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前回紹介した、新品種と言うか勝手にドラゴンから分離させてしまったメタル系ですが、すでに様々なカラーバリエーションが登場しています。今日紹介するのはレッド&ブラック・メタルドラゴンです。あっ、それからこの独断と偏見で名付けたネーミングですが逸品堂では原則として地色が名称の先に来る事にしましたっ!つまり、今日の個体ならば地色がブラック&レッドでその上にメタルが乗ってますから、前述のネーミングに。 今日の個体もいかにも堅そうですね~(笑)。まるで鎧を身に纏ったようです。でも、昨日の様にブルーメタルとはまた一味違った雰囲気でしょ?華やかさでは負けますが、その分精悍さでは上を行くかと思われます。今のところ、メタル系にはボディ全体にベッタリプラチナシルバーが乗る個体と、背中側にだけメタルになるタイプが混在してます。まぁ、タイ人の好みとかレッド・ドラゴンの改良の行方を考えれば、いずれは全身ベッタリタイプの方向にどんどん改良されていくんでしょう。でも、個人的には背中だけメタルの方が、よりオドロオドロしくて好きだったりします。 メタル系は、新品種にもかかわらずすでにバンコクではメス個体も入手可能です。今日の個体のメスならば2枚目の個体、昨日の系統ならば3枚目のメスでドンピシャでしょう!もっとも、メタル系の遺伝的な事に関してはまだまったく判らないのでこれから調べて行きたいと思います。何か判明したら皆さんにも御報告いたします・・・が、本当は自分でブリーディングしてみりゃいいんだよね~って事で、昨晩繁殖水槽3本ほどセットしました。ただ産卵までは何の支障も無いんですけど、稚魚の育成がね~。海外出張中にガクンと稚魚の数が減ってたりすると、その後ちゃんと育成する気力が萎えちゃうんですよ(涙)。 言ってる傍から、今週末海外行かなきゃならなそうだし・・・。
2007/10/30
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さて、バンコクに毎月のようにベタを仕入れに行っていると毎回のように新たなカラーバリエーションが登場しています。でも、ほとんどの物はその場限りの瞬間芸で固定化されずに次回訪問時には跡形もないというのが普通です。しかし、久しぶりに固定化されているっぽいバリエーションが登場しました。地色の上にベッタリとプラチナカラーが乗るもので、今までもチラホラ見かける系統でした。しかし、あくまでもドラゴンの進化形だと認識していたのですが、ここに来て少し認識を改めました。 と言うのはドラゴン系というのは本来、各鱗にプラチナ系のスポットがずらっと並ぶ個体を指していたものでしたが、ここまでベッタリと乗るとなるとこれはもう区別すべきではないのかと考えるようになったのです。例えばレッドドラゴンと一口に言っても1.ボディはレッドで、各鱗にプラチナホワイトのドットが並ぶ個体2.ボディはほとんどプラチナホワイトに覆われており、ヒレのみがレッド。の2タイプが存在する訳で、これを一つの品種としてくくるのは少々無理が生じてきたからです。 そんな訳で、ボディにベッタリとプラチナ系のカラーが乗るドラゴン系の1タイプを、私の独断と偏見で逸品堂では(笑)、メタルドラゴンと呼称する事に一方的に決めてしまいましたぁ~♪本当は、ベタのカラーバリエーションにいちいち細かく勝手なネーミング付ける行為は嫌いなんですけどね~(苦笑)。でも、ここまでドラゴン系の中でも差異がでてくるとやむを得ないかなと思います。もっとも、世間一般でこの品種に通称名が付いたら、主体性のない私のことですから一も二も無く、そちらに従いますっ!長いものには巻かれろですな。 今日紹介するのは、バンコクで今もっともポピュラーと思われるメタルドラゴン系のカラーバリエーションです。漆黒の地の上に、メタリックブルーがベッタリと乗る実に魅力的な系統だと思います。メスも明らかに同系統の個体が出回っていますから、これは固定化されていると考えて間違いないでしょう。
2007/10/29
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バンコクにベタを仕入れに行くと時々と言うか毎回生じるのが仕入れ品種の偏り!(苦笑)全部で20件以上あるベタ専門店やブリーダーの所を訪問しては、取り扱い個体を吟味し、個人的に合格点と思った個体を仕入れると言う方法を採っているため、「この品種は5尾、あとあの品種は3尾・・・」と言う風に計画的に仕入れられるものではありません。だから、全部の店を廻った後に、品種ごとの仕入れ尾数なんてそれこそ神のみぞ知るって奴です(笑)。 まぁ、毎回マーブルは仕入れ過多になるのが常ですが、今回はマスタード・ガスをやたらに仕入れてきてしまいましたぁ~♪ブルーとイエローの織り成すコンビネーションから人気の高い品種なので、卸部門で多めに入れても逆にお客様から喜ばれるので問題ないのですが、それにしても今回は・・・。 もっともマスタード・ガスの仕入れがやたらに多くなってしまったのにはちゃんと理由もあるんです。ここの所バンコクで、特にプラカットではマスタード・ガスの生産量が増えているように感じます。それに伴って、この品種を扱うブリーダーが増加したため当然の事ながら同じマスタード・ガスと言っても様々なバリエーションが登場様になってきています。やはりブリーダーの好みも十人十色なのか、その作出個体もそれぞれ個性がありその辺が気になり始めるとついつい全部コレクションしたくなっちゃうんですっ!(苦笑) 冒頭の個体はもっともオーソドックスなタイプでターコイズブルーとライトイエローのコンビネーションが実に鮮やかです。不思議な事に、ショーベタではこのカラーバリエーションってほとんど見かけないんですけど、それはさておき・・・。2枚目の画像は、藤色のボディとややオレンジがかったヒレのバリエーションです。他にも、ターコイズブルーの部分がロイヤルブルーの個体、スチールブルーとイエローの組み合わせの個体、さらにボディは暗褐色で鱗の上にブルーの点が並ぶ、いわゆるパイナップルと呼ばれる系統など、本当に見ていて飽きません。 ・・・結果として、今回仕入れたプラカットにおけるマスタード・ガスの比率がやたらと高くなってしまったわけですが、仕入れ価格の高すぎた?絶品マーブルと違い(苦笑)こちらは好評で、卸売り先から再注文が舞い込むほど!オーナーである妻もご機嫌です。ただ、この品種がチョツト扱いにくいのは、取引先やお客さんの目が肥えてきて「ボディがロイヤルブルーの奴頂戴っ!」みたいに注文が再分化してきちゃった事でしょうかね~。前みたいにどれもこれもみんなマスタード・ガスっ!!で通用しなくなってきてます。まぁ、少しずつですが我が国のアクアリストもプラカットのカラーバリエーションに注意するようになってきた証だと思われるので、本来プラカットの普及を目的にスタートした私としては嬉しくもあります。
2007/10/28
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すっかり我妻の本業と化しつつある(苦笑)おさかな逸品堂ですが、それでも相変わらず魚の仕入れ・世話・発送はすべて無給社員(笑)の私に一任って一体ナニ??最近は、卸売り部門で十分利益が出るらしく、彼女はかなりご機嫌です。でも、昨日の晩は何だか不機嫌!「なんだか機嫌悪いみたいだけどどうした?」「だって、今回あなたが仕入れたマーブル、絶品だって言ってたけど全然売れないじゃない」「まぁ、価格が価格だからね~」「次からは、卸売りにまわせるようなポピュラーな奴をメインに仕入れてきてねッ!」「ハァ?それじゃ仕入れがつまんないじゃん」「あのね~、これはあなたの遊びなんじゃなくてビジネスなんだから」 何だか雲行きが怪しくなってきました(苦笑)。確かにビジネスとして考えれば商談なしですべて定額で仕入れ可能な卸売り用の個体だけを仕入れていればリスクはありません。でも、それじゃこの私がツマンナイじゃん!!単に金儲けだったら、本業やってりゃそれで十分だし!・・・って事で、得意の口八丁(笑)で彼女を丸め込みに掛かります。「オレが思うに、君の価格設定が間違えているんだと思うよ」「どこがよっ!」「だって、今の設定方法だと仕入れが高い魚は販売価格も物凄い高額になっちゃうじゃない」「そんなこと言ったってしょうがないわよ、実際そうなっちゃうんだから」ここで逸品堂の価格設定方法を一挙公開しちゃいましょうっ!仕入れ価格に旅費交通費などの経費を仕入れた個体数で割った個体辺り経費を加え、それを3倍(卸は1.5倍)すると言うもの!わかりやすくするために具体例を挙げてみましょう。1回の仕入れで仕入れ以外の経費が15万かかったとします。300尾の個体を持ち帰ったとすれば1尾辺りの経費は¥500と言う事に。ここで、仕入れ価格が1尾¥500の場合と1尾¥2000の場合を較べてみましょう。仕入れ価格¥500の個体の場合{¥500(仕入)+¥500(経費)}×3=¥3000(小売価格)仕入れ価格¥2000の個体の場合{¥2000(仕入)+¥500(経費)}×3=¥7500(小売価格) つまり、仕入れ価格が¥1500違うと小売価格は¥4500も違っちゃう訳です。まぁ、もともとこの計算方法を編み出したのは私なんですけどね(笑)。ベタのことなんてさっぱり判らない妻が価格設定できないって悩んでいたもんで・・・・でも、このままだと次回から個人の趣味に走った仕入れができなくなっちゃいますから、こちらも必死です!「だからどうしろって言うのよ?」「え~っと、これからは定額を掛けるんじゃなくて足すようにすれば?」「どう言う事?」「つまり、仕入れ価格に関係なく個体1尾辺り定額の利益を足すようにするんだよ」仕入れ価格¥500の個体の場合{¥500(仕入)+¥500(経費)}+¥2000=¥3000(小売価格)仕入れ価格¥2000の個体の場合{¥2000(仕入)+¥500(経費)}+¥2000=¥4500(小売価格)「なっ!こうすれば仕入れの価格が小売価格にあまり反映しなくなるだろ」「確かにそうねっ。でもこれだったら仕入れリスクの低いノーマル価格の個体仕入れた方が良くない?」「うっ、だっ、だって・・・たまには少々高くても他では絶対手に入らないような絶品個体仕入れておかないとお客さんだって飽きちゃうんじゃないかなぁ~・・・」「飽きちゃうのはお客さんじゃなくてあなたじゃないの?(笑)」「うっ・・・」「まぁ、いいわっ!じゃあこの計算方法で価格設定し直しましょう!」 ・・・と言う事で、ただ今逸品堂の価格を改定している最中です・・・って、なんでオレがやらねばならんのだぁ~!でも、これもひとえに自分自身の趣味の聖域を守るためって事で頑張ってます(苦笑)。おそらく後2時間くらいで、逸品堂の高額個体の価格が変更されると思います。まぁ、そんなに期待するほど大きくは下がりませんけどね~。 それと、これは妻には内緒なんですが(笑)、今回仕入れた絶品マーブルの仕入れ価格を過小報告してます!だって、仕入れ価格そのまま告げたら妻が激怒すると思って・・・。いまさら正確な仕入れ価格言えないし、新たな計算方法だとこいつら赤字商品かぁ~?
2007/10/26
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昨日紹介した個体も凄かったけど、今日の個体もかなりのもんです!(笑)。こちらは、今回会場で商談したアマチュア?ブリーダー2人の内のもう一方の所有する個体です。一歩間違えば、単なるマルチカラーだけど、今までこんな個体は見たことありませんでした。ここまで作りこまれちゃうと、ただただ恐れ入るしかありませんな!恐るべしッ、バンコクベタブリーダーってとこでしょうか? どういう組み合わせで交配すると、ボディにこの手のマーブル模様が入るって言うんでしょうね~?当然の事ながら、タイ人の勘違い娘(笑)の通訳で作出手順について質問してみましたが、上手く話をはぐらかされてしまいました。もっとも、この通訳娘がちゃんと話をしていたかどうかは結構怪しいもんで、こちらが尋ねた事をタイ語で相手に伝えているはずなのになぜか相手は今回無理やり買わされたSEIKIO5の時計を指差して笑ってましたから(苦笑)。しかも、「次回からは私の親(ベタブリーダー)に注文すれば、こいつらの個体は入手できるっ!」とかしっかりビジネスに加わろうとしてましたから・・・仲買人かお前はっ! しかしながら、今回の一連のマーブルの仕入れ価格の高額だった事っ!当然こいつらから購入する際にクレジットカードなんて使えませんし(笑)、代金後払いって言うのもNO!でしたから当然即金支払でした。おかげで、滞在中の軍資金が底をつきかけましたぁ~!物価の安いバンコクで手持のお金が心細くなった事なんて初めての経験でした(苦笑)。でも、考えてみるとこいつら(2人のアマチュアブリーダー)は滅茶苦茶高額の臨時収入得たはずです。だって、聞くところによると大学卒のまぁまぁエリートコースのサラリーマンでも月収10万円行かないって事でしたから・・・。絶対、あの後アイツ等豪遊してるな(笑)
2007/10/25
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昨日、出張先のシカゴから無事帰国いたしましたぁ~♪心配された?キンモクセイもシカゴではその存在に気が付かなかったので、もちろんあの香りに悩まされる事もなく仕事に専念できました。そして今回も帰りにわざわざバンコク廻ってきました!!バンコクではちょうどアクアリウムフェアみたいなイベントが開催されていたので、何気に会場まで行って見る事にしましたが、これが大当たりでした。イベントの規模は決して大きなものではなく、我が国で言えばデパートの屋上で夏休みに開催される「アマゾンの大熱帯魚展」(笑)レベルのもの。ただ、さすがにベタの本場バンコクです!ベタコンテストはかなりの規模でした。 会場には小型のガラス容器がずらっと並び、中には各ブリーダー自慢の個体が収容されてます。その数ざっと数百!そして、個体の容器の上にはなぜか電話番号らしきものが・・・。どうやら、その個体を出品したブリーダーの連絡先のようです。そうと判れば、お仕事お仕事(笑)!早速、お気に入りの個体を作出したブリーダーに連絡を・・・と行きたいとこですが、しかァ~し!私はタイ語なんてほとんど話せませんし、おそらくブリーダーの多くは英語なんて話せないし、こりゃ困った! でも、今回は本当にラッキーでした。実は、アクアリウムフェアの会場が何だか辺鄙な場所にあって行き方が判らなかったので前日に行き着けのベタショップのオヤジに尋ねた所、なんと彼の娘を案内人にレンタル?してくれたのです。もっとも、この娘の方は何か勘違いしているようで、フェアの会場となっているデパートに着いてからも会場ではなくやたらと電気製品売り場や宝飾品売り場をうろつき、「このステレオセット前から欲しかったのよね~」とか「あら、この腕時計ちょっと素敵じゃない?」とかブツブツ呟いてましたけど(苦笑)。おいおい、オヤジっ!娘になんて吹き込んだんだぁ~?? この勘違い娘とは、我らが誇る時計ブランドSEIKOの海外輸出ブランドSEIKO5の腕時計一つで手を打ちましたけど、これって会社の経費で落ちるんでしょうか?オーナー様??(笑)。そんな訳で、今回の私にはタイ語、英語OKという強い味方の存在があるんでしたぁ~♪早速、彼女に命じてお気に入りの個体の上に表記してある電話番号に電話を掛けさせました。 今回、3~4人のブリーダーと連絡を取ってみましたが幸いな事にそのうちの2人は会場にたむろっていたので、早速個別商談開始!残念な事に両者ともタイ語オンリーでしたので彼女の通訳で商談は進みます。2人とも半プロブリーダーと言うかアマチュアブリーダーだけど、小遣い稼ぎにベタを売るって言う感じでした。今日紹介する2個体は、そのうちの一人が作出したもの。どうでしょう?さすがと言うしかないレベルでしょ??まぁ、趣味性の強いマーブルだとプロブリーダーよりも、この手合いのオタクアマチュア(笑)の方がとことん一つの系統を追求できる分物凄い個体を作りだせるって事なのかもしれませんね~。 クオリティの面ではまったく申し分のない個体を作るんですが、困ったのは価格交渉!何しろ、半分プライド料ですから信じられないほどの高額を口にしてきます。しかも、こちらが値切ろうとすると、「それなら売らないっ!」って・・・。さすがアマチュアブリーダー!!そんな訳で、今回2人のオタクブリーダーから仕入れたハイグレードのマーブル個体は今まで仕入れたプラカットの最高額を新たに更新する驚異の高額商品!(苦笑)となってしまいました。でも、その分物凄い粒揃いです!こんな個体目の前にしちゃうと、商売なんてそっちぬけで個人の趣味に走っちゃいました(笑)。仕入れ価格知ったら、オーナーである我が奥方様は激怒するだろうなぁ~。
2007/10/24
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随分間が開いてしまいましたね~(苦笑)。この1週間は、キンモクセイの呪いにより地獄の苦しみでしたぁ~。体中熱っぽいし、眼の周りが赤く爛れるし・・でも、それじゃあってんで自宅謹慎してると、鼻からツッ~っと鼻水垂れて来るし(笑)。この鼻水がこれまた見事なもんです!まったく粘性の無いサラサラの液体?がそれこそ右の鼻の穴は華厳の滝状態、それでもって左の穴なんてナイアガラ状態ですから!でも、やっとこさこのふざけた状態からもオサラバです!明日早朝に日本を脱出しま~す!!こんなに海外出張が楽しみなのは本当に久しぶりの事ですね。 ただ唯一の心配事と言えば、今回の出張先であるシカゴって気候的には東京よりもやや冷涼って感じなので、もしシカゴにキンモクセイがあったらこれから花盛りって事になるんじゃないかと・・・(苦笑)。もし、シカゴの空港降り立ってほんの僅かでもキンモクセイの香りがしてたら、躊躇無く回れ右して現地を後にしますからねっ!空港に出迎えてくれてるはずのJhon君、そん時は御免な!(笑) そうそう!日本脱出の前にやるべき事を成し遂げておかなければ・・・と言う訳で、プラカット・マーブル部門のベスト15の発表を終わらせちゃいましょう!今日はついに堂々の1位に輝いたトリカラー・マーブルの登場です!今まで、殿堂入りのランキングが上位になればなるほどマニアックな個体に偏ってきていただけに第1位の個体は何処までマニアック?って期待していた方は少々拍子抜けかもしれませんが(笑)、やはり第1位は正統派で締めさせていただきます。 汚れの無いプラチナホワイトの地に、これまたピュアなターコイズブルーのマーブル模様がバランスよく配置されています。さらに、頭部や背ビレには美しい真紅が乗っていると言う、これはもう誰がご覧になっても文句無く美しいッ!って言っていただけるんじゃないでしょうか。特に、背ビレのレッドはなぜか鮮やかなローズピンクなのもより一層この個体を引き立たせています。例によって、私の撮影技術ではプラチナホワイトとターコイズブルーの対比が上手く表現できていないのが残念ですが、今まで私が見てきた数多くのマーブル個体の間違いなくトップに君臨する個体であると断言できます。 もっとも、好みは人それぞれ千差万別ですから皆さんはまた違った見解をお持ちでしょうね~。例えば、今まで発表してきたランキング入りした15個体のうち貴方ならどの個体を第1位にします?
2007/10/16
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ついにプラカット・マーブル部門のランキング発表も残す所2つとなりました。今日登場するのはこのトリカラー・マーブルです!!ビックリするほど鮮やかな濃朱色の地にブラックのマーブル模様、そしてその上に更にメタリックブルーの輝きがプラスされています。マーブルオタクでない方にとっては格段どうと言う事は無い個体かもしれませんが、実の所驚愕に値するマーベラスな魚なんです。 ただ、体型的にはこの個体はまったくダメです(笑)。この系統のブリーダーが自分の系統にショーベタの血を導入する事を頑なに拒否していたため、最近のショープラカットの基準から言うと各鰭が小さすぎです。もっとも、これが本来のプラカット体型と言えなくもありませんが・・・ この個体の系統以外で地色がレッドと言うマーブルにお目にかかったことはありません。レッド&ホワイトのマーブル個体は僅かながら流通していますが、こちらは地色がホワイトでその上にレッド・マーブルです。この系統が元々はホワイト地であり、たまたまこの個体は全身が赤く染まっていただけなのか否かは今となってはもう確かめようがありません。と言うのも、以前も書いたのですがこの系統を維持していたバンコクのブリーダーの爺さんが現在は行方不明となっているからです(涙)。 以前はマーケットの一角に小さなスペースを確保し、細々ではありますが高品質の自家産マーブルを扱っていたんですが、バンコクを襲った水害の際に郊外にある自宅兼養殖場が大きな被害を受けてしまったとの事で、マーケット内のショップもたたみ行き方知れずになってしまいました。元々がかなり偏屈な爺さんだったために仲間のブリーダーとの交流もほとんど無かったようで、その後爺さんがどうなったのかは誰も知りませんでした。うーん、プラカットホビー界(そんなのあるんかい?)は物凄く大きな損失を受けた気がする・・・ その後この系統の血を引いていると思われる個体をバンコクではまったく見かける事がありませんから、おそらくは絶滅したかと・・・。まぁ、熱心なアマチュアブリーダーがこの系統を維持している可能性が無い訳ではないので、その辺りに期待しましょう!それにしても、バンコクでプラカットを仕入れるようになって本当に沢山の新品種を見てきましたが、そのほとんどすべてがあっという間に市場から姿を消すのにはビックリです。ほんのごく僅かの品種だけが、他のブリーダーも手がけるようになって安定生産されていきます。 そう考えると、もしお気に入りの個体を入手できたら世界でこの系統維持しているのは自分だけっ!って言う意気込みで、必死に系統の維持していかないとダメって事なんでしょうかね~?早く仕事引退して悠々自適の生活おくりながらその辺りに深く関わって見たいと、夢だけは日々増大する一方の私なのでした(苦笑)。
2007/10/11
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ついにベスト3の発表までたどり着きました!この辺りまで来ると、完全に私の独断と偏見の塊になってますから、皆さんの中には「えぇ~っ、この個体が◎◎位~??」って感じる方も大勢いらっしゃるのでは?プラカット・マーブル部門第3位の個体はマルチカラー・マーブルのこの個体です! 何よりも眼を引くのが各ヒレに存在するレッド&イエローの独得なマーブルパターンではないでしょうか?今までまったくお目にかかった事がない新しい表現形だと思います。最近、このカラーパターンはショーベタにも移入が試みられているようで、バンコクではチラホラ同じようなカラーパターンのヒレを持ったショーベタを見かけます。いずれにせよ、実に素晴しくまた今後に無限の可能性を感じさせてくれるカラーパターンの登場ということで、記念すべき個体と考え第3位に認定いたしましたぁ~♪ ただ、申し分のない各ヒレのカラーパターンに対してボディの方はさっぱり(苦笑)。普通のブルー・マルチ・・・と言うよりは原種ベタのカラーパターンと言っても良いでしょう。その点から考えると、この個体はマーブルとしてはあまり評価されないかもしれません。実はこの個体、第8位のパステルマルチカラー・マーブルと同じブリーダーの所で入手しています。おそらくは、先祖に同じ血が入っているのでしょう。ヒレのカラーパターンを見ると納得いただけると思います。 この2個体を見て思うのですが、どちらもヒレのマーブルパターンとボディの色彩はまったく別物と言ってよく、この系統ではボディにはマーブルパターンが出現しないように思われます。従来のマーブルとは表現の仕方が異なる事から、もしかするとマーブルではないのかもしれませんね~。ただ、逆に考えるとボディとヒレの表現形が異なる事を上手く利用すればボディが漆黒でヒレにレッド&イエローのマーブル模様が入るだとか、斬新な表現形の新品種を作出する事が出来る可能性も十分あるのではないでしょうか? ・・・なんて書いていたら、なんだか無性に自分でこの系統ちょっといじくって見たくなってきました(苦笑)。ウーン、思い立ったら吉日って言うし来週の海外出張の帰りにバンコクに立ち寄ってこの系統のペア入手してこようっと!今度入手したペアは妻が何と言おうと手放さないぞぉ~!!目指すはブラックボディでヒレにレッド&イエローマーブルって事で・・・
2007/10/10
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さてさて、どんどん発表進めちゃいましょうっ!・・・って言うか急がないと来週早くも海外出張です(涙)。今回は、時差ぼけも直るまもなくって感じですが、実は正直言って少しホッとしてます。それは、今の日本に居たくないからでしたぁ~!理由はただ一つ・・・だけど物凄く私にとっては大問題なのです。えーと、以前からこのブログをご覧いただいている方の中には憶えて折られる方もおいでかと・・・ 要するに私の周りにデインジャラス(笑)な香りが充満してるんです!それはキンモクセイ!!この花の香りが辺りに漂い始めると、私の体調は決まって絶不調になります。ちょうど、スギ花粉の時の花粉症の方と同じ症状ですね。私の場合、これに重度の喘息発作も重なりかねませんから冗談抜きで生命の危機さえ感じちゃいます。そんな訳で、久々に心ウキウキと海外出張に行けるって訳です。 そんな訳で、海外出張前にプラカット・マーブル部門の発表だけでも済ませておかなくっちゃ!と考えたと言う事です。それでもって、今日はプラカット・マーブル部門第4位の個体として、ブラックドラゴン・モンスター・マーブルを紹介します。ちなみに、頭部からエラ蓋辺りに掛けてプラチナホワイトに染まる個体をなぜかバンコクのブリーダー達はモンスターって呼んでます。彼らによれば、この形質はマーブルだと言うことです。ただ、モンスター・マーブルの多くがボディやヒレにはほとんどマーブル模様が無い事から、もしかしてマーブルとは別の形質なんじゃないの?って言うのが最近の私の個人的な見解です。 あらためて今日の個体を見てみましょう。まず、第一のポイントは地色のブラックが見事なまでの漆黒である点です。最近バンコクでは珍しくなくなってきたソリッド・ブラックですが、ここまで漆黒の個体は珍しい・・・と言うか今のところお目にかかった事がないって言い切れるほど混じりけのない見事なピュアブラックでした。 また、ドラゴンスポットも通常のブラックドラゴンとは異なり見事なまでに白く輝くプラチナホワイトである点も見逃せません。もちろん、フェイス部分も見事なまでに純白です!私はこの個体を見た瞬間に「あっ、この個体はミッキーマウスだぁ~♪」って思いました(笑)。なんだか、ミッキーに特に旧タイプのミッキーに雰囲気そっくりじゃありません?? 全身に模様が散在している訳ではなく、マーブルとしては決して良質とは言えないのですがそれ以前にベタとして物凄くお気に入りの個体でした。たまたまマーブル部門のランキングですから第4位に終わりましたが、単純に「さかなおやじのお気に入りランキングぅ~!」だったら更に上位にランクインしたかも。それくらい大好きな個体です。 ・・・ところで、たぶん今日の夜中か明日の午前中くらいに50万HIT達成しちゃいますね~。なんだかこのブログを始めてからあっという間だった気がします。改めまして、この駄文を御愛読いただいていおります皆様に厚く御礼申し上げます(礼)。今回は、キンモクセイ攻撃により死亡寸前まで追い込まれているため、キリ番企画とか考える気力も余裕もありませんでしたが近々に・・・と言うかキンモクセイの匂いが町から消えたら何かプレゼント企画でもぶち上げましょうかねぇ~!
2007/10/08
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ついにプラカット・マーブル部門のランキングも第5位の発表まで来ましたね~。堂々の5位入賞はこのトリカラー・マーブルですっ!やっぱりマニア度の高いマーブル部門だけあってランキング上位になると、作出難易度の高い多色系マーブルばかりになってきてます。逆に言うと、マーブル部門の上位個体は案外外見はあんまり綺麗じゃない奴かもしれませんよ!(笑)。 今日の個体はマーブル系の基本品種であるブルー&ホワイト・マーブルにさらにイエローのマーブル模様がプラスされています。私の拙い写真技術では上手く表現できていませんが(苦笑)、イエローのマーブル模様はヒレだけでなくボディ前半部分にもしっかり載っています。入手はやや以前の事で、この個体をバンコクの市場で発見した時には「今までコンテスト会場でしかお目にかかれなかった(購入不可でした)イエロ・マーブルがついに流通をはじめたのかぁ~!」と物凄く感慨深かった覚えがあります。これ以降、ごく僅かではありますがイエロー・マーブルの個体を入手可能になってきましたから、そういう意味では記念すべき個体って事になります。 後、意外と気が付きにくいのですが実はこの個体はボディの前半部分にブラックのマーブル模様も存在しています。つまり、本当はトリカラーではなくマルチカラー(多色系)・マーブルなんですよぉ♪ただ、実際問題としてこの個体にブラックの色彩が必要かと言うと少々疑問かと・・・。やっぱり、クリームホワイト&ロイヤルブルー&レモンイエローだけの方が絶対華やかですからね。後は、マーブル模様をより細かい物に持っていけばもっと上位を狙える品種なのは間違いありません。まぁ、これだけの個体に更に注文つけるのは贅沢ってもんですけど・・・。 ただ、少々心配なのですがこの個体以降同じ系統とはっきりわかる個体はバンコクで見かけていません。単にブリーダーが出し惜しみしているだけなら良いのですが、系統が途絶えちゃったりしていたら結構ショック馬鹿でかです(苦笑)。まぁ、以前から書いているようにバンコクのベタブリーダーなんて零細ですから、例えば数日間雨が降り続いてショップで販売が出来なかったなんてだけで破産し一家離散なんて事は十分ありえます。また、各ブリーダーは各自独得の系統を維持してますから、「1品種=1ブリーダー」なんて事は当たり前だけに危険が一杯! 幸運にも我が国に持ち帰る事が出来た品種は、バンコク任せでは無く日本国内で系統維持するくらいの意気込みが必要です・・・って、真っ先にそれをしなきゃイカンのにただ販売してるだけじゃねぇ~・・・うーん・・・
2007/10/07
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さて、プラカット部門の第6位はいわゆる一般的なマーブルの評価基準からするとチョット外れているかもしれませんが、凄く心に残っている個体がランクインしました!品種名をあえて付けるならば、トリカラー・マーブルなんでしょう。非常に美しいプラチナホワイトを基調に、ブラックそしてレッドのマーブル模様が遠慮がちに散在しています。マーブル模様としてはちょっと少なすぎでしょうか?バンコクのブリーダーの評価もそれ程高いものではありませんでした。でも、今のところ国内には実在しませんけど「第1回全日本プラカットコンテストォ~♪」とかにマーブル部門で出品したら結構評価高いんじゃないでしょうか? その理由は、なんとなく侘び寂びの心を感じさせる清楚な雰囲気にあります。基調色のプラチナホワイト、ボディ後半部分に遠慮がちに?存在するブラックマーブル、そして極めつけは頭部の熟した柿のような深みのあるダークレッド・・・うーん、渋いっ!渋すぎですぅ~♪でも、これは我々日本人にしか理解できない感情なのかもしれませんね~。例えばバンコクやヨーロッパ辺りのアクアリストと話をしていても「この魚の体色渋いねぇ~!」って言うこちらの発言に対する彼らの反応は一様に「???」って言うものですから(笑)。 以前もこの個体はブログで紹介したのですが、どちらかと言えば年配の方に好評で若い方にはチョット渋すぎって言う評価をいただいていたような気がします。外見は未だに結構ギトギトしてるって言われる私ですが(苦笑)、さすがに40後半ともなれば心はかなり枯れてくるものらしく、最近はとみにこの手の渋い個体に惹かれちゃってます。うーん、これは好ましい事なのかそれともデンジャラスな状況なんでしょうかね~?(笑) そういえばランキングとは全然関係ないですが、この駄ブログもアクセス数が50万HIT目前となってきました!良くぞまぁ、こんなつまらんたわごとばかり並べたブログに皆さん根気良く通ってくださったなぁ~と、ひたすら感謝感激です。そんな訳で、なんかキリ番プレゼントとかしなくてはイカンッ!と思っているのですが、なかなか良いアイディアがありません?何かこんな企画して欲しいっ~♪って言うものありますぅ??・・・ってキリ番プレゼント企画を公募する奴もあんまりいないか(笑)
2007/10/06
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昨日一睡もせずに、新たに仕入れてきた魚の撮影をしていたので凄く眼球の奥が痛いのですが(苦笑)頑張って、殿堂入りの発表を続けます!今日はプラカット・マーブル部門の第7位と言う事で、ダルメシアン・トリカラー・マーブル?の登場です。一見すると特に何の変哲も無い個体に見えるかもしれませんが、実の所物凄く内容の濃い奴なんですよ~♪つまり、表現の美しさではなく、作出難易度からランクインしたと考えても良いほど高度な個体だと思います。 まず、誰でも気が付くのが各ヒレに小さなレッドスポットが散在している点でしょう。この手の模様は、犬の品種名からでしょうがダルメシアンと呼ばれているようです。まだまだ稀ですが、我が国でもショーベタのオレンジ系の各ヒレにダルメシアンスポットが入る個体を見たことがあります。今のところダルメシアン・スポットが赤い個体しか見たことがありませんが、そのうち別のカラーでも作出されるのでしょうか?この表現形の遺伝パターンは私は知りません。 次にポイントとなるのが、ダルメシアン・スポットが散在する各ヒレにはイエローのマーブルパターンが散在している所だと思います。いわば最近流行のイエロー・マーブルって訳で、この点だけでもこの個体がかなり難易度の高い個体だって判ります。 そしてボディですが、良く観察しないとあまり出来の良くない(笑)ホワイト&レッド・マーブルにしか見えません。でも、良ぉ~く観察すると、実はこの個体はドラゴン系でもある事に気が付きます。つまり、ボデイの上にシルキーホワイトのドラゴン・スポットがずらっと並んでもいるのでした。このシルキー・ホワイトは各ヒレにも縁取りのように存在します。 つまり、この個体には(1)ダルメシアン(2)イエロー・マーブル(3)ホワイト&レッド・マーブル(3)ホワイト・ドラゴンと言う4つの要素がてんこ盛り状態になっているのでしたぁ~!!もうここまで来ると、作出過程なんて当のブリーダーにもさっぱり判らなくなっているみたいでした(苦笑)。まぁ、おそらくは数代に渡って彼の感性の赴くままに交配を続けたら突然出現してきたって言うのが真相なんじゃないかと思ってます。個体自体は比較的最近バンコクで仕入れてきたのですが、今のところ第2、第3の個体を見つける事が出来ていません。この系統が維持できるか否かは、この個体から次世代が取れるかどうかにかかっていると言えるでしょう!・・・と言う事で、この個体を入手した方の責任は重大です!(笑)
2007/10/04
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またまた随分と間が開いてしまいました(苦笑)。以前からこの駄ブログをご覧いただいている方はピンッ!と来たでしょうが、御想像通り海外出張に行っておりました。もはや年中行事と化した毎月の海外出張なので海外に滞在する事自体はまったくストレスなんて感じません。でも、時差ぼけだけは結構辛いものがあります。それに、日本を留守居にしている間、国内での仕事がひたすら溜まる一方なので帰国してからの数日間は、労働基準法って何っ??ってな具合の滅茶苦茶ハードな状況が私を待ち受けてくれています(涙)。そして、やっと国内の溜まりに溜まった仕事を片付け、時差ぼけも収まったかな?と思う頃には間違いなく次の海外出張が私を手招きしてくれてます(苦笑)。いったい、いつまでこんな二重生活が続くのでしょう?・・・って現役続行する限りは永遠かぁ・・・ そんな訳で随分と間が開いてしまいましたが、プラカット・マーブル部門の殿堂入り第8位の個体はこれです!正式な品種名を言うのはかなり難しいのですが、って言うか品種として固定されていないと思われますがパステル・マルチカラー・マーブルって言うんでしょうか?(笑)いわゆるホワイトベースのマルチカラー系でありながらマーブルの血筋って言う訳です。今のところ確認できているのはボディは非マーブル系で各鰭がマーブルの表現と言うカラーパターンのみです。・・・と言うことは、マーブルの表現はボディとヒレがそれぞれ独立した遺伝子系って事なんでしょうかね~?実に興味深い現象だと思います。 実の所パステル系のマーブル自体は、決して物凄くレアって言う訳ではありません。まぁ、一度バンコクの市場をじっくりと見て廻れば5尾くらいはゲットできると思います。ただ、この系統の最大の難点は、見た目が美しい個体は皆無に等しいって言う所にあります。特にボディは青味やピンクがかったホワイトベースの上に、ダーク系の汚れ(苦笑)が散在してしまうのが常です。混じりけの無いホワイトベースの個体などとんとお目にかかっていません。今回の個体もピンクホワイトベースの上に所々パープルブルーが乗っているボディに関してはあまり褒められたものではありません。でも、何とか我慢できるレベルだと思います。もし、ボディがもっとクオリティ高ければ殿堂入りのランキングも更に上位だったでしょう。 しかしながら、この個体の最大の売りは何と言っても各ヒレのマーブルパターンにあると言えるでしょう。ピンク、ホワイト、ブルーそしてオレンジイエローと色鮮やかに各色が散在しているのはまるでケーキやキャンディを連想させます。特に、オレンジイエローの発色に関しては、今までのマーブルではまったく見られなかったカラーで、最近のマーブル系はイエロー=オレンジの色彩の追加でより一層改良の幅が広がったと言えます。 可愛らしさとか華やかさと言う点では申し分の無いこの個体ですが、唯一の難点といえば品種として固定するのが難しいって言う所でしょう。今のところ完全にこの系統のメスだと言い切れるメス個体にはお目にかかった事がありません。もちろん、ブリーダーの水槽から自分の手でこの系統のメスを入手した事はあります。同じ水槽にはまだ生後2ヶ月弱の若いオスもいっしょに入っていましたから、同腹の雌雄であることは確かです。・・・が、なぜかオスのようにこの品種の特徴をはっきり表現したメス個体が見当たらないのです(涙)。まぁ、この点は今後の宿題って事で・・・
2007/10/03
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