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2012年06月03日

ジー馬場のDVD

テーマ：熱狂的、格闘技、野球、サッカー、酒、ジャンク・ジャンル。(517)

カテゴリ：わりとスポーツ。

　昨晩、本屋に寄ると、ジー馬場のDVDブックが山積みされていた。

　こんなもの、誰が買うのか！？
心配になった。

　昔から思う、ジー馬場に憧れを抱けるのか！？
（この人みたいになりたい！）って思えるか！？
練習しない、故に強さは無い、見てくれも悪い、闘いもない、そしてロマンが無い。
ビジネスマンとしては良しなのだろうが、プロレスラーとして、どこに魅力があったのだろうか？
全く理解不能である。
ただでかいだけの芸人である。

　持たざる者、若き日の猪木さんは徹底的に鍛えまくった。
強さが根底になくてはプロレスラーではない。
その強さに加え、さらに心揺さぶる夢とロマンを乗せてくれた。
少年の心を捕えずにはおれまい。

　少年時代、辛い時、苦しい時、常に「炎のファイター」が頭にこだまし、猪木さんを思い出す。
（アントニオ猪木ならば、絶対に挫けない。）
何度猪木さんに救われたことか・・・

　実は今でもそうである。

　例えば、仕事で大問題が起こし、お客さんのお偉方１０人位前に一人で釈明せねばならないような場面が最近あった。
その日まで、眠れぬ夜を過ごす事となる。

（もし取引停止になったら・・・）

（どうやって対処すべきか・・・）

　弱気になる自分を奮い立たせてくれるのが猪木さんである。
当日、親会社に向かう車の中で、延々と「炎のファイター」を流し、己をアントニオ猪木化する。
猪木さんの入場シーンと、自分が親会社向かうのをダブらせる。
私に闘魂が注入される。

　すると、猪木さんの言葉が胸に響いてくる。

　「どーってことねーよ！」

　「道はどんなに険しくても　笑いながら歩こうぜ！」

　アントニオ猪木になれば、怖いものなし。

　心が落ち着き、１対１０のハンディキャップマッチを乗り越えることができた。

　そんなパワーを与えてくれるのが、真のプロレスラーである。

　アントニオ猪木は、常に私に勇気とパワーを与え続けてくれる、永遠のスーパーヒーローである。

　果たして、ジー馬場にそんな想いがある人がいるのだろうか！？　

　このDVD返品の山になると思うのだが・・・

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