全6件 (6件中 1-6件目)
1
今日紹介するのはローズアップルと言うフルーツです。もっとも、現地ではそんなしゃれた名前で言っても通用しません(笑)。チョンブーと呼んでください!なんだか、ローズアップルって聞くとすごく上品なフルーツと言う気がしますが、チョンブーって言われてもね~(苦笑)。チョンブーにも何種類かあるみたいですが、バンコクで普通に見かけるのは画像の表面が真っ赤な奴です。あと、表面がピンクの奴もたまに見かけます。 味の方は、昨日のグァバに引き続き味の薄い青リンゴ系(笑)の味です。まぁ、爽やかな味と言うカテゴリーに分類されるでしょう。それでもって、やっぱりチョンブーの最大の売りはグァバと同じくその食感にあります。グァバはサクサク系でしたが、こちらはもう少しだけジューシーなので、シャリシャリの食感です。日本の果物に例えるならば、梨の幸水のざらつきを完全に取り除いて、さらに水分を40%ほど脱水させたような味・・・って、こんな例えじゃ余計判らんか(苦笑) グァバほどはポピュラーではないようなのでやや大きめのフルーツショップに行かないと見る事が出来ないかもしれません。そして、これもグァバそっくりなんですが薄めの味を補う意味で甘塩がもれなく添付されてくる場合が多いようです。 食べ物の味なんて完全に個人の好みですからなんとも言えませんが、個人的には昨日紹介したグァバのほうがワンランク上の味の気がします。チョンブーの方はほんの少し青臭いかなぁ~?でも、バンコクの街角で見かけたら一度は食べてみてくださいね!決して後悔するような味ではないはずですから。
2007/01/30
コメント(6)
さて、海外出張が続きずいぶん間の開いてしまった逸品堂通信ですがようやく再開です。今日紹介するのは、ここに来てバンコクのベタ市場で結構見かけるようになってきた最新?品種です。画像みて、どこが今までの品種と違うかお判りでしょうか?色彩的には典型的なダークブルー・マルチで特に目新しいものではありません。最新なのは体型なのでしたぁ~! そう、この個体はノーマルのプラカットよりもボディが寸詰まりなんです。現地ではショートボディ・プラカットと呼んでますが、要するにバルーンですね。今の所、ショートボディの個体はノーマルボディの個体より5割り増しくらいの料金で取引されてます。確かに、外見は丸っこくて可愛らしいかも・・・。しかぁ~し!個人的に私はバルーン系の品種が苦手なのでした。以前何かの熱帯魚でバルーン系の品種の事をクソミソにけなした所、数人の方からバルーン擁護の書き込みをいただきました。中には、金魚のピンポンパールの様にバルーン系は立派な改良品種ですっ!って言う御意見もありました。 確かに、金魚の世界では背ビレがなくなったり頭に肉瘤がでたり目玉が飛び出したり・・・とどれも長い年月をかけて改良を重ねて固定された立派な改良品種が沢山あります。もちろん、私だってその辺りを批判する気なんて毛頭ありません。でも、それと、最近の熱帯魚におけるバルーンはちょっと事情が違うのでは?ざっと思いつくだけで、キッシンググーラミィ・プラティ・モーリィ・メダカ(縮みメダカ)など結構沢山のバルーンが存在します。でも、我々が知らないだけで、東南アジアの市場ではそれこそありとあらゆる魚のバルーンが登場してます。バルーングッピーをはじめバルーンナイフフィッシュとかバルーンカイヤンとか本当に驚きます。 別にバルーンと言う品種が脊椎骨異常だから嫌っているのではありません。問題は、純粋な突然変異個体を固定しているのであれば、なぜこうも簡単にありとあらゆる養殖魚でバルーンが作出されちゃうのでしょう?どう考えてもこれは何らかの方法で、意図的にバルーンを作出する技術が確立しているとしか思えません。すべてのバルーンで確認された訳ではありませんが、一応バルーンと言う形質は遺伝するとされています。これはもう、カラーラージとか見たいな後天的な改良(単なる色付け)のレベルではなく、完全な遺伝子操作だと思うのですが考え過ぎでしょうか? かつて一応遺伝子工学の本当に隅っこにですが席を置いていた人間とすると、この現状は非常によろしくない事だと思います。蛍光メダカの時には過剰反応と言えるほどの反応を示した日本のマスコミも、クラゲの遺伝子をメダカに移植するという派手な遺伝子操作は取り上げてこうした地味な?操作は知らん顔では所詮興味本位といわれても反論できないんじゃないでしょうかね~?まぁ、でも本音を言っちゃえば単にバルーンって言う形質が嫌いなだけなんですけどね(苦笑)。今後、バンコクや日本でバルーンベタが人気を得ない事を個人的に願ってます。
2007/01/30
コメント(11)
ずいぶん間が開いてしまいましたが、バンコクのフルーツレポートを再開します。今日紹介するのはグァバです。日本ではグァバジュースは結構有名なので飲んだ事のある方も大勢いらっしゃる事でしょう。でも、ジュースの時のグァバのイメージのまま青果を齧るとあまりのギャップにビックリします(笑)。 グァバにも色々な種類があるようですが、バンコクで見かけるのは外側が緑色で握り拳大のもの。一見すると青リンゴのようにも見えます。皮は非常に薄いため、通常は皮を剥かずにざく切りにしていただきます。そして注目のお味は??(笑)。うーん、一言では言い表しにくいのですが、あえて例えるならば「非常に味の薄い青リンゴ」でしょうか?水分含有量が非常に少ないため、ジューシィではありません。でも、決して悪い味ではありませんよ。非常に爽やかな味が口の中に広がります。しかし、グァバの本当の真価は味にあるのではありません!このフルーツの最大の売りは、その食感でしょう!!なんていうか、サクサクと言うのか・・・うーん、これまた表現が難しいのですが生の栗をもう少しサクサクにしたみたいな(笑)とにかく、素敵に爽快な食感です。 普通は屋台のフルーツ屋にグァバ注文すると、その場で鉈みたいな刃物使って手のひらを俎板代わりに(苦笑)、ざく切りにしてビニール袋に入れてくれます。大体、1個で20~30バーツつまり50~70円くらいで食べられるでしょう。 バンコクの35度を越す猛烈な暑さの中で、サクサクとグァバをいただくのは本当に至福のひとときです。それと、写真の下に移っている怪しげなビニール袋の中身は塩プラス砂糖です。つまり、我々日本人がスイカに塩を掛けて食べる事があるように、少量の塩と砂糖でグァバの甘味を引き立てようって事なんでしょう。もちろん個人の自由ですが、私はコイツをグァバに掛けて食べようとは思いませんけどね~。だって、グァバ単体で十分美味しいですから。 唯一つだけ老婆心ながら御忠告差し上げると(笑)、果実の中心部に少量だけ存在する種子はあらかじめ除外しておいた方が無難です。結構と言うかムチャクチャ硬いのでグァバのサクサク感に酔いしれてバリバリ噛み砕いていると、バキッってな具合で歯の方が壊れちゃう可能性ありますから。結論を申し上げると、バンコクの数あるフルーツの中でもグァバはその爽快な味と食感から、お薦めのフルーツに認定させていただきますっ!
2007/01/29
コメント(4)
ずいぶん長い間このブログもサボりっぱなしでしたが、つい先日やっとの事で日本に本格的に(笑)帰国いたしました。いやぁ~、1月早々から始まって延々と続いた海外生活ですっかり日本語も怪しくなっています。今回は、旅程の最後にしっかりとバンコクでのお魚仕入れを組み込んできましたから、仕入れのほうもバッチリです!(笑) 予告どおり、通常では考えられないような量のベタを日本に持ち込み税関でしっかりチェック受けました(苦笑)。もちろん、巨大なスーツケース丸ごと魚がぎっしりと詰まった状態で、係官から疑いの目で見られるのは仕方ありません。だから、動物検疫の窓口に回されたのも納得しています。でも、そこの係官のお姉さんが小さくパッキングしたベタの袋を一つ一つ摘んで、手持ちの図鑑(サイテスとかそのあたりをチェックするための図鑑らしい)で調べるのにはいい加減参りました(笑)。だって、いちいち「コレはマス科の魚じゃないし、金魚でもないし・・・」とかやるんですよっ! 仕事なのはわかるけど、一つ見れば判るんじゃないでしょうか?色が違うだけで、別種かもしれないと考えるのはあまりにも・・・。おかげで、税関で延々1時間以上も引っかかっちゃいました。まぁ、ベタ自体は違法ではないので最後にはパスできるの判ってますから安心ですが、検疫所の室温考えるとあまり長時間放置されると水温がぁ~!ってハラハラしちゃいました。 何はともあれ、無事帰国しましたので明日からは「さかなおやじのひとりごと」をきちんと再開します!
2007/01/28
コメント(4)
今日は、我が国にも結構輸入されて来るのでお馴染み?のライチとその類似種についてご紹介しましょう。もっとも、ライチは元々は中国南方原産の果実でタイが本家ではありません。かつては、中国歴史上の美人である楊貴妃が好んで食べたと言われ確かに高貴な方々が好むような上品な味がします。ただ、ライチは非常に痛みやすく木から採取して数日で味が変質してしまうそうです。我が国に輸入されてくるライチは日にちが経過しているため、外皮が褐色ですが本来は冒頭の写真のように鮮やかな深紅色なんですよ。硬い外皮を手で剥いて、中から現れる半透明の乳白色の果肉を賞味します。味も我が国で食べるものは発酵しているのかやや干し柿みたいな?味がしますが、フレッシュな奴にはそんな嫌な味はまったくありません。決して自己主張の強くない甘味は熱帯の暑さに疲れた我々を癒してくれます。酸味はまったくと言ってよいほど感じませんね~。後、ほのかにすごく上品な香りがするのも非常にGood!です。 残念ながら、今の時期はライチのシーズンではないため市場で見かける事はありません。その代わりといっちゃなんですが真ん中の写真のロンガン(龍眼)って奴があります。見た目は新ジャガみたいですが(笑)、皮を剥くと中身はライチそっくりです。こちらは青果を日本で見かける事はありませんが、皮を剥いて果肉だけをシロップ漬けにした奴なら入手可能です。味は個人的にはライチよりも少し落ちる気がしますが、ライチ好きで今の時期にもどうしても食したいって言う人にはコレがお薦めです。ちなみに、写真のもので約500gです。本当は市場で1kg単位で売ってるんですが、今回は他のフルーツも手当たり次第買い漁ったためいちいちKg単位で買ってたらとんでもない事になっちゃうため(笑)、交渉して半分の量にしてもらいました。ちなみに、コレだけで20バーツですから、約65円くらいでした。 味の点ではライチに少々劣ると思われるロンガンですが、なにやら色々とありがたい薬効があるとかで、特に華僑の方々は好んで食べるみたいです。店のオネーチャンと双方怪しげなカタコトの英語で話した所によると、ロンガンを食べると体が温まるそうです。・・・って気温が30度を優に超えている常夏の国タイランドで体を温めてどうするっ!! それでもって、コレがロンコンです。・・・えっ?ロンガンじゃないかって??確かに外見は非常によく似ています。でも、全然違う果実なんですよ~。よく見ると、果実が枝についている感じとかも違うでしょ?やっぱり、表面のジャガイモのような外見の皮を手で剥いて中の乳白色の果肉をいただきます。ライチやロンガンは、果肉は一つの固まりになっていて中心部に非常に大きな丸い種(ビワの種みたい)がありますが、ロンコンの方はミカンの房みたいになってます。まだきちんと調べていないので、確実ではありませんがあの果物の女王と言われエリザベス女王のデザートとしても有名なマンゴスチンによく似た果肉の形状です。 味の方も、マンゴスチンに非常によく似ておりライチやロンガンに較べて適度な酸味があり、またほのかに柑橘系の香りも漂い、より複雑な味わいです。個人的には非常に美味しいフルーツだと思います。ただ、私のようにフルーツを一度にバケツに一杯ほども食べるお馬鹿さん(苦笑)だと、この味のものを十個も20個も食べるのは・・・。それならばライチの方が良さそうですね。 結論から言えば、今日紹介した3種のフルーツは美味しい順に並べるとライチ(あっさり系)=ロンコン(フルーティ)>ロンガンってな具合でしょうか。
2007/01/18
コメント(10)
皆様本当にお久しぶりです!新年早々の海外出張は、始めのイギリスで日程に狂いが出たら後はあれよあれよと言う間に後半の日程もずれちゃいました(笑)。仕事自体は非常に順調に推移しているのですが、まだ終了していません。ただ、あまり長期間日本を空けておくと零細企業である我が社は働き手がいなくなっちゃうものですから、非常にデンジャラスです!と言う訳で、おとといひとまず日本に帰国しました。 でも、コレはあくまでも一時帰国です!今週末には(・・・って2日後ですけど)バンコクに旅立たなくてはなりません。まぁ、イギリスやドイツに較べれば極楽ですがそれでもまったく気が休まりません。しかも、出張中は日本人とまったく接しないためなんだか日本語がおかしくなってきた気さえします(笑)。 バンコクは今一応冬らしく、気温も30度前後と非常に冷涼(笑)で過ごしやすいシーズンです。年末年始のテロ騒ぎの余波か、地下鉄の入り口やショッピングモールの入り口では警官による荷物検査があり、平和なイメージの強いバンコクにしては少々物々しい感じです。バンコクにいても仕事以外にはまったくする事がないため・・・と言うか朝から晩まで仕事に追われまくっているため、プライベートな時間はほとんど取れません。腹いせと言う訳ではないですが(笑)、今バンコクで手に入るフルーツを片っ端から集めてみました!もっとも、食べなくても嫌いなのは判明しているドリアンやマンゴー、そして輸入果物は除外しています。 バンコクの市場やスーパー行くと、果物や野菜の種類の豊富さには本当にビックリさせられます。それに較べて、我が国の青果売り場の貧相な事って言ったらありません!私のようなフルーツオタクには本当に天国みたいなとこですね~。ところでどうでしょう?皆さんは写真のフルーツ一体幾つ本当に食べた事があるでしょうか?明日から出発までの間、これらのフルーツのレポートでもしたいと思います。 ・・・と言うか、さすがにコレだけ家を空けているとベタをはじめ我が家の魚はかなり壊滅的なダメージを受けつつあります(涙)。今回は仮の帰国と言う事なので現地でベタも仕入れてないし・・・。逸品堂においでいただいた皆様には大変御迷惑をおかけいたしておりますが、あと1週間程お待ちくださいね!今度の帰国の際には成田の税関でひと悶着あるほど大量のベタ仕入れてきますから(笑)
2007/01/17
コメント(6)
全6件 (6件中 1-6件目)
1