inti-solのブログ

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2012.03.02
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テーマ: ニュース(96560)
カテゴリ: 政治
産経新聞が、自民党の憲法改正案について記事を書いています。少々長いですが、全文を引用します。

めでたさも中くらいなり 憲法改正原案


改正原案は、前文から「平和を愛する諸国民の公正と信義」など今時子供も信じない欺(ぎ)瞞(まん)を取り除き、「長い歴史と固有の文化」に言及しており意義深い。
立法、行政、司法の「三権分立」に基づく統治を明記したのももっともだ。
「三権分立とは憲法のどこにも書いていない!」
こう強弁した菅直人前首相は「民主主義とは期限を区切った独裁」という持論を実践しようとし、原発事故対応などで無用な混乱を引き起こした。こういう国難を未然に防ぐためにも明記は必然だといえよう。
天皇を「元首であり象徴」と位置づけ、国旗・国歌の尊重、家族の尊重を盛り込み、外国人参政権を容認しないことを明確にしたことも評価できる。
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」(9条2項)を削除し、自衛隊を「自衛軍」として位置づけたことも重要だ。そもそも護憲派の共産党ですら制定過程の審議で「わが国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする」(昭和21年8月、野坂参三衆院議員)と批判したほどの空文である。半世紀以上放置した政治の「不作為」こそが問題ではないか。
緊急事態条項を設け、「領土の保全」「資源の確保」を国の義務と定めたこともタイムリーだ。中国は沖縄・尖閣諸島を含む東シナ海の領土・領海問題を「核心的利益」として野心を隠さない。その一方、同盟国の米国は「無人島である尖閣諸島に中国が侵攻しても米国は米兵の血を流してまで助けてはくれないだろう」(日米外交当局者)とみられており、もはや「緊急事態」を直視せずに国際社会の荒波を乗り越えることはできない。
そんな時代だからこそ憲法改正は喫緊の課題なのだ。自民党は昭和30年11月の結党時に「現行憲法の自主的改正」を「党の使命」とうたい、綱領に「自主独立の完成を期する」と記した。その原点に立ち返った改正原案を示したことは素直に喜びたい。
ところが、党内にはメディアが「保守色」が強い改憲案だと報じると途端に腰が引ける人物がいる。
「単に保守色ということではないと思っている。決して何かそういった…」
塩谷立総務会長は2月28日の記者会見で盛んに「保守色」を打ち消そうとした。同じ日の推進本部役員会では福田康夫元首相が改正内容に異論を唱えた。
「象徴天皇制は国民になじんでおり、変える必要はない。今のままの方が国民は受け入れやすい」
自民党がなぜ下野し、なお国民の信頼を取り戻せない理由が分かるではないか。リベラル勢力に配慮するばかりに主義主張を失い、「現状維持」というぬるま湯につかり続けようとする自民党議員が少なからずいるうちは「めでたさも中くらいなり」なのである。

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事情通なら、この記事の執筆者は容易に想像できるでしょう。産経きっての政治活動家(自称「記者」)である阿比留瑠比です。
つっこみどころ満載です。
そもそも「平和を愛する諸国民の公正と信義」を欺瞞だと断定するなら、およそ理想というものはすべて欺瞞に満ちたものという話になります。極右派の掲げる理想もすべて欺瞞です。

護憲派の共産党ですら制定過程の審議で「わが国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする」と批判した

というのは、事実認識としてどうでしょう。共産党は、後年になって方針を転換して護憲派に変わったのであって、1946年の憲法制定当時においては、護憲派だったわけではありません。
憲法改正が喫緊の課題とも、私は思いません。私の個人的意見は別にしても、世の多くの人は、憲法改正が他の政治的課題より優先する喫緊の課題とは思っていないでしょう。
「無人島である尖閣諸島に中国が侵攻しても米国は米兵の血を流してまで助けてはくれないだろう」
というのは、当然の話ですが、この引用のしかたから考えるに、産経(阿比留「記者」)は無人島である尖閣諸島を守るために血を流すことを厭うな、ということなのでしょう。


自民党がなぜ下野し、なお国民の信頼を取り戻せない理由が分かるではないか。リベラル勢力に配慮するばかりに主義主張を失い

どう考えても、政権末期の頃から自民党は保守色を強め、ネット右翼にウケのいい主張ばかりを連発していたとしか思えないのです。「国民の信頼を取り戻せない理由」は、ネット右翼にウケのいい(阿比留「記者」にもウケのいい)くだらない政策ばかりを掲げているからであることは明らかだと私は思うのですが、どうも阿比留「記者」は、そうは思っていないらしいんですね。
こういう記事を平気で書くから、阿比留「記者」は政治活動家だと揶揄され、産経新聞はネット右翼の機関誌だと批判されるわけです。





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最終更新日  2012.03.02 23:51:41
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