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February 22, 2012
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カテゴリ: 東欧・ロシア映画
今日はロシア映画を紹介します。映画 父、帰る を見ました。


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父、帰る
VOZVRASHCHENIYE

2003年度ヴェネチア国際映画祭金獅子賞&新人監督賞


 母と暮らしていた2人の兄弟アンドレイとイワンのもとに、ある日突然、12年ぶりに父が帰ってくる。不在の事実などなかったかのように、家長として父を受け入れる母親に対して、兄弟、特に弟のイワンは当惑を隠せない。父は兄弟を車に乗せ、湖畔から船を出して無人島へ向かう。

 父親が12年間何をしていたのか、12年前なぜ家を出たのか。父親が無人島で探していたものは何なのか。電話で話していた男は何者なのか。突然姿を現した父親に関するこれらの謎は、一切明かされない。本作の主眼がそこにはないからである。但し、謎解きをしたいのであれば、12年前といえばソ連崩壊であり、関連性を推測できる。

 父の立場に立って映画を見るならば、彼は、「12年の歳月を不器用ながら埋めようとする哀れな男」だ。雨の中で車が動かなくなった時は、子供たちも外に出し、一緒にぬかるみにはまった車を押しだす。また、子供たちが財布を取られた時には、犯人を連れてきて子供達にどうするか判断を任せる。「なぜそうするのか/させるのか」という理由を省いて手段のみを教えるのは、離れていた年月を急いで埋めたい父親の焦りにも見える。

 しかし子供の立場からすれば、こちらが知りたいことは何も言わず、ただ服従だけを命じる横暴な男に過ぎない。弟イワンに至っては、生まれてから会ったこともないのだから、言うことを聞けという方が無茶である。戻ってきたことを喜べるのは、去ったことを悲しんだ記憶があるからだ。兄のアンドレイだけは、父親の強引さに憧れているが、全面的に信頼しているわけではない。子供たちが成長すれば、この時の父親の気持ちを察することが出来ただろうが、生憎そんな機会は永遠に訪れない。そのことが不幸であるかどうかも、彼らの表情からは伺えない。これもまた悲劇である。









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最終更新日  August 29, 2015 02:10:14 PMコメント(0) | コメントを書く


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