Sherlockで世に知られた彼を利用しない手はない。今回のストレンジ医師も「タカビーで人を人とも思わぬ態度だが、才能故に周囲は何も言えない」と、そこはかとなく漂うSherlock感。医師として再起不能になっても、どこまでもドクターの呼称に拘る。例えば、カエサリウスが侵入してきた時の会話。 カエサリウス「それで君はどれくらいカマー・タージにいるんだね、ミスター…How long have you been at Kamar-Taj, Mister... 」 「Doctor!ドクターだ!」 「Mr. Doctor? ミスタードクター?」 「It's Strange. ストレンジだ」 「そうか 君を何と呼ぶべきかな?Maybe. Who am I to judge? 」 やれやれ。そういえば同じくカンバーバッチが演じていた『イミテーション・ゲーム』でエニグマ解読に取り組んでいたアラン・チューリングも、食事に誘われただけなのに同僚達と面倒くさい会話をしていた。。