『ナイト・トーキョー・デイ』などのイザベル・コイシェ監督が、イギリスのブッカー賞受賞作家ペネロピ・フィッツジェラルドの小説を映画化。映画のナレーションを務めているのは、映画「華氏451」のヒロイン、ジュリー・クリスティである。「華氏451」は書物を読む事が禁じられた世界が舞台だ。フィクションとはいえ本編はSFではないが、「ナボコフ」を書店に置いたフローレンスが街の人からとやかく言われるシーンがあり、選書についての見えない圧がある。フローレンスがブランディッシュに選ぶ本の中にも「華氏451」があり、気に入ったブランディッシュは「please, at your earliest convenience, send more books by Ray Bradbury.もっと送ってくれ」とリクエスト。