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ぽかぽか陽気の春節上海。おもしろいメンバーで食事会をしました。参加者は、ダンナとタイタイそれにNさん、商社で総経理をしているチャイひめさん日本語教師兼模索中のてんべんさん コーヒー豆卸を始めるふおてんじょんさんそれに中国在住義烏系日本人さん(何気にとブログがカッコよくなりました)大新年会ではないですが、近況報告方々の交流会です。場所は中山公園の滋味軒。チャイひめさんにセッティングしてもらいまして、春節の新年をみんなで祝うことができました。こんかいは、Nさんがじぇんぶご馳走してくれました。なにからなにまで、いつもおせわになります。みんなほとんど単独でじぶんの意思で中国に渡ってきた、もしくは活動しているひとたち。それぞれ、まだまだこれからもっともっと活躍する可能性が大いにあります。地力をつけて、中国や北朝鮮(北視察は義烏さんとダンナのアイデア)で、大きな企てをしましょう~!たのしかったです。肩ひじ張らずに、また軽い食事会をしましょう。追伸)広島のKさんに「おふたり」の元気な姿を写真でご報告できるよろこびでいっぱいです。のちほど添付送付します!
2006.01.31
やっと時間が空きました。春節の爆竹と花火の様子を明瞭にお伝えしようと、努力しましたが、うまく撮影できませんね。でも、きょうはなるべく写真を多用して、お伝えします。年末数日間のスーパーはどこもごった返していて、たとえばカルフールなどはそれぞれのレジに4,50mくらいの列がありました。この数日間は、どこのお店のお客も値札など見ずになかば「ヤケクソ」気味に買いまくっているような勢いでした。ところが、一夜明けて、元旦29日の午後のカルフールはふだんに比べてかなり閑散としていて、ゆったりと買い物ができました。カルフールの雑貨売り場から食品売り場に向かうエスカレーターでは、日本語で「バレンタイン」と銘打ったセーターを羽織った親子連れもいました。情人節(バレンタインデー)ももうすぐで、恋人たちは出費が重なり、タイヘンなのではないでしょうか。また、古北近くの水城路あたりの道路もご覧のように、いつもの様子と違ってガラガラ。ところで、ことしの年末のカウントダウンは、LG宅で過ごしました。LGさん夫婦と子ども、LGお兄さん夫婦、その息子さん、LGさんのお母さん、おともだちのアイさんとその娘、それにわれわれ夫婦とNさんという「家族」で年を越しました。旧暦のお正月の大晦日を夕方6時から食事をともにして、8時からテレビを見(紅白のような番組)、11時半くらいから年越し餃子(辞歳餃子=東北地方の習慣)を食べ、12時から爆竹と花火を上げる、こういう一連の流れを体験しました。爆竹と花火は、上海市内でも場所によって、だいぶ違ったようです。ことしは、主にLGさん住むマンションのエリア内だけで体験しました。この瞬間に、爆竹の嵐に遭遇できるのは、ほんとうに幸せです。主だった公園や、特に禁止が重要視されている場所では、意外にも「遵守」されていたのが、驚きました。中国人が「決まりごと」を「守るんだ」という驚きです。Nさん、この爆竹の戦場に大興奮!やはり、このことはここで体験しないと、聞いていることと、じぶんが味わうことでは全然違うと痛感したようです。(ただ、こういうことを書いても、そんなに凄くなかった、爆竹の音がしなかった、とひねくれたことをいうひとも必ず現れるものです・・・そのひとは、運がないか、中国とは縁がないのかもしれません・・・)
2006.01.30
時間がないので、取り急ぎ。↓ LG宅での大晦日晩餐。おかずだけで18品も出ました。↓ 爆竹、花火のぬけがら。大筒は2000元以上もしますが・・・・あとで編集して、2、3とお伝えします。
2006.01.29
昨年のクリスマスからずっとお祝いムードの続く中国です。いまだに、同居しているNさんは春節を単なる年越しとしか、思っていないようですが、きょう大晦日、あす春節と中国に降臨する発財の神様を目の当たりにして、度肝抜かれてしまうとおもいます。この大晦日はLGさんの家に招かれて一緒に過ごします。いつもは北京のご実家で過ごされるLG家もことしは上海での年越し。わたしたちを家族の中に入れてくれる、という重大な催しです。年越し準備の慌しさが、ピーク。明け方まで爆竹と花火ラッシュです。この様子はなるべく多く現場撮影でお伝えします。タイタイは、いま大掃除後会社から帰宅します。
2006.01.28
中山公園駅の龍之夢というショッピングセンターが部分開業し、その中のケンタッキーでお茶をしました。地下一階には、ケンタッキーのほかスーパーがあり、ほかのテナントは味千ラーメン、ピザハット、そして上島珈琲が入っており、店の前で日本語で「いらっしゃいませー」「ありがとうございましたー」と挨拶の練習をしていました。地下2階は、地下鉄2号線につながっており、タクシー乗り場もあります。そして、日用雑貨のスーパーにもなっています。上島珈琲の真下がスターバックス開業予定地でますます賑やかになるのは目に見えています。デートするには最適な場所でしょう。このショッピングセンターの空間の広いこと。徐家匯にも陸家嘴にも最近はココかしこに大きなショッピングセンターがあって、ワンフロア移動するだけでも疲れるほど広いのですが、春節用の街道沿いのボンボリもデカければ、電光掲示板もデカイ。田舎に持って帰るみやげ物袋もデカイ。すでに世界一の消費大国なのではないでしょうか。
2006.01.27
上海本土市場は、1月25日が「年内」最期の取り引きでした。もちろん、「年内」とは旧正月前、という意味です。再開は2月6日。しばらく相場はお休みです。昨年6月下旬から不定期に証券会社の個室に通うようになり、いまは引越しした証券会社のひと間を借りています。だいぶ狭いのですが、以前はうるさいおばちゃんたちの声が間近に聞こえた環境でしたが、いまは静かで、うたた寝には最適です。じぶんの取り組んでいるモノが目標から下げているので、かなりザンネンなのが本心です。ここの数日間のB株の暴騰は、それまでの長い長いジリ下げから解放されて、やっと盛り返した、という気分ですが、12月や11月半ばから取り組んだ投資家は、あっという間に、莫大なリターンを手にしているはずです。商売や投資は、わずかなタイミングで結果が変ることがあります。ライブドア家宅捜査前日に売り抜けた投資家も世の中にいるのです。市内は交通事故(接触事故)で溢れかえっています。保険屋さんを呼ぶより、本人たち同士の示談で解決することが多いそうです。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.26
・・・どのような不利にもそれに応じるだけの有利さがついているものだ。 (W・C・ストーン)日本のこの冬は、相当な冷え込みだと来海されたNさんから聞きました。また、一時帰国されている女性のUさんからのメールにも特記されていました。日本側窓口のSクンは発熱でダウン。くれぐれもみなさまのお体の健康に留意されることを、お祈り申し上げます。この日本の正月は、休みが長く、仕事始めが遅かったため、いつもは9日に来られるNさんは、今月は23日に来られました。一週間滞在して、いったん帰国し、また旧正月明け9日にすぐ戻られます。きっちりじぶんの人生を管理しているペースは、スゴイとおもってしまいます。いままでもきっときっちり仕事をこなしてこられて、その延長であたらしい人生の時間の使いかたを実践されているのだとおつきあいしていてわかります。最寄駅の3号線鎮坪路駅前の開発区域の古い民家がどんどん取り壊され、急ピッチであたらしいマンションが林立し始めています。この春節前に多くの元住民たちが新たな居住地へ引っ越しています。この界隈の住人たちの暮らしぶりは、もう5年もすればすっかり忘れてしまうかもしれません。金沙江路駅のほど近くに「秘境」とも呼べそうなインパクトのつよい庶民的な市場と居住区を発見しました。ここは、きっとNさんもおどろき、感動するに違いないのでこの滞在期間中に連れて行こうかとおもいます。3月のSクンたちにも、ここは見てもらいたい、と考えています。大開発中の上海ですので、こういう光景はきっと大いに記念になるとおもうのです。生成流転。カタチあるものは壊れる。肉体は日々衰える。盛者必衰。そして生まれ変わる、そのコトワリが如実に感じ取れます。★ 上海物価ひとくちメモ ★お米近所のスーパー家得利(ジャダリ)で5kg買ってきました。25元です。(370円)ふだんは青果市場で買ってきます。もうちょっと安いです。こういう袋入りのお米は、精米がきちんとされていて、かなりおいしくなっています。とくに東北米の味と、甘味は1 水 2 炊飯器 のレベルが日本のそれと変らないのであれば、まったく違いはない、といっても過言ではありません。上海でいちばんまずいのは、おそらく水です。
2006.01.25
一昨年、何も知らない土地に乗り込んできて、めざすは商売のお手本華僑と温州商人との交流という漠然とした思いだけで、神戸からのフェリー甲板上でこころに抱いたものでした。先週半ばに温州からある社長と面談し、昨日は香港で地位を築かれている華僑の方と面談させていただきました。いちばんの気持ちは日中間で商材として価格差のあるのは農作物だ、ということで、それを手がけたい、という単純な発想から農業関連から攻めていったのですが、それはあっさり大きな関門に駆逐され、されどいまだに可能性だけは保持しているため、会社の営業許可証にその項目すら明記しているのですが、いろんな角度から切り崩しの方向性を見出そうとしているのです。ところで、ひとのつながりというのはタイヘンふしぎなもので、意識が引き連れ込むか、進むべきところにちゃんと行くようになっている、という感じをもちます。お会いした華僑のかたはもともとLGさんからの紹介だったのですが、いまは日本の聞けばすぐにわかる大きな会社の顧問をされています。その他に、ごじぶんでいくつかの会社を経営され、(その中には香港での書店経営も含まれていますが)台湾、北京にもオフィスを構えておられます。ロバート・キヨサキではないですが、早々と最初の第一線は退かれ、第二の人生をじぶんの手の中で管理されているのです。これからもいろいろな意味でアドバイスを受け、一ミクロンに満たない商売人の端くれのわたしを大いに励ましてくれるとおもいました。ライブドア堀江容疑者の逮捕ニュースもフジの損害賠償請求ニュースも彼から聞きました。前前日にイスラエルからかれのご友人(高名なラビ=学者・司祭らしい)が来られて、いろいろなメッセージを受け取ったと、も仰っていましたが、華僑や温州商人の情報は、広く、早く、そして正確です。しかも、いまは横浜から、いまはインドネシアからいまはニューヨークから、と情報は瞬時に各地から収集され、対応を取っていきます。世界に目を見開いて、自ずから行動を選択していっているのです。やけにインパクトのある広告です。この男性は陳宝国という有名な俳優さんです。かれの3年ほど前の主演ドラマ「大宅門」は、空前の大ヒットとなり、いまだに何度も再放送がされています。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.24
日本語教室に行く前にシャワーを浴びていてふと、人間だけが文章を書くことができるんだなぁ、と強く感じてしまいました。そんなことで、朝から感動してすでに出勤後のタイタイに連絡してしまいました。感動に浸りながら、教室に行くと、受付けの女の子がなぜか英語で「きょうは先生の教室の生徒さんみなお休みです」とのこと。うわ、せっかく来たのにザンネン。なんで連絡くれなかったのか、と思いましたが、ケータイにもアパートの電話も両方つながらなかったとか。たしかにケータイは寸前まで電源オフ、アパートの電話線は外れていました。それじゃ、こっちが悪い。生徒さんもみな春節で、かけこみの雑事で大童のようです。ということで、証券会社の個室に立ち寄った後、アパートに戻ってきてこの文章を書いています。人間だからこそかけるブログ。すばらしい、とおもいました。いまから、ある華僑のご家庭にご招待されたので、伺います。深夜に、「9日のオンナ」Nさんが日にちをずらして上海に戻ってきます。
2006.01.23
ちょっと前からいただいているマンション内装のお仕事は、ある程度予想していた関門が突破できないまま、ずれこんでいます。中国のマンションの売り方は基本的に箱売りで、内装なしのまま、コンクリむき出しのままの状態で提供されます。それを内装会社が入って、ユーザーの要望通りに仕上げます。今回のモデルルーム現場の場合、中身の元々あった仕切り壁に穴をあけて、動線を変更することが設計段階でポイントになっています。ところが、とんでもないことにはあっさり認めることすらあるマンションの管理組合が、その作業をなかなか認めず、ようやく第一線の担当者が役所との交渉段階にまでもってきたのですが、あいにく年末そして今度は旧正月に入るということで、カンタンに進まず、ましてや現場の職人たちがいっせいに帰省してしまうということで、春節明けに仕切りなおしということです。許可が下りないと、こんどは設計段階からすべて練り直しということになります。中国での仕事は、まさにこういう根気と忍耐の連続ですが、壁はいずれ「突破」われる、ということを信じて、待ちたいとおもいます。それにしても、同時進行しているいくつかの案件がほとんどどれもすべて待機中のような感じで、壁の厚さに意気消沈の日々が続きます。いつまでも幻滅が続かないように希望の灯は絶やさないように冬眠から目を覚ますときまであと一歩!タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.22
日本側窓口のSクンが3月に上海に来る、といううれしいメッセージがありました。わたしたちの予定では、昨年来海から一年経過して、ほんとうはこちらで招待したいという気持ちでした。ですが、いま現在ではまだそういうことはできないため、またまた先方に負担をかけてしまうのが、気がかりです。ところで、きょう小さな上海ビジネスマンの集いに参加して、それぞれおかれた立場で、取り組むことの課題を意見交換しあいました。休日のお昼にお酒や女性なしでのきわめて健康的?な語らいの場です。じつは、日本人のビジネスマンにはこういう弱音や本音を言い合う場所がほとんどない、ということが、多くの問題の引き伸ばしにつながるようです。で、孤独におちいり、あっさり死んでしまうのです。海外でもかなり増えています。今回のテーマは、バーンアウト(燃え尽き)症候群。たとえば、当地上海で希望や野心に燃えて、はりきって乗り込んで会社の立ち上げや、拡大に奔走しているひとにけっこうこの手の急激な意欲低下におちいるひとが多いようです。前兆として・ 疲れやすい・ うんざりする・ わずらわしい・ 気が弱くなる・ 怒り、幻滅その結果・ 意欲がなくなる・ 朝が起きられなくなる・ 自責の念にかられるで、まさに日々これとの闘いが上海でのチャレンジ生活。わたしこそ、ぜんぶ当てはまることだと、おもいました。そして、「がんばらないでください」ということば。日本人は、がんばらないと、いけない社会の中で組み込まれています。ところが、ここ中国でもそうだし、欧米でもそうなんですが、「がんばる」ときと、「がんばらない」ときと明確に分けています。弱さをさらけだしては、日本男子たるもの、恥だ、という圧力。わたしも、「がんばってください」というのはかなりプレッシャーに感じることがあります。これ以上、まだがんばらないといけないのだろうか、と思っただけで、ぞっとするのです。この集会にご参加されたあるコンサルティング会社の顧問のおひとりが、かつて海外駐在を始めたころ、多くの同僚や仲間が、がんばってこいよ!っと励ましのことばをかけられた中にあって、ひとりだけ「がんばらないでください」と声をかけたひとがおられたそうです。そのかたは、送り出した会社の社長夫人さんで、その顧問のかたはいまから思い起こせば、あのときのあのご夫人のひとこと「がんばらないでください」にはどれだけ支えられたか、わからないと述懐されていました。がんばれニッポン!で持ち上げられて、こけたら許さんぞ!は、やはり、こわい威しです・・・。マスコミのよく用いる手ですね。
2006.01.21
・・・ひとはそれぞれ、じぶん自身の欲望にひかれ、そそのかされて、誘惑におちいるのです。そして、欲望ははらんで罪を生み、罪が熟して死を生みます。 (ヤコブの手紙)先日のライブア関連証券会社元幹部の自殺報道は、上海の新聞でも取り上げられました。日本人の、死んでお詫びをする、というのが外国人の目には奇異に映ることはよく言われますが、中国のひとたちにとっても、このことは全く理解ができない、と受け止められているようです。日本では、だれか被害者か、いけにえが登場するまで、とくに新聞で大騒ぎに発行部数が伸びるまで、執拗に責任を追及します。悪を追及することは、当然なことかもしれませんが、「死んでしまえ!」とか「死で償うしかない」ということがこの手の事件では多いですね。きっと誰か後ろでささやいているひとがいるんでょうが。亡くなった副社長のおとうさんはマスコミの取材に対して「これはすべてホリエモンが悪い」と語った、と言いますが、こんな事件でも発覚しなければ、「ホリエモンのおかげ」とでも言っていたかもしれないし、ひとの気持ちはわからないものですが、そもそもマスコミに「ホリエモン」なる愛称で答えたのでしょうか?憎しみの対象に、愛称でもって答えるかどうか、は微妙なところでしょう。それはそうと、堀江社長の「命を狙われている」発言は聞き捨てならないコメントです。危険は香りというのは、オウムの村井幹部殺害事件のときや豊田商事の永野一男会長殺害事件と似ていて、マスコミはこういうときでもまるでお祭りのような(あたかもプライドかK1のような)感覚で盛りたてますから。会社に投資して損しようが、得しようがその投資したひとの責任だし、国賊成敗してやるわぃ、とあだ討ちのようにいのちを狙っていたんじゃ、江戸時代以前の感覚とまるで変らないじゃないですか。おとなに脱皮しないと、ますます外国におちょくられるとちょっと思ってしまいました。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.21
B株は、数年前にもあった期待感から大量に買われたため、2日連続で全面高の様相です。ローソク足も長い陽線が2つ上に飛んでいます。東証での反発はかなり外国人の買いから入ったものが中心でしょうが、B株は外国人のための市場ですが、中国人も買うことができますので、この2日で20%も儲けた投資家はホクホク顔です。上がるときは、あれよあれよ、と上がってしまうのが株ですが、とくに中国株は昨年の後半に日本市場で起こったような上昇一方の相場が成立すると、しばらく続きます。それは、個別銘柄に顕著に表れていて、たとえば、最近は石油、銀行、そして金、銅など材料全般の関連は調整局面が少しはあっても、ずっと昇りっぱなしです。金は、地金が空前の高値ですので、株の関連銘柄がこの2ヶ月で3倍になっているものもあります。こういうチャンスは、いつもあるのですが、森の中に迷い込んでいると、わかりそうでわからないものですね。ところで。きのう、夜遅くやっと頼んでおいたある商品のサンプルが届きました。2ヶ月近く待ちました。サンプルは届きましたが、受注は確定しておらず、かといって中国の地方の工場はもう春節連休体制。稼働しません。春節のときに、中国にいないと、中国にいる意味がない、とまで昨年感じてしまったのですが、ごく基本的なことですが、この春節を基準に生活リズムを考えないと、仕事はままならないことがあると今後はよくよく考慮しないといけません。日本語教授の帰りがけに見かけた南京西路の「ワーナースタジオストア」です。以前住んでいた最寄駅、石門一路駅のすぐ近くに登場しました。前は、キッズ(こども)ランドのような内容のビルで、こども服やおもちゃ、こどもの絵本などの総合デパートでしたが、あまり流行っていませんでした。このたび全面改装でこれに変りました。玄関にスーパーマンの等身大フィギアが立っていました。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.20
日本株の資金が入り込んだのでしょうか、中国本土の株はほぼ全銘柄高くなりました。とくに外国人が買えるB株は、ほぼ全銘柄ストップ高(10%=値幅制限)という事態に。同じころ東証では売り注文が殺到していて、取り引き停止という正反対の状況でした。上海証券新聞でも海外市況トップでライブア関連ニュースを報じています。ライブドアは中国語で活力門と記します。活力門はフウォリメンと発音します。なんか、ホリエモンに似ていませんか?この時点で、すでにライブア“事件”と取り上げていますが、香港や本土の市況関係者はしばらくあげ調子だった日本市場の調整局面とたまたま重なった、という冷静な批評をしております。中国株に投資するメリットやリスクはいろいろ考えられますが、そもそも基礎的要因(いわゆるファンダメンタルズ)の部分ですでにじゅうぶん買われてもおかしくないような上場会社が安値で放置されつづけている上に、通貨も強くなる一方の市場ですから、そもそもいまの価格はほぼ全面割安なのです。だから、ファンダメンタルズから買いは問題ありません。ほんとうならば、日本株が上げていく一部でも、中国株で上がっていてもおかしくなかったのです。日本の国内景気は、中国との関係ナシには息吹き返せませんから。中国市場で、最大に懸念されているのが需給バランスの件。これだけが、いちばんの問題なのかも知れませんが、B株とA株の統合摺り寄せは年内に方向性がまとまります。さらに、実体経済は、ほとんど全物価や消費がうなぎのぼりなのに、株だけが結局的に買われない状況が続いていました。昨年暮れから各種保険周りのファンドなどから見直し買いが入り、この2ヶ月で10%以上値上がりしている銘柄は少なくありません。そして、今回のような海外での大きな突発要因がありますと、手っ取り早い投資の矛先として中国株に目が向けられてもおかしくありません。中国では、市場自体が膨大なので、すぐに水かさが増すということが実感できないかもしれませんが、昨年一年、株が高くなくても、数年来の安値圏内にあっても、ずっと実体経済が高度成長を続けており、少しでも株や不動産が回復しただけで、何億人というひとのふところが徐々に浸透して温まるような時期がまだまだ続きます。経済構造から言いますと、どんな業種であれ、すでに日本は儲けの源泉が、海外依存ナシにはありえないのです。こんかいの事件の全貌はまだまだよくわかりませんが、株価を操作するカンタンな手法に依存しすぎた反動だと感じます。でも、多くのひとびとが、株や投資に興味をもって、そこから社会の実態を勉強する機会が最近のライブドアブームによって与えられたことは間違いありません。しかしながら、どんな達人でも株であっさり成功することはあり得ない。相場の世界の悟りとは、海を前にして、その海水を自分の手中に入れたような程度のもの、なのです。・・・株で成功することは不可能に近い (是川銀三)※ 是川銀三 最期の相場師と呼ばれた相場の達人。 株の所得で長者番付トップになったこともあります。 上記の意味は、株をやるな、ということでなくて、 不可能に近い、そのくらいの覚悟でいなさい、とのこと。 油断禁物。その先に何が起こるかは、わからない。 あがるかもしれない。★ 上海物価ひとくちメモ ★ コンドーム整然と並んだ駅の自動販売機の商品です。自動販売機は、かつて中国では普及しない、なぜなら盗難されるからだ、といった話が常識でしたが、いまはだいぶ街中にも増えています。駅構内ならば、ほとんどどこにもあります。しかしながら、よく見てみますと、一番上の左ふたつは避妊具です。おいしそうなバナナとオレンジのパッケージなので、ジュースと間違えてしまう欧米人もいると思います。3つ入りで安いほうは5元。高いほうは10元です。LG夫妻が新婚時代は、共産党の地域社会委員の担当者が、一軒一軒家庭訪問して、コンドームを配って、使用説明を受けたそうです。いまは、おやつと一緒に買えます。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.19
サイト「ハイハイQさんQさんデス」を読んでいましたら、自己資金でやっていく方法と題して、先日ホンコン、年末上海でお世話になったKさんとおぼしき人物が質問をなげかけておりました。このコーナーには上海の衡山路にそのうち住まわれるだろういまは浙江省で商社を経営しているちゃいヒメさんもかつて質問文が掲載されていました。両者とも戸田ゼミを通して知り合うことができました。質問だけ読んで、あのひとだ!!とわかるのも世界が狭いというか、こちらの世界が広がったというか、なんともおもしろいものです。わたしは、文章だけ読んで、どの作家が書いた文章であるか、場合によっては、ほんとうに本人が書いたかどうかある程度わかるという特技があります。もちろん完璧にあてるというわけではないのですが、子どものときからヒマさえあれば、行くところは本屋か図書館。家に帰れば、また本だらけ。挙句の果てには古本屋開業。という経歴ですから、勘がはたらくのです。たとえば、いまの日本語学校でも、ある文章をテキストとして与えられ、その出典は何も書いてありませんでしたが、あのひとの文章だ、とすぐにピンときてあててしまう、ことができます。しかも、わたしは写真製版の仕事を3年レタッチ技術ともにやっていたこともあるので、ミスや誤字、脱字を瞬時に見つけることがクセになってしまいました。そんなことを言っても、じぶんのブログでも間違いの表記はあるのですが、仕事となると、チェック入れたくなるのです。ただ、およそ読書に慣れ親しんでいるひとは、このひとは誰の影響を受けたか、とか思考の系譜を押し当てることができるようです。本を読んで、思考を重ねたひとはそれなりに行動をしているのです。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.18
上海の日本人社会に少し顔を出すようになってから、全面「現地化」に必死だったわたしたちもあらたなコミュニティーを広げるようになっています。先日大手商社の駐在員のお宅にタイタイとおじゃまさせていただいたおり、お昼にお弁当を頼んだのですが、わたしは約1年半ぶりに「シャケ」を口にしました。シャケ弁当は、食べるチャンスがまったくなかったので、いつか日本風の弁当を食べるチャンスがあったら、たべたいというものの筆頭でした。別にのり弁でもいいのです。オカカとのりが混ざり合って、しょうゆが垂れて、少しタクワンかなんかがおコメに染みていさえすれば、日本食については満足なんですが、ちょっとでも日本人区域から離れて住んでいますと、日本人と交わることもほとんどないし、完璧に現地モードで生活にどっぷり漬かっていることを感じるのです。先日も、LGタイタイと伊勢丹前を歩いていたとき、彼女は「このへん本当に外国人が多い。あ、そういえばKさん(ダンナの名前)も外国人でしたね。すっかり忘れていました。」と、すっかり馴染んでしまっています。(そういう会話が日本語なのが突っ込み個所ですが)さて、同じくこんな具合ですっかり日本人社会もひとつの村ほどの規模になりつつありますので、とうぜん子どもの教育機関も増えております。虹橋付近だけでもタイタイのふるさと千葉県の上総一ノ宮よりははるかに子どもの数は多いです。塾やおけいこ教室はあたりまえ。同じく最近お知りあいになった幼稚園経営のご夫婦によれば、上海でも小さなお子さんがますます増えているため、先生の手が足りない、とのこと。ダンナさんは、上海で働く幼稚園先生の人材スカウトのために日本に出張されました。そういえば、昨年暮れに徐家匯の飲み会に参加したとき、幼稚園の先生しています、という若い女性がいたことを思い出しました。上海でも、いろいろな場所で働く機会が増えているのがよくわかります。上海で幼稚園の先生をされるのもけっこうおもしろいかも!ちなみにタイタイはぜったいにヤだそうです。(子どもが苦手)上海の日本社会に触れて、いつか日本に帰ったら、ささやかな近場でいいから、温泉につかりた~いと思いを抱きました(東京からなら鶴巻温泉とか)★ 上海物価ひとくちメモ ★人気店 名物とり料理店「振鼎鶏」のスタンダードメニュー。とりラーメンが一杯2.8元(約45円)。500gのとり料理が14元(200円)程度。この鶏堂吃というとり料理が大人気なので、この店は有名です。この一品だけでも食べて満足できるでしょう。ぷりぷりしていて生姜がきいたタレとよく合います。鳥インフルエンザのことを考えますと、足が遠のくお店ですが、あいかわらずの盛況ぶりです。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.17
敬愛している方のよみものに以下のようなお話しがありました。良い話だと思いましたので、編集して引用させていただきます。・・・昔、谷合に住んでいるインディアンの部族がいました。酋長はすでに高齢に達し、次のリーダーを選ぶ時期が来ていました。そこで酋長は優秀な三人の若者を集めて次のように言いました。「お前たちの中から次のリーダーを選びたいと思う。そこでお前たちは、あの東に高く聳える山の頂きに登り、そしてそこに登ったという証拠を持って来て欲しい。」三人の若者は険しい山に挑戦し、全員無事に帰って来ました。最初の若者は登って来た証拠として、山頂に実る世にも美味しい果実の実を一つもいで来ました。二番目の若者は山頂に咲き乱れている現実の苦しみ、悩みを忘れさせるという美しい花を一輪持って帰って来ました。三番目の若者も帰って来ましたが手に何も持っていません。酋長が「山に登ったという証拠は?」と尋ねると、彼はこう答えました。「私は山の頂から、山の向こう側に豊かな牧草地があるのを見ました。私たちはあの地に移住すべきだと思います。」彼の視点は将来に向けられていたのです。彼はリーダーに求められる資質である「将来を見通す眼。」を持っていたのです。そして、彼が次のリーダーに選ばれたのは言うまでもありません。・・・機に敏ずる行動は、早すぎてもいけない、遅すぎてもいけないということはよく言われますが、目の前のものに感謝をしつつも、つねに現状打破をめざすのがたいせつでしょう。きのうはある場所で、こういう話も聞きました。いままでは○○云々であった、しかしこれからは・・・。この「しかし」は英語でBUT。イギリスウエストミンスターの大学者さんは、この意味を、B=Break Through (打ち破り)U=Up Grade (向上し)T=Trance Formation (変革する)と解説されたそうです。何も集団を導くだけでなく、じぶんをリードしていくときのこころ構えとして重要なことでしょう。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.16
ペンやえんぴつを指先でクルクル回転させるのはいつごろから始まったのでしょうか?わたしの中学校時代にはかなりブームになっていましたが、現在中国でもこれはスタンダードな手持ち無沙汰解消芸として普及しています。日本では一時大教室で試験なんかあったときには、監督官が教壇上から見渡すと大半の生徒が皿回しのようにクルクルえんぴつを回転させていましたから。もしや、日本から輸入されてきたものかもしれません。学校でも生徒さんはえんぴつをクルクル回すのに余念がありませんが、ケータイという代替物が登場して以降はえんぴつ回転の技術度は落ちているようです。ケータイをすばやく打ち込む方にワザを磨く時間がとられているのでしょう。わたしの中学校時代の友だちにはおどろくほどのスピードで回転させてはこんどは逆回転させることを得意技としているひとがいました。あのリバース(逆回転)だけは、どうしてもマネできませんでした。やるたびに教室の床に落としていました。中国でもいちばん流行っているのが中学校の生徒の間のようで、親に宿題を質問するときなども片手に教科書、片手でえんぴつをクルクル回転させて、親を困惑させるとか。いまも中国中のいたる教室でえんぴつは回りつづけています。雑技の国だからでもあるまいに。★ 上海物価ひとくちメモ ★ コカコーラコカコーラ(可口可楽)とペプシ(百事可楽)はほぼ同じ程度に飲まれています。この2.5リットルペットボトルは5.5元(約80円)。コーラとビールは安く感じる飲み物の類です。スプライト(雪碧)もけっこうポピュラーに飲まれているんですよね。飲み物は何でも甘いほうが、よく売れるとよく言われていましたが、最近はそんなことはなくなってきました。若い子たちはほんとうに好んで中国茶とかは飲みません。飲みたいもの、食べたいものは、飽食になればなるほど、だいたい似てくるようです。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.15
昨年2月に上海にてお会いし、ブログにも書いたことがある2人の日本人社長さんのひとりからご連絡をいただきました。題目 いいこと聞いたぞ 題目 日中ビジネスのはざ間でことしはそのお一人が上海で経営している会社が10周年ということで、春先に盛大に記念会を行なうとのこと。ということで、また近く上海に来られるご予定だそうです。上海ビジネス10年目のその社長さんは小川、吉田の先輩で、つまりM大学柔道部OBでたいへん堂堂とした体躯でしたが、考え方も肝が据わっていたように見受けられました。初めは写真の現像関係の仕事から入られましたが、いろいろ試行錯誤しつつ、いまはクラブなど飲食関係も手がけておられます。じつに長い時間をかけていままで継続して上海で地場を築いてきたわけです。夜タイタイ仕事帰りに新型バッグの商品企画の打ち合わせで上海起業ストーリーさんとパートナーW女史とお会いしました。かれこそ中国歴は長い方で、かれこれ10年以上中国と関わってビジネスを手がけておられます。また、最近おつき合いさせていただいている大手総合商社I社のSさんもかれこれ13年駐在生活をされています。そのSさん、初めてお会いしたとき、ひとくちで中国と日本の違いはなんですか?とお聞きしましたら、ストライクゾーンが日本は狭い社会のようにおもいます、中国に長いですからよけいそう感じるからかもしれないですが・・・とおっしゃっていました。わたしはその中国のふところの広さにしばし躊躇することがあるのですが、場数を踏むしかないのでしょう。上海起業ストーリーさんと話していると、中国でも多くのご経験を積まれていますので、近視眼的にモノを判断しない器の大きさを感じさせてくれます。ご一緒していると、それがたいへん気持ちが楽になります。長い忍耐経験が熟達をもたらしている、そういうものを感じます。タイタイ今週末は土日も仕事。春節前(大型連休)はどうしてもこうなってしまいます。花火と爆竹の嵐まであと数日です。フル活動のタイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.14
時間になっても生徒さんたちが現れなかったので、日付を間違えたかなとおもってしましましたが、開始予定時刻から30分経って出揃ってくれました。河南省出身の生徒さん、内モンゴル出身の生徒さんとの話しでは、上海の羊肉があまり美味しくない、ということ。えっ!あれだけ美味い、美味いと食べつづけてみた羊肉なのに、もっと羊肉料理の盛んな河南や内モンゴルからすると、物足りないとのこと。うう、そんなに美味い羊肉料理とはいったいいかほどのものなのか、とっても気になってしまいました。ところで、食べ物をほめるということで、難しい経験を年末しました。青森からお越しの某会社社長さんが、上海にいらしたときに、わたしが手放しに「山形のそばは本当に美味しかった、感動しました。」と褒め上げたのです。ところが、その社長さんは「そばをほめるものではない!そばをほめることだけはしてはいけない」と仰りました。どういうことかというと、そばというのは土地が痩せたところ、つまりあまり豊かでないところでしか栽培しなかった食料です。ですので、そばが美味いということは、そこの土地が貧しいということを暗に意味している、ということを指すそうです。そばが美味しいですね、イコールあなたのふるさとはビンボーですね、というけなす意味があるとか。知らなかった!しかも、なかなか日本語の難しさを表している表現ではないか!と思いました。うーん、ほめるということも難しいものですね。もちろん、意地悪さでそんな発言をしたわけではありません。そう解釈していたむかしのひとの卑屈な受けとり方がいけない慣習だったのではと思いますが。それも文化でしょうか。★ 上海物価ひとくちメモ ★駐車場日本以上に高級車が走るようになってきた上海市では、クルマの免許を取るのに全工程最先端のドライビングスクールで実技をこなし、パソコン入力による学科試験があります。およそ市内だけで毎年約20万人ものドライバーが誕生しているということです。なお、それに引き換え年間に5000台から6000台ほどしかナンバープレートは許可されません。このマイカー時代に、同時に悩みのタネになりつつあるのが、駐車場の問題です。会社近くの淮海路の地下駐車場を借りている自動車通勤のTさん(中国人)のダンナさん(中国人)の月々の駐車料金は1500元(約20000円)!です。お金は会社から支給されているそうですが、それにしても高い!パーキングの相場は、中心で1時間10元(150円程度)と決して安くはありません!高級車に乗って、高い維持費(ガソリン代はリッター4元=60円程度)を払いつつ、高いマンションに住んで高いオフィスで働くひとが増えてきた上海人の生活はもうじゅうぶんにぜいたくですね。
2006.01.13
・・・愛されている人間は強く、力を発揮します。 (元・相模鉄道副社長 岡 幸男)きょうもある逸話をご紹介しましょう。昔、アメリカ・マサチューセッツ州ボストン郊外の精神病院の地下室に、アニーと呼ばれる少女が入れられていました。当時、精神障害者は決して直らない、ひと目にさらしてはならない、と考えられていました。この少女はこの小さな部屋で一生を過ごす運命にあったのです。ところが、その病院で働く一人の掃除婦がその少女をかわいそうに思い、食事を運ぶ度にI Love You と声をかけ続けたそうです。その結果その少女は心を開き、徐々に回復し、やがて学校を卒業し教師の資格をとりました。そして、ある家庭に家庭教師として遣わされました。その家庭には三重苦の少女がいました。これがヘレン・ケラーとアン・サリバン先生との出会いです。アニ-とは、アン・サリバンそのひとだったのです。名もないひとりの掃除婦の励ましがなかったらアニーは教師になれなかったでしょう。ましてや、ヘレン・ケラーのその後の大きな働きもなかったでしょう。一人の掃除婦の励ましが、大きな大きな結果をもたらしたという感動の実話です。冒頭の句を書かれた岡さんは、元鉄道会社の重役で人事の仕事を数多くされてきた経験から、愛をもってひとに接することの重要性をビジネスにおいてもことさら強調されています。日々あわただしい現実社会の中で何言ってんだ、ということでもないのです。じぶんの幸せの第一歩は、ひとに与えることから始まると言います。根気強く、豊かな気持ちでひとと接するこころを深めていきたいものです。そこには中国人も日本人も関係ありません。・・・じぶんに 足りないものは ひとをほめる努力 (斉藤一人)↑きのうの体育館前を朝早く通ってみますと、帰省のためのチケットを買い求める長蛇の列ができていました。中国の長い、長い行列の話はどこでも聞きますが、地方都市で国家試験のようなものの申し込みや不動産購入のための申し込みなどを行ないますと「数キロ」に渡り列ができるようです。写真の列は、この時点で500mくらいできていました。★ 上海物価ひとくちメモ ★インスタントコーヒーは相対的に高いものの代表です。メジャーなブランドはネスカフェ(雀巣珈琲)100gで40元ほどします。この摩カ(カは上下をひとつにした字)珈琲は江蘇省昆山で生産されているローカル企業の商品です。160gで25元と、上記に比べてだいぶお得です。味は???上海コーヒー論争は、いろいろな場面で繰り広げられています。やれ、まずい、とか高すぎる、とか・・・。ただ、あと2年もすれば、こだわりのお店が数百店舗軒を並べる時代になりますので、こんなうまいコーヒーが飲めるんだ!となるはずです。なぜなら、いまはこれはまずいものなんだ、と認識されてきていますから。まずさがわかってきたのです。まずさがわかるということは、おいしさがわかってきた、ということです。表面から質で争う時代になり始めていますから・・・。タイタイが食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.12
古本屋をやっていたのは、好きな本を一日中読みながら店番でもできるんじゃないか、という気持ちもありました。当然、じぶんなりの打算もはたらかせて業を起こすわけです。ところが、いったん商売となりますとそんな悠長なことは言っておられず、買い取った本をきれいに拭いたり、磨いたり、削ったり、きれいにビニールで包んだりとやることは永遠にあるんじゃないかというほど忙しいのです。ですが、思わぬ副産物は、エロ本がただでいくらでも読めることです。(正直でしょう)中学生の頃、本屋に行っては、本屋のオヤジって、きっとこっそり売り物のエロ本読んでいるに違いない、と買いたくても買えない恨む(羨む?)気持ちを、猜疑に転化していましたが、その永年の潜在意識が実現したのかもしれません。(・・・結局じぶんが読んでいました!V )ところで、まじめな話し本というのはおかしなもので、読めば読むほど読みたくなる、もしくは買えば買うほど買いたくなるので、キリがなくなります。毎日、毎日新刊は何百と出るうえに、古本屋もあれば、ネットショップもありますので、読書欲、知識欲があっても、おのずと限界があります。で、じぶんの得たいもの、求める本を探して永遠の旅に出かけるのです。毎日、たくさんの読書の旅行者が本屋さんや古本屋さんに来られます。福沢諭吉は本はたくさん読めばいいというものではなくて、どんな本でも読み方のほうがたいせつである、と喝破しました。ですから、いまよりも情報がはるかに少ない江戸時代に知識を取得していた福沢諭吉であっても、ものの見方考え方においては、情報に恵まれた現代人に劣ることはなかったのです。現に、福沢の愛読していた本は無数の書き込みやここはどうのこうの、とか何度も読み直したりした跡が残されているようです。師弟の間がらである藤原銀次郎という王子製紙の創業者も同じようなことを言っています。むかしのひとは、たとえ少ない数の本でも何度も何度もじぶんの考えと照らし合わせて読んだり、時間をおいてひも解いたりしてじぶんの読書を展開していきました。旅の集大成はじぶんで書いていくしかないのでしょう。わたしのいまの生活では、新しい本を買って読むということよりも、日本より持ち込んで来た数冊の本を繰り返し読んでいるのですが、あたらしい経験をするチャンスが多いいまの生活ですので、読むにつけ自分なりに本に書かれていることと照らし合わせて深い意味を見出すことがあります。読書も成長をともなうと感じます。いよいよ帰省のシーズン到来です。写真の上海市内のある体育館では帰省シーズンには、特別にチケット販売センターに早代わりして、帰省客をさばいています。上海へ出稼ぎに来た多くの労働者が、たくさんのお土産を携えてふるさとに戻るまで、カウントダウンが始まります。食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.11
久しく離れていた日本語授業のためにもういちど下準備をしました。前日遅くまでタイタイに文法説明の基礎から叩き込まれます。スパルタです。いえ、愛のムチということなのでしょうか、日本人ゆえにふだん全く何の意識もなく使っている文法を教わるのはけっこう気が重いのが正直なところです。約2時間みっちり翌日の3時間の授業のためにムチ打たれます。おかげで、自信をもって授業に臨むことができました。日本語教授の基本的な方法論はあるのですが、「あ行」とか「え段」とか、始まりますと、どうしてもテレビっ子だったわたしは「カリキュラマシーン」(日本テレビの教育?番組)の説明が甦ります。(若い人にはそんな番組知らねえよ、とまた言われますが)とくに歌がアタマについて離れませんでした。いきなりアニメが始まって、♪ あいつのアタマはあいうえお、かんじんかなめのかきくけこ、さんざんさわいでさしすせそ・・・とか、青島美幸が♪ なっとうのなーは つまった音だからなの字に小さなっを添えて書く~なっとうとか、フォーリーブスが♪ ボクのお尻にしっぽがあったら、しっぽであいさつこんにちは、とかとんでもないシュールなコントが宍戸錠や藤村俊二などの出演でなんで朝の子ども番組としてやっていたのか、いまもってナゾなのですが、ことばあそびの典型なんだな、と思い浮かんでしまうのです。で、案の定、授業本番は事前準備した文法の細かな説明はけっきょく手つかずで、「ことばあそび」に近い授業になってしまいました。いつもながら。じっさい、文法は生徒さんがある程度初級段階の授業や教科書でつめこんでいるので、インプットよりもアウトプットの正誤にとても関心があるようで、よく聞いてあげた後に、語法、用法を多く教えてあげるようにしています。全員女性の願ってもいないクラスで、メラメラ燃えてやりました。(念のため、全員ダンナさんがいるようです)★ 上海物価ひとくちメモ ★公共バス上海の庶民の足は、なんと言ってもバスです。左は2元。右は3元の切符です。車掌のおばちゃんが、手渡してくれます。もっとも、交通カードというプリペイドカードが普及していますので、ふつうは現金を乗車時に支払って、この切符をもらう機会は減っています。とうぜん距離に依り金額は違いますが、空調設備のある市内バスは2元から、となっております。ボロボロの空調のないバスは距離に依らず1元がふつうです。上海駅から古北(日本人が多く住む地域)までは、バスだと3元で行けますが、大半の日本人の方はタクシーで行かれます。(25元ほど)春節前の一時から、長距離バスの料金はいっせいに20%値上げします。共産国ならではの、物価調整策です。わたしは、バスの運転手の「かったるそうに」運転している表情を見ながら、バスの激しい揺れと雑音に混ざった中で移動するのがけっこう好きです。「アー、チョンザンゴンユエン(中山公園)ダォラー」という車掌のおばちゃんのアナウンスの投げやりの言い方も気に入ってます。食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.10
あるところから臨時で日本語の講師を要請されましたので、きょうからわたしもごくわずかのあいだですが、久しぶりに教壇に立たせていただきます。文法クラスなので、手ごわいのですが、頼まれたのでよろこんで苦しんで?きます。通常の仕事は同時並行で進めていきます。駐在員のある方がご家庭でハムスターを大切に飼われております。ご家族の事情で、お子さんが受験のため一時日本に戻られるなどで、残されたお父さんが面倒を見なければならなくなります。しかし、時間に不規則になりがちな駐在員のお父さん、ハムスターをかまってやれる時間などとてもありません。しかも、この寒い時期、ただでさえハムスターは弱ってしまうのに、どうしたものか、日本に一緒に連れて帰れないかということで悩んでおりました。ご近所に預けるといってもかわいがっているハムスターというかけがえのない大切ないのち、うっかり他所様に任せるわけにはいきません。中国出国サイドに問い合わせてみますと、ハムスターが生まれてから今に至るまでの飼育記録を写真つきで用意されたら、許可をおろす、という回答があったそうです。しかし、どうでしょう、そんな記録をつけていることなどふつうないので、体の良い断りの対応としかとらえることはできません。しかも、こんど日本側で入国する際に、これがカンタンに許されるか、こっちも難しい問題でしょう。どう判断されるかわかりませんが、いつも可愛がっているペットがいるゆえに自由に動くに動けなくなるケースも少なくないようです。こういうことも海外生活では考慮しないといけないことかもしれません。ちょうど、フランス在住の妹からメールがきて、飼っている犬の写真が写っていました。シェットランドシープドッグという牧羊犬。名犬ラッシーにでてくるコリーによく似た犬。でもスコットランドのシェットランド諸島の小島にマッチするように人間が改良してつくりあげた犬なので、小型犬だそうです。知らなかったので、犬など飼っているのか!とずいぶん異国での暮らしに慣れた一面を見せてもらいましたが、日々の生活にやすらぎをあたえてくれるということでいい家族ができているようです。エッフェル塔の麓にある犬の溜まり場になっているシャンドマルス公園にも近いし、ブローニュの森もそんなに離れていないそうなので、犬を飼う環境にはいいようです。犬の世界もパリで生まれ育った犬が日本に来たら、環境の変化でストレスを感じて病気になるか精神的な不安定を感じるか、難しいようです。いつかわたしたちも上海でペットを飼うことになるのでしょうか。よくわかりませんが、わたし自身はペットを育てたのは小学校のころのミドリガメが最後だったのではないかな。一回小さなワニも飼ったことがありましたが、いつのまにか水槽からいなくなっていました・・・(石神井公園にでも逃げ込んだのかな)食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.09
大手総合商社の駐在員Sさんら数名とお弁当を囲んで身の上話に花が咲きました。ひとそれぞれ悩みはあります。とくに、これから先の進むべき方向の決断。まず、その地位を築き上げるまでのコンプレックスをバネにしてきたじぶんの気持ち、そしてじぶんの卑小さを何とか補おうと努力してきた経緯、もっともっと生活の向上と安定を求めるためにアクセクしてきたこと。いろいろ当たり前の悩みを抱えながら、家族のこと夫婦間のこと、尽きない問題を協議しあいました。わたしは、じぶんがお店をやっていた経験からそこで出会った子どもたちの精神を脅かしている社会の病巣を少しだけ話しました。子どもたちの受けている影響力はもちろん、いまではおびただしい数のゲームやネットサイト、それにテレビなどメディアにありますが、それは仕事におわれている親たちの想像をはるかに越えるものである、ましてや学校の先生たちが容易に把握できるものであるはずない、子どもとの接し方の重要性を意見しました。世の中に不変にありつづける、欲望、嫉妬、恨み、いじめ、憎悪、疑惑、恐怖、たくらみなどはたえず、じぶんたちを苦しませます。以前、わたしの古本屋時代の師匠さんがクリスマスのときに「社長、ことしのクリスマスは、メリークリスマスではなくて、ベリークルシミマス(苦しみます)だよね」と、売上が伸びない現状をさげすんで笑っていましたが、わたしは、そのときいつもより売上がよかったくらいだから、どう返答してよいのか、わかりませんでした。このように、人間関係にも疲れます。これらの様相はPTA評価最悪番組のレッテルをたえず得ていた栄光のドリフターズのコントには万遍なく描かれていて、こういう構図を見ながら子どもたちはオトナ社会を垣間見たり、小学校で起きていることに置き換えたりしていったのでしょう。しまいに志村けんが「だいじょうぶだ~ぃ」っていうことで、人間万事塞翁が馬で片がつくのでしょう。あの周りのひとを蹴落としてうえに登りつめようとするドリフのメンバーたちの動きがみょうに微笑ましく考えられるのです。★ 上海物価ひとくちメモ ★牛乳中国三大乳製品メーカーといえば、光明(グァンミン)、伊利(イーリー)、蒙牛(モンニュウ)です。蒙牛の創始者は、伊利の元従業員です。非公式の中国企業総経理長者番付には会社の登記地名が載っていますが、上位5位にいつも内モンゴルの企業が入っています。それが、この「伊利」です。ひとにより味覚の差はありましょうが、伊利はこの3つの中でも比較的日本の牛乳に近いのでは、と言われています。このようにパック(枕型)で小分けで販売されているのが普及しています。約500mlが10個に300mlが1個オマケになっていて、これは22元でした。蒙牛は、人気がやや低く、同じモノで18元程度、光明は24元程度で同じ量だけ買えるのがいまのだいたいのめあすです。食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.08
きのうはピザでしたが、きょうはケンタッキーフライドチキンのお話です。上海には街じゅういたるところにKFCの看板を見つけることができます。KFCとは「高円寺中学フットボールクラブ」のことではありません。(母校のサッカー部がそう呼ばれていました。ちなみに詩人ねじめ正一さんや海江田万里さんが先輩です)繁華街の南京西路などは歩いて百メートル間隔であるのでは、と思うほどやたらあります。アレレ、2店舗並んであるよ!ってよく見ると「永和大王」(中華式ファーストフード)だったりすることもよくありますから、初心者は気をつけたほうがいいでしょう。このケンタッキーフライドチキンを創り上げたのが、言わずと知れたカーネル・サンダース。・・・ 昔アメリカ ケンタッキー州に、小さなレストランを経営する老夫婦がいました。ところがあるとき、店から離れた所に高速道路ができてしまいました。そのため、老夫婦のお店のお客さんは激減してしまいました。ふつうなら絶望的になるところですが、老夫婦は自慢の料理のノウハウ(チキン料理など)を他のレストランに売り込むことを思いつき、新しいビジネスチャンスを見出した、と言われております。これがケンタッキーフライドチキン誕生秘話です。わたしたちの仕事では、もはやダメか、というような話はけっこうあります。仕事だけでなく、人生全般にもあります。この話を聞いたとき、以前経営していたお店のほど近くにブックオフができて、もうお客さんが根こそぎ取られるな、というとんでもない不安と恐怖に陥ったことを思い出しました。結果、全く違った形態のお店を全く想像していなかった土地で行なうことにチャレンジして、それは功を奏しました。ピンチだったことが結果、新局面を切り開くきっかけになったのです。こういうようなことはこれからの上海トライアルではいくらでもあるでしょうから、カーネルの生きざまを知って再度見習いたいと思いました。そこにできた高速道路は、中国でもこんなに繁盛するファーストフード店をつくりあげるきっかけになったのだから、波及効果はわからないものですね。上述した「永和大王」も元々台湾の一介の小さな豆乳屋さんだったと言います。ある金持ちが、そこの豆乳が大好きで、高級車で乗りつけて買いに来たそうです。それほどならば、よっぽど美味いはずだ、というウワサが広まって、今に至るきっかけになったと聞きました。ひょんなことが始まりですね。★ 上海物価ひとくちメモ ★たまご上海の庶民の台所を支えるのは青物市場です。集合住宅が大半をしめる上海の住宅事情では、ほとんどどのエリアの一角にも市場があります。物価は、確実に上がっているのを感じます。ことしは移りゆく上海の物価事情をメモしていこうと思います。このたまごは、Mサイズ程度で15個。 5元です。(日本円 1個 5円)1個使いましたので写真は14個です。市場のいつもの顔なじみのお店で買いました。比較的安いほうでしょう。たまごはスーパーのものよりなるべく市場で売っているもののほうがいいようです。上海では、市場とスーパーをたくみに使い分ける醍醐味がまだ多く残されています。食生活の観点から、ブログを書き始めています!⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記版)
2006.01.07
タイタイが食事時かりっと何かをかじりました。先日カルフールで買ってきた食べ物(お祝いのときに食べるもち米食品)の中にまたもや小石が混入していました。いつか食石混交と題してブログに書きましたが、こんな大きさです↓。 左はわたしがかじったぶどうパンに混入していた小石。その隣の立派な小石がタイタイの遭遇したブツ。隣の実物大に近いチョロQと比較してもその大きさが容易に確認できましょう。なんで、こんな大きな石が入った食品が事もあろうに大手有名スーパーで売られているのか、それがまだいまの中国の食品管理だと言えば、それまでですが、こういうときは、ああよかった小石くらいで、とおもったほうがいいのでしょう。いっぽう街角でまたもや美味しい軽食を発掘! 中華式比薩(ピザ)。中国はファーストフード超大国。こういう軽食が街のいたるところで売られていますから、カンタンに小腹を満たすことができます。松の実がマッチしています。これは1つ2元(約30円)。2つも食べれば満腹になります。これには小石が混ざっていませんでした。上海では「ピザハット」が行列ができるほど繁盛していますし、他のピザ屋さんも大盛況です。イギリスでは1980年代から若者の間で大フィバーし始め、アメリカ、日本でも1985年以降シェ-キーズやドミノピザなどのブームでピザが一般的な食の文化として定着しましたが、上海でもすでにピザは定番になっていまして、このような中国式の安っぽいものはチーズがないというくらいで、さほど大きな味のへだたりはありません。チープな美味さOH!MYコンブでいうところのB級グルメの宝庫かもしれません。2元でビシバシ売りつづけるたくましい中華風ピザ。ぜひ、食べてみてください。
2006.01.06
こういうことを聞きました。わたしたち人間は、生まれてから喋り始めるまでに、約8000時間ものあいだ、人の語ることばを聞きます。8000時間とはだいたい24時間ぶっ通しですと340日。約1年。せいぜい3分の1が活動時間でしょうから、3年聞きつづけるのです。幼児が3歳くらいになって、ようやく片言ですが、オトナと会話できるようになる頃ですね。そして、じつにその聞いたことばの80%以上が後ろ向き、否定的・破壊的なことばだと言われています。つまり、ふつうの生活環境ではさして心配な出来事や、不安など感じない幼児期であっても、知らず知らずのうちに脳裏に否定的、後ろ向きのことばを浴びせつづけられているというわけです。もっとも、こどもはどんな出来事もほんとうに初めての経験ばかりですから好奇心のまま、なんでもやってみたいし、そのことばがどういうことを意味しているか、などは経験した後に肌に刻み込んでいくわけです。ですから、人間性が民族によって多少でも差異が発見されるというのなら、その国々のことばで日常何がいちばん発生されているか、によってだいぶわかるとおもわれます。わたしたちは、とにかく意識的に建設的なことばを用いて、前向きな発言を繰り返さなければなりません。中国のひとびとが程度の差こそあれ「没問題(メイウェンティ)」やら「差不多(チャブドウ)」など用いたり、インドのひとびとが例外なく「No Problem」をやたらと発声するのは、辟易するかもしれませんが、あまり否定的な表現で言われるよりははるかにエネルギーが出てきます。ことし一年できれば80%以上を肯定的、建設的な考えで過ごすことができるように意識してみたいと、おもいました。この時期街中に多く見かけるようになってきた土耳其漢堡(トルコ風ハンバーグ)。だいたい1個3元(約45円)です。温かいとなおさら美味しいです。ガンバルタイタイの中国上海食彩ライフ(楽天版)は ⇒ こちら
2006.01.05
ほとんど5mもない距離で、パソコンを並べてダンナとタイタイは作業しています。先日、やっとMSNメッセンジャーを取り入れてふたりでチャットをしてみました。接近戦なので、机の上で盤を立てて先方の攻撃を巧みに読み、回避する戦争ゲームのような気配を感じました。さしあたって話などないのですが、絵文字などで感情を表現します。これでケンカができるようになると一人前の使い手なんでしょうね。こんな感じが部屋兼作業場です。背中姿のタイタイ。寸暇を惜しんで情報を拾っています!奥の部屋が寝床とダンナのパソコン操作位置。その間にNさんの部屋の扉があります。けっこうこのアパート気に入っています。いまの環境ではじゅうぶんな広さです。約95平米ですが、築8年。およそ90万元(1300万円)ほどで中古売買されているようです。場所は、これから地下鉄駅も近くにできますし、上海駅も近いので穴場です。大家さんは、最近オーストラリアに移住しています。(石井オフィスの石井社長に似たオバサンですが)家賃はお嫁さんのお母さんが管理しています。
2006.01.04
年間スケジュール表を日本から持ってきてもらいます。いまでこそ、そこそこの手帳を街中の販売で見ることができるようになりましたが、中国人は一般にあまりメモとかをこまめにするような習慣がなかったようで、日本のようにシステム手帳だとか、何とか式とかいった手帳などあまり使用しているのを見かけません。日本の手帳には、適正体重の計算から金利のこととか、手紙の書き方いろはのようなオマケがまるで「ジャポニカ学習長」の付録のように細かく記されていますが、秀逸なのは「地下鉄路線図」がぎっしり明確に載っていることです。これを見ると、東京だけをとってもかなり充実した路線が走っているとわかります。上海は、すでに東京の数倍の高層ビルを抱えている上に人口だけでも1700万人を超える大都市にもかかわらず、いまだ地下鉄の整備は遅々として進んでおらず、せいぜい1号、2号、3号線、この3本です。同時並行で、着工している線路があと6本あるようですが、先日4号線の案内を3号線の駅で見かけました。一部3号線と共有する4号線は東京の山手線のように環状のようです。これができますと、浦東大道のほうと、南浦大橋、さらに上海体育館、中山公園がつながり、なかなか行動が便利になります。中央をいっせいに突破しないと浦東まではいけなかったのが、迂回してでも行けるようになると、だいぶ交通がスムースになることが期待できます。4号線の電車は紫の帯が目印で、先日試行運転していました。ますますアクセスの便利になる上海はやはり世界最大の消費経済都市になるのは間違いありません。
2006.01.03
ひさしぶりに若手投資家のHさんから年賀で近況報告をいただいたら、こうありました・・・。「ことしは2月にインドに行ってきます。日本に帰国した際、書店に立ち寄ったら、中国関係の本よりもインドのものの方が多いぐらいでした」インドってカンタンに言いますが、けっこう遠いですよね。昨年上海セミナーでお世話になった戸田先生もインドに行かれる計画を経てておられると、聞いておりますし、おそらくHさんはQ先生(作家邱永漢氏)の企画されたツアーでインドに行かれるのでしょうが、いまはインドがかなりスポットライトが浴びているんですね。昨年はインドファンドが絶好調だったということもあって、投資を考える上で、外せないエリアになっているのは違いないんでしょう。わたしはもう18年も前にインドに行ったきり、インド離れしていますので、まったく現状は知りません。当時は、「インドで考えた事」(堀田善衛著)「インドでワシも考えた」(椎名誠著)「河童の覗いたインド」(妹尾河童著)を携えて、旅行しました。「ゴーゴーインド」という旅行本も話題になり始めたころです。当時住んでいた高円寺の「仲やむげん堂」さんというインド・中国・アジア雑貨店とその周辺の都丸書店など古本屋さんがお気に入りだったので、バブル全盛で物質文明最高時点時代にもっと違った価値観を求めていた・・・というわけでもなく、・・・ホンモノのタージ・マハルを一度見てみたかった、という素朴な欲求が行動に移させたのです。(中国に来る前は人民服着た人ばかりだろうか、と想像したりしましたが、インドに行く前は、ターバン巻いた人ばかりだろうか、と想像していました。。。)わたしは、夏目漱石の坊ちゃんの中に出てくるお手伝いさん清(きよ)が「・・・越後の笹あめがたべたい」という要望をぽつりと語った記述がありますが、あのような素朴なひと言の要求が好きなんです。あまり、いろいろ考えていると前に進みません。ちょっとでも興味がわいたら、すぐやってみたら、そこから次のきっかけが開くことがあります。ちなみに、わたしの今の他地域の興味はなぜかドイツとイスラエルです。(インドはカルカッタにはもう一度行ってみたいです)いつかドイツに住みます。(いきなりですが・・・ Wカップとはカンケーありませんどうせ今年で終わるし)完璧な直感です。話が飛躍しすぎですね。もちろんこれは上海でビジネス成功収めたら、という前提の後です。なので、これからドイツ発信サイトをたずねてリンク貼りはじめます・・・。
2006.01.03
元旦のようで元旦の気分がまるで感じることのできない上海です。とくに我が家は日本からの衛星放送が入らないので、紅白を見た後に、「行く年来る年」のようなものも見て、いよいよ元旦だぞ、と意気込むような流れは味わえません。ですので、大晦日はきっと周りも休んでいるでしょうから、9時半くらいに寝てしまいました。タイタイは、ライブドア版に続いて楽天日記を開始したので、ゴソゴソ真夜中までパソコンをいじっていました。⇒ タイタイの中国食彩ライフ (楽天日記)なかなか写真がうまくアップできなかったようで、楽天に主戦場を移すようです。(不定期更新でライブドア版も続けるそうです)こちらもよろしくお願いします。で、初日の出を見るために早起きしたわけでもないのですが、いつもの日曜日のような生活でした。ただ、久しぶりにタイタイが自由な午後(日曜午後にも日本語授業があるので)でしたので、古北のカルフールでゆっくり買い物をしました。うんざりするほどのひとの多さ。春節の前の日曜元旦ということもあるのでしょうが、多国籍プラス多階層の人々が多品種の商品を買うわ、買うわ。ヨーグルト売り場に人が殺到。あんなに売れたら、ブルガリアの年間ヨーグルト消費量あっさり抜いてしまうんではないかな、ここ数年で。今年は昨年と違うのは「おもち」があること。おもちは日本のおもちとはちがって粘り気のない、食べた気がしないおもちはいくらでも売っているのですが、(あれを油で揚げて餡かけで食べるとうまいですが)日本のおもちは昨年食べませんでしたので、今年は準備してありますから、それだけでも大満足なんです。おせちは今年もなしなんですが、年中おせちに似たような点心類を格安で食べることのできる国ですから、あまりそれが恋しくなることはありません。いいお正月が迎えられました。
2006.01.02
新年おめでとうございます。昨年一年間のおつきあいまことに感謝いたします。みなさまのことしのご多幸を上海より祈念いたします。本年も何とぞ、「夫婦でチャレンジ上海ビジネス」よろしくお願いします。(ダンナ & タイタイ)(ご報告)昨日より楽天日記でもタイタイブログを開始することになりました。こちらもよろしくお願いします。
2006.01.01
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