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正しい者のくちびるは多くの人を養い、愚か者は思慮がないために滅びる高ぶりが来れば 恥もまた来る知恵は へりくだる者とともにあるばらまいても なお富む人があり、正当な支払いを惜しんでも、かえって乏しくなる者があるおおらかな人は肥え、人を潤す者はじぶんも潤される・・・タイタイがもっと「こころ」で 受け止めて読みなさい、と「箴言」の 数箇所をピックアップしてくれました。わたしは文章を数多く読むことは読みますが、それが身になりません。アタマだけでわかったつもり、の場合がほとんどです。このクセは容易に直せないかもしれません。自我が先行しすぎますのでうまくいかないことが起こるのでしょう。身にしみていないのです。 LGタイタイが 40年かかって築き上げてきたクセを すぐに 変えることは むずかしいですが、かならず 変ります、と手におえない途方に暮れたタイタイを前に 言い残して香港に向かいました。
2006.03.31
毎日新聞のネットニュースに以下の記事が載っていました。・・・ 今冬、記録的大雪に見舞われた山形県米沢市で、国道などの歩道に敷設された盲人用点字ブロックが破損し、視覚障害者らが困っている。沿道の商店などが小型ブルドーザーで除雪を繰り返したのが原因という。国土交通省は「優先順位をつけて補修したい」と話しているが、道路補修などを含め除雪対策費が膨らんでいるため、担当者は頭を抱えている。特に破損がひどいのは同市中田町の国道13号バイパス。車が出入りする店舗前などを中心に点字ブロックが無残にはがれ、破片が散乱している。同省米沢国道維持出張所によると、ブロックは04年に敷設したが、普通は約10年はもつという。同市の今冬の最大積雪は176センチで81年の観測開始以来2番目。同出張所が除雪を頼んだ業者も手が回らず、道路に面した商店や施設の多くが自前の重機で除雪した。葬祭施設の支配人は「例年は朝昼に2回だけだが、今冬は1日5~6回除雪した。点字ブロックは気になったが、避けるのは至難の業。除雪しないと、利用者から『車が入れない』としかられるし……」と困惑する。一方、35歳で失明した同市下新田のしんきゅう師、今野善一さん(54)は「初めて歩く人は大変だろう。交差点などの停止位置を示す点字ブロックが壊れていたら危険だ」と心配する。同出張所管内の国道13号除雪対策費は、05年度予算で1億7600万円。大雪で補修個所も多く、予算内に収まりそうもない。橋本幸雄所長は「(除雪で重機を使った店主らに)請求するわけにもいかない。ひどい個所は国で直すしかない」と話している。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・国道13号バイパスの まさにこのあたりでわたしたちは お店をしていました。小型除雪機で除雪を繰り返したものです。東京育ちのわたしと千葉育ちのタイタイにとって、あの豪雪の経験は、上海での生活での挑戦に勝るとも劣らないものだったのです。この道路補修工事は2003年から04年にかけて確かに一生懸命にやっていました。13号は福島飯坂から山形市までつながっています。ちょうど店の対面付近にこの記事にある「葬祭施設」がありました。おおげさでなく、国道からわたしたちの店舗の入り口まで積雪のため進めず貫通するのに約30m5時間 もかかったことがあります。駐車場がやたらに広かったのでそこに雪が積もってしまうと、車がまったく進入できないのです。経験した3シーズンは最高でせいぜい80cm程度でしたが、それでもこんな状況でした。国土交通省の大型除雪車が巡回すると沿道にすぐ2m以上は雪の壁ができて、駐車場などひろいスペースなら高さ5m以上の雪の丘ができてしまいます。わたしとタイタイは深夜2時くらいまでお客さんが国道から無理なく 入ってくるように交互に懸命に雪かきしたものです。おかげでこちらのカラダはずいぶん無理したものです。なぜなら除雪を業者に依頼しますと、一回8万円くらい請求されます。これじゃ、商売になりません。だからじぶんたちでしたのです。わたしたちが、感謝したいのはそんな中でもお客さんが店にひとりでも来ていただいたことです。これは もはや 修行だな、ほんとうにそう思いました。雪かきでクタクタに疲れた肉体を休ませて、暖を取っていたときに、あるときふと「中国」がアタマによぎったのです。だから豪雪体験は上海体験への足がかりだったのかもしれません。豪雪被害は想像に難くありませんが、どうか当地のご無事をお見舞い申し上げます。
2006.03.30
さながら 東京でいえば三軒茶屋か池尻陸橋のあたりのような雰囲気の上海延安西路×江蘇路付近の様子です。渋谷から厚木方面まで続く246号線をまさにほうふつさせる車の流れです。春の陽射しの中、気持ちよく所用で出向きますと、このあたりもビルもさらに新たに建設中だし、何より車の量が爆発的に増えていることが実感でき、圧倒されます。
2006.03.29
自戒の日々が続きます。具体的に動くと具体的な結果が出ると、「相田みつを」の詩で読んだことがありました。はじめてのケースでは、まずやってみることがだいじです。そのとき、案ずるは生むが易しという場合も時としてありますけれども、多々ちゃんと問題は出てきます。いま取り組んでいる課題のひとつは、小さな課題ですが、指示の「あいまいさ」が尾を引いています。クリアにしておくべくことはどこか、そのまま突っ走っていってもいいところはどこかの判断を探る上でとても大きな勉強になっています。必ず壁は突破できるといつかブログに書き残しました。その壁は突破できないままです。ただ、違う道が用意されていました。こういう柔軟さを身につけたい。そして成長したい。そういう気持ちです。
2006.03.28
「奥さんを大事にしてください。」1年9ヶ月前LGタイタイと初めて会ったその日に言われたことが、これでした。先日ハワイから来られた牧師の中野先生にも「奥さんを大事にしなさい。」これがアドバイスでした。日曜日お会いした東京赤坂からこられた同じく牧師の姫井先生にも「奥さんすごくやり手ですね。チャレンジ精神には驚きました。お祈りしていますので、どうかご夫婦お元気で仲良く。」と言っていただきました。移動時期のこの頃、駐在員のご家族の方々が次々上海から離れ、単身赴任の環境になった場合、かなり精神的に落ち込んでしまう方が実際は多いようです。メンタルケアはどうしても重要になります。姫井先生もこの道38年の高名な伝道師でトップスポーツ選手のメンタルケアもされていますが、どんなに大金持ちの実業家や有名なスポーツ選手でもどういうわけか「寂しさ」を訴えてくるひとが多い、のだと言います。ホリエモンは「お金で何でも買えると言いました。」「たしかに、ベッドは買えるかもしれません。しかし、それで必ずしも安眠を買えるかはわかりません。」と姫井先生は仰られました。LGタイタイたちとわたしたちの異国上海でのビジネスはいまこれから始まったばかりのときです。いまこのときのさまざまな「学び」と「しあわせ」の気づきをタイタイとともに味わえるのがとてもありがたいです。「夫婦でチャレンジ」というタイトルを大事にしてそのカンバンに名を恥じないようにこれからますます支えあって前進したいときょうは感じました。
2006.03.27
LGさん(中国人パートナー)は新聞社(申江打報=上海タイムズ)創設メンバーのひとりだったこともあって、活字中毒で、本の虫。昼食時のわずかな時間でも近くの古本屋にもぐりこんで大量に本を購入してきます。買ってくる内容のものは、ジャンルがひろく、証券・金融のものから政治、哲学、文学、笑い話、それに理科の実験のようなもの、薬膳料理やこの間は、女性受刑者の告白記なんて読んでいました。古北(上海の日本人が多く住むエリア)にはリサイクルショップ「フクゼン」さんがあって、そこには日本の古本・中古品が揃っていてわたしも時々行きます。わたしは若い頃からマンガを好んで読んだ経験はないのですが、マンガをたくさん売っていたことから、マンガに触れる機会がひとよりは多かったとおもいます。わたしが、マンガを読んで熱い感動をもらったもの作品のひとつが「Dr. Noguchi (ドクター・ノグチ)」(むつ利之 作) です。残念ながら現在 全17冊・絶版状態。ブック・オフなどでも 最初の数巻はあっても後半11以降がなかなか見つからなくて苦労しました。野口英世の伝記にかなり脚色を加えた物語ですけれども、読んでいて熱く感動に打たれたことを覚えています。読みきった後に、感動につつまれたままタイタイをせがんで会津猪苗代の野口英世記念館へ飛んで行きました。 (米沢から近かったので)そういえば、同じく感動した「花の慶次」(少年ジャンプ連載の歴史マンガ)の主人公 前田慶次 が 晩年過ごした場所が記念碑として米沢のお店のすぐ近くにあってタイタイをせがんで飛んで行きました。 雪が3メートルくらい積もっていて何も見えませんでした。やっぱ行動が単純なんですね。
2006.03.26
これがここ最近はまっている鶏肉ラーメンです。麺も具もたっぷり。なんと一杯3元(45円程度)です。このラーメンは24時間営業のセルフサービス式の食堂のメニューのひとつで、このお店の中でいちばん安いものですが、いちばんおいしいものです。こんどわたしと昼食でも一緒に、という方にはぜひご紹介したいお店です。来週はパートナーが二人とも香港へ。その間に確実にこなさない仕事がいくつかあります。こういうとき、協力者と完璧に中国語で交渉がまだ出来ないのは不甲斐ないです。生徒ととの冗談話なら少し自信が出て来たのですが・・・。チャンスと考えて取り組みます。
2006.03.25
LGさん(わたしの中国ビジネスのパートナー)が証券新聞に書かれてある記事を紹介してくれました。日本人は年間200億本(セット)の割りばしを消費するようです。そのうち96%が中国から輸入されています。もっとも中国でも森林伐採などは基本的に禁止されていて、こういう木材などはほとんど他の国から輸入しているのですが、割りばしやカンタンな合板などはたとえば「落花生」の殻や植物の皮などをうまく再利用して原材料にし、加工して出荷するのです。中国の大きな課題は、原材料の確保です。わたしがあるサンプルを作製するために、お客さまから指定された「木材」は、ほとんど日本向けに出荷してしまうもののため、カンタンに中国国内では入手できないものでした。他から輸入したものを、中国で加工してすぐに国外に出荷してしまうので、それがメイドインチャイナでも、中国国内市場にはあまりないのです。日本のSくんが、具体的な動きをしてくるにつれて、中国との間のビジネスが、なるほど「チャンスが大きい」けれども、「やりよう」を勉強しながら修正する必要があると、痛感しているようです。やはり「苦しみながら体得している」うちに「違う道を探す」こともわかっていくのでしょう。先日はT社長とそのパートナーMさんをわたしたちのお気に入りの羊肉料理店にご案内しました。なかなか希望どおりの店舗が見つけられない状況が続いていますが、いろいろ周って見るのがいいでしょう。急いてやって後で大問題になったことってたくさん事例があります。もう昨年暮れからマンションの仕事と店舗の案件がなかなか決まらずに日が経っていますが、比較的「速攻型」のT社長をもってしても、ひとつのビジネスがまずスタートするまでなかなか手間取るのです。これはわたしの停滞を正当化するという意味ではなくて、事実なのです。T社長は日本で30年近くご商売されているし、資金もやる気も「ありあり」なのですが、まぁ、こんな感じではじめの一歩までもがたいへんです。(社長のよきアドバイザーに10年以上前から上海に進出している電子部品の会社を経営している方とそのパートナーで強力なコネクションがある中国人総経理もいますがそういう環境でもゼロからの立ち上げは時間かかります)やりゃいいってもんじゃないので、そういうことで「やる」ことと「模様眺め」とうまくタイミングがあえばいいですね。
2006.03.24
上海生活では携帯電話と携帯ドリンクは欠かせません。いままではコーヒーの空き瓶やペットボトルの空きを再利用していましたが、ついに専用の携帯ドリンクケースを使い始めることにしました。さっそくタイタイそれを仕事場に持参しました。帰宅するなり、「あの水筒は重大な欠陥がある。」と不平を漏らしていました。「飲むときに茶っ葉が口に入って飲みづらい。」というのです。それでは、専用ケースの意味をなしません。翌日、置いていかれたそのケースを確認してみると、・・・こんな感じでした。つまり、ほんとうはネットの下に茶葉を入れて上からお茶を注ぐのに、タイタイは何をかん違いしてか、ネットの上方に茶葉を置いていたのです。これでは、口に茶葉がつくのは当然です↓これが正解。しっかりもののタイタイですがときどき「長嶋」クラスのおもろいかん違いをしてくれます。「欽ドン」賞決定!デス。これはきのうの授業でのひとコマ。ある教室でのホワイトボードです。 宮崎駿監督作品の話題になってわたしがスペシャルで「アルプスの少女 ハイジ」の「補足説明」を 絵 を用いて行ないました。拡大図は ↓往年の絵心?がどこかに消えてしまったかのように、伝えたい気持ちと素描のテクニックが連動しません。このブログによく訪問していただいているアメリカのディズニ-スタジオにおられたこともある ぶんさだ先生 に見られたら、恥かしいですが、授業における絵の効果は バツグン です。しかし、すぐに何作も作品名が思い出せるなんてさすが「元古本屋」かな。
2006.03.23
上海の若いお兄ちゃんたちのヘアースタイルは、スポーツ刈りかいまどきの長髪かに大きく分かれます。オジちゃんクラスになると、ろくにクシもはいっていない、「寝グセ」カットがふつうです。バスの運転手も、街角の売店のオジちゃんもフケも当然の竜巻のような寝グセでもへっちゃらです。オバちゃんたちは、パーマ大全盛。プードル犬のようなカタチのパーマをこれ見よがしに鼻高々で歩いています。オネエちゃんたちは、もう何でもありのヘアースタイル突入です。この子たちのお婆さん時代には、人民服を着て、おかっぱ、もしくは三つ編みだけだったなんて想像できません。地下鉄の中で ブロンドの白人女性が中国人の若い女性の金髪に染めた髪を背後から しげしげとながめていました。それをわたしがながめていたんですが、白人が黒く髪を染めているのはあんまり見たことはないなぁ、とおもいながら見ていました。どんな感じなんでしょう。
2006.03.22
思い込みが激しいことについてはひとのこと言えませんが、いま関わっている中国人生徒さんのひとりははなはだしい思い込みをしてくれます。先回りして考えてしまう。言われたとおりだけでいいのに、よけいなことをしてくれる。これは、工場などでも同じように指示通りに行かないことでダレもが一度は経験することでしょうね。生徒さんに教える場合、まず日本語はひらがなとカタカナがあることのほか、漢字もひとつの文字でいくつもの発音があることに最初は難色を示します。「日」なら「ひ」とも「び」とも「にち」とも「にっ」とも読みますし、また「1日」ならば「つい・たち」「20日」ならば「はつ・か」などいくつも読み方があるのは、ふつうの日本人はもう慣れ親しんでいますが、中国語では「Ri(リィ)」ひとつだけですからね。あと濁音(ば、が、だ など)とか促音(っ)それに拗音(ゃ ゅ ょ) など が入ると最初なかなかうまく読めません。きょうは「ぎゅうにゅう」と発音するところをある美人の生徒さん「きょにゅう」と発音されました。眠気が吹っ飛びました。これはタイタイが お弁当用に使っているタッパウェアです。きっと「保存できる」ということを伝えたいんでしょう。「ゐ」なんて「はなふだ」以来久しく見ていませんでした。国名はたいていカタカナですが、ほとんどの生徒さんはカタカナ苦手です。
2006.03.21
きょうからタイタイ新規の取り組み開始です。わたしは彼女の手助けなしには上海でのチャレンジはまったく考えられません。上海でチャレンジされているかたの中には、日本人でも中国の地方からでも家族で結束してがんばっている方が多いです。たとえ離れていても結束して希望をもってがんばっておられます。わたしの場合、いつも身近にいてくれるので、ありがたさを当たり前のように考えてしまっていることがあります。負担を少しでも無くすようにもっと努力と工夫をしないといけない。さて、日本のプロ野球のレベルが高いことがあらためて証明されたWBC。テレビが入らないのでまったく見ることができないのですが、王監督が「このチームでメジャーに参加したい。」と言われたようです。戦前まだプロ野球がなかったとき、巨人の前身は全米を行脚しました。はるかに格差があった実力も、戦後王・長島時代を経てこの10年で急速にアメリカに追いついたのでは、と感じています。1988年アメリカオールスターが日本の後楽園に来たときにはマイク・スコット、ホセ・カンセコ、ライン・サンドバーグなど大スターの前にまだ若干の開きがあるように思えましたが、前後に行なわれた広島カープ対ボルティモア・オリオールズの世界一決定戦や隔年で行なわれる日米野球を見ていても、年を重ねるごとに日本の水準がアップしていることがわたしのスクラップブックから読み取れました。(当時は新聞の切抜きを保存していました。)野茂がキャンドルスティック・パークにおいてマーシー村上以来ともいえる本格的日本人メジャーリーガーとして登場して以来、日本のトップ投手が完璧に通用することがわかり、伊良部の剛速球も世界レベルだとわかり、イチローが登場したことで、機能的野球の分野では世界最高であることがわかり、松井(秀)で大型も世界最高レベルだとわかりました。これらのレベルでもってなおもイチローは、「世界のホームラン記録を持っておられる偉大な王監督に『バッティングが簡単だと思ったことがありますか』とお伺いしました。その時、監督からは『そんな時期は全くなかった』と言われて、すごく勇気づけられました」という凄まじい向上心の表れを見せています。やはり野球に対して日本人が思いを寄せる気持ちは、半端ではないものがあります。
2006.03.20
どこかで見かけたようなものです。スーパーで売っていました。本来せんべいでシェアが大きい「旺旺」という会社の製品です。BossならぬBond。よく見れば、ぜんぜんちがいますが、漂う雰囲気はまさにそのものです。これは、バスの中で前に座っていたお姉さんの持っていたバッグです。「サクランボ・ルイ・ヴィトン」どういうセンスしているんだ、という感じですが、こういうものは中国では到るところでお目にかかります。異国で生活していますと、ただでさえ郷土とは違うプレッシャーに苛まれます。どういうわけだか、わたしのところにも「お笑い」イベントの依頼がそれとなく来るほどです。そのような企てでなくとも、こういうものでも発見したら笑ってみます。 いわばVOWの宝庫です。茅台路に「最強」の新疆料理店を発見しました。ここの羊肉串(1つ2元)もジューシーで格別です。
2006.03.19
タイタイともども つまった日程で、朝から出ずっぱり。夕方以降ふたりで落ちあってあるお客さまのところへおじゃましました。わたしたちにとっては、最初の大きな案件をいただいているかたです。(本当にデカイです)当然、すんなりいくことはありません。このやりとりの中でずいぶんといろいろ気づき、学ぶきっかけを得ています。上海上陸後1年9ヶ月が経ち、つぎのステップが来ています。明らかに以前にはめぐりようのなかった事態です。わたしは当然中国に来て中国のことで驚くことが多かったのですが、いまは日本のことで驚くことのほうが増えています。これは日本語が堪能でよかったなぁ、という気持ちと、あらためて日本の仕事の水準の高さを感じているところです。貪欲に学ばなくてはいけません。先日は近く上海生活をスタートされるT社長をお迎えして、上海のビビッドポイントのひとつ中山公園と徐家匯をご案内しました。T社長はもう10年も前から上海に来られている方ですが、中山公園と徐家匯をじっくり観察されたのがこの日が初めてでした。とくに徐家匯の人通りの多さにはたまげたご様子で、平日の昼間にこれだけ人通りがあって、デパートにも、ショッピングモールにも、街の商店にもひとが溢れているのは、驚かれていました。わたしは、上海に来られたならば、東方明珠や新天地は後回しにしても、徐家匯だけはかならず歩いてみた方がいいとおもっています。これだけ消費エネルギーが肌で感じられる場所は世界広しといえども、そんなにはないと感じています。少しおおげさだとしても「高円寺の阿波踊り」くらいの人出はいつもあるような錯覚さえおぼえます。※ 「高円寺の阿波踊り」東京杉並区高円寺の商店街が地域活性化のために昭和20年代から始めた東京名物のひとつ。ダンナはその昔「杉ッ子連」に参加したことがあります。参加したときにいただくはずのお土産をもらって帰って行かず、家で母親にこっぴどく叱られた経験があります。(当時から謙虚でした・・・???)さて、すぐさま無錫の工場経営者とLGタイタイ、それにタイタイとある製品のサンプル仕上げについての打ち合わせ。工場経営者の若者は、たいへん理解力と誠実な行動をしてくれます。この仕事は、果たしてどうかな、というものなので、ビジネスとしては結果が期待通りにはなる可能性が現時点ではかなり低いのですが、提携工場として合格印を出しました。わたしたちのパートナーも前向きに動き出し、さらに帰宅後日本のSくんからもかなり前向きな国際電話をもらいました。わくわく感に浸れました。・・・ 前向きな行動が、いい結果をもたらす (イチロー)
2006.03.18
世紀の大誤審といえば、連勝街道ばく進中だった大横綱大鵬-戸田 戦 というイメージがありますが、そのほかにもオリンピックの柔道 篠原の試合、またヤクルト-阪急日本シリーズの大杉の大飛球など思い浮かびます。さすがの阪急上田監督も「ええで」とは言うわけにもいかなかった、激しい抗議の模様がいまだに忘れられません。これだけ録画技術が発達しているのに、審判に全てを委ねるのはどうかな、という思いがあります。草野球をやっていたときも「同時セーフ」なんていう 野球規則にあるんだかないんだかわからない主張を言い張っていたこともあります。審判を味方につけた方が有利とはいいますが、サッカー映画「勝利への脱出」みたいにナチスドイツのお顔をうかがいながら試合をするようなのはなんか試合のモチベーションが下がる要因になります。さて、これだけ因縁深い名物審判になってしまったボブ・デービットソンですが、ふしぎとこういうひとのところにきわどい判定がくるものです。日本には二出川(にでがわ)審判という名物審判がいました。「おれがルールブックだ」という名セリフが野球ファンには言い伝えられています。さらに、こんなエピソードもあります。昨年2月に亡くなられた山形米沢出身の元南海ホークスの大エース皆川投手が投じたど真ん中のボールを「気持ちが入っていないからボールだ」とわけのわからないことを言いのけたのも二出川審判です。「気持ちが入っていないからボールだ」も、けだし名言です。スポーツは人間が参加していることに意味があるのかな。
2006.03.18
中国で公金横領が発覚しますと、テレビで裁判の様子が映し出され、だいたい即刻死刑です。さて、日本でこのわずか3日間に発覚した以下の横領・着服・詐欺事件は死刑に値するでしょうか?中央郵便局員がはがき9000枚詐欺全国小売酒販組合中央会の不正経理事件に絡み、同会の政治団体「全国小売酒販政治連盟(酒政連)」の資金から900万円を着服在東京のインドネシア大使館で、ビザ発給などの領事業務を巡り、2004年1月から今年2月までの2年間に総額110億ルピア(約1億4700万円)を窓口で不正徴収知人名義で融資申込書を偽造し、国民生活金融公庫の吹田支店(大阪府吹田市)から500万円をだまし取った日本郵政公社千葉監査室は17日、業務用端末を使って自分の郵便貯金口座残高を1億円水増ししたとして、千葉曽我野郵便局(千葉市中央区)の主任石坂正夫容疑者(36)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕、懲戒免職処分預金7億引き出し、「Z会対面教育」経理社員を逮捕元職員が1億8000万円着服 川崎信金、ローン返済金新宿税務署員ら2人が遺産相続の相談に来た女性から預かった約3000万円を横領した事件で、2人がこの女性からさらに現金約5000万円を着服していたとして、千葉地検は16日、業務上横領の疑いで同税務署員近藤忠伸容疑者(51)と、知人の保険外交員吉田宣子容疑者(35)を再逮捕213万円着服職員免職 唐津市業務上横領:厚岸町の元男性主幹、公金150万円着服 /北海道きっといまも知らない間に多くの血税・預金が、だれかに横領・着服されていますね。2元の油条(あぶらで揚げたパン)を食べながらおもっています。
2006.03.17
またまたチャンスがあり、インドネシアのジャカルタ中心に約20年近く宣教活動をされてこられた安海(あつみ)牧師先生と夜まじかに接することができました。一見エリート商社マンのような風貌でしたが、いまは東京の新宿を中心にテレビやラジオでも活躍されています。先生はこれから北京へ向かう途中で上海に立ち寄られました。先生のインドネシア密林での宣教活動体験はとても興味深いものでした。進むべき道というお話の中で、ジャングルの中をどのように進んでいくか、ということでした。先生は、そういう密林の奥深く、未知の世界を進むときには、現地の村長の背中についていくことがすなわち道なんです、と語られました。村長は、肌が真っ黒の日に焼けたおっチャンなんですが、進むべき目的地から来られた方ですから、進むべき目的地までの道を知っている、という印象的なお話でした。たとえば、わたしたちはじぶんで目的に進む場合、ズンズンある程度まではじぶんの力で進んでいくことは可能です。ですが、その先はその先を知っているひとに案内してもらわないと、進めないのです。あるところまで進んで、もうこれ以上行けないときには、そこで「じっとしている」。そして、向こうから迎えに来てくれるのを待っている、これが密林を進むときの知恵だそうです。先生はマラリアに合計7回、大ムカデが足の付け根から入り込んで腫れてしまったこともあるし、並々ならぬご苦労で過酷な体験をされてきました。過酷で、タイヘンな体験があればこそ、またさらに一歩成長するきっかけになる、というメッセージをいただきました。
2006.03.17
ひとって褒めると「伸びる」らしいですね。そのカンタンそうに思える褒めることも、いざ、ふだんの生活や仕事ではなかなかできないものです。落ち込んでいるときに、だからお前はどうのこうのだとか、つい言ってしまうと、よけいに相手は凹んでしまいますが、どういうわけだか、つい言いたくなってしまうのです。日本人の評価法は一般に減点主義と言われております。相手の持っているものからひとつひとつ引いていきます。きみは、確かにこうこうだけれども、ここが欠点だ、という感じで、悪いところをほじくり出して、そこが今度は全ての評価になってしまう。前はこうこうだったけれども、この点は前よりも良くなったね、というような見方はあまりしないのです。ものごとの判断は、そんなに単純なものではないかもしれませんが、ありったけの知恵をしぼって、いいように、いいように解釈していかないと、息詰まりますよ、ほんとうに。たとえば、ちょっとちがうかもしれないけれども、「夫婦でチャレンジ上海ビジネス」と銘打つと、最初は「夫婦でチャレンジ」なんてスゴイですね、とか、勇気ありますね、とかそんなに関わりのないときは、まま最大限の賛辞をいただきます。でも、つぎに来るのが「お子さんは、いらっしゃらないんですか?」で、「いません」と言いますと、「じゃあ、いいですね。」となります。ええと、こちらとしてはお子さんがいる、いないに関わらず、「新天地でトライ」していることに対して評価いただいていたことだと思っていたのに、「子どもがいないから、好きなことができるんだろう。」というすり替えになってしまっています。さらに、よくもなんともない。子どもが欲しいけれども、できない境遇を完璧に無視されている、わけです。ロケット博士の糸川英夫博士は生前日本人に決定的に欠けている能力は「評価力」である、と仰られていました。評価は、水物で日本人だけに当てはまる欠点とは言えなくもないですが、ノーベル賞や音楽コンクールなどで見られるように海外で評価受けて、日本ではじめて評価する、ということは少なくありません。確固たる判断基準がないために、日本語の曖昧さとともに、論理のすり替えも問題を大きくしている原因だと思います。この建物入り口部分がスーパーマーケットになっています。
2006.03.16
きのうの提携工場経営者との打ち合わせは、双方の真意をあらためて確認しました。お客様からいただく要求が高い、ということはすなわち研鑚されるチャンスですから、どの程度理想と現実が乖離しているかわかることであります。依頼先からおたくの工場では16歳以下の少年少女を雇ってないよね、と確認されましたが、やはり年輩になればなるほど、ベテランになればなるほど、判断に懐疑的になるんでしょうね。広大な中国ですから、一部にはもぐりでそういうケースの工場もあるでしょうが、「中国では16歳は一生懸命勉強していますよ」とあからさまではないですが、「バカにしないでください」という感じで返答を受けました。「ベトナムじゃないんだから」と工場経営者は、ベトナム対抗意識丸出しです。何度もくどいように書きますけれども、時代は進んでいるんです。日本でああでもない、こうでもない考えている間に、中国でもああでもない、こうでもない考えていて、それを乗り切ろうと決死になっているところも多いんです。先日、ある駐在員さんが駐在して2年半、それまで日本でリーダーシップを発揮していたけれども、こちらのやり方と、本社の受け止め方のギャップで大いに落ち込んでいて、「怒る」ことすら忘れていた、と告白されていました。立ち直るのに2年半かかった、と言うんです。彼は、完全にほっぽり出されているわけではないけれども、全然スタイルが違うところで仕事を指導するのはしんどいですよ。わたしは彼がてっきり環境適応ができて、なじんで進んできたとばかりおもっていました。だけれども、わたしがお会いしたときは、復活してきたばかりの時だったんですね。だって、明るくしっかり状況を把握していたように見受けられましたからね。わたしは、昨年の10月がいちばん精神的にきつかったです。11月は「死んでいました」。ブログでは装っていましたがね。日本とビジネスする場合、ひと月に1回は日本に出張し、日本の中を見て営業をし、中国に戻ってきたら、中国の中を見て仕事をするのが自然にできたらいいなぁ、ときのうあたりから感じるようになりました。
2006.03.15
人間はバランスがだいじだといいます。だけれども、バランスが崩れるから人間であるともいえます。ずっとバランスよくまんべんなく対応できて生きてこられたら、それに越したことはないかも知れませんが、けっこう振り子のように左右にぶれながら進んでいくものです。ロボットじゃないのだから・・・。人生は航海のようなもので、大波、小波に揺られて片時もなく進んでいくのです。その波の経験をあえて求めて若い人も年を重ねた人も積極的にあたらしい世界の扉を叩いた方がいいんじゃないか、と勝手におもっています。それはただ「一人暮らしを始める」でもいいし、いままで行ったことのなかった県に行ってみるでもいいし、いままで読んだことのなかったジャンルの本を読んでみるのでもいいし、やったことのなかったことをやってみること、だけでもいいのだとおもいます。いつまでも親も友だちも周りにいるわけではありません。「バカの壁」で有名な養老孟司さんの別の著作かなにかに、じぶんで予定を立てて、その通りに生きていくことで満足することは意外と少ない、ような趣旨のことが書かれてあってとても印象深かったことがあります。安全基準や、安定生活をのぞんでひとは「安心」を手に入れたような錯覚を抱いていますが、同時に常に不安を抱えているわけです。ものごとが成就するには、あらかじめ入念に計画をたてて坦々と遂行していけば、そこに到達するのは当然ですが、目的があったらそこに到達する方法は、またさまざまであります。わたしは、計画性がないのがじぶんの取り柄だとおもっています。それがわかっているのだから、かえって計画を練ろうとするとき、いつも「未知の部分」を重んじようとします。わかっちゃうような話はおもしろくないでしょう。それを補ってくれるタイタイの存在はじつに大きいです。まあ、わたしをよく知っていただいているみなさんからは、いつまでもタイタイも周りにいるわけではないでしょう、とつっこみを入れてくれそうですけれどね。
2006.03.14
月曜午前中担当の日本語クラスの生徒さんは5名全員台湾人。で、女性ばかり。うち2人は姉妹。かの女らは、駐在員の奥さんということになりますが、家族構成がじつにインターナショナルだとわかりました。姉妹のうち、お姉さんはダンナがドイツ人ですが、上海に来る前はロンドンに駐在していました。妹さんのダンナはノルウェー人で、いまは上海で仕事しています。で、偶然姉妹上海に駐在しているのです。ひとりの奥さんは、ダンナが韓国生まれで、韓国育ちの台湾人。で、上海に駐在する前にロサンジェルスに駐在していました。もうひとりの奥さんは、ダンナがドイツ生まれの台湾人で、奥さんがドイツ留学時に知り合って、ドイツで6年、その後スイスで4年生活して、いま上海です。さらにもうひとりは、お姉さんが東京吉祥寺で貿易の会社をしているそうですが、ダンナと奥さんは上海に駐在しています。で、なんで日本語を勉強しているの、という話題になって、けっきょく日本のドラマを見たいため、これが理由でした。「やまとなでしこ」とか「ビーチボーイズ」それに「鬼嫁」などのDVDを日本語で聞き取りたいんですと。なんという優雅な日本語学習動機でしょう!彼女らがたいてい英語しゃべるので、どうしてかな、とおもっていましたが、なるほど納得しました。イヤでも、視野が広がりますよ。
2006.03.13
まったく日本語をかじったことのない生徒にゼロから日本語を教えるのは、こちらの勉強になります。外国語は知らない音と接することなので、それに慣れるまでは時間がかかります。「英語は絶対に勉強するな」とか爆発的に売れた外国語習得術の本などにも書いてありましたが、やはり一定期間のブランクを経て、加速度的に伸びるような気がします。トロイの古代遺跡を発掘したシュリーマンの「古代への情熱」はわたしの愛読本でした。その本の中の数ページには、外国語をいかに効果的に習得するかのノウハウが具体的に書かれており、もっとも強調しているところは「声をあげて読む」それをネイティブに矯正してもらう、ということのようです。発音したものをじぶんの耳で確認し、まちがえた音は直してもらう、最初はこれだけでもだいぶ上達度合いが違うようです。ほんとうに日本語知識ゼロの場合、その彼女は「ひらがな」の発音認識さえないので、ひらがなに「上海語」でフリ仮名をふっていました。ピンインがローマ字に近いので、そのほうがいいのに、とわたしもまわりの同学もおもっていましたが、彼女はおかまいなしに上海語でフリ仮名をつけます。たとえば、桃は「毛毛」 秋は「阿K」など・・・。「よろしく」を「夜露死苦」とか書くと、日本の暴走族みたいですよ、と言いますとみんな笑っていましたが、けっこう刺激的なフリ仮名のオンパレードでした。わたしも手っ取りばやく中国語の音に慣れようと最初はダイソーの100円本で「ニーハオ」とか「ツァイ チェン」とか見て納得していましたが、むかしからなじんだ表記が耳につきやすいんでしょうね。もっとも彼女、3ヵ月後には東京の小平市(こだいらし)に行かなくてはいかない、という急な要求なので、速成で日本語の初歩を取得しないといけないのです。彼女が「トンジンド(東京都の)ショッピン・・・」とか話していたので、最初は東京へショッピングに行くのかな、とおもっていましたが、ショッピングではなくてショウピン(小平)市に行くということだったんです。上海での生活において、ショウピン(小平)市はふだんまったく意識した単語ではないので、こういう場合、面食らうわけです。その前の教室の女の子は少しは話すことができるのですが、このまえ「ネクタイ」を「にくたい」と発音して、「彼にネクタイをあげます」を「彼に肉体をあげます」と赤面してしまうような見事な朗読をしてくれました。もっとも、それも意味は通じるけれども、もちろん矯正しました。
2006.03.12
きょうは一日日本語の「あいうえお」教室と、夜はビジネスマンの集いの意見交換会。本業の委託生産と管理の仕事では、(えー、それが本業だったんだ、とおもった方もおられるでしょうが)大型案件もいただき始めており、なんか少しずつカタチが見えてきたかな、という感触です。 わたしたち(特にダンナ)は、職人気質が微塵もないので、商売になることなら何でも首をつっこんでいるように見えますが、じっさいそうです。店をやっていたときに、その部分だけは人後におちないけれども、というものがあっても、その部分だけでずっと生き延びられるほど商売はカンタンじゃない、ということを痛く体験しましたので、手広くアンテナをはっているのです。だけども、早く柱になるモノが欲しいと願っていて、その方向にだんだん進んでいます。これは、すごい進歩だと勝手に悦に入っています。きのう打ち合わせした無錫の提携工場の社長は若いですが、かなり切れ者です。と同時に技術的に「挑戦してみたい」という気持ちがにじみ出ています。こういう若手工場経営者が何千人とひかえているわけですから、いい意味での競争もありますし、前に進むことはあっても、後戻りにはなりません。いまは意識が変ってきています。もうちょっと前のような杜撰な仕事だけでも間に合うような時代ではありません。中国人若手経営者は、日本が誇る技術に対して貪欲に追及する姿勢を見せています・・・。彼らは、個人から始めたものでも、最初から世界を市場に考えていますから、ふところが大きい発想をします。力を蓄えてほんとうにたのもしい存在になりそうです。タイタイブログにあるように、日本人おじちゃん総経理はお姉ちゃんと遊びまくりもけっこういて、不良老年を謳歌していますが、 中国人若手総経理はマジメなのが多いですよ。どっちにしても、中国経済に貢献はしていますが。。。北京のLGタイタイのお父さんが孫のMくんに買って持ってきたフォークリフトのリアルなリモコンおもちゃ。フロント部分の上げ下げも実にリアルに稼動します。フォークリフトはいまの中国を象徴する機械です。
2006.03.11
完治しない風邪をおして、タイタイが次のビジネスターゲットに考えていることを具体化するためにあるところに行ってきました。ちょうど、ある企業グループを手広く展開されつつある代表者と面談でき、タイタイの方向性を述べ伝えることができました。タイミング的にぴったしのアイデアだったので、ひょっとしたらうまくそれに乗れるかもしれませんが、タイタイはそれにチャレンジしてみるようです。じつは、わたしもそのアイデアはこれからの中心業務のひとつにしたいとも考えていますので、遅くとも今年の夏までには、わたしたちの会社の中で動けるようにしたい考えです。この実行自体は貿易よりははるかにカンタンです。前日北京から戻ったLGタイタイとの会議の中で、彼女は2つのテーマを持ってきました。もっとも、これはわたしたちが約1年以上前に提案していた内容と重複したものです。つまり、気の早いわたしたちは、いまの時期と環境ならできそうな仕事を1年前にすでに口うるさくLGタイタイに言っていたわけですが、会社をつくって業務として可能性のあるものだとやっとLGタイタイは理解し始めてきたようです。わたしたちが手がけようと発案したことは確かにほとんどが今現在なかなかカタチになってはくれません。しかし、もし環境が整い、時機がくればそれは実現するのは間違いない、と思っています。盲目的に過信に近いようなこととその挫折の繰り返しが必要です。一方は確実な収入源をおさえながらも。ところで、日銀が量的緩和をしたというので、ネットでその政策内容についてもうすこし詳しく調べてみようかなと日銀の解説ページを見ましたら、学生時代もっとも難解な講義をしてくれた「金融論」担当の教授が解説文を書いていました。よくぞ、最初から最後までまったく理解不能な講義をしてくれたものだ、というほど当時のわたしはわからなかったのですが、当時のことを思い出し、この解説文を読もうとする気さえ起きませんでした。難しいことを感動できる物語のように解説してくれるような講義だったら、わたしは喜んで授業に出ていたでしょうが、やさしいことを難しく書かれると、難しいことをさらに難しく書かれたりすると、どうにもついてイケマセン・・・。やっぱ教授って一種のマニアなんだろうな。気分は、針のムシロでしたからね。ほんとうは、だれも理解できていないんじゃないか、と単純に思ったりしています。交易会ブースにて。わたしは相変わらず「変りません」。
2006.03.10
日本語教室への帰りがけ、地下鉄電車内で学生さんとおぼしき方が、「地球の歩き方」を眺めていらっしゃいました。日本人観光客だとすぐにわかります。わたしは、学生時代に彼と同じように「地球の歩き方」を携えてアジアを旅したことがありましたから、なつかしく思い、声をかけてみました。案の定、アジア各国を回ってから上海入りされたバッグパッカー。上海はたった一日だけだそうですが、ブログ書いているから見てください、と宣伝しておいたら、帰国後さっそく掲示板に書き込んでくださりました。わたしの学生のときは、町々でお世話になったひとにまた連絡するから、と言っておきながら、英語で書き込まれたアドレスやくちゃくちゃになったメモのおかげでその後なしのつぶてになってしまったものですが、いまはブログとかSNSがありますから捜査がカンタンですね。わたしの時代には「地球のだまし方」とか言って、情報があまりにも事実と違うことに陰口を叩かれていた旅行参考書でしたが、いまも旅行者とともに地球をかけめぐっているガイドブックなのですね。春休みは学生さんが大勢上海にも来られます。また街で見かけたら、声をかけてみようとおもいます。人気のたこ焼き屋さん。いつも若い女性中心に人だかりができています。
2006.03.09
報道によりますと、百円から千円程度の価格で販売されている金属製アクセサリー類に有害な鉛が含まれ、健康被害の防止策が必要だとして、東京都は国に規制措置を取るよう要請した。都は乳幼児が誤ってのみ込まないよう注意を呼び掛けている。 都が七十六個の商品を調査したところ、携帯電話のストラップやブレスレット、イヤリング、ピアス、リング、ネックレス、ヘアピンなど五十七個が鉛を含み、三十二個は含有率50%を超えた。 のみ込んだ場合を想定し、二十一個の溶出検査をした結果では、十四個が米消費者製品安全委員会(CPSC)の暫定指針値を超えた。うちブローチは指針値を五十六倍も上回っていた。 商品は中国、韓国製などで、都は子供が誤飲した場合、脳障害や神経系への悪影響を生じかねないとしている。 米国では昨年二月からCPSCの指針値を超える金属製アクセサリー類は子供への危険性を考慮し回収している。都は国内では雑貨類の鉛規制がないため昨年九月から調査していた。・・・誤って飲み込んだ場合、脳障害や神経系への悪影響をもたらす以前に、飲み込んだらのどや口の中を傷つけてタイヘン危険だともおもいますが、視点が飲み込んだ場合なので、それに従って小売業者は品物を撤去をしないといけなくなりました。100円ショップやファンシーショップのほぼ90%は間違いなく中国・韓国製なので、一挙に市場からなくなるのでしょうか。わたしのところに依頼が来る商品でも玩具などはこどもが口に入れた場合だいじょうぶか、ということがまず念頭にあります。塗ってあるインクとかペンキなどがどれほど身体に影響を与えるか、を検査して基準値を下回っていないと出荷できないのです。農業で大きな壁だったのが、農薬問題でしたが、口に入れないものでも、口に入れたときのことを想定して、商品づくりをしないといけないのです。日本はこの点、意識が先を行っており、化粧品にしろ、口に入れて、間違って食べてしまってもだいじょうぶなもの、とか出回るようになりました。こういうことに対応しないといけないのが、中国市場と、日本やアメリカ市場での段階の相違です。少なくとも、せいぜい100円で売れるような製品には、そういうことは求められないのが現況だとおもわれます。
2006.03.08
ズバリ!日本人メーカーさんの求めておられるのは要求の高さに応えられる工場です。これが何より、まず第一条件です。わたしは数年間写真製版の細か~い仕事も携わった経験があるのですが、おしなべて日本の消費者の求めるものはどんな製品・商品・サービスでも「超」が3つつくくらい細かな要求をしてこられます。中国国内や、欧米向けならあっさり通るものでも日本市場向けなら「やりたくない」というのが本音の工場がなんと多いことでしょう。さて、ですがその超細かいサービスなどを織り込んでさらに価格を限界まで下げてこられたのでは、企業努力が報われません。こういうことは今後も断続的に繰り返されますしかもすごいスピードで。なので、その応対がじゅうぶんにできればチャンスは広がるわけです。水道橋や神田のガードレール下などで食わせてもらえる立ち食いうどんなんてけっこう美味いですよね。立ち食いで、そんなに高くはないけれどもしっかりグレードは保たれている。若干お腹が満たされなければ、前におにぎりやおいなりさん、たまごなどを付け足してお客さんの要求に応えるように工夫してあります。ちょうどあのくらいのイメージの商品・サービス提供ができると根強い固定ファンができるんじゃないかな・いきなり「なくなっちゃったら寂しい」そんな存在のお店とか会社っていいですね。
2006.03.07
縁あっていのちのことば社から「かならず儲かる聖書のはなし」という近刊を出されるハワイ在住の中野牧師先生との交流会に参加してきました。先生はサンフランシスコで7年、ハワイ拠点に26年宣教活動をされており、邦人牧師ではかなり高名な方です。中学のときに法定伝染病の「肺結核」の宣告を受けた後、進学もままならず絶望にひしがれていた時に、受洗され、以後世界各国を宣教活動に殉じてこられました。先生に間近でお話しをいただき、わたしに強調して助言されたことばは、「奥さんを大切にしなさい」でした。奥さんを大切にできないようなダンナではしょせん仕事なぞうまくいかない、とわたしが常に周囲から言われていることをあらためて仰られました。世界中で多くの大成功者を見られてきた先生によれば、ダンナは奥さんに磨かれていく中で成長する、とのこと。どうやったら、奥さんが喜ぶか、つまりタイタイが喜ぶか、それをよくよく考えた行動を取りなさい、それだけですべてうまくいく、とさえ言われました。先生からはビジネス成功の秘訣をさりげなくお伝えいただき、邦人牧師としてハワイで大成功を収められている先生の一面を拝見させていただきました。同行された先生の奥さまが参加者の前でフラダンスによる賛美歌を披露していただきました。海外に出て初めてこういう交流会がたくさんあることを知りました。ことしはぜひハワイの先生の邸宅におじゃましたい、という希望がわいてきました。交流会が開かれたウェスティンホテル地下の海上阿叔。入り口には派手な寿司カウンターがあります。でも、髪はとかさないで欲しいですね、板前さん。
2006.03.06
4月から上海に拠点をもたれるT社長の店舗物件探しはまだ継続中です。ごく当たり前なことですけれど、店舗は固定費がバカにならないので、とくに慎重になるべきです。高いものを売るならともかく軽食は限界がありますからね。細かいノウハウもありますし。「やったもん勝ち」の場所というのは現実にあるとおもいます。ですが一方「やったもん負け」の場所がほとんどです。でなければ、そうカンタンにいまの上海で空き物件が出るはずもありませんしね。上海の店舗物件は大家さんが強気の姿勢を崩しませんので、たいがい採算取れるかどうかのギリギリのラインで推移しているところが多いです。もちろん出すものにもよりますが、いま探しているものはそんなに要求は多くはないのです。しかしながら、その要求が満たされるような場所はおのずと決まってきまして、そこに入り込むまでは、あまり他に目移りはしないほうがいいと感じています。上海には以下のように行列のできる「サイゼリア」や以前紹介した「ピザハット」それに最近流行りの土家太郎ピザというチェーン店などに人だかりができていますが、競争が激しい分、また急きょ都市計画が変更するなどの事情もありますから、小型で勝負するには最低限中国人のスタイルはクリアしてから始めた方がいいと思っています。夕方なら50mは並ばないといけないサイゼリアT社長から意見を求められた外灘近くの物件はこんかいのT社長のコンセプトには合わないとおもいました。物件探しは、その後の展開などにも大きく影響をもたらしますから、もう少しいろいろ見ていただいてから、絞り込んでいく方がのぞましいでしょう。この路も整備され、きっとマクドナルドとケンタッキーとスターバックスくらいはできることでしょう。いまこの場所周辺ではマントウ屋や麻ラ湯のような小吃屋台がひしめいています。
2006.03.05
きょうも交易会へ。日本のSくんの取り持ってくれたお客さまと交易会会場で商談させていただきました。氏は貿易のスペシャリスト。わたしが探し求めていたタイプのビジネスマンでした。来週以降具体的に話を進めていきます。この具体的な話ができるのがわたしたちの立場の場合なかなかなかったのですが、うれしいです。キーマンです。わたしたちはわたしたちのでき得る限りの最大の誠意で先方の要求に応えていくつもりです。さて、ことばの訓練を兼ねて、たまにテレビを見てみます。インド・ドラマをやっていました。とうぜん吹き替えと字幕は中国語です。韓流とか華流とか日本では大ブーム社会現象化にもなったほどですが、中国でも韓国ドラマは大人気です。そして、このようにいまではインド・ドラマさえ放映しているほどです。印流のイケメン俳優や美人女優はもちろん、話の設定は日本のドラマの内容とほとんど変らないものです。いわばインドの市原悦子ともでもいうべき女優でしょうか。インド映画を見ると踊るマハラジャのような踊って歌って、ジャッキー(正義漢)が悪党を懲らしめるようなものばかりでしたが、インド・ドラマで写実的内容の現代劇を見たのは実に新鮮でした。印流ヨンさま。日本でも近い将来チャダ以来のインド系ヒットスターが出てくることが予想できます?!そのあと、別のチャンネルで韓流ドラマをやっていましたが、言葉が正確にはわからなくともやはり韓国のドラマの方がおもしろいですね。インドはまだ遠いです。
2006.03.04
さて先月27日のブログで注目していた勢いあるスペインの小売業ZARAですが、きょう用事のついでに寄ってきました。店員さんの話によると、2月24日にはすでにオープンしていたとのこと。ここが角地にある店舗です。しゃれなレンガつくりの建物をそのまま活かしています。入って店舗の中をぐるりとチェックしてみました。さすがに、世界で人気のブランド展開をしているだけあって、じゅうぶんに洗練された商品が陳列されていました。さて、価格はといいますと、女性ものの春物ブラウスとかセーター、ワンピースがおおよそ399元(5500円前後)から499元(8000円前後)で提示されていました。バッグなどもだいたいそんな感じです。男ものは見なかったのですが、階上にあって、子ども服も揃っていました。あそこの中にだけいると、中国にいる、という感覚が全くなくなります。価格帯は上海価格より若干高めです。ただし、ブランドイメージからすれば、絶妙な価格設定で、おそらく六本木よりやや高いくらいかもしれません。中国人スタッフの指導でややお疲れ気味だとおもわれるスペイン人スタッフもたくさんいました。客層は欧米人、中国人さまざまです。レジはNECでした。たしかに、素材はいまいちなのは仕方がないですが、センスは抜群のような印象をもちました。表示している産地は中国、ベトナム、インド、ブラジルなど多国籍に渡っています。上海のファッションの動向に影響を与えるのは確実のような気がしました。しつこく何回も顔を出してみたいお店です。ところで、きょうはメインが華東交易会(上海交易会)です。リニアの発着駅である龍陽路にある展覧会場へ繰り出しました。駅前でいきなり日本語学校で教えていた生徒さんに会いました。日本語のガイドのバイトをしているようです。わたしたちの教えたことが役立つかな。会場は広いですよ。幕張メッセの○○エキスポというのが一気に3つやっているような広大なスペースです。いまの規模でまだ未完成。完成するといまの3倍になります。でかすぎる。とうぜん、一度に周りきれませんので、お目当てのブースと先日お会いしたLizさんの石川県の共同出展ブースへ出向きました。交易会に出展したことによっておもわぬところから引き合いがくるかもしれないとのこと。ひとの流れもありますが、ここで並べられている品物は全世界が市場ですから、とても勉強になりますね。タイタイによれば、義烏がちょうど同じような感じで、品物の質はこの交易会の方が数枚上手。ということで、来週義烏にタイタイとふたりで休養がてら行く出張する計画を立てていたのですが取りやめ。上海には黙っていてもモノと人とカネが集まるような流れになってきているのですね。日本からも多くのバイヤーさんなどが訪れていたようでした。わたしたちの会社はこの交易会に出展している会社の工場と直接取引きができるのが強みです。
2006.03.03
日本からT社長と奥さんが来られ、GOLDEN EAGLE(金鷹)のステーキハウスでご招待受けました。ここのGOLDEN EAGLEという百貨店は香港系のデパートなのですが、この上海店の総経理は日本人のかたで「フランスからきた男」(以前にブログで紹介した)もお世話になっています。わたしもご面識いただいて数回お話しをうかがったことがあります。(そのフランスからきた迷える子羊さんは上海でとうとう新しい仕事を見つけたとのこと、おめでとうございます!!よかったね)上海に住むようになって各方面から日本にいたときには想像もしなかったような出会いに恵まれてきました。T社長もそのおひとりで、出会いのきっかけはこのブログからです。そのTさんご夫妻、この春から本格的に上海進出です。当初、マンション内装のビジネスで基盤をつくるのかとおもいきや、それも並行的に進めますが、「飲食業」を始めてみたいという心意気。それで店舗探しなどを兼ねてのこんかいの上海入りです。もう10年以上も前から上海には行き来していたし、3年前にはSARSで断念したものの、やはり飲食をやろうと計画手付段階までいっていたという経緯、そもそも日本で本業のビジネスで成功されているから、活気ある上海でもっとチャレンジしてみたいという納得のいく姿勢です。さっそく帰国後メールをいただき、先日物色していた店舗は許可上の問題などもあって取りやめ、ほかの場所に掘り出し物件があったとのこと、またとんぼ返りで上海に来られるご様子。わたしたちも上海の状況はだいぶ自信をもって、いろいろな見地からご報告できますから、微力ながらでも今後もなるべく上海進出のサポートのお手伝いをさせていただきたいと思っています。わたしとしては、学生時代「テキヤ」経験のあるT社長の商売センスが上海の街角商売でどう発揮されるか、そしてわたしが身近に接させていただいて、上海での店舗経営で成功例をつくることができるかほんとうにたのしみなことです。平日夕方の徐家匯天ヤオ橋路の人ごみの様子。T社長にはぜひこの光景をもう一度見ていただいてから、上海店舗戦略の構想をイメージしていただきたいと思っています。飛ぶように売れるとは、ここの場所のことを言いますね。
2006.03.02
北欧4カ国は、各種の国際競争力では日本をはるかに上回り、世界のトップ10に堂々とランクインしている。その源が、北欧の教育なのである。これらの国の教育現場では、「teach(教える)」という言葉が禁じられ、「learn(学ぶ)」を使う。「教える」とは、答えがあることを前提とし、それを知っている人間が教えるという考えた方だ。だが21世紀の今日、世の中では答えのない問題だらけである。(略)北欧諸国ではIT教育、英語教育、リーダーシップ教育、起業教育などにとくに力を入れている。起業家教育では、たとえば自分が八百屋になったらどういう店構えをするか、どこから品物を入れ、利益をどのくらい乗せて売るか、客をひきつけるためにどんな工夫をするか、売れ残った商品をどう処理するかといったことを、それこそ幼稚園の頃からこどもに考えさせるフィンランドの小学校では、「フィンランドのような小さな国は、国際化できる企業をつくり、世界に出て活躍しなければいけません」と教育している。(「ロウア-ミドルの衝撃」大前研一著より引用)わたしの経営していたお店に近くの中学校の生徒さんたちのグループが「社会科見学」で訪れてきたことがありました。お店というのはどうやって営業しているのか、店のひとはどんな仕事をしているのか、などを探るという現在の実際的な勉強です。いまは商店というのが廃れて、大規模スーパーや量販店が中心になっている日本の街角マーケットでは、商店主の生の声を聞くなんていうチャンスもあまりなくなりました。わたしがとくに印象深かったのは班(なつかしい響きですが、いわゆるグループ)の生徒たちの全員に「きみたちのお父さんたちの仕事はなに?」とたずねたところ、8割が公務員もしくはそれに近い仕事、2割が工場勤務、そして兼農家であったということです。つまり、商店主はひとりもいませんでした。商店というのは、一見カンタンなように見えますが、じっさいそれを切り盛りするとなると休みはないし、売上はいいとき、悪いときが極端だったり、とにかく毎日お金とにらめっこします。こういうチャンスっていうのは、ほんとうはけっこう勉強になったりします。なるほど、一極のサンプルだけでは汎用性はないですが、これだけ公務員のお子さんがいるのなら、お子さんを公務員にさせたいのはわかるし、それがいちばん安定的な人生設計になるように考えるのもうなずけるとおもいました。翻って、北欧では日本よりずいぶん早く高齢化社会になって高負担になったので、それを脱却するために、小学校じぶんから商店経営のシュミレーションをやらせているというのですね。ところで、英語もそれを使ってじっさいに仕事にするように学んでいくんですね。お金も言葉も、社会を豊かにじぶんのこころを豊かにするための道具としての意識を芽生えさせようと教育から工夫しているんですね。ひさしぶりに初級の日本語クラスを担当し始めました。初級はほとんど日本語が通じないので、こちらの中国語の練習にはもってこいです。あいかわらず、日本語が中国語以上に頭をかけめぐり、とっさに連動しないのですが、40の手習いは、すこしコツをつかめたような気がしています。唐津一さんの著作を紹介する新聞の書評欄。日本の作品もたくさん翻訳されるようになってきました。もっともいまはネットがありますので、規制なく海外の作品を入手することができます。ただ、言葉ができるといろいろなチャンスが広がるのは間違いないですね。
2006.03.01
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