梅林庵

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2012年10月28日

米水津（よのうづ）おさかな祭り

(4)

カテゴリ：日記

平成24年10月28日(日)

　弊社の管理職は｢講座｣を用意し、地域の皆さんに出前することになっています。会社を理解していただくのが目的です。同僚のそれは、契約の仕組みであったり、商品の宣伝であったり。みな面白くなさそうな内容です。私は毛が三本足りないので、難しい話はできません。会社のことはそっちのけの内容になっています。それが目にとまり、指名を受けたようでした。仕事で外出した際、撮りだめた風景写真をプロジェクターで披露しました。なんだか、旅のススメというような感じになりました。一時、闘病生活を忘れ、海の空気を感じてくれただろうか。帰りに弁当をいただきました。

　午後は米水津おさかな祭りに行きました。水産加工の盛んな地域です。アジ、サバ、イワシ、カマスなど、干物が特産です。水産加工組合が格安販売していました。私も沢山買いました。朝ご飯がすすむ君になりそうです。
　会場はこんな感じです。カメラはステージをむいていますが、反対側には多くの出店が並んでいました。焼き鳥、すり身、寿司類、モモ焼き、地鶏焼き、茶、みかんや柿、梨、アジ寿司、おにぎり、ラーメン、焼きそば・・・多種多様です。見ていて飽きない。

　鮮魚はこんな感じです。

　唐揚げや手羽焼きの販売。当然ビールも。

　太刀魚弁当とラーメンを注文。前者は家庭料理の味、後者は豚骨の薄味でした。どちらもいい感じ。

　しばらくしてステージで柏原芳恵ショーが始まりました。このイベントの目玉です。彼女が登場する前に｢写真を撮らないで下さい｣とアナウンスがありました。でも始まったら多くの人が携帯電話のカメラでパチパチ。漁師町です。そんな注意なんか馬耳東風暖簾に手押し糠に釘。

　モイ香先生の奥方に声をかけられました。写真は妻とのツーショット。

　ということは先生もいるのかな。あっ、いました。

カマスを当てにひっかけるの図です。

　会場の端っこに「ブリつかみ取り」の仮設生け簀がありました。大きな奴が泳いでいます。子どもたちが飛び込んで楽しむのでしょう。私、このプログラムを見ると思い出すことがあります。30年近く前、入社したてのころでした。弊社水産部の出し物として地元の祭りに｢ブリつかみ取り｣を提案したのでした。会場は私のまちのランドマーク｢城山｣の麓でした。山際の道にみかんコンテナを並べ、その中にビニールシートを張りました。海水がないので真水を用いました。ブリのを積んだ生け簀トラックを乗りつけさせ、たも網ですくい、これに放り込んだ時、歓声の上がったのをよく覚えています。キャッチコピーは「ガキンチョたちよ、かかってこい」どうですか、いいでしょう。魚のつかみ取り、当時もあちらこちらで行われていました。でも大きなブリをつかませるこの企画、嚆矢は自分だというのが密かな自慢です。会社は20万円の出費でした。でも人気一番だったので会社の財務は以降も喜んで出してくれました。写真は今日の会場です。左奥手に順番を待つ人たちが大勢並んでいました。