(2)「失えない味方」Ladies in Waiting ヴィクトリアの唯一の理解者であったメルバーンが、議会で自身が率いる政党の立場が弱くなっていることを理由に首相を辞任する。次の首相候補はピール。しかし、ヴィクトリアはピールのことが気に入らず、王室の支持を得られないピールは組閣を進めることができない。そんなヴィクトリアの振る舞いを見て、周囲は女王の精神状態を不安視し、水面下で権力争いが繰り広げられる。
(3)「結婚の圧力」Brocket Hall ヴィクトリアの叔父でベルギー国王のレオポルドがやってくる。甥のアルバートとの縁談を進めるためだった。だがヴィクトリアにその気はない。メルバーンに対する信頼の気持ちが、それ以上のものであることに気づいたからだ。一方、メルバーンにもヴィクトリアを思う気持ちはあるが、自分の年齢や立場を考えると素直に突き進むわけにはいかなかった…。
(4)「運命の再会」The Clockwork Prince コーブルクから、エルンストとアルバートの兄弟が到着。久しぶりに会うアルバートにヴィクトリアは胸をときめかせるが、生真面目で正直者のアルバートは、チヤホヤされることになれきったヴィクトリアを余計な一言で怒らせてばかり。アルバートはヴィクトリアの中にあるメルバーンへの思いにも気づいていた。2人の距離を縮めようとエルンストが尽力する。
(8)[終]「誕生」Young England ヴィクトリアの出産が近づき、宮中に緊張したムードが漂う。さらにハノーバー国王となった叔父カンバーランドが帰国する。出産でヴィクトリアと子が命を落とせば、念願のイギリス国王になれるからだ。周りの心配をよそに、じっとしていられないヴィクトリアは馬車で頻繁に外出をしていた。ある日、女王を歓迎する群衆の中に銃を構える男が…。