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シャコバサボテンは強健で丈夫なので、ちょっとやそっとで枯れることもなく、花の手入れが苦手な人でも、1鉢を持っている人も多いと思います。厚い葉に水分を持っているので水切れにも強く、冬の寒さも軒下やベランダでしたら戸外で越冬してしまうものです。4月も下旬になると暖かくなってシャコバサボテンも生育期が始まります。生育期の直前の今が植え替えの適期になります。この時期に株の状態を確かめましょう。根づまりをしている、あるいは根が傷んでいて、以下の2点のような状態の時には対策が必要です。1、葉が赤紫色で、ふにゃふにゃに柔らかく、しわがよっている。2、茎葉のとちゅうから、空中に白い根が生えている良好の葉は、緑色で、厚みがあり、光沢があり、しっかりしています。逆に、赤紫色で、しわが見える葉は根が傷んでいる症状です。(新しい葉が伸びてきたばかりの小さい葉も赤紫色ですが、新芽の赤紫色は問題ありません)茎葉のとちゅうから空中に根が生えているのは、地中の根が痛んだときに充分な水分が取れなくて、茎葉から根を伸ばして空気中の水分を吸収しようとしているのです。この2つの状態がみられる時には、根詰まりか根ぐされと考えられます。4月下旬から5月が植え替えの最適期ですので、植え替えましょう。根詰まりで根が張りすぎているときには、同じか一回り大きい鉢に植え替えます。根ぐされで根が傷んでいるときには、同じか一回り小さい鉢に植え替えます。★根をいためた原因として考えられるのは・・・・・水を与えすぎが多いようです。夏の高温多湿、水をやりすぎて、根が蒸れてしまった。冬の低温、水分がやりすぎて、根を冷やしてしまった。シャコバサボテンは水を与えなくて枯れることは先ずありませんので、どちらかというと乾かし気味に水やりをするといいとおもいます。
2008.04.27
園芸好きの人と話していて、薔薇や菊の切花を「人からもらって飾っていたのが咲き終わったので、きれいなので挿し木をしたい」と言われると、つい、うわー、無鉄砲なことをするなーと思ってしまいます。花が咲いた枝は栄養分を使ってしまっているので、弱っていますから、挿し穂には適さないのです。挿し木は花芽が付いていない枝から挿し穂を取ること、これが挿し木の基本です。でも、そういう原則を振り回すことがはたして家庭園芸としては、いいかどうかと問われると、問題がありそうです。まちがいのない正しい栽培法かもしれないが、最良の条件でなければ花は育てられないのかというと、そういうわけではありません。園芸書には各種の栽培方法が紹介されています。園芸店には多種類の資材用品が並んでいます。最良の用品でなければ花は育てられないのか。というとそうでもなさそうです。大雑把でもアバウトでもなんとかなるものなのです。もらった花がきれいだった。切花として咲き終わるまで楽しませてもらった。その後も挿し木をして鉢花で育てたい。挿し木は付くかどうか解かりませんが、挿し木がうまくいって、鉢花として順調に育てられた時に、それは出来上がった既成の花を購入するよりも、愛着のある花になるにちがいありません。園芸はそういう家庭園芸でもよさそうなのです。
2008.04.26
お客さんからベンジャミンに実のようなものが付いているけれど、実なのでしょうか?と聞かれました。現物を持ってきてくれたので、確かめましたが実でした。(写真の左側の真ん中あたりに2個、右上の角にも2個。ほかにもたくさん)ベンジャミンの実とは、めずらしい。花は咲いていない(見ていない)はずなのに、実なのでしょうか?と不思議がられましたが、ベンジャミンはこの実の内部に花が付いているのだそうです。花と実がいっしょ。この実を割ってみると、花が無数についているようです。ちょうどイチジクの果実の内部と同じようになっていて、あれが花なのだそうです。(イチジクは無花果と書きます)ふつうは花や実がつかない植物にめずらしく花や実がついた時には、それは枯れる前の現象という考え方もあります。根が回りすぎて、根詰まりして弱った時に花が咲くのです。竹のように数十年に1度の花が咲くと枯れると言われています。花や実が付くのも喜んでもいられないのです。このベンジャミンはまだ若木で、7号の懸崖鉢(縦長の深鉢)ですので、老化現象で花が咲いたのでもないらしい。実が付いた理由がわかりませんでしたが、めずらしいものを見せてもらいました。ちょうど暖かくなって植え替えの時期でもあったので、一回り大きい8号鉢に植え替えました。
2008.04.23
紅白咲き分けの花桃の花が咲きました。じっさいは桃色と白です。一つの花が紅白が半分になったり、絞りや霜降り模様になったりします。1本の枝でもいろいろな紅白もようの花が咲いて、ほんとうにきれいです。ふんわりした砂糖菓子にも見えますし、和菓子みたいで、レースやフリル飾りのようにも見えます。「源平しだれ桃」というそうです。源平は紅白のこと。源氏の旗が白色で、平家の旗が紅色なので、紅白と源平は同じ意味なのだそうです。しだれは枝垂れですから、枝が垂れ下がる性質です。桃なので枝垂れ桜ならぬ枝垂れ桃というわけです。「紅白の花の枝が垂れ下がる桃」で、源平しだれ桃。そのままの命名なのですね。ところで花木盆栽では紅白咲き分けのばあい、紅い花ばかりの枝から伸びた新芽には、紅の花しか咲かないと言われているようです。咲き分けの花の枝から伸びた新芽にはちゃんといろいろな咲き分けの花が咲くそうです。ですから花後の剪定では、紅色だけの花の枝は切り落としてしまって、咲き分けの花の枝を残します。そうすれば伸びた新芽からはいろいろな咲き分け模様の花が出現する、と昔から言われているようです。というわけで桃の花のばあいでもその説があてはまるのかどうか、実験調査してはいないのですが、毎年、この源平しだれ桃の花後の剪定は、そのように枝を選んで剪定しています。追加:植物ではよく見かける現象ですが、紅色の花の枝は、枝の色も紅色をしています。白色の花の枝は緑色をしています。枝の色を見ればその枝の花の色がわかります。
2008.04.09
姫りんごの花が咲き終わったので、花がらを取りのぞいていたのですが、その時に、ちょっと異和感がありました。毎年の作業とちがうような気もち、これでいいのかなと気もちの片隅で思ったのですが、姫りんごがきれいさっぱりになってから、あっ、いけない、失敗に気がついたのでした。姫りんごは果実を成らせるのですから、花がらを取りのぞいてはいけないのでした。花が咲いてから、受粉して、種ができて、果実が成るのですから、花がらを取ってしまっては、今年は果実が成らないことになるのでした。花が咲き終わった後には、疲れないように花がらを取りのぞく、来年のサイクルに早く入るように、そのことばかり意識していて、果実が成ることには注意が行っていなかったのでした。梅の場合でも、花後に2・3芽を残して剪定するのは花梅であって、果実を収穫する実梅の栽培では、花後の剪定はしません。剪定してしまっては実梅が成らないのですから。おなじように、種の採取を予定している植物でも花がらを取りのぞかないのですから、「花後に花がらを取りのぞく」と一律的におぼえているとかえって失敗してしまうことになります。
2008.04.08
冬の寒さも一段落して、植え替えの季節になりました。成長期に入る直前が植え替えの最適期と考えるのが、ほとんどの植物について正解のようです。植え替えてすぐに成長期に入ることが、成長する全期間が有効になるのですから。成長期の途中に植え替えると、葉が一時的にしおれたり、植え痛みのために、成長が止まったり、マイナスになりますから、せっかくの成長期にじゅうぶん成長することができないのです。私はだいたい花の植え替えは2月、3月、4月の3段階に分けて考えています。2月は落葉樹、落葉する宿根草を植え替えます。落葉樹は早めにまだ新芽が出てくる前に植え替えます。バラ、てっせん、日本さくら草など・・・3月は一般的なほとんどの花を植え替えます。お彼岸過ぎは気候も春めいて、植え替えで大忙しの季節になります。4月は寒さに弱い花や観葉植物を植え替えます。暖地性の植物や、防寒が必要だった植物は、春の成長期に入るのも1か月遅れますから、4月になってから植え替えます。5月の連休の時が(時間的な余裕もありますから)植え替えの適期と言えるでしょう。この時期に花が咲いている最中の植物では、花後に植え替えるものもあります。君子蘭、シンビジウム、さつきなど・・・・観音竹とシュロ竹は梅雨に入る前が最適期です。植え替えてから梅雨に入ると成長のために良いと昔から言われているようです。植え替えは花の種類によってさまざまですが、おおまかには春のお彼岸を目安にしています。寒さに強いものはお彼岸以前でも可。寒さに弱いものはお彼岸よりもっと暖かくなってからというように。
2008.04.02
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