inti-solのブログ

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2023.04.07
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テーマ: ニュース(96561)
カテゴリ: 戦争と平和
陸自ヘリ不明「中国に撃墜された」は根拠不明 防衛省幹部も否定【ファクトチェック】
陸上自衛隊幹部ら10人が搭乗していたUH60JA多用途ヘリコプター1機が6日、沖縄県の宮古島周辺で行方不明になった事故を受け、インターネット上で「外国の攻撃」だとの言説が広がっている。ファクトチェックすると、どれも推測の域を出ず、「根拠不明」だ。
SNSやヤフーコメントでは「中国に撃墜されただろ」「一瞬で航空機の機能を失うほどの爆発が起きたのだろう」などの投稿が拡散されている。「中国軍ヘリを撃墜する必要がある」などという主張もある。
防衛省統合幕僚監部によると、中国海軍の情報収集艦1隻が6日、沖縄本島と宮古島の間を通過して南下した。7日の衆院安全保障委員会では玄葉光一郎氏(立民)がこの点に触れ、「関連性は絶対にないということでいいか」と質問。浜田靖一防衛相が「そういったことは今のところ入っていない。確たるものをお話しすることは差し控えたい」と述べた。
独自取材をせずにネット上の情報を掲載する「まとめサイト」では、このやりとりも事故原因と関係があるかのように扱われている。しかし、中国軍の情報収集艦について、統合幕僚監部は沖縄タイムスの取材に「特異な動きは確認されていない」と回答した。
陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長も6日の記者会見で、「宮古北西海域でこれまで発見された機材らしきものの状況から総合的に判断し、航空事故と概定(おおむね判断)した」と述べた。攻撃をうかがわせる物証も目撃証言もなく、「外国の攻撃」論は7日時点で根拠がない。

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陸上自衛隊第8師団の師団長、幕僚長ら幹部を含む10人が搭乗したUH60ヘリが墜落しました。まだ死亡が確認されたわけではありませんが、発見された機体の損壊状況と、海上に墜落してすでに24時間以上経過している事実から考えて、生存は絶望というしかありません。残念なことです。

事故原因は判然としませんが、前述のとおり発見された残骸はバラバラで部品が散乱している状態のようです。ということは、空中でバラバラになったか、または高速で海面に突っ込んだか、そのいずれかということになりそうです。

陸上自衛隊は早々に事故と判断していますが、またも例によって、一部の勇ましすぎる人たちが、「中国が撃墜したに違いない」と吹き上がっているようです。

いやはや、何とかは死んでも治らない、と言いますが、どうしようもないなと思います。

引用記事にある中国軍の情報収集艦がどのあたりを航行したのかは分かりませんが、日本の領海に入ったという報道はありませんので、陸地にかなり近い場所で墜落したこのヘリと、最低限12カイリ(約22km)以上離れていたことは間違いありません。「接続海域を通過した」という報道もないので、実際にはもっとはるかに遠方を通過しているはずです。
その情報収集艦の映像はニュースなどで流れていますが、戦闘艦艇ではないので武装はほとんどありません。艦首に機関砲らしき砲塔があるようにも思えますが、そうだとしても、射程はせいぜい数kmで、到底20kmも先には届きません。そんな遠距離の航空機を撃墜できるとしたら対空ミサイルしかありませんが、ミサイルランチャーもVLS(垂直発射装置)も見当たりません。
また、問題の情報収集艦には海上自衛隊の哨戒機が張り付いていたはずですから、武器を使用すれば即座に分かります。当然宮古島基地の対空レーダーにも捉えられます。

そのような痕跡が一切ない時点で、中国官邸による攻撃など「あり得ない」ことは歴然としているのです。


浜田防衛相、事故の機体「大変安定」 中国軍艦との関連「情報ない」
コメント2557件
山田吉彦 海洋問題研究者/東海大学海洋学部海洋理工学科教授
行方不明の坂本雄一陸将は、情勢分析に優れたバランス感覚ある指揮官であり、これからの日本の平和維持、防衛に必要不可欠な自衛官である。他の乗員も東シナ海に臨む島嶼防衛の要を任された精鋭である。不明者の無事を祈る。
陸地が近いエリアで、ヘリコプターが突然消息を断った。救難信号を発する余裕すらなかった。一瞬で航空機の機能を失うほどの事態がおきたのだろう。例えば爆発のような。無線を麻痺させ、また、コンピュータ制御機能を麻痺させる電磁戦のような電磁波異常についても検証すべきだ。(以下略)

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いやはや、口あんぐり、ですよ。
「無線を麻痺させ、また、コンピュータ制御機能を麻痺させる電磁戦のような電磁波異常についても検証すべき」とはね。
だって、航空自衛隊 宮古島分屯基地にはレーダーがあるわけです。さらに宮古島空港には15~16時台には1時間に発着それぞれ3~4便あり、宮古島と橋でつながった下地島(今回の墜落海域から10kmと離れていない)も旅客機の発着があります。それら各空港の管制塔にも、そして発着する旅客機にもレーダーはありますし、無線でやり取りしています。
これら各基地、空港、近隣を飛行中の旅客機のレーダーや無線、あるいはその他の電子機器に異常が生じたという情報は一切ありません。そもそも墜落現場は宮古島、池間島、伊良部島と下地島に囲まれた海域であり、それらの島には多くの住民(観光客も)がいるのに、テレビ、ラジオや携帯電話網や電子機器の異常の情報もありません。
周りの島のレーダー、テレビ、ラジオ、通信網に一切影響を与えずに、このヘリだけを狙い撃ちする「電磁戦のような電磁波異常」(それが人為的であれ自然現象であれ)って、いったい何ですか?そんなトンデモを「大学教授」という肩書の人が恬然として書くのかと。
いや、まあ大学教授ったっていろんな人がいますけどね。かの武田邦彦なんてトンデモ屋も一応大学教授なわけですし。

ともかく、最低限の知識と論理的思考、推理力があれば、「そんなことはあり得ない」と容易に理解できることを理解しない人たちが、大学教授なんて肩書の人まで含めて大勢居るわけです。人は事実ではなく、自分が見たいと思うものを見る生き物なんですね、残念ながら。





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最終更新日  2023.04.08 07:12:29
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