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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.4(2024.4.30)/「誰が彼女を殺した?」あらすじ↲梅田祐希(矢本悠馬)、知美(宮澤エマ)夫妻宅を訪問した西村奏(石原さとみ)は、そこで野木真樹(亀梨和也)に再会。が、知美が真樹の音信不通と及川カオリ(田中みな実)の13回忌法要に来なかったことを責めて追い帰します。で、知美の制止を振り切った奏が真樹を追い、歩道橋上でキス。――同棲中の外科医、奥田貴志(安藤政信)との結婚を承諾していた奏でしたが、真樹との再会で心が揺れます。真樹が学生時代の注文通り(カオリの呼び出しにコンビニに行くと言って部屋を出た際の注文品)、バニラアイスを土産に奏の部屋(同棲中の奥田の部屋とは別)を訪れます。奏は、カオリの事故車のハンドルに真樹の指紋が残されていた理由を聞きます。あの日あの時、カオリに呼び出され車に乗った真樹。カオリに、「奏のパパ、辻英介(佐々木蔵之介)は自殺じゃなく殺された。環境エネルギー汚職事件を起訴した奏のパパは、逆に証拠捏造の罪を着せられた。奏のパパの提出証拠を全部覆したのは、真樹のお父さんの野木浩一郎(仲村トオル)。真樹のお父さんに奏のパパは殺された。……真樹のお父さんと奏のパパは、鹿児島地検時代に同僚でライバルだった。私は真樹のお父さんに会って全部聞いたんだから」と言われていた真樹。その後、暴走する車を止めようとして必至でハンドルを握った真樹。「カオリは、自分でハンドルを切ったの?」と問う奏に、「俺がハンドルから手を離した。奏のことが好きになって何が悪いんだと思い、カッとなって手を放した。それでカオリは死んだ。俺が殺したのと一緒。俺のせいで皆カオリに会えなくなった。皆に合わせる顔が無くて俺は姿を消した」と真樹。↲祐希知美夫婦にもそれを伝えます。と、「違う。真樹のせいじゃなく私なの。あの環境エネルギー汚職事件のことをカオリに教えたのは私なの。冤罪事件を卒論テーマにしていた私は、それをカオリに話した。で、カオリが暴走した。カオリは真樹の父の事務所にまで押し掛けた。カオリの性格を分かっていたのに私は止めることが出来なかった」と知美。20年前の父の自死と12年前のカオリの事故死が繋がる奏。↲真樹と奏は、祐希知美夫婦の家を出て街を歩きます。「ずっと友達でいようね」と言ったカオリを思います。真樹が「もう一度、父に会って話を聞く」と言うと、「待って、私が調べるから」と奏。「奏は検事になったんだな」と真樹。そんな路上の二人の遣り取りを大通りを挟んで奥田が見ています。その後日、奥田が胆嚢癌(海外滞在中に発症)の真樹を問診。で、「治療はどうしますか? 暫くこちらにいるようでしたら、このままウチの病院で治療することが可能ですが……」と奥田。「考えさせてください」と真樹。その後、「つかぬことをお伺いしますが、野木さんは信濃大の出身ですか? 実は、私と私の婚約者も信濃大出身です。婚約者の名前は西村奏」と奥田。固まる真樹。↲真樹の父、浩一郎が、「少年法改正に伴う少年の健全な育成確保の在り方」のシンポジウムに出席していた「アトレ法律事務所」の祐希を、「ちょっとお時間戴けますか?」と呼び止めます。↲奏は20年前当時の事件関係者に電話しますが、協力者は皆無。見かねた支部長の大畑節子(高畑淳子)が、特捜部時代に英介の部下だった新里龍一(杉本哲太)を紹介。「お父さんのことを一番よく知っているはず」と大畑。――高級カフェで奏は新里と会います。衆議院秘書記章(バッチ)を付けている男(川島潤哉)が、近くの席で二人を監視しています。男は、環境エネルギー事業の補助金を巡り、電機メーカー山下重工業から二千万円の賄賂を受け取った疑いで辻英介が追っていた国会議員、東正太郎の秘書です。↲
2024.04.30
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■フジ月10<カンテレ>(自損事故)■アンメット――ある脳外科医の日記/第三話(2024.4.29)/「忘れた婚約、安全の鬼の過去」あらすじ↲一年半前の交通事故(自損事故)現場に呼び出され、「僕たちは婚約していた。……一度、脳を調べさせてください。治る見込みがあります」と三瓶友治(若葉竜也)に告げられる川内ミヤビ(杉咲花)。ミヤビは担当医の関東医大病院脳外科教授、大迫紘一(井浦新)に「治療法は無く現状維持が精一杯」と言われていることを理由に、三瓶による検査を受け入れるか否かの答えを保留。ともあれ、「婚約していたことは日記には書かないでください」と釘を刺されるミヤビ。翌日、星前宏太(千葉雄大)に、三瓶が持っていた「ミヤビと三瓶のツーショット」写真を撮ったスマホ画像を見せられます。↲丘陵セントラル病院の津幡玲子(吉瀬美智子)看護師長が関東医大病院脳外科教授の大迫紘一(井浦新)を訪ね、ミヤビに手術をさせるべきではないと直談判したという噂が流れます。そして、三瓶が不在中、脳外科医のミヤビがいるにも関わらず、慢性硬膜下血腫の高齢患者の転院依頼(緊急手術)を断った津幡の越権行為に星前がクレームを入れ、藤堂利幸(安井順平)院長に、その非を訴えます。藤堂は、現在の津幡が安全に固執するようになった十年前の悲しい出来事を語ります。――関東医大病院勤務時代、津幡は、心臓外科医の山中教授、そして助手の藤堂の手術のオペ看を務めていました。患者はあゆみ。娘の絵麻、夫の彰がオペ室に入るあゆみを見送りました。で、手術中、脳の酸素飽和度が低下していましたが、優秀な麻酔科医を寄せ集めていたのが裏目に出ました。麻酔科が何も言わなかったことで、藤堂はそれを見逃していました。不都合を無意識に否定する「正常化バイアス」が掛かっていました。で、その結果、患者の脳に重大な障害が残り、数ヶ月後に死亡。警察沙汰の医療事故になり、脳外科トップの早川教授は辞職して病院を去ります。藤堂も関東医大病院には居ずらくなり、院長として丘陵セントラル病院に異動。その時、津幡を同病院の看護師長兼医療安全室長にと誘った藤堂。ただ、手術道具を持つと手が震えるというトラウマを抱えた津幡は、オペ看が出来なくなっています。↲そんな津幡をアスレチック施設に誘うミヤビ。怖い綱渡りを体験。「私は記憶障害を抱えることになったけど、それは人生の持ち物が増えただけ。ちょっと重くはなったけど、私自身が変わったわけではない」と言うミヤビに、「そうやって、あなたなりに戦っているんですね」と津幡。津幡は、大迫教授に、「川内先生の手術は可能だが、心の準備が必要。不安に負けない覚悟が無ければメスを握ってはいけない」と言われていたことをミヤビに伝えます。で、津幡が慢性硬膜下血腫の高齢患者の緊急手術要請を断ったのは、あの時、ミヤビが不安そうな顔をし、覚悟が足りていないと判断したからでした。そうミヤビに説明した津幡は、「そして、私に足りていないのは、あなたたちを信じること」と述懐。↲手術を明日に控える患者(金子潔)がベッドから落下。看護師たちの不注意により離床センサーが切れたままになっていて、落下した金子の発見が遅れます。急性硬膜下血腫で三瓶が緊急手術(開頭血腫除去手術)。オペ看を津幡、助手をミヤビが務め、麻酔医は成増貴子(野呂佳代)。後遺症も残らず、オペ成功。が、藤堂院長が看護師たちに安全確認ミスを指摘し、津幡が相談し難い雰囲気になっていたことを反省。「本当の安全というのは仲間を信じて協力し合うことだと教わりました。ありがとうございました」とミスのあった看護師たちに頭を下げます。藤堂、三瓶、星前、ミヤビ、成増らがオペ打ち上げの飲み会。高美武志(小市慢太郎)が店主で香織(阿南敦子)が女将の料亭居酒屋「たかみ」に津幡も遅れてやって来て合流。津幡と藤堂がカラオケで歌い、踊ります。その飲み会後、「私の心は三瓶先生を信じています。私の脳を検査してください」と三瓶に言うミヤビ。↲それより先に、MRI画像を貸して欲しいとミヤビの担当医の大迫教授に頼んでいた星前。が、脳外科秘書の西島麻衣(生田絵梨花)が、「大迫教授の指示により、お貸しできません」と返答。それを受け、西島麻衣宛に「MRI画像をお貸しいただけないということなので、こちらで川内先生の再検査をします」と星前がメールで通告。――一時間以上、ミヤビのMRI撮影を続け、「川内先生の記憶障害の原因が見当たりません」と、三瓶が星前に告げます。↲
2024.04.30
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■フジ月9ドラマ(愛の物語/救護事故)■366日/第四話(2024.4.29)/「ホントに好きだった」あらすじ↲水野遥斗(眞栄田郷敦)が入院して三ヶ月。奇跡を信じ遥斗に寄り添う雪平明日香(広瀬アリス)。↲クラリネット講師の根岸優(李千鶴)が空き教室でチャリティーコンサート練習。山浦久典(赤ペン瀧川)室長が、高校時代は吹奏楽部でクラリネットを担当し、そして、大学時代にはオケのサークルでクラリネットを吹いていた明日香にコンサート参加を促しますが、それを躊躇する明日香。↲下田莉子(長濱ねる)が、文具メーカー社員の彼氏、狛江崎亘(岩永丞威)との結婚を報告。が、その直後、亘から妻がいることを告白された莉子は別離。三年前から妻とは別居状態だと言う亘に偶然会った明日香が、「莉子と会うのならケジメを付けてからにしてください」と言ったことを咎める莉子。二人の関係は険悪になりますが、その後、二人は双方が謝罪して和解。「ホントに好きだったけど、ちゃんと終わらせた」と莉子。↲こちらも、遥斗との蟠(わだかま)りを解消した吉幡和樹(綱啓永)は、近々、同棲中の佐武芽美(高田里穂)と一緒に、コンクール入賞写真(No.3)が飾られている「パトリア」(遥斗の企画店)へ行こうと思っています。↲運送会社「慶京運輸」野球部の小川智也(坂東龍汰)は右肘の手術が必要になっていて、そこからの復帰に半年一年を要することに悩んでいます。↲看護師の宮辺紗衣(夏子)に、「明日香さんは、何が好きなんですか?」と問われ、何もしていないことを自覚した明日香。で、とにかく頑張ろうと決めた明日香はクラリネットに触り「さくらのうた」を吹きます。↲痙攣発作を起こし、脳神経外科医の池沢友里(和久井映見)によって薬の増量措置をされていた遥斗の指先が動き、目覚めます。しかし、遥斗には高度脳障害(失行症記憶障害)の症状が残っています。↲
2024.04.29
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント(殺人事件弁護)■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 3(2024.4.28)/「過去」あらすじ↲第一回公判。――3/8、深夜、品川区の「クラブサウザンド(ナイトクラブ)」付近の路地で暴行障害事件を起こした法務大臣候補の富田誠司(山崎銀之丞)衆議院議員の息子、正一郎(田島亮)の弁護を依頼された明墨正樹(長谷川博己)。担当検事は緑川歩佳(木村佳乃)。被害者(左腕複雑骨折、頭部打撲)の工藤弘和(宮尾俊太郎)はクラブを出た直後に突き飛ばされ、背後から暴行されていました。そして、気を失なう直前に正一郎を目視したと証言。正一郎と工藤は「クラブサウザンド」で激しい口論をしており、そのトラブルから暴行に至るまでを目撃し、病院に緊急通報したAさんの証言もあります。緊急センターに残る記録では、通報時刻は23時48分。明墨は、「被告人は45分に友人の木田智也(水野勝)の電話を受けて店を出た後、そのまま木田の車に乗り込み木田の自宅に向かった」と無罪を主張。反対尋問は次回。↲ナイトクラブの三上店長(小栗基裕)に話を聞く明墨。三上店長は、工藤の日頃の暴言癖を証言。常連客からも工藤がトラブルメーカーだったという証言が集まります。工藤がクラブで正一郎に暴言を吐いて喧嘩になり、店を出た工藤を追って行った正一郎が路地裏で暴行を加えたという緑川検事の主張も頷けます。↲第二回公判。――路地の人感センサーライトで正一郎の顔がはっきり見えたと証言する工藤に、当夜、そのライトは故障していて点灯しなかったはずという三上店長の証言を提出。事件後に、故障していたライトを交換したと三上は言っています。暗がりの中での工藤の目の錯覚を主張する明墨。が、実は、三上店長は富田代議士から金を受け取り、ライト故障を偽証していました。↲赤峰柊斗(北村匠海)が、「また犯人を無罪にするのですか?」と明墨に問います。赤峰は明墨の事務所に入る以前、正一郎が真犯人の筈の暴行障害事件を担当していました。コンビニ「エフマート」店員の松永理人(細田善彦)が正一郎の罪を被り、「渋谷区路上傷害(全治三ヶ月)事件」の真犯人とされていました。この松永の担当弁護人だった赤峰。で、この事件を再審に持ち込みたい赤峰。この事件も、富田代議士が金で正一郎の犯罪を揉み消していました。松永は正一郎の暴行を止めていただけでしたが、正一郎は松長に暴行の罪を着せました。周囲にいた正一郎の友人たちに金をバラ撒き、松永がやったと言わせていました。で、勤めていた事務所に富田代議士の圧力が掛かり、担当を外されていた赤峰。結局、松永は、懲役二年、執行猶予五年が確定。今は、コンビニバイト店員の身です。↲もう一人の目撃証言、Aさんを特定したい赤峰は、現場近隣の「腹黒屋(居酒屋)」のブログ写真を見て、そこに配管工事車両を発見。事件当夜(朝まで)、緊急補修工事が入っていて、その車両の車載カメラに正一郎が映っている可能性に賭けます。で、配管会社(谷町パイプ)を経営する蒲生(小松利昌)に話を聞く赤峰。が、ドライブレコーダーデータは既に明墨に渡してあると蒲生は言います。――事務所に戻った赤峰は、犯行時(23時45分)、木田の車に乗ったという正一郎の映像を検証。45分58秒に正一郎は車に乗り込み走り去っています。店を出た後、正一郎を見たというAさん(山野辺宏)の証言は嘘ということになります。↲あの夜、工藤と正一郎のトラブルをクラブ店内で見た山野辺は、それをチャンスと捉えていました。日頃からトラブルメーカーの工藤のことを快く思っていなかった山野辺は、正一郎に罪を着せる形で工藤の後を付け暴行していました。で、何食わぬ顔で第一発見者を装い救急車を呼んでいました。↲第三回公判。正一郎を車に乗せた木田が証言台。緑川検事が谷町パイプ車両の車載カメラ映像を提出。大通りに停車している木田の車が映っています。その映像では、23時48分11秒に正一郎が登場します。木田の「45分に正一郎を乗せた」という証言が覆されます。「偽証を被告人から頼まれたのではないですか?」と木田に問う緑川検事が新たな証拠映像を提出。それは谷町パイプの蒲生が提供した社内映像です。富田代議士の公設第一秘書、小杉和昭(渡辺邦斗)が蒲生に「車載カメラの映像提供をして頂けた場合の謝礼です。検察が訪ねて来たら記録は何も残っていないと言ってください。過去にもこういうことがありましたが、これを受け取って戴くと万事丸く納まるんです。今後、お仕事の便宜も図ります」と言って、金を渡しています。「これが証拠隠蔽と虚偽証言をパイプ会社の蒲生氏に強要していたことの証明です」と緑川検事。↲緑川検事の指摘を受け、「映像を見て我が目を疑いました。まさか、被告人が父親と示し合わせて罪を隠蔽しようとしていたは……。場合によっては、弁護人の辞任を検討させていただきます」と、大袈裟な芝居を打つ明墨は、「依頼人の虚偽を暴いて下さり感謝します」と緑川に頭を下げます。――明墨が事前に赤峰に見せた映像は、明墨の指示を受けたパラリーガルの青山憲治(林康文)による加工映像でした。「とうしてそんなことを?」と訝る赤峰に、「あなたの為に、そこまでするなんてね」と先輩弁護士の紫ノ宮飛鳥(堀田真由)。↲富田代議士が明墨に、「どういうことだ!」と電話で怒鳴ります。「あなたが息子の罪を揉み消そうとしたことが明らかになっただけです」と明墨。「お前が<ちょっと、気掛かりな点がある>と言った。<現場近くに停まっていた配管工事車両の車載カメラに、木田さんの車が映り込んでいる筈で、警察は馬鹿ではないから、いずれそこに辿り着く。時間の問題かと>言ったのはお前だ」と、激怒する富田代議士。明墨にそう言われた富田代議士は、配管工事会社の蒲生の元に秘書を差し向けていました。「どこの会社だ?」と富田が問い、「谷町パイプです」と明墨が応じていました。↲「あの社内映像を撮らせたのもお前だな」と言う富田に、「さあ、何のことやら」と明墨。――明墨が真犯人の山野辺宏を見逃し、そして、正一郎が工藤への暴行障害を認めたことで、その証拠隠滅を図った富田代議士に報道記者が群がります。竹本派の富田が失脚。奥田派の加崎が台頭。↲「松永さんの事件、僕は諦めていません。正一郎の有罪証拠を掴み、再審に持ち込みます」、「それがウチの事務所に来た目的だろ」、「はい。先生が正一郎の弁護を引き受けたのを知り、こちらの事務所に入りました。先生の遣り方を学び、松永さんを助けたいと思います」、「自分の思う道を行け!」という明墨と赤峰の会話。五年前、事務所を開設した明墨は、それ以前は検事。――収監中の志水(緒形直人)が出房し、明墨と面会。「志水さん、漸くお会い出来ました」と明墨。↲
2024.04.29
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ(権力闘争/殺人事件)■光る君へ/第十七話(2024.4.28)/「うつろい」あらすじ↲一晩をまひろ(吉高由里子)の看病に費やした藤原道長(柄本佑)。嫡妻の源倫子(黒木華)の元(土御門殿)に戻ると、赤染衛門(凰稀かなめ)が、「お殿様、昨夜は高松殿でしょうか?」と倫子に問い掛け。倫子は、「殿のお心に私はいない、高松殿の源明子(瀧内公美)さまでもない。もう一人の誰かがいるわ」と応じます。↲関白、藤原道隆(井浦新)の体調悪化。それより先に、道隆の嫡男、伊周(三浦翔平)と一条天皇(塩野瑛久)の母、皇太后にして女院の藤原詮子(吉田羊)が対立。道隆と折り合いが悪くなった詮子は、道兼と道長を呼び、「道隆亡き後の関白は道兼。昔から道兼は嫌いだが、道隆の子の伊周が関白になるのは耐え難い」と語り、伊周の排除を目的に、道兼を推すことで意見集約。――道隆は体調(飲水病<糖尿病>)を崩し、ますます衰弱。後宮での笛演奏中に倒れます。その晩、道隆は陰陽師の安部晴明(ユースケ・サンタマリア)を呼び寄せ、「これは呪詛じゃ。道兼、詮子、道長が私の死を望んでおる」と言います。晴明は「これは呪詛ではなく寿命」と通告。「ならば、祈祷でわしの寿命を延ばせ」と道隆。で、疫病の呪いを逃れるべく「長徳」と元号を改めます。そして、道兼を呼び、「道長と組んで我が子たちの行く末を潰さないでくれ」と哀願。道隆は道兼と道長が疫病対策で語り合っていることを聞き及び、それを自身を追い落とす謀議かと勘違いしている模様。↲道隆の娘、戦略に長けた定子(高畑充希)は、兄の伊周が関白に準ずる職に就けるよう一条天皇に働きかけます。内大臣の伊周を後宮に呼び、父、道隆の命あるうちに一条天皇から「内覧職(天皇が裁可する文書の閲覧権限)」を得るべきと伝えます。一条天皇は、これを一旦保留後、伊周に内覧の許しを出しますが、しかし、それは「関白(道隆)が病の間だけ」という条件付き。一条天皇を操れない道隆は、定子に、「早く皇子(みこ)を産め」と迫ります。その頃、内裏の公卿にも疫病による死者が出て、道隆の症状は悪化。道隆は正気を失ない一条天皇に、「伊周を関白に」と迫ります。その翌月、関白道隆、43歳で没。高階貴子(板谷由夏)に看取られて逝きます。↲
2024.04.28
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■フジテレビ開局65周年企画/ヒューマンドラマ■心はロンリー気持ちは……/FINAL(2024.4.27)/あらすじ↲江戸切子工芸家(華咲)、寺沢早紀(吉田羊)と離婚し、定年を控えた犬顔警察署刑事第二課(知能犯係)刑事、轟木竜二(明石家さんま)は、塚原太志(でんでん)係長の指示を受け、部下の腰越郁也(味方良介)、三竹由真(松本薫)、結城一馬(入江甚儀)とともに、オレオレ詐欺犯の現金受け渡し場所(「秋のグルメフェア」会場)に向かい、そこに犯人(受け子)が現れるのを待ちます。警察通報した老女が騙された風を装い、紙袋を抱いて会場に現れます。その時、現場近くの「カフェ・ブーケ」前で受け子の現れるのを監視していた腰越が、「開店準備で荷物が運び込まれるので、そこにいたら邪魔なんです。警察、呼びますよ」と、カフェプロデューサーの寺沢和来(川口春奈)に注意されます。和来は轟木刑事の一人娘です。↲息子の同僚を装う受け子(中尾明慶)が、「彼が会社の金を失くしたみたいで……。お金、持って来てくれましたか?」と言って紙袋を抱える老女に接近。そこを轟木らが取り囲みます。が、受け子は逃走。それを由真が得意の柔道技(一本背負い)で確保。轟木が三年前に取り逃がしていたオレオレ詐欺犯と受け子の声紋が一致。逮捕する運びになりますが、「所長は俺たちを助けてくれる」と受け子。↲上司(轟木)の娘とは知らぬまま、叱られたことで逆に和来に惹かれた腰越は、花束を持って「カフェ・ブーケ」の開店祝いに駆け付けます。和来も、腰越の優しさに惹かれます。で、「結婚を前提にお付き合いしたい」と言う腰越を、母の早紀に紹介。が、腰越が父と同じ刑事と分かると、その職業を隠していた腰越に和来は激怒。家庭を顧みなかった父と同じ職業の腰越は、和来に振られます。↲怪しい動きのある「Wiki Wiki Laboratory(ウキウキ研究所)」から出て来た女を尾行する轟木、腰越、結城。「ご長寿クラブ/早押」に入る女。女は、詐欺のターゲットになる老人たちの個人情報を集めている模様。ウキウキ研究所の裏の顔は、どうやら、オレオレ詐欺犯罪者の養成所です。――腰越が「ウキウキ研究所」に潜入捜査。番頭格の高松寛治(菅原大吉)と面談。和来に振られた痛手という悩みを見抜かれる腰越。高松は悩める若者の就職支援が主な目的なのだと研究所の存在意義を説明。腰越と高松の遣り取りを無線マイクで聞いていた轟木が、「お前が付き合っていたのは俺の娘だ」と悩みを抱える腰越に言い、彼と娘を自宅に呼びます。で、「こいつは今、お前のことで頭がいっぱいで、仕事が手に付かない。だから結婚しろ」と和来に言う轟木。が、「ママが倒れた時、パパは帰って来ないで、私はどうしたら良いか分からなかった」と言って父を攻める娘は、頑なに刑事という職業を拒絶。15年前、母が倒れて病院に緊急搬送された時、轟木は殺人事件捜査でした。それを未だに許さない娘。↲再び、心臓疾患で早紀が倒れ入院、精密検査。前から具合が悪く薬を飲んでいましたが、娘にも元夫にも、それを言わなかった早紀。――病室に付き添う和来と轟木。そこに、「お薬、足しますね」と言って、金魚が泳いでいる点滴パックに餌を投入する看護師(木村拓哉)が現れ、そのサプライズに、吉田羊さん(早紀役)と川口春奈さん(和来役)は驚きます。↲ウキウキ研究所長の幕部澄夫(高田純次)は、研究員が集金した金で、キャバクラ通い、ゴルフ通い、カジノ通いと遊び惚けています。研究員の救済に金が回っていません。幕部は、若者の就職相談に乗って詐欺集団に引き入れ、受け子、詐欺師を育てているだけの男です。そこには、アクション研究員、なりきり研究員もいます。――令状を取って、ウキウキ研究所を急襲する轟木ら。アクション研究員を倒す由真。幕部、高松らを特殊詐欺罪で逮捕。と、「私ではない。私は命令されていただけ」と幕部。妻の幕部夫人(大竹しのぶ)がオレオレ詐欺グループの黒幕でした。「この世は所詮、騙し合い」と幕部夫人。↲オレオレ詐欺事件を解決し、警察を退職する轟木。春が来て、和来と腰越の結婚式。「ママが結婚式に出席できないのだから、パパも出席しなくて好い」と和来に言われていた轟木は、式場の外で早紀の車椅子を押しています。――式場では、「和来、結婚おめでとう。幸せになってね。私とパパは別れてしまったけど、本当の夫婦の姿は外の人には見えないものなの。忙しかったパパは毎朝、手紙を書いて家を出て行った。ただ一言、<ありがとう>って書いて……」という早紀のビデオメッセージを和来と腰越が見ます。和来は、轟木が母に対して無関心な振る舞いをしていただけでないことを知り、「パパ!」と言って式場の外まで来ていた轟木に走り寄ります。で、互いに敬礼する轟木と和来。和来が式場内に戻り、そして、轟木は早紀のいる病院に戻ります。「あの子(和来)の傍にいてあげて」と車椅子の早紀に言われますが、「俺、ここにおるわ。これからずっと……」と轟木。そして、和来が式場でブーケトスした花束が、何故か時空を超えて、病院庭の車椅子の早紀の膝上に落下。早紀が永遠の眠りに落ち、轟木が、「ありがとう」と書いた紙片を早紀の膝上のブーケ上に置きます。↲
2024.04.28
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ(業務上背任)■花咲舞が黙ってない S3/第三話(2024.4.27)/「汚された夢」あらすじ↲花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)の臨店先は、牧野治頭取の他、昇仙峡玲子(菊地凛子)の上司である紀本平八(要潤)経営企画部長や小倉哲(矢柴俊博)業務統括部長など歴代の頭取、部長、役員を輩出している銀座支店。――二億円の新規融資を控える取引先、田沼英司(犬飼貴丈)社長の「アクアソート」に依頼されていた振り込み(三千万円)が、融資担当、坂野元(小林虎之介)のミスにより一日遅れになるというトラブルが発生。舞と相馬は坂野と共に入金が遅れたことで迷惑が及んでいる振込先、「シンバシサービス」(営業コンサルタント)に謝罪訪問。社内はオレオレ詐欺のアジトのような雰囲気で、奥には見るからに反社風の男。舞は、「アクアソート」は詐欺に加担しているのではないかと疑い、同社の通帳を確認。入金専用カードを使った不審な入金が沢山あります。↲「シンバシサービス」を辞した後、「アクアソート」を訪ねる舞と相馬を迎えたのは、常務の土屋友康(中山求一郎)。田沼とは大学研究室時代からの付き合いのある土屋は、「シンバシサービス」とは歩合制で営業委託(販売代理店契約)をしていると言います。で、この浄水技術により被災地や途上国支援をしています。↲西原銀座支店長、坂野融資担当が「アクアソート」に二億円の融資を実行しようという時、舞と相馬がそこに飛び込み、融資話は白紙撤回。「シンバシサービス」が「オレオレ詐欺」で騙し取った金を入金専用カードで「アクアソート」に入金。そうして纏まった金を、「シンバシサービス」に払い戻すというマネーロンダリング(三億円)に「アクアソート」の田沼社長と土屋常務は協力していました。↲四年前、「アクアソート」が不渡りを出して経営危機に陥った時、同社は、元総会屋の佐藤完爾に、株式半分を三千万円で買い取られていました。反社に協力した形になっていることを土屋常務が謝罪しますが、それを罵る西原支店長。堪りかねた田沼社長が、「ウチに佐藤を紹介したのは、前の支店長の小倉だよ!」と叫びます。――現在、本部の業務統括部長になっている小倉哲が銀座支店長時代、「アクアソート」を佐藤に紹介していました。当時、借金まみれだった小倉は借金返済が滞り、それで、倒産寸前だった「アクアソート」を佐藤に差し出していました。「返済が出来なければ、お前のところの腐りかけの会社を寄越せ!」と佐藤に!された小倉はそれに従っていました。↲西原支店長の緊急報告を受けた紀本部長が小倉の処理と善後策を昇仙峡玲子に指示。玲子は「調査報告書は書かないで」と舞に注文。「無かったことにしてくれ。東京第一銀行を守る為だ、頼む」と支部統括部次長の芝崎太一(飯尾和樹)にも頭を下げられる舞。↲「シンバシサービス」が入っている小林ビル内で、佐藤が何者かに背中をナイフで刺されます。佐藤は「身内にやられた」と言っています。「アクアソート」は会社を畳み、新会社を設立。全社員が新会社に異動して再出発。小倉は懲戒解雇ではなく、取引関係のあるメーカーに出向。↲
2024.04.27
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディー(犯罪トリック解明)■イップス/第三話(2024.4.26)/「お花畑議員が密室殺人」あらすじ↲都議会議員、尾花健一郎(塚本高史)の邸宅で、刺殺事件。現場入りした「取材」の腕章を巻いた黒羽ミコ(篠原涼子)が挨拶すると、健一郎は握手。そして、森野徹(バカリズム)とはハグ。健一郎は、衆議院議員、尾花総一郎の息子で、総一郎が四年前に他界した後に地盤を引き継ぎ、都議会議員に当選した二世議員。被害者は第一秘書の田所万作(平田満)。広間に飾られていた装飾用(民芸品)ナイフで腹部を七度、刺されています。一つは真っ直ぐ、六つは斜め上方向からの刺し傷。第一発見者は健一郎と第二秘書の村井浩平(渡辺佑太朗)の二人。二人が議員事務所での打ち合わせ後に帰宅すると書斎ドアに鍵が掛かっており、それで庭に回り込んで窓から室内を覗き込み、田所の遺体を発見していました。書斎の鍵は内側からしか開けられない密室です。どうやら、ナイフが被害者の手に握られていたことなどから自殺ということになりそうです。しかし、森野は、これを殺人事件と見做します。お花畑的なコメントを繰り返し、SNS上で「フラワー健一郎」とイジリ倒されている健一郎に話を聞くミコと森野。――健一郎は、「アホ過ぎ二世」、「親父が天国で泣いてるぞ」と世間から叩かれていて、実際、ママさんバレーのパーティーに招かれれば指定のネクタイの色を間違えますし、おバカなスピーチを繰り返しています。先代から秘書として支えて来た田所は、これに失望。日頃、口喧しく様々な注文を健一郎にぶつけていました。で、田所と言い争いになった健一郎は、ナイフで田所を刺殺。「ここまでアホだったとは……」と言って、田所は息を引き取り、そして、健一郎は、おバカなりに密室殺人トリックを仕掛けたものと思われます。その流れで、「献金を着服した。死んで罪を償う」という田所の遺書が見付かります。これにはパソコンで打った文章に田所の自筆署名があります。ただ、改行が全く無い文章で、それは、健一郎の議案書と一緒です。で、署名を田所の妻(真理)に見て貰うと、「夫のものに間違いない」と証言。更に真理は、「田所は二ヶ月前、肝臓に悪性腫瘍が見付かり手術しています。その時、既に遺書を書いています」とミコに語ります。既に遺書があるのに、もう一つ、遺書を書いているのを不自然に感じるミコ。↲広間の血痕を健一郎が拭き取っているのをミコが見咎めます。「殺したのはあなた(健一郎)」とミコ。密室での殺人トリックについては森野が説明。「あなたには優秀なバディがいた。田所さんがあなたのバディだった」と森野。健一郎のおバカキャラは天然性でもありましたが、全ては田所による演出でした。「フラワー作戦」は世間の注目を集めようという田所の戦略であり、健一郎のおバカスピーチも田所の台本でした。――広間で健一郎に刺された時、田所は慌てず騒がず、「どのみち、私は肝臓癌で助からない。あとは殺人の証拠を残してはいけない。私は尾花家を守る、あなたを立派な議員に育てると総一郎様に約束した」と語り、自殺に見せかけるよう指示。広間から密室状態になる書斎に自ら移動し、政治献金横領発覚を恐れての自殺という偽造文書を田所の口頭指示で健一郎がパソコン入力。そして、プリントアウト文書に署名。その後、健一郎を書斎の外に出して内から鍵を掛け、密室にしました。で、切れ味の悪い装飾ナイフであるが為、自らの腹を六度刺し、出血死していました。命を賭けて、健一郎の無実を証明しようとした田所。田所は、自殺偽装がバレた時のセリフも用意し、その言葉を健一郎に与えていました。「それは、全て状況証拠。私が田所さんを殺したという物的証拠は?」と、健一郎は森野とミコに問います。↲そこで、ミコは健一郎が脱ぎ捨ててソファー下に隠していた袖に血痕が付着しているシャツを引き出します。袖の血痕が田所のものと判明するはずですから、それが動かぬ証拠になります。初対面時、ミコと握手した後、自分のシャツの袖に田所の血痕が付着しているのに気付いた健一郎は、森野とは握手ではなく、血痕が見られ難くなるハグに切り替えていました。自分とは握手で、森野とはハグをしたことに違和感を覚えていたミコは、その意味を考えていました。――健一郎に田所の本当の遺書を見せます。家族宛のものとは別に、健一郎宛の遺書がありました。「あなたは昆虫採集に行った折りなど家族のように私と接してくれた。あなたは素直で純粋で政治家には向いていませんが、その純粋さで仲間を集め、政治家として大成して欲しいと願い、これまで支えて来ました。総一郎様を超える立派な政治家になるのを見届けたかった。今までの数々のご無礼お許しください」という遺書です。↲ミコのイップスは解消せず、やはり、未だに小説を書けません。パソコン上の手が動きません。一方、森野のイップスのトリガーは、「僕のこと、疑ってます?」という犯人の言葉であることが今回で判明。――「Don't forgive false charge」というサイト上に、「冤罪を許すな」、「黒羽ミコのミステリー小説「歪な十字架」を模倣した事件。逮捕された人物は無実を訴え続けている。森野刑事は認めるべきだ。あの事件は冤罪である事を」という書き込みがあり、それを見ているミコの弟、黒羽彗(染谷将太)弁護士。↲
2024.04.26
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■フジ水10/ミステリー×ヒーロードラマ■ブルーモーメント/第一話(2024.4.24放映)/「空を読み命を救え」あらすじ↲福島県北部の急激な悪天候を予測する晴原柑九朗(山下智久)。その直後に大規模雪崩。十名が遭難。SDM(特別災害対策本部)の気象班統括責任者、晴原は、上司の上野香澄(平岩紙)に押し付けられた助手の雲田彩(出口夏希)を伴って出動。晴原は五年前の豪雨災害で婚約者だった園部灯(本田翼)を亡くしており、それが災害救助に向かう使命感に繋がっています。因みに、灯は、特命(防災)担当大臣のSDM創設者、園部肇(舘ひろし)の一人娘。そして、彩もまた、三年前、自然災害(巨大つむじ風)で倒れた大型クレーンの下敷きになった姉の真紀(石井杏奈)を亡くすという哀しい過去の持ち主です。――朝ヶ岳の送電設備修理に向かっていた福島電線㈱のエンジニア四名と、登山パーティー六名が遭難している現場の指揮車両前には、消防レスキュー班の佐竹尚人(音尾琢真)、園部優吾(水上恒司)、そして、指揮車両ドライバー兼料理人の丸山ひかる(仁村紗和)、情報班の山形広暉(岡部大)。遭難者捜索と現場周辺の人々への避難指示が急務です。まず、遭難パーティーを消防班救助隊がテント内で発見救助。そして、雪崩に埋まったエンジニア三名を雪を掘り起こして救出。で、最後の要救助者(前田琢巳)を足場崩壊の危険がある崖上で発見。そこに駆け寄った救助隊チーフの佐竹尚人(音尾琢真)が手を差し伸べますが、10メートル下の崖の中腹に滑落。二人の容態は不明。吹雪で救助ヘリは飛べません。二重遭難で救助不能。園部大臣がレスキュー隊撤退を指示しようとしている中、「必ず助ける」と、晴原。↲「この度、私たちは結婚しました。/前田琢巳、明日香(旧姓、佐竹)」という結婚報告葉書(印字)に、「一度くらい琢巳さんに会ってください/明日香」という手書きの書き込み。そんな娘からの葉書が、この遭難事故以前に、佐竹チーフの元に届いていました。――福島電線エンジニア、前田琢巳(久田悠貴)の妻、明日香(山口まゆ)は、親(佐竹)の反対を押し切って結婚した娘です。期せずして意識不明状態の娘婿と会い、そして、一緒に滑落した佐竹チーフ。↲
2024.04.26
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■テレ朝開局65周年記念ヒューマンエンタメ(希望と再生)■Believe―君にかける橋―/第一話(2024.4.25)/「生きる為、誰を信じるか」あらすじ↲橋づくりに情熱を燃やす大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長、狩山陸(木村拓哉)は、東京都が心血を注ぐ「龍神大橋」建設に数年にわたり従事。その建設現場で多くの作業員を巻き込む爆破崩落事故が発生。秋澤良人(斎藤工)の弁護も虚しく、狩山は設計ミス(設計変更)による業務上過失致死罪にて一年六ヶ月の懲役。何故か、執行猶予が付きません。手錠を掛けられ東京拘置所に移送。そこから「国立刑務所」処遇部門第3区、四人部屋の103房室に収監されます。同房者は、殺人未遂犯の野口ヒロト(濱田龍臣)、特殊詐欺犯の灰谷耕太(一ノ瀬ワタル)、超凶暴強盗犯の赤塚力(持田将史)。受刑者に恐れられる林一夫(上川隆也)第3区長に同刑務所のルールを説かれる囚人番号3106の狩山。で、収監された狩山に聖修大学病院循環器センター看護師長の妻、玲子(天海祐希)が面会。「離婚届」を提示。そして、余命一年の癌を告白。「あなたがここを出て来る時、私はいない。これが、この世で会う最後」と玲子。玲子が去った後、狩山は脱走を試みるも失敗。で、懲役房入り。↲「龍神大橋」建設中、橋脚中央の「V」字形状変更を提案していた狩山。この「V」字が再開発地域のシンボルとなり、そしてコスト低減にも繋がるということで設計変更。役員会の席で、帝和建設の再建に向けて省庁から出向している磯田典孝(小日向文世)社長も、狩山の設計変更を了解。この変更による遅れを取り戻す為、一次下請業者の坂東組社長、坂東五郎(北大路欣也)に頭を下げる狩山。そんな矢先、「龍神大橋」の各所で小爆破。切断されたケーブルが暴れ回り、それに当たって怪我人多数。そして、「若進建材」の若松弘道(竹内涼真?)に切断されたケーブルが直撃。駆け寄った狩山に、「すみません」と言って息を引き取ります。その直後、橋の中央部が崩落。――二次下請けの若松は、強度が半分になる安価な海外製ケーブルを発注していました。負債を抱えていた若松建材は安い材料を仕入れ、その差額を負債の返済に充てていました。現場監督代理人は責任回避で、それを知らなかったと主張。「これは事故ではなく人災、いや犯罪です。警察に出頭し捜査協力を」と言う狩山を磯田社長が阻止。「その海外ケーブル発注書は無かったことに……。下請け業者の発注ミスを見過ごしたというのでは社会的責任を問われ、当社は、「龍神大橋」建設から手を引かざるを得ない。それでは帝和建設の将来はない。しかし、不可抗力による事故なら何とかなる。事故なら執行猶予も付く。工事も再開できる。裁判が終わったら、一度、社を辞めて貰う形になりますが、必ず復帰させます。名誉回復の場を作ります。社員八千人を救ってください」と磯田社長が言い、狩山の一身に罪を背負うよう懇願。で、狩山に責任を被せ発注書を隠蔽。会社に良かれと思い、磯田社長の思いを呑んだ狩山でしたが、玲子の余命を知った狩山は、秋澤弁護士に、「裁判、やり直せませんか? 隠蔽の事実は、部下の南雲大樹(一ノ瀬颯)が承知しています。彼に聞いてください」と相談。そして、南雲に手紙を書く苅山。返信なし。↲「陽の当たる道を堂々と歩んで来た存在は、そこにいるだけで周囲をざわつかせ揉め事を招く。存在を反省しろ!」と林区長に言われ、そんな理不尽な言葉に対し、「申し訳ありません」と狩山。そんなふうに謝罪した狩山に、林区長の部下の宇崎誠吾(尾上寛之)主任刑務官が秋澤弁護士からの手紙を渡します。「磯田社長には何も話すことは無いと言われました。南雲さんには電話を拒否されました」と手紙に記されています。南雲は磯田社社長に懐柔されていて、大抜擢でベトナム、メコン川のプロジェクト派遣が決まっています。↲「龍神大橋建設は一旦中断、事故原因を精査」と、東京都知事の榛名文江(賀来千香子)が発表。↲狩山の玲子への手紙。――「臼井峠の橋を覚えているか? おまえは高いところが苦手だから渡りたくないと言って喧嘩になった。今度は俺が一緒に渡る。もう嘘はつかない」とあります。↲
2024.04.26
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■テレ朝水9/刑事事件ドラマ■特捜9 season7/第四話(2024.4.24)/「愛の記憶」あらすじ↲浅輪直樹(井ノ原快彦)の特捜班は、一年前に杉並区で起きた絵画修復師夫妻、井吹光一郎(三嶋健太)と華(足立梨花)が殺傷された事件捜査を引き継ぎます。当時、夫妻の工房(ひだまり修復工房)では新進(油絵)画家、千堂小夏(清水葉月)の代表作、国際コンクール大賞作品「愛の記憶」を修復中で、これがほぼ完了。犯人は光一郎を絵画修復用メスで刺殺後、華を工房の階上窓から突き落とし、そして、「愛の記憶」を盗み出していました。捜査本部は絵画窃盗グループの犯行と睨んだものの証拠が掴めず、未だに「愛の記憶」は未発見。が、事件で窓から転落し、最近まで昏睡状態だった華が意識回復。犯人の目撃者である華の証言が得られれば事件は一気に解決するものと思われますが、華は事件発生の一年前から当日までの記憶を全て失なっています。↲青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は、事件担当の所轄署(既に事件捜査班解散)から遺留品を引き取り、それを確認。エメラルドの指輪、宝石のネックレス、光一郎の手紙などがあります。で、この遺留品を華に返却する為、浅輪、新藤亮(山田裕貴)は、華が入院している病院を訪問。華は記憶を取り戻す為、事件現場の工房に連れて行って欲しいと依頼。で、三時間の外出許可を貰った華を伴ない工房に向かいます。工房では、事件の第一発見者の絵画修復スタッフ、九條学(堀家一希)が「ひだまり修復工房」を引き継ぎ、華の復帰を待っています。「あの日、仕事が終わり工房を出て、そして、スマホの充電器を置き忘れたので取りに戻り、光一郎さんと華さんが倒れているのを見付けました。で、その時、<愛の記憶>は無くなっていました」と証言する九條。結局、工房でも何も思い出せない華。↲小宮山志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)は、小夏を訪ねます。「愛の記憶」については、倉庫が雨漏りしてカビが生えたので修復を依頼したと説明。そして、美術大学時代の同期だった井吹光一郎と華をモデルに「愛の記憶」を描いたと語ります。因みに、井吹夫妻は小夏の才能を見て画家を断念。絵画修復師の道に進んでいました。志保と由真は、その足で小夏の個展を開催する翠波画廊に向かい、オーナーの御子柴一成から話を聞きます。オーナーによれば、貿易会社を経営する絵画コレクターの都築正敏(三ヶ月前に病死)が「愛の記憶」を欲しがっていて、それでその買取を小夏に申し入れましたが、彼女は思い入れがあることを理由に、頑なに売却を拒否したとのこと。で、都築の邸宅を訪問する志保と由真。都築の妻、芳恵が「夫が亡くなった後、一千万円の使途不明金が見付かった。半年前、海外の口座に送金していました」と言います。一千万円で都築が「愛の記憶」を買ったものと推理する志保。都築の交友関係を確認する為、携帯電話を預かります。そして、厚い額縁を不自然に思い背後に回ると、そこに「愛の記憶」。どうやら都築は、絵画窃盗犯グループと裏で繋がっています。↲病床の華が襲われます。口を塞がれますが、見回りの看護師が来て、何とか助かります。浅輪と新藤が、華に襲われた時の状況を聞きます。その時、花は金属アレルギーの為、遺留品のネックレスをしたことで首が赤くかぶれています。↲病院の見舞い記録を見ると、九條は年間48回も見舞いに行っています。華が何時目を覚ますのか、その監視の為と思われます。志保が預かった都築の携帯アプリ(テレデリート)の記録に、「<愛の記憶>を一千万円で売ります」、「買わせてくれ」と言う九條との遣り取りが残っていました。そのコピーを青柳と矢沢が九條に突き付けます。九條の部屋から凶器のメスと犯行時に着用していたリネン素材のシャツを押収しています。「華さんを襲ったのは私です。記憶が戻るかも知れないのでやった」と九條が告白。「一年前の事件も君の犯行か?」という問いに、「金が欲しかった。だから、<愛の記憶>を盗もうとした。それを光一郎さんな見付かり刺殺した。物音を聞いて駆け付けた華さんを窓から突き落とした。その後、第一発見者を装った」と九條。が、一年間も処分せず、凶器のメスと着衣を自室に保管していたことが不自然で、誰かを庇っているものと考える志保。小夏に特別な感情を持つ九條が小夏を庇っているものと思われます。そして、遺留品のネックレスが華の首をかぶれさせていたことに注目する浅輪。華の金属アレルギーを知っていた光一郎がそれを贈ろうとしていたとすれば不自然です。ネックレスは華へのプレゼントではなかったことになります。↲遺留品のネックレスの再提出を華に求めると、それは襲われた際に九條に奪われたと言います。その後、華は警備の目を逃れ病院を脱出。小夏の家を急襲。ネックレスは華を見舞った際に、小夏が掠め取っていました。光一郎が遺留したネックレスは自分へのプレゼントだと承知している小夏は、それを華から奪い自らの首に巻いています。「そうよ、私たちは愛し合っていた」と言う小夏を華がカッターナイフで襲います。それを新藤が阻止。――小夏の「愛の記憶」は、光一郎と華への妬み、憎しみ、怒りの思いを描いたものでした。↲九條は、光一郎の遺体を発見時、その横に小夏のピアスがあったことで、小夏の犯行と確信。で、小夏の才能を愛していた九條は、小夏が捕まらないよう、物音を聞いて駆け付けた華を窓から突き落としていました。そんなふうに、光一郎を殺したのは小夏と確信していた九條でしたが、実は、「光一郎さんを殺したのは華さんだったんです」と浅輪。遺体の脇に小夏のピアスがあったのは、彼女の犯行に見せかけた華の細工でした。夫に裏切られた華は、小夏に罪を着せようとしていました。――凶器のメスの柄に疵があり、それが華の指輪の成分(アレルギーに安全なジルコニウム)と一致。また、光一郎の手紙は、離婚を決めた夫婦が円満解決に向けたカウンセリング指導により書かれたものでした。が、そのカウンセリングは途中で華が中断。その最後の手紙をカウンセラーが保管していました。「華の好きな所は沢山ある。それなのに裏切ってしまった。後悔している。でも、何時かまた、……」と光一郎は記していました。小夏との不倫という過ちを反省し、もう一度やり直したいと願っていた光一郎。だからこそ、購入したネックレスを小夏に渡すことを取り止めていました。↲記憶を無くした殺人者の華。身に覚えのない罪を償うことになる華。「それでも、華さんは自分の罪と向き合ってくれますよ」と新藤。特捜の皆がそれに同調。↲
2024.04.25
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.3(2024.4.23)/「許されないキス」あらすじ↲横浜地方裁判所ロビーで西村奏(石原さとみ)は、学生時代の恋人、野木真樹(亀梨和也)が、父、浩一郎(仲村トオル)に掴み掛っているところを目撃。「あんたが辻英介(佐々木蔵之介)を殺したのか? だから俺が及川カオリ(田中みな実)を……」と真樹が叫んでいます。――東京地検特捜部主任検事だった奏の父の英介は、当時担当していた「代議士による環境(再生可能)エネルギー汚職(収賄)事件」の公判後に自宅で首吊り自殺。収賄罪で英介が起訴した代議士の弁護人だった「ヤメ検」の浩一郎が、検察官の英介による事件捏造(議員秘書のメール改竄)を主張し、それで、英介は逮捕されることになっていましたが、その直前に英介は自殺。奏の小6時、地裁異動で高松から東京に引っ越した西村一家。その頃から父は変っていました。いずれにせよ、転勤が多かった英介は、鹿児島地検時代、浩一郎とは同僚でした。当時の集合者写真が残っています。↲浩一郎が横浜地裁を訪れ、「何故、お父さん(英介)は自身の潔白を掛けて戦わなかったんでしょうか? お父さんは自分自身を裁いたのではありませんか?」と奏に指摘。「それでも、何故、カオリは死ななければならなかったのですか?」と奏は反発。――奏は、カオリの事故を現場検証した松本東警察署に問い合わせ。当時の記録ではカオリの自過失とされていますが、事故車のハンドルには真樹の指紋がありました。事故後、浩一郎が警察署に来たのを見ている奏。浩一郎が警察署に圧力を掛けた可能性を疑う奏。↲奏は同棲中の外科医、奥田貴志(安藤政信)と長野の実家に向かいます。母、悠子(石田ひかり)の前で、改めて結婚の申し出を受ける奏。貴志は冷蔵庫に指輪箱を入れ、それを奏に開けさせます。で、その結婚(婚約?)指輪を森知美(宮澤エマ)の家を訪ねて見せ、結婚の報告。知美は、「もう、お父さんやカオリの事件、事故のことは忘れなさい。知らない方が好いこともある」と奏に言います。その時、知美の夫、梅田祐希(矢本悠馬)が、真樹を連れて帰宅。真樹は、これまでの10年間、海外ボランティアで井戸を掘っていたということで連絡を絶っていました。それにしても、音沙汰無しでカオリの法要にも出なかったことを知美に責められ、立ち去る真樹。そんな真樹に、「奏に近付かないで。奏は結婚する。彼がいる」と知美が追い討ち。「そうなんだ。おめでとう」と真樹。↲暫く後、意を決した奏は知美の制止を振り切って真樹を追います。残された祐希が、「何で、あんな言い方を?」と知美を咎めます。「だって、全部、私が悪いんだから」と泣く知美。カオリの暴走を誘発していた知美。――真樹に追い付いた奏が、カオリの死と父の死について、彼が言った真意を尋ねます。「どうして、あんなこと言ったの? 父と真樹のお父さんはどういう関係なの? そのこととカオリの事故はどういう関係があるの?」との問いに、「俺も、知りたい。それを知るまで暫くここにいる」と真樹。それに続けて真樹は、「どんな人だ。結婚相手は?」と問います。で、「何か分かったら連絡して好い?」と問う真樹に、「好いよ」と奏。それで、その場は一旦別れることになりそうなのですが、双方、駆け寄って歩道橋上でキス。↲
2024.04.23
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■フジ月10(カンテレ)■アンメット――ある脳外科医の日記/第二話(2024.4.22)/「左の感覚を失なった少年」あらすじ↲記憶障害の川内ミヤビ(杉咲花)三瓶友治(若葉竜也)の助手として、女優の赤嶺レナ(中村映里子)の脳血管縫合を実施した件で、ミヤビの主治医、大迫紘一(井浦新)は、「危険極まりないもの」として藤堂利幸(安井順平)にクレーム。津幡玲子(吉瀬美智子)看護師長もミヤビの手術は避けるべきと考えています。↲第79回高校サッカー大会、千葉予選で高校サッカー強豪校(音羽高校)のエース、背番号「10」の鎌田亮介(島村龍乃介)が試合中、ゴールを決めた直後に倒れ込み救急搬送。右脳損傷の亮介には身体左の感覚を失なう「左半側無視」の後遺症が残ります。左側の情報を無視する症状により、左サイドのボールに反応できません。両親の貴明と美奈子にそのことを説明する三瓶とミヤビ。三瓶に主治医を任されたミヤビはマンツーマンで亮介のリハビリに寄り添います。亮介は、自分がいなくても千葉予選を勝ち上がると信じ、その後の全国大会には間に合わせようとリハビリを頑張ります。で、日常生活上は、ほぼ問題ないまでに回復。そこで練習に参加しますが、全く体が動きません。当面の試合出場を断念した亮介は、チームメイトのプレーを分析し、それぞれに向けたアドバイスを記した「決勝対策ノート」を作成。それをキャプテンの菊池朝陽(黒田昊夢)に手渡します。↲千葉予選決勝は、対「市立柏橋高校」戦。エース不在の中、アディショナルタイムに背番号「6」の朝陽が亮介のアドバイス通り、キーパーの右下を狙う決勝ゴールを決め、2対3で逆転勝利。全国大会の切符を手に入れます。「亮介、見てるか! 勝ったぞ!」と、朝陽と仲間がテレビカメラに向かって背番号「10」のユニフォームと「決勝対策ノート」を掲げます。――「諦めずに練習を続ける」と言って退院する亮介を、朝陽らチームメイトが迎えます。↲帰宅後の食事をしビールを飲んでいるミヤビを、一年半前の交通事故現場に呼び出す三瓶。「川内先生は自分で車を運転していて、この街灯に突っ込んだ。……私に川内先生の脳を調べさせて貰えませんか? ただ、これから言うことは日記には書かないで下さい。……事故の前、川内先生は僕と会っていました。僕たちは婚約していました」と、三瓶。↲
2024.04.23
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■フジ月9ドラマ(愛の物語)■366日/第三話(2024.4.22)/「皆で笑い合いたい」あらすじ↲雪平明日香(広瀬アリス)は、昏睡状態の水野遥斗(眞栄田郷敦)への思いを貫くことを決意。遥斗の両親、輝彦(北村一輝)、智津子(戸田菜穂)、妹の花音(中田青渚)もそれを了解。↲明日香は城坂記念病院を出たところで吉幡和樹(綱啓永)を見掛けたものの立ち去られてしまったことを下田莉子(長濱ねる)に報告。莉子は、「遥斗が和樹の話をする時、何時も様子が変だった」と打ち明けます。――2016年、両親が離婚して様子がおかしくなっていた和樹に遥斗が手を差し伸べた時、「じゃあ金貸して、50万円」と和樹。それを受け、その金を用意すると、「もう、放って置いてくれ。金に振り回される人生のシンドさなんて、お前には分からない」と遥斗を突き放していた和樹。↲遥斗の病床に付き添う明日香に、遥斗の勤務先(外食チェーン「グッディダイニング」)の同僚、木嶋康介(岐洲匠)が、担当医、池沢友里(和久井映見)が書いた診断書を受け取りに来ます。その診断書の提出により、遥斗は「退職」ではなく、「求職」扱いとなるようです。その診断書を会社側の人物(木嶋)に手渡す役目を、明日香は花音に託されていました。遥斗の開店準備を引き継いだ木嶋は、遥斗が新店舗(パトリア)の壁面に飾ろうとしていたアート作品に心当たりはないかと明日香に尋ねます。明日香はそのアートについて、遥斗から「見たら絶対感動するから、楽しみにしていて」と言われていたことを思い出します。が、具体的なことは一切聞いていません。遥斗の思いを叶えてあげたいと思う明日香は、遥斗が拘っていたアート作品を探そうと決意し、遥斗が東京に異動勤務になって、たった二週間だけ暮らしたアパートの部屋に入ります。そこで新店舗の壁面に用意されていたのが「No.3」というタイトルの写真であることが分かります。この「No.3」というのは、高校時代(12年前)の写真部の和樹がコンクール入選したフォトグラフでした。が、和樹は店舗の壁アートに「No.3」を使いたいという遥斗の申し出を、全て原画もパソコンデータも廃棄していると言って、それを拒否。↲2012年の和樹の写真作品、「No.3」を茨城県龍ヶ崎市で探す明日香。原画パネルは主催者が龍ヶ崎高校に返却していて、それを写真部顧問の小笠原先生が保管していました。それを入手した明日香は、改めて和樹と会います。和樹が新店舗を訪れ、壁に飾られた「NO.3」を見ます。遥斗は「古里」を店舗のコンセプトにしていて、如何にも優しく温かい写真アートの「No.3」がそこにあります。↲城坂記念病院の遥斗の元に和樹。――「ありがとう。嬉しかった。写真を覚えていてくれて、そして、あんな風に飾ってくれて。親が離婚して荒んでいた時、遥斗に会っていなかったら、俺はどうなっていたか分からない。それなのに、遥斗に合わす顔が無くて突き放してしまった。素直に謝ることができなかった。ごめんな。……今度、一緒にメジャーリーグを観に生きたいから、早く起きてくれよ」と、病床で横たわる遥斗の手を取って言う和樹。↲「No.3」を掲げてオープンした「パトリア」に、明日香、莉子、小川智也(坂東龍汰)が集合。そこに和樹も合流。その集合写真を、眠り続ける遥斗に見せる花音。遥斗の瞼が僅かに動きます。↲
2024.04.22
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 2(2024.4.21)/「拒絶」あらすじ↲羽木精工社長、羽木朝雄(山本浩司)殺害事件の裁判員裁判。――主任検事の姫野道哉(馬場徹)が新証拠提出。犯行現場から2km離れた河原で、たまたま巡回中の警官が見付けたという凶器のハンマー(被害者の血痕付着)画像を提出し、被告人、緋山啓太(岩田剛典)の弁護人、明墨正樹(長谷川博己)を追い込みます。緋山は、ただ、「ハンマーは失くした」と弁明。殺人現場(社長宅)の緋山の指紋については、それは社長の息子の湊(北尾いくと)が緋山を家内に招き入れて棚上のボールを取って貰っていたからだと明墨は説明。更に、事件直前の羽木社長と緋山のトラブルの様子を聞いていたと証言し、そして、被害者の遺体の第一発見者であった尾形仁史(一ノ瀬ワタル)に対しては、彼が難聴(聴覚障碍者)であることを暴き、その証言が信頼できないものであることを主張。そんな明墨に、姫野検事は被害者の爪に残されていた加害者の皮膚片のDNA鑑定書を提出。明墨は、検察(姫野)の捏造を疑います。皮膚片サンプルに緋山のDNAを混入し、それをDNA再鑑定したという仮説を立てます。↲これまでの姫野検事の過去の実績を調べると、担当裁判で彼がDNA鑑定を必要とした案件は全九件。その全てを法医学の第一人者、都立医科大学(遺伝子検査室)の中島忠雄(谷田歩)教授が実施。中島教授に姫野検事が改竄要求したものと考える明墨。大学研究管理課で、過去のDNA検査記録のデータファイルを入手する紫ノ宮飛鳥(堀田真由)。緋山のDNA鑑定は2/1に行われたと判明。で、その後、検査室が開いている時間帯は2/15の13~18時。この時、捏造(サンプルに緋山のDNAを混入)の再鑑定が実施されたものと思われます。そして、この鑑定の際、中島教授の助手を務めたのが「法医学概論」のコマを担当している水ト健太朗(内村遥)助教でした。紫ノ宮が水トに接触。検査のデータファイルを見せて貰おうとしますが、断られます。その後、明墨も水卜に接触。2/1の検査記録開示を求めますが、「それは全て検察に提出済み」と言って立ち去られます。↲殺人犯であろうと、何でも無罪を勝ち取ろうとするダーク(アンチ)な明墨を見て、弁護士としての正義を希求する赤峰柊斗(北村匠海)は、拘置所の緋山に面会。緋山に「本当に殺してないんですよね?」と問い、「はい」との答えを得ます。そこに明墨も遅れてやって来て、「あなた(緋山)が有罪になる理由はありません」と言明。↲第三回公判。検察側の証人喚問の中島教授に明墨が質問(反対尋問)。「被害者の爪に加害者の皮膚片があったということは両者の間に揉み合いがあったことを意味している」とする中島教授に、明墨は、「DNA鑑定は一度だけではありませんね」と指摘。遺伝子検査室の使用記録では、2/15の13時~18時が空欄になっていますが、この時、二度目の鑑定が行われていたと主張する明墨。その証拠は、衛生面とセキュリティー管理の意味で、検査には、必ず新しい白衣の着用が義務づけられていること。記録では、その1週間での使用白衣は全33着のはずなのですが、その週のクリーニング店は35着を回収していました。2着多くクリーニングに出されていますが、それが記録には残されていない中島教授と水卜助教の15日の分でした。水卜助教は、「その時間、打ち合わせをしていたことにする」と中島教授と口裏合わせをしていたとビデオ証言。そして、検察に全て渡したと言っていた検査データでしたが、水ト助教は個人的にそれを複製保管しており、「法医学に携わる者として黙っていられない」ということで、それを明墨に提供。姫野検事が中島教授に指示して証拠捏造していたことが明確になります。起訴したからには有罪にしなければという重圧が姫野検事を誤った手法に誘導していました。そもそも、もともと被害者の爪に加害者の皮膚片などありませんでした。――中島教授が書いたとされる「DNA個人識別」に関する最新論文は水卜助教が書いたものでした。筆癖を見て、そう判断した明墨。優秀な水卜を部下にして上手く立ち回りたい中島教授は、水卜助教を自立させるつもりはありません。「どうしますか? このまま教授の共犯者になりますか? それとも告発しての法医学者としての正義を貫きますか?」と言って、水卜助教を説得した明墨。検察が法医学者と組んで証拠を捏造(司法制度の冒涜行為)したことが明らかになり、被告人に無罪判決。中島教授と姫野検事の間に金銭のやり取りがあったことも明らかになります。が、ただ、絶対に負けられない検察は控訴することになりそうです。↲東京地方検察庁の緑川歩佳(木村佳乃)は、伊達原泰輔(野村萬斎)検事正に、姫野検事の不祥事についての監督責任を謝罪。伊達原は「ちょっと、うるさいよね」と明墨を酷評。↲「あとは自分で頼みます」と明墨が言い、保釈された緋山に、明墨が借りておいたレンタカーの鍵とメモを秘かに手渡します。何かを感じ取った赤峰は緋山を尾行。近くに止めてあったレンタカーに乗った緋山をタクシーで追う赤峰。雷鳴が響く雨の中、レンタカーを降りた緋山が産業廃棄物処理場に入ります。レンタカーに隠されていた紙袋には血染めの作業着が入っており、それをゴミ集積の山に投げ捨てます。赤峰の目の前で、緋山の殺人を示す物的証拠が重機(パワーショベル)で処理されます。呆然と立ち尽くす赤峰の脇を何も語らず擦り抜ける緋山。↲明墨法律事務所に戻る赤峰。「最初から分かっていたんですね。緋山さんは罪を犯していた。彼は人を殺している。そこまでして無罪にする必要があるんですか? 先生の正義が何処にあるのか僕には分かりません」と赤峰。「正義ねえ……。例えば、大切な家族に危機が迫ったとする。家族がある男にナイフで殺されそうな時、こちらも、その男を殺せるナイフを持っていたとすれば、赤峰君ならどうする? 家族を守る為にその男を殺せますか?」と問う明墨に、「殺します」と、即答する赤峰。「大事な人を守る為に止むを得ず人を殺した者、殺意を持って人を殺そうとしたが出来なかった者、罪が重いのはどっちだろうね? 正義とは何なんだろうね? ……私は君の意思を尊重する。したいようにすれば良い。そして、君がその正義を貫くように、私は私の道を突き進む」と、明墨。↲「手紙が届いているぞ。面会希望だそうだ」と刑務官に言われる収監中の小国智浩(緒形直人)。手紙の差出人は明墨正樹。↲明墨法律事務所の明墨のデスクを物色して、「ほごいぬ便り」の小冊子を手に取る紫ノ宮飛鳥。小冊子に掲載されている女の子の写真に、「サヤちゃん、可愛く写ってる」と書かれた付箋。――「児童養護施設/ゆめみらいの家」に帰る紗耶(近藤華)。子供たちが紗耶を迎えます。↲集団墓地に明墨。「REIKO MOMOSE 1978-2018 May you rest in perce」と記された墓前に跪き、花束を供する明墨が涙を零します。↲
2024.04.22
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第十六話(2024.4.21)/「華の影」あらすじ↲京の都では疫病が蔓延。一条天皇(塩野瑛久)は、その対策を関白藤原道隆(井浦新)に命じますが、その頃、一条天皇の周辺で出火(放火?)騒ぎが相次ぎ、先日は後涼殿<こうりょうでん>、昨日は弘徽殿<こきでん>より火の手が上がり、次は清涼殿<せいりょうでん>が狙われている模様。道隆はその放火犯摘発を疫病対策よりも優先。そして、道隆は嫡男、伊周(三浦翔平)を内大臣に抜擢。権中納言の道長(柄本佑)を追き去るこの昇格人事は、関白後継者指名です。↲文字を教えていた少女、たね(竹澤咲子)がまひろ(吉高由里子)を訪ね、発熱して悲田院(救護施設)に薬草を貰いに行った父母が家に戻らないと言って助けを求めます。まひろは乙丸(矢部太郎)を連れて悲田院に向かいます。たねが遺体となっている両親を発見した後、発熱。たねも息を引き取ります。――道長は道隆に悲田院視察を具申しますが、道隆は「黙れ!」と拒絶。が、「汚れ仕事は俺の役目」とばかりに道兼(玉置玲央)が立ち上がります。道長も百舌彦(本多力)を伴ない悲田院に急行。道兼は薬師に内裏への報告を約束しますが、薬師は既に何度も報告したが何の対応もないと言います。そして、悲田院で薬師の手伝いを続けていたまひろが高熱で意識を失ないます。道長が馬でまひろを家に搬送。「自分が看病する」と言って、父の為時(岸谷五朗)、いと(信川清順)を遠避けます。翌朝、為時は「権中納言の道長さまには大事なお役目がある」と諭し、道長に帰宅を促します。道長は倫子(黒木華)の元に帰宅。赤染衛門(凰稀かなめ)が倫子に、「お殿様、昨夜は高松殿でしょうか?」と尋ねると、「殿のお心に私はいない、高松殿の源明子(瀧内公美)さまてもない。もう一人の誰かがいるわ」と応じます。↲
2024.04.21
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第二話(2024.4.20)/「裏切りの情報漏洩」あらすじ↲「今後(退職後)の人生は自ら切り開け」と諭すシニア管理職研修(たそがれ研修)から戻った支部統括部次長の芝崎太一(飯尾和樹)が、花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)に愚痴を零します。昨年は、希望退職を募ったりもする余りに無慈悲にも見えるこの研修を受けた検査部の畑仲康晴(三宅弘城)が逆上して大暴れ。↲赤坂支店で情報漏洩疑惑。舞と相馬が臨店し支店長、奥平光彦(山中崇史)に話を聞くと、取引先、白石珈琲チェーンの白石吾郎(斉藤暁)社長から内部情報(出店計画)の漏洩調査を依頼されたとのこと。「社員の口座に情報提供の謝礼金が振り込まれているかいないか調べて欲しい」と言われています。というのも、これまで店舗数を拡大して来た白石珈琲チェーンは、ここ数年、狙いを付けた候補地に、ライバルチェーン、雲井英一郎(浜田信也)CEOの「オマールカフェ」チェーンが先行出店。都合四店舗を横取りされていました。で、業績も悪化。このまま不振に陥り赤字が続くようですと専務取締役の妻、悦子(円城寺あや)と最初に始めた1号店を手放すことになると聞き、調査を進める舞と相馬。当支店融資担当の八代智哉(武田航平)に話を聞くと、この一年間、白石珈琲全社員の口座に情報漏洩の謝礼金らしきものの振り込みの形跡は無かったとのこと。そして、オマールカフェが先行出店した数店は、赤坂支店に新規出店先を明かして融資申し込みをした直後に実行されたもの。↲オマールカフェと取引(融資)関係のある新宿支店で、相馬とは同期の間柄の佐竹守(川原田樹)副支店長に話を聞きます。オマールカフェの雲井CEOにも直接、話を聞きます。で、オマールカフェ本社を訪ねた際、畑仲を見掛けます。検査部の畑仲は、各支店の融資担当部門から融資先の出店計画を見られる立場にありました。――畑仲が白石珈琲のクレジットファイル(融資実行情報資料)の提出を資料課担当に求め、そのファイルに記されている「出店計画書」をコピーするところを抑える舞と相馬。畑仲の見返りは金銭ではなく、経営企画室長というポストでのオマールカフェへの再就職でした。舞と相馬が詰め寄りますが、「俺を正当に評価せず、支店長にしなかった。俺は隅っこの部署に追いやられた。俺の30年間は何だったのか。俺は銀行に裏切られた」と畑仲は強弁。「いや、裏切ったのは畑仲さんです。畑仲さんがやったことは全ての銀行員への裏切りです」と舞が糾弾。畑仲は退職金を棒に振り、懲戒解雇。そして、新宿支店からのオマールカフェへの融資は打ち切り。白石の妻の悦子が働く一号店は存続。↲
2024.04.20
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディー■イップス/第二話(2024.4.19)/「悪童の生配信殺人」あらすじ↲書けないミステリー作家、黒羽ミコ(篠原涼子)は、犯人を前にすると体が硬直する警視庁捜査一課刑事、森野徹(バカリズム)に、「小説にしたら面白そうな事件があれば教えて」と申し入れ。――相棒の樋口一之(矢本悠馬)刑事から公園での殺人事件現場に来るよう連絡を受けた森野。しかし、森野は現場に張られた規制テープの中に入れず、カラオケボックス(カラオケ・ラテ)に逃げ込みます。で、たまたま、そこに後からやって来たミコは、森野と一緒にカラオケ。そのカラオケ店の別室では、コンビインフルエンサー、「悪童エクスプレス」のよっちゃんこと唐沢陽介(藤原季節)と、チョロこと中野隆二(細川岳)が、夕刻五時から緊急生配信。企業ウケのヤラセを始めたよっちゃんに不満を抱くチョロは、よっちゃんにヤラセを告白するよう約束させていました。そんなチョロに殺意を抱いたよっちゃんは、チョロの飲み物(カシスオレンジ)に小瓶液体を混入。そのうえで、青酸カリを個室便器内に仕込み、ドアには「使用禁止」の貼り紙。で、生配信中に体調を崩したチョロをトイレに連れて行きます。トイレ個室にチョロを押し込んだよっちゃんは、「最近、アルコール量が増えて心配していました。チョロ、大丈夫か~」と言って暫く間を置いた後、個室ドアを押し開け、「信じられません。チョロが自殺しています」と生配信。その生配信を、森野とミコは「嫌いだわ~」と言いながらスマホ画面で見ていました。が、生配信のトイレの造りを見て、同じカラオケ店内で、「悪童エクスプレス」の二人が配信していたことを知り駆け付けます。チョロのポケットには遺書があり、自殺の線が濃厚になっています。↲ハナから自殺と見込む機動捜査隊、酒井純平(味方良介)刑事の一通りの調べが済んだ後、ミコと森野がよっちゃんから話を聞きます。「常に前に進んで欲しい」と書かれている遺書と、「振り出しから始めたい」と言った生配信での発言が一致していないことに違和感を覚えるミコは、それを指摘。更に、店員の井上孝<たかし>(土佐兄弟有輝)が、「悪童エクスプレス」の二人から貰っていた色紙サインに注目。飲み物のハイボールとカシスオレンジを運んだ井上は、よっちゃんにサインを求めていました。で、よっちゃんのサイン後、チョロが、よっちゃんのサインの上に「悪童エクスプレス」というコンビ名を書き、そして、よっちゃんの下に自身の名前をサイン。その後、「たかし」というネームプレートを付けた店員に、その漢字表記を尋ねたチョロ。井上は、「先立つ不孝をお許しくださいの<たかし>です」と答えたのですが、チョロは、「カラオケ・ラテ/井上幸さんへ」と書いていました。つまり、チョロは「先立つ不孝」を知らず、「先立つ<不幸>」と勘違いしている人だったことになります。しかし、遺書の文面では、ちゃんと正しく、「不孝」になっています。「さようなら。先立つ不孝をお許しください」と遺書は結ばれています。「これは、チョロさんではなく、よっちゃんが書いた遺書ではありませんか」とミコは言いますが、森野は、「遺書はパソコンで書かれています。それなら漢字変換で、正しい<不孝>を知らなくても、そう書くことは可能」と指摘。「どっちの味方なのよ」とミコが怒ります。↲森野は、よっちゃんがトイレの窓を開けていたことに注目。窓を開けたのは、チョロが青酸カリで死ぬと分かっていたからと推察します。青酸カリで死ぬと口から出る毒性ガス(シアン化水素)で周囲の人物が危険に曝されます。それで窓を素早く開けたものと考える森野。「だけど、俺が犯人と言うのなら、何時、どうやって青酸カリをチョロに飲ませたんですか?」と、よっちゃん。――酒井刑事は自殺として処理し、引き上げます。↲それでも、よっちゃんと対峙するミコ。よっちゃんにコラボを申し込まれるミコ。そこに森野も登場。「チョロさんは嘔吐していましたが、警察が到着した時、嘔吐物は便器内に無かった。流されていた。あなたが流したのなら、証拠隠滅罪。……いずれにせよ、あなたは青酸カリをチョロさんに飲ませる必要はなかった。青酸カリを飲むと体内にシアン化ガスが発生しますが、それは青酸カリと胃酸が混ざり合うからです。ですから、体の外でそれが混ざり合っても、シアン化ガスは発生するのです」と森野。よっちゃんは便器内の水に青酸カリを混入しておいて、チョロがそこで嘔吐するように仕向けるだけで良かったことになります。それで個室の中にシアン化水素が充満していました。吐いた胃酸と便器中の青酸カリが混ざり合ってチョロは他界していました。↲「あいつはカシスオレンジを一杯飲んだだけ。そんなんで酔い潰れて嘔吐などしない」と、なおも食い下がるよっちゃんに、「アルコール度数96%のウォッカを混ぜれば、それは可能。それがこの事件のトリックです」と言ってから、森野はハアハアと荒い息を吐き、椅子の背もたれに倒れ込みます。「ご苦労様」とミコ。「しかし、動機がありません」と言うよっちゃろんに対し、その後の対応はミコが引き受けます。「あなたとチョロさんは、企業との癒着とヤラセで揉めていた」とミコ。――チョロの裏アカを店員の井上に教えて貰っていたミコ。チョロの裏アカの画像投稿にカツカレーの添付画像があり、その写真の調味料の上蓋にチョロの顔が反射して写り込んでいます。間違いなくチョロの裏アカと判明しています。そこには、「俺の相棒は変ってしまった。評価と大金を得る為にヤラセを始めた。俺はあいつにヤラセを認めさせ、謝罪させる。たとえ俺たちが全てを失ない一からやり直すことになっても大丈夫。俺の相方は世界一面白いから」と記されています。↲よっちゃんは、そこまでの遣り取りを録画撮りしていました。「刑務所を出る時、これを配信したらバズりそうじゃないですか。でも、その時、もう俺のことなんか誰も相手にしてくれないかな」と、よっちゃん。「どうかな、もがき続けていたら、絶対にリスタートできるかもね」と、ミコ。――カラオケ店に戻った酒井刑事が、よっちゃんを逮捕、連行。↲「これで小説書けそうですか?」と言う森野に、「あなたをモデルに小説書かせてくれない?」とミコ。ミコは弟の弁護士、黒羽彗(染谷将太)に、森野のことを話します。彗は森野警部補を知っている模様です。彗は、週刊誌記事のコピーファイルを手にします。「黒羽ミコ著、30万部越えヒット小説<歪な十字架>の模倣事件。犯行は熱烈なファンか? 愉快犯か? 鉄の十字架が刺さった斬殺遺体見つかる」という記事があります。森野がこの事件に関与しています。森野のイップスと関係ありそうです。↲
2024.04.20
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■警視庁・捜査一課長スペシャル10(2024.4.18)■「平成の誘拐と令和の刺殺」あらすじ↲殺人事件発生の一報を受けた警視庁捜査一課長、大岩純一(内藤剛志)が、渋谷の路地裏に臨場。スーパーグレイトフードプロデューサーを自称する押尾貴代(咲妃みゆ)が刺殺されています。貴代の勤務先、「イイヨシグレイテスト」の飯吉望(橋本さとし)社長に話を聞くと、「押尾は渋谷で新たにフードプロデュースを手掛ける店を探していた」とのこと。その直後、飯吉社長のパワハラ発言(音源)がネット流出し大炎上。株価は大暴落。で、その音源の流出先が貴代のSNSの裏アカと判明。その裏アカには事件発生の五時間前に、喫茶店のパフェ画像がアップされており、それが生前の貴代の最後の投稿。飯吉の秘書、今戸希菜子(なえなの)によると、貴代と飯吉の間には何やらトラブルがあった模様。どうやら飯吉社長のパワハラに対する復讐を開始していた貴代。――貴代は、「メツチャマーケット(ネット上のフリーマーケット)」に「あたり」と刻まれているアイスの当たり棒画像を掲載。その画像には、「超激レア。1999年8月31日、浅草商店街に落ちていた当たり棒」という説明文。それをネタに、24年前の誘拐犯の飯吉を強請っていた貴代。「あの時のアイスの<当たり棒>です。指紋も付いているようですが、良かったら社長にお譲りしましょうか? 五千万円で……」と貴代。勿論、当時の当たり棒があるわけが無く、その画像は貴代のデッチ上げ。で、貴代の殺害時、飯吉は希菜子に紙袋を西早稲田の銭湯に届けるよう指示した後、寝台特急で出雲に向かっていたと言い、アリバイを主張。翌朝事件を知り、新幹線で東京に戻ったとのこと。が、このアリバイは程無く崩れます。↲平井真琴(斉藤由貴)刑事が、事件に関与している喫茶店(ニューセンチュリー)に辿り着きます。「さすらいの洋菓子職人」を名乗る永井杏子(朝倉あき)が営む昭和をコンセプトにしたレトロなカフェです。貴代が最後に裏アカウントに投稿したパフェの写真は、ここで撮られていました。――永井杏子という名を聞いた大岩は、24年前(平成12年)の誘拐事件(未解決事件)を思い出します。足立区浅草で小学生(当時十歳)だった昭子が誘拐され、身代金五千万円を奪われていました。その事件で、大岩は、昭子の義理の妹の杏子(当時六歳)に会っていました。杏子は、誘拐事件の半年前、家族で行ったハイキングで両親とともに転落。一人、杏子だけが生還し、親戚の離婚したばかりの永井多恵(杉田かおる)に引き取られていました。そんなある日、昭子のアイスに「あたり」が出て、それで一人、杉田琴音(椿鬼奴)が営む駄菓子屋に向かい、その時、誘拐されていました。そして、母の多恵に身代金要求の電話。多恵は五千万円の身代金を別れた夫に用意させ、そして、携帯電話で指示されるままにビルの階段を駆け上がり、その窓から五千万円入りのバッグを投下。それを拾い上げた男(飯吉)がバイクで逃走。その雑居ビル内で昭子を救出確保。が、その半年後、昭子は誘拐されたショックで持病が悪化し他界。↲24年前、海外をヒッチハイクしていたとブログなどで言っていた飯吉でしたが、それは嘘であり、当時の飯吉は足立区浅草周辺を彷徨していました。貴代のスマホには飯吉の24年前を調べていた履歴が遺されています。で、誘拐事件の三ヶ月後、飯吉は現在の会社を設立しています。その設立資金(資本金)は身代金と同額の五千万円です。それで貴代は誘拐事件の犯人を飯吉と目星を付け、杏子を巻き込んで彼を強請ろうとしていました。↲昭子の母、多恵を訪ねる大岩。「昭子はたった一週間しかなかった昭和64年の一月生まれです。昭和に生まれたことを誇りに思って生きて欲しいと願い、昭子と命名しました」と名前の由来を語る多恵。「もしかして、昭子さんは洋菓子職人になるのが夢だったのではありませんか? 杏子さんは、昭子さんの夢を自らに課して償おうとしています。いま、<さすらいの洋菓子職人>を名乗って活躍しています」と、大岩が現在の杏子について語ります。↲取調室で杏子の事情聴取。――「誘拐実行犯に、アイスの当たり棒を持って来る娘を誘拐せよと指示していたお義母さん。誘拐される予定だったのはクジ運が強いあなただった」と大岩が推理。「そうです。お義母さんは自作自演の狂言誘拐の為、私を引き取ったものと思っています。あの日、義姉の昭子は当たりを引きましたが、実は、私も当たりを引いていました。が、義姉が当たったアイスをお母さんに上げたいと言うので、私は、実の母娘関係に立ち入らない方が良いと思って遠慮し、それを黙っていました。で、姉が一人で駄菓子屋に走り誘拐されたんです」と杏子。ともあれ、体の弱い持病持ちの昭子ではなく、体が丈夫な杏子に誘拐被害者になって貰い、そして、別れた夫から金(五千万円)を引き出そうとしていた多恵の目論見は裏目に出ていました。↲飯吉望が、既に時効を過ぎた24年前の誘拐実行犯であり、押尾貴代殺しの犯人でした。24年前の飯吉は、多恵がパート先のスナックで知り合った大人しそうな客でした。アルバイトで食い繋ぎながら日本中を転々としていると聞き、免許証をカタに取った上で誘拐の実行役を依頼。「身代金を受け取ったら、直ぐに杏子を開放してください。それで免許証とバイト代を渡します」と約束していました。が、飯吉は、故意に、体の弱い昭子と承知の上で、杏子ではなく昭子を誘拐。その方が、多恵の弱みを握り、確実に身代金の全額を奪えるものと考えた飯吉。で、「当たった~」と言って駄菓子屋に走る昭子を、「こっちこっち。お母さんが大変なことなっているよ。直ぐに、お母さんのところに行こう」と手招きして誘拐。そして、「お母さんが犯人だと昭子ちゃんにバレちゃったみたい。早く、五千万円を用意して、預けた免許証も返して」と、誘拐した昭子の前で多恵に電話した飯吉。解放された昭子を抱き、「昭子、ごめんなさい」と言う母に、「杏子にも謝って」と昭子。↲結局、真琴の勘が姿を消していた飯吉の居場所を突き止め、大岩に報告。飯吉を追い詰める大岩ら捜査一課。小山田管理官が飯吉が放ったバッグをナイスキャッチ。バッグの中に被害者、貴代の名刺。そのメモの筆跡が飯吉と断定されます。被害者、貴代の血痕が付いた飯吉の犯行時の着衣も入っています。それが貴代を殺害した動かぬ証拠になります。――「目立ちたがり屋の押尾貴代が面倒くさかった。そのうえ、誘拐ネタで強請って来たから、杏子に黒いワンピースを着させて誘き出し、杏子に容疑が向けられるよう細工して貴代を刺殺した。杏子の自宅マンションドアに挟み込まれていた貴代の名刺のメモ書きに、真犯人を教えると書き加えたのは私。杏子を押尾殺しの犯人に仕立て上げようとして、杏子が毎晩通う銭湯に、秘書を使って昭和レトロな黒いワンピースを届けさせた。杏子が犯行直前に黒いワンピースを着て貴代と歩く姿を防犯カメラが捉えるはずで、そうなれば容疑は杏子に向けられるはず。そうしておいて、私は貴代と会っていて、その時、杏子と組んで私を強請ろうという話になっていると聞かされた。で、貴代を刺殺し、そして、杏子に着させたものとは別にもう一着用意していた黒いワンピースに貴代の血痕を付着させ、それを杏子の犯行時の着衣に仕立て上げようとした」と飯吉が犯行動機と杏子に容疑を向けようとした細工を語ります。↲
2024.04.19
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■フジ月10(記憶障害の脳外科医再生の物語)■アンメット――ある脳外科医の日記/第一話(2024.4.15)/「記憶は一日限り」あらすじ↲関東医科大学病院脳神経外科教授、大迫紘一(井浦新)による通院治療を受けながら、記憶を失くす以前の研修先だった丘陵セントラル病院で働く脳外科医の川内ミヤビ(杉咲花)は、医療行為をせずに看護助手として振舞っています。一年半前の事故で脳に損傷を負ったミヤビは、過去二年間の記憶を失ない、新しい記憶も一日限り。朝起きると前日の記憶がありません。よって毎朝五時に起床し「日記」を読みます。失なった記憶を改めて脳に刻み込み、一日が始まります。↲アメリカ帰りの脳外科医、三瓶友治(若葉竜也)がセントラル病院に着任。三瓶は「記憶障害とオペ技術は関係ない」と主張し、ミヤビに医療行為を促します。そんな時、連ドラ主演オファーを得ていた女優の赤嶺レナ(中村映里子)が脳梗塞で緊急搬送。夫でマネージャー(個人事務所の社長)の江本博嗣(風間俊介)の同意を得て則オペ。術後、レナには失語症(後遺症)が発生。相手の言う言葉を上手く聞き取れません。レナの主演話は御破算。そんな失語症の言語機能回復ということで、脳血流を促すSTA-MCAバイパス術による再手術。血流遮断時間が切迫し、三瓶はミヤビに血管縫合を指示。手際良くミヤビは縫合。限度時間10分という状況下、9分30秒で血流再開。レナは言語機能をやや回復し、復調の兆し。↲三瓶が寝泊まりしている備品倉庫に救急部長の星前宏太(千葉雄大)がやって来て、「お前、ミヤビちゃんの何なの?」と問います。星前は、三瓶とミヤビが高山を背景に、にこやかにVサインしているツーショット写真を三瓶の私物の中から探し出していて、それを三瓶に突き付けます。↲「日記」の「わたしには今日しかない」をミセゲチで消し、「わたしの今日は明日に繋がる」と書き改めるミヤビ。――「記憶は無くなっても、心に響く強い感情は心に残ります。今日が明日に繋がります」と、ミヤビは三瓶に諭されていました。↲
2024.04.18
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■テレ朝水曜刑事ドラマ■特捜9 season7/第三話(2024.4.17)/「新たな地へ」あらすじ↲特捜班の新藤亮(山田裕貴)、高尾由真(深川麻衣)、それに捜査支援分析センター分析官の三ツ矢翔平(向井康二)の若手が出先(喫茶店)で事件に遭遇。雑居ビルの時間貸しレンタルスペースで、新保出版の人気コミック誌(ヤングスピード)編集長、門倉裕一(天野浩成)の刺殺体(凶器はナイフ)。現場に漫画の企画書が遺されています。因みに、「ヤングスピード」は若者に人気の漫画雑誌であり、最新号では、新人賞を受賞した「源丸」の読み切り漫画「奏の月」が掲載されています。↲浅輪直樹(井ノ原快彦)主任は有給休暇で妻の倫子(中越典子)と旅行中(海辺の寒村)。進藤は、浅輪班長不在中、若手三人でも事件解決が出来ることを見せようと初動捜査に張り切ります。――午後四時の第一発見者、編集部の星川敏志(大津尋葵)に話を聞くと、現場はデジタルコミック部門(「コミックベータ」副編集長)に異動となった小松翔吾(小松和重)の送別会の会場であり、この会は午後六時からの予定なのに、被害者の門倉は何故か、二時から会場を抑えておくよう星川に指示していました。「編集長は何時も一方的に指示を出すだけなので、二時から会場を抑えた理由は分かりません」と星川。で、門倉の携帯から「送別会の前に一人で会場に来て」と、小松を呼び出すメッセージが見付かります。門倉編集長は、もともとは小松の部下でしたが立場が逆転。その昔、小松に厳しく教育されたことの復讐目的で、小松を呼び出していたのかとも思われます。または、デジタル媒体への異動を恨んだ小松による犯行かとも疑われますが、小松は「私用があって門倉の呼び出しには応じていない」と証言。犯行時、小松は私用で自宅にいたと言いますが、後日、ベテラン漫画家、「黄昏ハウス」の大田原信子(宍戸美和公)と喫茶店(シルビア)で新作の打ち合わせしていたことが明らかになります。門倉編集長に強引に連載を打ち切られた大田原を事件に巻き込みたくなくて、それを隠していました。大田原の連載を打ち切り、その穴に、門倉がお気に入りの新人、源丸の連載が開始される模様です。大田原プロに出向き、大田原信子にも話を聞きます。大田原プロには漫画家の卵がアシスタントとして働いていて、菅谷光誠(山本圭将)が、自身の新作のネーム原稿(漫画の設計図になるセリフ)を信子に見て貰っています。↲浅輪と倫子は旅先でデッサンノートを拾い、落とし主の平花鈴(平澤宏々路)と知り合います。漁協の職員に拾ったスケッチブックを見せて、それが花鈴のものと分かり、彼女に届けることが出来ました。その折り、漁協職員が、「花鈴の母親が<あの娘は東京の人間に騙されている>と言っていた」と浅輪に告げます。どうやら、花鈴の母は、彼女が東京に出るのを阻んでいるようです。花鈴も東京行きを半ば諦めています。が、浅輪と倫子が休暇を終えて東京に戻ろうという時、「門倉さんは私の恩人だった。……一緒に東京に行きたい」と花鈴が言い、母を説得して浅輪夫婦が東京に向かうのに同行。↲現場に残されていた企画書に小松の指紋が残っていて、いよいよ小松の容疑が高まりますが、「この企画書は、15年前、彼(門倉)が私に提出したものです。彼は、まだ、これを持っていたんですね」と小松。15年前、小松は、門倉のこの企画をボツにしていました。その時、怒って企画書を床に投げ捨てた門倉。それを拾い上げた小松は、「企画書を捨てるなんてことができるお前は編集に向いてない。さっさと辞めろ」と言って叱責していました。そのことを、門倉は恨むのではなく、昨今では感謝していました。小松に編集者としての心得を教わったことで恩義を感じていました。また、大田原の連載打ち切りについては、大田原自身が、「あれはダラダラと連載を引き延ばしているのではなく、さっさと新作に取り掛かれという門倉さんのメッセージだった。そういうところは。門倉さんと小松さんは良く似ている。現に、小松さんが門倉さんを編集長に推したんです。お互いもう少し素直だったら、二人は良い関係に成れたのに……」と供述。↲理解不能な指示を次々に与えられていた星川は門倉編集長を恨んでいて、何かというと編集長のせいにして、担当の漫画家を説き伏せていました。そんな星川のせいで、多くの漫画家は門倉を憎んでいました。で、星川が「ホン星」かということになります。なにより、新人賞の源丸の担当が星川に決まったものの門倉は星川に源丸との接触を禁じていました。源丸との連絡は、門倉だけが可能でした。星川が門倉を恨む理由は存在していますが、星川には犯行時間、社内にいたというアリバイがあります。新藤が「こうなったら源丸先生に会って話を聞いてみませんか?」と特捜班の皆に言った時、浅輪が花鈴を連れて休暇から戻ります。花鈴こそが源丸先生でした。――母親は門倉なる人物に娘が騙されていると思っていましたが、花鈴が新人賞を取って連載が始まるのは嘘ではなく、本当のことなのだと母親を説得。で、諦めかけていた漫画家の道を歩むことを決意し、浅輪夫婦の同行を得て上京。特捜室に浅輪と入ります。「私、たぶん、犯人見てます。リモートで門倉さんと話している時、誰かが門倉さんの所(レンタルスペース)に来たんです」と花鈴が言います。事件発生直前に門倉とリモート電話。その時、電話を切る犯人の左手がモニター画面に映り込んでいて、そのペンだこと黒子(ほくろ)のある手を記憶を頼りに描く花鈴。↲浅輪を先頭に、「コミックベータ」編集部に入る特捜班。で、副編の小松に源丸を紹介。そして、星川と打ち合わせ中の菅谷光誠に、矢沢英明(田口浩正)が「ご同行願います」と通告。花鈴の描いた手は菅谷のものでした。で、門倉殺しの犯人として署に連行。星川に対しては、「お前、事件のあった日、門倉さんのデスクから源丸さんの連絡先を盗もうとしただろ。お前のそういうところ、今回の事件と無関係じゃない。それを自覚しろ」と青柳靖(吹越満)が諭します。――星川が門倉編集長を恨んでいて、何かというと編集長のせいにして、ボツにした漫画家を黙らせていました。ダメ出しの度に「僕は好いって言ったんだけど、編集長がダメだって」という言い方をしていました。菅谷は何の説明もせずに指示だけを飛ばす門倉への恨みを増幅させていました。↲菅谷の自宅から門倉のノートパソコンが出ます。――15年前、菅谷は新人賞入選。が、一度も連載を取れていません。担当の星川に問い合わせると、「僕は好いと思っているのに、門倉編集長がまともに読んでくれない」と返答。そんな遣り取りの会話中、星川に門倉からの電話があり、門倉がその日の午後二時にレンタルスペースに来ることを知った菅谷。菅谷は、とにかく門倉に自身の漫画原稿を読んで欲しくて、ネーム原稿を持ってレンタルスペースに向かいました。「読んでください」、「読みましたよ」、「ふざけるな!」という言葉の遣り取りの後、原稿を床に叩き付けた菅谷。「そんなふうに原稿を大切にできないあなたが漫画家に向いているとは思えません。今直ぐ、辞めた方が好い」と門倉は言い、菅谷に背を向けて原稿を拾います。その時、レンタルスペースにあったナイフで門倉を刺殺した菅谷。そして、門倉と花鈴がリモート電話していたパソコン持ち去りました。↲あの日、門倉は源丸を「コミックベータ」副編の小松に紹介するつもりでした。それで、星川に二時から場所を抑えるよう指示していました。つまり、紙媒体ではなくデジタル版での源丸の売り出しを望んでいました。パソコンを駆使出来る源丸には紙媒体よりデジタル版が良いと門倉は目論んでいました。そのことを小松に語る浅輪。「申し訳ないが、私には出来ない。私は紙しか知らない人間だし、編集者としての旬も過ぎている」と小松。「源丸さんの恩人は門倉さん。そして門倉さんの恩人は小松さんでした」と浅輪。「でも、門倉さんも負けるつもりはない。これからも戦い続けようと、小松さんを<コミックベータ>の副編集長に推薦したのは門倉さんです」と源丸。「新たな地」でカッコいい背中を見せて欲しくて小松を別部門に推薦していた門倉。――小松の顔に光が差します。源丸の早期デビューに向けて小松が頑張り、「今夏、連載デビュー」が決定。↲国木田誠二(中村梅雀班長)班長の報告。――ここに至るまで、国木田は特捜班のメンバーひとりひとりにエールとも言えるメッセージを送っていました。新藤には、「成長しましたね。浅輪さんに負けない存在になってください」。青柳には、「あなたのスピード感がある自由な発想が大好きです」。矢沢には、「あなたの機転と対応力は素晴らしい」。村瀬志保(羽田美智子)には、「これからも痛みに寄り添う刑事でいて下さい」。由真には、「これからも真っ直ぐな情熱を持った刑事でいて下さい」と伝えていました。そんな国木田が、警視庁音楽隊に異動することを皆に報告。居心地の良い場所(特捜班)を卒業して、もう一度、新天地でチャレンジしようとしている国木田。↲
2024.04.18
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/eps.2(2024.4.16)/「■」あらすじ↲横浜地検中央支部の検事、西村奏(石原さとみ)は、大物政治家(民事党幹事長)、川越昭彦の次男(拓海)が被疑者の違法薬物売買事件を担当。現行犯逮捕された三人(増子和也、池口洋太、川越拓海)のうち拓海だけは薬物を所持しておらず、「何も知らない」と犯行否認。証拠は、共犯者(増子、池口)の供述のみ。「キャリア六年三ヶ月にもなって、これで裁判がもつと思っているの?」と、大畑節子(高畑淳子)支部長に発破を掛けられる奏。――奏は、薬物の売買現場になったバー(Bar Gloire)のオーナー(田川)から参考人聴取。現在の「Bar Gloire」は、「ラビランス」を三年前にリニューアルオープンしたものであり、その当時の店内写真に田川と拓海が写り込んでいました。以前の店の常連客(中村栄一)の四年前のSNS投稿ブログ(お別れパーティー)に、田川と拓海が写り込んでいました。田川は拓海と初対面であり、違法取引に店を利用された被害者だと言い張っていましたし、拓海も「Bar Gloire」には初めて行ったと証言していましたが、その嘘を暴きます。「これ以上の隠し立てをすると、場所を提供して違法薬物の取引に協力していたことになる」と奏が言い、増子、池口証言(共犯関係)の裏取りに成功。薬物売買の補強証拠が整います。田川の証言で公判が維持出来そうです。と、思っていたのですが、その後日、「思い違いがあった」と言って、田川は裁判での証言を拒否。そして、拓海の弁護人が真樹(亀梨和也)の父、「ヤメ検」の野木浩一郎(仲村トオル)に代わります。「これは警察の不当逮捕。検察の起訴は有り得ません」と記者団に断言する浩一郎。結局、処分保留で拓海は釈放。その後、不起訴が決定。↲同棲中の「横浜みなと総合病院」の外科医、奥田貴志(安藤政信)が、「そろそろ結婚する?」と、奏に突然のプロポーズ。12年前、貴志と知り合った日のことを思い出す奏。――信濃大学法学部在学中、当時の恋人、真樹が、及川カオリ(田中みな実)の「無理心中事件(山道暴走事故)」に巻き込まれて姿を消し、ロースクール(法科大学院)受験にも失敗。絶望と無気力に苛まれ、精神的に病んで倒れ込んでいた奏を救い上げたのが、当時、研修医の貴志でした。貴志に出会って、奏は生きる気力が復活。2017年、司法試験に合格後、暫く会っていなかった貴志に再会。互いに多忙を極め諦めかけていたものの、その後、二人は同棲を開始。↲カオリの身内だけの13回忌法要に梅田祐希(矢本悠馬)と結婚している森知美(宮澤エマ)が息子(希実)を連れて出席。知美はロースクールに合格したものの、祐希の子を「妊娠」して、あっさり司法試験を断念。一方の祐希は、司法試験に合格し弁護士になっています。カオリの両親、誠一、真美子に寺で挨拶する知美、祐希。仕事で寺での法要に間に合わなかった奏は、カオリの墓参りの後、信濃大学を訪問。真樹と最初に出会った場所の講義室に入ると、12年の時を経て、そこに「横浜みなと総合病院(主治医/中村健太郎)」を勝手に抜け出した(逃走した)真樹が現れます。「奏、会いたかった」と真樹。「何で黙っていなくなったの?」という問いに、「ごめん。……奏は凄いよ」と言って立ち去る真樹。――奏は帰宅後、真樹と大学で出会ったことを、知美に電話報告。「今度家に来て、ゆっくり話そう。それから、貴志さんがいるんだから、一人で真樹に会っちゃダメだよ」と知美。で、夫の祐希にも、奏からの報告を伝えます。↲病院を抜け出している真樹が、横浜地方裁判所内で、父、浩一郎と対峙。「あなたに聞きたいことがあります。時間を貰えますか? ……20年前、<環境エネルギー汚職事件>で、逮捕寸前に自殺した東京地検特捜部主任検事の辻英介(佐々木蔵之介)のことを聞きたい」と真樹。カオリは、「無理心中」を図っての山道事故死の直前、真樹に、「奏のパパは自殺ではなく、殺されたんだよ」と告げていました。↲「10年以上の音信不通の挙句、聞きたいのはそれか? お前に話すことは無い」と怒る浩一郎。「俺は事実が知りたい」、「誰かに頼まれたのか? くだらない詮索は止めろ!」、「あなたが辻英介を殺したんじゃないんですか?」。浩一郎に掴み掛る真樹。そんな父子の争いを、奏が事務官の加地卓也(曽田陵介)と一緒に見ています。――「主任検事による自白の強要などあってはならない」と言って、再生可能(環境)エネルギー汚職事件を暴いた奏の父、辻英介を断罪したのが浩一郎でした。その直後、首吊り自殺を図った辻英介。そんな経緯の記憶が奏に蘇ります。↲
2024.04.17
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■フジ月9ドラマ(愛の物語)■366日/第二話(2024.4.15)/「諦めたくない決意」あらすじ↲水野遥斗(眞栄田郷敦)とのデートの待ち合わせ場所に先着していた雪平明日香(広瀬アリス)のスマホに、元野球部で運送会社勤務の小川智也(坂東龍汰)から、「遥斗が事故に遭って救急搬送された」との連絡が入ります。城坂記念病院に急行すると、昏睡状態で右半身麻痺の遥斗は緊急手術中。智也、下田莉子(長濱ねる)、それに、遥斗の両親、輝彦(北村一輝)と智津子(戸田菜穂)も病院に駆け付けています。で、智也のオペ執刀は、娘の菫(宮崎莉里沙)を体験入学させようと、「オカベ音楽教室」を訪れていた脳神経外科医、池沢友里(和久井映見)。手術後、友里は輝彦に遥斗の状態をカンファレンスルームで説明。遥斗の妹、花音(中田青渚)が病院に来たところで、友里から頭部外傷による急性硬膜下血腫手術の説明を受けた輝彦が、明日香らに事故当時の状況などを含めて話をします。遥斗は明日香との待ち合わせ場所に向かう歩道橋で、そこから落ちそうになっていた子供(野球のユニフォームを着た少年)を助けようとして転落。頭部外傷で病院搬送されていました。明日香は、「デートの約束なんかしなければ良かった」と自らを責めます。輝彦と智津子は、明日香のせいではないと慰めます。↲一ヶ月経過。ICUから一般病棟に移った遥斗は依然目覚めません。で、それまで様々な検査を実施した結果、遥斗の容態は絶望的。――花音に、「もう、ここには来ないで。お兄ちゃんは一生、意識が戻らない可能性が高いと先生に言われた。家族以外、これから厳しくなるお兄ちゃんの闘病には付き合えないと思う。だから、もう、お兄ちゃんに関わって欲しくない」と言われ、明日香は退散。それより以前、明日香は欠員になっているクラリネット講師を上司に勧められていましたが、その研修を受け、受付と講師業務の兼任ということになると、忙しくなって遥斗の見舞いに行けなくなることを懸念し、それを断っていました。これからも、遥斗に関わろうとすれば、自ずと様々な制限が掛かるであろうことを回避させようと、花音は、明日香に、「もう来ないで」と言っていました。↲改めて、これまでの遥斗との思い出を反芻した明日香は、遥斗との関りを続ける決意を固めます。「私がここに来ること(遥斗の見舞いに来ること)をお許しください。遥斗さんとは、互いに、ずっと傍にいようと約束しました。傍にいたいんです。お願いします」と、花音、輝彦、智津子に頭を下げる明日香。で、花音が、「これは事故に遭った日、お兄ちゃんのバッグに入っていたものです。明日香さんへのプレゼントだと思います」と言って、小さな手提げ袋を明日香に手渡します。「国産純水はちみつ/鎌倉蜂蜜専門店」の「さくら」という蜂蜜商品が入っています。遥斗は鎌倉まで行って、この商品を買い求めていました。「これ遥斗のお勧め。一緒に味見して見ない?」と花音に言い、外のベンチで蜂蜜をスプーンで掬います。「おいしい」と言って、すすり泣く明日香。↲「みな和樹に会いたがってるよ」と、明日香が高校時代の同級生で野球部員だった、現、外資系コンサルタント会社勤務の吉幡和樹(綱啓永)に、遥斗の見舞いかたがた莉子や智也に会うよう連絡。――見舞いの帰途、病院を出たところで和樹を見掛けた明日香が声を掛けますが、和樹は何故か、そこから逃走。↲
2024.04.15
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■TBS日曜劇場/パラドックスエンターテインメント■ANTI HERO[ANTI HERO]/Episode 1(2024.4.14)/「接点」あらすじ↲拘置所の面会室で、「私が、あなたを無罪にして差し上げます」と、明墨法律事務所の明墨正樹(長谷川博己)弁護士。――坂口裁判長(井上肇)と姫野検事(馬場徹)らが待つ裁判所の一室に入る明墨。被害者は大田区にある羽木精工社長の羽木朝雄(山本浩司)。被告人は従業員の緋山啓太(岩田剛典)。罪名は殺人(刑法199条)。令和6年1月30日、21時45分頃、工場に隣接する自宅で緋山が羽根木社長を撲殺したとされる案件です。第一発見者であり、その直前の被害者と被告人の遣り取りを目撃していたのが尾形仁史(一ノ瀬ワタル)。彼の証言によると、残業させられていた緋山が「上がらせてください」と社長に言い、それに対して社長が「さっき言った仕事(切削加工)が終わったら帰って好いよ」と返答。その言い争いを物陰に隠れて尾形が聞いていると、そこからガシャンと物音がして、「片付けとけよ」と言って社長が退社、帰宅。他界した母親のことまで悪く言われた緋山が「殺す」と呟き、自宅に入ったところでハンマーで撲殺。そういう尾形証言に基く筋書きが、警察及び検察の見立てです。↲証拠としては、尾形証言の他、帰宅時の緋山の着衣変化(返り血を浴びた着衣を遺棄)が明らかな防犯カメラ映像、社長宅の緋山の指紋、被害者の爪の間の皮膚片が緋山のDNAと一致など。しかし、凶器のハンマーも、犯行時に緋山が着ていたとされるジャンパーも未発見であり、証拠品として提出されていません。いずれにせよ、日頃から社長に、「アホ、間抜け、怠け者」と罵られ、パワハラを受けていたのが殺害動機だというのが姫野検事の考えです。↲紫ノ宮飛鳥(堀田真由)弁護士と、新人の赤峰柊斗(北村匠海)弁護士が羽木精工に先行している明墨に合流。そこでは、従業員の佐藤涼(前原瑞樹)が社長の息子の湊と親し気にしています。で、第一発見者の尾形には、姫野検事の部下であるかのように振舞い話を聞きます。――「よく刑事ドラマでは第一発見者を疑えって言われます。あなたは、緋山さんが社長を殺したところを見ていたわけではない。……あなたが社長を殺したってことはないですよね?」と明墨が問うと、「そんなわけないだろ。俺は、あの時間、会社に置き忘れた眼鏡を取りに戻っただけ」と尾形は弁明。しかし、ギャンブル狂の尾形には150万円の借金があり、社長からも30万円を借りていました。その返済を巡るトラブルかとも疑えます。↲裁判員裁判の公判。坂口裁判長、姫野検察官を前に、明墨は、緋山が以前、社長宅に入っていたことを証明。その時に緋山の指紋が遺されたと主張。――社長の息子の湊がボールを棚上の犬の置物の陰に放って取れなくなった時、緋山を呼んでそれを回収していたことを言います。母、春子(馬渕英里何)の同意を得て湊を証言台に呼び、「何時もキャッチボールで遊んでくれるあのお兄ちゃん(緋山)に、家の棚の奥に乗ったボールを取って貰った」と言わせます。が、これは明墨が、湊の勘違いを誘発させたもの。湊とキャッチボールでよく遊び、そして、家に入れて、棚上のボールを取ってくれたのは佐藤涼だったのですが、その湊の記憶を、明墨が塗り替えていました。そして、更に明墨は、春子がイケメンの緋山に好意を持っていたことを指摘し、そのことを知った羽木社長が緋山に辛く当たり、それでパワハラになっていたのではないのかと責めていました。そういう戦略で、明墨は、息子の湊を証言台に向かわせることに同意させていました。↲尾形の尾行を明墨に命じられる赤峰。競馬場で偶然を装い尾形に接触する明墨。競馬で3連単を当て、30万円を入手。ガード下の喧しい居酒屋に尾形を誘い話を聞きます。居酒屋、カラオケ、交通整理と職を転々として来た職歴を聞き出します。「使えないと言ってはクビにされた。どいつもこいつも馬鹿にしやがって」と尾形。そんな会話を続けている中でトンチンカンな受け答えになることがあり、それで尾形の耳が悪いことを確認。↲第二回公判では尾形が呼ばれます。明墨が尾形に質問。尾形の証言の不確実性を証明する検証を行ないます。で、尾形の耳が悪いことが実証されます。あの夜、尾形は会社に戻った本当の理由を隠す為、「眼鏡を取りに戻った」と言っていましたが、それは姫野検事との綿密な口裏合わせによるものでした。本当は、眼鏡ではなく補聴器を取りに戻ったのですが、耳が悪いことで数々の会社をクビになっていた関係で、それを隠したかった尾形。尾形は、APD(聴覚情報処理障害)という病気を抱えていました。これは騒音の中での会話を聞き取れなくなる病です。だから、尾形は競馬場では貸し出しラジオの音声を何時もイヤホンで聞いていました。「話が違うじゃねえかよ。だから俺は最初から嫌だと言ったんだよ」と、口裏合わせをしていた姫野検事に掴み掛る尾形、退廷。休廷。↲姫野検事は尾形が耳の悪いことを承知でそれを隠していました。それを陪審員に知られれば、証言の信用性が損なわれますので隠していました。「耳の病のことはバレないようにするから、言われた通り証言してくれ」と尾形を言いくるめていた姫野検事。――廊下に出たところで尾形が、「俺に近付いたのは耳のことを調べる為だったのか? これで俺は、また職を失なうかも知れない」と明墨に詰め寄ります。明墨は裁判を勝つ為には何でもすると言い、そして、「病気を理由にクビにするのは不当解雇です。これまで、あなたをクビにした全ての会社に損害賠償請求をすれば、一千万円は勝ち取れる。酒を酌み交わした仲でもあるから、宜しければ、何時でも無償で損害賠償裁判を引き受けます。障害を理由に差別する者を絶対に許してはいけません」と、尾形に手を差し伸べます。↲
2024.04.15
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第十五話(2024.4.14)/「おごれる者たち」あらすじ↲藤原道隆(井浦新)は、娘の定子(高畑充希)を中宮にした後、一条天皇(柊木陽太/幼少期)の生母で皇太后になっている妹の詮子(吉田羊)の発言力を削ごうと内裏外(職御曹司<しきのみぞうし>)に転居させます。↲父、兼家(段田安則)の死後、道兼(玉置玲央)が酔い潰れて五日間、元関白家の藤原頼忠(橋爪淳)の息子、公任(町田啓太)の屋敷に居座り続けます。道長(柄本佑)が連れ戻そうとしますが、「父(兼家)にも妻(藤原繁子<山田キヌヲ>)にも子(尊子<愛由>)にも捨てられた俺のことなど忘れろ」と、なかなか聞き入れません。道長は、「兄上は最早父上の操り人形ではない。己の意志で動きなさいませ」と説得するのですが、「ならば、道隆の首を取る。摂政の首が取れたら、未練なく死ねる。浄土に行けなくてもこの世とおさらばできる」と物騒な道兼。そんな道兼を、「兄上は変われます。変わって生き抜いてください。私が支えます」と道長が宥めます。道兼の生活態度が改まり、道隆は道兼に内大臣の地位を与えます。その翌年には、息子の伊周(三浦翔平)と道長を権中納言に任命。道綱(上地雄輔)と公任を参議とします。↲二年後、一条天皇(塩野瑛久)が成長し、道隆は摂政から関白となります。一条天皇を大人と認め、定子との間に皇子をもうけるよう促します。道隆の妻の高階貴子(板谷由夏)は、ききょう(ファーストサマーウイカ)を内裏に招き、定子の話し相手をさせます。ききょうは、定子から「清少納言」という名を与えられます。で、定子中宮の「和歌の会」などの集会施設など、その在所(登華殿)に莫大な費用が投じられ、そして調度品にも大金を掛けているのを道長が咎め、道隆に直談判。が、道隆は、「細かいことを申すな。お前を中宮大夫にしたのは、そういうことを申さぬと思ったからじゃ」と一蹴。で、「お前も伊周の弓競べを見て行け」と言われます。そこで、伊周に「弓競べ」を挑まれる道長。伊周が願い事を言ってから矢を射るように提案。「我が家より帝が出る」と言った伊周が、やや的の中心を外します。が、同様の願いを言った道長が的の中心を射抜きます。次いで、「我、関白になる」と願う伊周に道長も呼応。その時、道隆が「弓競べ」を中断させます。――そんな遣り取りがあった時に前後して、大学寮で学ぶまひろの弟、惟規(高杉真宙)が、難関の昇級試験に合格。その祝いに琵琶を弾くまひろ。そして、道長の正室、源倫子(黒木華)の父、16年間、左大臣を務めた源雅信(益岡徹)が74歳で他界。↲まひろ(吉高由里子)とさわ(野村麻純)は、近江の石山寺に気晴らしの旅(石山詣)。そこで、道綱の母、藤原寧子(財前直見)に出会います。寧子は「蜻蛉日記」の作者であり、道長の父、兼家の妾妻です。で、母を迎えに来た道綱にさわが一目惚れ。が、道綱は、さわではなく、まひろに惹かれます。――その夜、道綱がまひるの局に忍び込もうとしますが、間違えてさわに接触。「あれ、すまぬ。間違えておった」と道綱は退散。翌日、まひろに対し、さわの態度が冷たくなります。さわが、「私には居場所がない。もう死んでしまいたい」と言って、川辺に駆け出します。それを追うまひろ。川には疫病による遺体が浮かんでいます。川辺にも沢山の遺体が転がっています。↲
2024.04.14
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■日テレ土ドラ9/痛快エンタメ■花咲舞が黙ってない S3/第一話(2024.4.13)/「敵は女」あらすじ↲東京第一銀行羽田支店の窓口係、花咲舞(今田美桜)が本部の支店統括部臨店班に異動。臨店班の仕事は支店で起きている問題の解決と指導。で「融資課の事務的なミス」が疑われる羽田支店に、相馬健(山本耕史)とともに臨店。その二日目。舞が出勤すると、臨店班に藤枝賢造(迫田孝也)支店長と輸入雑貨販売業、㈱エトランとの癒着を告発する「臨店班御中」と記された封書(メモ)が届けられています。舞と相馬は、㈱エトランの融資担当、安藤浩之(中島広稀)に話を聞きます。次いで、怪しい金の動きがあった時期の昨年まで融資担当だった根津京香(栗山千明)にも話を聞きますが、藤枝支店長のイエスマンの根津は、担当が変わった理由など、あらゆる質問に、「存じません」の一点張り。舞は、㈱エトランのクレジットファイル(決算書類)の提出を求め、それを確認。藤枝が支店長になって間もなく、業績に見合わない二億円融資が実行されています。更に、その直後、㈱エトランは、一千万円の不審な外注費支払いをしています。舞は、相馬と安藤を伴なって㈱エトランを訪ね、経理担当の大沢あゆみ(山田真歩)に社内書類を見せて貰います。そこに木幡社長がやって来て、書類を勝手に臨店班に閲覧させたあゆみを叱り付けます。で、「直ぐに帰って貰え!」と言われ退散。木幡社長から「妙な調査が入ったが、大丈夫なんでしょうね、次の二億円融資は?」というクレーム電話を受けた藤枝支店長は「支店の業務妨害をするな!」と舞と相馬を一喝。↲それでも懲りずに調べを進めると、取引の無い非上場の㈱島井製作所(茨城県土浦市/代表取締役、島井透)が顧客情報リストに記載されており、そこに一千万円が流れていることを発見。舞は島井製作所を訪ねますが、島井透社長は既に他界していて工場は閉鎖中。遺された透の妻は、「工場のことは何も分からない。全て娘の美智子に任せている」と返答。相馬が法務局で登記簿を調べますと、代表取締役は藤枝美智子に代わっています。美智子は、藤枝支店長の妻でした。藤枝支店長の妻に、二億円の融資を受けた㈱エトランから一千万円が流れていました。↲告発文は根津に違いないと確信する舞。――不自然な二億円と一千万円の金の流れを追って調査をし、それで、藤枝支店長に融資担当を外されていた根津。藤枝が支店長になってから不正融資が横行し、融資係という職務に失望していた根津。それを知った舞は、社長のパワハラに怯える大沢あゆみに、「一千万円」の「振込依頼書(控え)」の提出を求めますが、拒否されます。が、舞の説得に折れたあゆみが、㈱エトランから産業中央銀行広尾支店、㈱島井製作所(藤枝美智子社長)への「振込依頼書(控え)」を提供。これが、藤枝支店長の妻、美智子の会社に一千万円が振り込まれていた証拠になります。何処からも融資を断られていた㈱エトランが融資を受け、その見返り(キックバック)の一千万円です。島井製作所の他に同様の手口が疑われる会社が二社(倉木産業、BS金属)あります。↲臨店班に悪事を指摘された藤枝支店長が、「お前だな」と根津に視線を向け、罵詈雑言を浴びせます。その時、「あなたは、昔ながらのやり方で行員を押さえ付け、特に女性を見下している。何も変わらないのなら、支店長もこの銀行も腐っている」と舞が毅然と発言。その場にいた全行員が舞の言葉に拍手。藤枝が叫びを上げてその場を退散。――㈱エトランの木幡社長も更迭。↲本部に戻る舞と相馬。「人事異動通知書」が回覧され、藤枝支店長は「松若第一工業」に出向とのこと。「あんなことをしていたのにクビにならないんですか?」と驚く舞。「上が隠蔽したんだろ。この銀行は闇が深い。ここにいるとそれを嫌というほど知ることになる」と相馬。牧野頭取の腹心で経営企画部長の紀本平八(要潤)が隠蔽工作の張本人でした。「銀行の不祥事が世間に知られるなどもってのほか。これからは、この仕事は君にやって貰いたい」と本部経営企画部の昇仙峡玲子(菊地凛子)に、隠蔽特命担当を命ずる紀本部長。↲
2024.04.14
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■フジ金9ドラマ/痛快ミステリーコメディー■イップス/第一話(2024.4.12)/「電撃ウィッチの魔法」あらすじ↲ともにイップスを抱えるミステリー作家の黒羽ミコ(篠原涼子)と、警視庁捜査一課刑事の森野徹(バカリズム)。デビュー作から三作連続でベストセラーを記録したものの、「殺しても好きな人」以来、ネタ切れで新作が書けないミコは、会話術と洞察力を武器にテレビ情報番組のコメンテーターや雑誌のコラム執筆に力点が移っており、そのことをSNSで叩かれ、イライラが募る日々。そんなSNS書き込みをしているのが優秀な警視庁捜査一課刑事の筈だった森野徹(バカリズム)。森野はもともとミコのファンでしたが、新作を出さないミコに苛立ち、「ノモリ」のアカウント名で誹謗中傷を繰り返しています。そんなミコと森野が、元アイドルの人気熱波師、電撃ウィッチ麻尋(トリンドル玲奈)がプロデュースするサウナ施設(SPA/fondue<溶かす>)で出会います。で、屋上の水風呂で、反社の竹内渉(山口大地)の水死体を発見。闘島署の酒井純平(味方良介)ら機動捜査隊が臨場。酒井はヒートショックによる事故死と見ています。「生の死体見るの初めて」とミコのテンションは上がります。そして、森野はイップス症状で体が硬直して苦い顔。そもそも森野は、「今日は調子悪い」と言って、「ひよこ鑑定士連続殺人事件」の現場に行くことを回避し、SPAでサボっていました。それを相棒の樋口一之(矢本悠馬)刑事に電話で咎められ、そして、マジ切れしている管理官に電話が代わり叱責されます。本来捜査すべき現場に呼び戻されます。そこに向かう時、ゴミ集積場で大量のポリ容器を見る森野。↲真尋の本名が大島香織と聞き出したミコは、スタッフ(ロッカー)ルームに忍び入ってロッカールームを開けます。魔法の杖のスタンガンが入っています。が、そこを麻尋に取り抑えら、不法侵入で闘島署の機動捜査隊、酒井刑事に引き渡されます。その頃、管理官に呼び戻された森野は、渋谷のクラブ「パブリカ」のDJ、出島サトシが殺害された現場に向かいます。そこには相棒の樋口が待ち構えていましたが、その時、機捜の酒井からの電話。「こちらは事故として処理しました」と報告。「あとは、ミコさんが従業員室に忍び込んで逮捕されました。で、彼女が<森野を呼べ>って叫んでいます」とのことで、ミコと電話。「帰って来て。あれは事故じゃない、殺しよ。それを証明して」とミコ。↲ミコにそう言われるまでもなく、竹内渉の首に火傷痕があるのに気付いた森野が、「あなたが彼をスタンガンで気を失なわせて水死させた。違いますか?」と麻尋に尋ねていました。――この日、SPAにやって来た渉は、「百万、貸して。……反社と付き合っていたことをバラされたくなければ百万円用意してくれ」と元カノの麻尋を強請っていました。そこで殺意を抱いた麻尋は、「サウナに入って行かない。その間にお金を用意して置くから」と言って、サウナ後の彼を屋上の水風呂に誘い、そこで強力スタンガン(魔法の杖の柄杓に接合)を首に押し当て気を失なわせ、溺死させていました。が、「水風呂でスタンガンを使ったら、犯人も一緒に感電しちゃいませんか?」と麻尋は反論していました。↲森野はDJ殺しの現場を離れ、逮捕され手錠を掛けられているミコの元に急ぎます。樋口が呆然としてそれを見送ります。SPAの前に到着した森野はそこで硬直。麻尋のポスターを見て、サウナ施設前で動けなくなっている森野。イップスの森野は犯人を追い詰められません。目の前にいるのが犯人だと分かると、体が動かなくなります。森野はミコに電話し、イップスを訴えます。ミコが、「もがきなさい!」と森野を叱咤激励。で、森野がSPAに入り、麻尋と対峙してトリックを説明。――水道水はその中の不純物より電気を通しますが、純度100%の純水は絶縁体になります。屋上の水風呂は純水に変えられていました。それで水風呂が絶縁体になっていて、麻尋にスタンガン電流が通電しませんでした。ゴミ集積場で見た大量のポリ容器は「純水容器」でした。薬局に何度も足を運び、「純水」を購入していた麻尋。↲麻尋はミコのミステリー小説のファンだと言いながら、「殺しても好きな人」という作品は、好きにはなれないと言っていました。この作品は、DVに耐え兼ねた女性が男性を殺してしまうという話です。――「自首しよう」とミコ。で、弟の人権派弁護士、慧(染谷将太)を紹介。↲「小説、書けそうですか?」と森野がミコに聞きます。「書けそうな気がする」とミコは言いますが、パソコンのキーボード上で指が動かないミコ。↲
2024.04.12
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■テレ朝水曜刑事ドラマ■特捜9 season7/第二話(2024.4.10)/「嘘つき」あらすじ↲高尾由真(深川麻衣)は小宮山志保(羽田美智子)を誘って、高校時代の親友、寺本麻里佳(長井短)が営む開店前(午前11時)の古民家カフェ(ムマカフェ)を訪れます。と、厨房で、麻里佳の共同経営者で調理担当の藤沢睦美(宮﨑香蓮)の刺殺体を発見。死亡推定時刻は、昨日の深夜(22:30~0:00)。麻里佳とアルバイトの熊井寛人(草野大成)によると、睦美は昨夜、ひとり店に残って新メニュー開発をしていたとのこと。浅輪直樹(井ノ原快彦)は、遺体の右手が何かを握っていたような形になっていることに注目。そして、カフェ前の野次馬の中に挙動不審な元常連客の長谷渉(長谷川ティティ)。サイクル店(ジョリーサイクル)店員の長谷は麻里佳の元恋人でした。が、結婚を前提にした四年間の交際後、一年前に破局。その時、未練があった長谷がストーカー化して、睦美が「麻里佳に付き纏うのは、もう止めて!」とサイクル店に怒鳴り込みをしていました。で、国木田誠二(中村梅雀)班長は、「睦美のせいで長谷と完全に別れることになったということで、麻里佳が逆恨みして犯行に走った」という可能性を疑います。↲睦美はフードコンサルティング会社(フードシンフォニー)社員、上司の女性と噂になっている樽谷宏(見津賢)とトラブルになっていました。樽谷と彼の上司、小林沙織(河井青葉)は、「経営についての様々なアドバイスにより順調に売り上げが伸びていたのに、一週間前の半年間の無償アドバイス期間を過ぎた時、契約破棄を一方的に睦美から告げられた」と証言。どうやら睦美は麻里佳と店の経営を巡って対立していました。麻里佳が推す「フードシンフォニー」(ムマカフェ事業計画とキャッシュレス決済)契約を打ち切り、睦美は、「Mobiler Pay」での自動決済システムの導入を決めていました。ただ、「Mobiler」担当者は、「フードシンフォニー」と競合していたという認識は全く無く、若社長の清川光輝の指示により、急遽、「ムマカフェ」が自動決算システムを導入する運びになったとのこと。何でも清川社長は、大切な人の頼みで、それを指示していたとのこと。↲この清川社長と麻里佳が親密に話し込んでいる場面に志保と真由が遭遇。麻里佳は、清川について、「店の常連で、たまたま会っただけ」と説明。志保は、「長谷が逆恨みで睦美を殺した可能性」に言及し、真由は、長谷と過去に恋人関係であったことを隠していた理由を詰問。が、麻里佳はそれに曖昧な返答。――麻里佳と睦美は、10年前、バンコクの日本人宿で知り合い、「皆が癒されるカフェ」作りで意気投合。そして、樽谷が現れた頃、経営方針について決定的に意見対立。店のワインを持ち去ったり、大事な取引に遅刻したり、すっぽかしを繰り返す麻里佳。そんな麻里佳の行動が、睦美には、「店が自分の理想と掛け離れて行くのに嫌気が差し、もうどうでも良くなって店を潰そうという嫌がらせ」に見えていました。で、睦美と麻里佳は頻繁に喧嘩。麻里佳の数々の嘘が露見します。↲国木田班長と直樹が長谷のアパートに出向き彼を確保。バッグの中に凶器のナイフ。睦美の血液が検出されます。取調室で、「僕が殺しました」と長谷。が、殺害方法と動機については供述拒否。長谷は、麻里佳を庇っている可能性があります。麻里佳が隠した凶器を持ち帰ったものと思われます。――真由が留守をしているの部屋に入り、店から失くなっていた在庫ワインを発見。そこに麻里佳が戻り、真由を詰っているところに国木田班長と直樹。証拠隠滅容疑で麻里佳を逮捕。防犯カメラに、紫苑神社にナイフを隠す麻里佳の姿が映り込んでいました。↲合い鍵で麻里佳の部屋に再び入る由真。「ひろかわ脳神経内科」の診察券があります。古い昔の携帯の検索履歴に「若年性アルツハイマー型認知症」があります。彼女が嘘を付くのは、この症状を持つ患者の特徴なのでした。――由真が麻里佳を取り調べ。若年性アルツハイマー型認知症により、長谷とのデートの待ち合わせ時間を忘れていた麻里佳。大事な取引先との会談時間も忘れていた麻里佳。「麻里佳の苦しみを私にも半分頂戴」と言う由真に、「助けて、由真。私が睦美を殺したかも知れない」と麻里佳。携帯のパスコードが分からなくなって新しいスマホに買い替え、それを大好きだった長谷のストーカー行為のせいにしていました。ワインの発注数を間違え、それを誤魔化す為に自宅に隠していました。弱みを見せたくなくて嘘を繰り返していた麻里佳。↲あの夜、「好い加減、嘘付くのは止めて」と睦美に言われた麻里佳。で、翌朝、胸騒ぎがして早目に店に入ると、既に睦美が死んでいました。右手に「まりか」と刺繍の入っているエプロンが握り締められていて、「私がやったの?」と訝る認知症の麻里佳。そのエプロンと凶器のナイフを持ち去り、紫苑神社に隠していた麻里佳。そこにたまたま自転車に乗った長谷が来て、それを拾い、持ち帰っていました。↲フードシンフォニーの樽谷の上司、小林沙織が睦美殺しの犯人でした。エプロンから沙織の指紋が検出されます。最近では、布からも指紋が採れるようになっています。それを知らなかった沙織は、「まりか」と刺繍入りのエプロンを睦美の遺体に握らせるという偽装工作で、墓穴を掘っていました。――「あんなに親身になっていた樽谷を裏切って契約破棄なんて、人としてどうかしている。どうせ、あの嘘吐き女(麻里佳)に何か吹き込まれたんでしょ」と沙織が睦美に言ったところ、彼女は俄かに怒り出し、「今回は御縁が無かったということで……。帰ってください」と言って、ゴミ箱に提案書を投げ捨てました。睦美には、部下の樽谷との純粋(?)な関係を貶(けな)されていたこともあり、沙織は逆上。厨房にあったペッパーナイフを掴み、睦美に襲い掛かり、彼女を刺殺。そして、麻里佳のエプロンを握らせていました。部下の樽谷に恋愛感情を持っていた沙織。が、樽谷は上司に迫られ困惑していました。↲ともあれ、睦美は麻里佳の認知症を察知していて、それで、簡単なキャッシュレス決算システム(サクッとカンタン決済)導入を清川社長に依頼していました。清川社長を麻里佳に紹介していました。↲長谷がサイクル店の一角にカフェスペースを設置するようオーナー(やす/ずん)を説得し、古民家カフェを畳んだ麻里佳がそこで働いています。麻里佳は、長谷との恋人関係を復活させています。↲
2024.04.11
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■テレ朝火9サスペンス×ラブストーリー■Destiny/第一話(2024.4.9)/「許されない初恋」あらすじ↲横浜地検中央支部の検事、西村奏(石原さとみ)は、被疑者の取り調べに向かいながら、中三(15歳)当時、東京地検特捜部の検事だった父、辻英介(佐々木蔵之介)の自宅での首吊り自殺を思い出します。正義を貫いていた英介が汚職事件に巻き込まれ命を絶ったその日以降、姓を替えて母の故郷、長野に移り住み、ひっそりと生きて来た奏。父と同じ検事になろうと勉強に励んでいた奏は、国立信濃大学法学部二年の夏、野木真樹(亀梨和也)と出会います。試験中、無理やりにカンニングを強要されて以来、妙に馴れ馴れしくなった真樹は、友人の森知美(宮澤エマ)、梅田祐希(矢本悠馬)、及川カオリ(田中みな実)を友として紹介。「私たち、ずっと友だちでいようね」という言葉が交わされ、五人は青春を謳歌。弁護士の父、野木浩一郎(仲村トオル)と折り合いが悪く、心から人を好きになったことのなかった真樹と父の死後、孤独に生きてきた奏は次第に惹かれ合い、仲間には内緒の恋が始まります。カオリが真樹に惹かれていることを知りながら、それに敢えて目を瞑り、初めての恋に溺れていた奏。↲法曹界志望ではなく就活しているカオリに、なかなか内定が出ません。焦りが生じカリカリし始めているカオリが真樹と奏の男女の関係に気付き、「ずっと友達でいようと誓ったのに、奏は裏切っている」と知美に言って激怒。が、知美は、「何よ、それ。女子高生みたいなこと言わないで。私は、ロースクール(法科大学院)受験で忙しいの」と言って取り合いません。↲で、知美とともに奏もロースクール入試を真近に控えていた頃、カオリが赤い車で真樹の部屋にやって来て、真樹を車に乗せて連れ出します。その時、真樹の部屋には奏がいました。それをカオリは承知していて、「いたんでしょ、奏。……奏とは付き合わない方が好い。奏のパパは自殺では無く殺されたんだよ」と言い出します。そして、唐突に、「ねえ、一緒に死なない」と言って、山道を暴走。――カオリが事故死したという知美からの電話連絡が奏に入ります。カオリは助手席に真樹を乗せ、軽井沢に向かう山道で即死。真樹は辛うじて生還。カオリは司法解剖され、どうやら警察は、ただの事故ではないと見込んでいます。奏も事情聴取を受け、「真樹は13時にコンビニに行くと言って部屋を出た」と証言。「コンビニに行くのならアイスを買って来て」、「バニラで好い?」、「うん」という言葉の遣り取りを、警察で何度も聞かれる奏。真樹の父、野木浩一郎も、「場合によっては、真樹に弁護士を立てなければいけない」ということで、事故の詳細を聞きに警察を来訪。結局、事故はカオリの過失とされ、真樹は一切の罪に問われません。↲カオリの葬儀中、真樹が寺の外で呆然と佇んでいます。奏が近付くと、真樹は逃走。それを追う奏。「何があったの?」と問う奏に、「ごめん、俺がカオリを[殺した](←車のクラクションで聞こえない言葉)」と真樹。それ以降、真樹は消息不明。カオリが死に、そして、真樹が消えたショックで、その年のロースクール試験に落ちていた奏。↲その12年後、横浜地検中央支部を退出、帰宅する奏。カオリの13回忌法要の案内状(郵便はがき)が届いています。奏は「横浜みなと総合病院」の外科医、奥田貴志(安藤政信)と同棲中であり、奥田はそろそろプロポーズしようと考えています。奥田は患者の容態悪化が続き、この四日、家に帰っていません。で、奏は、帰宅直後に差し入れ弁当を作り、そして、着替えを持って病院に届けます。その時、「横浜みなと総合病院」に緊急搬送される患者がいて、それが真樹です。地下鉄中央駅の階段で他の乗客と揉み合いになり転落。頭部強打、後頭部より出血。同時に胸腹部も強打している模様。意識朦朧状態でストレッチャーで搬入されます。弁当と着替えを奥田に手渡してから自宅に戻ろうとしている奏の脇を、真樹のストレッチャーが通過します。奏は、それが真樹であることに気付いていません。で、縫合手術が必要なのに、「行くところがある」と言ってベッドから起き上がろうとする真樹。↲――その後日、警察から送致された事件について、それを起訴するか否かを決定する取り調べを行なう検察官の奏。奏の目の前には、現住建造物等放火罪で逮捕された「出生地、横浜市瑞穂区。無職、野木真樹」がいます。12年振りの再会です。それを機に、再び青春時代の事件に向き合うことになります。それは、20年前の父、辻英介の謎の死(自殺or他殺?)にも繋がっています。↲
2024.04.09
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■フジ月9ドラマ(愛の物語)■366日/第一話(2024.4.8)/「一生、忘れられない恋だった」あらすじ↲12年前(2011年)。高校野球茨城県大会で背番号「3」(一塁手の背番号)水野遥斗(眞栄田郷敦)の応援演奏(クラリネット)をする高2の吹奏楽部員、雪平明日香(広瀬アリス)。明日香は遥斗に想いを寄せていましたが、それを今まで伝えられずにいました。――2023年。東京の大学卒業後の明日香は、「オカベ音楽教室」の受付勤務。吹奏楽部の仲間で、現在は介護福祉士として老人ホームに勤務していて、理学療法士を目指す下田莉子(長濱ねる)と飲みに行った明日香は、母校、龍ヶ崎高校の廃校に伴なう同窓会(3/25)開催を知らされます。「野球部の小川智也(坂東龍汰)と吉幡和樹(綱啓永)は来るけど、遥斗は来ない。残念?」と言う莉子に、「別に」と、明日香。↲茨城県龍ヶ崎市の高校教室での同窓会で旧友と近況を語り合う中、明日香は着衣にジュースを零し、その処理に水場に向かい、その帰りの廊下で来ないはずの遥斗から、「明日香、久しぶり」と声を掛かけられます。高校卒業後、北海道の大学に進学した遥斗は、外食チェーン(グッディダイニング)勤務であり、この度、東京に異動とのこと。教室での同級会が終わってから、遥斗の両親、輝彦(北村一輝)と智津子(戸田菜穂)が経営するお好み焼き屋「てるちゃん」で飲む明日香、莉子、遥斗ら。遥斗は、ゆくゆくはこの店を継ぐつもりでいます。↲後日、智也と莉子の戦略に乗せられて、遥斗と明日香は高校で同級生だった劇団員、鮫島健司(佐藤景瑚)が演ずる小劇場を観覧。その後、遥斗の馴染みの店で食事。そこから、夜の遅い時間帯になって、遥斗の企画になる開店準備中の店を見学する明日香。警備員が来て物陰に隠れる二人。そして、遥斗と明日香は、互いに擦れ違いや誤解があったことを確認。高校時代以来、互いに惹かれ合っていて、互いに、ずっと彼氏、彼女がいなかったことも確認。「俺たち、これから始めて見ない?」と遥斗。「宜しくお願いします」と明日香。朝まで、空白期間の出来事を語り合う二人。明日の日曜日はスカイツリーデートということになり、キス。↲デート当日の待ち合わせ場所に先着の明日香。――遥斗は歩道橋上で木の枝に引っ掛かっている風船を取ろうとしている野球少年がそこから転落しそうになっているのを助けようとして、歩道橋から落下。城坂記念病院に緊急搬送されますが、意識不明(昏睡状態)。智也からの電話連絡で、遥斗の異変を知る明日香。↲
2024.04.08
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■NHK大河ドラマ/歴史ドラマ■光る君へ/第十四話(2024.4.7)/「星落ちてなお」あらすじ↲関白の藤原兼家(段田安則)は三兄弟に出家を告げ、「わしの後は道隆(井浦新)が継げ」と言い渡します。それに納得がゆかない道兼(玉置玲央)は、「父の今日があるのは私の働きがあってこそ。それなのに、何故に兄に?」と、激高。兼家が、「黙れ、お前のような人殺しに一族の長が務まると思うのか。今後も汚れ仕事を担い道隆を支えよ。それが嫌なら身分を捨てて何処へでも行け!」と言うのに、「この老いぼれ、とっとと死ね」と道兼は更に怒り爆発。その頃、「今宵、星が落ちる。次なる者も永くはあるまい」と、陰陽師の安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)が予言。間もなく、道長(柄本佑)は屋敷の庭に横たわる兼家の遺体を発見。兼家の喪中、道兼は女を集め酒盛り。そんな道兼に妻の藤原繁子(山田キヌヲ)は愛想を尽かし、娘の尊子(愛由)を連れて道兼の元を去ります。一方、源明子(瀧内公美)は、兼家の扇に向けて、「安和の変」で追い落とされた父(源高明)の無念を晴らす呪詛を行なっていて、見事その祈りが通じて兼家を死に追いやっていましたが、と同時に自らも腹痛に襲われ、道長の子を流産。父の喪中で穢れを避けようという慣習の中、流産して病床にある明子を手厚く見舞う道長。そんな夫の姿を見て、もともと明子は兼家に復讐する為に道長の妻になっていたのですが、愛が芽生え始めます。↲摂政となった道隆の独裁が始まります。まず、圧倒的に実績が乏しい17歳の息子、藤原伊周(三浦翔平)を蔵人頭に任命。そして、道隆の妻、高階貴子(板谷由夏)は、伊周の妻選び目的で「和歌の会」を開催。この会に、まひろ(吉高由里子)、ききょう(ファーストサマーウイカ)が講師として招かれます。後日、ききょうがまひろ宅を訪ね、「志を持たず、己を磨かず、退屈な暮らしに気付かない姫たち」と言って会に集まる者を罵倒してから、宮中女房への出仕に向け、夫(橘則光)と我が子(則長)を捨てる覚悟を語ります。↲読み書きの勉強を始めたたね(竹澤咲子)が、まひろの元に来なくなります。たねは泥に塗れて畑仕事をしています。父親(たつじ)から「畑を耕して死ぬ娘に文字は要らない」と言われ、まひろは挫折。↲道隆は、長女の定子(高畑充希)を一条天皇(柊木陽太)の中宮に据えるべく、円融院(元円融天皇/一条天皇の父)に入内していた中宮、藤原遵子(中村静香)<=元関白の藤原頼忠(橋爪淳)の娘>を皇后にしようと画策。そういう運びとなるよう、公卿たちを説得をせよと道長に命じる道隆。が、全ての公卿が、「皇后と中宮が並び立つなど前例がない。有り得ぬこと」と真っ向から否定。そんな中、道隆が直接、一条天皇に伺いを立てると、「朕は定子を中宮とする」と宣告。幼い一条天皇は遊び相手になってくれる定子のことが大好きなので、道隆の思い通りの展開になります。↲
2024.04.07
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■テレ朝水曜刑事ドラマ■特捜9 season7/第一話(2024.4.3)/「バベルの塔」あらすじ↲早朝、頭部流血の「バベル」マンション管理人、林田浩児(中村シユン)が当該マンション中庭で死亡。遺体の傍に割れた植木鉢。外階段から被害者は落下したのか、または、外階段から狙いすまして植木鉢を投げ付けられたのか、あるいは植木鉢で殴り付けられたのか、全く不明。いずれにせよ、死因は脳挫傷。特捜班は、浅輪直樹(井ノ原快彦)と新藤亮(山田裕貴)、村瀬志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)の三チームに分かれて聞き込み開始。混沌の「バベル」マンション住人は、102号室の通報者でAIプログラマーの井上龍生(夙川アトム)、103号室の管理組合長で元教師(教頭)の平西淳(徳井優)、109号室の事故で車椅子生活(保険金暮らし)を強いられている大山剛宏(森田甘路)、201号室のクラブホステスの角山哉子(三倉佳奈)、202号室で怪しい水耕栽培をしている外国人のスティーブ・ポール(村雨辰剛)、208号室で求職中(仮釈放中)の島川政二(木村了)、301号室で会社経営者を自称する(実は偽り)ビジネス系インフルエンサーの佐野兼一(平岡祐太)など様々。特捜班は各自それぞれ異なる住人に疑いの目を向け、捜査はバラバラ。志保、由真コンビは、何かと住民に対して口煩い平西の植木鉢による撲殺を疑います。青柳、矢沢コンビは、男を連れ込んでトラブルになっていた哉子の植木鉢投下殺害を疑います。で、新藤は外階段からの突き落としということで佐野を疑います。そんな中で、遺体の上着ボタンが外れていたことに注目する直樹。犯人と揉み合った際にボタンが取れたものと推察。つまり、本当の殺害場所は中庭ではなく、真犯人の部屋前ではないのかと直樹は考えます。管理人の林田は、各部屋の前にそれぞれの住人に合わせた花瓶(植木鉢)を設置していました。管理人は犯人の部屋前で殺害され中庭に運ばれていたということであれば、植えられていた花の品種さえ分かれば犯人は特定できます。が、現場に花はありません。花は隠されています。そこで、直樹が全住人に聞こえるように、「花は無いが種を探そう」と言い、犯人を誘(おび)き出します。↲で、井上龍生が現場で種を探しているところを抑えます。しかし、井上には犯行時間の午前六時にコンビニにいたというアリバイがありました。そのアリバイを崩す直樹。落下した植木鉢の元の位置(外階段踊り場)から井上の102号室に繋がる筋傷(糸傷)があります。実際の林田の死亡時間は午前六時の少し前でした。102号室の部屋前から中庭に遺体と凶器に見せた植木鉢を運んだ後、六時にコンビニに入り、そこでスマホで遠隔操作。植木鉢に結んだ糸を自室のカーテンレールに繋ぎ、カーテンを開ける遠隔操作をすることで糸が引っ張られ、植木鉢が落下するという仕掛けでした。で、植木鉢の落下音を聞いた住人が中庭に飛び出し、遺体を発見させるという仕掛けでした。コンビニのガラスに、スマホを遠隔操作する井上が映り込んでいました。それを新藤が指摘。↲「今度、ここで皆がお花見をやるので来ませんか? それで抱え込んでいる悩みがすっと消えることもありますよ」と林田に言われた井上は、そのあまりのしつこさに、「好い加減にしてくれ!」と言って林田を引き倒していました。で、その際に、林田は転倒し後頭部を痛打して、死に至っていました。――「あの人は、無神経に人の傷口に入り込んで来た。私は、IT企業の社員時代、若手社員の相談を受けアドバイスしたつもりなのに、ハラスメントを受けたと訴えられ解雇された。人と人は関わらない方が良い。話せば分かると言って人の心の中に踏み込むのは傲慢。身を守る一番の方法は人と関わらないこと」と林田は直樹らに主張。↲そこに林田の息子の話を聞いて来た国木田誠二(中村梅雀)班長が登場。――林田の妻は自殺していました。もともと踏み込まないタイプの林田は、妻の異変に薄々勘付いていながら、妻を尊重する意味で、それを放置する形になっていました。そのことを後悔し、人と関わることを恐れてはいけないと決めていた林田。林田は、妻を亡くしたという自身の辛い経験から、人との関わりを大切に生きていました。林田は自身の辛い経験から、井上との深い関わりを求めていました。そのことを国木田が井上に説明。井上、逮捕連行。↲
2024.04.04
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