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今朝は、極端に早かった。昨晩会社を出てから携帯が鳴った。「いやだなぁー、どうせろくな電話じゃないなぁー」と、思いながらも出てみたら、案の定ミスの連絡。「こんなことぐらい、君らで対処しなよ」と、常々思うが指示してあげるお人好し。寝ながらも、「指示が徹底されたかな???」と不安。そこで、仕方なく朝早く出社してレジュメを作る。社員が出てきたところで関係部署長を集めて再度説明。大した事じゃないがとにかく連係の悪い会社だから仕方が無い。二次災害防止まで頭が回らない社員が多くて困る。何度も泣かされてきたから体に染み付いている。貧乏性を脱却するには、会社辞めるしかないのだろう。出張行ってきます。岡山までだから長いなー。今日は、シュウマイ弁当じゃなくてチャーハンのしよーっと。
2005.08.30
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今朝は、結構まともに起きた。明日は、出張だからもっとまともに起きねばならない。社会人としては当たり前の事なのだが、私は変なサラリーマンが染み付いて抜けない。当たり前の事を普通にやれば良いのだが、それが億劫だから始末に悪い。もっとも、自分に対する始末であって、他人に迷惑をかけてはいないと判断している。それでも今日もノンアルコール・ビールにしておこう。休肝日の後付けは結構辛いが頑張ろう、と今は思っている。先日、久しぶりに寄った鮨屋で兄弟喧嘩に遭遇した。店の奥で始まったのだが、これが結構派手で、地震なら震度7。「お客さん(私のこと)がいるんだから止めてよ・・・」女将さんが止めていたが、治まらない。「大将、止めてきた方が良いよ・・・」カウンターにへばりついて動かない主に言ったが、喧嘩の仲裁は苦手な様子。「ごめんなさいね、気分害しちゃって・・・」主も済まなそうにしているし、主の好きなビールの話題を振ってあげた。お客は私一人だから仕方が無い。主は、休みの日は昼からビールと知っている。普段は渋谷に行くらしい。自由が丘のギネスビールだ。「行きます行きます、絶対行きます」と張り切っていたが、今日は果たして行っただろうか。明日からの店のためにも、良い気分転換になった事を祈っている。追伸、又しても焼酎1本キープしておいてくれた心優しいお客さんに感謝いたします。
2005.08.29
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夕方からは二階でボーっとしていた。日が暮れた時、下からゴトゴト・・・「晩御飯作ってやらなあかんなー」お腹はそれ程空いていなかったが降りて行った。お袋が生姜とキュウリの漬物を刻んでいた。「もうじきご飯炊けるよー」「はいよー」白烏賊の刺身を作り、ミミと足の醤油漬けを焼く。焼きながら、フライパンでウインナーをコンガリと焼く。お袋には、昨日の秋刀魚の生姜煮の残りも出してやる。あっと言う間に出来上がり。出汁はとってあったから吸い物もできたが、今日はパス。何てったってお腹が空いてない。体調はそこそこだったが、無意識にノンアルコール・ビールを飲んだ。24時間テレビを見ながら、フト見ると、「何や、飲んどるやんか・・・」お袋は、珍しくチビ・ビールをこっそり飲んでいる。「烏賊焼きにウインナーやし、飲みたくなるわなー」昼間のマラソンの話やら何やらしながら、僕はノンアルをお代わり。「それ、骨あるでー」お袋が、秋刀魚の生姜煮を丸ごと口に入れたところだった。「だって食べちゃったよ」と平気で言う。「どれどれ・・・」二切れ盛った器を見ると残っていない。「一晩寝かせると軟らかくなるんかいな?」おかずを作って、骨の心配をして、我ながら親孝行なやっちゃ。一足先に食事を済ませ、勝手口で蛍をやっていたら、電話が鳴った。外にいてもお袋の声は聞こえる。実家に帰っていった連れ合いからだった。「無事着きました・・・」の連絡だろうとすぐに察しはつく。何やら少々会話をして、「手伝いして来なさいよ」と、そろそろお袋が言うだろうと思ったら、今日は、「ちゃんと働いてくるのよ、フラフラ遊びに行っちゃ駄目よ」だって。お袋は、人は良いが一言多かったり、言い間違えたりする。連れ合いの実家は山の奥で、フラフラ遊びになんか行かれる環境じゃない。連れ合いは、田舎に帰ると、車や電車を乗り継いで都会にも行く。それは、世話になった人達への訪問であり遊びじゃない。80歳を越えた一人暮らしのお年寄りの所を訪問し、「お元気でしたか・・・?」なんぞ、私には真似は出来ない。親も大切だが、連れ合いは親同様に大切にしている人達を持っている。一番億劫な人間同士の付き合いを如才なくこなす連れ合いを、私は立派だと感心している。「連れ合いよ、そんなわけだから偶には行き違いもあるけど、頑張んなさいよ」丸山弁護士、100km完走。お疲れ様でした。
2005.08.28
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新横浜の駅から横浜線に乗り込んだ。結構、混んでいる。押されるままに、ズルズル進み、「まだ来るねんか?」と後ろを振り返ると、女性の背中があった。「嫌だねー、そんなにくっついてくるなよー」ピンク色のペラペラでスケスケのタンクトップってやつだ。細い細い肩ヒモだけで背中丸出し。背中だけじゃなくて、ブラジャーのホックも丸出し。「あぶないねー、一つかかってないよー」「タンクトップのタグもヨレヨレではみ出しとるでー」「止めてくれー」チャパツのロン毛に手をやる。「わしの顔があるんやでー」平気で髪に手ぐしを入れる女性は要注意。ポニーテールも要注意。何度か車内で顔をナデナデされた。不愉快になる。そんな私の思いとは関係なく、彼女は携帯をピコピコしだす。「体調は、昨日より良いようです・・・」「何や、おたく具合悪いんか?」「そりゃー、そーでっしゃろ、そんな格好してはったら風邪引きますがなー」そう思った瞬間、「ゴホン、ゴホン・ゴホン・・・」「何ややっぱり風邪でっか?」「ますます寄らんといてーな、ホンマに」私は菊名で東横線に乗換えた。彼女も同じ電車だったが、私は遠く離れた車両に乗ったので、彼女が何処で降りたかは知らない。2005・8・20午前9時17分
2005.08.26
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出張で訪れた奈良県。立派な駅ビルの2階の喫茶店に入った。レジ脇で注文して、トレイに乗せて席まで運ぶタイプの店だった。アイスティーを頼んで、「何処にしようかなー」と店内を見渡すと、やっぱり一人だから窓側のカウンター席。「よっこらしょ」と腰を下ろし、ふと隣を眺める。75~76歳のおばあちゃんが、ホットコーヒーを飲んでいる。トレイの上には、ケーキとスープボウルに入ったクラムチャウダらしき物、そして丁寧に水も置かれている。「いいなー、クラムチャウダあったんか」私は好きだ。「でも、ケーキとは合わへんなー」おばあちゃんは何時までたってもケーキには手を付けない。「ケーキと一緒に飲みよし」心配なんか通じない。ひたすらフーフー飲み続け、全部飲んじゃった。そして、ロール風ケーキに取り掛かる。あっという間に完食。水を飲みながら、ケーキ皿にコーヒー皿とカップを重ねて、トレイの外に置く。「外に置かんでもええやんか、早よクラムチャウダ行きよし、冷めるで」なんて余計なお節介をしていたら、次が登場。「お待たせいたしました」と、運ばれてきたのが大きめのクロワッサン・サンド。ハムとチーズとレタスが挟まっている。「おいおい、それも食べるんか・・・」おばあちゃんはトレイに乗せた。「どっちからやっつけるの?」クラムチャウダからだった。コーヒー同様、ひたすらスプーンで掬い続け、完飲。後は、一口水を飲んでから、サンドイッチをやっつけた。「皇族みたいやなー」いろんな物を一度に口にしない。それにしても小柄な体格でよく食べるものだ。私はそこまでしか見届けずに退店したが、ひょっとしたらあの後も何か食べたかもしれない。2005・8・19
2005.08.25
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先日、梅沢富美男の一週間の食事番組をテレビでやっていた。ある晩は、仕事を終えた彼は家に帰ると台所に立ち家族の為に料理を始める。「なんや、似とるなー」我が家との違いは、冷凍庫。彼の家には大きな冷凍庫があり、ぎっしり食材が詰まっている。それでも、キッチンに立つ姿は自分そっくり。ある朝一番の新幹線に乗るときには、新横浜の駅でシュウマイ弁当を買っていた。「なんや、似とるなー」私との違いは、量。彼は、スタッフの分まで大量に買い込む。私は一つ。さてさて、出張に行きます。昼はシュウマイ弁当の予定です。
2005.08.19
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「4人の小学生A君、B君、C君、D君の身長の平均は152.5cmです。また、A君、B君の身長の平均は147.5cmです。さらにB君、C君、D君の身長の平均は154.6cmです。このとき、B君の身長は何cmでしょうか。」(慶應中学校の入試問題)「どないすりゃええねん?」すっかり頭が硬くなってしまって、一瞬うろたえた。答えが出るまで3分もかかってしまった。「あかんなー」「K君、これできる?」K君は、前回平面図形の転がり問題ができなかった。「簡単ですよ」と、答えを出したが私の答えとは違っていた。「ええっ、なんで?」問題だけで模範解答がなかったから、私はやり直してみたが変らない。ちょっと分析したら、K君の数字の入れ違いが発覚。「やっぱり僕は慶應中学には入れないなー」だって。K君は慶應大学出身。大学には入れても、中学には行かれないと言うことか・・・。今日は、連休明けで出社した各部署の社員さんたちに、彼らの休み中に起きた問題と対処を説明してまわる。始まってみると、彼らのもとへも取引先から電話が入りだし、余計な問題ばかりが持ち込まれる。やれやれ・・・・とこんな日記を書いていたら、またまた厄介事が持ち込まれる。「知らないよ、明日から出張だよ」そう言いながらも相手をしてあげる僕は、お人よしだーね。そして悲しいかな、今日は休肝日であった。
2005.08.18
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結局、夏期休暇中は全日出社してしまった。ほとんど誰もいない環境は、仕事がし易い。それでも、時たま面倒な電話はあるが、ドトールに寄ってモーニングコーヒーを買い、昼食は近くの開いている店で済ませる日々は淡々としている。従って、愚痴以外日記に書く事が無い。それでも、連れ合いが心配しているから今日も一応書いている。「心は△か□か?」「今日は大丈夫だよ」そう答えておこう。少しブラブラして帰るけど、笹鰈とタラコとチーズ、食べるよ・・・帰ったら。夢想仙楽よろしくね。
2005.08.17
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孤軍奮闘の甲斐あって、△だった気持ちが、○とは言えないが□になった。二つあった当面の大問題も、どうやら一つは目途がついた。やるべき仕事は七割ほど終了。気がつけば明日は夏期休暇最終日。「ここまできたから明日も出るかなー?」「連れ合い孝行もせなあかんなー?」関所に寄りたいが、この界隈は盆休みの真っ最中。昨日から休んでいる店がほとんどで、寄れそうな場所は無い。それでも、ほんの少しだけブラブラして帰ろう。早く○い心にしなくちゃね。明日は明日の風が吹く。
2005.08.16
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○くならない心を引きずって今日も会社に来た。週末は予想外の出張が入ってしまったし、悩みの種がたくさんある。「留守電早く直すか、新しいの入れなよ」そう言ってから数ヶ月経つが、未だに入れていない。夏休み期間ではあるが、管理課の留守番が一人は出勤している。それでも、何故か3時には「お先に失礼します」と言って帰っていく。帰ってしまってからも電話のベルは鳴りつづける。私の部屋にも聞こえるが、ここの電話からは取れない。「面倒だなー」そう思いながらも、私も待っている電話があるので一々隣の部屋まで取りに行く。「切るなよ」行った瞬間に切れることもある。「少々お待ちください・・・」即答できない事だってある。一々他人の机の資料を探しながら答えてあげる。留守番のS君がいる間にも、電話の対応方法を指導してやった。「ありがとうございます」だってさ。本当に感謝しているかどうか定かではない。「うるさいなー」と心では思っているのだろう。「それにしても3時になんか帰るなよ、バーカ」「弁当食べに来てるようなもんじゃんか、ったく」「責任者があかんのやなー」そして今日も心は△だ。休肝日取りやめにしよう・・・と思う。「日はあかるいなかへ沈んではゆくが みてゐる私の胸をうつてしづんでゆく」 八木重吉「貧しき信徒」より「日が沈む」
2005.08.15
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なんとはなく心が渇いていた。外に出ようと会社に来た。誰もいない場所が良かったから。心のどこかが刺々しい。音楽か詩か・・・・やはりアルコールか。なんでもいいから家に帰るまでには消えて欲しいと思う。「なかよくしよう 花がちる 花がさいた きれいな そら みんな そら」 八木重吉「うたを歌わう」より「なかよくしよう」
2005.08.14
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クレーム処理対応をして、午前中から気分はブルーだった。あれこれ手をつけながら、不安のあった商品のチェックをしてみたら運悪くミスを発見。「やっぱり信用しちゃ駄目だったやな」「昨日やっとけば良かったよな」「何で足引っ張るかな」後悔先に立たず。夏期休暇なんて物がなければ、今日の発見で充分リカバリーが効くのに。休暇中の緊急連絡先リストを探して、該当部長に電話する。「只今電話に出ることができません・・・・」唯一電話当番で出社していたM君に相談した。「倉庫の休み明けじゃ間に合わないかな?」彼は出庫係りであり、担当者の一人。「18日に刷り直しても無理ですね」あっさり言われる。「あほか」「社員集めて大至急やらせ」「間に合わなきゃどんだけ損失が出んねん」「何の為の連絡先リスト作ってんねん」自分のミスではないから平然としている。リカバリーは仕事とは思っていないらしい。「お先に失礼しまーす」そう言って、3時半に帰っていった。いつもいつもの事だけど、ろくな会社じゃーない。結局私一人で対処するしかなさそうだ。呆れ果て、疲れ果て、今夜も大酒飲んでやる。
2005.08.13
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連れ合いが、「旦那さんは、お鮨が好きなのね・・・」と、先輩でもある友人から言われたようだ。「そうかな? 僕は、そんなに鮨好きだったかなー?」確かに、関所と言えば鮨屋が多い。それは、居心地の良い場所を多く知らないから・・・であって、本当は鮨が好きで行っているのではないと改めて思った。ビールに始まって焼酎か日本酒、支払の大方は酒代だ。食事に行くわけではなく、飲みに行くのだからそうなってしまう。僕は、アルコールだけと言うのは嫌いで、お酒を飲むための最低限のつまみが欲しい。そこをクリアーする最適な場所が鮨屋というわけだ。「赤貝の肝のボイル」「秋刀魚の肝のホイル焼き」「蒲鉾」「おしんこ」・・・なんて、メニューにないオマケみたいなもので充分。そりゃー店に対する礼儀として、ネタケースの中の物も頂戴するが多くは必要としない。「シャコと蒸し鮑ちょっと下さい」「平貝1枚焼いて・・・」てなもんが丁度いい。ほろ酔い加減になるまでお酒を飲んで、「中とろ鉄火下さい」「小さく切っていいですね?」「はい」こいつもツマミで更にお酒を飲む。握りは、食べても2つか3つ。それもお酒飲みながら・・・。「お茶飲まないの?」ってか?10回に1回ぐらいは飲みます。「せっかくの酔いが覚めちゃうともったいないから・・・」我ながらケチだねー。会社自体は夏休みに入った。邪魔者がいないから仕事がしやすい。一人の為にクーラー付けてるのは気が引けるが、照明は最低限に抑えてある。Media Playerで鳴らしている音楽のボリュームはそこそこ大きいが・・・さてさて、もう一仕事しちゃいましょう。
2005.08.12
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出張に出かける為、家を出ると表通りを駅方向に向かうバスが見えた。「しまった、行っちゃった」「あと1分早く出てればなー」「ゴミ出してきたからあかんのや」肩を落としながら考える。「すぐは来ないよなー」「でも、暑いしなー」バス停の前で道路に出て後ろを振り返るが、バスの影は見えない。「歩こうかなー」「でも、暑いよなー」駅まで歩いても5分。それだけの距離でも汗だくになるのが嫌だった。街路樹が作るわずかな木陰に立ってバスを待つ。案の定バスはなかなか来ない。「タクシー乗っちゃおうかなー」あふれるばかりに通り過ぎる空車を眺めながら思ったが辛抱した。待っていると、路地からおばあちゃんが孫のリサちゃんと現れた。僕は、リサちゃんを知っているわけではない。おばあちゃんがとにかくうるさく孫に話し掛けるから分っただけだ。「リサちゃん、お昼何食べる」「リサちゃん、こっち来てな」(来なくていいよ、満員だよ、暑苦しいからやめて)「リサちゃん、こっちは涼しい風が吹いてるよ」(そこもここも同じやで、1メートルしか離れてないやんか)「リサちゃん、ちゃんと座ってなよ」(ええよ、だまっとき)「リサちゃん、マクドナルドで食べる?」「リサちゃん、チーズバーガー好きだよね」「リサちゃん、ケンタッキー買って帰る?」(家で作りなさいよ)「リサちゃん、用事すぐすむからね」とにかくリサちゃんリサちゃんってうるさい。それも、僕が先客でいるわずかな木陰に入り込んでしゃべるから、僕の耳元で大きく聞こえる。4歳くらいのひっ詰め団子頭の可愛い子だが、答えりゃいいのに、リサちゃんは何もしゃべらない。「おとなしくしてるんだから、ほっときなさいよ」言いたかったが言えない。暑いし、うるさいし、イライラしだした時にリサちゃんが始めてしゃべった。「おばあちゃん、タクシーで行こうよ」「オイオイ、どういう教育してんだ」「いくら可愛いからって、そりゃあかん」「甘やかすから、ろくな大人にならへんねん」「わしかて、我慢してんねんで、ったく」怒りで体感温度が急上昇したのは僕だけだった。「じゃー帰りはタクシーにしようね」おばあちゃんは平然と言った。憤懣やり方ない気分は、新幹線でシュウマイ弁当を食べてから昼寝をしたら忘れていた。大阪で一仕事やっつけて、Mホテルにチェックイン。翌日の行動を考慮して常宿ではない。不慣れな場所で困るのが食事。「どうするかなー、今日は飲めないしなー」「ルームサービスはろくなのないしなー」「食欲はあんまりないけど、暑かったよなー、ビール飲みたいなー」「連れ合いには内緒にすればいいかなー」なんて思いながら、3階の四川料理に足を運んだ。その店は以前一度入ったことがあって、一人用のカワイイ冷菜3品を出してくれる。生ビールで一人乾杯をして、ふと気がついた。大人のリサちゃんがたくさんいるではないか。客席を見渡せる要所要所に、ホール係りのオネエサンが5~6人立っている。ベージュのズボンに濃紺のジャケット、警備員みたいにイヤホンを付けて。そして、何故か皆一様にひっ詰め団子頭。身長こそ多少の差はあるが、「良くぞここまで美形のひっ詰めを揃えたな」と、関心ばかりではいられない。ひっ詰め団子頭を見て、バス停を思い出してしまった。ひとしきり朝の怒りが再燃し、つられて更なる不満へと発展する。「人件費ばかり掛けるから料金高いやんか」「980円もとっといて、生ビールチョビットしかあらへんで」「客よかオネエチャンの方が多いじゃんか」「そんなにジロジロ見んといてーな、目障りやんか」背筋をピンと伸ばした美人のオネエサンに監視されながら飲むビールは不味かった。最後の一口を飲み込んで、グラスを置いた瞬間に「いかがいたしましょうか?」と、テーブルの脇で聞かれる。徹底された従業員教育も理解するが、油断も空きも無い環境で食事をすることは苦痛だと言う事実も考慮して欲しいものだ。この店に居心地を求めた僕が悪かったと反省している。所詮僕には、居酒屋があっているようだ。
2005.08.08
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10年前、大阪に支店を作ったとき、採用した社員の中にリトルリーグ経験者が二人いた。話しを聞くと、偶然にも彼らは子供の頃に対戦相手として試合をしたことがあると言う。彼らにとっては十数年ぶりの妙な再会だった。私は、彼らと付き合ってみてある共通点を発見し、そして思う。「野球部、嫌いだな」と・・・彼ら(社員)は、他人のミスを追及しない。しない代りに自分にも優しい。簡単に容認する姿を見ていて、高校野球を想像する。「ドンマイ、ドンマイ」エラーをしても笑顔で許す。「何で許すねん?」「俺なら堪忍でけへんで、ったく」エラーで失点しても、皆で挽回しようという暖かいスポーツ精神は理解するが、仕事において彼らは挽回策を持たない。学生時代、私はハンドボールをやっていた。自分のミスを心苦しく思う小心者の私にとって団体競技は敬遠すべき存在だったが、サークル程度だがあのチームは違った。上下関係を問わずとことん言い合えた。夕闇が濃くなったグラウンドで、S「なんで取ってくれないの・・・ったく」A「ゴメン」Z「今のは無理だよ、こっちもフェイントかけられてんだから」T「取れるよ」H「キーパーの位置だから見えただろうけど、無理無理」K「この暗さじゃ見にくいけど、パスは完璧だったね」サッカーで言うところのスルーパス。ゴール前ポストプレーの絶妙なパスだったが、オフェンスもディフェンスも誰一人手が出なかった。たくさんの事があったが、一番良く覚えている。練習でも試合でも、プレー中はこんな調子だったから私は係わっていられた。我々の卒業がまじかに迫った時期に、部員で送別会をやった。参加した下級生が煙草を吸わされた、と親が学校に抗議した。そして、卒業が危うくなる。「来なくて良かった」Z君が言った。私は、何故か薄情にも参加していなかった。学生時代は煙草を吸わなかった私を巻き添えにしなかった事を、卒業延期の危機にありながら彼は喜んでいた。彼らに与えられたペナルティーは、卒業までの1ヶ月の休暇中に自主的活動を見て評価・判断すると言うものだった。校内清掃、グラウンド整備、下級生への学習を含めた指導サポート・・・・・・勿論私も自主的に活動に参加した。「駄目だよ煙草吸っちゃ」ある教師に声をかけられた。「私は参加して無かったです」とは言わず、「はい」とだけ返事をした。その場に居ようが居まいが私はクラブの一員だった。「ごめんね」と、クラブの同級生達が声をかけてくる。「いいよ、僕も部員だよ」「すみません」と、下級生が謝りに来る。「いいよ、もうするなよ」最高学年に対する処分だけで、下級生には注意以外のお咎めは無かった。下級生にも自主的に吸った者はいたのだが、仲間は自分達が無理に吸わせたと言い通した。庇ったことが正しかったかどうかには疑問が残るが、失態に対する責任を純粋に自分達のものとして感じていた仲間を誇りに思っている。「ドンマイ、ドンマイ」と、気軽に許してしまう精神は無かったということだ。(決して誇れる事ではないが・・・)前置きが長くなったが、私は無性に怒っている。・・・馬淵監督は「お前らを守ろうとしたが残念だ。私は学校を辞めざるを得ない」・・・(朝日新聞)「選手を守ろうとしたんじゃなくて、自分を守りたかったんじゃないの?」「かくすことは、守る事じゃないでしょ?」「学校を辞めざるを得ないは、生徒に対してここで言う言葉じゃないでしょ?」正座が悪いとは思わない。暴力だってどの程度か信憑性にかける。それでも、煙草事件が発覚した時点で責任を取るのがスジだと怒っている。自分の進退は別として、少なくとも「夏の大会には出ない」と明言すべきだった。仲間の失態をチーム全員の失態として向き合い、対処させる指導が欠如した。高校球児の気持ちも十分理解できるが、煙草の時に「夏は予選辞退しましょう」そう発言した部員は皆無だったのだろうか?見つからずに済めばそれで良い、と全員が思ったのだろうか?隠しとおして出場させる事、または出場する事は、最大の悪だと思い怒っている。私の高校時代、学校の野球部も力が入っていた。グラウンド施設や寮は充実していたし、有名な監督を引っ張ってきたりで夏に優勝経験もした。その翌年か翌々年の春、選抜予選にエントリーしなかったことがある。どうして?と聞くとある教師が教えてくれた。「バイク事故」部員の一人が起こした単独事故。新聞沙汰にもならなかったが、学校としての結論だったのだろう。監督はおそらく出たかったのだろうが、正しい判断だったと思っている。ちなみに私はあの監督が嫌いだ。あんな監督をスカウトしてきた学校にも不満がある。彼は、着任して直にアウディーの新車に変えた。その新車をグラウンドの脇で野球部員に毎日のように洗わせている。「洗車なんか、自分でやれよ」「ずいぶんな給料もらってんだろうなー」「親は苦情言わないのか?」「文句言ったらスタメン外されちゃうか、部員は余るほどいるからな」親も子供も監督には逆らえないのだろう。だが、生徒の意思を量れない監督や、生徒に正しい自主的行動を促す教育の出来ない指導者は失格だ。92年の夏、松井秀喜に対して5連続敬遠を指示した馬渕采配を思い出す。敬遠はルール違反ではない。勝つ為の手段として違法ではない。が、あの時の投手に後悔はないだろうか?野球はそもそも、「ストライク投げるから打てるもんなら打ってみな」のスポーツだ。「打たれても守ってやるから思い切って投げよろ」のスポーツだ。投手も敬遠する為に辛い練習をしているはずは無い。自分の力で勝負したいから練習に精を出す。また、自分達のエースが勝負して、打たれてもナインは責めない。一打席も勝負させてやらなかった馬渕監督を私は人間としてかっていない。「お父ちゃんなー、昔甲子園で松井と勝負したんやでー」「すごいなー」子供に話す事もあるだろう。「勝負、どうなった?」と聞かれて「全部敬遠や」なんて格好悪すぎる。「監督の指示でな・・・」なんて責任転嫁は恥ずかしい。勝負は水物、やってみなけりゃ分らない。「5三振や」「スッゴーイ、やったね父ちゃん!」「ホームラン打たれた」「それでもすごいや、僕にも野球教えてよ」勝負はどちらかが勝って、どちらかが負けるもの。その時だけの勝敗にこだわって、後悔を残す人生を歩ませるべきではないだろう。采配は監督が振るう。誰もが勝たせてやりたい、と思う。ただし、子供達の心根と将来を見据えた采配であって欲しいと願っている。「頑張ってな、今年のみんな。敬遠ってサインは無視しちゃえ。大方が最後の夏だ。そして旅立ちの夏だ。」
2005.08.05
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年間を通して請け負った仕事がある。初回の4月に大きなミスをだした。私の責任ではないが、尻拭いに苦労した。「今回はミスを出さないよう、くれぐれも頼みます。もし、キチンと仕上げてくれたら本物のビールをご馳走するから・・・」6月にそんな話をした。2回目の結果はまずまずだった。「手が空いたら声をかけてね、ビール行くから」そう言っておいたら、先日F部長から催促された。「8月5日の金曜日はいかがでしょうか?」「そういうことだけしっかり覚えてるのね・・・で、何人?」「3人です」「I社の社長も入って?」「はい。私と社長とSさんです」「H君はいいの?」「そうですね、声をかけなくちゃいけないんですが、よろしいでしょうか?H君も好きですから・・・」ただ酒と決め込んでいるから少しは気遣いしている。「4人か、まあいいか」自分の机に戻って考えた。「今年くっつけられた部下とは、まだ一度も飲んでないなー」「A次長とI係長も誘ってやるかなー」「普段出来ない仕事の話もあるしなー」声をかけたら快く参加するという。「6人か、まあいいか」しばし仕事をしながら考えた。「どうせだからあっちの連中も呼んでやるか」「部署間交流も必要やしな、まあええか」K部長とA課次長にも話したら、即座に行きますとの返事。「8人か、まあいいか」私を入れて9名。「9人並べる店?どこだ?」会社のある街には居酒屋はたくさんあるが、9人座れても旨い店はなかなか無い。どこでビールを飲むか考えながら思いついた。「F部長の部署には、あと一人M君がいるじゃない・・・」「いくらこの仕事には直接関与していなくても、一人だけ仲間外れはあかんなー」「Fも気が回らんやっちゃな」「9人も10人も一緒や、まあいいか」そして、F部長を介してM君も来る事となった。別に時間外に社員と飲もうが何をしようが、会社から文句を言われる筋合いではないが、一応専務には話してみた。普段は何でもかんでも「お前に任せる・・・」で済ませるから、「来る分けない」と決め込んでいたのだが、「俺も行く」と気合を込めた即答。「どうせお前の事だから、全部持つつもりなんでしょ?」「はい」「M社長にも話があるし、半分だしてやるから」「どうしたんですか?」「どうもしないよ、温泉行くより安いもんじゃないか」催促されていた温泉だが、上手く予約が取れず延期となっていた。「都合が悪くなって、出席されなくても半額は生きですからね」「ああいいよ」妙に機嫌が良いから不気味で、話はそのまま打ち切った。さてさて、前日の今日のこの時間になって、「ちょっと来い」と言うから行ってみた。「ほら、俺はこれ以上びた一文出さないよ」そう言って3万円くれた。今私のポケットには、その3万円が入っている。まあいいか・・・
2005.08.04
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A次長は、会社の健康診断で肺の再検査となった。行ってみると、「これは当病院では手におえません。紹介状を作りますのでN病院に至急行って下さい。」そう言い渡されて、大判のレントゲン写真を預けられた。そこまで言われてしまっては、彼でなくともビビッテしまう。更に、N病院をネットで調べると肺癌を最も得意とする病院とのこと。勿論奥さんにも話せない。悶々としながらも重い腰をあげて、やっと行って来た。CTやらなにやら検査を経て結果が出たのだが、幸いにも現在のところ異状無し。めでたしメデタシ・・・・・なのだが、彼にはもう一つ難関があった。「家のに何て言おうかなー」「何とも無かったんだから、黙ってたって良いし、言わなくたって良いでしょ?」「そういうわけにはいかないんですよ・・・言わなきゃならない・・・」「なんでやねん???」「病院代が大きいから、お金もらわなくちゃならないんですよ」「大きいったって、いくらかかったの?再検査なんだから保険利くでしょ?」「保険利いたって、8千円かかったんですよ・・・痛いですよ、貰わないと・・・」何やその程度なら自分でなんとかならないか?とは思っても他人の財布までとやかくは言えない。「じゃー、大丈夫だったんだし言えばいいじゃん」「そしたら、隠してた事がばれちゃうじゃないですか・・・怒られますよ・・・」いずれにしても怒られるらしい。だったら、最初から計画立てて上手にやればよかった事だ。仕事と同じで先を考えて行動できないタイプなんだろう。その点、私は怒られなかったから幸せだ。まぁ、再検査費用も自腹だったから当たり前か・・・。家庭を持つと、世の中皆苦労が絶えないようだ。
2005.08.03
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煙草を吸いに喫煙所に行くと、二つの部署の社員が怪訝そうな顔で話していた。仕事の進行状況のことだ。「明日には原稿もらわないと間に合わない」「イレギュラーな仕事だから年度当初のスケジュールには入っていない」「それじゃー出庫できない」「誠意一杯やってるけど、今すぐ返事はできない」「いっつもそうじゃない」「こちらとしても困るんですよ」「・・・・・・」「何やってんだ?」と口を挟み、よくよく聞くと私のとってきた仕事だった。「言い合ってたってしかたないでしょ?」「どうすれば良いのか解決策を考えなさいよ」「あとは今後も含めて充分事前調整してよ」仕事の押し付け合い、なすりつけ合い、責任逃ればかりのつまらない会社だ。「悪かったね、今後は仕事とってこないようにするよ」そう言ってはみたが、本当に悲しい会社だ。毎年年度当初に決まった仕事だけでは会社は大きくならない。利益拡大の為に更なる売れあげを確保している営業としては残念だ。他の営業が新たな仕事を受注してこないから、私だけが皆から厄介者扱いされている。被害妄想ではなく、そう思われている事は十分承知している。今日は休肝日でなくて良かった。
2005.08.02
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