速いテンポの、荒々しいケルト音楽が展開される。 「ムーン・リバー」はミディアムテンポで、さらっとした仕上がり。 オーソドックスなアプローチだが、重厚で悪くない。 「Den Milde Dag Er Lys Og Lang」は、デンマークの作曲家カール・ニールセンの独唱者、合唱と管弦楽のために書かれた「フューンの春」の第3曲。 タイトルはデンマーク語で「穏やかな一日は明るく長く」という意味。 原曲は聞いたことがないが愛らしい小品だ。 スタンダードは「ムーンリバー」以外は「My Funny Valentine」と「Stella By Starlight」の2曲。 どちらもミディアム・テンポで、「My Funny Valentine」でのダールの熱を帯びたソロが実に素晴らしい。 「Stella By Starlight」では冒頭の骨太なベース・ソロが聴かせる。 ソロの後はテンポが少し速くなり、中間にドラムスのソロが入り、前後に軽快で流麗なピアノ・ソロがくる。 コルトレーンの「Giant Steps」はミディアムテンポで、メロディーの断片が出てくるだけで、そこにピアノとベースのソロが入る。
トラディショナルが3曲含まれている。 「Vem Kan Segla Forutan Vind」は硬質な叙情とても言える雰囲気から、一転ケルトのダンス音楽に変わる。 「Jag Vet En Dejlig Rosa」は抒情的な民謡。 アドリブを含めシンプルな演奏なのだが、感動してしまった。 最後の「Drømte Mig En Drøm」は冒頭にクジラの鳴き声を模したようなアルコ・ベースの音が聞こえる。
1. Keith Jarrett:My Song 2. Riel, Stief, Dahl:Høstdansen 3. Henry Mancini:Moon River 4. Carl Nielsen:Den Milde Dag Er Lys Og Lang 5. Carsten Dah:The Poet 6. Trad.:Vem Kan Segla Forutan Vind 7. Richard Rodgers:My Funny Valentine 8. Victor Young:Stella By Starlight 9. John Coltrane:Giant Steps 10. Trad.:Jag Vet En Dejlig Rosa 11. Trad.:Drømte Mig En Drøm