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「どういう、意味ですか?」 違和感が少しずつ降り積もり、警告を発する。 何かが、おかしいと。 されど、歯車はとうに狂っていた。 ──34年前に。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回もまた、『爺さん暗躍』の回でありましたね(頭痛)。 主軸である『高炉爆発』も印象的ですが、私に強く印象を残したのは『ミラー・イメージ』、そして鉄平が『己は潔癖な存在でない』と自覚するラストでした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『エロスとタナトスは仲良し』。 これは久美沙織さんの小節指南書からの引用です。 物語において、相対する二つの事象は、互いに互いを引き立たせる。そんな意味です。 ──幸福の直後こそ、破滅は際立ち。 ──焦りの中でこそ、チャンスに喜び。 ──絶望の中でこそ、希望は輝ける。 それらの対比が一際際立っているのを感じました。 何より、鉄平の『どんな不遇であろうと、夢を諦めない』という決意が、何よりも輝いていました。 『大川や玄さんの死』が、『父親からの拒絶』が、『鉄平という銑鉄』の中の『青臭い甘えという名の炭素』を燃やし、『刃金の強さ』を与えたのを感じたのです。 事故現場に立つ鉄平は、そのときこそ本当の魅力を解き放っていました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『だれよりも潔癖であろうとし、それを求められる鉄平』。 これは私が『第三話』感想の中で書いた一文です。 どんなに万俵家の歪みを目撃しようと、彼自身はこれまで潔癖でした。 それは『その歪みの渦中にいない』、『自分だけは違う』と確信できたからです。 しかし、今回のラストで『自分こそが、万俵家の歪みの中心』であると知ります。 例え、望んで『そう生まれてきた』訳でなくても、彼は『不義の子として罵られる存在』。 『潔癖である』『潔癖であれ』と常に思い、言われ続けてきた鉄平にとっては、アイデンティティの崩壊にも等しい事実であるはずです。 一度解け崩れ落ちた『鉄平』という名の鉄は、次はどんな鋳型に納められるのでしょうか。 その形は歪むのだろうか。 それがとても不安です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『爺さんの負の遺産』。>「『銀行』よりも『鉄作り』の道を選んだこと、敬介さんが亡くなる前に心配していたんです」 …………『鉄作りの道』を鉄平に焚き付けたのは爺さん、あんたでしょうがっ(第二話参照)!>「鉄平は父と戦わなければならない日が来るかもしれない」 …………その原因(風呂場での強姦)を作ったのはあんたでしょうがっ!>「自分の道を、自分の信じる道を貫けと」 …………だから焚き付けてどーすんですかっ! どこまでもツッコミどころ満載な爺さんであります(ぜはぜは…)。 ここまで先見の明があるなら、『風呂場の強姦』がどんな結末を導くかぐらい、実行前に見抜けっ(渾身のツッコミ)! 死んでから7年後まで、どこまで子孫を不幸にしたら気が済むんだろう…。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『敷かれたレール』。 大介が銀平に用意した椅子。それは幾人もの死人の血に染め抜かれた地位。 大介が銀平に用意した未来。それは数多の呪詛により切り開かれた道に敷かれたレール。 そこに求められているのは『大介の血を引く子』という記号。 銀平という、『人間の感情と弱さ、そして理想を信じる青二才』ではないのです。 物語の冒頭でこそ、彼は諦観していました。 しかし物語が進むに連れて、その禍々しさに打たれ。逃げ出すことが絶望的であることを確信し。そして理想が崩壊します。 レールの上を歩くことが更に苦痛となり、少しずつ自我が壊れていきます。 だからこそ、兄がレールごと『阪神銀行』を壊すことを望んだのです。 『阪神銀行の崩壊』こそ、銀平にとって『自己再生』への希望であったのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『ミラー・イメージ』。 それは『自分の思考や概念を、相手の中に虚像として落とし込むこと』。 つまり、『自分の考えや概念で、相手の気持ちを推し量ること』です。 大介が陥り、自滅していった理由こそ、『ミラー・イメージ』です。 『自分と同じ顔立ちをし、同じ道を選び、血を引いている』からこそ、大介は銀平に対して強烈な『ミラー・イメージ』を抱いてしまったのです。 “どんなに苦しんでいても、拒絶の言葉を発しても、いつかは理解する日が来る。自分のようになる” そう無条件に信じ、説得の詰めを緩めたのは、大介の『ミラー・イメージ』故。 そして、『爺さんの影』に怯え、自分の思考に篭るほどに、他人の感情に気づくことが困難になっていったのです。 結果として、大介は『銀平の本当の気持ち』を理解できず、狂気まで追い込んだのです。 大介は『負けた』のではありません。勝手に自滅したのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『ミラー・イメージ』っていうのは、世の中にはたくさん溢れています。 私の周りにも、『ミラー・イメージ』の持ち主がいます。行動力があって、悪気も無く、だからこそ性質が悪い人だったり(…でも、立場的に見放せる人じゃないからなぁ…)。 だから、銀平の気持ちがほんのちょっとだけ分かります(苦笑)。 ネットでも『ミラー・イメージ』によるトラブルは結構多いですね。「自分の概念や思想こそ、大勢の感覚! だからこそ自分が正義、あんたたちは間違っている」とばかりに、わざわざ考えの違う人の所に乗り込んでいって、攻撃する人もたまにいますし(頭痛)。 そういうのは、すごく危険です(汗)。 むしろ「自分と違う意見をきっぱり言ってくれる人が好き(by稲垣吾郎君)」という感覚でいる方が、健全なのではと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 家族だからこそ、自分の思考への理解ばかりを押し付けてはいけない。 家族だからこそ、相手を『一つの思考と概念の持ち主』として尊重し、理解しようとしなくてはいけない。 銀平と大介の姿に、そのことを痛切に感じさせました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ これから父親世代の暗躍が始まります。 その様子が、ゾクゾクしながらも楽しみで仕方がありません。 そして予告に見え隠れする、鉄平の狂気も。 彼らがどうなるのか、本当に楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「もっと違った人生を生きていたんだろうな」 『もしも』に焦がれる。 それは、現実からの救いを求める声。──だれもが救われようとし、救われ方を見失っていく。
2007/02/28
『デモンパラサイト』に『08.Angelの秘密』を追加しました。 一言で言うなら、「…ツニー、強く生きろ(他人事)」の小節でしょうか(苦笑)。 正月の『芸能人社交ダンス部』がすべてを決定付けた小節でもあります。 ただ今、ノベルの中の戦闘シーン(『09』『10』の小節)を書きつつ、『実際のゲームでの判定シミュレーション』(裏ページ)も同時に書いています。 どちらかだけなら負担も少ないのですが。「せっかくこう言った形式で書くのだから…」と思ってしまったのが運の尽き。 …今は自分の猪エンジンに、ちょっと苦情を申し上げたいところです。 次章は来週中にはUPできればいいな、と思っています。それまで少しお待ちくださいね。
2007/02/25
『ウンナンタイム』(TBSラジオ)2/17放送分で、ウッチャンナンチャンがケディの近況について放してくれました。 残念ながら私はラジオ自体を最近聴いておらず、しかも公式HPのラジオではカットされている部分でもあります。 その内容によると、『ケディは一身上の都合により、帰国した』ということでした。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 最初にこの内容を聞いたとき、混乱で考えがまとまりませんでした。 事態の重さと衝撃のため、記事に纏めることを、躊躇いました。 しばらく各サイト様の記述や、他のサイトでの報告書き込みで様子を見。そして事実であることをほぼ確信した今。 こうして記事にさせていただいています。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 色んなサイト様のレポなどを総合すると、こうなるようです。『ラジオのコーナーで、『Bye-bye』を紹介するときに、思い出話とともに語ってくれたこと』『ケディは上海に、個人的な事情により帰った』『今でもナンチャンのことをアニキと呼んでいる事』 この三点のようです。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ …ウンナンのお二方、ありがとうございます。 情報源の少ないケディファンとしては、公式と同じだけの信憑性を持つお二人の報告は本当にありがたいんです。 『ウリナリ』が終了して長い期間がたつのに、今でもこうしてフォローしてくださることが本当に嬉しいです。 やっぱり、二人ともいい人だ(感涙・号泣)。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ サンミュージック公式でも、個人HPは閉じられています。 ただ、プロフィールのページは残っているんですよね。 それは『いつでも帰ってこれるように』という事務所側の配慮のようにも感じます。 サンミュージック関係者の皆様、本当にありがとうございます。◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ケディ、私は待ってるよ。 いつまでも、待っていられるよ。 また、日本の芸能界に早く帰ってきてね。
2007/02/21

祖父の残せし物。 祖父の言葉。 そは父世代に刻み込まれ。面影を纏いし者、心の底から引き出さん。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ とりあえず、一言言わせていただきます。「爺さん、あんたが諸悪の根源だっ(きっぱり)」 たとえ銀平が『祖父の素晴らしい言葉』を引用しようと。 たとえ脚本スタッフが主題を篭めて爺さんを持ち上げようと。 ラスト間際の回想で、すべてが台無しです。>「公家の女の肌は…」 …その言葉に「芦屋浜に沈めたげようか。さもなくば六甲山の樹海に埋めてやろうか、この爺さん(怒)」と思いましたからね。 銀平の言葉自身は真理だと私も思います。…確かに、思いますが。 下劣な欲望を抑えられない人間に、理想や職業倫理を語ってもらいたくない(少なくともドラマでは)。私はそうも思ってしまいます。 いや、爺さん自身はその『職業倫理』を信じていなかったのではないでしょうか。 『孫の教育や、取引相手を偽る建前』にはそう言っていたかもしれません。でも、それを実行するだけの品行方正な人物には思えないんですよね(遠い目)。 鉄平を持ち上げる為に、彼に似ている祖父まで持ち上げる。 しかし、元々が下衆の祖父を『職業倫理を弁えた人間』として持ち上げるのはどうなのだろう? ふと疑問に思いました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『企業を育てるという銀行家としての信念』 銀平がまだまともな『職業倫理』を保っていたことに、とても驚きました。『職業倫理を持って行動している限り、全ての職種は平等である』とは、私の信念。 航空会社が安全管理を放棄すれば、飛行機には乗れません。医師が『生命の尊厳』を守らなければ、病院にかかることはできません。そして銀行が『借り手を守らなければ』、お金を借りることはできません。 互いの職業倫理を信じるからこそ、交渉や契約は成り立ち、ひいては社会が成り立つのです。 『職業倫理』を放棄することは、つまり自分が生きている社会を放棄することでもあるのです。 だからこそ、人は、それぞれに職業倫理を学び、育み、守らなくてはならないのです。 時に個人的な事情や感情をねじ伏せ、時に自分の体調や精神状態まで仕事に合わせ、頑張らなくてはいけないのです。(注:鉄平は私情を仕事に持ち込みがちなので、『職業倫理』を尊守しているとは言い難い。 『会社の状態を、メインバンクにすぐに知らせなかった』という点でも、経営者として、職業人として失格だと感じます) これは私が職業ドラマを観るときの大事なポイントでもあります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鉄平の行動。 今回の鉄平の行動もまた、感情に身を任せたものが多すぎました。 前述の『会社の状態を、メインバンクにすぐに知らせなかった』という点でも、減点すべき内容です。 また、部下が溺れている時の行動も『…ちょっと待て』と思います。 『危険を顧みずに飛び込んだ』というのも、パッと見には分かりやすいんですけどね。 でも『上に立つ人間としての資質』を示すならば、『ライトや浮き輪をかき集めさせたり、現場の指示を的確に飛ばす』ことで、経営者の資格を見せて欲しかったと思います。 『無策に飛び込む』よりも、『人を使いつつも、危険な救助そのものは自分が行なう』方が、より具体的に理想化できたのではないでしょうか。 理想化するなら、もっと具体的に理想化して欲しいかな? 『他の人物の台詞では評価されつつも、本人のやっていることは脊髄反射』では、ちょっとバランスが悪いかもしれません。 『考証そっちのけの、勢い任せの現代ドラマ』なら、鉄平も英雄として見ていられます。奇跡が起こっても、素直に受け入れられます。 現にそういったドラマもありますしね(ただし度が過ぎると、現代物のドラマでも引きますが)。 しかし彼と対立する大介が、考証と世界観に乗っ取って行動する分、重みを持って存在しています。 ライバル的存在である大介が重すぎる分、主役である鉄平が軽くなってしまうのです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ただ、『6月までに高炉を作る!』と行動し始める鉄平の姿はかっこよかったです。 『流されるのではなく、自分で道を切り開く。一縷の望みであれ、突き進む』 その姿は確かに英雄です。 私もその点に関しては惚れましたし、かなりの高評価です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 銀平の葛藤。 銀平は父の非情さや異常さを知りながらも、どこかでは信じていたかったのかもしれません。 『非情ながらも、信念を持って行動している』『異常ながらも、普通の情愛も持ち合わせている』と。 しかし、その二つの思いが同時に壊れてしまうのです。 『兄に対する父の非情』を見た瞬間、『父にとって、銀行にとって自分が必要なくなった瞬間、自分も裏切られる』そう確信せざるを得なかったのかもしれません。 もちろん、大介は銀平だけは普通に愛しているのですが、それは伝わらないんですよね。 『父・大介が子供を愛せない』と知ったとき、『銀平自身も我が子を愛することができないかもしれない。自分も異常な家庭環境を持たざるを得ないかもしれない』と不安を持ったのかもしれません。 だからこそ、妻に対して「堕ろしてくれ」と言ってしまったのかもしれません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 銀平にとっての、兄の行動の意味。 銀平は父の行動を見て、自分の『職業倫理』すら見失いかけます。 しかし、兄の『馬鹿正直なほどの正攻法』を見て、少しだけ考えを改めるのです。──これまで『阪神銀行』が支えてきた『阪神特殊製鉄』は、本当に良い技術と経営者を育てたと。──『職業倫理』を守るものは、決して弱くは無い、と。 それを見たとき、失望に向かう最後の一点で、銀平も父に抗う決意を決めたのでしょう。 親父の言葉の受け売りを、父と戦うことで、自分の心理へと昇華する為に。 自分自身の、職業人としての尊厳を守る為に。 これは銀平にとっても、重要な戦いになったのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 三雲の声の残響。 三雲が鉄平を持ち上げる言葉が、祖父を持ち上げる言葉に幻聴(き)こえた瞬間。 大介には、“『三雲の中の鉄平像』を踏み潰してやりたい”という衝動が生まれたのでしょう。 激しい衝動が、『三雲と、その背後の大同銀行』さえも憎悪させ。 常に心の中にあった『蜘蛛がキリギリスを喰らう映像』が、そこに重なった時。 『大同銀行を喰らう』可能性が頭を過ぎり、更に瞬時に『それが可能である』と判断してしまったのです。 その行動原理の主軸は、私怨。 しかし、それを大儀と必要性で理論武装してしまったのです。 その瞬間、彼は引き戻せない道へと走り出してしまったのかもしれません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大介の策略。 彼は一つの可能性だけを考えるような、そんな愚かな人間ではないでしょう。 本当の策略家は、一つの策略ばかりを練りこみません。一つがダメになってもいいように、いくつもの保険をかけるものです。 『阪神特殊製鉄』を最初に支援したのは、策略を隠すための表向きの理由だけではないかもしれませんね。 もし『大同銀行』を取り込むのが不可能でも、それならそれで『阪神特殊製鉄』を生き残らせることを考えていたと思うのです。 しかし『大同銀行』を飲み込むことができると確信したとき、彼は『阪神特殊製鉄』を潰すことを決断したのでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 祖父が残した負の遺産、もしくは残滓。 それを納めた箱を開くのは、祖父と瓜二つの鉄平です。 大介も、芙紗子の母も、鉄平の纏う残影に心を惑わせてしまいます。 そこに『鉄平』自身の信念も、感情も存在しません。 それこそが、彼の悲劇なのですね。 これから『負の遺産』がどうなっていくのか、見届けたいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そは絶望の中の弟を目覚めさせ。 兄の闘志に火を灯した。 祖父の業は、血脈に潜み、澱み、凝り固まり──時至りて、具現す。
2007/02/21

香取、友情の糸タッグ 少し情報が遅いですが、香取君も出演することになりました! しかも悪役です。 純粋な悪役なんて、SMAP全員もめったに演じる機会が無いんですよね。その意味ではすごく貴重だし、楽しみです。 香取君はこういったファンタジーにも関心が強いし、現代社会とは違う悪の華を咲かせてくれそうですね(嬉)。 元々が脇役好きなので(…ドラマでも、主役そっちのけで脇役にはまること多し。←待て)、香取君の役柄にものめり込みそうです。 そして映画の公開前には是非、『SMASTATION!!』で特集を組んでもらいたいですね。 タイトルは…やはり『声優SMAPを語る』かな? 是非、準レギュラーと共に語り合って欲しいところです(微笑)。 余談。 2/11放送の『轟轟戦隊ボウケンジャー』の最終回ラスト三分にて。「見つけました、孫悟空の如意棒ですぅ~。 これは高く売れますよ~」 親戚宅でDVD編集しつつ、噴出しました。 長さや細さ、デザインは日テレ版よりもフジテレビ版に近い代物で、なんだか妙に嬉しかったです。 ぜひぜひ、夏の『激獣戦隊ゲキレンジャー』でもネタを振ってくださいませ。 中華風で動物モチーフで、声優さんも永井一朗(『西遊記』のナレーション)さんが共通しているんですしね。
2007/02/19

──信じたくない。──信じたい。 混沌たる想いから逃げるように、彼は引き金に手を掛ける。 その銃弾が、最後の絆を打ち砕くとも知らずに──。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 例え嘘であっても、それにより守られていた絆があります。 『裏切り』の真実や表面的な儀礼よりも、もっと大切な情があります。 それならば、絶対に知るべきでは無かったのです。知っても、事実を封印しなくてはいけなかったのです。 一子も鉄平も、それができなかったのですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鉄平の中の疑惑。 鉄平の中には、『大川記事の犯人は父ではないか』という疑惑はずっとあったはずです。 だからこそ、銀平にもそのことをもらすのです。>「『知っている』かもしれない」 銀平の言葉に、彼ははっとします。 『大川の容態が悪かったことを、父は知っていた』。そのことに思い当たったのかもしれません。 だから『先の長くない大川を切り捨てた』という仮定も、その時に生まれたのではないでしょうか。 そして、父に近い立場にいる銀平にも思わず、鎌を掛けてしまったのかもしれませんね。 でも銀平は『大川の容態』や『三栄の疑惑』の外にいたわけですから、そこまで思い至らなかったと思われます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>「葬儀をゴルフで中断させるとは、どういうことですか!?」「…あんただって、『会社の未来が掛かった接待雉撃ち』行ってたじゃないかぁっ!」 さて、何人の方が私と同じことをツッコんだでしょうか? 一子にしても、早苗にしても、財閥や政治家の娘に生まれた以上、パーティや会合などの重要性は身に沁みて知っているはずです。 パーティの傍らで、重要な話題が交わされる様を一緒に聞いているはずです。 ですからこの『ゴルフ』にしても、情報収集の必要性はすぐにわかったと思うのです。 確かに銀行業務に関わっていないから、いまいちピンとこないのかもしれません。 それでも、鉄平や一子や早苗の反応は『現代の一般家庭の奥様』的反応。 育った環境にそぐわない、あまりに変な反応に、思わずずっこけました(苦笑)。>「結局お父さんも、大川先生を都合の良いように利用していただけじゃないんですか!?」 すみません。鉄平の言葉こそ『正論に言い負かされて逆切れした』ようにしか聞こえません(汗)。 大介の誠意ある対応も適切でしたね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一人の雉撃ち。 鉄砲を持ち出し、一人ルートを離れる鉄平。 秩序無く張り巡らされた枝を払うように、秩序無く浮かび上がる思いを掻き分けていく鉄平。 それは、まるで疑惑から逃げ出そうとしているようにも見えました。 ──疑惑に絡む父親から、美馬から、銀平からも逃げるように。 そして逃げ出そうとしつつも、雉の音には思わず反応し、銃を構えてしまう。 狙いを定めている間だけは、雑念から逃げられると思っているから。 そうして、葛藤を先延ばしにしているはずだったのでしょう。 そうして、自分の裡に狭まりすぎた視界は、銃口の先の父親を見ることさえできなかったのですね。 そしてその『誤射』は、『自分の中の父親への敵意』に気がつかせてしまいます。 『撃ち殺してやりたい』という言葉が、一瞬だけ短絡的に父親に結びついてしまったのです。 自分の中の敵意に気づき、動揺したからこそ、倒れた父親に駆け寄ることさえできなかったのかも知れませんね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 大介にとっての『誤射』の意味。 大介はずっと複雑な思いを抱えていたのではないでしょうか。 本当は自分の近くで、銀行員として働いて欲しかったはず。なのに、現実は自分の仕事とは違う場所にいて、自分の頑張りや葛藤を理解してくれない。 しかも、義父の大川には熱い信頼を見せていく。 そんな姿に、じれったさを感じてもおかしくは無いでしょう。 そんなときに、美馬に『大川記事の真実を知った』と知らされ。彼は動揺したはずです。 ひょっとしたら、大介は鉄平に逢いに来るつもりだったのかもしれません。 余計な疑惑を抱く前に、言いくるめる為に。 そして自分と大川と、どちらを大切に思うのかを確かめる為に。 だからこそ不用意に近づいてしまい、銃に当たってしまったのかもしれません。 その時、『誤射』は父親にも『意味』を持ちます。 『撃ち殺してやりたい』という言葉と『殺されるかもしれないという脅威』が重なり。 息子に対する信頼が、肉親だから許されるという思いが、衝撃に壊れてしまったのかもしれません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 殺人未遂の後に。 息子だから、守りたい。息子だから、信じたい。 その思いが消えてしまったから、本音が零れる。>「お前は、私を殺そうとしたのか?」 その本音に、『自分を信じてくれない』という事実を悟り、思わず寂しさと悔しさから>「お父さんには『僕に撃たれるようなやましい理由』があるんですか?」と言い返してしまう。(…殺人未遂直後に、加害者である立場で、その言い返しはアブノーマルだと思います。滝汗) その鉄平の言い返しに、逆に『殺意』を確信してしまう大介。 その時、親子の情は全て消えたのでしょう。>「一度だけ答えてやる」 その言葉の裏には、“これから、『お前が俺の真意を疑い、同じことを問うてしまうようなこと』が何度も起こるだろう”という決意が裏に滲んでいるように思えました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 万樹子の存在。 彼女は万俵家にとって、第三者の視線を持ち込む存在です。 故に視聴者に変わって、その異常さを感じることができるのです。 万俵家で彼女の存在が浮き上がることは、また新しい変化をこの家に持ち込むことを意味するのでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 相子の背景も、ようやく見え始めましたね。 相子の虚勢が一瞬だけ剥がれ、初めて弱さを垣間見せるのが印象的です。 その日の昼、虚勢を張らずとも自分を認められて、少しだけ心が緩んでいた彼女。 万俵家の外で、虚勢を張る必要も無いところに、ふと子供にぶつかられ。驚いたところに、親子の姿が目に入ります。 その時、初めて弱さと動揺を見せます。 『普通の家族というあり方』に対する不安。そして『普通の家族も存在できる』という可能性への憧憬。 二つの感情で激しく揺さぶられているのだと思いました。 そして、その弱さと動揺に『弟との再会』という喜びが加わり、彼女の虚勢にヒビが入るのです。 弟の説得と動揺は、『彼女が昔は、普通の結婚観を持つ女性だった』ということの裏返しです。 それを狂わせたのですから、『海外での結婚』は相当に壮絶だったのでしょう。 反動は、彼女に強固な信念──或いは虚勢──を植えつけたのです。『自分は結婚などという物を信じない。 それを操る超越者なのだ』 相子はそう語り、自分にも言い聞かせています。だからこそ妻を信じきれぬ大介に惹かれ、『妻帯者を奪う地位』に誇りを持っているのです。 ──いえ、誇りを持とうと頑張っているのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ でも、昔の『夢』や『幸福観』は消えたりしないでしょう。 そうでなければ、相子はここまで動揺しません。 弟に言い聞かせる時に、自分にまで言い聞かせるようなニュアンスは含まれません。 今でも、彼女の奥底では『普通の結婚』に焦がれているのかもしれません。 そんな『本当の気持ち』を己から欺き、他の人々から悟られぬために、彼女は『嫌われ役』を演じ続けているのかもしれません。 万俵家に介入し、『感情の無い結婚』を繰り返させているのかもしれません。 それでも万俵家には、夫婦の情が蘇り、夫婦の情が生まれます。 親子の情や、兄弟の情が覗きます。 それらの『情』に、彼女は焦がれ。焦がれるが故に、更に強く『虚勢の仮面』を被ってしまうのかもしれません。 彼女が『虚勢』を張るたびに、それは大きく膨れ上がります。 『必要以上の誘惑』となり、『攻撃性』となります。弟の言う、『上辺だけの華やかさ』が膨れ上がります。 けれど、その『虚勢』の下には空白が生まれます。 『虚勢』を掻い潜り、吹き抜けた寒風は、時に彼女の心に凍傷を作るのです。>「所詮、あなたは万俵家の御妾じゃない!」>「僕には理解できないな」 『虚勢』の下の理性が、相手の言い分を認めてしまったとき。相子の結婚概念を裏切って、鉄平が妻を庇おうとした時。 『寂しさ』という痛みが彼女の中に生まれ、激しく動揺させたのではないでしょうか。 私は、相子をそんな風に感じました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回の場所は、『神戸北野・旧外国人居留地』。 ○年前には(←○に入る数字は訊くべからず!)私もよく遊びに行きました。見学可能なものは全部入ったかな? 神戸の観光名所のひとつ。外国の雰囲気が好きな人にはオススメです。 相子がその後に歩いていたのは、神戸元町の辺りでしょうか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 宿命(さだめ)の刻(とき)まで、一年を切った。 愛憎の渦は激しさを増し、全てを飲み込み、砕き始める──。
2007/02/14
『デモンパラサイト』に『06.涙もろいWoman』、『07.言わなきゃわからない』を追加しました。 原作ゲームの最大の特徴はずばり『食事』。 ということで、しっかり食事シーンも書かせていただきました。…元々食べ物ネタ好きなので、書き甲斐がありましたよ(微笑)。 今度食事シーンを書くなら、どんな食べ物だそうかな?
2007/02/10

『何でも無い事』のようでいて、実はもっとも効果的で大切な『好きな対象を応援し、守る方法』。 それは、『手元に回ってきたガセネタ』を一笑とともに握りつぶすことです。 そして『ガセネタ』なんて、コツが分かればすぐに見分けられるんです。 今朝のWSで、またネットで変な噂が流れていることを知りました。 …芸能レポーターが真剣に『ガセネタ』を考証している(地元関西は、ゴシップ芸能の番組やコーナーが多い)のを観て、思わず噴きましたよ(汗)。 その『ガセネタ』そのものの話題には触れません(公式発表で無いものを、取り上げるつもりは無い)。 でも観て回るとそれなりに流布していることが判明。 面白がっている人やアンチも便乗し、広い範囲に流布されてしまっている様子。 事実、『情報に踊っている人が、名前に上がった場所に電話を掛け、事実上の威力営業妨害になっている』のは間違いない様子でした。 そこでささやかながら、『ガセネタ撲滅』の為に、過去に書いた記事をもう一度、リンクしなおすことにしました。 情報に懐疑的になることにより、結果的に好きな対象を守り、自分の心の安定を守る方法です。★情報の吟味★エビデンスに基づいたファン活動を ちなみに両方のページともリンクフリーです。 ファンの心意気とは、『公式発表以外では踊らないこと』だと思っています。 そうすることで、自分が好きな対象を守り、自分の気持ちも落ち着かせることもできると思っています。 否定しまわったり、噂を伝えた相手を責めるなんてことはしなくてもいいです(←むしろしないでください。それも噂に踊っていることになるんです)。 ただ、あなたの目の前に『ガセネタ』が回ってきたら、どうか迷わず握りつぶし、それ以上の流布を止めてください。 それこそが『ファン活動』だと思っています。追記:この記事を投稿した一時間ぐらい後、 携帯用ジャニーズ公式HP、『Johnny's Web』に『公式の見解』が発表されました。 やはり『事実無根』だとのことです。
2007/02/09

『草ナギ&中谷、声優挑戦…デンマークの操り人形映画“日本版”』 ということで、草なぎ君の声優のお仕事が明らかになりました。 …12月(つまり『僕の歩く道』の撮影中!?)に録音したというのが、本当に驚きです。 あの頃は『テル憑依中』だったはずですが、その一方で『ぷっすま・びびり王』や『STRINGS』とかやっていたんですね。…演じ分けるその集中力に感服です。 『繰り人形達が糸とともに生を受け、争い、愛し合う世界。 主人公は真実と愛を知り、苦悩し、旅をする』 世界観、あらすじ、映像……映画の全てが自分のツボを、真正面から『ぶち抜いて』くれています(おひっ)。 いや、私の趣味を知っているであろう訪問者の皆様には言わずもがな、でしょうね(微笑)。 …SMAPって、私の趣味を核心的に突いて来るから侮れません…。 …海外サイト(ネタバレ)のトレーラー映像(ちと残酷風味)を観た時には、いろんな意味で鳥肌が立ちましたよ。 徹底的に作りこまれ、テーマと密接に絡み、主人公達の動きなどに活用された世界観。 これに草なぎ君が、生身ではできないようなシチュエーションの声を当ててくれるんですね。 重厚な『ハイ(異世界物)・ファンタジー』の薫りに、既に私は酩酊状態です。 『STRINGS』の噂が出始めた頃、あるBBSでの反応は…「単館上映だな」「マニアック」「一般受けしなさそう」…etc.でありました。 思わず、猪は叫びました。「これが完全にツボに入った、私の趣味ってどマイナーですかっ!?」 …その通りだろ、自分(自爆モード)。 WSでアフレコ風景が映っていましたね。 中谷さん、初めてと思えないほど上手かったです。 俳優演技ではなく、ちゃんとした声優演技。すごい…。 草なぎ君もちゃんと声に様々な感情が篭っていましたね。 …あの声はハル王子の普段の声? それとも、わき腹(or糸)を負傷しているのでしょうか? 『ロボッツ』でのロドニーの声とは真逆の『低く渋い声』に、すっごくドキドキしています。 GWまで待てません。
2007/02/09
リンクを一件外しました。 お疲れ様でした&本当にお世話になりました。 未来での再開、ゆっくりお待ちしています。
2007/02/08

──人を守る為に、人を殺めし者よ。──人を守る為に、人を葬れ。 悪魔は戻れぬ道へと誘わん。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>「お義父さんもそろそろ腹を決めるときじゃありませんか?」 それは悪魔の囁き。 美馬は前回の『支店長の殉職』以来、義父が『やろうと思えば、どんな残酷なことでもできる』と知っています。 だからこそ、修羅の道を示したのだと思います。 今回、美馬には義父をそそのかすだけの理由もありました。 一つには、“永田からの覚えを良くし、睨まれない為”。 永田に直接呼び出され、そう言い出されたのには『なんとかしてみせろ』というニュアンスが篭められています。彼は期待に応えなくてはいけなかったのです。 それが“ライバル大川を追い落とす結果に繋がる”のならば、“永田に取り入る”のに最高の土産にすらなります。 二つ目には、“阪神銀行の後ろ盾を失わないため”。 彼にしても、阪神銀行に対しては将来の出馬での献金や援助を期待しています。そのために閨閥結婚まで引き受けたのです。それが今になって無意味になるのは、美馬にとっても痛手なのです。 三つ目。“彼自身が手を汚さず、義父が行なうのならば、危険も少ない為”。 次回の予告では現実になっていますが、“大川が喧嘩を売った相手に報復を考える”危険性はあります。 彼個人が喧嘩するには、強力すぎる相手なのです。 かくして大介は、美馬の代わりに大川を追い落とすことになります。 大蔵省の人間達は銀行員達を翻弄させ、その慌てふためく様を高い場所から見下し、嘲弄しているのです。 まるで、御伽噺の『悪魔(メフィストフェレス)』の様に。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ でも、一番得をしたのは永田大臣ではないでしょうか? ここからは勝手な妄想ですが、永田大臣は最初から大川と三栄銀行の癒着を知っていたのではないでしょうか。 だからこそ美馬を使って、大川を追い落とすように望んだのでは? 実際、彼が阪神銀行を肩入れしたり、三栄と平和銀行の合併を阻止する理由はありません。 むしろ『大川を追い落とすスキャンダルを表面化させる』ために、情報をさり気なく流し、大介の耳に入るように細工したのでは? そして大介と美馬を踊らせ、自分とは関わり無いところで、大川を自滅させたのでは? だとすれば、本当の『悪魔』は永田大臣とならないでしょうか。 こんな想像も、実は成り立ちます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そして修羅の道を歩むことになった大介。 始まりは『三栄銀行を吸収合併しなくてはいけない』という使命からでした。 そこには既に、『忠実なる部下』という人柱が立っていました。 そこに、唯一の突破口と思われるスキャンダルがやってきたのです。 縋りつくように食いついたそれは、閨閥の一人も破滅させることでした。 しかし、そのほかの解決法は見つからぬまま、制限時間が課せられます。 ・身内を守る前に、自分達が自滅するという危機感。 ・身内自身も、残された時間が少ないという事実。 ・身内からライバルへ乗り換える必要性。 すべてのキーワードが出揃った時、彼は苦悩の末、身内を売り飛ばす覚悟を決めます。 『切り捨てる』為のキーワードが一つ一つ明らかになるたびの、大介の描写がすごく丁寧なのです。 脚本、演出、演技、すべてが丁寧で、本当に見ごたえがありました。 “永田大臣と会う為に美馬へ電話をする”までの、深い苦悩と決断の描写がとても印象に残ります。 『非常な人間』ではなく、『血の通った、情と倫理を持ち合わせた人間』として描かれています。だからこそ、『情と倫理』を捨てた大介が、恐ろしく、強大に感じられるのです。 そして彼に会った時の、既に覚悟を決めた暗い笑顔も、対照的です。 彼は財閥の世界の常識すら外れ、修羅の道を歩むことを決定付けたのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 財閥という世界の常識。 一つ留意しておかなくてはいけないのは、この当時の財閥での価値観・常識だと思われます。 この世界では『銀行や企業が政治と癒着する』のは当たり前のようです。 勿論、財閥の外ではそれは犯罪です。だからこそ、新聞が『大川と三栄銀行の癒着』を騒ぎ立てるのですから。 しかし、財閥の中では暗黙の了解として庇います。 美馬にしても阪神銀行を当てにしており。鉄平も大川に最後は頼み込みます。帝国製鉄も、通産省に繋がっています。 彼らもまた、『銀行や企業の、政治との関わり』を常識として考えているのです。 確かに鉄平は比較的『現代の一般人』に近い思考を持っています。しかし、その点ではやはり『財閥』思考であり、『閨閥』の常識の中で生きているのです。 大介はその財閥特有の思考を裏切り、切り捨てます。 現代人なら『(大川の)自業自得』という言葉に納得してしまうかもしれません。社会的正義ですらあるでしょう。 ただしそれは、財閥の世界においては裏切りであり、親戚を売り飛ばす行為に当たるのです。 その意味でも、彼は本当の修羅になったのかもしれません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鉄平から見た父親像。 鉄平の描写で今回もっとも印象に残ったのは、やはり通産省で大川を見送る際の表情です。>「子供の役に立てるってことは、親にとっちゃ、一番の喜びだから。」 この言葉で受ける、強い衝撃。 それは単に、大川への感謝だけではありません。 鉄平と大介の間には、微妙な溝があります。 それは祖父の影や、でしゃばる相子の存在などです。 それ故に、血縁を信じようとしても微妙に裏切られ(第一話)、口論に発展する(第二話)こともあります。 しかし、義父である大川は掛け値の無い、命懸けの愛情を与えてくれます。 そんな父子像もあることを、鉄平に教えてくれたのです。 それは『ひょっとしたら実父も、それだけ自分を愛しているのか』『ひょっとしたら義父は実父よりも愛してくれているのか』などの、様々な思いを呼び起こすには十分だったでしょう。 そして複雑に絡んだ親子関係では得られなかった、無償の愛を受け。 彼は初めて満たされるものを感じたはずです。 その『驚き』と『混乱』と『感謝』と『癒し』、それらが入り混じったような複雑な表情がとても印象に残りました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 原作を知っていられる方は、あっと思っていらっしゃるかな? ネタバレはしませんが、実は大川と大介の病室での会話の中に、クライマックスに繋がる重要なキーワードが隠れています。 どこが、とは言えませんが、要チェックです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 慶慈大学付属病院、というのは慶応大学付属病院がモデルでしょうか? 余談ながら、大介のモデルになった方は地元・神戸大学付属病院が掛かりつけだったそうです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 芙紗子の出生の秘密。 『結ばれちゃいけない』という場合、多くの物語では『近親』『身分違い(親が犯罪者)』『親同士が仇敵』の3パターンに分類されるのではないでしょうか? 木村君のドラマでも一度、この三つのうちの一つがありましたっけ(『空から降る一億の星』の兄妹設定)。 今回のドラマではどれかは分かりませんが、秘密が明かされるのが楽しみです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回の木村君のドラマ、『華麗なる一族』。少し主人公の性格には共感しづらいですが、ドラマそのものはどんどん面白くなってきたと感じています。 ナレーションも少し減って、視聴者が予測したり、心情を予測する余地が増えてきたのもありますね。 行間を読むように、役者の表情や台詞から事態を読み取っていけるのは、ドラマを観る最高の贅沢の一つだと思います。 BLOGに自分なりの解釈(←勿論、間違っていたりすることも多いのだろうけれど)を書かせていただくのも、自分の楽しみの一つです。 それを木村君と素晴らしい俳優陣、そして豪華な情景とともに見れるのは幸せだと思います。 これからも期待しています。 撮影自身は残り僅かと聞いていますが、関係者一同様、最後まで頑張ってくださいね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最後にご紹介を。 粗筋などのチェックに参考しているBLOG。どらま・のーと 原作との比較や、ドラマそのものに対するレビューが参考になるBLOG。テンメイのRUN&BIKE オススメです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 罪を抱え、父は生きる。 祖父の罪を秘めていき、息子の憎悪を受け止める。 …それでも血まみれの腕(かいな)には、痛みと愛を抱えながら。
2007/02/07

『デモンパラサイト』に『05.それが痛みでも』を追加しました。 それに伴い、ほんのちょっとだけ、01~04のレイアウトも変更しました。 また、『フードファイト倫敦死闘編』に『11.獅子心王の塔 - Tower of London - 』追加しました。 また、十章の背景写真を差し替えました。 『SMAP×SMAP』のビストロで、『西遊記』のブルーバック撮影シーンがちらりと映りましたね。 香取君の発言とあわせ、思わず画面に食い入ってしまいました。あれは…水中のシーンでしょうか? 香取君の『『どろろ』を見ながら、特撮シーンの苦労を感じてしまって…』という発言、思わずツボに入っちゃいましたよ。 …かなり、うなされてるようですね(苦笑)。 『スタッフを信じるしかない』不安もあるでしょうし、ふと我に返った時の衝撃度も大きいだろうし。 香取君の真実味溢れる発言に、思わず「うんうん」と頷きました。 私は、この4年でかなりの特撮を観てきました。 なにしろ、親戚の子供が見る特撮を全部DVDに編集してきまし、映画のDVDにも付き合わされましたもの。 『スーパー戦隊』に『仮面ライダー』、『超星神シリーズ』、『ウルトラマン』、『パワーレンジャー・ロストギャラクシー』…。 それらのTVドラマや映画、OVA版で特撮戦闘シーンをいっぱい見てきてきました。 映画『ULTRAMAN』のDVD特典『メイキング映像』も面白く見ましたっけ。ブルーバックでの役者さんの撮影もすごく興味深かったです(←映画本編で号泣した女)。 だから、それらの合成シーンが上手くいったときの面白さを知ってます! スタッフを信じれば、絶対に大丈夫だと香取君たちに言ってあげたい。 今、現実と非現実の間で、役者が想像力を全力で駆使して、橋を架けているんですね。 その息吹の欠片を感じて、胸が高鳴りました。 また、映画を観に行く楽しみが増えました。 この前、ようやく大きな本屋に行くことができ、次の本を纏め買いしちゃいました。★ソード・ワールド短編集 死者の村の少女 サーラの冒険Extra★新ソード・ワールドRPGリプレイ集NEXT(8) スカイ・ステージ★新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz1 旅立ち・お祭り・子供たち★レンタルマギカ魔法使いのクラスメイト★ソードワールドRPGリプレイアンソロジー2 賽子の国の魔法戦士★魔法戦士リウイ ファーラムの剣 鋼の国の魔法戦士 『Walts』は、安心して女性初心者に勧められるリプレイ本ですね。 『へっぽこーず』もかなりオススメなのだけれど、初期の作品に毒があるので困っていたところ。でもこれなら安心して勧められそうです。 『ソードワールド』シリーズにこうしたほのぼの路線が増えると、私もちょっと嬉しいです。 ピカレスク・ロマン(悪党物)も、ほのぼのも、策謀物も、戦争物も、色んなジャンルも包括できるから『ソードワールド』なんですよね。 この広がりそのものにすごく魅力を感じます。 来月末には『デモンパラサイト』や『ダブルクロス』の続編や、追加サプリメントが出ます。 どちらのゲームも、世界観の拡張に力を入れ始めるようですね。すごく楽しみ。 ただ、『デモンパラサイト』では、『将軍』(『華麗なる一族』参照)とか、『BLACK ROOM』(『世にも奇妙な物語』SMAP特別編の中の一作)の湯之元一家を再現するデータはまだのようです(無念)。 準備はしているようなので、楽しみにしていますね。 当サイトの『デモンパラサイト』小説のためにも、すぐに購入する予定です。
2007/02/03

潔癖であることを求められた、原罪の子と。 その手を汚すことを選ぶ、父親と。 傍観者たる、弟と。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>「銀行にこんな過酷な戦争を仕向けたのは、君達大蔵省の『金融再編政策』だろう」 世界に生き残る為に、日本の銀行を争わせ。 日本で生き残る為に、支店長達が争う。 『部下の命』を天秤に掛けて。 『信頼』という名の死を糧として。 それで守られていく人々と命。 それが、資本主義なのでしょうか。 最後に守られるのは、何なのでしょうか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 非情なる決断の中に一つだけ救いがあるとするならば、“決断した大介が、血を吐くような悲しみと怒りを抱えている”でしょう。 責任も、付随する業も抱えて生きていけること。 競争そのものの矛盾や歪みを理解し、それでも立ち向かっていける強さ。 それらこそ、上司の資格であり、選択をする資格なのです。 それは、鉄平には無いものでもあります。>「(技術力で負けて、会社が潰れても、)それは、仕方のないことです」 そう言い切ってしまう鉄平には、会社や財閥を支えきる才は無いとも感じます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 弟の反発。>「僕は『見合いをする』とは言いましたが、『結婚する』とは一言も言っていませんよ」 それは、相子への反発。人殺しの父への反発。そして、兄からの影響。 銀平が見せた、僅かながらの反発でした。 しかし、それは『父親の業深さ』を見て、ねじ伏せられます。>「兄さん。あの人には絶対敵わないよ、僕は…」 その実行力と、決断力。非情さを知ったとき、弟は父のレールを歩くことを選ぶのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 弟も『父と兄の奇妙さ』にも気づき始めているのではないでしょうか。>「お前は私の血を引いた息子だ」 父の言葉の、その微妙なニュアンスにも。 自分が父似であり、兄が祖父似であることにも。 きっと、母の祖父に対する怯えにも、気づいているのではないでしょうか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・>「父さんは偽善者です」 鉄平の言葉は、ある意味で正解であり、ある意味で間違いでしょうね。 彼は父とは一緒に仕事をしていない。だからこそ、父親の本当の姿を知らなさ過ぎるのです。 大介は『偽善』も『偽悪』も、両方を使い分けられる人間です。 その二つを、財閥の為に捧げているだけなのです。 鉄平は裏表の全く無い人間です。だからこそ父のように『本音と建前を使い分けること』が、本質的には理解できないのでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ でも、本当の意味の偽善者は、鉄平の後ろにいる『祖父・敬介』かもしれません。 大介はそれを知っていて、そのことを思い出し、切れかけました。 『祖父』への怒りを、鉄平にまでぶちまけてしまいたかったでしょう。 大介が真実をぶちまけようとした時、さすがに母である寧子が割って入りました。 真実の暴露を、彼女は望んでいないから。 誰よりも潔癖であろうとし、そしてそれを求められる鉄平。 彼は『秘密』を知ったとき、どうするのでしょうか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鉄平の理想。 鉄平はあまりに青く、純粋です。 しかし純粋であるからこそ、『同じように純粋であろうとする者』や『純粋さを諦めつつも、それでも焦がれる人』を惹きつけるのかもしれません。 彼自身はあまりに脆いけれど、彼を守ろうとする人々(それは『秘密』を明かさぬ父と母も含めて)もいます。 そして守られ、純粋であり続ける限り、彼は誰よりも力強く歩き続けることができるのでしょう。 それもまた、彼の力なのかもしれませんね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 神戸市、花隈。 ここは色町であり、今でも料亭が多数存在します。もちろん、モデルになった料亭もあるのだとか。 放送日の午前中、色町からは離れていますが、花隈城跡の近くまでは行ってきました。 正確には、その近くにある商店街ですけどね。…やっぱり神戸に行く時は、『華麗なる一族』縁の地だから、すっごくワクワクしますね。 余談ながら、阪急花隈駅や花隈城跡の近くには怪しい高架下があります(おひっ)。アニメのフィギュアとか、モデルガンとか、改造ゲームなどの怪しい店が立ち並ぶ場所なので、迷い込まないように要注意です(←迷い込むのは管理人、あんただけだ)。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 『デスペラード』。 …関東で今年放送された『チョナンカン』の題材といい。 …1/28・2/4放送の『轟轟戦隊ボウケンジャー』の最後の怪人名といい。 『デスペラード』って流行なのでしょうか(←な訳が無い)? 閑話休題。 草なぎ君と木村君の作品で共通の挿入歌、というのもなんだか不思議な感じですね。(草なぎ君は映画『ホテルビーナス』。映画ではカヴァー曲、TVCMでは本家の曲が流れた) ピアノのイントロに、思わずデジャヴを感じてしまいました。 でも、ノスタルジックな印象を残すには、これほど素晴らしい曲も無いんですよね。『ホテルビーナス』でも、今回の『華麗なる一族』でも、使われ方は良かったと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さて、今回抑えておくべきポイントは、次の関係ですね。 これが今後に響いてくると思われます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 骨肉の争いへ、走り出し始める父と子。 銀行の中で、世界の中で、『生き残るため』。 二人の見つめる物は良く似ていて、それでいて全く違う。 それもまた、悲劇の始まり。 足掻き、愛するが故に互いを傷つけあう父子は、更なる泥沼へと堕ちていく。 その行く末を、ゆっくりと見守りたいと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 全ては順調に進むと思われた、つかの間の勝利。 だが二人の道はまた、一つの要素を巡り、血生臭く交わり始める。
2007/02/01
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