妻も終日不在。早朝、某小学校へ。今日も新任教師研修の代替です。出がけ、夕食はあなたが用意してよね、そう言い置かれました。帰宅は午後6時を回ってでした。相方が働き、私は家にぼんやり。何だか紐になったような気分でした。 午前に映画「バレッツ」を見ました。リュック・ベッソンが関わり、ジャン・レノが主演のフランスマフィア物です。ストーリーは単純、深い内容ではありません。10点満点中5点をつけたいところです。しかし、ロケ地が南フランス。マルセイユの街並みが美しいので1点加点。さらに通して流れるトスカのアリアがいい感じでした。故に7点。 ついでに昨日見終えた「オデッサ・ファイル」のことも書いておきます。NHKBSで放送のあったものを録画していました。オデッサという言葉にはロシア的響きがあります。が、調べたら全く違いました。Organisation der ehemaligen SS-Angehörigenという元ナチス親衛隊員を支援する組織の略称でした。頭文字を連ねてODESSA。その名簿がこの映画の題名、即ちオデッサ・ファイルなのです。ストーリーは凝っていました。大物ナチス残党が裁きを逃れて自適の暮らしをしているという設定。それを偶然知った新聞記者が追いかけます。入手したファイルも最後に大きな意味を持ちます。もう50年近く前のシネマです。走る車や街並み、人のファッションに時代を感じました。10点満点中7点をつけてよいかな。 余談です。私の好い加減評価、6点が合格ラインの目安。3点以下だと、見ない方がよいという位置づけです。 余談の余談です。オデッサ・ファイルの原作はフレデリック・フォーサイスです。この作家、もう30年ほど前、面白いから読んでみな、古い友人Oさんが紹介してくれました。「ネゴシエイター」という題名を手に取ったことを覚えています。イギリスが舞台、人質を捕ったテロリストとの交渉役が主人公でした。引き込まれたんですが、1冊だけ読んでフォーサイスから離れました。翻訳の文章に馴染めなかったからでしょうか。 映画を見ていて、食事当番だったことを失念するところでした。気のついて冷蔵庫を覗きました。うーん、何にしようかな。よし、トマトソースをこさえることにしました。大蒜と玉葱をみじん切りにしてオリーブオイルできつね色になるまで。途中、ベーコンの細切りを入れました。続いてホールトマトの缶詰をパカッ。ローリエを挿してグツグツ。はい出来上がり。砂糖を加えると、トマトの酸味が薄くなります。私は足しません。