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4月の歌舞伎座は時蔵丈が出演するので是非観なきゃと思いつつチケット確保が出来なかったのだが、昨日松竹のネット予約ページを覗いたら、なんと1階席がひとつポツリと空いていた(11列・13番)。花道にも近いので焦る思いを抑えながらも速攻でゲットした。ついでにと思って夜の部をチェックするもやはり完売のままだった。ということで歌舞伎座へ。本朝廿四孝時蔵丈の八重垣姫。三姫と言われる高貴な赤姫の役でも一番難しいと言われる女形の大役だ。時蔵丈は今まで3度この大役を演じている。初演の平成5年・京都南座公演は観ていないが、平成17年・国立劇場での通し公演を観ている。長編大スペクタクルの狂言でまた通しで是非観てみたいものだが、今月はその人気の四段目「十種香」のみである(上演記録によると歌舞伎座で通し公演が行われたのは開場以来一度もない;)。冒頭、八重垣姫が、死んだ(と思っている)許婚の武田勝頼の命日の回向をしているシーンから始まるが、本物のお香をたいているので狂言が進むにつれて客席全体がほんのりとした香りに包まれてなかなかよろしい。その勝頼(橋之助丈)が実は名を変えて生きていたことを知った八重垣姫の恋ぐるいの場は見もの。思うところがあって謙信の館に潜り込んでいるため簡単に自分が勝頼であることを明かせないから八重垣姫につっけんどうな態度を取る。やはり空似だったかと自分を恥じる八重垣姫、いややっぱり本物だと屋敷の中を行ったり来たりの葛藤(恋狂い;)のシーンが見もの。果ては柱に抱きついてしまう(柱巻き)。ここが一番の決め場だ(幕間にロビーでブロマイドを何枚か保護;)。本公演では歌右衛門型の所作で演じているとのこと。時代物でさらにコクが迸る大成駒よりは現代的な若々しい姫を感じた。なにしろ外見と所作に気品があって美しいから。時蔵丈の弟さんでイケメン俳優の錦乃助丈が初役の白須賀六郎役。溌剌とした血気盛んなご注進役の若武士を凛々しく演じていた。熊野(ゆや)能「熊野」を題材に三世杵屋六四郎が作曲した長唄の初演が明治28年。その後平成14年に玉三郎丈が創作した歌舞伎舞踊だ。歌舞伎座で始めての本公演では杵屋巳吉による補曲と藤間勘吉郎による振付けで装いも新たに上演された。私も初めて観るので興味津々であった。前半の平宗盛館ではあえて地味目な幔幕をめぐらした奥庭の二次元的な背景画となっていて、それが後半の清水の花見の背景になると歌舞伎座の間口30間の大パノラマとなって目にも鮮やかだ。私の今年の花見はこれでおしまい。能面に似せた玉三郎丈の化粧はクールビューティ。朝顔役の七之助丈は瑞々しい乙女。そして仁左衛門丈の宗盛役と錦之助丈の従者役は、平安末期の公達の美学が感じられるような薫りたつ演技だった。刺青奇遇これぞ長谷川伸という任侠・人情劇。玉三郎丈のお仲はまるで新派で観るような所作。これから身投げしようとする薄化粧の酌婦お仲が10分前まで能面顔で舞っていた人かと信じられないほど。しかし飛び込んだところを助ける気風のいい江戸っ子で博打打の半太郎役の勘三郎丈にぴったりハマる。なにせご両人のかけあいがアドリブかと思うほど楽しいのだ。最後の六地蔵桜の場では仁左衛門丈の政五郎親分役が貫禄と人情味があってよかった。そして半太郎の老母役おさく役の玉之助丈が素晴らしかった。いつも筋書き後半に不思議な写真で紹介されている人だ。どうしようもない息子の安否を尋ねて巡礼姿で地蔵参りをして歩く老夫婦の背中に胸が熱くなった。
2008.04.19
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先月、突然デビューしてしまったe-Tax。本日還付金が振り込まれていた。なるほど早い。週末は美味いものを食べに行こう!
2008.04.03
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