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おはようございます、紙太材木店の田原です。今日で10月も最後今年もあと60日で終わります。昨夜は夕方から冷えてきましたから事務所に帰ると薪ストーブが焚かれてました。昨日はぎふ木造塾で石場建ての住まいの見学と講義写真は床下で全面コンクリートが打たれ所々に束石があってそこに床を支える束が立っています。その束が建物全体の荷重を受けていますが木の束は石の上に乗っているだけです。床下には一般的な基礎がないように見えますが地中梁と言って地面の中に向かってコンクリートの梁があります。束石もとても薄いように見えますがコンクリートの中に埋め込んであるだけで本体はかなり大きなものです。一般的な住宅は基礎コンクリートと上部の木造部分の土台で緊結つまりコンクリートに埋め込んだボルトで固定してありますがこの建物は乗ってるだけなので大きな地震が来た時にはズレます。先般の熊本地震では60cmほどずれた建物を元に戻したとかお寺の本堂のように床下を覗くと反対側まで見通せます。壁は土壁で、耐震性は限界体力計算で担保されています。2020年に省エネ基準が義務化されますがそうなると土壁の建物に代表される伝統的な建物が建てられなくなるということで気候風土適応住宅という制度ができました。この住宅もその制度で造られています。つまり伝統的な手法の建物を丁寧に作る場合は外皮の基準を適用しませんと言うことです。省エネ性は悪くなるけどそれは住む方の選択に任せるということで省エネ一辺倒の経産省に国交省がその役割を果たしたというべきかもしれません。気候風土適応住宅の認定のガイドラインが日本サスティナブル建築協会から出ています。石場建ての土壁の家で大工さんの手作りの家と言うのもこれからの時代の一つの選択肢かもしれません。
2018年10月31日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。予報では今週から朝晩の冷え込みがいよいよ本格化するとか美濃地方でも10度を切るようです。日中も次第に寒くなると日差しが恋しくなるものです。さて、住宅の場合敷地条件によっては南北に細長い敷地に家を建てるケースもあります。特に市街地では土地の条件が限られますから意外にそんなケースが多くなるものです。そんな条件でも設計者に求められるのは日差しと明るさの二つで様々な工夫が必要になります。南北に細長いということは南に向いた家の幅が小さくなり東や西に向いた幅は逆に広くなります。市街地で細長いということは西も東も隣地が迫ってきているということで空いてるのは幅の狭い南だけ南にはできるだけ開口部つまり窓を設置したいのですが空いてるのが南だけということになると玄関も南、耐震性を考えると窓だけと言うわけにいかず壁も無ければなりません。そんなバランスを取りながら設計するのですが一般庶民の生活は電灯が普及するまではランプや蝋燭の生活日本人のDNAの中には住まいの中にそれほど明るさを求めていないのではと感じることもあります。谷崎潤一郎の陰翳礼讃などを読むとなるほどと納得できるところが多くあります。日頃は日射取得が大事、自然温度差も大事と言ってますが条件が限られれば臨機応変に考える必要があります。日本人の美意識の根底にある陰翳も意識しつつ限られた条件の中でも性能の高い家を作っていきたいものです。
2018年10月29日
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花池の家のガラリ戸おはようございます、紙太材木店の田原です。10月も末になり美濃地方では朝夕は暖房している家が大半と思われます。来年の4月初めぐらいまでは暖房することになりますからその期間は凡そ、5か月。ついこの間まで人生で一番暑い夏を過ごしてきたのですから季節の移り変わりは早いものです。さて、2020年に省エネ基準が義務化されますが住宅の性能あるいは質を左右する要素は大きく分けて3つ。・耐震性・省エネ性・耐久性(長持ち、維持管理のしやすさ)耐震性については既存不適格という変な言葉がありますが、簡単に説明すると建てられた当時はその時代の耐震基準に適合していて何の問題もない住宅。でも、今現在の基準に照らし合わせると基準を満たしていないから違法建築。あからさまに違法建築と言うのは憚られるので、既存不適格という言葉に言い換えました。このような住宅を中古住宅として購入しようとするとローンを貸し出す銀行は気前よくと言うわけにはいきません。準違法建築みたいなものですから銀行としては当然です。建替えを勧めるか、ローン金額を低くするかということになります。これは銀行にとっての担保価値が低いのですから当たり前と言うことになります。中古住宅を安く購入してリフォームしようとしても、そのリフォーム資金は満足いく金額を貸してくれないということになります。耐震性については義務化されていますから上記のようなことが起こりましたが、省エネ性については義務化されていませんから上のようなことは起こっていませんでした。でも、2020年に省エネ性も義務化されます。ということは当然同じことが起こるわけです。更に言えば耐震基準は何度も改正されています。そう、何度もと言うのは何年も時間をかけて順次強化されていったということです。省エネ基準と言う言葉は少し誤解される方もいると思います。省エネ、イコール太陽光パネルで自家発電してエネルギーを使わない家と考える方もいますが、パネルを有効に使うには家本来の断熱性能や換気性能が大切です。大前提として断熱性があるわけでここを誤解すると省エネだけど寒い家となる可能性があります。2020年は省エネ(断熱性)が日本の歴史上はじめて義務化される最初の年です。10年、20年かけて順次強化されていくでしょう。義務化と言うのはそのように強化されていくものであると考えると、これから家を建てる方は省エネで既存不適格にならない家はどんな家なのか考える必要があります。30代で家を建てて60代になった時の住まいの資産価値 を考えるとすれば最低でもHeat20のG2ぐらいの省エネ性は必要なんじゃないでしょうか?個人的なことを言えばそれが最低のラインだと思っています。 花池の家 予約制内覧会のご案内 開催日: 10月27日(土)28日(日) 10:00~16:30 会場 : 一宮市花池 内覧のお申込み要領 完全ご予約制です。 下記の予約フォームからお申し込みください。 予約フォーム ←クリックしてください お引渡し前の大切なお住まいをお借りしての内覧会となりますので、 これから家づくりをお考えの方を対象としています。
2018年10月26日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨夜の雨も止み朝日の出ている美濃地方気持ちの良い日になりそうです。先日、10年ほど前に建てた神戸町の家に行ってきました。上の写真がその時のものです。柱も破風(勾配になっている屋根の際に付けてある板)も軒裏もそれなりに落ち着いた色になっています。この写真だけ見れば最初からこのように塗装してあったのではと考えてしまいますが、実は最初から何もしていません。塗装も何もしていませんでした。ラテン語ではパティナという時を経た風合いと言う意味の言葉があります。ラテン語ですから2000年前のローマ時代からある言葉で、その当時から時間とともに変化していく様を楽しんでいたのでしょう。外壁に面した木部については腐朽を心配して保護塗料を塗るケースもありますが、デッキのように雨が降るたびに濡れる場所でない限り、それほど心配されることはないように思います。特に破風や鼻隠しと言った屋根の軒の外側に付く板などは古い木造家屋などでは何もしていませんが、100年以上もっています。木部に塗料を塗れば人工的なものですから紫外線にさらされて何れは剥げてきます。例えばキシラデコールという塗料がありますが一度塗れば4、5年おきに再塗装することになります。それって、結構面倒で費用も掛かります。「新築当時のままにしたい」という気持ちは分かりますがそれには手間と費用も同時にかかるということになります。自然な経年変化に任せようと決めればノーメンテナンス。でも、そこに考えが行く方はそれほど多くはいません。ノーメンテナンスとなるとみっともない外観になるんじゃないかとか様々な考えが浮かんできます。最近の主流はサイディングやガルバですからそれに決めたほうが無難と言う考えもあります。ただ、人の手を加えた人工的なものは必ず寿命があるわけで漆喰にしても板壁にしてもそれは同じです。住まい手としてはできるだけ費用と手間を掛けたくないと言う気持ちがありますから思案のしどころと言うことになります。上の神戸町の住まい竣工当時はこんな具合でした。建物が竣工当時のままだったら逆にちょっと変と思うのは私だけではないと思います。 花池の家 予約制内覧会のご案内 開催日: 10月27日(土)28日(日) 10:00~16:30 会場 : 一宮市花池 内覧のお申込み要領 完全ご予約制です。 下記の予約フォームからお申し込みください。 予約フォーム ←クリックしてください
2018年10月24日
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人参とナッツのサラダおはようございます、紙太材木店の田原です。今朝は冷え込んでいて水洗いをした手が冷たいままです。パソコンを打つ指先にも時々息を吹きかけています。同じ岐阜県でも高山の荘川では氷点下2度とかもうすぐ11月でいよいよ寒くなってきました。さて、昨日の午前中は今渡の家で一寸した作業午後は久しぶりのオフということで料理今月の文芸春秋に伝説の家政婦考案の100%カラダにいいレシピなるものが載ってました。私は知らなかったのですがタサン志麻さんという方でTVにもよく出ているとか経歴を見ると三ツ星レストランでも修行されたれっきとしたプロの料理人「家庭で手軽にできる」の言葉でよく見ると12品紹介されていたのですが実際、手軽にできそうで美味しそうということで作ってみることになりました。上の写真の人参とナッツのサラダレシピにはスライサーでカットとありましたがピーラーでカットポイントはカットした人参に塩を振って5分ほど置いて水分を固く絞ることとあります。カシューナッツを使いましたがクルミやアーモンドでもOK味付けは塩、胡椒、レモン汁、オリーブオイル調味料の分量は書かれておらず適宜味見しながら。ナッツと人参が口の中で一緒になるようにナッツはすこし多めに別々に食べるのと口の中で一緒になるのとでは全く違います。人参臭さも水分を絞り出すことでほとんど気になりません。マグロのたたきラヴィゴットソースレシピではカツオのたたきになっていたのですが見た目でマグロに変更味はOKですが、盛り付けは才能無しです・・・たたきや刺身というと醤油とわさび或いはショウガが定番ですが醤油や調味料は同じですからいつも同じ味ということになってしまいます。上の料理はどちらかと言えば前菜感覚甲州ワインとよく合います。(甲州ワインは魚との相性が比較的いい)ラヴィゴットソース、野菜のみじん切りに塩、胡椒、酢、オリーブオイルそれにケッパーを加えたもので他の刺身やたたきにも合うソースです。いつもの醤油とわさびはご飯にも合いますがこの料理はNGで単独で食べるべきでしょう。最後にお茶漬けがいいかもしれません。メインはカオマンガイ鶏モモ肉は炊飯器でご飯と共に炊きます。ご飯を炊く時に鶏ガラスープ小さじ1、ショウガ3.4枚、にんにく1かけねぎの青いところ1本をいれそこに鶏もも肉を皮を上にしていれます。肉は事前に塩を少し多め振りフォークで何度も指して塩を揉み込みます。後は一緒にご飯を炊くだけで完成ソースはにんにく、ショウガ、ねぎの白いところをみじん切りにしてスイートチリソースとナンプラー、レモン汁を入れてかき混ぜれば完成パクチーとキュウリが付け合わせです。鶏肉が固くなるかと心配したのですがとっても柔らかく仕上がったのには驚きました。お皿に赤などの彩があればもう少し美味しそうに見えるのにとちょっと残念でしたが味はOK一度トライしてみる価値があります。今回の料理驚いたのは全部の料理時間を合わせてもそれほど時間がかかっていないこと手早くできてそれなりに美味しくいただけました。本も出されているようなので早速買ってみることになりそうです。本日は久しぶりの料理ブログでした。
2018年10月22日
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花池の家 2wayの玄関収納おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は花池の家の床下で半日過ごしましたが匍匐前進の連続で汗びっしょり肘当てがありますから(子供の膝当てを代用)べた基礎のコンクリートの上でも大丈夫とは言いながら出てきたときにはへとへとでした。完成間近の高性能住宅、床下ですることが結構ありますが内容は秘密気密住宅=機密住宅です(笑)が床下にいたのはどちらかと言えば換気性能に関わることです。さて、最近住宅雑誌などを読んでいると高性能な住宅の記事が多く出ています。その中で違和感を感じるのが「高気密・高断熱な家にするのに○○円コストがアップするが〇〇年で元が取れる」と言うもの。例えば断熱材を厚くするのに40万円余分にかかるが年間の暖房費が4万円さがるので10年で元が取れる根源的には自分の暮らしの質を元が取れるか取れないかで判断していいの?ということまず最初に、自分達がどんな暮らし方がしたいのかが先にあってその暮らしを実現するためにはどういう手法があってどれだけのコストがかかるか限られた予算の中で優先順位を考えるのは当然の事だけどそこに元が取れるか取れないかが入ってくると・・・住まいは元を取るという考え方には馴染まないんじゃないでしょうか。合板フローリングを無垢のフローリングに変えるビニールクロスを塗り壁にする集成材の梁を吉野杉にする耐用年数で比較と言う考えもありますがこれらには元を取るという考えは出てこないはずですが断熱を設備機器のようにあるいは利便性をと考えると元を取るという考えが出てくるように思います。どのように考えるかは人それぞれですが自分たちのしたい暮らしや過ごし易さは自分本位に考えて元を取るという考えは参考程度でいいんじゃないでしょうか。実際、私の計算ではきちんと断熱し気密を取り、換気をすると元を取るのに(何を基準にというのもありますが)20年以上はかかります。30年後、元が取れないような高性能な家にしなくてよかったとは恐らく誰も言わないでしょう。むしろ、元は取れなくても高性能な家にしてよかったと言う方が大半だと思います。 花池の家 予約制内覧会のご案内 開催日: 10月27日(土) 28日(日) 10:00~16:30 会場 : 一宮市花池 内覧のお申込み要領 完全ご予約制です。 下記の予約フォームからお申し込みください。 予約フォーム ←クリックしてください
2018年10月19日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日、一昨日と今渡の家の建前工事レッカー車を使って家の骨組みを組み上げる工事です。一般の方も上棟と言う言葉をお聞きになったことがあると思いますがまさにそれでした。紙太材木店の家の場合30坪程度の家でも2日間はみっちりかかります。工事は大工さんがしますから現場で私が何かするわけではないのですが高所作業も伴う工事で、事故の可能性もありますから何もせずに見ているというのが私の仕事。それでも2日間ずっと立ちっぱなしで緊張しながら工事の状況を見ているのは疲れます。設計者としては思い描いた通りの空間になっているかや吹抜けの窓からの光が想像通りかなど気になるところが満載の建前当日です。2日目朝の今渡の家さて、今回の今渡の家紙太材木店では初のバルコニーが付いています。バルコニーなんておやめなさいと以前ブログに書きましたし今でも普通のバルコニーを作るということなら同じことをお伝えしますが今回はいろんな条件がクリアしたのでバルコニー付き住宅となりました。OBの皆さんの中には?と思われる方がいるかもしれませんが条件が整はなければ今でもNGなのは変わりません。性能的には耐震等級3Q値は0.9、Ua値は0.26でも、このような数字では?ということで11月に断熱、気密、換気の見学会を開催する予定です。見えない空気と熱のデザインの見学会と言っていいでしょうか。住み心地や暮らし易さに直結するところですが一般の見学会でこのような内容で開催されることはありませんし目にする機会は滅多にありません。月末の花池の家の完成見学会のあと11月末頃に開催予定ですのでお愉しみ詳細は後日HPに掲載します。
2018年10月17日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。週末は法事で高山観光地の高山は先週、秋の高山祭があったばかりですが古い町並みは人で溢れていました。法事の後の御斎は洲さきで上の写真のような開放的なお座敷です。創業220年、建物も古く料理もさることながら建築屋としてはどうしても室内の造作や設えに目が行ってしまいます。窓は風情のある昔ながらの板ガラスもちろんペアガラスではありません。このお座敷は2階ですがガラスは掃出しになっていて手前に手摺が取り付けてあります。最近はご覧のように和室でも椅子で食事と言うのが普通になってきましたが昔ですから正座で食事をしたときの目線を考えると腰からの窓があってはこの解放感は得られません。上の写真をよく見ると分かりますが正面と右側の椅子の並んでいるところは実はお座敷の外つまり廊下です。写真の右側に建っている柱の位置を見ると分かりますし欄間障子の位置からも分かります。高山のような3地域つまりとても寒いところではこのように廊下を二重にめぐらせて寒さ対策をしているんですね。高山のような寒いところでは陽気のいい季節は限られていますから短い夏を如何に楽しむか、同時に寒さの対策をどうするか昔の人の苦労や工夫が偲ばれます。京都の俵屋と言えば知る人ぞ知るですが吉村順三の設計上の写真では正面右の位置の角に柱がありますがその位置に柱がありません。角に柱がないと視覚的に遮るものがなく隣家が迫った京都の町中でも解放感のある空間になっています。障子もちょっとしたデザインの工夫がしてありますお分かりになりますか?一枚の障子紙は障子の4マスのサイズ普通は障子紙の継ぎ手は桟のあるところでしますがわざわざ半マスずらしています。紙の重ねは3mmほどでそれが透けて見えることで一つのデザインになっています。他にもいろいろあるのですが一般の方にはこちらのほうがお勧めかもしれません。逆さに写しているのではなく宗和流本膳料理では鮎の塩焼きはこのように出されます。鮎の塩焼き私もひと夏に何度も炭火で焼くのですがこんな風には焼けません。こんな風と言うのはこの鮎、頭からそのまま食べても骨が舌に当たりません。固いヒレの骨も、もちろん背骨もです。添えてある緑は蓼(たで)で鮎と一緒に食します。この洲さきの鮎の塩焼きを食べると他で鮎の塩焼きを食べようという気になることはないでしょう。
2018年10月15日
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粟野東の家おはようございます、紙太材木店の田原です。朝から風が強く吹いてケヤキの落ち葉が舞ってすっかり秋の気配の美濃地方です。靴下を履いていればまだ足元が寒いということはありませんがもうすぐそんな季節になります。現在の新築住宅ではほぼ100%床はフローリング(木の床と言う意味で無垢のフロアも含みます)が使われています。一部にクッションフロアやカーペットと言うのもあります。昭和30年代の高度成長期からキッチンの洋風化に伴いそれまでの畳の上で正座で食卓という生活スタイルから大きく変わったわけですが家の中には靴を脱いで上がるという習慣は残りました。その結果フローリングの上を靴下を履いて歩くかまたはスリッパを履いて歩くことになりましたがそのスリッパも和室に入る時は脱ぐという習慣になりました。これがほぼ一般的なここ30年ほどの間に建てられた家での生活スタイルですが最近は和室もすっかり絶滅危惧種で畳コーナーと形を変えて残っている状態でしょうか。もちろん、畳の部屋のない家の方が圧倒的に多いと思われます。と言うことで欧米の生活スタイルが入ってきて家の中はフローリングの家庭が圧倒的に多い日本の住宅フローリングの上を素足で歩く時と欧米のように靴を履いて歩く時では膝にかかる負担が異なります。コンクリートやアスファルトの上を歩く時と土の上を歩く時の違いを思っていただければ分かり易いですね。若く、体力があるうちはいいのですがある程度の年齢になってくると膝の負担と言うことも考慮する必要があります。靴を履いていれば靴底のソールが床の硬さを和らげてくれますが何も履いてなければ床の硬さは直接足や膝に来ます。と言ってフローリングの上ではいつもスリッパを履いている世帯はどれだけあるでしょう。冬は床が冷たいからスリッパを履くという家庭が多くある日本の住まい住まいの性能や床材もこれまでの常識だったことがよく考えてみたらちょっと変、変えたほうがいいんじゃないかと言うことがでてきます。その原因は何か?こうしたらいいんじゃないか?と言うことは誰も考えてくれませんし、教えてくれません。一度家を建てれば50年ほどは住むことになります。インテリアやデザインはネットで見ることができますが暮らし易さの本質はご自分でも考える必要があります。 花池の家 予約制内覧会のご案内 開催日: 10月27日(土) 28日(日) 10:00~16:30 会場 : 一宮市花池 内覧のお申込み要領 完全ご予約制です。 下記の予約フォームからお申し込みください。 予約フォーム ←クリックしてください
2018年10月12日
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品野町の家おはようございます、紙太材木店の田原です。涼しく、爽やかな朝の美濃地方です。事務所のドアや窓を開けていると少し肌寒く感じられるようになってきました。さて、先日の新住協の総会少し時間が経ってから再度資料を読み返したりしているとそれなりに気づきがあります。鎌田先生の国交省は未だに全室暖房を容認していないと言うのもそれで寒ければ炬燵に足を突っ込んでいればいいという認識だとバッサリ民主的国家では利害関係者が多数いますから制度の改正には時間がかかります。現状のHeat20でさえ未だに個別暖房の設計を基準にしていますから先生のように40年近く高断熱高気密の家の研究をされている方からすると亀の歩みに見えてしまうのは仕方がありません。住宅の省エネ性能についてQ値やUa値、C値など様々な数値がありますが一般の方にとってはどれも今一つで馴染みがありません。2020年の省エネ基準の義務化なんてのも迫ってきましたから大手のハウスメーカーやパワービルダーでさえそれに対応して様々な商品をだしてきています。〇空調の家家中心地よい、しかも経済的なんて言葉があると、最近の家はどれも性能が良いんだと思ってしまいます。鎌田先生は講演の資料の中でこう述べられています。住宅の省エネ性能を暖冷房エネルギーそのもので評価と表示を行っているのはQ1.0住宅とパッシブハウスだけである。つまり、全室暖冷房エネルギーで評価すべきでUa値で評価なんていうのはナンセンスもっと簡単で、単純で誰でも分かり易い数値でなければ意味がないと言うわけです。要約すると住宅の省エネ性能は、暖冷房エネルギーとその他の設備の消費エネルギーの合計で評価されるべきそのうち、その他の設備のエネルギーは技術の進歩で変わっていくし設備を更新するときも変わっていくから住宅本来の、固有の性能は、結局暖冷房エネルギーが最も大事でそこで評価されるべきである。更に簡単に言うと全室暖房、冷房した時年間の暖房代、冷房代がいくらになるか例えば一冬、家中を20度で暖房ひと夏、家中28度で冷房したらいくらかかるの?一般の住まい手の方にとってUa値がどれだけなんてそれは専門家の知っているべき数値、それより暖冷房代がどれだけかかる家か、のほうが大切。一冬、家中22度で暖房するといくらかかる家か?訳の分からない数値より遥かに簡単で分かり易いと思いませんか?
2018年10月10日
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おはようございます、紙太材木店の田原です。三日ほど前、先日の台風で折れた木を薪にして薪棚に並べている時に蜂に刺されました。薪棚の中に巣があったんですね、あしながスズメバチです。刺されたのは手の甲で軍手をしてましたがダメでこういう作業の時は厚手の革手でないとと改めて認識した次第。3日経ってようやく腫れが引いてきました。さて、花池の家が完成に近づいてきました。南北に細長い敷地でご契約前からご主人が11kwのパネルの設備認定を取得されていましたから必然的に南北に長い家で片流れの屋根となりました。紙太材木店では定番となった付加断熱住宅でQ値は0.75w/m2K 、Ua値は0.25w/m2KC値はまだ実測してませんが0.3前後の予定今回の花池の家の室内デザインは従来の紙太材木店のテイストとは異なります。床はウォールナットで濃い茶系造作材もそれに合わせてありますから洋風テイストな仕上がりとなっています。自然な素材をそのまま使い、経年変化を楽しむ従来の路線は変わりませんがそこに新たなデザインテイストが加わったと思っていただければと思います。開催日: 10月27日(土) 28日(日) 10:00~16:30会場 : 一宮市花池内覧のお申込み要領 完全ご予約制です。 下記の予約フォームからお申し込みください。予約フォーム
2018年10月08日
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蔵家 居蔵さんの自邸おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日まで新住協の総会で大阪初日は鎌田先生の基調講演と事例発表2日目はバスで実例見学新住協は高性能な住宅を建てる工務店や設計事務所の集まりですが今回はそこにデザインが加わって新しい時代の幕開けを予感させる総会になりました。一般には高性能な住宅と言うとデザインは今一歩という印象がありますし実際、意匠系のバリバリデザイン重視の家に比べるとその感は否めません。しかし、今回の事例発表ではかなりレベルの高い設計事例がいくつも発表されました。加えて実地見学先でも同様な印象を受けました。MOKスクールつながりのMUKの村上さんの事例発表や蔵家の居蔵さんの自邸。あるいは軽井沢で活躍されているアトリエカムイの井野さんなどデザインと性能が見事に調和していました。特に村上さん(女性)の事例発表では多くの参加者が感銘を受けていました。彼らに共通特徴は自然な素材を丁寧に仕上げている既製品ではなく職人の手仕事を大切にしている敷地や周辺環境を読み解きその土地のあった設計がされている加えて高性能なレベルのQ値、Ua値、C値になっていると言うもので量産型の大手のハウスメーカーが最も不得意とするものです。北海道や東北、最近では関西でも出版されているReplanの編集長の三木さんいつも性能とデザインのバランスの重要性を説かれていますが居蔵さんの自邸のダイニングのソファーに座り込みかなり衝撃を受けているように見受けられました。Q1住宅で性能が優れているのは言うまでもありませんがそのデザインやしつらえに感銘を受けた様子です。これからの日本の住宅を考えると大手のハウスメーカーの量産型住宅飯田グループに代表されるローコスト住宅地場の工務店や設計事務所の作る住宅大きく分けるとこの3つに集約されます。どこを選択するかは人それぞれですが私の立場から言えば地場の工務店の作る性能とデザインのバランスの取れた家を選んで損はありません。10%の消費税アップも近づいてきましたからそれほど時間があるわけではありません。30歳で家を建てれば50年近くその家に住むわけで初期投資が少々高くてもランニングコストを考慮すれば性能の良い家がお買い得で多くの方は30年以上その家に住むのですから初期投資+ランニングコストの生涯住宅コストは性能のよい家が圧倒的に有利です。そこにデザインが加わるのですが飽きの来ない住宅デザインがどんなものかはじっくり考える必要があります。靴や服なら下駄箱やタンスの肥やしになりますがこれからの住宅は社会資産であるという意識も必要です。ビル街のど真ん中緒方洪庵 適塾板壁
2018年10月05日
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広見の家 庭をたのしむ暮らしおはようございます、紙太材木店の田原です。昨夜から新住協の総会へ出席するため大阪に来ています。年に一度の総会ですが昨年は瀬戸の家の建前と重なり断念楽しみな2年ぶりの総会です。さて、先日の台風で美濃地方でも停電した地域がありますが静岡では今日もまだ停電してます。30日ですから3日目と言うことになります。真夏ではありませんから冷房の必要性はなんとか我慢できる範囲ですがお風呂はムリですし、冷蔵庫はもちろん日中だけでなく夜間の生活もかなり制限されたものになってしまいます。新しいトイレは電源に接続してないと流れないものもあり建物には何の被害が無くても電気と言うエネルギーがないと生活がなりたちません。住宅の設計者としては上記のようなエネルギーリスクに対処する手法は実際のところとても限られています。それはエネルギーが断絶されても生命にかかわる状態にならないようにすることつまり、真冬に電気が来なくても家の中で生活ができるだけの室温を確保できる住まいを設計するぐらいことしかありません。もちろん雨水タンクを設置したり、太陽熱給湯やパネルの設置といった設備の検討もした上での話です。先般の北海道の地震ではブラックアウトで北海道全域の電気が止まりました。もし、あの地震が真冬に起こっていたらと考えると今回の地震が起こった時期は不幸中の幸いとしか言えません。北海道全域で停電というのは想定外かもしれませんが東日本大震災や原発事故をはじめ想定外の事があまりに多く起こっています。日本全国どこでも想定外が起こるかもしれない状況と考えるとつまり30歳で家を建てて80歳までの50年の間に自分の住む地域で想定外が起こると考えると家づくりの優先順位の中に何が上位に入ってくるかじっくり考える必要があります。住まいの温熱環境が改善され、健康寿命が延びれば寿命も長くなるわけで長生きに対するリスクも考えなければならないことになります。定年後の年金も当てにならずその状態で長生きすれば生活費の事も考えなければなりません。その家に住むことで発生する生活の燃費、いわゆるランニングコストの低い家に住む必要があります。それは決して高性能な設備のある家とはかぎりません。
2018年10月03日
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雨戸と連子格子がないところは昔ながらのガラス戸そこには合板の壁を仮付けおはようございます、紙太材木店の田原です。台風一過の晴天ではありませんが心地いい風が吹いています。昨日は一日、台風養生前回の21号で会社の倉庫や小屋がかなりの被害を受けてますが優先順位は一番下と言うわけで何も手が付いていないのでその片付けから結局一日がかりとなってしまいました。昨夜は美濃地方では前回ほどの風は吹かずどちらかと言えばこんなに近くを通過したのに意外に風が吹かなかったと言うのが正直な感想全国ではかなりの被害も出ていますから単に運が良かっただけということになります。さて、昨日の夕方に外に出てみると雲は南から北に流れ空気も生暖かく湿気のある風が吹いていました。最近は調湿作用のある断熱材や珪藻土などの仕上げ材が流行りですが水蒸気の流れは湿度の高いほうから低いほうへと言うのが物理の原則昨日の場合室内から外に出て湿度が高いと感じたわけで壁の断熱材は室外の水蒸気を吸って室内に吐き出していることになります。冬でしたら室内のほうが昔の言葉で言う「異常乾燥注意報」の出ている室外より湿度が高いわけで壁の断熱材は室内の水蒸気を吸って、外に掃出していることになります。人が期待するようにはなかなか働いてくれません。でも上の話の前に考えなければならないのは換気換気を考えると調湿作用のある断熱材云々と言うのはとても小さなものになります。現代の住宅は欧米でも日本でも24時間換気が基本1時間で家中の空気の半分を入れ替えるぐらい換気します。つまり2時間に一回、家中の空気を総入れ替えするわけです。ご存知のように水蒸気は空気の中に含まれています。いくら壁が室内の水蒸気を吸って外に出しても換気で外の空気が2時間に300m3ぐらい入ってくるのです。(一般の家の容積は300m3ぐらい)例え調湿作用のある断熱材が水蒸気を吸っても換気される速さには敵いません。断熱材や仕上げ材に調湿作用があるから室内はいつも快適なんて言ってる人もいますが私は24時間換気なんて知りません、換気なんて考えたこともありません。と言っているのと同じです。
2018年10月01日
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