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前回、前々回に引き続いて、シクラメンを選ぶポイントとして、花とつぼみばかり見て買うお客さんが多いけれど・・・・・お客さんはつい花を見てしまって、つぼみはたくさんあるかな?と葉の間を見ているようです。「つぼみのたくさんあるのがいい」「つぼみのたくさんあるのがいい」と言って買っていきます。花屋さんとしては、もっと葉に目が行けばいいのにな、と思うのですが、ちゃんと説明はするのですが、やはり花が魅力なのでしょう。★花とつぼみが多数あるけれども、葉の数が少ない鉢を買って帰ったとしましょう。いま見えるつぼみは咲いても、花が咲くには大量の栄養分を消費しますから、葉の数が少ない鉢では、葉が枯れて急速に弱ってしまうでしょう。新しいつぼみが出てきて長く咲き続けるのは難しいと思います。つぼみが多いのでしたら、つりあいがとれるだけの葉の枚数が多い株でなければいけないのですね。★お客さんは花とつぼみばかりを見ますが、花は栄養分を消費するだけなのです。いくら花を見ても優良品かどうかはわかりません。かえって、花とつぼみの数だけ見て買っているから、葉の弱い鉢を買ってしまう→長持ちしない、のが多いのではないでしょうか。葉が栄養分を作るのですから、(葉緑素とか光合成とか小学校で習ったはずです)、その鉢がしっかりしたものかどうかは、花ではなく、葉を見るのです。長期間にわたって咲き続けるには大量の栄養分を消費するのですから、それだけの葉(株)のエネルギーが必要なのです。↓ シクラメンを選ぶ3つの重要ポイントは、↓ 前回に詳しく書いてあります。
2008.11.27
前回は、シクラメンの選び方の一番重要な「葉の枚数」について書きました。花屋さんとしてはその次くらいにチェックする点を考えてみます。1、葉の枚数が多く、葉が詰まっていること。2、葉が硬く、引き締まっていること。3、花茎が短めに、がっしりしていること。この3点がしっかりしているシクラメンでしたら、まず問題ないはずです。そう、花よりも葉を見るのですね。葉に栄養分・体力があるのですから、葉がしっかりしている株が、じょうぶなシクラメンといえます。★2、葉が硬く、引き締まっていること葉の上にそっと手のひらを乗せて、硬い葉でしたら、良い鉢です。もし軟らかく、ふんにゃりした葉でしたら、軟弱に育てられた鉢です。水が切れて萎れて、一時的に軟らかい場合もありますが、とりあえず、葉が硬いかどうかが優良品のチェックポイントです。(葉の上にそっと手を乗せるだけで、硬いかどうかは簡単にわかります。商品ですから手をぎゅうっと押し付けないようにしましょう。)★3、花茎が短めに、がっしりしていること。花茎がじょうぶな鉢を選びましょう。花茎が長すぎたり、細すぎたりすると、花を支えきれずにぐんにゃり曲がって、花姿が乱れてしまいます。花茎が長すぎるのは、暖かすぎる所か日照不足のところで軟弱に栽培されたのかもしれません。★★以上の3点が優良のシクラメンを選ぶチェックポイントです。逆の言いかたをすると、次の3点のようなシクラメンは買うとマズイことになります。買うとまずいことになるシクラメン1、葉の枚数が少なく、極端に大きい葉がある。暴れている。2、葉が軟弱で、ぐんにゃりしている。3、花茎が間延び(まのび)して、細長い。こう書くと、3つのチェックポイントも、なるほどと同意してもらえると思います。花屋さんの選び方と言っても、かんたんなことなのです。花屋さんの前を通ったときに、試みにシクラメンを見ると、良い鉢かどうか直ぐにわかると思います。
2008.11.27
市場の競りでシクラメンの優良な鉢を選ぶときに、花屋さんは花を見ません。最初にチェックするのは葉なのです。優良鉢は、葉の大きさが大中小そろっている、葉の枚数がたくさんある鉢を選びます。「シクラメンは葉1枚に付き花1つ」と言われています。正解かどうかは確信をもてませんが、葉が多いほど花数が多いのは確かですので、考えかたとしては、たいへんわかりやすい言葉です。とにかく第一に見るのは、葉の枚数が多くって、ぎっしり詰まっている鉢を選びます。★わかりやすい例として、悪いほうの、安物の、長持ちしないシクラメンの例を書いてみましょうか。↑画像の左のように、葉の枚数が少なくて、極端に大きい葉と小さい葉のある、葉のバランスが暴れている鉢。こういう鉢はおすすめできません。このシクラメンの1か月後を想像してください。極端に大きい葉が枯れてしまうと、小さい葉だけが残りますが、その葉だけではかなり貧弱な姿になるのが想像できるでしょうか。1月もすると大きい葉が無くなって、急速に貧弱な姿になって、花が咲かない、というのがこれなのです。逆に大中小の葉がそろっているシクラメンは、1か月後に大きい葉が枯れたとしても、そのときには次の中くらいの葉が大きく育っています。大中小の葉がいつまでも揃って、花芽も今までと同じように順々に咲いていきます。★株のボリュームとしては同じ大きさのシクラメンであっても、葉が大中小そろって、葉がぎっしり多いシクラメンが優良品です。反対に極端に大きい葉と小さい葉でバランスのとれていない、暴れているシクラメンとでは、購入したときのボリュームは同じでも、1か月後のすがたはぜんぜん大ちがいです。特価品として投売りしているシクラメンをよくみると、このような葉の枚数が少なく、葉が暴れている品物が多いようです。そういうわけで、シクラメンをチェックするときには、葉を見ることが大切なのです。★次回もシクラメンの選ぶときの、3つの重要ポイントをお話します。*******************************************************
2008.11.27
岩ヒバ(岩マツとも言われます)は葉を鑑賞する植物で、秋の深まりとともに紅葉・黄葉して、葉が色合いを変えていきます。原生地では崖の岩肌にこびりついて、ほとんど水分がなくても雨水でしのいでいるくらいに、強健な植物です。★この岩ヒバ。家庭園芸では育て方のポイントとして、冬季は断水して、冬眠させる栽培法が知られています。冬になると乾燥した葉のまま、縮れて丸まったままで、いくら水やりしても葉が開かなくなります。それが休眠の合図ですから、以降は春まで、いっさい水はあたえなくてもだいじょうぶです、断水しても枯れることはありません。冬に葉が枯れたように丸まるのは自然現象ですので、ほんとうに枯れてしまったとおもって、処分しないでください。「私はいつも冬に岩ヒバを枯らしてしまう」と言う人がいますが、枯れたわけではありません。昔の家庭園芸では縁の下や物置においたまま春まで休眠させていたそうです。(寒さは問題ないので戸外のまま、雨にあたらなければいいのです)。現代ではどこで冬眠するのか。いろいろありそうですが、適切な場所に春まで置いておきましょう。★休眠から醒めるのは、桜の花の咲くころ。桜の花の開花前線が目安になります。桜の花が咲いたら、岩ヒバを縁の下や物置から出して、バケツに水を入れたなかに鉢ごとドボンと沈めます。そのまま1日2日沈めておくと、葉がゆっくりと展開して、新緑のすがたを見せるようです。桜の花の時期から、初冬の寒さで葉が休眠する時期までが岩ヒバの成長期であり、鑑賞期になります。成長期には葉も伸張して、根元から子株(新芽)も出て来て、大きく育ちます。葉も春の新緑から、夏の濃緑、そして秋の黄葉・紅葉へと、四季折り折りの色彩を楽しめるでしょう。
2008.11.26
お客さんから「ブルーベリーは冬の寒さは大丈夫ですか?霜除けはしなくてもいいですか?」というような質問があると、返答に困ります。↓ 前にも書いたようにブルーベリーは2つの系列に分かれています。温暖型と冷涼型というくらいに性質がちがうので、とうぜん栽培もまったくちがう面が多いのです。もし育て方を花屋さんで質問するならば、自分のブルーベリーがどちらの系列なのかを知っていないと、まちがった育てかたになってしまうことがあります。ハイブッシュ系列は東北日本向きの冷涼型。気候的にはリンゴの栽培に近いでしょう。りんご型と呼ぶこともあるようです。冬の寒さは心配ありませんが、夏の高温多湿に注意したほうがいいでしょう。ラビットアイ系列は南西日本向きの温暖型。気候的にはミカンの栽培に近いでしょう。ミカン型と呼ぶとわかりやすいかも。夏の暑さは大好きですが冬の低温や、霜や雪には注意したほうがいいでしょう。★ブルーベリーの夏の手入れ・冬の手入れは、系列のどちらかによって、育て方がまったく反対なのです。ハイブッシュ系列とラビットアイ系列では、別の果物と考えたほうがいいくらいです。お客さんから育てかたを聞かれても、どちらの系列かわからないと花屋としては答えられないのです。ブルーベリー栽培には、受粉のために2本が必要と知っていても、ハイブッシュ系列の1本と、ラビットアイ系列の1本では、受粉しないので、その点でも注意が必要です。★花屋としては生産農家が、写真ラベルに「系列、品種」の2項目の表示をしてあるブルーベリーを仕入れることになります。少なくとも品種名がわかれば、系列名は調べることができます。表示が「ブルーベリー」だけで、系列と品種名のわからない品物は花屋としては売れないのです。もしそういう品物でしたら購入はさけたほうがいいでしょう。育てかたをどうすればいいかも異なるのですから。★すでにブルーベリーを購入済みで、「え? 系列とか品種って言われてもわからないよ」というかたは、写真ラベルが付いているか確認してください。値札のような細長い紙ラベルに記入してあることもあります。あるいは鉢の根元に札を挿してあることもあります。記入・表示されていても、インクが薄くなって読み取りにくくなっている時は、読めなくなる前に記入し直しましょう。★↓ 前回と前々回にブルーベリーの2系列について詳しく書いています。**************
2008.11.25
ブルーベリーの栽培に必要な品種のリストです。同じ系列の中から、異なる品種の2本が必要と言われています。ブルーベリーを購入するときには、写真ラベルか値札に、「系列名、品種名」の2項目がきちんと表示されているか確認しましょう。系列名(ラビットアイ系列かハイブッシュ系列か)と品種名は、ブルーベリー栽培には重要な2項目です。ラベルを捨てたり、ラベルの文字が消えて読み取れなくならないように、注意しましょう。★ ラビットアイ系(温暖地方向き)ウッダートホームベルティフブルーメインデートデライトブライトウェルクライマックスT172フェスティバルバルドウィンパウダーブルーT100ノビリス★ハイブッシュ系(冷涼地方向き)ブリジッタミスティウェイマウスハーバートブルークロップバークレイルーベルブルーゴールドダローネスブルーレイ★↓ 前回の書き込みに、ブルーベリーの系列と品種について詳しく書いてあります。
2008.11.24
ブルーベリーの実を付けるには2種類が必要と言われています。1本でも実は付きますが、大量に収穫したいときには他家受粉のために2品種が必要です。ちょっとややこしい話になりますが、ブルーベリーの種類は大きく2系列に分かれています。2本を選ぶときには「同じ系列の中からの2品種」を選ばなくてはいけないのです。この2系列は栽培のためにはまったく別の果物と考えたほうが良くて、ちがう系列からの花粉では実が付かないようです。★2系列は、ハイブッシュ系列とラビットアイ系列です。ブルーベリーには必ずラベルにハイブッシュ系列かラビットアイ系列かが表示されていますから確認してください。「ラビットアイ系列、品種名ホームベル」というように。もしも系列と品種名が、写真ラベルか値札に表示されていない品物でしたら、購入するにはちょっと問題があるかもしれません。★この2系列の違いを説明します。ハイブッシュ系列は冷涼型、北日本の気候に向いています。寒さに強い反面、真夏の暑さが苦手。ラビットアイ系列は温暖型、南日本の気候に向いています。暑さに強い反面、真冬の寒さが苦手。両方が重なる東日本・関東地方あたりは、両方の系列とも育てやすいといえるかもしれません。わかりやすい目安として、ハイブッシュ系列は冷涼地方なのでりんご栽培に近い。ラビットアイ系列は温暖地方なのでみかん栽培に近いと考えると、自分の地域ではリンゴかミカンかどちらが育てやすい気候なのかで、選びやすいでしょう。★東北日本で、温暖型のラビットアイ系列を大量に売っているとは考えられず、南西日本で、冷涼型のハイブッシュ系列を大量に売っているとも考えられないのですが、ブルーベリーを選ぶときには、「系列、品種」の2項目を確認してから購入する必要があります。★註ブルーベリーの系列は正確には5系列以上あるそうですが、2系列で大部分ですし、一般的に市販されているのはこの2系列ですので、ここでは2系列として説明しています。★次回に品種名のリストをアップします。
2008.11.24
購入したブルーベリーのラベルには必ず「鹿沼土やピートモスの酸性の用土で」と表示してあるはずです。一般的に、西洋種の草花や野菜はアルカリ性を好む傾向がありますが、ブルーベリーは逆に酸性の土を好みます。酸性の土としては鹿沼土とピートモスが普及して知られています。私は鹿沼土とピートモスを混合しています。市販のブルーベリー専用の用土もこの2種類が主体だと思います。ブルーベリーは特に酸性を好むので、園芸の基本用土である赤玉土(弱酸性)よりもさらに酸性度が強い鹿沼土とピートモスがすすめられているようです。ブルーベリーはこのどちらか、あるいは両者を適当な割合で混合した土で植えることになります。地植えのばあいは、この2種のどちらかあるいは両方を、庭土に混合して鋤き込むといいでしょう。すでに植えてしまっている場合は、この用土を地表に撒いて、鋤き込むといいと思います。★ピートモスは酸性が強いので、園芸用土としては酸性度を弱めた「調整済み」の処理の表示をつけて販売されていることも多いようです。今回のブルーベリーの場合は酸性を好むのですから、かえって調整されていない「無調整」のままのピートモスがあれば、そのほうが最適である、という考え方もあるようです。
2008.11.16
サンスベリアは気温が12~13度以下になるころから水やりを中止して、冬のあいだは休眠させるのが最良です。冬の活動を休んでいるときに水を与えすぎると、低温で水分が冷えて根を痛めてしまうのです。サンセベリアは強健で手入れがかんたんなので、ほとんど枯れることはありません。枯らしてしまう人は、冬にも水やりを続けて、根をくさらせてしまうパターンが大多数のようです。上部はしっかりしているのに、 冬に根元がいたんでパタンパタンと倒れてしまうのは、冬の水やりが原因です。★11月から3月まで、春に暖かくなるまで、一滴も水を与えなくてもだいじょうぶです。サボテンと同じように、厚い葉の内部に水分を持っているので、自分の水分だけで冬を越せるのです。水分を与えないのですから、とうぜん肥料も必要ありません。朝の最低温度が12~13度を保てる暖かい環境でしたら、少しくらいは水やりもできますが、基本的にはサンスベリアは冬は断水でいいとおもいます。★昔の暖房が充分でなかった時代は、冬は、鉢から抜いて新聞紙で包んで押入れに入れておく→春に鉢に植える方法もありました。もし冬に根元が痛んでパタンと倒れてしまったら、痛んだ部分を切除いて、切り口を乾かします→新聞紙に包んで→春まで保管→5月のゴールデンウィークころに挿し木(挿し木はかんたんに活着します)★サンセベリアの成長期は4月から10月の温暖な時期です。成長期には乾いたら水やりをして、肥料も適度にあたえます。新しい葉が伸張して、株元から新芽も出てくる季節です。植え替えも成長期の前半ころに行えば最適になります。一年の中で成長期と休眠期があることを知れば、手入れもそれにあわせて行えるでしょう。★冬季のサンセベリアは何の手入れもしないでいいのですから、楽といえば楽な植物です。
2008.11.16
お客さんから「葉ボタンは花屋さんにあまり置いていないですね」という質問を最近よく受けます。お正月を迎えて12月近くなると葉ボタンを植える人も多いのですが、花屋にあまり置いていないので、あれこれ選ぶこともできないようです。葉ボタンをあまり見かけない。ほかの花屋さんの店先をあまり知らないのですが、どこの花屋さんにも数が少ないのならば、ひとつ推理できることがあります。低価格の割りにボリュームが大きいので、スペース(場所)をとられてしまうので花屋が敬遠しているのはないでしょうか。直径20-30センチの大きさで、売値は200-300円。20株を置くだけでも半坪のスペースが必要です。たぶん葉ボタンの利益よりもスペース代のほうが高くなります。すぐに売れなければ、黒いビニールポットに水やりの世話を続けなければなりません。売値からの利益を考えた時に、手入れのほうが高くつくこともあるようです。葉ボタンを置いたとしても利益はないだろうと想います。葉ボタンを置いている花屋さんは、お客さんの需要に対するサービスとして置いているのでしょう。商店街の花屋さんでスペースが限られている店舗のばあい、売れるものなら何でも置くのではなく、花を選んでいるだろうと考えられます。200円の葉ボタン1株を置くよりも、2000円のシクラメン1鉢を置くほうがずっといいと考えるでしょう。そういうわけで葉ボタンを置く花屋さんは少ない、という理由が考えられそうです。
2008.11.15
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