音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2013年12月08日
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カテゴリ: クラシック音楽


 久しぶりにランランのアルバムを入手した。

ラトル=ベルリン・フィルとの共演でプロコフィエフとバルトークのピアノ協奏曲を演奏したもの。

最近少なくなったセッション録音。

バリバリと弾きまくり、これ見よがしにテクニックを見せつけるんだろうなと

いう先入観で聴き始めた。

予想と同じだったのがプロコフィエフ。

まさにラン・ランにぴったりの曲で、鮮やかな技巧でショーアップされた演奏になった。

これほど切れ味の鋭い、華やかだが、しかも重量感のある演奏を聴いたことはない。

プロコフィエフのえぐみも感じられなく、大変好ましいものだった。

バルトークは期待していたのだが、不発に終わった。

変に考えた演奏で、第1楽章の最初から違和感がある。

素直に弾けばいいところを変に作ってしまって、不自然な演奏になっているところもある。

ベルリン・フィルもこの曲に必要な鋭さがなく、茫洋としている。

勿論それなりにレベルの高い演奏なのだが、こちらに訴えかけるものがなく、和やかに演奏しているように聞こえてしまう。

DVDはメイキングとプロコフィエフの第1楽章を通した演奏が収められている。

どちらも10分程度の短いもの。

演奏はともかく、映像が汚くて、本当におまけにしかなっていない。

いつかも書いた記憶があるが、こういう本当のおまけにしかならない物を付けて、値段を釣り上げるのは止めてほしいものだ。

買い手の弱みに付け込んで、押し売りしているようにしか思えないからだ。

終わった後、ランランが嬉しそうに何度も頷いているシーンが出て来て、演奏に満足している様子が窺える。

メイキングの方が音のレベルが高く、迫力が感じられる。

この録音ならだいぶ印象が違っていたように思う。

Lang Lang:Prokofiev 3 & Bartok 2

CD:
1.Prokofiev Piano Concerto No.3
  I.Andante - Allegro
  II.Tema con variazioni
  III.Allegro ma non troppo
Bartok Pino Concerto No.2
  I.Allegro
  II.Adagio - Presto - Adagio
  III.Allegro molto

DVD:
1.Prokofiev Pino Concerto No3.I.Andante - Allegro
2.Behind-the-scenes of Prokofiev 3 & Bartk 2

Lang Lang(p)
Berliner Philharmoniker
Sir Simon Rattle

Recorded at the Berlin Philharmonie in Berlin,Germany













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Last updated  2013年12月08日 16時28分36秒
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