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ベルベル人の家 2 (マトマタの民家 1)
北アフリカの先住民族ベルベル人の家 Part 2
北アフリカの砂漠化とベルベル人と横穴住居 1
北アフリカの砂漠化
サハラ砂漠には、かつて森林が生い茂り、水量のある川が流れていた
そうです。
アフリカ大陸の北西は、今から 15000年以上前に最後の氷河期を終えて温暖化
を始め、 ゾウやサイなどの大型動物も住むサバンナ(熱帯長草草原地帯)を形成。
当時、 そこは乾季と雨季のある熱帯で動物にとって、蜜と乳の溢れる土地だった
はずです。
砂漠化が始まるのは、紀元前3000年頃のようです。
おそらく、氷河期が終わる事で、地球規模での温度変化が気候の地域差を拡大。(寒帯、冷帯、温帯、乾燥帯、熱帯の出現)
温帯と熱帯の中間の緯度にあたる北アフリカは亜熱帯高圧帯の影響を受けて乾燥化がより進んだ・
・のかもしれない・・・。
降水量は極端に減り、雨季に少量の雨が振る程度で、低木の植物も消えてステップ気候となり、やがては乾燥限界を越えて砂漠となった・・・。
土地の砂漠化が始まった事で、動物は南下し、民族も北と南に分断
されて交流もなくなる。
その中で、 北の民族は池中海方面に関わりを持つように文化発展
して行った・・のかも・・。
赤い部分がアトラス山脈
紀元前3000年頃にはすでにアトラス山脈やアンティ・アトラスにはベルベル人が居住
していたと言われ、山中の岩壁からいくつかの彫刻が発見されているらしい。
言語学的に見れば、北アフリカにも統一された言語の時代が確かにあったと考えられている。
だが外部勢力の侵入により、彼らの初期の言語がどんどん浸食
されて、部族はバラけて統一性も交流もない時代が続いたので諸方言をたくさん造りだした・・と考えらるようです。
特に急速なアラブ化は、純粋な言語のルーツを失わせた
のかもしれません。
ベルベル人と横穴住居
マトマタの住宅は、 もともと地層が削られてで出来た山頂を利用した砦状の横穴式集落から始まったようです。(外敵の侵入を防ぐ為か?)
集落は
やがて水源のある山服に移動し、さらに 平原丘陵へ下りて居住。
隠れるような横穴式の住居を形成
したようです。
ズーム・・魚の絵は住居がある事をしめしている。
この建物にはブロックの門が前がありますね。これは飾りか? 風よけか?
たぶん右が倉庫。洗濯物が干してあってリアルに住んでいるのがわかります。
手前隣の丘陵も民家です。
おそらく壁の表面に漆喰を塗り固めただけのようなつくりです。
ここに住むベルベル人の親子
彼女がここでの生活を見せてくれるのですがその前に・・他の家族? 食料? を紹介。
ここは鳥小屋。 民家のすぐ隣。
こんな子たちも穴倉で居住・・いや、彼らはもともとこういう習性ですね。
むしろペルペル人の方が彼らを真似て住居を造ったような感じです。
ではお宅拝見
玄関入ってすぐです。
つづく
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