午前4時起床。昨夜降り出した雨は、明け方、脚が強まりました。朝ラン、この仕儀に折れました。
今日は福岡へ出張でした。営業車に乗り、高速道路を博多向けに走りました。道中の風景を少し。
夜来の豪雨、津久見のセメント山は、滝三昧でした。石灰岩なので降った雨がしみ込まないのでしょう。あちらこちらに白糸を引いていました。露天掘りも雨に悩まされるようです。大分インターから日出ジャンクションにかけて、霧が深かったです。視界が30mあるなしか。テールランプの点灯していない車の後ろは、走るのが恐ろしい。この辺り、度を超すと通行止めになります。心配でしたが、無事通過出来ました。湯布院を過ぎて、雨が上がりました。日田を通過する頃には雲が薄くなりました。道路の高みから見下ろした三隈川は、濁っていました。こんな日、日田観光の名物、鵜飼いはどうするんだろうな。潜っても鮎を捕まえることが出来ない。あがったりだわな。鵜は、休みになって喜んでいるのかな。そこを過ぎ、筑紫平野に出て振り返りました。庭木の生産で有名な田主丸辺り、背後の山は九州山地の裾野です。山に懸かっていた雲がそろり、高みに消えていく様子を撮りました。
この辺り、山麓は柿や梨の栽培が有名です。トイレ休憩した山田SAには、早くもその走りが売ってありました。巨峰が美味しそうでした。季節が移り、秋深しの頃になると、果実の葉が色づきます。その頃のドライブは楽しいだろうな。
昼前、目的地に着きました。出張の楽しみは食事です。近くにある中華「八仙閣」で昼ご飯。チャーハンとタンタン麺。これで1,000円。注文と配膳は、着物を着た美しい女性がしてくれました。
K社にはじまり、計3社を回りました。どれもいい感じに終わることができました。最後の会社、オフィスは天神にあります。終わってビルを出ると、すぐ近くのエルガーラにAUX BACCHANALESというフレンチのオープンカフェがあります。その横を通っての白日夢。即突っ込んで、白ワインをと思いました。でも空港に向かわないといけません。後ろ髪を引かれる思いでした。この店、前にもアップしましたが、素敵なエスプレッソマシンがあるんです。1杯300円。ぶらり立ち寄り、立ち飲みの仕儀、都会の雰囲気に身を任すの感じなんです。お薦めです。加えておもしろいのは、その店名です。そのまま読むとオーバカナル。「大馬鹿なる」です。
東京行きの便は午後6時半。離陸までに少し時間がありました。出発が少し遅れるとのアナウンスも重なって、空港内の居酒屋風食堂に突っ込みました。夜間飛行ですから、眠り薬が必要です。佐賀の銘酒「能古見」を注文。甘口ですが、よいまわしのしまり方をしていました。店を出てなお焼酎に未練の上司です。
飲み足りず、こんなものを飲んでいる部下。
いい気色で搭乗。七分の混み具合でした。通路を隔て、隣に部下のIが座りました。羽田について後の作戦をやりとりしました。その中身はそれとして彼曰く「課長、酒臭くてたまりません」そうか、日本酒をやり過ぎた後の呼気にはすさまじいものがあります。機内は密閉です。微醺どころではありません。柿の熟したそれは、素面の人に強烈な不快感を与えます。迷惑至極だったと思います。皆さん、ごめんなさい。さて、うつらうつら、あと20分ほどで着陸するとのアナウンスがあったときでした。CAがやって来て曰く「お客様、お急ぎの方がいらっしゃいます。出口に近い空席をということで、お隣にご案内してよろしいでしょうか」女性二人と男性一人がやって来ました。目の覚めて、手持ちぶさたでした。その一人、丸いロイド風のめがねをかけた25歳くらいの女性が隣に座りました。話しかけました。曰く、乗り継いで札幌までとのこと。この便が遅れたので、接ぎに間に合うため、時間を短縮する配慮をしてもらったとも。美容師の由。手の甲が美しかったです。着陸後、CAに誘導してもらい、気ぜわしく降りていきました。I、笑いながら曰く「酒臭かっただろうな、その美容師」赤面しました。でも、ニコニコして相手をしてくれた彼女、恐らく、いや絶対カリスマ美容師に違いない。写真は機内で酩酊の私です。
ホテルにチェックインは午後9時を遙かに回りました。定宿は銀座の場末です。若く美しい女性が、金持ちの御仁を見送りに出ていました。
それを横目に見ながらビジネスバッグを抱えての仕儀。ということで遅い食事をし、焼酎を飲んで就寝。疲れました。写真は地鶏ユッケと炭火焼きです。
今日の一句
能古見舐め夜間飛行の夢を追う
あと少し急げ京急酒が待つ
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