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ブラジル戦からメンバーを大幅に入れ替えたとはいえ実にトホホな試合だった。特に前半が酷かった。取り分け、CBの坂本が酷かった。イージーなコントロールミスでボールを獲られ、そのまま決められた。GKの池田も不安定だった。短いフィードを相手に獲られていた。オーストラリアのプレスは厳しかった。球出しの遅いなでしこは何度も獲られていた。中でも20番のカーが飛び抜けて巧かった。前半だけでハットトリックを決められた。浮き球を頭でDFの後ろに落としドリブルするニクいプレーを見せた。後半、宇津木、長谷川、大矢が入ってからなんとか持ち直したが、長谷川のハンドでPKを献上した。それほど良くもなかったが隅田を残し猶本を下げた理由が分からなかった。アディショナルタイムに長谷川が左から出したクロスを田中美南がヒールでパスし、それを籾木が決めた。これで、前半直ぐ、CKを田中美南が頭で決めた1点と足して、なんとか2-4で終えた。散々な内容だったが、田中、長谷川、中里、市瀬等のプレイは光っていた。
2017/07/31
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方言がそうだったが異なる言語にも過渡的言語が存在するらしい。例えば、ケルト語とスラヴ語との過渡的言語はゲルマン語とイタリック語のようだ。では何故、ほぼ全く通じない言語が隣り合ったりするのか。それは民族移動による。過渡的言語を話していた民族がどこかへ行ってしまえば確かにそうなる。おそらく侵略戦争がその要因だろう。後、ある方言を使う集団に、地元贔屓の力と交雑の力が存在するのが興味深い。ある一点で始まった言語の変化が遠く離れた場所へ伝播するのは当然交雑の力による。場合によっては300年も掛かることもあったようだ。いずれにせよ、人間の保守性と革新性の原型を見た思いがする。
2017/07/31
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「また見つかった、何が、永遠が、海と溶け合う太陽が」あまりにも有名な一節だ。一瞬に永遠が感じ、一輪の野の花に天国を見るブレイクと共通する詩人の感性だ。人の世と自己への激しい嫌悪で自暴自棄の極で生きたランボウもこの一節で、詩人に成った、いや、生きた甲斐があった。
2017/07/30
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偶々、1万円のギフトカードが手に入ったので速攻で梅田の紀伊國屋へ行った。お目当てのはなかったがジャズのアドリヴを組み立てる方法を学ぶには良さげなのがあった。その足で馴染みのjazzbarへ行った。V・S・O・P、ブッカー・リトル、アート・テイタム&ベン・ウェブスターを掛けて貰った。修理中のアンプの代わりにお客さんが貸してくれているやつがよく鳴った。なにやら、この2週間くらいから急に良くなったらしい。お蔭でアルテック・ヴァレンシアが生き返っていた。V・S・O・Pの激しくて速い4ビートの「The Eye Of The Hurricane」の迫力は凄かった。ブッカー・リトルのよく鳴る憂いを含んだトランペットも素晴らしかったがなにより、天才ベーシスト、スコット・ラファロのよく歌うベースが見事に響いていた。ジャズ・ピアノのゴッドハンド、アート・テイタムは、どちらかというと、やや、引き過ぎの感があるが、音が良くなったせいで可愛く聴こえた。ベン・ウェブスターのサブトーン鳴りまくりの骨太なテナーも素晴らしかった。その後、店にあったスタンリー・タレンタインの「Don't Mess Wiht Mr.T.」を掛けて貰った。今やプレミア付きで、ネットでも2万は下らないので、おいそれと手が出ない。どっちかっていうと、かなり下品な演奏だが、時々、無性に聴きたくなる。おそらく、このテナーはソウル・シンガーに影響されているのではあるまいか。いつも、鯛焼きを買って帰るのだが、さすがに暑いので止めた。帰ってから蓬莱のアイスキャンデーを食べた。
2017/07/29
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どうやら中村吉右衛門の人生を決定づけたのはばあやだったらしい。その人は吉右衛門の家に住み込みで働いていた。朝早く起き、食事の支度をし、兄弟を学校に送り、お稽古ごとにもついてゆき、掃除をした。初代松本白鸚が帰宅すると食事を支度し、その後、裁縫をやった。睡眠時間は3時間ぐらいだったそうだ。正に、滅私奉公の鑑のような人だ。その人が折に触れ吉右衛門にアドヴァイスをした。吉右衛門が自分の背が高いことに悩み「歌舞伎俳優にはなれない。やめる」と言うと、「大きい人は下手なら下手が目立つけれど、うまければうまさが人より目立つでしょう。上手になりなさい」と励ました。高校の面談で校長先生から「本当に大学に行くのか」と言われ「あたしはこんなに悔しいことはなかった」と言った。そこで吉右衛門は猛勉強し早稲田に受かった。そして、極め付けがこれだ。ばあやは亡くなる直前、襲名のことをあまり考えてなかった吉右衛門に「吉右衛門をちゃんと継いでくださいね」と言った。それで、吉右衛門は初めて本気で継ごうと思った。高慢な人間ならばあやの言うことなどに耳を貸さなかっただろう。だが、吉右衛門は素直な性格だったらしい。しかし、親身にお世話すれば赤の他人でも人の人生に大きく影響することがあるのだ。
2017/07/28
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やはりヒトラーは自惚れ屋である。今回は読書についてだった。自分については「正しい読書技術をもっているものは、どんな本、どんな雑誌やパンフレットを読んでも、有用であるかあるいは一般に知っておく価値があるという理由で、長く記憶すべきだと考えるすべてのものにただちに注意するだろう」と述べる。だが、その判断が独善的でない保証はない。そして、単に本を大量に読んでいるだけの物知りをこきおろす。曰く、「そのような博識家ではあるが無能力者を国家の指導者に任命したならば、さらに悪くなる」と。ヒトラーに率いられたドイツの行く末を思うと笑えない冗談でしかない。ともあれ、自信満々の者を信じるのは極めて危険である。
2017/07/27
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まず、言語の地理的多様性についてだった。端と端では全く通じない言語になる領域を旅する人を想定したのが面白かった。当然ながら旅人が進むに従って言語が少しづつ変化する。そして、ある単語の発音など細かな変化については明らかの境界が存在する。例えば、湖のこっちではこう発音し向こう側ではこう発音するという具合だ。だが、方言全体としては明確な境界線が存在しないらしい。これは、遥かな過去にアフリカで出現した一匹のメスザルから形状の大きく異なる人類が生じたことを連想させる。
2017/07/26
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「賛同者の多さは普遍性を保証しない」。これは自明だ。天動説がその良い例だろう。カントは矛盾する二つの命題が同時に成り立つ、所謂、アンチノミーに思想の視差を見出したようだ。そして、時間的な視差も。これは、カントが当時既に「非ユークリッド幾何学」を構想していたことにも表れている。国連構想もそうだが、カントの視線は常に未来へ向かっていたのだろう。思想は時間による淘汰に耐えなければならない。仲間内の馴れ合いからは何も生まれない。
2017/07/25
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3000円と少々値が張るので迷っていたが、たまたま1000円の図書カードが手に入ったので思い切って買った。なにやらコンスタンタンという熱心な生徒がノートを取った、質、量共に最も信頼出来るテキストらしい。言語学に革命を起こし、記号学の端緒にもなったソシュールの思想にいよいよ触れられると思うとわくわくする。
2017/07/24
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メインのゲストは怒髪天だったが全く霞んでしまう圧倒的パフォーマンスだった。そもそも、アイドルは特に好きではないので別に興味はなかった。だが、まだ声に艶があったしアーティキュレーションも向上していた。おまけに厚みが出ていた。仕草もそれほどわざとらしくなかった。若い頃も可愛かったが年齢から来る味が加わりほぼ最強の域に達していた。怒髪天のドラムは昔からファンだったそうだが、目の前で見れてさぞやバンドをやって来て良かったと思ったことだろう。調べてみると、長渕の後にもう一度離婚してから元極真のチャンピオンだった政治家の愛人になっていた。おそらく武闘派が好きなのだろう。そういう意味では藤原紀香と近いだろうか。
2017/07/23
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突然変異の因子は相同染色体と呼ばれる2本1組の内、片方1本のある特定の座に現れる。それは子の半数にだけ変異が現れることで分かる。正常の遺伝子を持ったものと突然変異も持ったものが出会うと4分の1の確率で突然変異因子を持ったものが生まれる。そして、生命体には、例えば「色がある」方が「色がない」より優性であるというような傾向がある。そこで、変異の形質が「色素の欠如」だった場合、その因子を持ったもの同士が出会い、2本の染色体共その因子を持った(同型接合)子でないとその形質は表に現れない。それが、優性因子であれば、2本共は勿論、1本(異形接合)でもその形質が現れる。それを、専門的には「劣勢対立因子は遺伝型が同型接合のときにのみ、表現型に効果を現す」というそうだ。乗り換えと呼ばれる祖父母の遺伝子シャッフルもそうだったが遺伝子は複雑に混ぜ合わせられるような戦略を持っているようだ。そして、単一の形質ではその種が絶滅する確率が高いということなのだろう。となると、私は私と違う他者に敬意を表しよう。そして、その結果、仮に悪人が生まれたしても遺伝子シャッフルシステム自体は肯定しなければならない。
2017/07/22
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今回はフレディ・ハバードの名盤「First Light」を掛けて貰った。トランペットの倍音がよく聴こえ厚みのある音に聴こえた。遠近感のある録音で名手ドン・セベスキーのアレンジが生かされていた。マスターとの話も乗りに乗り3時間以上に及んだ。最終的に音楽の魂の話になった。それは、当然、ミュージシャンの魂でもある。矢沢永吉は巧いし魂もあるがワールドツアーを組めないのは外国人に対するオリジナリティが欠けるのではないかというマスターの考えになるほどと思った。私が「魂とは根源的な願いではないですか」というとマスターが頷いた。ともあれ、魂のない音楽は所詮BGM、絵で言うとただ綺麗な風景画に過ぎない。
2017/07/21
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成り上がりの残酷な偽善に対する嫌悪に共感した途端不穏な考えが登場した。それは、「野草の芽を残酷に、断固として刈りとり、雑草を引き抜く外面的な力をもつようになるのだ」の部分だ。この野草とはユダヤ人のことではあるまいか。このまま、ヒトラーはユダヤ人を始め少数民族と障害者の虐殺へ一気に突き進むのだろうか。まだ、上巻の冒頭である。このまま、「コーラン」のように自己正当化の繰り返しなのだろうか。けだし、自己実現に失敗した者は民族主義へ逃避するのかもしれない。ともあれ、「社会的活動というものは慈悲を分け与えるものではなく、権利を回復してやるべきである」。あるいは、「現存している悪を人工的に教化するのは99%不可能である」等、部分的に頷ける考えもある。どれほど偏った人間にも共通する部分はあるようだ。結果に何が決定的な差異をもたらすのか見極めなければならない。
2017/07/20
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「春の朝」 ロバアト・ブラウニング「時は春、日は朝、朝は七時、片岡に露みちて、揚雲雀なのりいで、蝸牛枝に這ひ、神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し」多分、教化書で初めて知ったと思うが随分久し振りの再会だ。クリスチャンであるブラウニングは社会の醜さを十分知った上でこの天国を思わせるような詩を書いたそうだ。そして、死ぬまで「神の愛」を毫も疑わずこの世を去った。私は特定の宗教を信じないが「愛」にしかこの世の救いはないとは思う。
2017/07/19
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ほぼ一貫してセレッソが押されていた。特にゴール前での質の差が際立っていた。セレッソはほとんどのパスがボールホルダーの視線の先であるのに対しセビージャは違っていた。当然、受け手は意図を共有し走り出していた。その為、ほとんどの場合、セレッソのDFは裏をかかれていた。セビージャに2点先行されたのも仕方ないだろう。途中入場のリカルド・サントスが体を巧く使ってボールを奪い1点もぎ取ったのは良かった。しかし、後半、アディショナルタイム、山下がコントロールしていたボールをセビージャFWに蹴られて決まったのは余計だった。
2017/07/18
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16世紀フランスの法学者エティエンヌ・ド・ラ・ボエシが、民衆は圧制に対して自発的に隷従すると指摘したようだ。なるほど。そうかもしれない。後、人間が一旦優位に立つと横暴になる傾向があるのは心理学実験で知られている。これと、自発的隷従がそろえば立派な全体主義国家の出来上がりという訳だ。それと、アメリカの共和党等がその典型だが、生活困窮者への社会保障制度が怠け者を助長するだけだと一様に決めつける態度には弱者への軽蔑が根底にあるのかもしれない。
2017/07/18
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ニューヨークタイムズのコラムニスト、ニコラス・クリストフによると、世界はかなり良くなっているそうだ。曰く、栄養の改善、医療の進歩により、マラリアや下痢等が減り、1億人を超える子供の命が救われている。そして、1人1日あたり2ドル以下で生活する最貧困層の数は、歴史上のほとんどの期間、世界人口の90%だったのが、今日、10%に減っている。また、識字率は85%に上がり、戦死者も減り続けている。なるほど。世界は良くなっている。狂ったISや北朝鮮は論外としても中国の共産党独裁、身勝手なトランプ・アメリカ、不公平な待遇に置かれた非正規雇用者が4割を占める状況で「1億総活躍」などという絵空事を首相が唱える日本等にうんざりしているので素直に祝福は出来ない。しかし、希望が存在するのも紛れもなく事実のようだ。
2017/07/17
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毎年暑くなるとサングリアを作る。リンゴとオレンジを櫛型に切り保存瓶に入れ赤ワインを満たす。半日ほど置いたやつをソーダで半々に割るだけなので簡単だ。だが、滅茶苦茶旨い。新鮮で爽やかなのは当然だがどこか深みもある。缶チューハイとは決定的に違う。得難い夏の楽しみだ。
2017/07/16
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前半序盤、所々でレッズのカウンターがあったものの、ほぼ一貫してドルトムントが押していた。しかし、先制したのはレッズだった。槙野のサイドチェンジを受けた関根が出したクロスを興梠が技ありのボレーで決めた。その辺りで流れが少し変わった。ドルトムントはプレッシャーも速く、個人個人がパワフルだが連携がイマイチのようだった。後半、途中入場のモルに引っ掻き回され2点入れられた。槙野は追いつけず西川は股を抜かれた。ちょっとメッシを思い出させるずば抜けて巧いプレイヤーだ。その後、CKを大外にいた遠藤が頭で決めた。だが、直後、同じ遠藤が頭によるクリアミスをシュールレーに獲られ角度の無い所から決められた。いつもの終了間際に崩れるレッズのパターンだったが見応えは十分あった。
2017/07/15
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読み始めてみるとミック・ジャガー、立川談志、ビートたけし顔負けのひねくれものだった。自分のことを賤民と称していたので調べてみたが別に少数民族とかではなさそうだった。しかし、ゲイだったのでそれが原因かもしれない。現代でもそうだから当時だとかなりの引け目があっただろう。そういえば、訳者である小林秀雄の友人川端康成と三島由紀夫辺りには濃厚なゲイの匂いがする。これは偏見かもしれないが彼らには独特の繊細な美意識を感じる。それがランボーにあっても不思議ではない。
2017/07/15
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マフィア物好きの友達が泊まりに来る時用にDVDを買った。手持ち無沙汰な時間があったので観てみた。もう何度目になるだろうか。やはりよく出来ていた。「ゴッドファーザーPartⅠ、Ⅱ」と良い勝負の傑作だろう。尤も、あちらはイタリア系でこちらはユダヤ系だがチンピラやヤクザがやることに変わりはない。友情に篤いヌードルス、狡猾で野心家のマックス、ショービジネスでの成功を夢見るデボラの三つ巴で物語は進む。人間的な弱さと心の綺麗さを併せ持つヌードルスが魅力的だ。1番年少の仲間が敵のボスにやられた時、ピストルを持つ相手にナイフで立ち向かう決意をする所が泣ける。だが、死ぬ直前、仲間が言った「I slipped」を「滑ったよ」と訳していたのは残念だった。これは、以前観たヴァージョンの「ドジッたよ」の方が近いだろう。そういえば、政治家とつるもうとするマックスに対して、それを嫌がるヌードルスが「オレは今でもドブの匂いがするチンピラなんだ」と言う所が削られていたのも大好きなセリフなだけに残念だった。
2017/07/14
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密かに危惧していたが、早々、ヒトラーに共感する部分があった。それは当時ウィーンで見られた成り上がり達の残酷な偽善についてだった。曰く、「自分のかせぎで成り上がったものたちの大部分に毎日見られるような、あるいは高慢で往々にして出しゃばりで気がきかず(中略)民情に通じようとしている(中略)流行マダムの慈悲深い腰の低さのような、社会的困窮への無関心ほどひどいものをわたしは知らない」だった。これは、現代日本で、パートが一ヶ月で24万かせげると思っている首相が言う「誰にでもチャンスがある社会」のうそ寒さ。あるいは、その夫人が宣う「私は日々休みなく日本の為に働いています」のごとき寝言を連想させる。
2017/07/13
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保守論客の佐伯啓思が藤井四段の話に絡めてAIの進歩を危惧していた。副題が「迫られる「人間とは何か」だった。こういった考えは別に目新しいものではない。荘子ははね釣瓶すら嫌った。曰く、「怠け心が生まれるから」と。これらには、自分が慣れ親しんだものではない新しい技術への生理的嫌悪もあるのでないだろうか。車は3分の2の歩行者を含む年間5000人の死者を出し続けている。大量の避難民を出した原発も再稼働された。AIの進歩が止められる訳がない。要は、その技術をどう使うかに尽きる。そして、そこにこそ「人間とは何か」の答えがあるのだ。
2017/07/12
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稲田防衛相がシンガポールで開かれたアジア安全保障会議で、オーストラリアとフランスの国防相と自分について発言した「私達3人には共通点がある。みんな女性で、同世代。そして全員がグッドルッキング!」が物議を醸している。それについて、元祖美人市議の佐野美和がコメントしていた。曰く、「世界の流れからすれば批判を受けるのは仕方ないですが、私は見た目について話せない風潮はちょっと残念だなと思います。良いと思ったら良いと言いたい。人間味がなくなっちゃうんじゃないでしょうか」と。一応、筋は通っている。しかし、どこか腑に落ちない。そもそも、世界の流れ以前に、重責を担う政治家が仕事に関係ないことで相手を含めてとはいえ自画自賛する厚顔さ。そして、見た目の良さで当選し、おそらく、そのお蔭で世渡りで得しているであろう自分にとって都合の良い考え。
2017/07/11
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今回、前回の√nの法則により組織に法則性が見出されるには莫大な分子が必要であるという結論から一転し、遺伝はごく少ない分子によって伝えられるという話だった。当時、まだDNAは発見されてなかったので専ら染色体が話題の中心だった。父母の精子や卵子を作る段階でも、絶えず祖父と祖母の染色体が、乗り換えという現象でシャッフルされる。それが、兄弟でも違う性質の者が生まれる原因の一つだろう。そして、育種実験と顕微鏡による観察により、独立した形質の遺伝には100万から数100万の分子が関わっているいることが推測された。後、最も興味深かったのは、偶然変異種の形質は遺伝しないという事実だった。例えば、大麦のノギの長さは正規分布に従う。その中から、長い物だけを選んで播いても長い物ばかりにならず、やはり、正規分布に従う。これが人間の優秀さにも通ずるなら、所謂、優性思想は意味をなさない。ところが、何万に二つとか三つだけ現れる、正規分布から飛び離れた突然変異種の形質は遺伝する。物理学者はそのことに、量子力学におけるエネルギー準位に中間が存在しないこととの類似を見た。そして、驚くべきことに、実際、両者には深い関係があった。
2017/07/10
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いつもの不快な相手をおちょくる感じが多少あるものの非常に分かり易い。自著に当たると、まるで読者を煙に巻くのが目的ではないかと思われるほど曖昧かつ晦渋な文体だ。しかし、他人の解説は明晰だった。当然ながら、それだけしっかり読み込んでいるということだ。バークリの執拗なロック批判等よりずっと快適に読める。これは、ピカソが描こうと思えばいくらでも写実的に描けるのに、敢えて、分かり難い抽象を描くことを連想させる。となると、不快感に耐えてでも主著を読むしかないようだ。
2017/07/09
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今回はクラウディオ・アラウがドビュッシーを弾いてるやつを掛けて貰った。ラテン系のピアニストのようだが特に陽気な所もなく、ちゃんとドビュッシーらしいロマンティシズムとモダンさが表現されていた。際立つテクニックは紛れもない。それほど盛り上がらない曲をダレずに弾き切っていた。マスター曰く、ローの音を巧くカットしているので音の粒立ちが良いそうだ。ママさんは「ヒースの茂る荒地」を知っていた。ヒースはイギリスを連想するがフランスにも生えているのだろうという話から、フランス人のプライドの高さに話が及んだ。そこからもっと広がり、世界の首都がウィーンからパリに移り、今はニューヨークだが、トウキョーになることはあるのだろうかという話になった。トウキョーはともかく先進性に欠けるオオサカがなることはないだろうということで落ち着いた。別にナショナリストではないがペキンだったらちょっと嫌かも。
2017/07/08
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タイトルから予想されるほど毒々しくはなかった。ギリシャ神話やキリスト教の寓話が混ぜられた近代社会の描写には美しさすら感じた。いずれにせよ、主に腐敗した社会への嫌悪が書かせたのだろう。性愛への耽溺は頂けないが詩を書くことが生きる救いだったのではあるまいか。詩はあまり読み込んでいないのでサンボリスムが果たす効果はあまり分からない。しかし、彫琢されたセンスは明らかだった。「愛のコリーダ」等にも感じたが、過度な性愛描写、つまり、ポルノグラフィーには管理社会への反抗心が隠されているようだ。
2017/07/07
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ヒトラーは青年時代挫折を味わった。美術学校に落ちたのだ。あれほど自信満々だったのだからショックだったろう。ひょっとすると自惚れ屋だったのかもしれない。おまけに興味の中心が移行していた建築学も基礎的な学力がなかった為、諦めざるを得なかった。これは、教師になれなくて障害者施設で働き、障害者を大量に殺害した日本の男を連想する。ヒトラーも後年、大量の障害者やユダヤ人を虐殺した。自尊心の高さと実力との大きなギャップはモンスターを生み出す要因のひとつではないだろうか。
2017/07/06
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さすが、図書館の洋書を全部読破しただけあって欧米の文化にもよく通じていた。武士道の「名誉」と「礼節」を重んじる所は共感出来た。しかし、主君の子供を救う為我が子の首を差し出すのはどうだろうか。そして、妻は主人の為、主人は主君の為、そして、主君は天の為に生きる、徹底した自己否定を土台にした社会もいかがなものかと思う。勿論、人間は社会的存在なので一定の公共心は必須だ。しかし、あくまで自己肯定の下、それぞれの幸福を求めれば良いのではないだろうか。後、欧米の女権論者、唯物論者、功利論者を、浅薄、あるいは、詭弁等と切って捨てるのもどうかと思う。本人自身、欧米の宣教師が日本固有の歴史を軽視したことについて憤っていたではないか。新渡戸稲造が切って捨てた欧米の思想にもそれなりの歴史的必然があったと思う。それだけ食べていれば健康を保てる完全食品など存在しない。思想も様々のものから良い所を取り入れれば良いのだ。
2017/07/05
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今回は電車で何故座らないかをくどくど書いていた。本人も自意識過剰なのは重々承知している。しかし、その微に入り細に入り、かつ、屈曲した考えはどう見ても異常である。そこで、ハタと気付いた。昔、そんな言い方があったが「ほとんど病気」なのだ。そもそも、神経を病んだ芸術家は沢山居る。三谷幸喜も限りなくそれに近いのだろう。私にとってほとんど面白くはないが、それこそが人気脚本家である理由なのだろう。文字通り神経をすり減らして人々を楽しませる脚本を書いているのだ。
2017/07/04
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今回はビッグバン時における密度のゆらぎについてだった。もし、それが見付からなければ現在のような銀河の生成の説明がつかず、ビッグバン理論は崩壊する。だが、見付かった。当初、気球によって観測が試みられたが大気に存在する水分子が発するマイクロ波に邪魔され、かつ、観測時間も短かった。結果、ゆらぎの比率は100分の1以下だろうと推定された。次にICBMを監視する為に開発されたU-2偵察機が利用された。天文学の大発見に貢献出来るかもしれないと聞き空軍は喜んで協力した。だが、これも失敗に終わった。波長の差異は地球が運動している為、ドップラー効果が生じ均一化されていた。この時点でゆらぎは1000分の1以下と推定された。最後に宇宙背景放射探査衛星(COBE)が計画された。NASAの協力の元順調に進んだがスペースシャトル・チャレンジャーの悲惨な事故の為頓挫した。そこで、マクダネルダグラス社が作っていたデルタロケットに白羽の矢が立った。搭載出来る重量が半分だった為大幅な減量を強いられたがなんとか打ち上げに漕ぎ着けた。当初、データは全くののっぺらぼうだった。だが、7000万回に及ぶ測定の結果、遂にゆらぎを発見した。ゆらぎは10万分の1だった。漸く、ビッグバン理論は強力な証拠を得た。スティーヴン・ホーキングは「これは史上最大とはいわないまでも、今世紀最大の発見である」と述べた。これで、頑強な定常宇宙論者フレッド・ホイルも認めざるを得なかったのでないだろうか。彼は、ビッグバン理論に旧約聖書の創世記への強い愛着を嗅ぎ取り嫌った。偏見が判断を誤らせる好例だろう。だが、信念というものは命とまでは言えないかもしれないが人生を賭けた賭けではあるだろう。
2017/07/03
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「書きかけのあなたの似顔絵 似てなくて何度も消したわ 忘れよう そう思うたび 不思議なの 胸が痛くなる」松本隆さんが斉藤由貴さんに書いた「初恋」の歌詞である。彼女は読み終えると腕を交差させてその詞を胸にぎゅっと抱いた。詞も本望だったろう。手書き時代ならではの思い出だそうだ。そして、その詞を2年前、広瀬すずさんが朗読した。16歳が読んだ「初恋」の破壊力は凄まじかったようだ。松本隆さんは、そこに世阿弥のいう「時分の花」があったと書く。詞も曲も編曲も大切だがヒットはそれだけでは生まれないのだ。
2017/07/02
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福田恆存はシェイクスピアを嫌ったトルストイを「単に生真面目な近代小説家に過ぎない」と一蹴し、シェイクスピアについては詳細に亘り擁護した上で「宇宙感覚に吾々を導いてくれる」と絶賛していた。トルストイは読んだことないがシェイクスピアが嫌いな私は少々むかっ腹が立った。なので、福田恆存について調べたらきっちり保守だった。元々、一水会の鈴木さんとかは別にして頭が固くて権威的な保守が嫌いだ。かといって、現実離れした革新もどうかと思うが。ともあれ、かくなるうえはトルストイも読まねば。
2017/07/01
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