音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2018年11月29日
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カテゴリ: クラシック音楽

トリフォノフの新譜はラフマニノフのピアノ協奏曲全曲録音シリーズの第一弾。
2番と4番のピアノ協奏曲とラフマニノフが編曲したバッハのパルティータ第3番からの3曲。
共演はネゼーセガン指揮のフィラデルフィア管弦楽団。
このコンビとは以前の「パガニーニ狂詩曲」でも共演していた。
どの曲も極めて明晰な演奏で、ラフマニノフらしいロシアの憂鬱を感じさせるロマン的な演奏ではない。
清冽な叙情とでもいうべき表現だろうか。
ところが、随所で思い切ったアコーギクが加えられていて、どきっとさせられる。

フィラデルフィア管の弦がとても美しい。
オーケストレーションのせいかもしれないが、管はごった煮的なサウンドで、いまいちはっきりしない。(特に4番)
昔の傾向が未だに残っていて、古臭いと感じられる。
4番はライブのためか、カロリーがかなり高い演奏で、最後に盛大な拍手が入っている。
バッハは初めて聞いたが、音数が少なく、少し拍子抜けする。
ジャケ写は髭ズラのトリフォノフが電車のコンパートメント?の3人掛けくらいのソファーに一人で座って、窓のところについている小さなテーブルで指を動かしているというもの。
写真がシンメトリーになっていて窓から外の風景が見える。
コンパートメントはシックで内装が豪華。
さながら映画の一場面を見ているようだ。
ブックレットにも鉄道で旅をしているという設定?のトリフォノフの写真や古ぼけた駅の景色が載っていて、詩的で実にいい感じに仕上がっている。
ラフマニノフのアメリカでの演奏旅行の情景を想定したものだろうか。

ポピュラー系のアルバムに多く見られる、歌詞や曲目の解説もないような雑なつくりとは大違いだ。
なお、トリフォノフは​ ミュージカル・アメリカ (1898-)​という音楽の情報誌みたいな雑誌の今年の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(1960-)に選出されている。
日本ではあまり知られていないが、過去にバーンスタイン、カラヤン等大物の音楽家が受賞している。
因みに小沢は1998年で、直近ではユジャ・ワン、アンドリス・ネルソンスが受賞している。


Daniil Trifonov:Destination Rachmaninov - Departure

Sergey Vasil'yevich Rachmaninov (1873 - 1943)
1.Piano Concerto No. 2 in C Minor, Op. 18
Johann Sebastian Bach (1685 - 1750)
4.Partita for Violin Solo No. 3 in E Major, BWV 1006
Arr. Piano by Rachmaninov
Sergey Vasil'yevich Rachmaninov (1873 - 1943)
7.Piano Concerto No. 4 in G Minor, Op. 40

Daniil Trifonov
The Philadelphia Orchestra
Yannick Nézet-Séguin

Recorded Philadelphia,Kimmel Center,Veriozon Hall,10/2015(Concerto No.4,live),4/2018(Concerto No.2,Partita)





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Last updated  2018年11月29日 16時48分35秒コメント(0) | コメントを書く
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