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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
July 17, 2026
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テーマ: 読書(10110)
どんな物語かと思ったら一番最初は紅絹だった。
意表をつかれた。

変わった読み方なので字面を覚えていたけれど
どんなものかは知らない。

タイトルは『一の糸』



三味線の一番低い、一番太い糸。

楽器の話、それを奏でる人の話だと思っていたから。

父親の付き合いで渋々、浄瑠璃を観ている女性。

彼女が聞いているのは『阿古屋』


私が初めて観たときは阿古屋は、
玉三郎さんで

「歌右衛門以外演じる者がいなかった阿古屋」

と言う情報とセットだった。


歌舞伎名作撰 壇ノ浦兜軍記 阿古屋 [ 坂東玉三郎 ]


早く帰りたい茜の心を掴んだのが一の糸だった!

出た!一の糸

太夫さんに合わせる三味線のことを相三味線と言うんだ。
文楽は何度か観たことがあるけれど、この言葉は知らなかった。

語る人、人形を遣う人が太夫ならば


言葉を意味共々知ることができるのは読書の良いところ。

青い矢絣.jpg

目を患っていた茜なので、
最初に惹かれたのはその演奏で、

そこから美男子と人々の噂する清太郎のイメージを膨らませて恋慕う。



八重垣姫みたい だなと読み進めると、
果たして八重垣姫、登場する。

 私のベスト八重垣姫は、中村芝のぶさん。


師の先代芝翫さんを彷彿とさせる古風で
可愛らしくも情熱的なお姫様

青い矢絣.jpg

私は
歌舞伎に比べて
文楽の作品は、未見の物が多い。

文楽が元となった歌舞伎狂言は数多あって、
小説に取り上げられるのは、(少なくとも冒頭では)
私の知ってる演目ばかり。

文楽には疎い私でもついていけるのがありがたい。

茜の目が治った最初の義太夫
『本朝廿四孝』、八重垣姫のお話だった。


今まで読んだところまででは、
茜に共感するところがなかったけれど、

有吉さんとは気が合うかもしれない😊

何十年も前に『恍惚の人』を読んだきりで
お名前しか存じ上げなかったくせに何をか言わんや、
であるが😅


清太郎からもらった手紙を
人には知られず、けれど手元にいつも置きたいと、
隠し場所を考える茜

傍目には大げさに見えるけれど
本人はいたって真剣なところはいじらしく、微笑ましかった。

なんでも人にさせるお嬢様が、
誰かを想うことで自ら行動する、何度やり直すことも厭わない。

恋の力は人をピュアにする。翼も生えるし、
🔥も飛び越せると昔から繰り返し、言われている通り。

ちょっとだけ共感できる部分が出て来たかな。


それでも私の茜はまだ のっぺらぼうだ。
まだ、茜と距離がある。

私がお嬢様でないから 共感しないのか、

昔から王子様が来るのを待っているプリンセスより
ジャンヌ・ダルクや、若草物語のジョーのように

守る側に立ちたかったから、なのか


実母なのによそよそしい母にも共感しない、
才能はあるのに尊大な清太郎にも好感持てない。

いちばん温度を感じるのは女中のヨシかもしれない。

お嬢様のために献身的に尽くし、我がことのように一喜一憂する、

それにしても乳母(ヨシは違うかも?)の存在というか
この立ち場の人達は職業人として相当スキルが高い



着物の着付けだけでなく、
誰でもが出来るわけじゃなかった最新の髪型
「マーガレット」までマスターしている。

自分の分はわきまえながらも、常識からはずれそうになれば
ちゃんとお小言もいい、世間知らずのお嬢様を守ってくれる。

この人が一番 人間らしい。

私の大好きな歌舞伎のお弟子さんも
そんな存在なんだろうな、
主役は望まず!
旦那や御曹司に献身的に仕える。

間近で修行する中で全身で吸収している。

だから、その時代に合った世界観を作り出せる。

主役含め、すべてを把握していないと成立しない、
それを、毎日 舞舞台 さりげなく、当たり前にこなしている。

ジュリエットや、スカーレットの乳母もそう。
教養なんてなくたって人として魅力的だった。

身分制度はないほうがいいけれど、
献身的な関係性がなくなってしまうのは惜しい気がする

課題は90ページ迄。

この間に、手紙が幾度も交わされ、茜の恋心は募るばかり、
ついには大垣まで清太郎を訪ねて行ってしまう。




あえなく終わってしまうお嬢様の恋

だってね、はじめて、
お供もつけずにお出かけしたお嬢さん
軍資金はお年玉だもの

清太郎は妻帯者だった。

2人の女を裏切って。最低!

私だったら100年の恋も冷める

だから、ダメって言ったのに!

幼い娘が傷つくのは、母の気持ちで切ない

喉の弱さも守るためでもある白い襟巻。
似合うと褒められるその襟巻。

茜の不安な気持ちも守ってくれたであろう、襟巻。

汚れが目立つ白なのがお嬢様の持ち物らしいし、
箱入り娘の茜自身のモチーフでもあるのかもしれない。

これを得意げに巻いてみたり、気を遣ってよけてみたり
アイテムの使い方、描写が巧いなぁ

読書の時間を持てなくなって久しい。

家に居ると、他のことが気になってしまって読めない。

仕事帰りのカフェで、ようやくノルマ達成。
いよいよ明日は、読書会






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最終更新日  July 21, 2026 08:02:12 PM
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