現代のカウボーイを描いた『ブロークバック・マウンテン』では、同性愛者が忌避され、暴力の対象となる社会で、性的嗜好を隠して生きるがために愛する人と別れる二人が描かれた。しかし本編ではあっさりと「And then we quietly fucked and then we slept.=セックスした」と書かれていて「軍隊の人達にばれなかったんだろうか?そこにいくまでのためらいは?」と疑問を抱く。こういう疑問を抱く点で、既に自身が保守的思考がちがちなのかもしれない。他にもセックスを伴わないながらも上司に惹かれて戦後もついていく兵士がいて、『ブロークバック~』よりはかなり「男に惹かれる男」が許容される空気を感じた。