえられがちですが、これは、タリスカーというウイスキーが、いかに複雑で、上品 なニュアンスを持っているかを、証明しています。エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.04
夜中にこの文章を打ちながら、外の音に耳を澄ますと、空気が止まっていて、とても、静かです・・・。ところで、改めて、明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いいたします。ところで、今日は通常通りお店を開けています。明日(4日)も、いつも通り、営業して、5日(日曜)は休みます。どうかよいお正月をお過ごし下さい。今日は、9ページ分、グラスワイン、料理のメニューなど、ズドーン!と更新しています。ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2014.01.03
では、1月3日の料理のメニューです。◎ハモン イベリコ ベジョータ 44か月熟成に引き続き、 ハモン セラーノ トレベレス 20か月熟成を、 メニューに載せています!。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎オリーヴ ¥700 (ハーフサイズ・お1人様用)¥400 ~シチリア産の添加物を全く使わない自然な味わい。ソルビン酸など保存料 が入っていないため、「豆を食している」とても素朴な触感です。こういうものこそ、 素材の良さが出ます。◎グリーンサラダ ¥700 (ハーフサイズ・お一人様用)¥400 ~「普通の」グリーンサラダですが、ドレッシングに、オリーヴオイルと、ホワイト バルサミコヴィネガー、コルトン・シャルルマーニュを使っていて、ふんわりした 柔らかい味わいとなっています。★珍しい生ハム、いろいろあります。◎サルシッチャ カラブリア(カラブリア地方の辛いサラミです) ¥900◎ハモン イベリコ ベジョータのチョリソー ¥900 ~なんと、ベジョータからのチョリソーです!。旨みの広がり方が尋常ではありま せん。チョリソーというと、辛いものを想像されるかもしれませんが、これは全く 辛くありません。肉の複雑な旨みがしっかり凝縮して、おつまみとして最高です。◎ハモン セラーノ トレヴェレス 20か月熟成 ¥1800 (ハーフサイズ)¥900 ~スペイン・グラナダのトレヴェレス地区から作られる、白豚の生ハムです。 最近ずっと生ハムの良い仕入先を探していまして、ようやく、辿り着けたよう な気がします。口に含んだ瞬間に、乳酸のようなしっとりした柔らかい触感が あって、驚くほどフレッシュなのです。こういう自然な旨みをぜひ体感してもら いたいと思います。◎ハモン イベリコ ベジョータ 44か月熟成 ¥3600 (ハーフサイズ)¥1800 ~スペイン・グラナダのトレヴェレス地区から作られる生ハムで、ランプの部分だけを スライスして、出します。以前の業者さんから仕入れていたものとは異なり、凝縮し た旨みがガッツリあるもので、ここまで旨みがあるのか!と、驚くばかり・・・。 ★パテ・サラミなど・・・。◎豚肉のリエット(パンがついています) ¥900 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥600 ~自家製です、5時間かけて野菜と共に煮込んだ後に、コリアンダーシード、 フェンネル等で味付けした、豊かで、丸い旨みがあります。◎パテ ド カンパーニュ(豚のパテ)パンがついています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500 ◎パテ ド フォア(レバー ペースト) ~これも、パンがついています。塩加減と、レバーの柔らかさが 絶妙に絡み合っています。 ¥1000 (ハーフサイズ・お一人様用) ¥500◎生ハム・サラミ等盛り合わせ ¥2400 (お一人様用) ¥1200 ~その日の熟成状態のいいものを、優先的に揃えて、組み合わせています。 量が多く、いろいろ楽しめるので、かなりお得です。◎シャルキュトリ盛り合わせ ¥2200 パテ・レバーペースト、サラミ、生ハムにパンが付きます。以前よりもグレードが あがって、かなり食べごたえのある内容となっています。★温かいお料理◎グラタン ドフィノワ(芋、玉ねぎのグラタン) ¥1200◎リヨン(豚肉のグリエ、白トリュフ塩を一緒に) ¥2000 (お一人様用) ¥1600 ~豚肉に、コリアンダー、フェンネルシードなどを挽いたものをまぶして、 オーブンでゆっくり焼いています。最後に白トリュフ塩と、チコリのサラダを添えて。◎仔羊のブレゼ(蒸し煮)、温野菜と一緒に・・・。 ¥2200 (お一人様用・少な目) ¥1600★チーズなど・・・。◎チーズ盛り合わせ ¥1600★日本酒のぬる燗と一緒に。◎カラスミ(伊・サルディーニャ産) (1人前¥500)¥1000・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・では、次のページに続きます・・・。(デザート的なメニューを載せています)ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2014.01.03
1月3日のデザート的なメニューです!。◎自由が丘の「パリ・セヴェイユ」さんから、 ガトー ショコラが品切れで、また入荷します。◎2013年の、 ダージリンの「オータムナル」、もうすぐ入荷します。 より一層落ち着きがあって、複雑な柔らかさが。 どうか少しだけ待ってください~。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◎ガトー シトロン ¥800 レモンの鮮やかさと、豊かな酸味がとても綺麗です。エレヴァージュで 出している、モーゼルのリースリングにめちゃくちゃ合います。この輝くよ うな酸味が、ツルンと滑らかで、素晴らしいです。◎ガトー ショコラ ¥800 チョコレートの強烈なコクと、イチジクやオレンジの皮のコンフィが入って いて、ズドーンという強烈な立体感と、膨らみのある甘さ、コクが融合 した、素晴らしい逸品です!。◎フィナンシェ 1個¥400 発酵バターの柔らかく、ふくらみのある豊かさがまさに「フィナンシェ」 に求める理想的な味わいではないでしょうか。ダージリンの鮮やかな 香りと、コクが(上記の2つは、自由ヶ丘のパリ・セヴェイユさんから取り寄せています)◎ファブリス・ジロットの"クルール ド ブルゴーニュ" 1個¥600◎ファブリス・ジロットのパート ド フリュイ ¥600 ~フルーツのエキスを凝縮したパテです。ドライフルーツを上品に強烈にした よう。そして、なんて瑞々しいのでしょう!。果汁がこぼれそうなほど、新鮮 さを感じます。はっきり言って、感動しました。◎ピエール マルコリーニのチョコレート ★ALTA Piura, Perou;Plantacion Las Pampas, ¥900 (ペルーのピウラ高地から、パンパス農園のもの。ペルーらしい赤砂のような、 土の香りをふんだんに感じ、霧のようなきめ細かい余韻が。クリオロブランコ というとても貴重な品種より) ★Oriente Cuba,Grand Cru Propriete;Terruno de Baracoa, ¥900 (キューバ東部の偉大な畑より。バラコア地区。小気味良い軽さの中の、 上品なバランスが最高です。トリニタリオ種) ★Puerto Cabello Venezeula Grand Cru Propriete "Village de Occumare"(クリオロ種) ¥900 ~ヴェネズエラの有名な"オクマーレ村"です。チュアオ村の隣で、まるでリッシュ ブールのように強烈で、豊かな味わいは本当に特別です。 ☆食後の飲み物★エスプレッソ ¥500★カプチーノ ¥800 ~コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。普通のコーヒー屋 さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、苦味の奥に、立体感のある構造と、 奥行きの深さが桁外れです。砂糖を入れてみて下さい。隠されていたその奥行きが、 一気に広がります。砂糖を控えめに入れられる方も多いのですが、「ガッツリ!」入れ た方がいいです。砂糖を足すことによって、甘さだけ出てくるわけではありません。 むしろ、隠されていたコーヒーの複雑さが、一気に顔を出し、立体感が出てくるのです。 味わいのヴォリュームが、何倍も膨らむのを、 きっと体感されると思います。◎紅茶★ダージリン オータムナル 2011年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン ファーストフラッシュ 2012年 セリムヒル農園 "シルヴァー サンダー" ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 ギッダパール農園 ”チャイナ ムスク” ★ダージリン セカンドフラッシュ 2012年 タルボ農園 ”ムーンドロップ” DJ-178★ダージリン オータムナル 2012年 ギッダパール農園 ”クローナル ティッピー” DJ-225★ダージリン オータムナル 2012年 タルボ農園 "シャイニー" ★ダージリン オータムナル 2012年 マーガレッツホープ農園 ”ムスカテル” ★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 ピュッタボン農園 ”ハンドメイド” EX-1★ダージリン ファーストフラッシュ 2013年 マーガレッツホープ農園★ダージリン セカンドフラッシュ 2013年 マーガレッツ ホープ農園 “Roses Delight” DJ-202★アッサム セカンドフラッシュ 2011年 アムグーリー農園 "スペシャル ティッピー リーフ"★ニルギリ ”サットン農園” 2012年 ”ワンダーハンドメイド” ◎中国茶★水金亀 ¥1200★大紅袍(ダイコウホウ) ¥1600・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上です。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.03
では、1月3日の白ワイン・シャンパンのリストです。★ビール◎ホフブロイ ヘーフェ ヴァイツェン 1本(330ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。小麦50%、大麦50%ずつ使っていて、キメが細かく、そして、大麦のざっくりした香ばしさとあいまって本当に上品な味わいで、まさに一杯目にふさわしいビールだと思います。「ふわふわ」の触感の中にもどこかドイツらしい、古典的な落ち着きが感じられ、試してみる価値が十分にあります。◎フランツィスカーナー ヘーフェ ヴァイスビア 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これも、小麦50%、大麦50%を使っています。酵母の香りが強くて、まるで、上品なトロピカルフルーツのような鮮やかな香りがあります。そして、触感は、やはりふんわり滑らかで、一つ一つの粒子が細かくて、とても上品です。まさに、現代的なビールの結晶ではないでしょうか。◎シュパーテン ”オプティメーター” 1本(355ML)¥900 独・ミュンヘン地方です。これはドッペル・ボック(ダブル・ボック)と言われる、濃厚なビールで、アルコール度数も7.2%と、かなり強い味わいです。しかし、フレッシュな酸味と、麦汁のジューシーさがあるので、思ったほど「重く」感じません。むしろ、この重厚なコクや甘さが、自然に喉に滑り込んでくるのです。こういう「本格派」のビールは、もっと知られていいはずで、一度でも味わってみる価値があります。 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アンリ ビリオ グランクリュ アンボネ ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方です。アンボネのキリットした、小粒の葡萄から、鮮やかさと、果皮の背後に隠れている、颯爽としたコクのような柔らかい旨みが自然に詰まっていて、その強さと、ふんわりした柔らかさのメリハtリが見事だと思います。葡萄の室の圧倒的な良さ、素材の良さが伝わってきて、葡萄をまるごと破砕した瞬間のように、とても鮮やな香りは、嫌いな人が少ないのではないでしょうか。◎クリュッグ ヴィンテージ 1998 70ミリ¥3200 1998年ものは、味わいが「開いて」います。個人的には1986年に似ているの では と思っています。タンニンがほんのりありながら、その奥の果実味が、蜜の ように甘く、ふくよかで、柔らかい触感・・・。今飲んで、十二分に美味しくて、個人 的には1996年 ものよりも、今飲むなら1998年物を勧めます。 よく「この年は当たり年?」とか、ヴィンテージチャートをあてにする人がいますが、 本音を 言えば、ヴィンテージチャートは全くあてになりません。それよりも、それぞ れのヴィンテージ が織りなすワインの「形」を把握している方がどれだけ重要かと。 そして、その形によって、 飲み頃が違ってきますし、しかも、ヴィンテージの良し悪 しではなく、そのヴィンテージの「形」 が好きかどうかによって、どんなワインを選ん だらいいかが決まってくるからです。ですから、 ヴィンテージチャートが高得点だか らと言って、その年のワインが、それぞれの人の味覚に 合致する保証は全くありま せん。 ★白ワイン◎サン ヴェラン テール ノワール 2009(ドメーヌ デュー ロッシュ) ¥1800(¥900)仏・ブルゴーニュ地方です。この「ドゥー ロッシュ家」のワインは、昔からずっと仕入れたかったワインでした。果実味の凝縮感が素晴らしく、そのポテンシャルを綺麗に発揮している、優れた生産者だからです。この2008年ものは、「テール ノワール」(黒い土壌)の名の如く、土の養分をしっかり感じ、厚みのあるコクがあって「黒い味わい」がするほど濃密なのです。サン・ヴェランという地域から、ここまでやるか!、とびっくるするほどの完成度の高さです。これは、エレヴァージュのハウスワインに決定!です。◎ピノグリ グランクリュ ガイスベルグ 2011年 (キンツレー家) ¥2000(¥1000) 仏・アルザス地方です。これはまさに古典的な「アルザスのピノ・グリ」で、キューンとう清涼感あふれる「辛さ」が余韻まで突き抜けます。そして、この「辛さ」は、決して味わいが「細い」わけではなく、しぜんな膨らみをもって、葡萄のミネラルの清らかをそのまま飲み込んだような触感に。最近は、「新世代」のアルザスの生産者がアメリカメディアを中心に人気があるようですが、(マルセル・ダイスさんや、ウンブレヒトさん)こういう古典的なリースリングは、これからどんどん人気が出てくるでしょう。そういう「美しさ」こそ、まさにアルザスの良さがあって、エレヴァージュでも、どんどん置いていきたいと思います。◎ピュリニー モンラッシェ レ ピュセル 2010年 (ドメーヌ アンリ ボワイヨ) ¥4200(¥2100) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、アンリ・ボワイヨのワインを、ハウスワインとして置いています。今回は、3か月ぶりに2011年ものを開けました!。発売当初は、細くて、ミネラルと酸味が尖りすぎていて、正直言って物足りない味わいでした。しかし、多くのブルゴーニュの白ワインと同じく、引き締まったボディの中から、酸味が落ち着いて、徐々にふくらみがでてきました。実際に、2010年ほどふくよかで、良いヴィンテージではないのですが、2007年に似ている、ピュリニー村の良さが出やすい、良質のワインが生まれるヴィンテージではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889
2014.01.03
1月3日の日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎めったに手に入らない、獺祭の「槽場汲み」 メニューに載せました!。普通の、ただクリアーなだけの 獺祭とは全く違う、濃密で、清らかな味わいは見事です。ところで・・・、エレヴァージュの日本酒は、開けて味見をしたら、そして、何度も何度も試飲し、日本酒が「美味しくなった」と感じたら、メニューに載せるようにしています。 やはり、開けたては、アルコールの香りしかしない場合が多く、時間をかけることで、ゆっくり、その複雑さと、甘さがグングン湧いてくるのです。日本酒をたくさん飲んでいる方でも、エレヴァージュのように保存したものを飲んだ経験がないので、ここで飲む日本酒の状態に、驚かされる場合が多いです。 120ミリ(70ミリ)○天青 純米吟醸 千峰 生酒(2012 BY) ¥1200(¥600)〇残草蓬莱 純米吟醸 山田錦 無濾過生酒(H24BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。この蔵は、ブルゴーニュの最も強烈なワイン、ソゼ家のシュヴァリエ・モンラッシェや、バタールモンラッシェに非常に良く似ています。強烈なミネラルの鮮やかさが弾け飛び、口に含むと、その重厚な豊かさにただただ圧倒されるのです。おそらく、日本酒の中でも、最も厚みのある日本酒の一つではないでしょうか。口に含んだ時のヴォリューム感、甘さと酸味が鮮やかな上品さも備わっていて、日本酒やワインという範疇を超えた、非常に完成度の高い「お酒」だと思います。◎相模灘 純米吟醸 美山錦 槽場詰め 無濾過生原酒 限定品(2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。今まで、エレヴァージュでは、この蔵のお酒を置くことがありません でした。というのは、どこかエグミがあって、なかなかとっつきにくいイメージがあったから です。しかし、きちんと仕入れて、5度の冷蔵庫の中で3か月ほど熟成させると、その 癖の強い味わいの中から、輝くようなミネラルの強さや、コクのあるパワーがグングン 出てきているではないですか!。これは、本当にパワフルで、美山錦の緑のニュアンス をしっかり伝えている、素晴らしい日本酒だと思います。◎獺祭 純米大吟醸 槽場直詰め 無ろ過生原酒(2013 BY)¥1300(¥700) 山口県産です。獺祭というと、ただクリアーで、すっきりした味わいの、個性のないお酒と想像 されるかもしれません。特に、最近どんどん個性的で、複雑な味わいを持った蔵が増えて、お客 さんも、ワインの複雑さに慣れてしまっているため、なおさらそう思うかもしれません。しかし、 この槽場直詰めは、獺祭の真の力が出ていると思います。正直言いまして、感動しました。 とてもクリアーな味わいの中に、ミネラルの細かい粒子が輝き、余韻までとてつもない上品さ で抜けていく・・・。純粋なのに、決して軟弱ではありません。シャンボール・ミュジニー村の、 「アムルーズ畑」のワインのように、その芯の強い輝きは、なかなか出せるものではありません。 獺祭が、ここまでやるのか!と、きっと驚かれるのではないでしょうか。 (今年の秋も、この「槽場汲み」が入荷しました!。普通の獺祭と全く違います。獺祭の クリアーなだけという軟弱なイメージを、完全に覆す、濃密な逸品です)◎鍋島 純米吟醸 ”愛山” (2012 BY) ¥1300(¥700) 佐賀県産です。鍋島さんのお酒は、あまりにも人気があるため、なかなか仕入れることができません。しか~し、今回は頼み込んで、なんとか仕入れることができました!。愛山というお米から、こんなに綺麗な酸味が出てくるなんて本当に驚きで、こんなに上品でいいのでしょうか!。今は綺麗な部分が前面に出ていますが、これから、ゆっくり売っていく過程で、愛山らしい、ココアのような甘さが、少しずつ出てくるのではないかと期待しています。これは、ゆっくり味わっていきたいと思います。◎昇龍蓬莱 特別純米 槽場直詰め 無濾過生原酒 生酛仕込み 特別限定酒 ~初号機~ (2011 BY) ¥1300(¥700) 神奈川県産です。この蔵は、鮮烈で、まるでドメーヌ ドーヴネー(ルロワさんの 個人所有の畑)の白ワインのように、ミネラルの光彩が飛び散るように弾けます。 豊かで、溢れんばかりにジューシーなのに、甘ったるくない上品な酸味が本当に 綺麗で、醸造酒として本当に完成度の高いものを作ります。さて、この生酛作り は、この蔵が初めて手掛ける作品で、ここまで深い旨みを表現できるのか!と、 驚くほど複雑で、広がりがあります・・・。さて、開けて2か月が経ち、ようやく美味 しくなり始めて、これから、どんどんうまみが出てくるのが楽しみです。◎昇龍蓬莱 純米大吟醸 山田錦 無ろ過生原酒(2012 BY) ¥1500(¥800) 神奈川県産です。この蔵は、本当に凄まじい凝縮度を持つ日本酒を作っていて、 いつも、目の覚めるような鮮やかさを持っています。ワインで言えば、ドメーヌ・ ドーヴネに近いのではないでしょうか。実際にこの純米大吟醸は、味見するのは 初めてだったのですが、深く、鮮烈で、そして奥行きがある・・・。本当に醸造酒と して、ここまで完成度の高いものは、なかなかないのではと思います。素晴らしい。◎王禄 "丈径" 純米吟醸 直汲み 無濾過生原酒(2010 BY) ¥1300(¥700) 島根県産です。日本酒の中でも、最も重厚で、迫力のあるお酒ではないでしょうか。 口の中に含んだ時のヴォリューム、弾けるようなコクは、ブルゴーニュで言えば「シャ ンベルタン」に匹敵するような気がします。昔から、ずっと仕入れたいと思っていたお酒で、 去年からようやくリストに載せることができました。余韻にかけての存在感には脱帽です・・・。以上です。では、2ページ目に続きます・・・。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.03
1月3日の、日本酒のリストです。(種類が多いので、2ページに分けています!)◎黒龍「石田屋」「二左衛門」、 梵の「超吟」、一気にリストに載せています!。 今年は、信じられない話ですが、 開けてすぐに美味しく、清らかな優しさと、 自然な甘さが綺麗に溶け合っています!。 去年は、10度の温度で石田屋などを保管していましたが、 今回は7度の環境で保存して、出しています。 (少し低めの方が、今年の良さを引き出せるので・・・)◎鍋島 純米大吟醸 ”愛山(2012BY) ¥2000(¥1000) 佐賀県産です。鍋島の日本酒は、人気が凄まじいために、ほとんど手に入れることが出来ません。そんな中でも、この純米大吟醸の”愛山”を手に入れたことはほとんど奇跡と言ってもよいかもしれません。さて、実際に味わってみると、愛山というお米から、ここまで多彩な表情を引き出すことができるのかと、驚きました。本来は、開けたての堅さの奥から、カカオのような茶色系の甘さが出てくるのが、愛山の個性だと思うのですが、鍋島のお酒は、より懐の深い、柔らかい丸いボディの中に、いろんな表情が隠れていて、お酒として、本当に次元の高い味わいではないでしょうか。◎磯自慢 大吟醸 ”水響華”(2012BY) ¥2000(¥1000) 静岡県産です。磯自慢を飲むたびに、あぁ、やっぱり静岡は綺麗な水を引いているのだなと思います。清らかで、ピュアで、あくまでも柔らかいのに、清涼感に溢れている・・・。静岡の酒と、福井のお酒に似たような感覚を覚えるのは私だけでしょうか。どちらも、清らかさに溢れていて、水が柔らかいのに、ひんやりして心地よいのです。そして、この磯自慢は、大吟醸らしい(純米大吟醸ではないという意味)芯の強さがあって、見事なバランスを保っています。「純米でなければ・・・」という一昔前の日本酒ファンもいるのはわかりますが、こういうバランスなどを考え抜かれた上で、アルコールが足されると、こんなに綺麗なお酒になるのかと、脱帽です。◎菊姫 大吟醸 生原酒"荒走り" (2012BY) ¥3200(¥1600)石川県産です。いつも加賀のお酒を飲んで思うのは、キラキラした多彩な色合いが、日本酒にも織り込まれているということです。それは、加賀友禅のように、きらびやかで、派手で、でもすごく上品な色彩なのです。これはおそらく、京都の影響を文化的に受けていることから、きているのでしょう。特にこの菊姫は、最も華やかで、私が最初に好きになった日本酒の一つです。やはり、この蔵は、特別な存在だと思います。飲んだ瞬間の、煌きが違います。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2012 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。いつも、エレヴァージュではこの田酒の山廃を置いています。今回は、年代違いということで、2012年醸造のものをリストに載せました。これは、5か月前に仕入れて、美味しくなるまでずっと待ってから、美味しくなったと判断したので、ようやくリストに載せました!。まだまだ若々しいですが、田酒らしい、深みのある旨みが出始めています。◎田酒 純米大吟醸 "山廃"(2011 BY) ¥3200(¥1600)青森県産です。田酒は、非常に控えめで、滑らかな味わいなので、なかなか本来のポテンシャルを味わうことが難しいのです。抜栓して、最初の段階では、苦味が強くて、なかなか好ましい味わいではありませんでした。そして、5度の冷蔵庫に入れて、ずっと放置(プレイ!)しておきました。そうして9か月が経ち、7月の末に久しぶりに飲んだところ、美味しくなっているではありませんか。味わいが、とても重層的で、虹のように多彩な表情が織り込まれて、本当に素晴らしいのです。ぜひ、騙された と思って。山廃から想像する野暮ったさは、全然感じられません。◎満寿泉 純米大吟醸 寿 "PLATINA"(2012BY) ¥3600(¥1800)富山県産です。この蔵は、日本酒という範疇を超えて、醸造酒としてとても完成度の高い領域に達していると思います。この満寿泉を飲むと、蔵の人が、どれだけいいワインを飲んできたかを感じるのです。この"PLATINA"は、ラモネのシュヴァリエ・モンラッシェや、ルフレーヴのバタールモンラッシェに似ているような、大きさと、鋭さと、豊かさを兼ね備えているのです。本当に素晴らしい逸品だと思います。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無濾過(2011 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎初亀 純米大吟醸 秘蔵酒「亀」(2012 BY) ¥4800(2400) 静岡県産です。静岡らしい水の清らかさ、柔らかく自然な触感が素晴らしいのです。そして、ただ柔らかいだけではなく、その中に芯の通った、硬質な美しさが潜んでいるのです・・・。日本酒の表現で「辛口」という拙い表現がありますが、どういう味わいなのか、その色彩はなんなのか、こういう味わいもあるのだな・・・と、感動します。◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2010 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。 精米歩合の低い純米大吟醸は、ただピュアで、純粋で香りの立ちがいいものが非常に多く、正直言いまして、飽き飽きしています(いわば、観評会用というものです)。なぜな ら、それらは個性がなく、ただ薄くて、綺麗なだけのお酒が多いからです。そのピュアな 中にも、どれだけの個性、主張があるかが、その蔵の本質ではないでしょうか。この梵 は、これだけ綺麗なのに、しっかりとした存在感がある・・・。これこそ、「福井産」の、 純米大吟醸の極致なのではないでしょうか。「石田屋、石田屋」と言っている人へ、この お酒を無理矢理飲ませたい・・・(魔性のスリーパーをかけながら・・・)。◎黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り(2013 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。これは ラモネのバタールモンラッシェのように、コクがたっぷりとあって、その中に、ミネラルの美しい透明感に溢れています。この日本酒を飲めば、おそらく日本酒を好きになってしまうほ ど、完成度がとても高いです。◎黒龍 石田屋 長期熟成 純米大吟醸(2010 BY) ¥5500(¥2800) 福井県産です。黒龍の中でも、非常に貴重で、一年に一回しか手に入りません。しかも 3年間蔵で、低温熟成させているので、清らかで、角が取れ、水のような上品さがあります。やはり、黒龍は、水がいいのだな、と思わせます。おそらく、この日本酒は、日本で最も人気のあるのではないでしょうか。その理由は「飲みやすいから」だと思います。いろんな意味で、ここまで多くの人々に好かれるだけのものが、ここにあるのではないでしょうか。 一年に一回入荷なので、この瓶がなくなったら、もう終わりです。★燗酒(ぬる燗・・・44℃ぐらい)◎満寿泉 純米生 無ろ過生酒(2011 BY) 180ミリ¥1500(90ミリ¥800) 富山県産です。満寿泉は、本来は「骨太」な味わいなため、こういう『燗酒』もとても向いていると思います。言葉を返せば、熱を加えることによって、ズドーン!というコク、豊かなボディが、湧きだすように出てくるのです。実際に、カカオのような甘さを含んだ重厚感は、もう、たまりません・・・。◎亀齢 辛口純米 八拾 (2009BY) 180ミリ¥1500(90ミリ¥800) 広島県産です。香川の悦凱陣を辞めた杜氏さんが移籍して、これを作っています。80%精米という、信じられないくらいやわらかく、綺麗な味わいで、骨太なのに、青さが少ない見事なヴォリューム感を備えています。お燗のすると、そのふくよかさと、柔らかさが一層出てきて、包み込むように柔らかくなります。◎秋鹿 山廃 純米 無ろ過生原酒 7号酵母 山田錦 H23BY 180ミリ¥1800(90ミリ¥900) 大阪府産です。これは、骨太の「辛口」のお酒で、余韻にかけてズドーンと、真っ直ぐ抜けていく豊かさ、力強さは素晴らしいのです。お燗にすると、そのパワーのある太さが一層引き出され、見事としか言いようがありません。これは、まさに燗酒向きで、10度ぐらいで味見すると辛すぎて、正直言って美味しいとは言えないですから・・・。原酒のパワーが、お燗によって、ようやく引き出される、本当にポテンシャルの大きいお酒だと思います。 ワインバー エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.03
では、1月3日のリストです。 120ミリ(70ミリ)●フォージェール キュベ ジャディス 2009 ¥2000(¥1000) 仏・ラングドック・ルーション地方です。レオン・バラルと言えばこの地域の「鬼才」と いうべき存在で、これほどまで複雑で、葡萄の凝縮感のあるワインは、フランス全土 を探しても、なかなか見当たりません。強烈な「土っぽい香り」の中に、ガリッグの ようなハーブが混じったような個性的な要素、そして、花崗岩や、深い石灰質のキメ の細かい香りが、重層的に上がってきます。この迫力と、複雑な奥行きは、もうさすが としか言いようがありません。ラングドックではゴービー社の「ムンタダ」と双壁をなす のではないでしょうか。◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2008(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000)~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプは、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的すぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。(さて、ヴィンテージが変わって、2008年になりました!。2009年ものが重厚で、汁気溢れる豊かな味わいだったのに対して、2008年は、酸味の透明感、質が非常に高くて、綺麗な、ブルゴーニュ風の味わいとなっています。とはいっても、シャトーヌフ デュ パプですから、豊かさの果実味の綺麗さ、酸味の余韻の素晴らしさはもうこれ以上ないほどです)◎ジュブレイ シャンベルタン V.V. 2011年 (マルク ロワ家) ¥3300(¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。この人は、アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテに継いで、最も優れた生産者の一人になるに違いありません。何よりも、葡萄の質、それに尽きます。葡萄の一粒一粒が、口の中で破砕された瞬間のように、その新鮮さが口の中で弾け飛ぶのです。その強烈な印象は、ドニ・モルテさんや、アンリ・ジャイエさんのワインを飲んだ時と、同じくらいの感動があります。まるで、花火が炸裂したかのように、ミネラル感が強烈で、余韻が途方もなく長い・・・。この「閃光」の ような鮮やかさこそ、フランスワインの真髄ではないでしょうか。ただ丸くで、柔らかく、水みたいなワインだけが良いワインの条件ではありません(日本人は、文化的に、丸くて、調和の取れたワインを好む傾向があるので・・・)。★ブシャール社の自社畑(ドメーヌもの)●ヴォルネイ カイユレ アンシエンヌ キュヴェ カルノ 2010年 ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方です。エレヴァージュでは、2004年をハウスワインとして、50本ぐらい仕入れて、ずっと売っていました。さて、2010年ものは、どのどのようになっているか、早速味見してみました。やはり2010年は、素晴らしいですね・・・。タンニンと酸味が「ツルン」と滑らかで、全てにおいて寄り添っていて、熟成が若いのに、今でも信じられないぐらい美味しいのです・・・。2010年が、こんなに美味しいなんて、もっと早く気付けばよかったです・・・。★ドメーヌ ド モンティーユ●ポマール リュジアン 1996年 ¥6400(¥3200) 仏・ブルゴーニュ地方です。モンティーユ家のワインは、本拠がヴォルネイ村ということもあり、とてもピュアで、純粋な赤い果実の清らかさに溢れています。どうしてこんなに自然なの?と思ってしまうぐらい、葡萄の果汁たっぷりで、酸味が一直線に余韻まで抜けていくほど綺麗です。そして、ポマールらしいタンニンの柔らかさ、キメの細やかさが、このワインの気品を与えています。★ポール ジャブレ家●エルミタージュ ラ シャペル 1992年 ¥6600(¥3300) 仏・ローヌ地方です。この「シャペル」の畑は、フランスの偉大なワインのTOP10に数えられるほど、ポテンシャルの高い畑で、ギューンというミネラルの輝き、カルシウムや石灰を含んだようなこの清涼感と、葡萄が極端に熟した甘さと酸味のメリハリがとてつもなく大きく、極めてスケールの大きい、赤ワインを生み出します。1992年は、タンニンが柔らかく、いつもなら詰まりすぎた果実味が「開いて」いて、ブーケの複雑さとともに、極めて完成度の高い味わいとなっています。とても、感動しました。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2014.01.03
では、1月3日のデザートワイン・食後酒のメニューです。あまりにもアイテムが多いので、メニューを2ページに分けています。(デザートワインその1、その2と)◎待望の、プリュム家の、 「金キャップ」(ゴールドカプセル・競売会用)が入荷しています。 艶やかな酸味の輝き、溶けるような甘さは特別です。◎ヴァインバック社のSGN(セレクション ド グラン ノーブル)が入荷しています。 硬質なアルザスらしさが素晴らしいのです。★ほのかな甘口◎グラーヒャー ヒンメルライヒ カビネット 2009年(ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100)独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、冷やした洋梨や、桃をツルリと飲み込んだかのような触感で、自然な酸味で、余韻がとても心地よい清涼感をもたらしてくれます。 ドイツワインは、ただ甘いだけではありません。この豊かな酸味こそ、素晴らしい上品さをワインに与えているのです。ドイツワインの生産者の中で、多くの人がこのプリュムさんに憧れて、このスタイルを目指すと言われる、理由がここにあります。「ドイツワインなんだただ甘いだけ」と、間違った認識を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・(卍固めをかけながら、元気ですか!)。◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ シュペトレーゼ 2011(ロバート ヴァイルさん) 120ミリ(¥3500)70ミリ¥1800 独・ラインガウ地方です。ロバート・ヴァイルさんのワインは、まさにドイツワインの生産者 が憧れる、キラキラした輝きのある酸味があります。そして、ラインガウらしいトロっとした、花粉の蜜のような豊かさ。余韻にかけての、圧倒的な清涼感は、もうこのワインがドイツワインの中でも、特別な存在ということがわかるでしょう。さて、今回はヴィンテージが新しくなりまして2011年ものです!。2010年ほどの重量感はないですが、極めてバランスが良くて、甘みと酸味が小気味よく効いていて、今飲んで、柔らかさを十分に味わえます。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 2000年 (キンツレー家) 60ミリ¥3800(30ミリ¥1900) 仏・アルザス地方です。彼の描くゲヴルツトラミネールは、とても古典的なもので、アルザスの清涼感と、ゲヴルツトラミネールらしい「ギラギラしたミネラル」が混じり合って押しの強い、輪郭の鮮やかさがあります。この貴腐ワインは、もちろん甘さがしっかりあるのですが、このゲヴルツトラミネールらしい尖った要素がとても良く合っていて、やっぱり、こういう貴腐ワインに向いているなと、改めて感じさせていただきました。○シャトー ディケム 1998年 60ミリ¥5800(30ミリ¥2900) 仏・ボルドー、ソーテルヌ地方です。世界最高峰の貴腐ワインと、言われます。こんなに若いディケムをリストに載せるのは、とても久しぶりです。実際に味見をしてみると、まだ熟成が若いせいか、ピーン!と張り詰めた酸味がとても鮮やかで、その背後から、トロっとふくよかな丸い蜜のような甘さが湧いてきます。この懐の深い奥行き、そして、一見単調に見えながら、その奥に、様々な土壌が入り混じった複雑さを感じるのがディケムの真髄で、その凄さが若い段階でも十分感じられます。素晴らしいです。○ゲヴルツトラミネール グランクリュ フルシュテンタム セレクション ド グラン ノーブル 2002年(ハーフボトル) (ヴァインバック家) 50ミリ¥6800(25ミリ¥3400) 仏・アルザス地方です。ヴァインバック家は「古典的な」リースリングの骨太スタイルと、近代的な「艶やかな」蜜のような輝きのある甘さが、見事に融合しています。キューン!という、甘さと酸味がキレイに溶け込んだツルンという触感がもう官能的で、一度味わってしまうと忘れられません。ドイツと違うアルザスのゲヴルツトラミネールの個性は、やっぱり、引き締まった、硬質の強さ。その真髄を、思う存分堪能できます。(12月11日に開けて、味見しました!。キューンという研ぎ澄まされた酸味の輝きが、途方もなく上品で、自然な蜜のような甘さと溶け合って、最高の、デザートワインではないでしょうか)〇ヴェーレナー ゾンネンウアー アウスレーゼ ”ゴールドカプセル” 2005年 (ヨハン ヨゼフ プリュム家) 60ミリ¥4800(30ミリ¥2400) 独・モーゼル地方です。ドイツワインと言えば、エゴン・ミューラー、ロバート・ヴァイル、そして、このプリュム家が3大生産者で(ローゼンも素晴らしいのですが)、この鮮やかな酸味の活き活きした要素は、とりわけ秀でています。彼らが作るワインは、「天上のネクター」と言われ、甘さがチュルンと、溶けた滑らかさがあって、もう言葉にできないほど、上品な味わいなのです。甘いのに、酸味が豊富なため、清らかで、自然な甘さが。そして、このゴールドカプセル(金キャップ)は、とりわけ出来のいいものにつけられ、オークションなどに、特別に出されます。普通のものよりも、より一層艶があって、酸味と甘さが一体となった「溶けた触感」が、もうたまりません。★長期熟成した日本酒。◎木戸泉 NEW AFS(長期熟成酒) 60ミリ・・・¥2400(¥1200) 千葉県産です。「日本酒は熟成しない」と言うのが10年ほど前までの一般的な考えでした。しかし、日本酒のポテンシャルは、計り知れないものだと、最近ドンドン認識が変わってきました。長い時間熟成させることによって、ポートワイン、マディラワイン、紹興酒よりももっと複雑で、豊かな、広がりのある味わいになっていくのです。この木戸泉は、30年以上熟成させた原酒がブレンドされていて、最初にこの日本酒を飲んだ時に、本当に驚きました。マディラワインよりも溶けて、ポートワインよりも柔らかく、紹興酒よりも深い甘さがある・・・。一度こういうものを経験すると、きっと人生が変わる?かもしれない、衝撃的な味わいだと思います。ワインバー エレヴァージュ吉田 岳史東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です。21時までは予約を承ります)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2014.01.03
では、1月3日のデザートワイン、食後酒のメニューです!(その2)(あまりにもアイテムが多いので、2ページに分けています)◎キンタ ド サント ド エフューミア、 トーニーの40年もの、一度はブショネでしたが、 もう一度仕入れました。まだ開けたてで、味見をした段階で、 これから、どんどん開いていくのが楽しみです。★ヴァン ジョーヌ◎ヴァン ジョーヌ 2003(ドメーヌ ガヌヴァ) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・ジュラ地方です。ヴァン・ジョーヌは、本当に個性的なお酒で、まるでシェリーのようなニュアンスと、独特の香ばしい香りがあるので、苦手な人も多いのではないかと思っていたら、なぜか根強いファンが多いようです。前回は、シャトー シャロンを載せたら、いつの間にか売り切れていました。そして、このガヌヴァのヴァン・ジョーヌは、酸味がとても綺麗で、チュルンという滑らかな触感があって、特別なのだな~と、改めて感じます。この独特の香りは、クセになる人がとても多いようです。★ヴァン ド ナチュレル◎バニュルス アル トラゴ ランシオ トレ ヴュー 1983 (ヴィアル マニュレス) 60ミリ¥3000(30ミリ¥1500) 仏・南西部地方です。黒っぽいカカオのような香りの中に、フランス南部の、乾いた空気を想像させるような上品さ、アクのない自然な甘さが漂うようです。30年ほど熟成しているおかげで、コーティングされたカラメルのような甘さがあり、どこか、アルマニャックを思わせるギラっとした、艶のある滑らかさを感じます。(12月2日に味見しました!。ふくよかで、ふくらみのある「乾いた甘さ」あって、とても上品で、ガトー ショコラと最高に相性がいいです)◎マックヴァン デュ ジュラ NV 60みり¥2000(30ミリ¥1000) (ドメーヌ ガヌヴァ) 仏・ジュラ地方です。いわゆる「ヴァン・ジョーヌ」で有名な地域で、これを飲んだ瞬間「あ~、こういう世界があるのだな」と、とても感動しました。ナッツやカラメルが入り混じった香ばしさが鼻の奥に立ち昇って、言いようがないほど独特な世界。これは、好きになったらきっと止みつきになってしまうだろうなという類の個性を持っています。ブルゴーニュの白ワインでも、偉大なヴィンテージのものが熟成すると、こういう類の香りと味わいを生みみ出します。これはやはり、飲んでおきたいデザートワインではないでしょうか。★ポートワイン●キンタ ド サント エフューミア トーニー ポート 40年 60ミリ¥2800(¥1400) ポルトガル産です。ほとんど知らない蔵でしたが、実際に味見をしてみて、クラシックなポートらしい味わいで、まだまだ味わいが「詰まっている」ように思います。溶けた、トーニーらしい旨みがたっぷりの味わいとは違って、果汁の濃さ、凝縮した甘さを直接感じます。ただし、まだ開けたての段階で、これからどう変化していくか、じっくり味見して試していきたいと思います。 ●グラハム トーニー ポート 40年 60ミリ・・・¥3000(¥1500) ポルトガル産です。偉大な蔵の中でも、このグラハムは、最も重厚で、ドスンとした腰の 据えた甘さがあります。そして、大きい樽で、何十年も熟成させたおかげで、豊かさの 背後の、類まれな複雑さ、柔らかな旨みを身に着けています。これこそ、トーニーポート の熟成感で、舌の全面に広がる複雑味は、言いようがないほど素晴らしいのです。◎ダウズ ヴィンテージ ポート 1970年 60ミリ¥3500(30ミリ¥1800)ポルトガル産です。ダウ社の個性は、ジワッ!と葡萄を噛んだ瞬間のような果実味の鮮やかさと、皮の奥底から生じる青さのような深いコクが一体となって、立体感のある懐の深い味わいになっているのです。まるで、メオ・カミュゼ家の「リッシュブール」のように、葡萄の果実味の奥行きが桁外れで、深いパワーを秘めたその果実の構造に、おそらくびっくりされることでしょう。◎キンタ ド ノヴァル 1955年 60ミリ¥6600(30ミリ¥3300) (ラベルがはがれて、なくなっています。ただし、キャップにキンタ ド ノヴァル、 1955年と書いてあります) ポルトガル産です。大手のポートワインの蔵の中でも、最も鮮やかな酸味があって、長い間熟成しても、その綺麗な果実味のフレッシュさと、上品さをずっと保ち続けています。さて、1955年ものを飲むのは、正直言って初めてです(すいません)。さてどんな味わいになっているか、とても楽しみです。(8月12日に開けて、味見しました!。やはり、十分に熟成したポートワインは、特別です。熟成初期は、単純に甘みが強い赤ワインなのですが、十分に熟成を重ねると、タンニンという重たい要素が澱となって底に沈み、抑え込まれていたブーケが、ドワっー!と湧き出してくるのです。そういう意味では、ボルドーの熟成にとても良く似ています。ある一定の期間を超えると、豊かなブーケが、襲いかかってくるように湧きだすそのパワーは、やはり熟成しなければ味わうことができません)★マディラワイン◎ブランディーズ社 セルシアル 1940 50ミリ・・・¥8800(¥4400) ポルトガル・マディラ島のワインです(サッカーのクリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインは、やはり長い年月熟成したものに限ります。この会社のものは、1年半前に1920年のものを出していました。1940年という年は、すごく良い年みたいで、マイケル・ブロードベントおじいちゃんは、4つ★をつけています。マディラワインの真髄は、やはり、爆発的なブーケと、ジワジワと、奥行きが見えないほど複雑で、広がるような途方もない味わいではないでしょうか。(11月15日に味見しました。2年ぶりに味見しましたが、やはり、伸びやかな酸と、深く、轟くようなコクのある甘さが「溶けて」いて、最高です。開けてから、酸素と触れ合い、どんどん複雑さが増していくでしょう)(12月31日に味見しました!。まだまだ残量がたっぷりあって、ほんの少し、開けたてよりも変化が見られます。ふわーっと舞いあがる香りの中に、徐々に、蜜のように甘くなってきていて、空気の希薄感から、徐々に蜜のような甘さが出始めています)★おすすめブランデー ◎マール ド ブルゴーニュ 1999年 (クロード デュガ家) 30ミリ¥3300(18ミリ¥1700) 仏・ブルゴーニュ地方です。クロード デュガがマールを作っているなんて知りません でした・・・。さて、実際に味見をしてみると、やはり「ジュヴレイ・シャンベルタンらしい」 小粒の葡萄を破砕した瞬間、四方八方に「飛び散る」ような鮮やかさが見事で、 まさにマールという食後酒の圧倒的な強烈さがここにあります。そして、マールにすると、 多くの生産者が、乾きすぎた「辛さ」のある味わいになるのに対して、クロード デュガ さんのマールは、汁気たっぷりの、葡萄の質の良さを十二分に味わうことができます。★おすすめモルトウイスキー◎タリスカー 1973 ダグラスレイン社 オールドモルトカスク 2001年ごろ瓶詰め 50%VOL 30ミリ¥2800(18ミリ¥1400) スコットランド、スカイ島です。タリスカーは、爆発的に口の中に拡がるピート香が 特徴です。ただし、ここに瓶詰されたものはかなり違います。麦芽の拡がる複雑さ があって、シェリー樽でもない自然な触感。ただし、余韻に残る微妙なニュアンスの 奥行きは、やはりただものではありません。タリスカーは、常に強烈なピート香として とらえられがちですが、これは、タリスカーというウイスキーが、いかに複雑で、上品 なニュアンスを持っているかを、証明しています。エレヴァージュ 吉田 岳史
2014.01.03
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