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2026年01月23日
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カテゴリ: ボランティア
私が20代の後半、1年半ほど仕事をしていなかった時期があった。
その頃は当市に図書館はなく、市民会館の中にあった図書室が、私の本棚だった。
まだ幼かった息子たちを連れてその図書室に通っていた頃、
当時の図書館司書Kさんに誘われて、読書会に参加していた時期がある。
10人にも満たないメンバーだったと思うが、毎月一冊の本を読んで、
その感想などを語り合う会だった。
参加者には色々な人がいたのだが、今でも当市に住んでいる人は私とJさんくらいではないか。
私が仕事を始めて多忙になり、読書会にも自然に行かなくなり、
そのうちにその読書サークルも消えてしまったと思う。

特にKさんはその後も司書として図書館の建設に深く関わり、図書館で仕事を続け、
図書館員から昇格して教育行政の仕事をするようになり、
最後は図書館の指定管理の導入をすることになった。
私はその間には、社会福祉協議会職員として働き、
その後は短期間だが障害者就労支援事業B型でも仕事をした。
社協職員を退職し慶應の通信教育で大学を卒業できる見込みがついてから、
通信教育の勉強で随分図書館にお世話になったお礼の気持ちから、
当時始まったブックスタート事業のフォローボランティアグループに参加した。
それも、Kさんの言葉に誘われてのものだった。
以来20年は、その団体で活動し、最後の10年間はやむを得ず会長まで引き受けてしまった。
当然、その団体との関係で、Kさんとは同志でもあったが、

私は、公的な関係がある時はそれを優先し、友人としての親しい関係を封印する。
なれあいになってはならないし、根回しの対象になってもイヤだからだ。
(根回しは時には必要だと思っているが、私自身が情に流されるのが怖いから)
だから、何年かの間は彼女と個人的に会ったり食事をしたことがない。
しかし、彼女が無事に定年退職してからは、

私としては「ああ、やっとこの時期になったんだな」と
立場の違いのある年月を経ても交流できることをありがたく思っている。

さて、今回の再会で、Kさんも私も情熱を傾けてきた当市のブックスタートについて、
大学の先生も関わっての本が出版されるということを聞いた。
それを聞いて、心からの嬉しさがこみ上げてきた。
ボランティア活動というものは、誰かとの関りや協力がなくては成り立たない。
そのグループの立ち上げの時から関わってきたので、本当に多くの人達のことが脳裏をよぎった。
行政や関係機関と協力しながらボランティアの主体性を大切にした活動をするには、
会員や行政、他団体との連携が不可欠。
その中で私達の活動の意味やそれぞれの人達の思いを確かめるのはとても大切なことだが、
それはとても手間がかかることでもある。
特に代表になってからは、私自身も様々な葛藤の中で活動してきた。
今は無事に引退したので、時折現在も活動している人に状況を聞いたり、
行事の時にはお手伝いをするだけなのだが、
今までの活動が(どのような形なのかわからないが)、出版される本で紹介されると聞き、
ひたすら赤ちゃんやお母さんのためにと活動を続けてきた仲間達も
報われたような気がするのではないかと思いとても嬉しい。
Kさんは、今はそのボランティア団体の事務局長として活動している。
それも私は本当に嬉しい。
実は、行政職員だった人が退職後にボランティア活動をするのは少数派なのだ。
私に言わせれば、地域の人達の協力なくしては地方自治は成り立たないのだから、
退職後はその恩返し活動をしたらいいのにと思うのだが、
ほとんどの人は「今まで十分に公僕として地域に貢献してきた」と思うらしい。
(実際にそのように言った人がいて、それが多数派の公務員退職者の気持ちかと思った)
立場を変えての活動をしてみたら、今まで見えなかったことも見えてくるはずなのにと
私は(もったいないな)と思うのだが、人それぞれだから仕方がない。
ともあれ、とても嬉しい話ができたランチだった。





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最終更新日  2026年01月28日 08時16分50秒
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