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今週は、重松清の小説「哀愁的東京」を読んで、気分がちょっと哀愁しております。「哀愁的東京」は、絵本を描けなくなった絵本作家が、副業であるルポライターとして、盛りを過ぎた人たち(ITビジネスの若手経営者、アイドル歌手、作曲家、SM嬢 etc)と仕事上の出会いを重ねることで、自分を取り戻していく話です。出会う人達は、一様に嫌なヤツで、例え身過ぎ世過ぎと思っても、そのわがまま振りに、主人公はウンザリさせられます。ところが、あるとき、彼らの生の部分に触れて、その満身創痍の生き方に、ちょっと共鳴させられてしまう・・・まあ、ありがちといえば、ありがちなストーリーですが、重松さんのフリー・ライターとしての経歴(「週刊女性自身」の「シリーズ人間」なんかを書いてたゴーストの帝王"田村章"は、彼のペンネームのひとつ)に裏打ちされたと思われる話は、細部の描写がリアルで、やっぱり楽しめます。・え~、実は、この本を読みながら、私の周囲にも、登場人物にまったくヒケをとらないキョーレツな人がいたことを思い出しました。かつての上司Uさんは、仕事もバリバリこなす有能な方ですが、なんといっても、その本領を発揮するのは、アフター5の方で、飲み屋のオネーチャンを、片っ端から口説きまくっていました。以前に書いたかも知れませんが、「飲み屋のオネーチャンを確実に口説く方法」とゆーのは、このUさんの発明です。 1.まず、飲み屋で気に入った女性を見つけると、帰り際に、店に財布を落としていく。 2.すぐに外から女性にTELをして、財布を見つけてもらう。 「明日、必ず取りに行くから・・・」と預かってもらうようにお願いする。 3.翌日、店に行き、女性に対して、大袈裟な謝意を表わす。 「貴女は、命の恩人です。ぜひ、お礼をさせてください!」と終店後の約束を取り付ける。これなら、ぜぇ~ったい、連れ出せちゃうから・・・とおっしゃっておられました。また、Uさんには、この財布の代わりに、職場の部下も、色々と手伝わされたものでした。飲み屋に付き合うのは当り前で、仕事中にラブレターの代筆をさせられたり、オネーチャンの引越しでトラックの運転をさせたり、タイヘンでした。え~、代筆したのは私です。 いや、でもね、なにしろ、頼み方が上手いのよ!まず、昼食のとき、食欲がないと言うので、心配して聞くと、なかなか理由を言わない。しつこく聞くと、実は、ある女性を好きになり、仕事も手につかないくらい辛いと言う。ここで部下の私に、どうしたらいいか?と聞くんですね。つい、「手紙でも書いたら・・・」なんて言うと、「あっ、ナイス・アイディア!さすがは、愚すんちゃん!でもさあ、なんて書いたらいいかね?」ときて、私の報告書の文章を誉めてから、「書いてくんない?」 「はい」なんてことになっちゃう。(笑)こんな調子のいいUさんでしたが、飲み屋のオネーチャンから、店のお客さんに、「俺の女に何をする!」といって暴れて困ると、真顔でグチられたことがありました。いつの間にか、好きな相手が変わってしまうけど、どうも、その瞬間は、暴れるほど、真剣らしいことを知って、余りの業の深さに驚きました。・バブルの弾けた90年代初めの頃、Uさんは、職場に来たアルバイトの女の子と同棲を始めて、ついに家族を捨て、火宅の人になってしまいました。いずれ、熱が冷めて、元のさやに戻るだろうとゆー、周囲の大方の予想に反して、今でも、ふたりで暮らしているようです。以前、Uさんに出した年賀状に、「大江健三郎の『静かな生活』を例に出して、最近は、平穏な生活に憧れるようになりました」と近状を書き送ったことがありました。そうしたら、翌年以降のUさんからの年賀状には、決まってひとこと、「静かな生活、まだ、つづく」と手書きされてくるようになりました。Uさんにとって、果たして何が"静かな生活"なのか、何を称して"静かな生活"なのか、いまだに合点がいきません。でも、Uさんから今年着た年賀状には、「静かな生活、息もたえだえ」とあって、新年早々、笑わせて頂きました。
2007.01.27
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え~、ちょいとキツい一週間が終わりまして、今日は、ずぅ~と、ぼんやり過ごしております。朝のうちは、ミゾレも混じろうかとゆー寒い一日で、ラビも、横で毛布に潜って寝ています。私もカミサンも、鼻カゼ気味で、まあ、一家を上げて、ウツロといった塩梅で・・・・・・で、今日は、何を書こうか、さっぱり決まらない・・・のでございます。まあ、ネタといえば、今、観終わったDVD「寝ずの番」の話か、昨日本屋で見かけた雑誌「SWITCH」の表紙、椎名林檎が良かった!とか、そこで知った細野さんのトリビュート・アルバムが楽しみだ!なんてトコでしょうか?う~ん、ど~しよ~かな~・・・どれも、イマイチのような気がします。「寝ずの番」は、中島らもの原作をマキノ雅彦(俳優の津川雅彦)が初監督したもので、タイトル通り、お通夜に寝ずの番をする噺家達の話です。艶笑小話的なエピソードが山ほど出てきて、最後に粋なヤマもあり、どぉ~んと盛り上がって、大笑いできます。もう、ケッサクと言って過言じゃないけど・・・何故か、とっても疲れるとゆー、フシギな映画です。ネットで調べてたら、文科省の認定作品なのに、卑猥なコトバが連発されるんで、R-15指定になったと出ていて・・・この辺かも知れませんねぇ~、疲れちゃった理由は・・・。お上が認める卑猥さ?ってゆーか、スケベなのに教条的な映画・・・艶福家として知られる一方、"脱・塩ビ玩具キャンペーン"を展開する「グランパパ」オーナー、そんなマキノ監督(津川さん)の個性がよく出た映画かも知れません。・・・と、ここまでは、昨日書いた部分です。今から、続きを書こうと思ったら・・・もうひとりのワタシから、キョーレツなダメ出しがあって、書き進めなくなっちゃった!実は、書いてる私以外に、批評をするもうひとりのワタシってのがおりまして・・・こんなネタは詰まらんとか、やれ、文が意味不明だ、稚拙だと、色んな文句を吐けちゃ、邪魔するんでございます。私「そ、そんなにゆうんだったら、ジプンで書けばひいひゃん!」ワタシ「ふふふ、じゃ、鼻づまりは、脇に退いてなさい。それでは・・・」・・・と言うわけで、ここからは、ワタシが担当させていただきます。え~、いつもご贔屓下さり、ありがとうございます。この場を借りて、御礼申し上げます。日頃、本人には言って聞かせてるんですが、まず、日記には、その時、面白いと思ったもんだけを書くべきで、詰まんなかったコトの報告なんか、お見せすべきじゃありません。最近は、フットワークがなくなったせいか、ネタがないとコボすんですが、見方さえ変えりゃ、いくらでもネタなんて転がってるもんでね。まあ、要は、感性とゆーことですな。ん~、まあ、本人の書いた駄文も、ワタシの指導でね・・・ちょいと見方を変えさせて、面白くなった日記ってのも、いくつかはあるんです。てなわけで、今回は、ワタシの選ぶ「愚すんの日記ベストテン」をお届けして、お許し頂こうとゆー趣向でございます。古い順から並べさせて頂きますと、まあ、こんなトコでしょうかねえ・・・ ・おとなの去り方 2002/11/23 高円宮殿下ご逝去の報道には、ちょっと驚いた。まだ、47歳だとか・・・ ・お題拝借:一番恥ずかしかったこと 2003/01/25 本日は、お題拝借の第2弾をお送りいたします。ふわりさんから・・・ ・椎名林檎の顔が覚えられない 2003/02/21 うぃ~っす、いや、失礼しました。ライブのとき、椎名林檎は・・・ ・アワ・アワ・アワ 2003/07/08 夕方から、雨は上がりましたが、空には星ひとつなく、淋しい・・・ ・パパに代わってハーフボイルドだど! 2003/08/10 えー、はじめまして、ハハハハ ごめんなさい、今笑ったのは・・・ ・トゥルー オワ ダウト?! 2004/01/12 いやー、いつもの日々が、始まっちゃいましたねえ。でも、・・・ ・新橋のジャズ・バァで・・・・ 2004/07/03 静岡地方に集中豪雨があった日、東京も蒸し暑い一日だった。・・・ ・私の好きな贋作「雪国」 2004/10/31 おかげさまで、何とか2年目を迎えられそうです。で、二周年・・・ ・ワタシノニホンゴ、ヘンデスカ? 2005/01/05 ラビのこと-7 新年の夜明けは、祝辞です。それはラビと同居し・・・ ・夏が来~れば思い出す~ 2006/07/15 え~、四万六千日、お暑い盛りでござゐます。浅草の観音様の・・・今後は、ワタシも指導を徹底致しまして、多少とも面白いものをご提供させて参るつもりです。え~、今後とも、愚すん君のこと、よろしくお願い致します。
2007.01.20
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正月明けの今週って、4日しかないわりに、やたら長く感じて・・・ふぅ~しかも、鼻風邪までひいてしまい、ふがふがしながら、PCに向かっております。そんなときは、ウチにコモって、DVDでも観るのが一番とゆーわけで、昨日、弊店間際に飛び込んで、「メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬」を借りてきました。これは、トミー・リー・ジョーンズが初監督した映画(2005年)ですが、なかなかよかった。この惑星の八代亜紀は泣ける・・・なんて言って泣いてるオッサンかと思ってたら、やるなあ~!え~、まず、ストーリーとしては、「死んだ友を埋葬するために、国境を越えて、メキシコの村を目指す男の物語」で、いたってシンプルです。ちょっと、ペキンパーの「ガルシアの首」にも似ていて、もったいぶったタイトルが効いてるとは思えません。でも、その分、映画の構成に気が配られていて、前半(旅立つまでのいきさつ)は、時間軸を無視したカットバックで綴っていき、見どころの後半(メキシコ道中劇)をゆったりと盛り上げます。また、後半は、一種の成長譚になっており、主人公の老カーボーイ(トミー・リー)の佇まいとメキシコの広大な景色も溶け合って、こーゆー骨太な男っぽい映画を久々に観た気がします。役者では、やっぱり、無表情なトミー・リーの存在感が圧倒的なんですが、亭主の前で浮気相手と逢引の約束をするウェイトレス(メリッサ・レオとゆー女優らしい)が、年増の色気とやるせない倦怠感を漂わせて、堪りません。そーいや、浮気相手の一人が、あのドワイト・ヨーカムなんで、ちょっと笑っちゃった。役者やってるなんて知らなくて・・・若い頃は、アイドルと騒がれたカントリー界のプリンス、グラミー賞歌手なのに、今や、モーテルで役立たずになっちゃって、落ち込む役だもんなあ~(笑)それと、観終わってから知って、ホントびっくりしたのが、ザ・バンドのドラマーだったリヴォン・ヘルム!が出てたことです。盲目の老人役で、とっても印象的なシーンを見事に演じてました。でも、ガリガリに痩せてて、ちょっと前に病気だったと聞いたけど、大丈夫なんだろうか・・・この映画は、ミュージシャンが役者をやってるだけでなく、カントリーやテックス・メックスが大量に流れて、なんとも私好みのサウンド・トラックでした。特に嬉しかったのは、心優しいメキシコ人と若い人妻がふれあうシーンで、ラジオから流れる曲に合わせて、オドオドとダンスを始める・・・その曲が、フラーコ・ヒメネスの「This Could Be the One」なんです。そして、その帰りのカーラジオからは、フレディ・フェンダーの「涙のしずく(Before the Next Teardrop Falls)」が流れて、みんなで合唱したりします。ふたりとも、私の大好きなテキサス・トルネードスのメンバーですが、惜しくも、フレディは、昨年10月に他界してしまいました。ザンネンです。合掌え~、最後は、つらつらと個人的な好みばっかり書いちゃいましたが、たまに男っぽい映画を観たくなったら、ホント、お奨めでございます。
2007.01.13
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どうも、出遅れ気味で恐縮ですが・・・え~、明けましておめでとうございます。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?私は、例年の如く、友達がきてのノンダクレ・いたスト三昧で過ごした三が日、まだ、二日酔い気味です。今年は、ちょっと長く休みを取ったので、御用始の方々を横目で見ながら、呆けております。スマンナア~え~、昨日の晩は、友達から貰ったマクロ・レンズが嬉しくて、色んなものをアップで撮りまくり、果ては、TVまで撮るバカっぷり、家族にアキレられました。そんな中で、途中から見始めた「椎名誠の絵本を旅する」(NHK教育)が面白くて、マジでシャッターを切ることに・・・最初は、ナゼに、シーナが絵本よ? どっちかったら、「椎名誠の旅で写真する」じゃね~の?なんて思ってたんですが、月刊絵本「こどものとも」誕生の話には、引き込まれました。今の日本は絵本ブームで、年間1300冊以上も出版されており、そのきっかけが、50年前に発刊された「こどものとも」だと、シーナ氏は指摘しています。「こどものとも」は、欧米の翻訳もの一辺倒に反発して、「日本の絵本作り」を目指したのだ。以来50年、絵本は進化してきた。加古里子、五味太郎、長新太ら新しい才能を発掘し育ててきた。科学絵本やナンセンス絵本など多彩な絵本が生まれた。私が、このペラペラな絵本を知ったのは、学生の頃で、幼いイトコの家の本棚に大量に有ったのです。その中で、長新太さんの描かれた絵本が何冊かあり、それまで、イラストレーターとしか知らなかった長さんが、絵本作家でもあることを知りました。番組でも、長さんのことを大きく取り上げていて、シーナ氏は、自分の好きな絵本として、名作「つきよ」を紹介していました。ある夜、三日月が降りてきて、池の中に浮いて船になったり、逆向きになって橋になったり、泳いだりしてる・・・そんな姿を子たぬきだけが見てるという話です。いまだによく分かんないんだけど、惹かれるんです、とシーナ氏も言っていましたが、静かで不思議な味わいのある絵本です。そして、番組では、癌で亡くなる直前まで絵本を描いていたこと、そして、残された長さんのメモ書きを紹介していました。たぶん、万年筆で描かれたと思われる線は、ひょうひょうとしていて、いかにも、長さんらしいなあ~と思いました。チョット泣ケタ・・・え~、思いがけなく、今年は、絵本の話で、地味に始めてしまいましたが・・・今年も、おつきあいのほど、よろしくお願いします。
2007.01.04
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