音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2022年01月21日
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カテゴリ: ジャズ

ヒラリー・コールのアルバムが出ていたことを偶然知った。
最近はハイレゾへ興味が移り、情報も、もっぱらハイレゾ配信サイトからのメールのお知らせからしか仕入れていない。
また雑誌の中身もあまりよく読んでいないので、見逃すことも多い。
今回も、ふと思いついてspotifyでチェックしたら彼女の新譜が出ていたことを知ったのだ。
ロスレスはハイレゾの配信サイトから情報は来ない。
なので、普段からチェックしていないと見逃すことになる。
ロスレスなので配信されているサイトも限られて、今回のアルバムはqobuzでしか見当たらなかった。
それでも、税込み約¥900なので、かなり安く手に入れることが出来た。

全曲安定した歌唱。
清潔感があり、力のこもったヴォーカルと時折入るスキャットは聞きごたえ十分。
高音まで伸びきった声が素晴らしく、フレージングも滑らか。
プログラムは殆どがスタンダード。
ポール・ウイリアムズ(1940-)の「Love Dance」が異彩を放っている程度。
ボサノヴァ・タッチのアレンジで、軽快で粘らない歌唱が心地よい。
ジョン・ウイリアムスの「Make Me Rainbows」はコメディ映画Fitzwilly(1967)(邦題 ニューヨーク 泥棒結社)のナンバー。
ウォーキング・ベースから始まるアレンジがブルージーな雰囲気を醸しだす。
「In a Sentimental Mood」は声を震わせていて、ジェーン・モンハイトの歌い方にどことなく似ている。
バーリンの「Let's Face the Music and Dance」もボサノヴァ・タッチのアレンジがいい。
「Round Midnight」はギターとのデュオだが、ギターはかなり控えめで、ヒラリーの情熱的なヴォーカルが存分に楽しめる。

「It's You or No One」では美しいバース、一転明るくリズミックなコーラスのコントラストが鮮やか。
ブルージーな「The Sweetest Sounds」は後半のスキャットとドラムスの4バースから熱を帯びた情熱的なヴォーカルへと続く。
クリス・バイアースの管が時折入っているが、サックスはともかく、クラリネットやフルートは音楽が甘くなるようで気に入らない。
ヴァイブも管理人好みではない。
コールが初めて執筆したライナーノートによると、クリス・バイアースによるアレンジは、音に柔らかさとふくよかさが加わるので、ホーンを入れる代わりにヴァイブを入れたとのこと。

ベースのポール・ギルのどっしりとした低音と、アーロン・キンメルのリムショットを多用したラテン風なプレイも印象的だ。
試聴は、例によって192kHzへアップ・コンバートした音源。
元がロス・レスながらクリアな録音で、ハイレゾでなくとも満足度が高い。
ということで、大変すばらしい録音だったが、自主レーベルを立ち上げなければならないというのも、この業界の厳しさを表しているのだろう。
次回作はもう少し早くリリースされることを願う。

youtube
Hilary Kole:Sophisticated Lady

1.Duke Ellington:Sophisticated Lady
2.Burton Lane:Old Devil Moon
3.Irving Berlin:The Best Thing for You
4.George Gershwin:Somebody Loves Me
5.John Williams:Make Me Rainbows
6.Paul Williams:Love Dance
7.Duke Ellington:In a Sentimental Mood
8.Irving Berlin:Let's Face the Music and Dance
9.Thelonious Monk:Round Midnight
10.Sammy Cahn:It's You or No One
11.Richard Rodgers:The Sweetest Sounds

Hilary kole: Vocals Arrangements for tracks 2 and a Chris Byars: Arrangements for all tracks except 2 and Orchestrator tracks 2 and 8/ woodwinds on all tracks

Hilary kole(vo)
Chris Byars (ts,cl,fl)
Tom Beckham(vib)
John Hart(e-g)
Adam Bimbaum(p)
Paul Gill(b)
Aaron Kimmell(ds)

Recorded New Jersey, 2020.





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Last updated  2022年07月30日 03時23分53秒 コメントを書く
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