音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2018年07月18日
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カテゴリ: クラシック音楽

ユリア・レージネヴァの新譜と思ったら、単にフィーチャーされているだけだった。
ただ、当ブログが疎いヴィバルディの宗教曲の素晴らしさを体験する機会になったことは、とてもありがたいことだった。
今回は好きな歌手だったことが、結果的に曲を知るきっかけになった。
その曲がとても良かったのも運が良かった。
いい曲でも演奏が良くないと、嫌いになったり、印象に残らないものだが、最初にこのような素晴らしいCDに出会ったのは当ブログにとっては幸運だった。
レージネヴァの出番は多くないので、目の覚めるような技巧がふんだんに聴けるわけではない。
むしろカウンター・テナーのフランコ・ファジョーリ(1981-)の歌唱が印象的だった。
ファジョーリはアルゼンチン生まれで、超絶技巧で売り出し中の歌手だそうだ。
最初聞いた時はアルトかと思っていた。

まちがったのは、カウンター・テナー特有の臭みがなかったことだろうか。
声質が似ているが、レージネヴァが軽く、ファジョーリは重く太いので、グローリアでの唯一の二重奏「我らは主をたたえ」でも区別は容易だ。
ニシ・ドミヌス(主が家を建てられるのでなければ)はファジョーリが歌っている。
どの曲も安定した歌唱でこの曲の素晴らしさを堪能できる。
イ・バロッキスティの劇的な解釈も貢献している。
モテット「まことの安らぎはこの世にはなく」はレージネヴァの突き抜けるような超高音、それも、肩の力の抜けた、あくまでも自然な歌い方が、とても魅力的だ。
最後の「アレルヤ」で彼女の超絶技巧の一端が楽しめる。
ディエゴ・ファソリス指揮の イ・バロッキスティは、レージネヴァやチェチーリア・バルトリのCDなどで、何度かお耳にかかっているが、ダークな音色とごつごつとした感触でアグレッシブに迫って来るのが特徴だ。
当ブログは歌い手で聴く場合はバックは殆ど関心がないが、この団体は演奏スタイルに特徴があるので、名前は知らなくても印象に残る団体だ。
普段柔和な表情を見せるヴィバルディが、背筋を伸ばしてしゃきっとしているような感じに聞こえる。

pv

Lezhneva,Fagioli,Fasolis Vivaldi:Gloria

Antonio Vivaldi

13.Nisi Dominus RV608
22.Nulla in mundo pax sincera RV630

Julia Lezhneva(s track 3,6,22-25)
Franco Fagioli(counte tenortrack 3,8,10,13-21)
Coro della Radiotelevisione svizzera

Diego Fasolis(cond)

Recorded 12-15 July & 23-27 November 2016at Auditorio Stelio Molo RSI,Lugano-Besso,Switzerland





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Last updated  2018年07月18日 22時48分43秒
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