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今日はスタンレー・タレンタインを持って行った。「今日のはちょっと下品ですけど」と前置きしようと思っていたが、先客がデヴィッド・サンボーンを掛けていたので必要なかった。サンボーンのアルバムはベースが巧いと思ったらウィル・リーだった。いつものことだが、やや、下品なタレンタインが上品に聴こえた。R&Wのスピーカー畏るべし。先客はいかにも気難しそうな人だったがタレンタインを気に入ったのか帰りがけに「これ誰ですか?」と聞いて来た。ちょろっと話すと良い笑顔を見せて帰った。マスターとのよもやま話もまた盛り上がった。特に、アース・ウィンド・アンド・ファイアのギタリストが率いるバンドの到着が遅れてリハが10分しか出来なかった話が面白かった。最初、若い社員がやるとハウりまくってぐちゃぐちゃになってしまい、マスターが慌てて代わり、自分はフェーダーをコントロールしながら、社員にトーンコンロールやらなんやら矢継ぎ早に指示し、なんとか本番を終えると、バンドリーダーに握手され「Good job!」と言われたそうだ。マスターが経営する音響会社のモットーが「Music for Achieving Balance」だというのも納得だ。
2017/10/31
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今回、「力学的法則性」と「統計的法則性」との対比だった。時計仕掛けに代表される力学的法則も、実は微視的な分子の動きから完全に影響されていないわけではない。ただ、その影響が極めて僅かなだけに過ぎない。そこで、「ネルンストの定理」と呼ばれる熱力学の第三法則が登場する。では、力学的法則、あるいは、時計仕掛けの特性を現すのは一体いかなる場合か?それに対し、量子力学は「絶対零度において」と答える。だが、実際には、普通に室温のおいても十分その特性を示すらしい。ネルンストの定理は、室温でさえも多くの化学反応においてエントロピーの演ずる役割は驚くほど僅かであるという事実から発見された。(エントロピーは分子の無秩序の程度を直接表す目安になるもので、詳しくいえばその大きさの対数である)そして、ハイトラー=ロンドンの力と呼ばれる分子を結合する力に熱運動は勝てないらしい。この力は、非周期性結晶である遺伝物質を熱運動の無秩序から十分に保護している。シュレーディンガーは、多細胞生物の歯車に当たるこの遺伝物質を「量子力学の神の手になる最も精巧な芸術品」と形容した。
2017/10/30
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gcd(a,b)=1の時、ユークリッドの互除法により得られたax+by=1の二つの解を(x1,y1), (x2,y2)とする。すると、ax1+by1=1, ax2+by2=1となる。そして、左の式をy2倍し、右の式をy1してから、差をとる。これによりbが消去され、ax1y2-ax2y1=y2-y1が得られる。同様にして、左の式をx2倍し、右の式をx1倍したものの差をとりbx2y1-bx1y2=x2-x1を得る。この時、k=x2y1-x1y2とおくと、x2=x1+kb, y2=y1-kaとなる。これは、最初の解x1にbの倍数を加え、y1からaの倍数を引くことで二つ目の解、x2,y2が得られることを示している。そして、gcd(a,b)>1、かつ、g=gcd(a,b)の場合ユークリッドの互除法で得られた解を,(x1,y1)とするとgはaもbも割るので、(x1,y1)はより簡単な式、a/gx+b/gy=1の解である。従って、すでに調べた結果を使えば、他のすべての解は(x1+k・b/g, y1-k・a/g)で得られる。
2017/10/29
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久しぶりのラジオ出演が決まった。11月4日(土)17:00、いつものfm千里「長谷川昇の乾杯!マイライフ」だ。今回はサックス特集である。トランペットと並んでジャズの花形楽器だ。いよいよ、モダンジャズおける真の天才、チャーリー・パーカーをぶちかませる。ディジー・ガレスピーとフランク・パパレリの共作による「Night in Tunisia」のエキゾチックなテーマも魅力的だが、ブレイク後のパーカーによるソロが凄まじい。https://www.youtube.com/watch?v=FyAWoNMk27wお次は、ハードバップ期においてジョン・コルトレーンと双璧を成すテナーサックスの巨人、ソニー・ロリンズだ。生真面目なコルトレーンに対し、豪快かつ陽気なロリンズを愛するファンも多いだろう。https://www.youtube.com/watch?v=sW2aDwXO7Dgラストは、渋い男の色気が漲るベン・ウェブスターだ。独特のサブトーンが魅力である。ついでと言っては申し訳ないが、ジャズピアノのゴッドハンド、アート・テイタムの超絶技巧も見逃せない。https://www.youtube.com/watch?v=1rYF_tZ_cTM
2017/10/28
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最終回、アイヒマンについて触れていた。彼は、最終的に殺害されることを知っていて、大量のユダヤ人を強制収容所へ送った。それについて問われると、「私はただ法と命令に従っただけだ」と答えた。彼は普通の役人だったのだ。これは、現代日本の国会で答弁する官僚にも十分見られる側面だ。要するに人間は保身で動いているということだろう。実際、心理学の実験によると、約6割の人間が、権威の指示があると残酷な行為をするらしい。となると、たった一人の権威を持った狂人のせいで大量の人間が殺されるのも十分可能なのだ。これもまた、例はいくつもある。アイヒマンが死刑になった理由についてのコメントが興味深かった。それは、「複数性の否定」だった。これは、「多様性の否定」と言った方が分かり易いかもしれない。つまり、異質な他者の存在を認めない態度のことだ。番組解説者が言った、「自分と違う考えを持つ人間について、その論理を理解しておくこと」の重要性はなるほどと思った。以前、銃規制の問題で、「銃の扱いについて、子供の頃、その祖父から手ほどきを受けた者が銃を手放すのは難しいだろう」という話を聞いて、一応の納得感を得た。相手の論理を知ることは、自分と違う考えを持つ人間へのストレスを軽減する効果はあるだろう。
2017/10/28
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夏場中お世話になったサーキュレーターを漸く掃除出来た。分解のやり方もネットに載っていたので、油を差したらスッと回ってくれるようになった。
2017/10/27
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今回はポピュリズムの効果についてだった。曰く、「偉大な目標をもつ運動は、幅広く民衆と関係を失わないよう、几帳面すぎるほど努力しなければならない」。そして、汎ドイツ主義運動の議会における失敗について「活動の重点を民衆におくかわりに議会におくやいなや、未来を失い、そのかわりに瞬間的のつまらない勝利を得たのである」と述べ、「ここから社会問題について無関心が生じ、国民の下層階級の心をつかむ努力が不完全、不十分になり、これにただ拍車をかけるだけのような議会の態度が生じたのだ」と続けた。この「汎ドイツ主義」を「白人至上主義」に置き換えるならば、現在のトランプの言動によく似ている。
2017/10/26
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音は波長が一致した時、耳に心地よく響く。ドに対してソの波長は2/3である。そして、ドの2倍音の波長は1/2であり、ソのそれは1/3なので綺麗に響かない。だが、ドの3倍音の波長は1/3であり、ソの2倍音と一致する。この調子で、ソの4倍音はドの6倍音と一致し、ソの6倍音はドの9倍音と一致する。そして、波長の比が単純なほど一致する倍音が多くなるらしい。これが、ドとソが完全音程になる理由なのだ。このことは、(2/3)・X=1/3、X=1/2という簡単な式でも確かめられる。
2017/10/25
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a,b,cを1に等しくない正の数とする。そして、x,y,zが0でない数で、a^x=b^y=c^zとする。その時、1/x+1/y=1/z ⇔ ab=cである。これには、2通りの証明がある。一つ目は、まず、a^x=b^y=c^zの各辺のcを底とする対数をとるとxlogc a=ylogc b=z。なので、1/x=(logc a)/z, 1/y=(logc b)/z。従って、1/x+1/y=1/zとなるための必要十分条件はlogc a+logc b = logc ab=1,すなわち ab=c。二つ目は、a^x=b^y=c^z=kとおけばa=k^(1/x), b=k^(1/y), c=k^(1/z)なので、1/x+1/y=1/zであることはab=k^(1/x)・k^(1/y)=k^(1/x+1/y)=k(1/z)=cであることと同値。つまり、それぞれ異なる指数を持ち、その値が互いに等しい三つの自然数の内、二つの積が,残り一つに等しい時、二つの指数の逆数を足した数は、残りの指数の逆数に等しいということか。今後、これがどう応用されるか分からないが、ちょっと面白い証明だった。
2017/10/24
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有名なミュージカル作曲家コール・ポーターの話だった。元々、才能はあったがプロに成る気はなかったらしい。しかし、パーティで知り合った富豪の女性の勧めでミュージカルの作曲を手掛ける。そして、たちまち成功する。ハリウッドに進出しても成功した。だが、バイセクシュアルだったポーターはあまりにハメを外し過ぎ妻となっていた富豪の女性と不仲になる。妻はポーターを残しベネチアへ去る。その後、ポーターは乗馬中の事故で足が不自由になる。妻は介護の為戻った。しかし、今度は、妻が重い肺病の為、余命僅かであることが判明する。今際の時、ポーターは、妻の名を冠した新種のバラを病床の妻に捧げた。イェール大出の才能に恵まれたお坊ちゃんと富豪女性の恋愛に感情移入するのは難しかった。そして、ポーターの曲も、よく出来てはいるが、甘ったるいとも思っていた。だが、愛する妻に先立たれる深い悲しみは想像に難くなかった。
2017/10/23
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なでしこは、前半、モタついていた。だが、後半、中島が入ってから活性化した。そうこうする内、中島が放ったシュートのこぼれ球をゴール前に詰めた中島自身が決めた。そして、アディショナルタイム、スイスのパスミスを拾った途中出場の田中美南がGKとDFの間を通し決めた。彼女は良いストライカーだ。その点、長谷川唯は攻守共によく貢献する良い選手だが、シュート・チャンスでもパスを選択するので歯がゆい。まるで、男子の香川のようだ。途中出場では岩渕真奈が良かった。果敢なプレーは見応えがある。ベテラン、阪口も落ち着いた良いプレーをしていた。若手の櫨は、中島に良いパスも出したが、全体に、やや、判断が遅くパスの精度もイマイチだった。
2017/10/22
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チャーリー・パーカーはsus4の旋律化の過程で、ドミナントセヴンスの7th上に現れるメジャー7thの5度をフラットさせても使えることに気付いたようだ。後、Relative Majorを3度下降でドミナントセヴンスへ戻して行く過程でもflatted fifthsを使った。例えば、D♭Maj7,B♭m7,Gm7(♭5),E♭7におけるGm7(♭5)だ。ここで、E♭7に対するsus4,A♭がD♭Maj7とB♭m7には存在するがGm7(♭5),E♭7ではGに解決している。これによってsus4の状態が解除されているのだ。パーカーはsus4の状態では丁寧に3rdの音を回避してアドリブしている。ここまで緻密な作業をしていたことに驚く。
2017/10/22
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友達の書いた本が新聞1面の下、所謂、サンヤツ広告に載っていた。生まれて初めての経験なのでかなり嬉しい。今まで、友達の業績では日本アカデミー賞脚本賞が最大だった。あれ以来の嬉しさだ。
2017/10/21
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21世紀で最も売れたアーティストの企画が面白かった。正確にいつからいつまでか覚えてないが、浜崎あゆみ、ヒッキー、B’z、ミスチルが強い時代が続き、AKBと嵐が強い時代が取って代わった。これは、ロック、あるいは、R&Bをベースにしたカッコイイ、アーティストが求められる時代から、ポップで可愛いアーティストが好まれる時代にシフトしたと言えないだろうか。とはいえ、EXILEのようなカッコイイ、アーティストも健在ではあるが。ともあれ、全体的に暗かった昭和より徐々に明るくゴージャスになって来たことは間違いない。どうやら、人は、明るく、カッコ良くて、ゴージャスなものを好む傾向にあるようだ。政府がカジノ建設を進めるのも頷ける。後、東方神起による久々のパフォーマンスが圧倒的だった。バックダンサーを含めて動きの切れが凄まじかった。ヴォーカルも、アジア人らしく細い声ではあったが、迫力があった。現在、日本のトップを走る三浦大知も、やや、負けているのではないだろうか。ましてや、ジャニ系は論外である。
2017/10/20
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今回は演説の意義についてだった。まずヒトラーは文筆に携わる騎士やうぬぼれ屋に対し次のように警告する。「この世界における最も偉大な革命は、決してガチョウの羽ペンで導かれたものではないのだ!」「おおぜいの民衆はなによりもまず、つねに演説の力のみが土台になっている」「偉大な運動はすべて大衆運動であり、困窮の残忍な女神によって扇動されたか、大衆のものに投げこまれたことばの放火用たいまつによってかきたてられたからであり、美を論ずる文士やサロンの英雄のレモン水のような心情吐露によってではないのである」と。これは、おそらく、大衆の性情について正鵠を射ているだろう。そして、現代の反知性主義と同じ心情が感じられる。
2017/10/19
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なにやら卵巾着というらしいが、嫁さんがちょっとばかし変わった料理を作ってくれた。ゆで卵が薄揚げの油っぽさと甘さに包まれて、不思議な味だった。大根はまだ季節外れなのか少し固かったが、鹿児島の友達がくれた芋焼酎とよく合った。
2017/10/18
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Facebookに、ヤマガラがヒマワリの種をついばんでいる姿を捉えた写真がアップされていた。右後方から夕暮れ時の柔らかい木洩れ日が差し非常に美しかった。長い間、立ち仕事だったせいか、里山ですら長く歩けなくなり、バードウオッチングをあまり楽しめなくなった現在、こういう写真に出会うととても癒される。見知らぬ人達だが、彼らが私の代わりに行ってくれている。
2017/10/17
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福岡伸一さんは、カズオ・イシグロがノーベル賞を受賞したと聞いてガッツポーズをしたそうだ。当然、ファンだったからだが、対談もしていたようだ。彼が以前から唱えている「動的平衡」について話すと、カズオ・イシグロは俄然興味を示したそうだ。「生物としての人間は絶え間ない合成と分解の流転の中にある」という考えだ。そして、福岡さんは「だからこそ、記憶は死に対する部分的な勝利である」と続ける。記憶はカズオ・イシグロにとっても重要なテーマだ。最新作の「忘れられた巨人」もそうであるようだ。ニューヨーク・タイムズの辛口批評家、ミチコ・カクタニは「イシグロの持ち味が生かされていない奇妙なできそこないのファンタジー」と酷評したらしい。だが、福岡さんは「年老いた夫婦の記憶を通じ、共同幻想としての集合的な記憶を描いた」と擁護していた。初期の作品から読んでゆくと、辿り着くまでかなりの年月が掛かりそうそうだが、今から楽しみではある。
2017/10/16
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前半すぐ、キム・スンギュの早いリスタートからの狙いすましたロングフィードを小川が巧くDFの裏を取って受け西川と1対1を制し決めた。遠藤と槙野を欠いたレッズは精彩がなくバタバタしていた。だが、その後、厚みのある反撃を見せ、宇賀神のシュート性のクロスを矢島がコースを変え決めた。ヴィッセルは、トップのポドルスキが自由に動き巧くボールを散らしていた。レッズの柏木は、最初あまりボールに触れなかったが、持つと気の利いたパスを出していた。後半、ヴィッセルの足が止まり、レッズにいくつか決定機が訪れたが決め切れなかった。そして、アディショナルタイム、森脇の浮き球のフィードをCBのマウリシオが頭で合わせたがバーに弾かれた。そのこぼれ球の競り合いでラファエル・シルバがファールを取られゲームは1-1のまま終了した。レッズには痛恨のドローになった。ヴィッセルはポドルスキのつま先のアウトサイドでカーブを掛けたパスが巧かった。藤田も良いディフェンスを再三していた。
2017/10/15
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前回、例え人間国宝であっても、顔が良く、背が高い男性を女性が好むという、ごくありふれた事実を追認しただけだった。しかし、平岳大の返信には少しだけ興味をそそられた。それは稽古場の話だ。なにやら、昼夜別の演目をたった3日の稽古で仕上げ、それも午前3時までやるらしい。これは、十分な練習を積まないと本番に臨みたくない上、体力もない私にとって、ほぼ拷問に等しい。顔が良くて、背が高いのは羨ましいが、平岳大に生まれなくて良かった。あ。いや。もし私が平岳大だったら自分の容姿が良いことを当たり前だと思うだろうし、稽古のきつさもそれほど苦にならないだろう。人間はやはり別の世界に生きているのだ。「人は人」というのは正しく真理なのだ。
2017/10/15
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今日はソニー・スティットがサックスでハードバップをゴリゴリ吹き倒すアルバムを持って行った。店の良いスピーカーで聴くと、もっと豪快に聴こえると思ったが、意外や繊細かつ優しく聴こえた。その分、スティットの色気が感じられた。マスターが掛けてくれたアルバムでは、ソウルの帝王レイ・チャールズがジョニー・キャッシュやウィリー・ネルソン等、カントリーの大御所達と共演したのが渋かった。マスターとのよもやま話では、美空ひばりは、確かに日本一上手いが、本人もそれを知りつつ、それ以上を目指す姿勢に欠けたという意見に納得した。私も、常々、あの「ドヤ感」が嫌だった。後、「音楽の本質ってなんだと思います?」と聞かれ私が「魂に届くもの」と答えるとマスター曰く、「完璧なピッチとリズムを目指し格闘すること」だった。なるほど。人間が人間である以上、完璧なピッチと完璧なリズムなど有り得ない。音楽とは音を通じて完璧を目指すものなのだ。そして、「We are The Worldで誰が1番良かったですか?」と聞かれ「そうですねぇ~。ウィリー・ネルソンも良かったですが、やっぱり、シンディ・ローパーですか」と答えると、なんと、マスターも同じだった。マスター曰く、「彼女はちゃんと地に足についている」とのことで私は、彼女の魂のこもったシャウトに心が震えた。
2017/10/14
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東京Jazzと銘打ちNHKホールに錚々たるジャズメンが集っていた。なにやら、渋谷周辺の各所でライヴがあったらしい。こちらでいうと高槻ジャズストリートみたいな感じか。NHKホールに陣取ったビッグバンドはデンマークから来たらしい。全体に張りのある良い音だったが、特に、テナーサックス二人のソロが良かった。一人は明らかコルトレーンの影響を受けていた。日本勢では日野皓正と山下洋輔が出ていた。日野皓正はあの年齢とは思えない良い音が出ていたし、相変わらず巧かった。しかし、どうにもええかっこしい丸出しのプレーに感情移入出来なかった。熱演といえば熱演なのだが。山下洋輔も更にフレーズが豊かになっていた。だが、日本人特有の生真面目さが全面に出て楽しめなかった。そういえば、指揮していた日本人女性も、編曲の才能は凄いらしいが、いかんせん、ステージ上での存在感が薄く、かつ、身体からグルーヴが出てなかったので、かえって目障りだった。フュージョン・ギターの大物、リー・リトナーも音色がイマイチ良くなく、単なる添え物的パフォーマンスだった。意外だったのは、御年90歳にもなろうかという、ウェストコースト・ジャズの重鎮、リー・コニッツだった。当時、東海岸のジャズに比べ軟弱だったので興味はなかった。今回も、チューニングは甘いわ、ミストーンは出すわでヘロヘロだった。でも、何故か、心を打つものがあった。あれを枯淡の境地というのだろうか。
2017/10/13
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ヒトラーのユダヤ人への憎悪はいよいよ露になった。彼は、民主主義を「ユダヤ人的民主主義」と「ゲルマン的民主主義」に分け、前者を、さして何の根拠も示さず「このうえもない嘘つきで(略)不潔で不正直なこの制度」と決めつけ、後者を「行動に対してすべての責任を完全に引き受ける義務を負っている指導者を自由に選ぶ、真のゲルマン的民主主義である。そこには個々の問題に対する多数決はなく、ただ自己の決断に対して能力と生命をかけるただ一人の決定がある」と定義する。後者は要するに独裁政治である。そして、後者を大いに称揚し、高揚した調子で、無能者や弱者に対し、「人々はかれを簡単にみつけ、容赦なくどなりつけるであろう。さがれ、卑劣感!足をひっこめろ、階段が汚れる!というのは、歴史のパンテオンへ登るきざはしは、潜行者のためにあるのでなく、英雄のためにあるからだ!」とぶち上げる。この英雄は、きっと、ヒトラー自身のことだ。やたら熱狂的、かつ、勇ましく自説を叫ぶ人物をゆめゆめ信じてはならない。現代では北朝鮮やトランプが最も近い。
2017/10/12
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政治家の不倫を「関係ない」とする意見が約4割あった。「そんなことで辞めてたら議員が居なくなる」「国民の為に身を粉にして働くなら一笑に付して良い」「社会的正義を貫けば個人的問題は関係ない」という考えだった。これは、「英雄色を好む」とか「浮気は男の甲斐性」などという考えの延長線にあるだろう。要するに、「仕事の能力が高ければ多少のモラルの低さは許される」ということなのだろう。以前にも浮気についてのアンケートで約4割が肯定していた。もし、同じ考えでないのなら、4割の人間を信じてはいけない。
2017/10/11
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前半、まず、長友がゴールラインギリギリで上げたクロスを倉田が頭で押し込んだ。次に、倉田のシュートのこぼれ球を杉本がシュートし、バウンドしたボールがゴールマウスに吸い込まれた。その後、ハイチも日本のスピードに慣れて来たのか功勢に出るシーンも増えた。そして、ナゾンの前線でのボールキープから良いパスが生まれゴールを決められた。身体を投げ出した東口の脇の下をくぐり抜ける際どいシュートだった。前半は2-1のまま終えた。ハイチのパスは粗かったが身体能力は高いようだった。後半すぐ、右サイドからグラウンダーのクロスをナゾンに決められた。ハイチはその後も徐々に息が合い出し攻撃にリズムが出た。そして、終盤、またしてもナゾンに見事なミドルシュートを決められた。日本も寄せが甘かった。だが、アディショナルタイム、原口から出た良いパスを受けた途中出場の車屋が出したマイナスのクロスを酒井高徳が決めた。ゴール前に倒れ込んでいた香川が巧くコースを変えていた。結果、辛くもドローで終えた。前半で替えられた浅野は何度かシュートチャンスをものに出来なかった。彼はメンタルが弱いのかもしれない。小林祐希は足元も巧いしパスセンスも良いので期待出来る。井手口はパスの精度はやや落ちるが果敢な守備と攻撃性がグッドだ。
2017/10/10
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ボスニア・ヘルツェゴビナにおけるジェノサイドを指揮したセルビア人指導者フォックスをジャーナリストが追う話だった。命知らずのジャーナリスト、サイモン(リチャード・ギア)は生放送中に暴言を吐き干されていた。だが、フォックスが隠れている場所のネタを掴んだというエサで、かつての相棒カメラマン、ダック(テレンス・ハワード)を巻き込む。サイモンはイスラム教徒の恋人を虐殺されていた。そこに、副社長のコネでテレビ局に潜り込んだハーバード出の軟弱なベンジャミン(ジェシー・アイゼンバーグ)が絡む。それぞれ良い味を出していたが、題材が題材なだけにコミカルテイストを盛り込んだせいか、全体に、やや安っぽくなっていた。しかし、彼らがフォックスを捕まえたのは、どうやら、実話らしい。ラスト、内戦終結後にイスラム教徒が戻った町にフォックスを放り出す所は秀逸だった。
2017/10/10
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以前からブルーバックス屈指の名著とは聞いていた。一般的に相対論や量子論が人気だが、これは統計力学についての本らしい。高校数学すらろくに身に付いてないので買うのを控えていた。しかし、最近、物理の本もポツポツだが解り出したので我慢出来ずに買ってしまった。でもまぁ、一般向きらしいので、たった一つでも解れば儲けものだろう。
2017/10/09
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屈折の法則を表す式を漸く理解出来た。屈折は媒質によって波を伝える速さが違う為に起こるらしい。空気中より水の方が遅くなる。横並びの隊列が海岸線に対して斜めに行進してゆくと先に海中へ進んだ者から速度が遅くなり隊列が折れ曲がる例えは分かり易かった。そこで、先に海岸線に達した者の地点をA'とし、反対の端をAとする。そして、Aがそのまま進んで達する海岸線をBとし、A’から海中を進んだ地点をB’とする。すると、A,A',BとB',B,A'が作る二つの三角形が出来る。そして、海岸まで達するまでの速さをV1、海中での速さをV2とし、入射角をθ1、屈折角をθ2とし、時間をtで表すなら、A'Bsinθ1=V1t,A'Bsinθ2=V2tとなる。そして、左の式を右の式で辺々割り算すると、sinθ1/sinθ2=V1/V2=Nが導かれる。これが屈折の法則を表す式だ。ここで、Nは屈折率と呼ばれ、速さの違いが大きいほど、角度の違いも大きくなることを示している。
2017/10/08
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カズオ・イシグロがノーベル文学賞を獲った。春樹より圧倒的に好きなので誠に喜ばしい。と言いつつ、「わたしを離さないで」しか読んでないが、アンソニー・ホプキンスとエマ・トンプソンが演じた映画「日の名残り」は傑作だった。ノーベル賞事務局の人が「ジェイン・オースティンとフランツ・カフカを足してプルーストを少し混ぜたような」と形容していたが上手い事言うものだ。これで、NHKの白熱教室に出演していた録画が益々消せなくなった。かなり寡作な作家なのでそれほど苦労しないだろうが残りの作品も死ぬまでには全部読みたいものだ。
2017/10/07
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前半、日本が何度も決定機を作っていたが決め切れなかった。ニュージーランドも一度だけ中盤から良いパスが前線の9番ウッドに通った。しかし、それをふかしてくれたので助かった。途中からニュージーランドも日本の速さに慣れて来たのか、なかなか攻め切れなくなった。そうこうしている内に先取されるのがよくあるパターンだが、そうならなくて良かった。前線では左サイドの武藤が何度か良い落としをしていたし、大迫の相手を背負ったポストプレーも良かった。右サイドの久保の調子はイマイチのようだった。ボランチの蛍は相変わらず良く、井手口のポジショニングは良いが、パスの精度はやや低かった。後半、ゴール前のこぼれ球を蛍がシュートし、それが相手DFの手に当たりPKを貰った。そのPKを大迫が決めた。だが、直後、右サイドから上げられたクロスをウッドに頭で決められた。その後、流れが暫くニュージーランドに行ったが、乾の投入で盛り返した。やがて、乾の左からファーへのクロスを宏樹が頭で落とし、途中出場の倉田が頭で押し込んだ。試合は接戦の末、2-1で日本が勝った。他に途中出場の選手では小林祐希が良かった。どうやら頭の良い選手のようで何度もゲームを作れていた。
2017/10/06
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天気も良かったので近所のCafeに行って来た。いつものようにオーナーとよもやま話に花が咲いた。ついでに、誕生月プレゼントで、我が町の名前を冠したブレンドのコーヒー豆を貰って来た。
2017/10/06
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今回も議会制民主主義への攻撃だった。曰く、「態度決定するために必要な知識をもっているものが2、3人しかいないのに、なぜ500人も選挙するのか?」あるいは、「それと同時にすべての責任というものは個々人の人物の義務感の中にだけあるもので、議会主義的おしゃべり同盟の中にはないからである」と。なるほど。穿った考えではある。しかし、かといってヒトラーのような狂人による独裁が良い訳もない。ガンディーがいみじくも言ったように「善いことは蝸牛のようにゆっくり進む」のだ。何事も性急であってはならない。
2017/10/05
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ブリューゲルの「バベルの塔」を観て来た。特に好きな作品ではなかったが、実物は、さすがに圧倒的な迫力だった。ついでに、今日は私の誕生日だったので、嫁さんに珉珉の餃子を奢って貰った。相変わらず皮が薄く具は甘くジューシーで抜群の旨さだった。おまけに、いつも店員の愛想が悪いのに、今日はマシだった。
2017/10/04
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今回は、カラヴァッジョが木製の円形盾に描いた「メドゥーサの首」についてだった。当時、メドゥーサの首は魔除けの図案としてよくあったらしい。だが、それの多くが金属製の浮彫だった。カラヴァッジョはそれを木製の盾に写実的に描いた。特記されるのは凹面に描かれたような影と吹き出す血だ。筆者の推測によると、それは当時盛んだった彫刻と絵画における優位性の論争が下敷きにあったようだ。そういえば、ミケランジェロは彫刻家としての自分に誇りを持っていたと聞いたことがある。カラヴァッジョは、トスカーナ大公の武具コレクションに飾られることになる盾に金属製の浮彫では困難な写実的描写を施したのではないかという見立てだ。今日から見れば、例えば、ミケランジェロのダヴィデ像とカラヴァッジョのマグダラのマリアに優劣を付けるなど馬鹿げているように思うが、当時の本人達にとっては引けない争いだったのかもしれない。
2017/10/03
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前半すぐ、左SB鮫島からの見事なクロスを中島が頭で決めた。2点目は右SB高瀬が角度のない所から難しいシュートを決めた。高瀬は体をかなり絞ったようで動きが良くなっていた。増矢も得点にこそ絡めなかったが良いプレーをしていた。初めて見たが、ちふれは押されながらも何度かチャンスを作っていた。10番高野は動きはそれほど早くなかったが予測が良く何度もボールを奪っていた。後、7番薊が良いプレーをしていた。後半、途中出場した岩淵から出た良いパスを受けた中島がDFを引き離しゴール左隅へ決めた。そして、中島からパスを受けた岩淵がシュートしたが薊の見事なスライディングでブロックされた。岩淵は何度もシュートを外し凄く悔しそうだった。明らかふてくされた顔も含めてチャーミングな選手だ。試合はそのまま3-0で終えた。双方、イージーミスも多々見られたが見応えのある試合だった。
2017/10/02
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まだ途中だが、カラヴァッジョによる二点の「洗礼者ヨハネ」についての考察が興味深かった。結論として、カピトリーノ美術館にある方は、ヨハネではなくイサクであるらしい。理由として、様々な要因が挙げられていたが、特に、角の生えた雄羊と笑みを浮かべる少年が印象に残った。あの笑みは、父アブラハムによって神の生贄にされそうになったイサクが辛くも助かった瞬間を表すと見るのだ。なにやら、キリストの象徴は、本来、角の生えていない子羊であるらしい。一方、ボルゲーゼ美術館にある方は、洗礼者ヨハネで間違いないらしい。だが、こちらには、殺人の罪で死刑を言い渡されていたカラヴァッジョが恩赦を訴える意図が隠されているらしい。この場合、洗礼者ヨハネと受難のキリストを重ね合わせ、かつ、キリスト教徒の象徴である羊からそっぽを向いているという解釈が必要である。いずれにせよ、論文だから当然かもしれないが、詳細な調査と分析に裏付けられた説得力に感心した。フロイトによるミケランジェロのモーセ像の分析を読んだ時の興奮を思い出した。
2017/10/02
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