チェーザレ・ボルジア フランソワ・アルノー こっちの容貌の方がスペインっぽい。枢機卿・司教は自分には合わないと感じて父に武人になりたいと願い出るが拒否される。父に命じられたことは必ず成し遂げる優等生。ゴッドファーザーのマイケルの役どころ。妹ルクレツィアへのシスコンぶりは度を越し「嫁にはやらない」と父の思惑に反対したり「神と結婚してるものね 神を愛さなければ」というルクレツィアに「お前以上に?More than love You?」などと返事を返す。ただこの時はまだ妹への愛情が家族以上のものという自覚はない。
「1492年ローマRome。1492キリスト教世界の中心でありそこに座す教皇は国王の戴冠や廃位各国の政治をも左右した。協会は腐りはてインノケンティウス8世は死の床に。教皇の聖座は皆の垂涎の的だった。The center of the Christian world. The seat of the Papacy. The Pope had the power to crown and un-crown kings. To change the course of empires.The Church was mired in corruption. Pope Innocent VIII was dying,And the Papal throne was the prize desired by all.」
テロップが流れた後教皇の臨終シーンから始まる。 インノケンティウス8世「入ってくるのを恐れておるな。だが来るのだ。私はもうすぐ主に召される。告解をした。心のうちを明かせば気がかりでならん。コロンナ、スフォルツァ、オルシーニ、ボルジアYou are afraid to enter, but you must. I am about to meet my maker. I have confessed. And I confess I am very afraid. Colonna. Sforza. Orsini. Borgia.」 「聖下 Your Holiness.」 「 デッラ・ローヴェレ。皆犬のごとく争うだろう。私の骸の上で聖ペテロの座を巡って。かつては清らかな聖座だった。それを我々が汚したのだ。強欲と色欲に塗れさせた。お前たちの誰が清めてくれる?Della Rovere. You will fight like dogs over this corpse I leave for this throne of St. Peter's. But it was pure once. We have all sullied it with our greed and lechery. Which of you will wash it clean?」 デッラ・ローヴェレがためらった隙をついてロドリーゴ・ボルジア 「清められますとも、聖下。我々の流す涙によって。生ける神に誓います。 It shall be cleansed, Your Holiness, with the tears we shed for you. I swear before the Living God.」
チェーザレの初登場シーンは女性とのセックス。 チェーザレの服を見て驚く女性。 「ゆうべは全然そんな感じは…There was nothing ecclesiatical about last night.」という昨夜の相手に「夜は自由な人間でいられる。だが昼は僧衣の虜だ。By night? By night I am who I want to be. By day I am thus.」とチェーザレ。
ルクレツィア初登場シーンは兄チェーザレと女性のセックスシーンののぞき見。 性への好奇心でいっぱい。また兄も見られても何ともないようなふざけっぷり。 「僕は結婚しない」 「神と結婚してるのね 神を愛してないの?」 「お前よりも?More than love you?」 ルクレツィア「元気を出して お父様が教皇になったら自由に生きられるわ」 チェーザレ「いや、父上の自由にされるだけだ」 夢見る長女、醒めてる長男。
「どんな手段を使っても私は教皇になる」とライバルに告げるなど本編のロドリーゴはなりたい気満々。そして熱い期待を背負う長男は世俗に戻りたいと願っても「息子の一人は聖職者に 一人は軍人に」という父の願いを退けられない。 チェーザレ「聖職売買は罪です」 ロドリーゴ「神はお許し下さるが、お前と弟が失敗したらわしは許さんぞGod will forgive us, my son. But I will not forgive failure from you or your brother.」
戴冠式の後。 「私はもうロドリゴ・ボルジアではない。アレクサンデル6世だ。 am Rodrigo Borgia no longer. I am Alexander Sixtus.」 「それでも私には今もなお父上です。But you know who you are. My father, still.」 「もう“私”という一人称は使えない。式の間孤独を感じた。冠を頂いた時怖れ多かった。怖くさえあった。I am no longer "I." I am "we." We felt so alone out there. When the crown touched our head. Humbled, even. Even frightened.」 「驚きましたね」 「お前も同じ立場に立てばわかる そこに立ちあっているのは神の沈黙のみだった」 「神はお喜びでしょう」 「なぜわかる?」 「大地は我々を飲み込まなかった」
オルシーニ枢機卿の魔の手から逃れた二人。 チェーザレ「狙いは我々 That poison was meant for us.」 教皇「教皇を毒殺?You don't poison the Pope!」 「“冠を被った猿”とローマの半分が Do you know what the gossips are calling you? "The mitred ape". Half of Rome is waiting to celebrate your demise.」 「毒はネズミや害獣に食わす物だ 教皇に盛るものじゃないYou would poison a dying dog! Not the heir to Saint Peter!」 「お怒りですか?The idea offends you, then?」 「当然だ 神もお怒りだろう It offends me, it offends nature, it offends God Himself!」 「神が報復を?Then God will take his revenge.」 「なさるとも 我々の手を借りてなYes he will... with *our* help!」 ここでエンド。
第2話 暗殺者 The Assassin 教皇アレクサンデル6世となったロドリーゴは、自らの権力を使い、今は亡き政敵の邸宅を愛人のジュリアに与える。一方、宿敵デッラ・ローヴェレは、教皇の姦淫の罪を暴こうともくろんでいた。父の姦淫の証人を消すよう暗殺者のミケロットに命じる長男チェーザレ。その頃、ロドリーゴの美しき娘ルクレツィアは、父に相手にされなくなった母ヴァノッツァへの忠誠と父の美しい愛人への忠誠の板挟みになっていた。
ジェム王子「何か報せが?You have news?」 ルクレツィア「結婚するのI'm to be married.」 「 それはおめでとう!Oh, my dear!」 「 結婚してる?Have you been married?」 「妻は4人いるI have taken four women to wife.」 「4人? Four?」 「Mmmm-hmmm,」 「 どこにいるの?Where are they now,」 「 トプカピ宮殿の奥にIn the Serali of Topkapi Palace in Constantinople.」 「 何人持てるの?Hoow many wives can you have?」 「 持てるだけAs many as Allah sees fit to provide.And as to concubines an infinite number.」 「妻と愛人の違いはなに?What is the difference, Djem, between wife and concubine?」 「特に違いはないNo difference really.」 「妻は殴ってもいいが殺さないAh, you can beat a wife but not kill her.」 「愛人は殺せるの?You can kill a concubine?」 「もし怒らせたなら。妻も殺せる。If she displeases you. You can kill a wife too, but the displeasure must be great.」
何となくジェム王子死の理由に気づいているっぽいルクレツィア ジュリア「具合が悪そうね ルクレツィアYou look ill, Lucrezia.」 ルクレツィア「ええ、具合が悪いの。私の色の黒いお友達が夢に出てくるのよYes, I have been ill.My dusky friend inhabits my dreams.」 「ジェムの事はもう考えない方がいいわDo not think so much of Djem, my dear.」 「彼には言えない秘密がある。彼の美しい暗い口が開くけど、声が出ないの。He has a secret that he can't speak of. His beautiful dark mouth opens, but no sound comes out.」 「 あなたの夢で?In your dreams?」 「 だから私は慰めるためにキスするのAnd I have to kiss those lips to comfort them.」 「まあなんてこと!Oh, dear!」 「夢で異教徒にキスするのは許される?ジュリア Is it permissible, Donna Guilia, to kiss a dead Moor in my dreams?」 「夢なら何でも許されるわ All things are permissible in our dreams.」
末息子ホフレに姉ルクレツィアの結婚の事を話す教皇 「大いなる責任だね It's a big responsibility.」 「そうだな。時々眠れんこともあるよMmm, it is. Sometimes it even stops me sleeping at night.」 「僕は父上のため誰とでも結婚するI will marry anyone you like that helps you to sleep.」
マキャベリ「でフィレンツェに何をお望みで?And what do you want of Florence?」 デッラ・ローヴェレ 「何も。Nothing.」 「私は何もあなたに請求したりしませんよOh, then, we will charge you nothing.」 「あなたは誤解してらっしゃる。私はフロレンスに何もしないことを望んでいるのです。 You misunderstand. I ask that Florence... do... nothing.」 「ああ、私たちはフランスの野蛮人に私たちの公国を行進させ、何もしません。 それはあなたに何かを負わせることになる別の種類のものではありません。Ah, we let those French barbarians march through our principality and do... nothing. That's a different kind of nothing that will cost you something.」
第5話 報復 The Borgias in Love ルクレツィアは、ハンサムな馬丁パオロと愛を育むことによって冷え切った暴力的な結婚生活から逃避する。パオロはルクレツィアを救おうとジョヴァンニへの報復を企む。一方、チェーザレは、メディチ家を激しく批判している修道士サヴォナローラを火あぶりにすることと引き替えにデッラ・ローヴェレとの協力関係を破棄するようマキャヴェリにもちかけていた。次々と敵に攻勢を仕掛けていくチェーザレ。次第に自らも殺人に手を染めることに…。
教皇「スフォルツァの陰謀好きな気質は?」 スフォルツァ枢機卿「受け継いでいますがボルジアの才知には負ける」 「では更なる約束をWe have merged our fortunes with the Sforza name... the consequence of that trust being betrayed would be most severe.ボルジア家とスフォルツァ家は運命共同体 その信頼が裏切られることがあればゆゆしきことになる」 スフォルツァ枢機卿「副尚書としての男場でしょうか 聖下? Do you speak to me as Vice Chancellor, Your Holiness?」 「スフォルツァへのだ!No, as a Sforza!」
母を訪ねるチェーザレ ヴァノッツァ「耐えることはできるわ 受け入れたり苦しんだり 何か苦しいことが?」 「ある女性に会いました 夫がいます」 「彼女も苦しんでるわ」 「夫から救い出せたら」 「わがものに?」 「聖職を棄てたら?お父様に逆らうの 勇気があればYou could leave the church and displease your father if you dare.」 チェーザレ「何も恐れませんI fear nothing, Mother.」
マキャベリ「枢機卿がこの地に来られたとか?」 マキャベリがチェーザレに接近。 チェーザレ「ボルジア枢機卿が力になれるかも」 「彼がフィレンツェに来たなら僧を殺す以上のことをしたはず 何科目的があるはず 貴国との同盟」 「いや 何も求められていない フィレンツェは何もせぬようにと要望された」 「有事の際にですね」 「枢機卿なのに賢い方だYou are far too clever for a cardinal.」 「このご時世ですからThe times make me so.帰国に手を出すなといい軍隊に領土を通過させてくれと?そう約束を?」 「答える必要がありますか?」 「サヴォナローラを火刑にするとしたら?見返りに何をすると?」 「何の見返りも表示されていません」 「では通過を許可しないわけですね」 「来る数か月で天才になりますよ」
ルクレツィアは馬丁パオロと親しくなる。
アレクサンデル6世「花嫁としてどうだろう?」 ジュリア・ファルネーゼ「ホアンと?ある意味お似合いです」 「ホアンじゃない あれは好きにするだろう ホフレだ」 「そこまでおやりに?Are you ever going to stop?」 「そうだNever!」 「ヨーロッパ全土をお子たちで手に入れようと?You are going to ensnare the whole of Europe... in your progeny.」 「 そのための家族だよWhat else are families for?」
スフォルツァ枢機卿がイル・モーロを訪ねるが大激怒し勢いで解放すると言い出す。 ルドヴィーゴ・スフォルツァ(イル・モーロ)甥に向って 「何が一番欲しい?What do you hunger for most?」 ジョン・ガレアッツォ「 自由とキジ肉だFreedom... and pheasant.」 「娘を親族に嫁がせたくらいで厚情を期待するな」 ジャン・ガレアッツォは毒殺されてしまう。
第6話 不貞の愛 The French King フランスへ到着したデッラ・ローヴェレは、国王に魅力的な申し出をする。イタリアを占領し、アレクサンデル6世を廃位させ、自分の教皇即位を保証してくれれば、国王のナポリ支配を支持するというのだ。すでにロドリーゴが末息子ホフレと官能的なナポリ王女サンチャを結婚させ、同盟を結んでいたが、実用主義の職業軍人であるフランス国王シャルルは提案を受け入れる。
チェーザレと抱き合うウルスラ。 ウルスラ「何てこと 夢見てしまう それが怖いYou make me hope, and I'm afraid of hope.」 「 何を夢見る?Hope for what?」 「こんな日々を あなたとの未来をFor days like this in the future with you.」 「かなったら?」 「夢を見させないで 2日で夫が戻るわ」
ホアンを送り出すアレクサンデル6世「大事なのは同盟だ 狼どもが教皇領に迫っているWe need this union more than we need the riches. The wolves are bearing down on the Papal States.それに結婚式があればルクレツィアに会える」
ジュリア・ファルネーゼ「政治の技とは心ときめくもの?ずっとYou find the art of politics more engrossing than...」 アレクサンデル6世「愛の技よりもか?Than the art of love?」 「そんな事はDid I say that?」 「実は意外に共通点が多い Hmmm, they have more in common than you would think.」
シャルル8世とローヴェレ枢機卿 「余に戦をしろと言う その意味がわかっているのか?」 「キリスト教を護る正しい戦争です」 「正しい戦争などない 戦争は混乱だ 暴力のぶつかり合いだ どちらかが破滅する 完全にな 貴国の戦いを本で読んだ クジャクのようにとびかかる 敵が退却するまでな 名誉ある戦いなどと言って だが戦争に名誉はない イングランドとの戦争でそれを学んだ 流血あるのみ 片方が降参するまで甲冑でぶつかりあう 死か 或いは征服かだ 戦争を祈るなら気をつけるんだな 行きつく先では祈りなど通じぬBe careful what you pray for, Cardinal. You will find yourself in a place beyond prayer itself.」
アレクサンデル6世もホアンを叱責。 「兄弟の一人はあいつの子だという あいつを出入り禁止に」 「何様のつもりだ 母上の評判を護るのにどれほど苦労してると思う?お前を軍人に育てた 総司令官に 軍を率いる者にだ 教会の旗手がやることか?兵卒のように母親の家で暴れるとはDo you have any idea what lengths I've gone to to keep your mother's reputation intact?」 「知っているか?自分の評判を」 「何です?」 「兄の方が軍人に相応しいと そのように考え直した方がいいというのか?」 「おやめください」 「自制するならな」 「私は確かに父上の子ですね?」 「お前は我が息子 他人の子ではない それを後悔させるな」 「させません どう償えばいいですか」 「母上に許しを請え」
第7話 蒼ざめた馬 Death, on a Pale Horse 武力ではるかに勝るフランス軍はイタリアへ侵攻し、瞬く間にルッカの街を撃滅させてしまう。イタリアの特権階級は猛攻一つで総崩れするだろうというフランス国王シャルルの思惑どおり、イタリア諸国は敵軍から逃げ惑うばかり。ミラノとジョヴァンニ・スフォルツァも浮き足立つ。フィレンツェが侵攻するフランス軍の領内通行を平穏に認めた今、フランス軍のローマ侵攻を阻むものはなくなった。
そんな事も知らぬげにいちゃつくホアンとサンチャ。 サンチャ「夫が鳩と遊んでるMy husband plays with feathers. Ahh.」 ホアン「 気に入った?Is he to your liking? Aah.」 「本当にかわいいのよ あなたの強さはないHe is sweetness itself, but he lacks your vigor.」 「 俺を呼べよ 必要な時にYou must call me then if you have need of me.」
教皇「誰なら信頼できる?ローマという物騒な街でWho can we trust in this charnal house called Rome?」 ジュリア「どうぞ私を」 「ペーザロに行ってくれんか 聴き出しに」 「それでお気持ちが楽になるなら耐えます」
ピエロ・デ・メディチはローヴェレ枢機卿の伝えた要求を全てのむ。 ニッコロ・マキャベリ「頭のいいやり方ですな あなたの案?There is genius afoot here, Cardinal. Is it yours?」 デッラ・ローヴェレ枢機卿「大使 殺戮を見たことは?Have you ever witnessed carnage, Ambassador?」 「では乾杯 大いなる神“殺戮”にLet's drink to The Great God Carnage.」
ジュリアはカトリーナ・スフォルツァとジョヴァンニと会う。 「お噂は窺っています 武勇伝を」 カトリーナ「こんな時代です」 「あなたは教皇に意見をおっしゃれますね」 ジュリア「時には」 「教えて下さい 教皇は侵攻に抗って私達を流血と殺戮に巻き込むのですか」 「流血には慣れておいででは?」 カテリーナ「勝てる戦にだけ参戦しますI would save my arms for battles I can win.」 「スフォルツァはローマから動かないでしょう」
第8話 駆け引き The Art of War 身ごもったルクレツィアは、ジュリアと共にジョヴァンニの邸宅から馬に乗って逃げ出すが、フランス軍に捕らえられてしまう。その頃、落ち込みを隠せないアレクサンデル6世はヴァチカンでホアン率いる数少ない教皇軍に、はかない望みを託していた。しかし、フランス国王シャルルの心を捉えていたルクレツィアが、絶望的に不利な状況に置かれている教皇軍の撤退をホアンに認めさせ、フランス軍をローマに迎え入れる。運命を待ち受ける教皇は…。
いかがわしい場所にいたホアンを見つけ出すチェーザレ 「知ってるだろ 私は淫行や道楽 酒に溺れるのが嫌いだI disapprove of lechery, debauchery, drunkenness.」 ホアン「枢機卿らしいなWhich is why our father made you the cardinal.」 「お前は公爵らしい Why then did he make you a duke?」 「淫行と道楽は貴族の証だ Because lechery and debauchery are the very marks of nobility.」 「イタリアの大部分が敵に 初めてきく砲声に怖気づいたんだろう 教会の旗手にはすべきことがある 戦争という雑事がな」
チェーザレ「神も味方してくださるかな ミケロットWill the Good Lord see the justice in our cause, Micheletto?」 ミケロット「神も戦に関しては仕事を休まれるでしょうWhere war is concerned, your eminence, our Good Lord will take a holiday.」
逃げてゆく民を見ながらチェーザレ「ローマは老いた娼婦のように慮辱されるのかRome is like an old whore waiting once more for ravishment.」
フランス王シャルル8世「歓声が聴こえんな 出迎えの衆は?Where are the cheering crowds, the welcoming populace?」 デッラ・ローヴェレ枢機卿「皆逃げたのでしょう」 「話が違うぞ 枢機卿 歓迎してくれるのではなかったか?」 「軍に怖れをなして」 「におうぞ 余は陰謀は好かんのだ そなたは真の道化師だな 素晴らしい洞察力だルクレツィア その外交手腕をもう一度貸してほしい お父上にお会いしたい ローマ教皇聖下に 重要なことについて話し合いたい」
誰もいないサン・ピエトロ大聖堂を歩くフランス王シャルル8世。修道士と思っていたのが教皇と知り驚く。 シャルル8世「あなたはローマ教皇?」 「して あなたは?」 「想いもよらぬお姿をIt is not as we expected.」 「失望しましたか 陛下?金銀の法衣だと思っていた?飾ることには意味があります しかし心はつつましくなければ 神の御前では皆裸なのです 教皇であろうとも フランスの国王であろうともですDoes the Pope of Rome disappoint your highness? Had you hoped for gold and silver vestments? Display has its purpose, but simplicity must rule our hearts. We are all of us naked before God... even the Pope of Rome... even the King of France.」 貧しい身なりでありながらフランス国王を圧倒するアレクサンデル6世。 長い廊下を歩くルクレツィアの後から 「この手が恋しかったI Missed that hand.」 「この顔が恋しかったぞI Missed that face.」 何だ君らはいちゃいちゃして。 「妹が教皇軍に勝る働きをしたと」
隙を見て逃げ出したチェーザレはジョヴァンニの城へ。 ルクレツィアとの離婚のためにジョヴァンニを誘拐するチェーザレ。その必要もないのに彼をボコる。 ジョヴァンニ・スフォルツァ「ここはどこだ?Where am I?」 チェーザレ「すべての道が通じる所 ローマだWhere all roads lead to - Rome.」
ナポリに来て茫然とするシャルル8世。疫病で死んだ者達しかいなかった。
出産で苦しむルクレツィア。教皇もやって来る。ヴァノッツァとの間に緊張感が。 「生みの苦しみを知らないから ホアンの時は苦しんだ」 「覚えてる 胸に抱いた悦びもな チェーザレにやっと弟が 子供達を愛していたな?We did love our children, did we not, my dear?」 ヴァノッツァ「心の底からTo a fault.」 ルクレツィアの子を抱いて嬉しそうだぞチェーザレ。君はパパか。
教皇「神に感謝しよう 家族にたまわったすべての祝福をWe should thank God for all the blessings he has visited on this, our family.」